JPH0912224A - 定張力ダンサ - Google Patents

定張力ダンサ

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Publication number
JPH0912224A
JPH0912224A JP16576495A JP16576495A JPH0912224A JP H0912224 A JPH0912224 A JP H0912224A JP 16576495 A JP16576495 A JP 16576495A JP 16576495 A JP16576495 A JP 16576495A JP H0912224 A JPH0912224 A JP H0912224A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulley
tension
winding
filament
pulleys
Prior art date
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Pending
Application number
JP16576495A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigemi Ozawa
慈美 小沢
Shiro Kanega
志郎 金賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
Priority to JP16576495A priority Critical patent/JPH0912224A/ja
Publication of JPH0912224A publication Critical patent/JPH0912224A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 張力が一定で、しかも任意に設定できる定張
力ダンサを提供する。 【構成】 巻き取り又は送り出しにより連続的に移送さ
れる線条1をその途中で互いの間隔が拡縮自在なる2つ
のプーリに懸け回し、これらプーリにその間隔を拡げる
向きに力を加えて上記線条1に一定張力を付与する定張
力ダンサにおいて、一方のプーリ2を位置検出手段5を
有する可動プーリとし、他方のプーリ3を張力検出手段
4を有する半固定プーリとし、上記可動プーリ2に上記
プーリ間隔を拡げる向きに引張る引張線9を連結すると
共にこの引張線を巻き取る巻取プーリ12を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プーリの組み合わせに
より線条の張力を調整する定張力ダンサに係り、特に、
張力が一定で、しかも任意に設定できる定張力ダンサに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ファイバや細物ケーブルなどの線条を
扱う際には張力管理の厳密さが要求される。一般に、連
続的に移送される線条の張力を一定に保つために定張力
ダンサ又はダンサロールと呼ばれる装置が用いられる。
従来、この種の装置として縦型ダンサロール、横型ダン
サロールが知られている。
【0003】縦型ダンサロールは、図3に示されるよう
に、固定プーリ33の下に可動プーリ32が設けられ、
連続的に移送される線条31はその途中でこれら2つの
プーリ32,33に懸け回されている。線条31には可
動プーリ32の自重による張力が加わる。この張力は固
定プーリ33に取り付けたロードセル34で検出され
る。検出された張力は、外部からモニタすることができ
る。縦型ダンサロールにあっては、線条31の張力が可
動プーリ32の自重に勝れば可動プーリ32が上へ移動
し、プーリ間の余長が小さくなる。その逆であれば可動
プーリ32が下へ移動し、プーリ間の余長が大きくな
る。この可動プーリ32の位置を位置センサ5で検出
し、余長の過不足を調整する。
【0004】横型ダンサロールは、図4に示されるよう
に、固定プーリ43の横に可動プーリ42が設けられ、
線条41はこれら2つのプーリ42,43に懸け回され
ている。可動プーリ42にはバネ46が連結されてお
り、このバネによって可動プーリ42が固定プーリ43
から離れる方向に引っ張られている。これによって線条
41に張力が加わる。
【0005】また、図4の横型ダンサロールには張力モ
ニタ装置が併設されている。この張力モニタ装置は、2
つのプーリ47,47を水平に配置し、その中間に別の
プーリ48を位置を下げて配置し、線条41を上記2つ
のプーリ47,47の上部に水平方向から導き、中間の
プーリ48の下部に掛けたものである。この中間のプー
リ48に取り付けたロードセル44で張力を検出する。
張力モニタ装置は、図5に示されるように、2つのプー
リ57,58を水平に配置し、その一方は固定、他方は
バネ60を介して固定し、このバネ60の伸びを位置セ
ンサ61で検出してもよい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】縦型ダンサロールは、
可動プーリの自重によって張力を得ているので、可動プ
ーリの位置によらず張力が一定である。反面、張力を連
続的に可変とすることはできない。また、重力を利用し
ているため、横型には応用できない。
【0007】横型ダンサロールは、重力を利用していな
いため横型とすることができる。しかし、バネによって
張力を得ているため、変位の大きさによりバネの力が異
なり、従って可動プーリの位置によって張力が一定にな
らない。また、張力を任意に設定するのは難しい。
【0008】張力モニタ装置は、図4や図5のように構
成すると、線条の曲げ回数が多くなり、好ましくない。
【0009】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、張力が一定で、しかも任意に設定できる定張力ダン
サを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、巻き取り又は送り出しにより連続的に移送
される線条をその途中で互いの間隔が拡縮自在なる2つ
のプーリに懸け回し、これらプーリにその間隔を拡げる
向きに力を加えて上記線条に一定張力を付与する定張力
ダンサにおいて、一方のプーリを位置検出手段を有する
可動プーリとし、他方のプーリを張力検出手段を有する
半固定プーリとし、上記可動プーリに上記プーリ間隔を
拡げる向きに引張る引張線を連結すると共にこの引張線
を巻き取る巻取プーリを設けたものである。
【0011】上記巻取プーリにクラッチを介してモータ
を連結し、このクラッチの伝達トルクを設定する設定器
を設けてもよい。
【0012】
【作用】上記構成により、可動プーリは引張線で引っ張
られ、この引張線は巻取プーリで巻き取られる。従っ
て、プーリの位置によらず線条の張力が一定である。
【0013】巻取プーリとモータとの間に伝達トルクが
設定されたクラッチがあるため、線条の張力が小さいと
引張線が巻き取られ、線条の張力が大きくなると引張線
が繰り出される。従って、線条の張力は設定器が設定し
たとおりなる。
【0014】
【実施例】以下本発明の一実施例を添付図面に基づいて
詳述する。
【0015】図1に示されるように、線条1が2つのプ
ーリ2,3に懸け回されている。この線条1は、図示さ
れない巻き取り装置と送り出し装置との間で、水平方向
に所定の移送速度により連続的に移送されている。本発
明の定張力ダンサを構成する2つのプーリ2,3は、線
条1の移送途中に設けられていることになる。これら2
つのプーリ2,3は、互いに間隔を隔てて水平に並べら
れ、一方が水平移動可能な可動プーリ2、他方が図示さ
れない固定部材に軸が固定された半固定プーリ3であ
る。一方が可動プーリ2であるため両者の間隔が拡縮自
在となっている。可動プーリ2は送り出し装置の側、即
ち線条1の移送方向上流に位置し、半固定プーリ3は巻
き取り装置の側、即ち線条1の移送方向下流に位置して
いる。送り出し装置からの線条1は半固定プーリ3の上
部に懸け回された後、半固定プーリ3の下部から可動プ
ーリ2の下部に至り、可動プーリ2に懸け回されて可動
プーリ2の上部より巻き取り装置に向かうことになる。
【0016】可動プーリ2には送り出し装置の側に引張
線9の一端が連結されており、プーリ間隔を拡げる向き
に可動プーリ2を引張ることができる。引張線9は伸び
縮みのない糸等から構成されている。この引張線9の他
端は巻取プーリ12に巻かれており、引張線9を巻き取
るようになっている。この巻取プーリ12はクラッチ1
5の出力軸に取り付けられており、クラッチ15の入力
軸にはモータ16が連結されている。このクラッチ15
は電気的に伝達トルクが可変となっている。その伝達ト
ルク可変用の電力を供給する電源部14には設定ポテン
ショメータ13が接続されている。即ち、これら電源部
14及び設定ポテンショメータ13はクラッチ15の伝
達トルクを設定する設定器を構成している。
【0017】可動プーリ2には、その移動位置を検出す
る位置検出手段5が設けられている。この実施例では、
位置検出手段5はポテンショメータ5aで構成されてい
る。半固定プーリ3には、半固定プーリ3の変位から線
条1の張力を検出する張力検出手段4が設けられてい
る。この実施例では、張力検出手段4はロードセル4a
で構成されている。ロードセル4aは半固定プーリ3の
軸の歪みを検出するものである。この半固定プーリ3の
軸の歪みは半固定プーリ3に掛け回された線条1の張力
に比例するので、線条1の張力を検出することができ
る。
【0018】次に実施例の作用を述べる。
【0019】モータ16は一定能力で一定方向に回転
し、クラッチ15の入力軸を駆動している。電源部14
及び設定ポテンショメータ13からなる設定器は、クラ
ッチ15に設定どおりの電力を供給し、クラッチ15の
伝達トルクが決まる。クラッチ15の出力軸に取り付け
られた巻取プーリ12は、この伝達トルクで駆動され
る。巻取プーリ12が引張線9を巻き取る方向に回転す
ると、この引張線9に連結された可動プーリ2が引張ら
れ、線条1に張力が加わる。線条1の張力が伝達トルク
を上回ると、クラッチ15の作用により巻取プーリ12
が解放されて引張線9が繰り出され、線条1の張力が減
少する。従って、線条1の張力は伝達トルクに均衡す
る。
【0020】このようにして線条1の張力は一定に保た
れる。その間、線条1の張力が伝達トルクに勝れば可動
プーリ2が半固定プーリ3側へ移動し、プーリ間の余長
が小さくなる。その逆であれば可動プーリ2が半固定プ
ーリ3の反対側へ移動し、プーリ間の余長が大きくな
る。可動プーリ2の位置はポテンショメータ5aで検出
される。この検出に基づき余長に過不足がないよう巻き
取り装置や送り出し装置の能力を調整することができ
る。また、線条1の張力はロードセル4aで半固定プー
リ3の軸の歪みとして検出され、モニタに用いられる。
【0021】次に本発明の他の実施例を説明する。
【0022】図2に示されるように、線条1が2つのプ
ーリ2,3に懸け回されている。可動プーリ2は図1の
ものと同じであり、引張線9をはじめとする張力付与系
も図1のものと同じである。しかし、他方の半固定プー
リ3は、巻き取り装置の側より弾性支持部材10によっ
て弾性的に支持されており、その伸縮範囲で水平移動可
能である。また、この実施例では、張力検出手段4はロ
ードセル4aではなく、弾性支持部材10の変位を検出
する変位検出器11より構成されている。弾性支持部材
10にはバネ10a、変位検出器11にはポテンショメ
ータ11aが用いられる。
【0023】図2の構成にあっては、半固定プーリ3は
バネ10aによって引張られ、線条1の張力に比例して
バネ10aが伸縮する。ポテンショメータ11aで検出
されるバネ10aの変位から線条1の張力が判る。この
構成は図1のロードセル4aを用いた構成よりも安価に
できる。
【0024】位置検出手段5や張力検出手段4のための
変位検出手段には、ポテンショメータに限らず、変位を
電気信号に変換できるものであれば利用できる。これに
はリニアヘッド、シンクロジェネレータなどがある。
【0025】以上説明したように、図1、図2の定張力
ダンサにあっては、プーリの位置によらず線条の張力が
一定であると共に、この張力を連続可変で任意に設定す
ることができる。また、張力のモニタが可能であり、そ
のために曲げ回数を増やす必要がない。
【0026】
【発明の効果】本発明は次の如き優れた効果を発揮す
る。
【0027】(1)張力が一定で、しかも任意に設定で
きるので、張力管理の厳密さが要求される線条の扱いに
好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す定張力ダンサの構成図
である。
【図2】本発明の他の実施例を示す定張力ダンサの構成
図である。
【図3】従来例を示す縦型ダンサロール及び張力モニタ
装置の構成図である。
【図4】従来例を示す横型ダンサロール及び張力モニタ
装置の構成図である。
【図5】従来例を示す横型ダンサロール及び張力モニタ
装置の構成図である。
【符号の説明】
1 線条 2 可動プーリ 3 半固定プーリ 4 張力検出手段 5 位置検出手段 9 引張線 12 巻取プーリ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻き取り又は送り出しにより連続的に移
    送される線条をその途中で互いの間隔が拡縮自在なる2
    つのプーリに懸け回し、これらプーリにその間隔を拡げ
    る向きに力を加えて上記線条に一定張力を付与する定張
    力ダンサにおいて、一方のプーリを位置検出手段を有す
    る可動プーリとし、他方のプーリを張力検出手段を有す
    る半固定プーリとし、上記可動プーリに上記プーリ間隔
    を拡げる向きに引張る引張線を連結すると共にこの引張
    線を巻き取る巻取プーリを設けたことを特徴とする定張
    力ダンサ。
  2. 【請求項2】 上記巻取プーリにクラッチを介してモー
    タを連結し、このクラッチの伝達トルクを設定する設定
    器を設けたことを特徴とする請求項1記載の定張力ダン
    サ。
JP16576495A 1995-06-30 1995-06-30 定張力ダンサ Pending JPH0912224A (ja)

Priority Applications (1)

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JP16576495A JPH0912224A (ja) 1995-06-30 1995-06-30 定張力ダンサ

Applications Claiming Priority (1)

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JP16576495A JPH0912224A (ja) 1995-06-30 1995-06-30 定張力ダンサ

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JPH0912224A true JPH0912224A (ja) 1997-01-14

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ID=15818605

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JP16576495A Pending JPH0912224A (ja) 1995-06-30 1995-06-30 定張力ダンサ

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JP (1) JPH0912224A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100338638C (zh) * 2001-08-20 2007-09-19 希尔-罗姆服务公司 医学气体报警系统
JP2018020854A (ja) * 2016-08-01 2018-02-08 株式会社大垣化工 糸巻取機
CN111847098A (zh) * 2020-07-30 2020-10-30 安徽中润电缆集团股份有限公司 一种电缆输送用防松弛装置

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JP2018020854A (ja) * 2016-08-01 2018-02-08 株式会社大垣化工 糸巻取機
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