JPH09123383A - 平版印刷材料を製造するためのサーモグラフィック及びフォトサーモグラフィック材料及びそのための方法 - Google Patents

平版印刷材料を製造するためのサーモグラフィック及びフォトサーモグラフィック材料及びそのための方法

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JPH09123383A
JPH09123383A JP27983396A JP27983396A JPH09123383A JP H09123383 A JPH09123383 A JP H09123383A JP 27983396 A JP27983396 A JP 27983396A JP 27983396 A JP27983396 A JP 27983396A JP H09123383 A JPH09123383 A JP H09123383A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 像及び非像領域の間のインク受容挙動におけ
る改良された識別性を有する平版印刷版を製造するため
に使用することができるサーモグラフィック材料を提供
する。 【解決手段】 支持体、疎水性感熱層及び疎水性感熱層
に隣接する親水性面を含む、平版印刷材料を製造するた
めに使用されうるサーモグラフィック材料であって、前
記疎水性感熱層が加熱すると成分Aと熱作用関係にある
少なくとも一つの他の成分Bと反応する成分Aを含有
し、前記疎水性感熱層と前記隣接する親水性面の間の接
着力を変える部分を作るサーモグラフィック材料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は平版印刷版の製造及
び用途に関する。さらに詳しくは本発明は像に従った熱
現像法を含む方法によってインク受容層を上部に形成す
ることができる平版印刷版に関する。
【0002】
【従来の技術】平版印刷は、ある領域が平版インクを受
容でき、一方他の領域が水で湿潤されるとインクを受容
できない、特別に製造された表面から印刷する方法であ
る。インクを受容しているそれらの版領域からインクを
受容する被印刷媒体の領域は印刷像領域を形成し、一方
インクを受容できないそれらの版領域と接触している被
印刷媒体の領域は背景領域を形成する。本発明の目的の
ためインクを受容できる平版印刷版の領域は疎水性と呼
ばれ、水で予め湿潤された後このインクを受容できない
領域は親水性と呼ばれるだろう。
【0003】ネガ作用平版印刷の技術では、版の像領域
が水で予め湿潤された後油状の平版インクを受容できず
(親水性)、非像領域がこのインクを受容できる(疎水
性)、印刷版が製造される。像に従った処理の前に版の
表面が疎水性又は親水性であるかどうかによって二つの
方法が可能である。像に従った処理の前に版の表面が疎
水性である方法では、像に従った処理は像領域を親水性
にし、一方像形成前の版の表面が親水性である方法で
は、像のネガに相当する像に従った処理は非像領域を疎
水性にする。
【0004】ポジ作用平版印刷の技術では、像領域が油
状の平版インクを受容でき(疎水性)、水で予め湿潤さ
れた後は非像領域がこのインクを受容できない(親水
性)、印刷版が製造される。像に従った処理の前に版の
表面が疎水性又は親水性であるかどうかによって二つの
方法が可能である。像に従った処理の前に版の表面が疎
水性である方法では、像のネガに相当する像に従った処
理は非像領域を親水性にし、一方像に従った処理前の版
の表面が親水性である方法では、像に従った処理は像領
域を疎水性にする。
【0005】平版印刷版の製造のための、像のネガに相
当する像に従った処理、又は像に従った処理は版の適切
な処理と組合せて化学線、イオン化放射線又は熱を、又
はそれらの組合せを使用して実施することができる。
【0006】平版印刷版の製造におけるサーモグラフィ
ック又はフォトサーモグラフィック材料の使用は乾式現
像技術を使用する可能性を開き、それは付加的な成分な
しで完全な乾式処理現像ができ、外部に適用される(湿
式)現像液での現像を要求する従来の方法に対して利点
を有する。
【0007】熱を適用すると、有機還元剤によって実質
的に非感光性の有機重金属塩を重金属粒子に還元するこ
とを利用するサーマルイメージング又はサーモグラフィ
ック法は、付加的な成分なしで完全な乾式処理現像が可
能である。さらに、かかるシステムは露光後還元剤によ
る有機重金属塩の熱還元を触媒することができる感光剤
の混入によって感光性にすることができる。
【0008】US−P4210711には、常温で接着
性でない熱可塑性感光性組成物の層及び支持体から構成
される感光性像形成材料の像に従った露光を含む像の形
成方法が記載されているが、その方法では少なくとも一
つの面が常温で接着性でない熱可塑性材料から構成され
る剥離現像キャリヤーシートと密接させた露光感光性材
料を少なくとも一つの感光性組成物層の軟化温度以上の
温度まで加熱し、そして感光性像形成材料からの剥離現
像キャリヤーシートをほぼその加熱温度で又はそれ以下
で加熱し、それによって剥離現像シート上に感光性組成
物層の露光又は非露光領域を、支持体上に対応する非露
光又は露光領域をそれぞれ分離像として形成する。この
場合、感光性組成物は感光性ポリハロゲン化合物、感光
性キノン、感光性ポリマー、ハロゲン化銀又は有機銀塩
を含有する。
【0009】US−P3685993には、熱溶融性フ
ェノール樹脂の錯体及び高分子量水溶性ポリ−エーテ
ル、−アミン又は−アミドポリマー、及び樹脂のための
有機銀塩酸化剤を含む組成物を有するサーモグラフィッ
ク平版印刷版が記載され、その組成物は加熱すると可視
的変化を受け、インク受容像領域を形成する。
【0010】平版印刷版の製造のための先行技術のサー
モグラフィック法における像及び非像領域のインク受容
挙動での違いは高品質プリントを生みだすためには不十
分である。さらに、かかる平版印刷版は最善の水準から
劣る印刷特性を有する。例えば平版印刷版の疎水性領域
における不十分なインク受容性や低い印刷耐久性などで
ある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】それゆえ本発明の第1
の目的は平版印刷版の像及び非像領域の間のインク受容
挙動における改良された識別性を有する平版印刷版を製
造するために使用することができるサーモグラフィック
材料を提供することにある。
【0012】さらに本発明の目的は改良された印刷耐久
性を有する平版印刷版を製造するために使用することが
できるサーモグラフィック材料を提供することにある。
【0013】さらに本発明の目的は像及び非像領域の間
のインク受容挙動における改良された識別性を有する平
版印刷版を製造するための方法を提供することにある。
【0014】さらに本発明の目的は改良された印刷耐久
性を有する平版印刷版を製造するための方法を提供する
ことにある。
【0015】さらに本発明の目的及び利点は以下の記述
から明らかになるだろう。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明による
特別な特徴によって達成される。
【0017】本発明によれば、支持体、疎水性感熱層及
び疎水性感熱層に隣接する親水性面を含む、平版印刷版
を製造するために使用されうるサーモグラフィック材料
であって、この疎水性感熱層が加熱すると成分Aと熱作
用関係にある少なくとも一つの他の成分Bと反応する成
分Aを含有し、疎水性感熱層と前記隣接する親水性面の
間の接着力を変える部分を作るサーモグラフィック材料
が提供される。
【0018】またこのサーモグラフィック材料は平版印
刷版の製造のために使用される。
【0019】さらにこのサーモグラフィック材料は、サ
ーモグラフィック材料がポジ又はネガの像に従った熱現
像及び隣接する親水性面から疎水性感熱層のポジ又はネ
ガの像に従った分解に供される、平版印刷版の製造のた
めに使用される。
【0020】本発明の好適な例は従属請求項に開示され
ている。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明をその好適な具体例と関連
させて以下に記載するが、本発明をその具体例に限定し
ようとしたものではないことは明らかであろう。それど
ころか添付の請求項によって規定される発明の範囲及び
精神に含まれるような代案、変形例及び均等例を全てカ
バーすることを意図している。
【0022】非感光性サーモグラフィック材料の場合で
は、本発明による像に従った熱現像工程は例えばヒート
モードのレーザーで又はサーマルヘッドで像に従って加
熱することを含む。本発明の感光性サーモグラフィック
材料(即ち、フォトサーモグラフィック材料)の場合で
は、像に従った熱現像工程は化学線源で像に従って露光
した後、フォトサーモグラフィック材料を全体加熱する
ことからなる。
【0023】本発明による、隣接する疎水性感熱層に対
して減じられた接着性を有する親水性層の該部分の隣接
する親水性面に対して減じられた接着性を有する疎水性
感熱層の該部分の分離は当業者に公知のあらゆる技術に
よって達成することができる。それはそのようにして得
られた平版印刷版の品質に悪影響を与えないものであ
り、例えば常温積層後(接着テープなどで)剥離し、こ
すり、2−プロパノールのような非凝集液でふき、高温
積層後、剥離して行なう。
【0024】また本発明によれば、成分Aが実質的に非
感光性の有機銀塩であり、成分Aと熱作用関係にある成
分Bが疎水性感熱層と隣接する親水性面の間の接着力を
減らす疎水性部分を作るために加熱すると実質的に非感
光性の有機塩を還元できる還元剤であるサーモグラフィ
ック材料が提供される。
【0025】さらに本発明によれば、感光剤が露光後、
疎水性感熱層と隣接する親水性面の間の接着力を変える
部分を作るために成分Aと成分Bの反応を触媒すること
ができる疎水性感熱層中に存在するサーモグラフィック
材料が提供される。
【0026】本発明の特別な例によれば、疎水性感熱層
は親水性面上に被覆される。親水性面は親水性層の表面
であってもよく、あるいは支持体の表面であってもよ
い。
【0027】本発明の別の例によれば、疎水性感熱層は
最外層である。この場合において、本発明によれば、そ
れは親水性面上に被覆され、像に従った熱現像は疎水性
感熱層とこの親水性面の間の接着力に変化を生じるだろ
う。この例による、平版印刷版の製造のためのサーモグ
ラフィック材料の使用では、除去された疎水性感熱層の
部分は熱像形成が隣接する親水性面に対する疎水性感熱
層の接着力の減少又は増加を生じるかどうかによって熱
的に像形成された部分又は非熱的に像形成された部分に
相当するだろう。
【0028】本発明の別の例では、親水性層は疎水性感
熱層に隣接する親水性面を与える最外層である。この場
合において、本発明によれば、像に従った熱現像は疎水
性感熱層に隣接する親水性の表面と疎水性感熱層自体の
接着力に変化を生じるだろう。この例による平版印刷版
の製造のためのサーモグラフィック材料の使用では、除
去された親水性層の部分は疎水性層に隣接する親水性層
の親水性面と疎水性感熱層の接着力の減少又は増加を生
じるかどうかによって熱的に像形成された部分又は非熱
的に像形成された部分に相当するだろう。この例によれ
ば、疎水性感熱層はこの親水性面から感熱層の離層が像
に従った熱現像工程中全く起こらないという条件で親水
性面上に被覆されてもよい。
【0029】感熱層は1以上の材料から構成してもよ
く、1以上の材料は少なくとも一つの成分A、成分B、
感光剤、スペクトル増感染料、アキュータンス染料、又
は像に従った熱現像工程で活性な他の成分を含有する結
合剤層を含む。但し、感熱層と隣接する親水性面の間の
接着力を強く変化する部分を熱現像時に生じる成分Bと
成分Aの反応に含まれる成分は互いに熱作用関係にある
ことが条件である。
【0030】感熱層中の成分Aと成分Aと熱作用関係に
ある成分Bは反応結合を作り、それは本発明によれば熱
の適用時に疎水性感熱層と隣接する親水性面の間の接着
力を変えることができる部分を生成できるものである。
かかる反応結合の例は有機重金属塩及びそのための還元
剤;有機還元剤とそのための酸化剤;熱的に重合可能な
モノマーと像に従った熱現像で接着力減少又は接着力増
加ポリマーを生成する例えば4,4′−アゾビス(4−
シアノバレリアン酸)、1,1′−アゾビス(シクロヘ
キサンカルボニトリル)、α,α′−アゾビスイソブチ
ロニトリルのようなアゾ化合物の如きフリーラジカルの
熱的な活性源;基体と熱の結合された作用でマスクが除
去できるマスクされた熱的に拡散可能な親水性部分(マ
スクの形では非拡散性)と像に従った熱現像で増加され
た接着力を生じるかかる基体;基体と熱の結合された作
用でマスクが除去できるマスクされた熱的に拡散可能な
疎水性部分(マスクの形では非拡散性)と像に従った熱
現像で減少した接着力を生じるかかる基体;酸と熱の結
合された作用でマスクが除去できるマスクされた熱的に
拡散可能な親水性部分(マスクの形では非拡散性)と像
に従った熱現像で増加された接着力を生じるかかる酸;
酸と熱の結合された作用でマスクが除去できるマスクさ
れた熱的に拡散可能な疎水性部分(マスクの形では非拡
散性)と像に従った熱現像で減少した接着力を生じるか
かる酸などである。
【0031】成分Aは例えば実質的に非感光性の有機重
金属塩であることができる。本発明によるサーモグラフ
ィック材料に使用するために特に好適な有機重金属塩は
有機銀、鉄及びニッケル塩であり、好ましくは有機銀塩
である。本発明による好ましい有機銀塩は脂肪族炭素鎖
が好ましくは少なくとも12個のC原子を有する脂肪酸
として知られる脂肪族カルボン酸の銀塩であり、例えば
ラウリン酸銀、パルミチン酸銀、ステアリン酸銀、オレ
イン酸銀及びベヘン酸銀(これらの銀塩は“銀石けん”
とも称される)及び脂肪族カルボン酸上に水素原子又は
ヒドロキシルを有する銀塩、例えばヒドロキシステアリ
ン酸銀である。芳香族カルボン酸の銀塩及び他のカルボ
キシル基含有化合物(ベンゾエート銀を含む)、3,5
−ジヒドロキシベンゾエート銀、ガレート銀などのよう
な銀置換されたベンゾエート、フェニールアセテート
銀;US−P3785830に記載された3−カルボキ
シメチル−4−メチル−4−チアゾリン−2−チオンな
ど;GB−P1111492に記載のようなチオエーテ
ル基を含有する脂肪族カルボン酸の銀塩;US−P45
04575に記載されたドデシルスルホネート銀及びE
P−A227141に記載されたジ−(2−エチルヘキ
シル)−スルホスクシネートも熱的に現像可能な銀像を
生成するために同様に使用することができる。
【0032】メルカプト又はチオン基を含有する化合物
の銀塩及びその誘導体も使用することができる。これら
の化合物の好ましい例には、3−メルカプト−4−フェ
ニル−1,2,4−トリアゾールの銀塩、2−メルカプ
トベンズイミダゾールの銀塩、2−メルカプト−5−ア
ミノチアジアゾールの銀塩、2−(エチル−グリコール
アミド)ベンゾチアゾールの銀塩、チオグリコール酸の
銀塩、ジチオカルボン酸の銀塩;US−P412327
4に記載されたような銀塩及びUS−P3301678
に記載されたような3−(2−カルボキシエチル)−4
−メチル−4−チアゾリン−2−チオンの銀塩のような
チオン化合物の銀塩が含まれる。
【0033】さらに、アミノ基を含有する化合物の銀塩
も使用することができる。これらの化合物の好ましい例
には、ベンゾトリアゾール及びその誘導体の銀塩;ハロ
ゲン置換ベンゾトリアゾールの銀塩;カルボイミドベン
ゾトリアゾールの銀塩;US−P4220709に記載
されたような1−H−テトラゾール又は1,2,4−ト
リアゾールの銀塩;イミダゾール及びイミダゾール誘導
体の銀塩;GB−P1439478に記載されたような
他の有機銀塩、例えばフタルアジノン;などが含まれ
る。さらにイミダゾレート銀及びUS−P426067
7に記載された実質的に非感光性の無機又は有機銀塩錯
体が挙げられる。
【0034】有用な実質的に非感光性の有機銀塩は例え
ば有機酸の鉄塩、例えばEP−A520404に記載さ
れた鉄塩、特にo−ベンゾイルベンゾエート鉄である。
【0035】有用な実質的に非感光性の有機ニッケル
塩、ステアリン酸ニッケルはCA−P763903に記
載されている。
【0036】成分Bは還元剤であることが好ましい。実
質的に非感光性の有機重金属塩の還元のための好適な有
機還元剤は芳香族ジ−及びトリ−ヒドロキシ化合物;ア
ミノフェノール;METOL(商標名);P−フェニレ
ンジアミン;アルコキシナフトール、例えばUS−P3
09441に記載された4−メトキシ−1−ナフトー
ル;ピラゾリジン−3−オン型還元剤、例えばPHEN
IDONE(商標名);ピラゾリン−5−オン;インダ
ン−1,3−ジオン誘導体;ヒドロキシテトロン酸;ヒ
ドロキシテトロンイミド;例えばUS−P408290
1に記載されたようなヒドロキシルアミン誘導体;ヒド
ラジン誘導体;及びレダクトン、例えばアスコルビン酸
(US−P3074809,3080254,3094
417及び3887378も参照)のようにO,N又は
Cに結合される少なくとも一つの活性水素原子を含有す
る有機化合物である。
【0037】同じ芳香族核、例えばベンゼン核上にオル
ト−又はパラ−位置に少なくとも二つのヒドロキシ基を
有する芳香族ジ−及びトリ−ヒドロキシ化合物のうち好
適な還元剤はヒドロキノン及び置換ヒドロキノン、カテ
コール及び置換カテコール、没食子酸及び没食子酸エス
テルのようなピロガロール及び置換ピロガロールであ
る。特に有用なものはポリヒドロキシ−スピロ−ビス−
インダン化合物、特に下記一般式(I)に相当するこれ
らのものである:
【化1】 式中、Rは水素又はアルキル、例えばメチル又はエチル
を表わし、R5 及びR6 のそれぞれは同じであっても異
なってもよく、アルキル基、好ましくはメチル基又はシ
クロアルキル基、例えばシクロヘキシル基を表わし、R
7 及びR8 のそれぞれは同じであっても異なってもよ
く、アルキル基、好ましくはメチル基又はシクロアルキ
ル基、例えばシクロヘキシル基を表わし、Z1 及びZ2
のそれぞれは同じであっても異なってもよく、オルト−
又はパラ−位置で少なくとも二つのヒドロキシル基で置
換され、所望により少なくとも一つの炭化水素基(例え
ばアルキル又はアリール基)で置換された芳香族環又は
環系(例えばベンゼン環)を閉環するために必要な原子
を表わす。
【0038】特に、写真タンニング剤のようなUS−P
3440049に記載されたポリヒドロキシ−スピロ−
ビス−インダン化合物は3,3,3′,3′−テトラメ
チル−5,6,5′,6′−テトラヒドロキシ−1,
1′−スピロ−ビス−インダン及び3,3,3′,3′
−テトラメチル−4,6,7,4′,6′,7′−ヘキ
サヒドロキシ−1,1′−スピロ−ビス−インダンが挙
げられる。インダンはヒドリンデンの名称でも知られて
いる。
【0039】オルト−位置で二つのヒドロキシ基(−O
H)を有するベンゼン核を少なくとも一つ含有する還元
剤を意味するカテコール型還元剤の中では、カテコー
ル、3−(3,4−ジヒドロキシフェニル)プロピオン
酸、1,2−ジヒドロキシ安息香酸、没食子酸及びその
エステル例えばメチルガレート、エチルガレート、プロ
ピルガレート、タンニン酸、及び3,4−ジヒドロキシ
−安息香酸エステルが好ましい。非公開のヨーロッパ特
許出願 No.EP9420154に記載された特に好適な
カテコール型還元剤はベンゼン核が核上の3,4−位置
に存在する二つのヒドロキシ基によって置換され核の1
−位置でカルボニル基によって核に結合された置換基を
有するベンゼン化合物である。
【0040】像に従った熱現像工程中、還元剤は実質的
に非感光性の有機重金属塩の還元を可能にするため実質
的に非感光性の有機重金属塩粒子に拡散できるような方
法で存在しなければならない。
【0041】主還元剤とみなされる上記の還元剤はいわ
ゆる補助還元剤と組合せて使用することができる。かか
る補助還元剤は例えばUS−P4001026に記載さ
れたようなベヘン酸銀の如き実質的に非感光性の有機銀
塩の還元において加熱すると反応性パートナーになる立
体障害を受けたフェノール;又はビスフェノール、例え
ばUS−P3547648に記載されたタイプのもので
ある。補助還元剤はそれに対して熱作用関係にある像形
成層中に又は重合体結合剤層中に存在させることができ
る。
【0042】好適な補助現像剤は下記一般式に相当する
スルホンアミドフェノールである: アリール−SO2 −NH−アリーレン−OH 式中、アリールは一価の芳香族基を表わし、アリーレン
は好ましくはパラ−位置で−SO2 −NH−基に−OH
基を有する二価の芳香族基を表わす。
【0043】上記一般式によるスルホンアミドフェノー
ルは1979年2月に発行されたResearch Disclosure
17842、US−P4360581,US−P47
82004、及びEP−A423891に記載され、そ
の中ではこれらの還元剤は感光性ハロゲン化銀が有機酸
の実質的に非感光性の銀塩に触媒的に接近させて存在す
るフォトサーモグラフィック材料に使用するためのもの
として述べられている。
【0044】上記主還元剤と組合せて使用することがで
きる他の補助還元剤は有機還元金属塩、例えばUS−P
3460946及び3547648に記載されたステア
リン酸第一錫である。
【0045】サーモグラフィック材料をフォトサーモグ
ラフィックにすることができる(即ち、熱の適用で熱作
用関係にある還元剤によって有機銀塩の銀イオンの銀へ
の還元を触媒することができる種を露光時に形成でき
る)感光剤は有機銀塩と密接に接触させるべきである。
これは感光剤を“別の場所で(ex situ)”製造し、次
いでそれを有機銀塩に加えることによって又は“その場
で(in situ)”有機銀塩の存在下で感光剤を製造する
ことによって達成することができる。そのための好適な
感光剤は金属ジアゾスルホネート塩を含む、好ましくは
周期表の1b金属族の重金属有機又は無機塩;塩化物、
臭化物又は沃化物のようなハロゲン化水素の塩;又は硝
酸又は硝酸の塩である。好適な金属には銀、銅、クロ
ム、コバルト、プラチナ及び金が含まれ、銀が好まし
い。上記の混合物も使用することができる。
【0046】個々の金属塩が還元剤での銀酸化剤の還元
のために触媒(遊離金属)を光発生(photogenerate )
できるかどうかを決定するために使用できる簡単な試験
はUS−P3152904に記載されている。まず問題
の金属塩の新しく作られたサンプル(50mg)をベヘ
ン酸銀(0.5g)の水性又はアルコール懸濁液又は分
散液(5ml)と混合する。この分散液を濾紙上に被覆
し、乾燥する。次いで被覆された紙を還元剤、好ましく
はヒドロキノンの0.5%水性又はアルコール溶液(5
ml)で上塗りし、再び乾燥する。光の不存在下ではす
ぐに反応は起こすべきではない。この被覆された濾紙を
次いで露光し(RS太陽ランプで約5〜10秒−6イン
チの距離)、約90−100℃に5秒間加熱する。もし
露光された紙が金属塩なしの同じ条件下の同様の紙サン
プルより迅速に暗色化する(darken)なら、その塩は触
媒の感光性発生剤(photosensitive generator )とし
て好適である。
【0047】好適な感光剤はハロゲン化銀であり、塩化
銀、臭化銀、塩臭化銀、沃臭化銀、塩臭沃化銀及びそれ
らの混合物が特に好ましい。極めて微細な粒子写真ハロ
ゲン化銀は特に有用である。写真ハロゲン化銀は写真技
術のいずれの公知の方法によっても製造することができ
る。かかる写真ハロゲン化銀を形成するための方法及び
写真ハロゲン化銀の形は、例えばResearch Disclosur
e,1978年12月、Item No. 17029及びResea
rch Disclosure,1978年6月、Item No.1764
3に記載されている。平板状粒子感光性ハロゲン化銀も
例えばUS−P4435499に記載のように有用であ
る。写真ハロゲン化銀は上記ResearchDisclosure出版物
に記載のように保たれている間、非洗浄又は洗浄し、化
学増感し、かぶりの形成に対して保護し、感度の損失に
対して安定化することができる。ハロゲン化銀は例えば
US−P4457075に記載のようにその場で製造す
ることができ、又は写真技術で知られる方法によって別
の場所で製造することができる。別の場所での製造の場
合、それは例えばUS−P3839049に記載のよう
に有機重金属塩の製造中に存在させてもよく、あるいは
その製造後有機重金属塩と混合してもよい。
【0048】感光剤はシアニン、メロシアニン、スチリ
ル、ヘミシアニン、オキソノール、ヘミオキソノール及
びキサンテン染料を含む様々な公知の染料を用いて可視
スペクトル及びスペクトルの赤外領域でスペクトル増感
することができる。有用なシアニン染料はチアゾリン
核、オキサゾリン核、ピロリン核、ピリジン核、オキサ
ゾール核、チアゾール核、セレナゾール核及びイミダゾ
ール核のような塩基性核を有するものが含まれる。好ま
しい有用なメロシアニン染料は上記塩基性核だけでな
く、チオヒダントイン核、ローダニン核、オキサゾリジ
ンジオン核、チアゾリジンジオン核、バルビツル酸核、
チアゾリノン核、マロノニトリル核及びピラゾロン核の
ような酸性核を有するものも含む。上記シアニン及びメ
ロシアニン染料には、イミノ基又はカルボキシル基を有
するものが特に効果的である。これらのスペクトル増感
剤の増感力は例えばEP−A559228,US−P5
258282及びJN63/23145においてIRス
ペクトル増感剤について記載されたようないわゆる強色
増感剤の使用によって増大してもよい。
【0049】感光剤の存在によって感光性にされたサー
モグラフィック材料はUS−P3515559,DE−
P1927412,US−P4033948,US−P
4197131,EP−A12020,CA−P113
9149,US−P4271263,EP−B1016
46,EP−B102781,US−P475255
9,EP−A377961,US−P5300420,
EP−A627660,EP−A652473,US−
P5382504及びUS−P5395747に記載の
ように、感光性層を透過する光を吸収し、それによって
その反射を防止するハレーション防止又はアキュータン
ス染料を含有することができる。
【0050】成分(A)及び(B)を含有する感光性層
のフィルム形成結合剤はあらゆる種類の天然、変性され
た天然又は合成樹脂又はかかる樹脂の混合物であっても
よく、そのうち有機重金属塩は均質的に分散することが
できる。例えばエチルセルロース、セルロースエステル
のようなセルロース誘導体、例えば硝酸セルロース、カ
ルボキシメチルセルロース、スターチエーテル、ガラク
トマンナン、ポリ塩化ビニル、後塩素化ポリ塩化ビニル
のようなα,β−エチレン不飽和化合物から誘導された
ポリマー、塩化ビニルと塩化ビニリデンのコポリマー、
塩化ビニルと酢酸ビニルのコポリマー、ポリ酢酸ビニル
及び部分的に加水分解したポリ酢酸ビニル、ポリビニル
アルコール、出発材料としてポリビニルアルコールから
作られるポリ酢酸ビニル(繰り返しビニルアルコール単
位の一部だけがアルデヒドと反応する)、好ましくはポ
リビニルブチラール、アクリロニトリルとアクリルアミ
ドのコポリマー、ポリアクリル酸エステル、ポリメタク
リル酸エステル、ポリスチレン及びポリエチレン又はそ
れらの混合物が挙げられる。
【0051】少量のビニルアルコール単位を含有する特
に好適なポリビニルブチラールは MONSANTO 米国によっ
て商標BUTVAR B79の下で販売されたものであ
り、紙及び適切に下塗りされたポリエステル支持体に良
好な接着性を与える。
【0052】上記結合剤及びそれらの混合物は高温でレ
ドックス反応の反応速度を改良するいわゆる“熱溶媒
(heat solvents,thermal solvents 又は thermosol
vents)”又はワックスと組合せて使用することができ
る。
【0053】本発明において“熱溶媒”という言葉は5
0℃以下の温度で記録層で固体状態になるが、60℃以
上の温度で実質的に非感光性の有機銀塩のための還元剤
の如きレドックス反応体の少なくとも一つのための液体
溶媒又は熱的に加熱された記録層のための可塑剤になる
非加水分解性有機材料を意味する。その目的のために有
用なものはUS−P3347675に記載のように15
00〜20000の範囲の平均分子量を有するポリエチ
レングリコールである。他の好適な熱溶媒はUS−P3
667959に記載のようなウレア、メチルスルホンア
ミド及びエチレンカルボネートのような化合物;197
6年12月に発行された Research Disclosure 150
27に記載のようなテトラヒドロ−チオフェン−1,1
−ジオキサイド、メチルアニセート及び1,10−デカ
ンジオールのような化合物;及びUS−P343877
6,US−P4740446,US−P536897
9,EP−A0119615,EP−A122512及
びDE−A3339810に記載されたものがある。
【0054】改良された保存寿命及び減らされたかぶり
を達成するためには、安定化剤及びかぶり防止剤を本発
明のサーモグラフィック材料に混入してもよい。単独又
は組合せて使用することができる好適な安定化剤及びか
ぶり防止剤及びそれらのプリカーサーの例には、US−
P2131038及び2694716に記載されたチア
ゾリウム塩;US−P2886437及び244460
5に記載されたアザインデン;US−P3287135
に記載されたウラゾール;US−P3235652に記
載されたスルホカテコール;GB−P623448に記
載されたオキシム;US−P3220839に記載され
たチウロニウム;US−P2566263及び2597
915に記載されたパラジウム、プラチナ及び金塩;U
S−P3700457に記載されたテトラゾルイル−チ
オ−化合物;GB−P1547326に記載された1,
2,4−トリアゾール化合物;US−P4404390
及び4351896に記載されたメソイオン1,2,4
−トリアゾリウム−3−チオレート安定化剤プリカーサ
ー;EP−A600587に記載されたトリブロモメチ
ルケトン化合物;EP−A600586に記載されたイ
ソシアネート及びハロゲン化合物の組合せ;EP−A6
00589に記載されたビニルスルホン及びβ−ハロス
ルホン化合物;及び“ Imaging Processes and Mate
rials ,Neblette's 第8版”の9章,D. Kloosterboe
r 著、J. Sturge ,V. Walworth 及びA. Shepp 編,2
79頁,Van Nostrand (1989); Research Dis
closure 17029,1978年6月発行;及び全ての
これらの文献に引用された参考資料に述べられている該
化合物がある。
【0055】本発明によるサーモグラフィック及びフォ
トサーモグラフィック材料は1以上の調色剤を含有する
ことができる。調色剤は熱処理中、実質的に非感光性の
有機重金属塩及び還元剤と熱作用関係にあるべきであ
る。サーモグラフィ又はフォトサーモグラフィで知られ
るいずれの調色剤も使用することができる。
【0056】好適な調色剤はUS−P4082901に
記載された一般式の範囲のフタルイミド及びフタルアジ
ノン及びUS−P3074809,US−P34466
48及びUS−P3844797に記載された調色剤で
ある。特に有用な調色剤はGB−P1439478及び
US−P3951660に記載された一般式の範囲のベ
ンズオキサジンジオン又はナフトオキサジンジオン型の
複素環式トナー化合物、特にベンゾ[e][1,3]オ
キサジン−2,4−ジオンである。
【0057】これらの成分に加えて記録層の遊離脂肪
酸、界面活性剤、帯電防止剤、例えばフッ化炭素基を含
む非イオン性帯電防止剤(例:F3 C(CF26 CO
NH(CH2 CH2 O)−H);シリコーンオイル
(例:BAYSILONE OE1A(BAYER A
G));紫外光吸収化合物及び/又はシリカのような他
の添加剤を含有することもできる。
【0058】本発明によるサーモグラフィック材料のた
めの支持体は透明、半透明又は不透明であってもよく、
例えば紙、ポリエチレン被覆紙、金属(例えばアルミニ
ウム)、アルミニウム含有量が少なくとも95%である
アルミニウム合金から作られるフレキシブルキャリヤ
ー、又は例えばセルロースエステル(例えばセルロース
トリアセテート)、ポリプロピレン、ポリカーボネート
又はポリエステル(例えばポリエチレンテレフタレー
ト)から作られる透明樹脂フィルムが好ましい。支持体
はシート、リボン又はウエブの形であってもよく、上部
に被覆された感熱性層に対する接着性を改良したり、親
水性面を与えるために親水性にすることが必要な場合に
は下塗りしてもよい。支持体は不透明樹脂組成物から作
ってもよく、例えば顔料及び/又は微小ボイドによって
不透明ポリエチレンテレフタレートから作るか及び/又
は不透明顔料−結合剤層で被覆する。それは合成紙又は
紙状フィルムと呼ぶことができる。かかる支持体につい
ての情報はEP194106及び234563及びUS
−P3944699,4187113,4780402
及び5059579に見つけることができる。
【0059】本発明による親水性面を有するアルミニウ
ム又はアルミニウム箔の製造は次の工程を含む:箔の研
磨、陽極酸化及び所望により封止。電気化学的研磨法は
極めて微細で均一な粒子で大きな平均表面積を有する均
一表面粗さを形成できるので好ましい。
【0060】“Handbook of Imaging Materials”,
Arthur S. Diamond 編− DiamondResearch Corporat
ion − Ventura, Calfornia, Marcel Dekker ,Inc.
270 Madison Avenue ,New York ,New York 1
0016(1991)発行,498−502頁に記載さ
れているように熱印刷では像信号は電気パルスに変換さ
れ、次いで駆動回路を通して選択的にサーマルプリント
ヘッドに伝達される。サーマルプリントヘッドは微小な
加熱抵抗素子から構成され、それはジュール効果によっ
て電気信号を熱に変換する。かくして熱信号に変換され
た電気信号はカラー現像で生じる化学反応が起こる感熱
紙の表面に伝達される熱としてそれ自体を表わす。かか
るサーマルプリントヘッドは記録層と接触して又は近接
して使用することができる。一般的なサーマルプリント
ヘッドの操作温度は300〜400℃の範囲であり、画
素(ピクセル)あたりの加熱時間は1.0ms未満であ
ることができ、記録材料とサーマルプリントヘッドの圧
力接触は熱の良好な伝達を確実にするため例えば200
−500g/cm2 である。好適なサーマルプリントヘ
ッドは例えば富士通サーマルヘッド(FTP−040
MCS001),TDKサーマルヘッドF415 HH
7−1089及びロームサーマルヘッドKE2008−
F3である。
【0061】サーモグラフィック材料は変調レーザービ
ームによって像に従って又はパターンに従って加熱する
ことができる。例えば、像に従って変調された赤外レー
ザー光は赤外線を像形成反応のために必要な熱に変換す
る赤外光吸収物質によってサーモグラフィック材料に吸
収される。この例ではサーモグラフィック材料は光から
熱への変換物質、例えばWO95/07822及びUS
−P5409797に記載されたような赤外線吸収物質
を含有する。赤外光放出レーザー及び赤外光吸収材料を
含有する染料供与体材料の使用は例えばUS−P491
2083に記載されている。レーザー誘導熱染料転写の
ために好適な赤外光吸収染料は例えばUS−P4948
777に記載されており、それは直接熱像形成に適用さ
れるレーザー及び染料のための米国特許文献をこれと組
合せて読む必要がある。
【0062】像に従って適用されるレーザー光は赤外光
である必要はない。なぜならば可視光範囲の、さらには
紫外領域のレーザーの出力はサーモグラフィック材料に
おけるレーザー光の吸収で充分な熱を発生するように高
くできるからである。使用されるレーザーの種類には限
定されず、それはガスレーザー、ガスイオンレーザー
(例:アルゴンイオンレーザー)、ソリッドステートレ
ーザー(例:Nd:YAGレーザー)、色素レーザー又
は半導体レーザーであってもよい。
【0063】かかるサーモグラフィック材料では光吸収
物質、いわゆるハレーション防止又はアキュータンス染
料が必要であり、それらは層を透過する光を吸収し、そ
れによってその反射を防止する。それは例えばUS−P
3515559,DE−P1927412,US−P4
033948,US−P4197131,EP−A12
020,CA−P1139149,US−P42712
63,EP−B101646,EP−B102781,
US−P4752559,EP−A377961,US
−P5300420,EP−A627660,EP−A
652473,US−P5382504及びUS−P5
395747に記載されている。
【0064】サーマルプリントヘッドの微小抵抗体にお
ける電流又はレーザー光線を変調するための画像信号は
例えば光電子走査装置から又は中間記憶手段(例えば磁
気ディスク又はテープ又は光ディスク記憶媒体、所望に
より画像情報が特定の要求を満足するように処理できる
デジタル画像ワークステーションに連結される)から直
接得られる。
【0065】ヨーロッパ特許出願No. 9320326
3.4は電圧印加可能な加熱素子を有するサーマルヘッ
ドによって像に従って加熱することにより像を形成する
方法を記載するが、それによると加熱素子の活性化はデ
ューティサイクル化されたパルスに従って行なわれる。
【0066】サーモグラフィック材料の像に従った熱現
像は例えば炭素含有ポリカーボネートが薄いアルミニウ
ムフィルムで被覆されている多層構造からなる材料中に
含有させた電気抵抗リボンを使用して実行することがで
きる(参照: Progress inBasic Principles of Im
aging Systems− Proceedings of the Internation
al Congress of Photographic Science Koeln(Co
logne ),1986年版, Friedrich Granzer 及び E
rik Moisar 著−Friedr. Vieweg & Sohn−Braunschw
eig/Wiesbaden , Figure 6.622頁)。電流は炭
素含有支持体と接触するプリントヘッド電極に電気的に
アドレスし、電圧印加された電極の下のリボンを強く集
中加熱することによって抵抗リボンに注入される。アル
ミニウムフィルムは感熱性記録層又はその保護最外層と
直接接触させてもよい。
【0067】抵抗リボンサーモグラフィック材料を使用
するとき、抵抗リボンに直接熱が発生し、走行リボンだ
けが熱くなり(プリントヘッドではない)、印刷スピー
ドにおける固有の利点が得られる。サーマルプリントヘ
ッド技術ではサーマルプリントヘッドの様々な素子が熱
くなり、ヘッドが次の位置で妨害されずに印刷できるよ
うに冷却されなければならない。
【0068】サーモグラフィック材料の像又はパターン
に従った熱現像は例えばUS−P4908631に記載
されたような超音波ピクセルプリンターを使用してピク
セル基準に変調された超音波によって行なってもよい。
【0069】超音波ピクセルプリンター、レーザー光線
又は電極を変調するための画像信号は例えば光電子走査
装置から又は中間記憶手段(例えば磁気ディスク又はテ
ープ又は光ディスク記憶媒体、所望により画像情報が特
定の要求を満足するように処理できるデジタル画像ワー
クステーションに連結される)から直接得られる。
【0070】本発明による写真材料は紫外、可視又は赤
外波長レーザー(例えば780,830又は850nm
で放出するHe/Neレーザー又はIRレーザーダイオ
ード又は例えば659nmで放出する光放出ダイオー
ド)のような細かく焦点を合わせた光源を用いてピクセ
ル基準露光することによって又は適切な照明(例えば紫
外、可視又は赤外光)を用いて物体自体から反射された
光又はそれからの画像に直接露光することによって画像
が得られるようにX線波長と5ミクロン波長の間の波長
の放射線で露光してもよい。
【0071】本発明の熱記録材料のいずれの層の被覆も
例えば Modern Coating and Drying Technology ,
Edward D. Cohen 及び Edgar B. Gutoff 編,(19
92)VCH Publishers Inc. 220 East 23rd St
reet,Suite 909 New York,NY 10010 ,米国に記
載のようないずれの被覆技術によって行なってもよい。
【0072】本発明を示す本発明例のフォトサーモグラ
フィック記録材料では下記成分を使用した: 光アドレス可能な熱現像材料: Butvar B76 :MONSANTOからのポリビニルブチラール; LOWINOX 22IB46 :CHEM,WERKE LOWI からの2−プロ
ピル−ビス(2−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニ
ル)メタン; TMDS:トリブロモメチルベンゼンスルフィネート; SENSI:
【化2】 保護層: CAB: EASTMAN からのセルロースアセテートブチレ
ート,CAB−171−15S; PMMA: ROHM & HAAS からのポリメチルメタクリ
レート,Acryloid K120N; LOWINOX 22IB46 :CHEM,WERKE LOWI からの2−プロ
ピル−ビス(2−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニ
ル)メタン
【0073】下記実施例により本発明を示すが、実施例
中に使用される百分率及び比率は特記しない限り重量に
よる。
【0074】
【実施例】
本 発 明 例 1 −感 熱 層 175μmの厚さを有する透明の下塗りされたポリエチ
レンテレフタレート支持体は下記のものを含有する層を
乾燥後上部に得るように下記成分及び溶媒として2−ブ
タノンを含有する被覆組成物からドクターブレードコー
トした: ベヘン酸銀 4.7 g/m2 ポリビニルブチラール[ Monsanto からのButvar B79 ] 18.9 g/m2 ベンゾ[1,3]オキサジン−2,4−ジオン(調色剤) 0.33g/m2 n−ブチル3,4−ジヒドロキシベンゾエート(還元剤) 1.22g/m2 シリコーンオイル[Bayer AG からのBaysilone OE1] 0.04g/m2 テトラクロロフタル酸無水物(安定化剤) 0.15g/m2 ピメリン酸(抑制剤) 0.5g/m2
【0075】−最 外 親 水 性 層 最外親水性層は下記のものを含有する被覆を乾燥後生成
するように下記成分をかかる量で含有する水性被覆懸濁
液から感熱層上にドクターブレードコートした: ポリビニルアルコール[Wacker Chemie AGからのPolyviol WX48 ] 2.2 g/m2 テトラメチルオルトシリケート 2.9 g/m2 ポリテトラフルオロエテン粉末 [Hoechst AG からのHostaflon TF5032 ] 0.45g/m2 ポリアミドワックス[Hoechst AG からのCeridust 3910] 0.13g/m2 タルク(talcum) [Nippon Talc Co. Ltd.からのMicroace Talc P3] 0.13g/m2 アリールスルホネートのナトリウム塩 [Ciba-Geigy AGからのUltravon W ] 0.22g/m2 コロイドシリカの15%水分散液 [Bayer AG からのLevasil VP AC 4055 ] 0.9g/m2
【0076】最外親水性層を次いで57℃及び34%R
Hで3日間硬化した。
【0077】−熱 現 像 及 び 処 理 生じたサーモグラフィック材料の10cm×10cmシ
ートを、300dpiの解像度、19msの線時間(線
時間は1線を印刷するために必要とされる時間であ
る)、70%のデューティサイクル、5W/mm2 の平
均印刷出力(それは線時間によって及び熱発生抵抗器の
表面積によって割った1線時間中の電気入力エネルギー
の全量である)及び約230g/linear cmの感熱ヘ
ッドに沿って適用される感熱ヘッドとサーモグラフィッ
ク材料の間の圧力で操作される AGFA− GEVAERT N. V.
(薄膜感熱ヘッドプリンター)からのDRYSTAR
プリンターで像に従って熱現像した。
【0078】像に従った熱現像後、サーモグラフィック
材料のシートを室温に冷却した。次いで感熱層としてサ
ーモグラフィック材料の同じ側の最外親水性層を接着テ
ープ( Beiersdorf AG からの TESA 4122 )と密着し
た。次いでそのテープを、それに接着されたサーモグラ
フィック材料の像に従って熱現像された領域に相当する
最外親水性層のそれらの領域からはがし、それによって
感熱層から最外親水性層のこれらの部分を分離した。
【0079】−印 刷 実 験 AGFA−GEVAERT NV からの給湿溶液G671(商標)の
3%水溶液で予め湿潤させてから、A. B. Dick Inc か
らのオフセットプリンタータイプ360 Varnを使用し
て生成した材料でインク実験を実施した。その実験では
平版印刷版の画像領域は使用される油状の平版印刷イン
ク( Van Son Inc. からの印刷インクRubberbase VS
2329 )を受け入れ、非画像領域はこのインクを受け入
れないことがわかった。画像と非画像領域間のインク受
容挙動における優れた識別性はMACBETH Inc. からのR
D904濃度計を使用して可視フィルターを通して測定
された、0.07の最小光学濃度及び1.25の最大光
学濃度を有する、80g/m2 オフセット紙上に印刷し
て得られたシャープな背景のないプリントによって確認
された。
【0080】本 発 明 例 2 −アルミニウム箔支持体 0.15mm厚のアルミニウム箔平版印刷版を使用し、
それを電気化学的に粗面化及び陽極酸化して、平版印刷
版のための従来の製造技術を使用して、0.5μmのD
IN4768及びISO4287/1による平均中心線
粗さRaの表面トポロジイーを有する親水性面を形成し
た。
【0081】−ハロゲン化銀乳剤 例えばT. H. James ,“The Theory of the Photog
raphic Process ”,第4版,Macmillan Publishing
Co. Inc. ,New York (1977),第3章,88−
104頁に記載のような従来のハロゲン化銀製造技術を
使用して、脱イオン水における分散剤としてのROUSSELO
T からの type 16875 ,フタロイルゼラチン0.47重
量%、50nmの重量平均粒径を有する97mol%臭
化銀及び3mol%沃化銀からなるハロゲン化銀粒子
3.11重量%からなるハロゲン化銀乳剤を製造した。
【0082】−ベヘン酸銀/ハロゲン化銀乳剤 65℃の67lの2−プロパノールの6.8kgのベヘ
ン酸の溶液を内容物の温度を65℃に維持するように加
熱された400l容器に加え、脱イオン水における0.
25M水酸化ナトリウム76.8lを撹拌しながら加
え、次いで40℃の上記ハロゲン化銀乳剤10.5kg
を撹拌しながら加え、最後に脱イオン水における硝酸銀
の0.4M溶液48lを撹拌しながら加えることによっ
て96%のベヘン酸をベヘン酸ナトリウムに変化するこ
とによってベヘン酸銀/ハロゲン化銀乳剤を製造した。
硝酸銀の添加が完了してから、容器の内容物を冷却し、
沈殿物を濾過し、洗浄し、水でスラリーにし、再び濾過
し、最終的に40℃で72時間乾燥した。
【0083】次いでベヘン酸銀に対して9mol%のハ
ロゲン化銀及び4mol%のベヘン酸を含有する乾燥粉
末7kgを、33重量%分散液を生じる従来の分散技術
を使用して15.6kgの2−ブタノンにおける700
gのButvar B76 の溶液に分散した。次いで7.4kg
の2−ブタノンを撹拌しながら加え、生成した分散液を
微小流動化装置に均質化した。最後に2.8kgのButv
ar B76 を撹拌しながら加え、31重量%の固形物を有
する分散液を製造した。
【0084】−ベヘン酸銀/ハロゲン化銀乳剤層の被覆
及び乾燥 下記溶液又は液体を撹拌しながら下記順序で40.86
gの上記ベヘン酸銀/ハロゲン化銀乳剤に加えることに
よってフォトサーモグラフィック材料の乳剤層のための
被覆組成物を製造した:6.87gの2−ブタノン、
0.95gの、メタノールにおけるテトラメチルアンモ
ニウムブロマイドパーブロマイドの9%溶液を加えて2
時間撹拌し、0.2gの、メタノールにおけるカルシウ
ムブロマイドの11%溶液及び1.39gの2−ブタノ
ンを加えて30分間撹拌し、0.21gのLOWINOX 22I
B46 、0.5gのTMPS及び9.24gの2−ブタノ
ンからなる溶液を加えて15分間撹拌し、1.8gの、
メタノールにおけるSENSIの0.11%溶液を加え
て30分間撹拌し、最後に4.35gのButvar B76を
加えて45分間撹拌した。
【0085】次いで上記アルミニウム箔の陽極酸化され
た(親水性)側を、75μmの湿潤層厚さにフォトサー
モグラフィック材料の乳剤層の被覆組成物で100μm
のブレード設定でドクターブレードコートし、それを乾
燥器内のアルミニウム板上で80℃で5分間乾燥してか
ら下記組成物を有する層を製造した: Butvar B76 8.70 g/m2 ROUSSELOT からのフタロイルゼラチンtype16875 0.045g/m2 AgBr0.970.03 0.301g/m2 ベヘン酸銀 7.929g/m2 テトラメチルアンモニウムブロマイドパーブロマイド 0.0855g/m2 (15.2mmol/molベヘン酸銀) 臭化カルシウム 0.022g/m2 LOWINOX 22IB46 0.210g/m2 SENSI 0.002g/m2 TMPS 0.500g/m2
【0086】−最 外 疎 水 性 層 フォトサーモグラフィック材料のための最外疎水性層被
覆組成物を、56.06gの2−ブタノン及び5.2g
のメタノール中に4.08gのCAB及び0.16gの
PMMAを溶解し、下記順序で撹拌しながら下記溶液又
は液体を加えることによって製造した:0.5gのフタ
ルアジン、0.2gの4−メチルフタル酸、0.1gの
テトラクロロフタル酸、0.2gのテトラクロロフタル
酸無水物及び2.55gのLOWINOX 22IB46 及び5.9
5gの2−ブタノンからなる溶液。
【0087】次いでフォトサーモグラフィックの乳剤層
を、80μmの湿潤層厚さに最外疎水性層組成で100
μmのブレード設定でドクターブレードコートし、それ
を乾燥器内のアルミニウム板上で80℃で8分間乾燥し
てから下記組成物を有する層を製造した: PMMA 0.16g/m2 CAB 4.08g/m2 フタルアジン 0.50g/m2 4−メチルフタル酸 0.20g/m2 テトラクロロフタル酸無水物 0.20g/m2 テトラクロロフタル酸 0.10g/m2 LOWINOX 22IB46 2.55g/m2
【0088】−像に従った露光及び熱処理 次いでサーモグラフィック材料を、0.15のステップ
で0〜3.0の間で変化する光学濃度を有するウエッジ
フィルター及びL775フィルターを通してEG&Gラ
ンプに30秒間露光した。
【0089】熱処理は15秒間115℃の温度に加熱さ
れたアルミニウムドラムとフォトサーモグラフィック材
料の被覆されている側を密着させて実施した。
【0090】生じたウエッジ像の光学濃度の変化を、可
視フィルターでMACBETH RD918-SB濃度計で反射で評価
した。1.78のDmax 及び0.63のDmin 値で測定
した。
【0091】−平版印刷版を製造するための離層 そのようにして露光され熱的に処理されたフォトサーモ
グラフィック材料を、BEIERSDORFによって供給された接
着テープTESAPACK 4122の一片をフォトサーモグラフィ
ック材料の被覆された側に圧力をかけて手で適用し、次
いで6cms-1の速度及び180°の角度でテープを剥
離することによって離層し、それからフォトサーモグラ
フィック被覆の露光領域をアルミニウム板から剥離し、
剥離されていないフォトサーモグラフィック被覆の非露
光領域を残し、それによって平版印刷版を製造した。
【0092】−印 刷 実 験 脱イオン水で予め湿潤させてからSakurai からのオフセ
ットプリンター型Sakurai Oliver 52 を使用して生成
した材料でインク実験をした。この実験では BASF Coa
ting & Inks からのK+E171インクを印刷インク
として使用し、ROTAPRINT からの ROTAMATIC Feuchtmi
ttel R35 を給湿液として使用した。平版印刷版の非像
領域は像領域上で好ましく使用される油状の平版印刷イ
ンクを受け入れることがわかった。この像と非像領域間
のインク受容挙動における識別性は80g/m2 オフセ
ット紙上で得られた視覚的に識別できるネガプリントに
よって確認された。
【0093】本発明の好ましい例を詳細に記載したが、
請求項に規定された発明の範囲から逸脱しない限り、多
数の変形例もここに含まれることは当業者に明らかであ
ろう。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体、疎水性感熱層及び前記疎水性感
    熱層に隣接する親水性面を含む、平版印刷版を製造する
    ために使用されうるサーモグラフィック材料であって、
    前記疎水性感熱層が加熱すると成分Aと熱作用関係にあ
    る少なくとも一つの他の成分Bと反応する成分Aを含有
    し、前記疎水性感熱層と前記隣接する親水性面の間の接
    着力を変える部分を作るサーモグラフィック材料。
  2. 【請求項2】 前記成分Aが実質的に非感光性の有機銀
    塩であり、前記成分Aと熱作用関係にある前記成分Bが
    前記疎水性感熱層と前記隣接する親水性面の間の接着力
    を減らす疎水性部分を作るために加熱すると前記実質的
    に非感光性の有機銀塩を還元できる還元剤である請求項
    1記載のサーモグラフィック材料。
  3. 【請求項3】 感光剤が、露光後、前記疎水性感熱層と
    前記隣接する親水性面の間の接着力を変える前記部分を
    作るために前記成分Aと前記成分Bの前記反応を露光後
    触媒することができる前記疎水性感熱層に存在する請求
    項1又は2記載のサーモグラフィック材料。
  4. 【請求項4】 前記疎水性感熱層が親水性面上に被覆さ
    れている請求項1〜3のいずれか記載のサーモグラフィ
    ック材料。
  5. 【請求項5】 前記親水性面が親水性層の表面である請
    求項4記載のサーモグラフィック材料。
  6. 【請求項6】 前記親水性面が前記支持体の表面である
    請求項4記載のサーモグラフィック材料。
  7. 【請求項7】 前記疎水性感熱層が最外層である請求項
    1〜6のいずれか記載のサーモグラフィック材料。
  8. 【請求項8】 前記親水性層が前記疎水性感熱層に隣接
    する親水性面を与える最外層である請求項5記載のサー
    モグラフィック材料。
  9. 【請求項9】 平版印刷版の製造のために使用される請
    求項1〜8のいずれか記載のサーモグラフィック材料。
  10. 【請求項10】 前記サーモグラフィック材料がポジ又
    はネガの像に従った熱現像及び前記隣接する親水性面か
    ら前記疎水性感熱層のポジ又はネガの像に従った分解
    (separation)に供される請求項9記載のサーモグラフ
    ィック材料。
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JP2022501223A (ja) * 2018-09-21 2022-01-06 イーストマン コダック カンパニー 平版印刷版原版および発色組成物
JP2022111005A (ja) * 2021-01-18 2022-07-29 朗色林科技股▲フン▼有限公司 ピコスコピックスケール/ナノスコピックスケールの回路パターンを作製する方法

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