JPH09120270A - アドレス装置 - Google Patents

アドレス装置

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JPH09120270A
JPH09120270A JP20303096A JP20303096A JPH09120270A JP H09120270 A JPH09120270 A JP H09120270A JP 20303096 A JP20303096 A JP 20303096A JP 20303096 A JP20303096 A JP 20303096A JP H09120270 A JPH09120270 A JP H09120270A
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electrodes
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示装置及びメモリ装置用にイオン化したガ
スを用いて、各表示素子及び蓄積素子を高速にアドレス
指定する。 【解決手段】 複数の第1電極18を第1基板48の主
面に互いに略平行に形成し、第1電極と交差し且つ互い
に略平行でイオン化可能なガスを封入する複数の溝状凹
部20を第2基板54に形成する。第2及び第3電極6
2、30を第2基板の複数の溝状凹部の各々の内部で長
手方向に略平行に形成し、誘電体層(44、46)又は
光電性材料層を第1及び第2基板の間に間挿する。第1
信号印加手段22、24は、第1及び第3電極間に選択
的に第1信号を印加し、第2信号印加手段26、28
は、第2及び第3電極間に選択的に第2信号を印加す
る。第2及び第3電極間に第2信号を選択的に供給し
て、第2信号を受けた第2及び第3電極を有する溝状凹
部におけるガスをイオン化する。そして、イオン化され
たガスを含む溝状凹部と第1信号が選択的に供給された
第1電極との交差部に対応する誘電体層又は光電性材料
層の部分をアドレス指定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はイオン化可能なガス
(気体)を用いるデータエレメントのアドレス装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】データ蓄積装置を使用したシステムに
は、例えばビデオ・カメラや画像表示装置がある。その
ようなシステムは、蓄積素子にデータを書き込んだり、
これからデータを読出したりするためのアドレス装置を
有している。本発明の1つの実施例が特に関係するこの
タイプの装置は、汎用フラット・パネル表示装置であっ
て、その蓄積素子または表示素子は、光パターン・デー
タを蓄積する。フラット・パネル表示装置は、表示表面
の視覚領域内に配置された多数の表示素子を具えてい
る。フラット・パネル表示装置は、表示画像を形成する
上で陰極線管を必要としないので望ましい。これは、陰
極線管は、形も大きく、こわれやすく、高電圧駆動回路
が必要なためである。
【0003】ある種のフラット・パネル表示装置は、多
数の液晶セルまたは表示素子を配列し、これらを直接に
マルチプレクスするアドレス装置を採用している。1対
の導電体の間に液晶セルの各々が配置され、これらの導
体は、液晶セルに選択電圧信号及び非選択電圧信号を選
択的に印加し、液晶セルの光学的状態を変化させる。こ
れによって輝度を変化させ、画像を形成させることがで
きる。この形式の表示装置は、「受動的」であるといえ
る。なぜなら液晶セルの電気光学的特性を変化させるの
に「能動的」電気素子が協同していないからである。こ
のような表示装置には、表示画像を形成するのに用いる
ビデオ情報、即ちデータを提供するためのアドレス線の
数が限られる(例えば、約250本)という欠点があ
る。
【0004】液晶表示装置のデータのアドレス・ライン
の数を増やすための方策としては、各液晶セルと協同す
る個別の電気素子が、選択電圧信号及び非選択電圧信号
に対する液晶セルの電気光学的応答の実質的非線形性を
改めるようなアドレス装置を用いることである。「2端
子」素子のアドレス技術に関するもののいくつかは、こ
の方法によって特徴つけられる。表示素子の実質的非線
形性を強めると、2値表示においてマルチプレクス能力
が増加するが、この技術によりグレイスケールを実現す
るには多くの因難を伴う。
【0005】充分なグレイスケール性能の液晶マトリク
ス表示装置を得るには、液晶材料から非線形機能を得る
ことに依存しないアドレス装置を必要とする。これを達
成するため、電気的な「能動」素子のマトリクスを用い
たアドレス装置は、各画素毎に、液晶材料から分離した
電子スイッチを採用している。この能動マトリクスは、
各液晶セルと対応付けられた2または3端子の固体素子
を用い、必要な非線形性と表示素子の絶縁とを得てい
る。2端子素子によって構成されたアドレス装置は、様
々の種類のダイオードを用いることができ、3端子素子
によって構成されたアドレス装置は、異なった半導体材
料から作られる様々な種類の薄膜トランジスタ(TF
T)を用いることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】2端子又は3端子能動
素子に関する問題のひとつは、能動素子の数が非常に多
くなると、高い歩留まりで大量のマトリクスを製造する
ことが大変に困難になることである。もうひとつの問題
は、特にTFT素子に関することであるが、充分に高い
「オフ抵抗」の薄膜トランジスタを製造することが困難
であることである。「オフ抵抗」が比較的低いと、表示
素子はそこに生じた電荷を所定の時間保持していること
ができない。さらにこのとき「オフ抵抗」と「オン抵
抗」との比が低下する。この比は、TFTマトリクスの
好適な動作のためには10を超えるのが望ましい。TF
Tマトリクスは、ときどき分離した蓄積キャパシタ(容
量)を各表示素子と共に採用し、「オフ抵抗」が充分に
高くないことの影響を除去する。しかしながら、分離し
た蓄積キャパシタの使用によって、これと協同するTF
Tマトリクスがより複雑となり、歩留まりも低下すると
思われる。TFT能動マトリクスに考えられるもうーつ
の問題は、「オン」電流からくる必要性によって、TF
T素子の寸法が大きくなる傾向があるために、表示素子
の寸法に比較してTFTの寸法が比較的大きくなってし
まうことである。このことは、素子の光効率に影響を与
える。
【0007】TFT素子によって作られた能動素子は、
白黒とカラーの画像を形成する能力がある。カラー画像
を形成するためには、表示素子と空間的にー致するよう
に並べられ、異なった色のスポットのグループを多く含
むカラー・フィルターを能動マトリクスは用いる。これ
ゆえ、異なった色のスポットとー致するように並べられ
た表示素子のグループは、これゆえ単一の画像ピクセル
を形成する。
【0008】フラット・パネル表示装置は、イオン化し
たガス又はプラズマを用いた表示素子を用いても実施す
ることができ、どんなガスを用いるかによって決まる色
の発光領域を表示面に形成する。これら発光領域は、表
示画像を形成すべく選択的に駆動される。
【0009】その他のフラット・パネル表示装置は、電
子を発するプラズマを採用しており、これら電子を加速
して蛍光体に衝突させて、輝点を生成する。このような
フラット・パネル表示装置は、輝度効率が向上している
が、広い表示面を構成することが困難であり、複雑な駆
動回路が必要となる。このようなフラット・パネル表示
装置は、多色画像を形成するために異なったスペクトラ
ム特性で、電子によって励起される蛍光体によって構成
できる。
【0010】ガス・プラズマ・フラット・パネル表示装
置は、プラズマ・サック(plasma−sac)形式
のガス放電表示装置を使用することにより意図的に軽減
されている。このような表示装置では、開口が設けられ
た絶縁体の陰極側で発生したプラズマ・サックが、ひと
つの開口から他の開口へと移動してラスタ走査に影響を
与える。このプラズマ・サック型のガス放電表示装置
は、製造工程が複雑であり、歩留まりも低下しやすい。
【0011】そこで本発明の目的は、安価で且つ高い歩
留まりで製造できるアドレス装置を提供することにあ
る。本発明の他の目的は、データ蓄積素子(ストレージ
・エレメント)にデータを書込み、あるいは読み出すた
めにイオン化したガスを用いるアドレス装置を提供する
ことにある。本発明の更に他の目的は、アドレス速度が
速く、高いコントラストの特性を有する電気光学的装置
用のアドレス装置を提供することにある。本発明の更に
他の目的は、誘電体層又は光電性材料層の各部分を、イ
オン化したガスと協同してアドレス可能なアドレス装置
を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のアドレス装置
は、一方の主面に互いに略平行に形成された複数の第1
電極を有する第1基板と;この第1基板の主面に対向す
る主面上に第1電極と交差し且つ互いに略平行に形成さ
れ、イオン化可能なガスが封入された複数の溝状凹部を
有する第2基板と;第2基板の主面上で複数の溝状凹部
の各々の内部に、この溝状凹部の長手方向に略平行に形
成された第2及び第3電極と;第1基板及び第2基板の
間に間挿された誘電体層又は光電性材料層と、第1電極
及び第3電極間に選択的に第1信号を印加する第1信号
印加手段と;第2電極及び第3電極間に選択的に第2信
号を印加する第2信号印加手段とを具えている。第2電
極及び第3電極間に第2信号を選択的に供給して、第2
信号を受けた第2電極及び第3電極を有する溝状凹部に
おけるガスをイオン化する。そして、イオン化されたガ
スを含む溝状凹部と第1信号が選択的に供給された第1
電極との交差部に対応する誘電体層又は光電性材料層の
部分をアドレス指定する。また、本発明のアドレス装置
では、複数の溝状凹部を隣接するN個(Nは2以上の整
数)を1組とし、異なる組の対応する溝状凹部の第2電
極同士を共通接続し、各組毎にN個の溝状凹部内の第3
電極同士が共通接続する。第2信号印加手段は、共通接
続された第3電極の各組毎に順次第1ストローブ信号を
印加すると共に、各組の溝状凹部内の第3電極に第1ス
トローブ信号が共通に印加されている期間に各組の溝状
凹部内の各々の第2電極に順次第2ストローブ信号を印
加する。
【0013】本発明の第1実施例は、直視型または投影
型のいずれにも用いられる高解像度フラット・パネル表
示装置用のアドレス装置である。この表示装置は、視覚
領域全体にわたって配置されたデータ・ストレージ・エ
レメントである表示素子によって構成された表示パネル
を含んでいる。各表示素子は、ヘリウムのようなイオン
化可能なガスを所定量封入したものと、ネマチック液晶
のような電気光学材料を所定量封入したものを具え、こ
れらは協同して、表示素子が設けられているところの電
気光学的材料を通って伝播し、外側へ向かって発光する
光を変調する。
【0014】本発明の第2実施例は、メモリ装置用のア
ドレス装置であり、ここにアナログ的な情報が電気的に
書き込まれ、あるいは読み込まれる.このメモリ装置
は、データ・ストレージ・エレメント(蓄積素子)また
はメモリ素子が配列されたものを含み、これらの夫々
は、ヘリウムのようなイオン化可能なガス、ガラス、プ
ラスチックのような誘電体材料、及び光導電体(光導電
材料層)を含んでいる。このイオン化可能なガスと誘電
体材料とは、このメモリ素子に何らかの方法で前もって
書込まれていた信号を読み出すため、メモリ素子をアド
レスする方法を協同して提供する。
【0015】両方の実施例では、蓄積素子が、行と列と
に配列されている。第1実施例では、行はビデオ情報ま
たはデータの1行を表し、第2実施例では、行は2組の
個別量のアナログ情報またはデータを表している。(各
実施例においてアドレスされる情報は、以下「データ」
と呼ぶことにする。)列電極はデータを受け取り、デー
タ・ストローブ回路は、行走査により行毎に列電極をア
ドレス指定する。
【0016】第1実施例における表示パネルか、または
第2実施例におけるメモリ装置は、間隔をおいて相互に
面と面とが向かい合わせになった第1と第2の基板を具
えている。第1の基板の内側面に沿った第1の方向に延
びている、互いに重なり合うことのない多数の導電路
は、これらに印加されるデータ駆動信号のための列電極
を形成している。第2の基板の内側に刻まれた、互いに
重なることのない多数の溝(溝状凹部)は、第1の方向
を略横切る方向に沿って内側に延びる。この第1と第2
の方向は、好適には夫々垂直方向と水平方向とする。基
準電圧電極と行電極とは、電気的に相互に絶縁され、各
溝の内側の長手方向に沿って延び、これに印加されるデ
ータ・ストローブ信号を受ける。各溝は、イオン化可能
なガスによって満たされている。
【0017】第1実施例の表示パネルでは、電気光学的
性質を有する材料の層と、誘電体材料層とが、第1と第
2の基板の内側面の間に配置されていて、溝を覆う誘電
体材料層は、電気光学材料の層とイオン化可能なガスと
の間の遮断層を形成する。表示素子は、列電極と溝とが
重なり合う領域によって形が決まり、表示スクリーン上
のスポットとして現れる。スポットは充分に小さく、相
互に接近しているので、通常の視覚条件では見ても区別
がつかない。
【0018】表示パネルは、上述のように構成されてお
り、各表示素子にとってイオン化可能なガスは、印加さ
れるデータ・ストローブ信号に応じて、導通のあるプラ
ズマ状態と、導通のないイオン化していない状態との間
を電気的に切り替わるスイッチとして機能する。列電極
のデータ駆動信号の強さは、表示画像の輝度に対応す
る。
【0019】素子が導通状態になっているときはいつで
も、イオン化されたガスの領域は、データ・ドライブ信
号の電圧を表すデータ電圧が液晶材料領域にかかること
を可能にする。この液晶材料領域は、イオン化したガス
の領域と空間的に位置あわせされている。素子が非導通
になっているときはいつでも、イオン化していないガス
の領域は、液晶材料の空間的に位置合わせされた領域
が、これにかかる電圧を所定の時間保持することを可能
にする。これゆえイオン化可能なガスは、液晶材料に蓄
積されるデータを選択する機能を果たすわけで、このた
めグレイスケール輝度の表示装置を提供する。
【0020】イオン化可能なガスを、導通状態と非導通
状態との間で表示パネル内で切替えることにより、表示
素子を通過する光を変調することができる。透過光は、
印加されたデータ駆動信号の強度に依存する。グレイス
ケール輝度の機能を持ったモノクロまたは白黒の表示装
置を、表示パネルに使用できる。色強度が制御可能であ
るフルカラーの表示装置は、表示素子に対して空間的に
位置合わせされた3原色のスポットのグループを含むカ
ラー・フィルタを白黒表示装置内に配置することによっ
て実現可能である.スポットのグループを構成すべく位
置合わせされている3つの表示素子のグループは、この
グループ内のスポットの強度との関係で決定される色の
ーつの画像ピクセルとなる。
【0021】本発明のアドレス装置を用いる表示装置
は、全面的にダイナミックで、グレイスケールの画像を
幅広いレンジのフィールド・レートにわたって提供で
き、高い画質の表示を提供する。この表示装置は、簡単
で凸凹のある構造をしているために、特に有利であり、
表示スクリーン上で60Hzのフィールド・レートに
て、少なくとも3000本のデータ・ラインをアドレス
することができる。
【0022】本発明のアドレス装置を用いた第2の実施
例におけるメモリ装置においては、第1と第2の基板間
に、1枚の誘電体材料層が設けられているのみである。
メモリ素子は、列電極と溝とが重なる領域によって形が
決まる。メモリ装置は、上述のように形つくられている
ので、各メモリ素子にとっては、イオン化可能なガス
は、印加されるデータ・ストローブ信号に応じて、導通
状態と非導通状態との間を切り替わる電気的なスイッチ
として機能する。データ駆動信号を供給している増幅器
は、データの書込みモード中で、列の電極を駆動する増
幅器として機能すると共に、データの読出しモード中で
は、列電極を検知するための増幅器として機能する。
【0023】素子が導通状態になっているときはいつで
も、イオン化可能なガスの領域は、所定の強度を持った
データ電圧がかかることを可能にする。この電圧は、イ
オン化したガスの領域と空間的に位置あわせされた領域
の誘電体材料に生まれるデータ駆動信号の強度を表す。
これは、メモリ装置のデータ書込みモードを表す。素子
が非導通になっているときはいつでも、イオン化してい
ないガスの領域は、誘電体材料の空間的に位置合わせさ
れた領域が、これにかかる電圧を所定の時間保持するこ
とを可能にする.この領域に関係づけられた検知手段で
ある列電極検知増幅器は、イオン化したガスの領域と空
間的に位置合わせされた表面と対向する誘電体材料層の
面に対して、基準電圧を印加する。導通状態に戻ると、
イオン化したガスの領域は、この誘電体材料にかかって
いる電圧を変化させる。この変化は、前もって書かれた
データ電圧に比例するものであり、列電極検知増幅器の
出力端に現れる。これは、メモリ装置のデータ読出しモ
ードを表している。
【0024】上述のアドレス装置になんらかの変更を加
えることにより、メモリ装置のメモリ素子にデータ電圧
を印加するためのその他の手段が採用可能である。例え
ば、誘電体材料に代えて光導電性材料を用い、光透過性
の列電極を用いると、入射光が、その強度に比例して、
メモリ素子に印加されたデータ電圧の強度を変調するこ
とができるようになる。このようなアドレス装置は、イ
メージセンサとか光学処理装置のー部として利用できよ
う。
【0025】本発明のその他の目的及び利点は、図面を
用いた以下の説明によりー層明かになろう。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のアドレス装置を
用いた一般的なフラット・パネル表示装置10の概略構
成を示す図である。図1及びそのパネルの詳細を示す図
2において、フラット・パネル表示袋置10は、表示面
14を有する表示パネル12を具える。この表示面14
は、垂直方向と水平方向に沿ってあらかじめ決められた
間隔にて相互に隔たった個別のデータ・ストレージ・エ
レメント、即ち、蓄積素子である表示素子16の矩形平
面配列によるパターンを含んでいる。この配列の各表示
素子16は、縦の列に沿って配列された薄くて幅の狭い
電極18と、水平方向に配列された細長い溝20との重
なった交差部分となる。なお、溝20が、図からも判る
ように、溝状凹部となる。(以下、電極18を列電極1
8と呼ぶことにする。)行にあたる各溝20中の表示素
子16は、データの1行を表す。
【0027】列電極18の幅と溝20の幅は、表示素子
16の寸法を決定し、これは略矩形となる。列電極18
は、非導電性で光学的に透明な第1基板の主面上に配置
され、溝20は、非導電性で光学的に透明な第2基板の
主面上に刻まれている。このことは詳細に後述する。直
視型または投射型の反射型表示袋置のようなシステムで
は、いずれかー方の基板が光学的に透明であれぱよいと
いうことが当業者に理解できよう。
【0028】列電極18は、データ・ドライバ24の出
力増幅器22(図2から図6を参照)の夫々の1つによ
って平行な出力導体22’上に発生するアナログ電圧の
データ駆動信号を受ける。データ・ドライバ24と出力
増幅器22とで、第1信号印加手段を構成する。溝20
は、データ・ストローブ回路28の出力増幅器26(図
2から図6を参照)の夫々の1つによって平行な出力導
体26’上に発生するパルス電圧のデータ・ストローブ
信号を受ける。データ・ストローブ回路28と出力増幅
器26とで第2信号印加手段を構成する。各溝20に
は、基準電極30(図2)が通っており、各溝及びデー
タ・ストローブ回路28に共通の基準電圧(接地電圧)
が基準電極30に印加される。
【0029】表示面14の全体にわたって画像を形成す
るために、表示袋置10は、走査制御回路32を具えて
いる。これは、データ駆動回路24とデータ・ストロー
ブ回路28との機能を調整し、表示パネル12の表示素
子16のすべての列を行から行へと順次アドレス指定す
る。表示パネル12には、異なったタイプの電気光学材
料を用いても良い。例えば、この材料として入射光33
の偏光状態を変化させる材料を用いるのなら、表示パネ
ル12は、偏光フィルタ34と36の間に置かれる(図
2参照)。このフィルタ34と36とは、表示パネル1
2と協同し、これらを通過する光の輝度を変化させる。
電気光学材料として光を散乱させる液晶セルを用いれ
ば、偏光フィルタ34と36を必要としない。図示しな
いが、カラー・フィルタを表示パネル12内に配置さ
せ、色の強度が制御可能な多色画像を形成してもよい。
投射表示のためには、3個の個別の単色パネルを用いる
ことによって色を形成してもよい。この場合、各パネル
は1つの原色を制御することになる。
【0030】図2から図5において、表示パネル12
は、アドレス手段を具え、これは、ネマチック液晶のよ
うな電気光学材料層(誘電体層)44と、ガラス、雲
母、またはプラスチックのような薄い誘電体材料層(誘
電体層)46とによって隔てられた、おおむね平行な1
対の電極構体40、42を含んでいる。電極構体40
は、ガラス製の誘電体基板48を具え、これの上に、イ
ンジウムと錫との酸化物による列電極18が、内側面5
0上に蒸着により設けられている。これは光学的に透明
であり、ストリップ・パターンを形成している。隣にあ
る列電極18は、間隔52だけ隔たっており、行上の隣
接する表示素子16間の水平間隔を規定する。
【0031】電極構体42は、ガラス製の誘電体基板5
4を具え、その内側面56には、断面が台形になった複
数の溝20が設けられている。溝20の深さ58は、内
側面56から底部60までで測定したものである。溝2
0の各々には、底部60に沿って延びる1対の薄く幅狭
なニッケル電極30と62、及び底部60から内側面5
6にむかって末広がりに延びる1対の側壁64がある。
溝20の基準電極30は、共通の基準電圧に接続されて
いる。これは、図示するように接地電位に固定されてい
る。溝20の電極62は、データ・ストローブ回路28
の出力増幅器26(これらのうち3個及び5個が、図2
及び図3に夫々示されている。)の夫々異なる1個に接
続されている。(電極62は、以後、行電極62と呼
ぶ。)アドレス手段が確実に動作するように、基準電極
30と行電極62は、図4、図11A、図11Bに示す
ように、表示パネル12の対向する側部で、基準電位と
データ・ストローブ回路28の出力26’に夫々接続さ
れる。
【0032】隣合う溝20の隣合う側壁64は、頂面5
6が誘電体材料層46を支持している支持構体66とな
っている。その隣の溝20は、各支持構体66の頂部の
幅68だけ相互に間隔をおいている。この幅68は、列
中の隣接するストレージ・エレメント16間の垂直距離
を決定する。列電極18と溝20とが重なっている部分
70は、図2と図3とにおいて示すように、ストレージ
・エレメント16、即ち、蓄積素子となる。図3は、ス
トレージ・エレメント16の配列と、これらの水平距
離、垂直距離とを、いっそう明瞭に示したものである。
【0033】列電極18に印加される電圧の大きさに応
じて、隣合う列電極18の絶縁を行うための間隙52が
決まる。間隔52は、列電極18の幅よりも典型的に
は、はるかに小さい。隣合う溝20の隣合う側壁64の
傾きに応じて、幅68が決まる。幅68は、溝20の幅
よりも典型的には、はるかに小さい。列電極18の幅及
び溝20の幅は、典型的には同一であり、所望の画像解
像度の関数である。これは表示への応用のしかたによっ
て決まる。間隙52と幅68とは、できるだけ小さくし
たほうがよい。表示パネル12の現在のモデルでは、溝
の深さ58は、溝の幅の半分である。
【0034】溝20の各々は、イオン化可能なガスに満
たされており、このガスとしては、好適には後で説明す
るようにへリウム・ガスが含まれる。誘電体材料層46
は、溝20に含まれるイオン化可能なガスと液晶材料の
層44との間で、絶縁遮断層として機能する。誘電体材
料層46がない場合は、液晶材料が溝20に流れ込んで
しまったり、イオン化可能なガスが液晶材料を汚染する
ことが起きる。誘電体材料層46は、固体材料またはカ
プセルに入れられた電気光学材料を採用した表示装置で
は必要がなくなるかもしれない。表示パネル12の動作
における原則は、(1)各表示素子16は、表示素子の
一部を構成する列電極18に印加されるアナログ・デー
タ電圧のためのサンプリング・キャパシタとして機能す
る。(2)イオン化可能なガスはサンプリング・スイッ
チとして機能する。
【0035】図6は、表示装置10の動作を説明するた
めの等価回路である。図6において、表示パネル12の
表示素子16の各々は、キャパシタ80(以下、キャパ
シタ・モデル80と呼ぶ)としてとらえることができ
る。これの頂部の板82は、列電極18の内の1つを表
している。また、これの底部の板86は、誘電体材料層
46の自由表面88(図2)を表している。キャパシタ
・モデル80は、列電極18と溝20の重なった部分に
よって形成される容量性液晶セルを表している。表示装
置10の動作方法の説明は、キャパシタ・モデル80を
用いて行う。
【0036】基本的なアドレス手順に従うと、データ・
ドライバ24は、最初の線のデータを捕捉する。捕捉さ
れたデータは、時間と共に変化するアナログ・データ信
号の電圧を所定時間間隔でサンブルした個々の値を表し
ている。この時間間隔内の特定の事象におけるデータ信
号の強度のサンプリングは、ストローブ・パルスを受け
る行電極62の対応する列位置のキャパシタ・モデル8
0に印加されるアナログ電圧の強度を表している。デー
タ・ドライバ24は、その出力増幅器22にアナログ電
圧を発生し、列電極18に印加する。図6において、デ
ータ・ドライバ24の4つの代表的な出力増幅器22
は、基準電極30に対して、正極性のアナログ電圧を、
接続されている列電極18の各々に印加する。列電極1
8に正電圧を印加することにより、誘電体材料層46の
自由表面88(図2)に、印加電圧と実質的に等しい電
圧を発生させる。このため、キャパシタ・モデル80に
かかる電位差には変化はなく、図6中では、頂部の板8
2と底部の板86とは、白い表面で描いてある。
【0037】この場合、溝20の中にあるガスはイオン
化していない状態であり、キャパシタ・モデル80の板
82と86とに発生している電圧は、溝の中の基準電極
30の電位に対して正である。データ・ストローブ回路
28が溝20内の行電極62に負方向電圧パルスを発生
すると、溝20内にあるガスは、イオン状態となる。そ
の行電極がストローブ・パルスを受けている溝20は、
図6中では太い線で示してある。このようは条件下で
は、接地された基準電極30と、ストローブされている
行電極62とは、溝内のプラズマにとって夫々陽極と陰
極として機能する。
【0038】プラズマ内の電子は、キャパシタ・モデル
80の底部の板86に誘導された正の電荷を中和する。
ストローブされている行のキャパシタ.モデル80は、
これにかかるデータ電圧によって充電されている。この
状態は、図6中で、項部の板82は、白い表面で、底部
の板86は、線を付して表している。キャパシタ・モデ
ル80にかかるデータ電圧のストア(蓄積)が完了する
と、データ・ストローブ回路28は、溝20の行電極6
2の負方向電圧パルスを終了する。これによって、スト
ローブ・パルスが終了し、プラズマも消失する。
【0039】行電極62の夫々は、表示面14の全体の
アドレス指定が完了し、データの画像フィールドがスト
アされるまで、同様の方法でストローブされる。電圧
は、少なくとも画像フィールド期間中、ストローブされ
ている行のキャパシタ・モデル80の夫々にストアされ
たままである。そして、キャパシタ・モデル80の頂部
の板82に印加されるデータ電圧における後続する変化
の影響を受けない。キャパシタ・モデル80の夫々にス
トアされた電圧は、後続の画像フィールドの表示データ
を表すアナログ・データ電圧に応じて変化する。
【0040】表示装置10では、画像フィールドがノン
インターレース方式である場合は、その次の画像フィー
ルドにおいて列電極18に印加されるアナログ・データ
電圧は、逆極性になる。ひとつの画像フィールドから次
の画像はフィールドへと移行するときに、極性が正と負
との間を往復することによって、長期的にみると、直流
電圧成分は正味ゼロとなる。これは、液晶材料の長期間
の使用には特に要求されることである。この液晶材料
は、印加されたアナログ・データ電圧の実効値に応じて
グレイスケール(中間調)効果を生み出す。このため、
作成された画像は、アナログ・データ電圧の極性交番変
化によっては影響を受けない。表示装置10では、画像
フィールドがインターレス方式である場合は、連続する
画像フレームの列電極18に印加するアナログ・データ
電圧は、長期的にみて直流電圧成分が正味ゼロになるよ
うに、極性が反対になる。各画像フレームは、2つの画
像フィールドから成り、各画像フィールドは、アドレス
指定可能なライン数の半分で構成される。
【0041】上述の説明で明らかなように、各溝20を
充満しているイオン化可能なガスは、データ・ストロー
ブ回路28によって印加された電圧に応じて、2つの切
替え状態の間を接点位直が変化する電気スイッチ90と
して機能する。図6において、解放位置にあるスイッチ
90は、基準電極30に接続されており、行電極62に
印加されるストローブ・パルスによって駆動される。ス
トローブ・パルスがないと、溝20内のガスは、イオン
化していない状態となり、このため、非導通状態とな
る。図6に示すスイッチ90が閉じた状態では、基準電
極30と接続しており、行電極62に印加されるととも
に、溝20内のガスをイオン化するに足るだけの強さの
ストローブ・パルスによって駆動され、これによって導
通状態となる。図6では、データ・ストローブ回路28
の3個の出力増幅器のうちの中央のものが、キャパシタ
・モデル80の行をストローブし、ここに表示データ電
圧をかけ、ストアしている。
【0042】スイッチとして機能するためには、ガラス
製の電極構体40の下の溝20内に入っているイオン化
可能なガスは、誘電体材料層46と協同し、誘電体材料
層46から基準電極30へと導電路を提供している。ス
トローブ・パルスをうける行電極62を有する溝20の
中のプラズマは、このプラズマに隣合わせて位置する液
晶材料の部分を表すキャパシタ・モデル80への接地通
路を提供している。このことにより、列電極18に印加
されたアナログ・データ電圧を、キャパシタ・モデル8
0がサンプルできるようになる。プラズマが消失する
と、導電路がなくなる。このため、表示素子にサンプル
されたデータが保持される。後続する画像フィールドの
新しいラインのデータをあらわす電圧が、電気光学材料
層44に生じるまで、電圧は、電気光学材料層44にス
トアされたままである。上述のアドレス装置とその技術
は、表示素子16の1つ毎に実質的に100%のデュー
ティ・サイクルの信号を与える。
【0043】図7は、表示装置10が画像フィールド期
間中にアドレス指定できるデータのライン数の限度を決
めるタイムチャートである。図7において、ストローブ
されている溝20の行電極62が、ストローブ・パルス
を受けたあと、代表的なデータ・ラインnはプラズマを
生成するために、時間92が必要である。このプラズマ
生成時間92は、その前のラインn−1の期間に先立っ
てストローブ・パルスを開始することによって、画像フ
ィールド内のアドレス可能なライン数を制限する要素に
は、実質的にならない。好適な実施例においては、ヘリ
ウム(He)ガスにおけるプラズマ生成時間は、公称
1.0マイクロ秒である。
【0044】データ・セットアッブ・タイム96は、隣
合う2本のデータ・ラインにあるデータ値の間でデータ
・ドライバ24が状態変化する時間を表し、出力増幅器
22にアナログ電圧信号を発生させ、列電極18に印加
する。データ・セットアップ・タイム96は、データ・
ドライバ24を構成するために用いる電子回路の関数で
ある。1.0マイクロ秒未満のセットアップ・タイムが
達成可能である。
【0045】データ捕捉時間98は、溝20内のイオン
化可能なガスの導電性に依存する。図8は、溝20内の
基準電極30と行電極62との間を流れるプラズマ電流
の関数として、データ捕捉時間98を描いたものであ
る。図8中の曲線は、データに対応する電圧の90%を
表示素子が獲得するのに必要な時間を表している。図8
は、ヘリウム・ガスのプラズマによって生成されたイオ
ンは、ネオン(Ne)の場合と比較して短いデータ捕捉
時間となることを示している。プラズマ電子流は、陰極
(行電極62)から陽極(基準電極30)へと流れる。
【0046】好適な動作点は、正のイオン電流のために
最も短いデータ捕捉時間を実現する点である。図8に示
す特定の場合では、そのような動作点では、へリウム・
ガスを40ミリバールの気圧で用い、7.5ミリアンペ
アの電流を流すことで、約0.5ミリ秒のデータ捕捉時
間が達成される。ヘリウムがネオンよりも短いデータ捕
捉時間を達成できる理由は、ヘリウムが軽いイオンとな
り、移動性が大きいからである。圧力と電圧の最適値
は、溝20の大きさと形状に依存する。
【0047】プラズマ消失時間94は、溝20内のプラ
ズマが、行電極62からのストローブ・パルスの除去し
た後、イオン化していない状態に戻るのに必要な時間を
表している。図9は、表示パネル12内の陽極/陰極電
流の関数として、混信が3%を超えないプラズマ消失時
間を表している。図9は、プラズマ消失時間94は、行
電極62から基準電極30へとプラズマ中を流れる電流
の関数として、増加することを示している。行電極62
に印加されるストローブ・パルスの強度により、プラズ
マに流れる電流の量が決まる。図9は、プラズマ消失時
間94の減少は、約+10OVの連続的なバイアス電圧
を印加することによって、達成されることを示してい
る。図9はさらに、+10OVのバイアス電圧をかけた
場合、バイアス電圧がゼロの場合と比較すると、プラズ
マ消失時間94が約10分の1になることを示してい
る。
【0048】データ・ラインをアドレス指定するのに必
要な時間は、データ・セットアップ・タイム96、デー
タ捕捉時間98、プラズマ消失時間94の合計に等し
い。画像フィールド期間中にアドレス可能なライン数
は、画像フィールド時間を、データ・ラインをアドレス
指定するのに必要な時間で除した時間に等しい。ノンイ
ンターレースで60Hzのフレーム・レートの場合は、
表示装置10のデータ・ラインの数は、上述の単純なア
ドレス技術では、9000本を超えることができる。ア
ドレス可能なデータ・ラインの数は、表示装置10の解
像度とは同じではないことに注意されたい。解像度は、
溝20の幅、及び列電極18の幅の関数である。
【0049】プライミング(priming)技術を使
用すれば、画像フレーム中の比較的多数の線をアドレス
指定する能力を確実にできる利点がある。プライミング
には、ガスの放電を開始するためにイオンを導入するこ
とが含まれる。表示装置10をプライミングすること
は、プライミング溝(図示せす)を通じて電流を通過さ
せることで達成される。このプライミング溝は、溝20
に対して直角に配置されており、溝の各々は、表示パネ
ル12の縁にて終わっている。プライミングによって、
もしそれがなっかったならプラズマ生成時間を予測でき
ない長さにしてしまうであろう初期統計的遅延時間なし
に、プラズマを生成することができる。
【0050】図1OA、図1OBは、データ・ドライバ
24の代替回路を示したもので、これらの間で対応する
成要素は、夫々添字a,bを付して示してある。図1O
Aにおいて、データ・ドライバ24aは、データ信号を
サンブルし、これをバッファ・メモリ100に蓄積す
る。データ信号は、アナログまたはデジタルの形態であ
る。バッファ・メモリ100は、電荷結合素子(CC
D)か、サンプル・ホールド型であって、これでアナロ
グ・データ信号を蓄積する。バッファ・メモリ100
は、デジタル・データ信号を蓄積するためのデジタル形
式のものであってもよい。素子22は、バッファ・メモ
リ100がアナログ電圧を保持するかデジタル・データ
を保持するかによって、バッファ増幅器またはデジタル
/アナログ変換器となる。素子22は、アナログ電圧の
並列伝達が列電極に行われるようにする。データ・ドラ
イバ24aは、高速動作が可能である。なぜなら、CC
Dとサンプル・ホールド回路は、高速取り込みが可能で
あり、アナログ電圧は、同時に並列に列電極18aに伝
達するからである。
【0051】図1OBにおいて、データ・ドライバ24
bは、1組のスイッチ104のうちのひとつひとつが順
次閉じたり開いたりすることにより、アナログ・データ
信号を直列的にサンプルする。スイッチ104は、キャ
パシタ106に接続されている。キャパシタl06は、
スィツチが閉じられたとき、データ信号から電荷をスト
アする。このことによってデータ信号のアナログ電圧サ
ンプルが、1本の列電極18bのー端から他端へと供給
される。スイッチ104の制御電極に印加されるサンプ
リング・クロック信号は、サンプリング・レートを設定
する。図10Bにおける回路のデータ・セットアッブ・
タイム96は、列電極18bの数に等しい乗数分だけ図
1OAにおける回路のデータ・セットアップ・タイム9
6よりも大きい。
【0052】表示装置10内で適切に操作するために
は、行から行への水平ブランキング時間が、データ捕捉
時間98とプラズマ消失時間94との和を超えること
が、データ・ドライバ24bにとって必要である。
【0053】図11Aと図11Bとは、それぞれの基準
電極30が、固定基準電圧、ストローブ信号パルスをう
ける9つの溝を有する代表的な表示パネル12に必要と
されるデータ・ストローブ出力の数を比較している。図
11Aの表示パネルは、接地された基準電極30と、9
つの異なったストローブ出力増幅器26と、異なった行
電極62を駆動するデー夕・ストロ−ブ回路28とを持
っている。図11Bに示す表示パネルは、3組にまとめ
られた基準電極30と、別の3組にまとめられた行電極
62を有している。基準電極の組の任意の1つを形成す
る基準電極を有する溝20(図4)は、行電極組の任意
の1つの電極62を含んでいる。表示装置10は、あら
かじめ決められた時間間隔の間、基準電極30の組の1
つだけをストローブする。ストローブの時間間隔の間、
表示装置10は、列電極18を駆動し、ストローブ・パ
ルスを受ける基準電極30を有する溝20内に含まれる
行電極62の組をストローブすることによって、表示素
子16をアドレスする。その基準電極30がストローブ
・パルスを受けていない溝20の行電極62は、このた
め活性化されていない。
【0054】すなわち、図11Bでは、複数の溝状凹部
を隣接するN個(Nは2以上の整数)を1組とし、異な
る組の対応する溝状凹部の第2電極(行電極62)同士
を共通接続し、各組毎にN個の溝状凹部内の第3電極
(基準電極30)同士が共通接続している。そして、信
号印加手段は、共通接続された第3電極の各組毎に順次
第1ストローブ信号を印加すると共に、各組の溝状凹部
内の第3電極に第1ストローブ信号が共通に印加されて
いる期間に各組の溝状凹部内の各々の第2電極に順次第
2ストローブ信号を印加している。よって、データ・ス
トローブ回路28の出力増幅器26を、溝20内の基準
電極30と行電極62に電気的接続する構成により、ア
ドレス装置のデータ・ストローブ回路28の出力増幅器
26の数が少なくて済む。図11Bの代表的な表示パネ
ル12では、データ・ストローブ出力増幅器26の数
は、9つから6つに減少する。
【0055】図12は、図11Bの表示パネル12にお
いて、実施されている形式のアドレス装置において装着
可能なアドレス可能なデータ・ラインの本数に対する、
必要とされる最小ドライバ数を示すグラフである。図1
2は、ドライバの実質的な減少が、比較的多数のデータ
・ラインを有する表示装置において達成されることを示
している。
【0056】本発明のアドレス装置は、バローズ社によ
って開発されたセルフスキャン(Self−Scan:
商標)表示において実施されている技術と類似の他の技
術を用いることによって、ドライバの数を減らし易くな
る。このような技術を用いた表示装置は、観測者が見る
ことのできる表示セルと、観測者が見ることのできない
走査セルとを採用している。この走査セルは、イオン化
可能なガスのセルに活性化したプライミング粒子を送り
こむことによって、表示素子の状態を制御する。走査セ
ルの溝内では、プラズマ放電は、順次隣の表示セルに移
動し、隣接する表示セルを活性化するプライミング粒子
を発生する。
【0057】表示パネル12では、直交するプライミン
グ溝の電気的分割により、1つの溝から次の溝へと順次
移動するイオン源を提供することができよう。上述の技
術に関しては、壁電荷結合またはその他の既知の技術
が、ドライバの数を更に減らすために採用できよう。
【0058】交番画像フィールドで正と負の極性のデー
タ電圧を印加するアドレス技術は、図11Bと図12に
関連して説明したドライバ減少技術を採用した表示装置
10における実施例において、利用しやすい。正極性だ
けのデータ電圧を印加する代替アドレス技術により、ア
ドレス速度を更に速められる。このようは代替技術は、
各画像フィールドの終わりに消去フィールドを導入す
る。
【0059】このタイプのアドレス技術においては、消
去フィールドを走査中、データ・ストローブ回路28が
比較的短い期間の正と負のパルスを連続的に溝20の行
電極62に印加するとき、データ・ドライバ24は、略
接地電位の電圧を、列電極18に印加する。正のパルス
を印加する間、基準電極30と行電極62は、それぞれ
プラズマの陰極と陽極として作用する。以前に必要とし
たデータ電圧は正極性であるので、ストレージ・エレメ
ント16に蓄積された電荷は、誘電体材料層46の表面
88に負電荷を生じさせる。従って、こちらは陰極とし
て機能する。陰極は、比較的高濃度のイオンで囲むまれ
ており、これは、誘電体材料層46の負電荷を急速に中
和する。誘電体材料層46の電位は、陽極のそれに近づ
くため、残留正電荷を蓄積してかなりのしベルに達する
ことができる。負のパルスの印加中、列電極18に印加
される接地電位は、画像フィールドの書込み中作用した
のと同様の方法で、残留正電荷を接地に逃がす。
【0060】もし、正のパルスが用いられていないな
ら、アドレスにおける速度は、上述の正イオン帯電現象
によって制限をうける。しかしながら、この代替アドレ
ス技術は、図11Bと図12に関連して説明したドライ
バ減少技術とはなじまない。
【0061】この種のもう1つのアドレス技術では、デ
ータ・ストローブ回路28が、2個以上(例えば10
個)の行電極62に負のパルスを印加して、同時に1行
のデータを消去してしまう。この技術では、表示パネル
12の表示面14にかけて、小規模のデューティ・サイ
クルの不均一が起こる。
【0062】フラット・パネル表示装置10は、メモリ
素子が整列したものを含む汎用性のあるアナログ・デー
タ・メモリ装置110を形成すべく変形されてもよい。
これは、アドレス装置を具現化し、本発明の第2実施例
となっている。このような変更は、偏光フィルタ34と
36を除去し、図2、図4及び図5の液晶材料層44
も、もしあるのなら除去してもよい。
【0063】図13は、メモリ装置110の等価回路を
示している。上述したこと以外は、図6と図13に示し
た装置は類似している。これゆえ、図6と図13中の対
応する構成要素には、同一の参照番号を付した。メモリ
装置110において、誘電体46はキャパシタ・モデル
80の誘電体素子として機能しており、これはメモリ素
子を表している。列電極18は、光学的に透明な材料で
構成される必要はなく、アルミニウムやその他の導電材
料で構成されてもよい。メモリ装置110のデータ駆動
出力増幅器22は、データの書込みモードのときは列電
極の駆動増幅器として機能し、データの読出しモードの
ときは、列電極検知増幅器として機能する。なお、この
駆動出力増幅器22及びデータ駆動回路24は、信号印
加/読出し手段となる。図6と図13の装置のデータ・
ストローブ出力増幅器は、類似している。
【0064】図13において、データ駆動回路24の各
出力増幅器22は、高速演算増幅器112を具えてい
る。帰還キャバシタ118とスイッチ素子120の並列
回路が、増幅器112の反転入力端114と出力端11
6との間に接続されている。増幅器112は、選択的
に、データの書込みモードのときは、スイッチ素子12
0を駆動させ、導通状態にすることによって電圧フォロ
アとして構成し、データの読出しモードのときは、スイ
ッチ素子120を駆動させ、非導通状態にすることによ
って積分器として構成する.演算増幅器122の非反転
入力端122は、スイッチ素子126の可動接点124
に接続される。このスイッチ素子は、選択的に非反転入
力端122を基準電圧Vr又は、データ駆動回路24の
出力信号導体に接続する。
【0065】書込みモードのときはいつでも、出力増幅
器22は、データ駆動信号を、メモリ装置110のメモ
リ素子を形成する列電極18に供給する。このことは、
演算増幅器112を電圧フォロアとして構成し、またデ
ータ駆動信号を供給するスイッチ素子126の可動接点
124を、データ駆動回路24から演算増幅器112の
非反転入力端122へ配置することである。よって、書
込みモードのときに、増幅器112が電圧フォロアとな
ると、その非反転入力端子と反転入力端子の電圧が等し
くなるので、非反転入力端子がデータ駆動信号用入力端
子として機能し、反転入力端子がデータ駆動信号用出力
端子として機能する点に留意されたい。この期間、メモ
リ素子110を構成する溝20内の行電極62に印加さ
れる行ストローブ・パルスは、溝内のイオン化可能なガ
スを励起し、イオン化状態にする。これにより、図6に
関連して説明した方法により、キャパシタ・モデル80
にデータ電圧を発生させる。キャパシタ・モデル80に
かかる電圧の大きさは、データ駆動信号をあらわしてい
る。
【0066】データの読出しモードのときは、データ増
幅器22は、メモリ装置110のメモリ素子を構成する
列電極18中の電流を検知する。これは、2段階の手段
を経て達成される。
【0067】第1にスイッチ素子126の可動接点12
4は、演算増幅器112の非反転入力端122に、基準
電圧Vrを入力するために配置されている。この期間、
行ストローブ・パルスは、イオン化可能なガスのイオン
化していない状態を維持するために、不活性状態であ
る。このため、基準電圧Vrは、演算増幅器112の出
力端116と、列電極18と、キャパシタ・モデル80
の頂部の板82とに発生する。帰還キャパシタ118
は、このため0.0ボルトに中和される。しかしなが
ら、メモリ装置110は、各演算増幅器112の入力端
と出力端との間のオフセット電圧とともに操作するよう
構成することができる。
【0068】第2に、帰還キャパシタ118にかかる電
圧が0.0ボルトになったあとに、演算増幅器112
は、その入力端114が列電極18からの電流を受ける
ように準傭される積分器として構成される。キャパシタ
・モデル80の底部の板86と、基準電極30の間の電
位差は、Vrとすでに記したキャパシタ・モデル80に
かかるデータ電圧との関数である。行ストローブ・パル
スが再びイオン化可能なガスをイオン化状態にすると、
キャパシタ・モデル80の底部の板86は、基準電極3
0と電気的に接続する。このためキャパシタ・モデル8
0にかかる電圧は変化する。積分器として構成されてい
る演算増幅器112は、この電圧変化を検知し、キャパ
シタ・モデル80にかかる上述のデータ電圧に比例する
電圧を出力端116に供給する。
【0069】キャパシタ・モデル80にデータ電圧を発
生させ、メモリ素子としての機能を促進する他の方法は
存在する。例えば、光学的に透明な列電極18を用い
て、誘電体材料層46を光導電材料にとって代え、メモ
リ装置110を可視光線にさらすと、メモリ装置110
への入射光の強度に比例してキャパシタ・モデル80に
かかる電圧が変調をうける。入射光の強度に比例したキ
ャパシタ・モデル80にかかる電圧変化は、すでに述べ
たように、データの読出しモードのときは、回復させら
れる。光導電性材料の層46と光学的に透明な列電極1
8とは、このため、アナログ・データ・メモリの特性に
応じた画像検知装置となる。
【0070】上述の画像検知装置においては、複数の電
気的に絶縁した帯としての光導電性材料の層46を設け
ることは、隣合うキャパシタ・モデル80間の導電を回
避することになろう。光学的に透明な電極の縁に沿っ
て、金属の帯、またはその他の導電材料を設けると、キ
ャパシタ・モデル80にかかるデータ電圧の読出しにか
かる時間を減少させることによって、データ読出しモー
ドにおけるデータ訂正の能率が向上する。
【0071】上述の画像検知装置は、データの読出しモ
ード間において、光導電材料の層46の光導電的性質を
利用している。光導電材料の層46の光導電性を直接利
用することも可能である。この場合、データエレメント
16は、いっそう好適に検知素子として特徴づけられる
ことになるであろうし、キャパシタ・モデル80も、い
っそう好適に電流変調素子となる。このことは、ストロ
ーブ電極62と基準電極30との間に、行ストローブ・
パルスが印加されている間、層46に電圧勾配を発生せ
しめる電圧を、列電極18に印加することによって達成
可能である。基準電極30から層46と列電極18を通
って演算増幅器112の出力端116に流れる電流が、
出力信号となる。帰還キャパシタ118を、抵抗器にと
りかえると、演算増幅器112の出力端116にあらわ
れる電圧が、層46を通って流れる電流に比例する。
【0072】上述は、本発明の好適な実施例について説
明したが、当業者にとっては、本発明の要旨から逸脱す
ることなく様々な変形を加えることは容易である。
【0073】
【発明の効果】本発明は、表示装置及びメモリ装置用に
イオン化したガスを用いて、アドレス速度が速く、安価
で且つ歩留まりの良いアドレス装置を提供できる。ま
た、第2基板の溝状凹部の各々の内部に、この溝状凹部
の長手方向に略平行な第2及び第3電極を形成し、第2
電極及び第3電極間に選択的にストローブ信号(第2信
号)を供給している。これにより、比較的低い電圧で、
溝状凹部横断する方向に均一勾配の電界を形成して均一
なガスのイオン化が生じ、各セルにおいてイオン化可能
なガスによる均一且つ良好なスイッチング動作が得られ
る。また、ガスをイオン化した後に、第1電極とストロ
ーブ信号用に用いた第3電極との間に、表示又は蓄積の
ためのデータ信号(第1信号)を供給する。よって、第
3電極は、データ信号及びストローブ信号の両方を供給
するために兼用されているので、アドレス装置の構造を
簡単化できる。さらに、複数の溝状凹部を隣接するN個
(Nは2以上の整数)を1組とし、異なる組の対応する
溝状凹部の第2電極同士を共通接続し、各組毎にN個の
溝状凹部内の第3電極同士を共通接続することにより、
ストローブ信号を供給する信号印加手段の出力増幅器の
数を減少できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概念を示す概念図である。
【図2】本発明を用いた表示パネルの部分的に断面とな
った斜視図である。
【図3】図2に示す表示パネルを部分的に切除して示し
た平面図である。
【図4】図3における線4−4に沿う断面図である。
【図5】図3における線5−5に沿う断面図である。
【図6】図2の等価回路を示す回路図である。
【図7】本発明に用いるアドレス指定可能なデータ・ラ
インの最大数を決めるタィムチャートを示す図である。
【図8】図2〜5に示す表示パネルの溝内に設けられた
電極間を流れる電流の関数としてのネオン・ガスとへリ
ウム・ガスのデータ捕捉時間の関係を比較した図であ
る。
【図9】へリウム・ガスにおける陰極と陽極に流れる電
流とプラズマ消失時間との関係を示した図である。
【図10】図1に示すデータ・ドライバの代替回路を示
す図である。
【図11】図1に示すデータ・ストローブの代替回路を
示す図である。
【図12】図11におけるドライバの数とアドレス可能
なデータ・ラインの本数との関係を示す図である。
【図13】本発明のメモリ装置の等価回路を示す図であ
る。
【符号の説明】
18 第1電極 20 溝状凹部 22、24 第1信号印加手段 26、28 第2信号印加手段 30 第3電極 44 電気光学材料層(誘電体層) 46 誘電体材料層(誘電体層) 48 第1基板 54 第2基板 62 第2電極
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // H04N 5/66 102 H04N 5/66 102B (72)発明者 ポール・シー・マーチン アメリカ合衆国 オレゴン州 97225ポー トランド サウスウエスト サーロウ・ド ライブ 9950 (72)発明者 エイッチ・ウエイン・オルムステッド アメリカ合衆国 オレゴン州 97006ビー バートン ノースウエスト マーコラ・コ ート 16995 (72)発明者 ジョン・ジェイ・ホーン アメリカ合衆国 オレゴン州 97123ヒル スボーロ サウスウエスト トウハンドレ ッドアンドサーティエイトスアベニュー 765

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の主面に互いに略平行に形成された
    複数の第1電極を有する第1基板と、 該第1基板の上記主面に対向する主面上に上記第1電極
    と交差し且つ互いに略平行に形成され、イオン化可能な
    ガスが封入された複数の溝状凹部を有する第2基板と、 上記第2基板の上記主面上で上記複数の溝状凹部の各々
    の内部に該溝状凹部の長手方向に略平行に形成された第
    2及び第3電極と、 上記第1基板及び上記第2基板の間に間挿された誘電体
    層又は光電性材料層と、 上記第1電極及び上記第3電極間に選択的に第1信号を
    印加する第1信号印加手段と、 上記第2電極及び上記第3電極間に選択的に第2信号を
    印加する第2信号印加手段とを具え、 上記第2電極及び上記第3電極間に上記第2信号を選択
    的に供給して、上記第2信号を受けた上記第2電極及び
    上記第3電極を有する上記溝状凹部における上記ガスを
    イオン化し、 イオン化された上記ガスを含む上記溝状凹部と上記第1
    信号が選択的に供給された上記第1電極との交差部に対
    応する上記誘電体層又は上記光電性材料層の部分をアド
    レス指定することを特徴とするアドレス装置。
  2. 【請求項2】 上記複数の溝状凹部を隣接するN個(N
    は2以上の整数)を1組とし、異なる組の対応する上記
    溝状凹部の上記第2電極同士を共通接続し、各組毎に上
    記N個の溝状凹部内の上記第3電極同士が共通接続し、
    上記第2信号印加手段は、上記共通接続された第3電極
    の各組毎に順次第1ストローブ信号を印加すると共に、
    各組の上記溝状凹部内の上記第3電極に上記第1ストロ
    ーブ信号が共通に印加されている期間に上記各組の溝状
    凹部内の各々の上記第2電極に順次第2ストローブ信号
    を印加することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    のアドレス装置。
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