JPH09119340A - サイアミーズシリンダの冷却装置 - Google Patents

サイアミーズシリンダの冷却装置

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JPH09119340A
JPH09119340A JP33760495A JP33760495A JPH09119340A JP H09119340 A JPH09119340 A JP H09119340A JP 33760495 A JP33760495 A JP 33760495A JP 33760495 A JP33760495 A JP 33760495A JP H09119340 A JPH09119340 A JP H09119340A
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jacket
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Masahiro Akeda
正寛 明田
Nobuhiro Yamamoto
信裕 山本
Kazutoshi Okamoto
一利 岡本
Akira Hayatani
章 早谷
Yasuichi Kamata
保一 鎌田
Masahiko Sugimoto
雅彦 杉本
Kazuyoshi Morioka
和良 森岡
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F1/00Cylinders; Cylinder heads 
    • F02F1/02Cylinders; Cylinder heads  having cooling means
    • F02F1/10Cylinders; Cylinder heads  having cooling means for liquid cooling
    • F02F1/108Siamese-type cylinders, i.e. cylinders cast together

Abstract

(57)【要約】 【課題】 水路形成部材の製作が簡便で、当該部材のコ
スト低減を図るとともに、連続肉壁部のヘッド寄り部を
強力に冷却し、多気筒エンジンの相対的小型軽量化とエ
ンジンの大出力化を図る。 【解決手段】 サイアミーズシリンダ2の連続肉壁部4
に水路形成部材10を鋳込み、シリンダジャケット8・
8の冷却水を水路形成部材10を介してヘッドジャケッ
ト22に流出させる。水路形成部材10は、左右のジャ
ケット連通路12・12と、シリンダジャケット8・8
に向けて開口する左右の冷却水導入部13・13と、上
下多段で交互に形成された非空洞部11と冷却水路15
とを備え、平面視クサビ状に形成した各冷却水路15の
先端部が中央へ向くように左右対称に構成し、そのクサ
ビ状先端部を微小隙間Sを介して相互に連通する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、多気筒エンジンのサイア
ミーズシリンダの冷却装置に関し、シリンダの連続肉壁
部の強度アップを図り、当該ヘッド寄り部を強力に冷却
し、多気筒エンジンの相対的小型軽量化と出力アップを
図る事ができるものを提供する。
【0002】
【従来の技術】近年、多気筒エンジンを小型・軽量化す
る必要からシリンダボアの間隔を狭くし、あるいは、排
気量を多くしてエンジンの大出力化を図る必要からシリ
ンダボアを大きくしてシリンダの連続肉壁部を可能な限
り薄くしたサイアミーズシリンダが採用されるようにな
った。この種の従来技術としては、例えば、実開昭59
−68155号公報に開示されたものが知られている。
【0003】図9は上記従来例を示し、図9(A)はサ
イアミーズシリンダの要部の縦断面図、図9(B)は図
9(A)中のB−B線矢視横断平面図、図9(C)はサ
イアミーズシリンダの連続肉壁部4のヘッド寄り部4a
に鋳込まれる水路形成部材の斜視図である。この従来例
は、シリンダブロック1に複数のシリンダ3を前後に並
設し、隣接するシリンダ3・3を連続肉壁部4で連続さ
せてサイアミーズシリンダ2を構成し、このサイアミー
ズシリンダ2を囲うようにシリンダジャケット8を形成
し、上記連続肉壁部4に水路形成部材10を鋳込んであ
る。
【0004】上記水路形成部材10は、図9(A)(B)
(C)に示すように、連続肉壁部4の左右のシリンダジャ
ケット8・8を連通する冷却水路15と、この冷却水路
15の左右両端部に位置し、当該冷却水路15と連通す
る左右一対のジャケット連通路12・12と、各ジャケ
ット連通路12・12の下側に位置し、各シリンダジャ
ケット8・8に向けて開口した左右一対の冷却水導入部
13・13とを備えて成り、冷却水導入部13・13よ
り流入した冷却水は、上記冷却水路15を流通するとと
もに、ジャケット連通路12・12を介して上記ヘッド
寄り部4aの上側に位置するヘッドジャケット(図示せ
ず)に流出し、その間に連続肉壁部4のヘッド寄り部4
aを冷却するように構成されている。なお、上記冷却水
路15は、2枚の金属成型板をかしめ部18でかしめ付
けて一体に構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例では、冷却
水路15が偏平であることから、シリンダボア3aの加
工において、当該冷却水路15の対応部分で強度不足を
生じ、ひいてはシリンダボア3aの局部的な歪みを生じ
るおそれがある。これを回避するには、当該連続肉壁部
4の肉厚をある程度厚くする必要がある。つまり、この
従来例では上記連続肉壁部4の肉厚を十分に薄くするこ
とができないため、シリンダボア3aの間隔を狭くし、
あるいは、排気量を多くしてエンジンの大出力化を図る
うえで難点がある。
【0006】また、各ジャケット連通路12を構成する
筒状体の下部を切り欠いて冷却水導入部13を形成して
いるが、当該冷却水導入部13は間口が小さいため、多
量の冷却水を冷却水路15内に円滑に導入することがで
きない。しかも、冷却水路15内での流速を速めること
ができず、上記連続肉壁部4のヘッド寄り部4aを強力
に冷却できないという難点がある。このように、連続肉
壁部4のヘッド寄り部4aを強力に冷却できず放熱能力
が低いと、エンジンの出力アップを図ることができな
い。
【0007】即ち、ピストンリングはシリンダ壁を介し
て冷却されるが、上記ヘッド寄り部4aの放熱能力が低
いと、ピストンリングの焼き付き等を防止する観点よ
り、特にトップリングをピストン頂面から一定距離だけ
離間して装着せざるを得ない。このことはピストン頂部
の外周に燃焼に寄与しないリング状のデッドスペースが
生じることを意味する。このため空気利用率の向上を図
ることができず、ひいてはエンジンの出力アップを図る
ことができないことにもなる。
【0008】特に近年では、さらに小型軽量化を促進
し、エンジンの大出力化を図ることが要請されている
が、従来例は上記難点を有するため、これらの要請に十
分に応えることができない。しかも、上記水路形成部材
10は、図9(C)に示すように一体形成されているこ
とから、これを製作するにはジャケット連通路12に冷
却水路15を溶接するか、あるいは鋳型成型することが
考えられるが、いずれにしても製作に手間取り、コスト
高につく。
【0009】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、 水路形成部材を鋳込んだ連続肉壁部の強度アップを
図り、上記連続肉壁部の肉厚を極限まで薄くすることに
より、多気筒エンジンの一層の小型軽量化とエンジンの
出力向上を図ること、 連続肉壁部のヘッド寄り部をさらに強力に冷却して
トップリングをより上方に位置させることにより空気利
用率の向上を図り、エンジンの出力向上を図ること、 水路形成部材の製作が簡便で、当該部材のコスト低
減を図ること、 を技術的課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は以下のように構成される。即ち、本発明に
係るサイアミーズシリンダの冷却装置の基本構成は、サ
イアミーズシリンダ2の連続肉壁部4のヘッド寄り部4
aに水路形成部材10を鋳込み、シリンダジャケット8
・8内の冷却水を、上記水路形成部材10を介して連続
肉壁部4の上方に位置するヘッドジャケット22に流出
させるように構成する。
【0011】請求項1に記載の発明では、上記基本構成
を有するサイアミーズシリンダの冷却装置において、上
記水路形成部材10は、上半部に位置する左右一対のジ
ャケット連通路12・12と、上記ジャケット連通路1
2・12の下側に位置し、各シリンダジャケット8・8
に向けて開口する左右一対の冷却水導入部13・13
と、左右のジャケット連通路12・12の間及び左右の
冷却水導入部13・13の間に、それぞれ上下多段で交
互に形成された非空洞部11と冷却水路15とを備えて
成り、上記各冷却水路15は、平面視クサビ状に形成し
た先端部が中央へ向くように左右対称に構成するととも
に、そのクサビ状先端部を微小隙間Sを解して相互に連
通したことを特徴としている。
【0012】請求項2に記載の発明では、上記基本構成
を有するサイアミーズシリンダの冷却装置において、上
記水路形成部材10は、上半部に位置する左右一対のジ
ャケット連通路12・12と、上記ジャケット連通路1
2・12の下側に位置し、各シリンダジャケット8・8
に向けて開口する左右一対の冷却水導入部13・13
と、左右のジャケット連通路12・12の間及び左右の
冷却水導入部13・13の間に、それぞれ上下多段で交
互に形成された非空洞部11と冷却水路15とを備えて
成り、上記各冷却水路15は、平面視クサビ状に形成し
た先端部が中央へ向くように左右対称に構成するととも
に、そのクサビ状先端部を非空洞部11bとして閉止し
たことを特徴としている。
【0013】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載のサイアミーズシリンダの冷却装置におい
て、各冷却水路(15)の少なくとも上縁(15b)を
左右方向外側へ上り勾配に形成したものである。ここ
で、「少なくとも」とは、左右一対の各冷却水路15の
上縁15bを左右方向外側へ上り勾配に形成することを
要件とし、各冷却水路15の下縁15cについては、左
右方向外側へ上り勾配に形成するか否かは問わないこと
を意味する。
【0014】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請
求項3のいずれかに記載のサイアミーズシリンダの冷却
装置において、上記水路形成部材10は、上下多段に形
成した各非空洞部11に上記連続肉壁部4の前後肉壁を
連結する前後肉壁連結孔16を形成したものである。
【0015】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請
求項4のいずれかに記載のサイアミーズシリンダの冷却
装置において、上記水路形成部材10は、2枚の金属製
板状体10a・10aを成型により対称に形成し、左右
のジャケット連通路12・12の外縁に外縦向きに外縁
接合部17・17を突設形成し、少なくともこの外縁接
合部17・17同士を相互に固着して一体に構成したも
のである。
【0016】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
のサイアミーズシリンダの冷却装置において、前記連続
肉壁部4のヘッド寄り部4aの左右両側部を左右一対の
シリンダヘッド締結用ボス部5・5に連続させて形成
し、一方の外縁接合部17は、一方のシリンダ3とシリ
ンダヘッド締結用ボス部5との間に、他方の外縁接合部
17は、他方のシリンダ3とシリンダヘッド締結用ボス
部5との間に、それぞれ一方と他方のシリンダ3寄りに
偏位させて鋳込んで構成したものである。
【0017】
【発明の作用・効果】 請求項1に記載の発明では、上下多段で交互に形成
された非空洞部11と冷却水路15とを備えることか
ら、上記非空洞部11が、連続肉壁部4を機械的に補強
するリブとして機能する。つまり、上記非空洞部11と
交互に上下多段に形成された冷却水路15は、従来例の
偏平で縦長の冷却水路15と比較して、格段に機械的強
度が増大する。これにより、シリンダボア3aの孔加工
において、部分的な歪みが生じるおそれはなくなる。
【0018】 連続肉壁部4の肉厚は、中央部で最も
薄く、左右両端部で最も厚くなっているが、請求項1に
記載の発明では、この連続肉壁部4の肉厚に対応させて
冷却水路15を平面視クサビ状に形成し、その先端が中
央へ向くように左右対称に構成したことから、水路形成
部材10を薄くでき、ひいては上記連続肉壁部4を一層
薄くできる。これにより、当該連続肉壁部4の肉厚を従
来例よりも薄く形成して、シリンダボア間のピッチを小
さくすることができる。あるいはシリンダボアの直径を
大きくすることにより排気量アップ、ひいては出力アッ
プを図ることができる。
【0019】 請求項1に記載の発明では、上記各冷
却水路15は、平面視クサビ状に形成した先端部を微小
隙間Sを介して相互に連通したことから、この微小隙間
Sを流通する冷却水の流速が速くなり、一層冷却効率が
高まる。即ち、シリンダジャケット8・8内の冷却水
は、冷却水導入部13・13より流入し、クサビ状の冷
却水路15及びジャケット連通路12に多量に流入し、
上記ジャケット連通路12・12を通って連続肉壁部4
の上方に位置するヘッドジャケット22へ抜けるが、上
記微小隙間Sを流通する冷却水の流速が速くなり、上記
ヘッド寄り部4aを強力に冷却する。そして、シリンダ
壁を介してピストンリングを強力に冷却する。これによ
り、トップリングをピストン頂面に可及的に近づけ、ピ
ストン頂部外周の燃焼に寄与しないリング状のデッドス
ペースを極力小さくして空気利用率の向上を図ることが
できる。また、これに伴って燃料の未燃部分及び潤滑油
の炭化によるトップリングの膠着を解消することができ
る。
【0020】 トップリングをピストン頂面に可及的
に近づけることに伴って、ピストンピンの位置をピスト
ン頂面に可及的に近づけ、その分だけクランク軸の振り
回しの寸法を長くすることができ、コンロッドやエンジ
ンの体格(背丈)を変えないで、ピストンストローク、
ひいては排気量アップを図ることができる。つまり、多
気筒エンジンの相対的小型化とエンジンの大出力化を図
ることができる。逆にピストンストロークを変えない場
合には、ピストンピンの位置をピストン頂面に近づけた
分だけコンロッドを長く設定できるので、ピストン側圧
力を低減でき、結果として摩擦損失の低減が図れる。
【0021】 請求項2に記載の発明では、上記各冷
却水路15は、平面視クサビ状に形成した先端部を非空
洞部11bとして閉止したことから、連続肉壁部4の肉
厚が最も薄い中央部で水路形成部材10を一層薄くで
き、ひいては上記連続肉壁部4を極限まで薄くできる。
これにより、当該連続肉壁部4の肉厚を一層薄く形成し
て、シリンダボア間のピッチを小さくすることができ
る。
【0022】 請求項3に記載の発明では、水路形成
部材10に形成した左右一対の各冷却水路15の少なく
とも上縁15bを左右方向外側へ上り勾配に形成したこ
とから、万一、各冷却水路15内で冷却水が沸騰して水
蒸気が発生した場合でも、水蒸気は上り勾配に形成した
各冷却水路15の上縁15bに沿って上方へ移動し、ジ
ャケット連通路12を通ってヘッドジヤケット22に逃
げる。これにより冷却性能は高く維持される。
【0023】 請求項4に記載の発明では、水路形成
部材10の上下多段に形成した各非空洞部11に前後肉
壁連結孔16を形成して連続肉壁部4の前後肉壁を連結
したことから、シリンダボア3aの孔加工時やエンジン
運転時に連続肉壁部4に作用する加圧力に対して、一層
強力に対抗できるので、この点でも格段に機械的強度が
増大し、シリンダボア3aの孔加工において、部分的な
歪みが生じるおそれはなくなる。
【0024】 請求項5に記載の発明では、水路形成
部材10は、2枚の金属製板状体10a・10aを成型
により対称に形成し、左右のジャケット連通路12・1
2の外縁に外縦向きに突設形成し、少なくともこの外縁
接合部17・17同士を相互に固着して一体に構成した
ことから、同一形状に成型した金属製板状体10a・1
0aを相互に固着するだけで水路形成部材10を簡便に
製造でき、当該部材のコスト低減を図ることができる。
【0025】 請求項6に記載の発明では、連続肉壁
部4のヘッド寄り部4aの左右両側部を左右一対のシリ
ンダヘッド締結用ボス部5・5に連続させて形成し、一
方の外縁接合部17は、一方のシリンダ3とシリンダヘ
ッド締結用ボス部5との間に、他方の外縁接合部17
は、他方のシリンダ3とシリンダヘッド締結用ボス部5
との間に、それぞれ一方と他方のシリンダ3寄りに偏位
させて鋳込んだことから、単に左右のジャケット連通路
の外側に接合部を重ね合わせた従来例と比較して、当該
ジャケット連通路12の実質通路断面籍を大きくするこ
とができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の第1実施形態に係
る水路形成部材を示し、図1(A)は水路形成部材の斜
視図、図1(B)はその水路形成部材の右半分を破断し
た平面図、図1(C)は図1(A)及び図2(B)中の
C−C線矢視縦断面図、図2は当該水路形成部材の正面
図である。また、図7は本発明に係るサイアミーズシリ
ンダの冷却装置を具備する縦型多気筒エンジンの要部を
示し、図7(A)は部分縦断面図、図7(B)はそのシ
リンダブロックの部分平面図である。さらに、図8は本
発明に係るサイアミーズシリンダの冷却装置を具備する
縦型多気筒エンジンの要部の縦断面図である。
【0027】この縦型多気筒エンジンEは、図8に示す
ように、クランクケースを一体に形成したシリンダブロ
ック1の上にシリンダヘッド20をヘッドボルト6で固
定し、シリンダブロック1に形成したシリンダジャケッ
ト8とシリンダヘッド20に形成したヘッドジャケット
22とを、連続肉壁部4以外の部分に形成した多数のジ
ャケット連通孔24で連通し、シリンダブロック1を冷
却した冷却水でシリンダヘッド20を冷却するように構
成されている。
【0028】本発明に係るサイアミーズシリンダの冷却
装置は、従来例と同様の基本構成を備えている。即ち、
図7及び図8に示すように、シリンダブロック1に複数
のシリンダ3を前後に並設し、隣接するシリンダ3・3
を連続肉壁部4で連続させてサイアミーズシリンダ2を
構成するとともに、上記サイアミーズシリンダ2を囲う
ようにシリンダジャケット8が形成されている。上記連
続肉壁部4には後述する水路形成部材10が鋳込まれて
いる。
【0029】以下、本冷却装置の特徴構成について説明
する。上記水路形成部材10は、図1及び図2に示すよ
うに、プレス成型により対称に形成した2枚の金属製板
状体10a・10aを相互に対向して重ね合わせ、左右
のジャケット連通路12・12の外縁に外縦向きに突設
して形成した外縁接合部17・17同士をシーム溶接し
て一体に構成されている。これにより、同一形状に成型
した2枚の金属製板状体10a・10aの外縁接合部1
7・17同士を相互に固着するだけで簡便で安価に製造
できる。なお、後述する第3及び第4の実施形態のアー
クスポット溶接と上記シーム溶接と置換しても差し支え
ない。
【0030】上記水路形成部材10は、上半部に位置す
る左右一対のジャケット連通路12・12と、上記ジャ
ケット連通路12・12の下側に位置し、各シリンダジ
ャケット8・8に向けて開口する左右一対の冷却水導入
部13・13と、左右のジャケット連通路12・12の
間及び左右の冷却水導入部13・13の間に、それぞれ
交互に形成された非空洞部11aと冷却水路15とを備
えて成り、シリンダジャケット8・8内の冷却水を、左
右一対の冷却水導入部13・13と冷却水路15・15
とジャケット連通路12・12とを順に介して上記連続
肉壁部4の上方に位置するヘッドジャケット22に流出
させるように構成されている。
【0031】なお、図1(A)及び図2中の符号16
は、上記連続肉壁部4の前後の肉壁を連結するための前
後肉壁連結孔である。本発明の非空洞部11aは、長孔
に形成した前後肉壁連結孔16を有することから、シリ
ンダボアの加工時やエンジン運転時に連続肉壁部4に作
用する加圧力に対して、上記連続肉壁部4が一層強力に
対抗できるという利点がある。このように上下多段に形
成した非空洞部11aは、連続肉壁部4を機械的に補強
するリブとして機能し、この非空洞部11aと交互に上
下多段に形成された冷却水路15は、従来例の偏平で縦
長の冷却水路15と比較して、格段に機械的強度が増大
する。これにより、シリンダボア3aの孔加工におい
て、部分的な歪みが生じるおそれはなくなる。
【0032】上記各冷却水路15は、図1(A)(B)及び
図2に示すように、平面視クサビ状に形成され、その先
端が中央へ向くように左右対称に構成してある。即ち、
連続肉壁部4の肉厚は、中央部で最も薄く、左右両端部
で最も厚くなっているが、この連続肉壁部4の肉厚に対
応させて冷却水路15を平面視クサビ状に形成し、その
先端が中央へ向くように左右対称に構成することによ
り、水路形成部材10を従来例よりも薄くでき、ひいて
は上記連続肉壁部4を一層薄くできる。これにより、シ
リンダボア間のピッチを小さくすることができる。ある
いはシリンダボアの直径を大きくすることにより排気量
アップ、ひいては出力アップを図ることができる。
【0033】上記左右一対の各冷却水路15は、図1
(B)(C)に示すように、その中央部(クサビ状の先
端部)が微小隙間Sを介して相互に連通するように形成
されているので、例えば手動式造型機によりクサビ状冷
却水路15内に鋳砂を詰め込む場合には、左右方向の片
側より突き固めることができるので至便である。また、
この微小隙間Sを流通する冷却水の流速が速くなり、一
層冷却効率が高まる。しかも、各クサビ状の冷却水路1
5の上縁15bは左右方向外側へ上り勾配に形成してあ
る。即ち、各クサビ状の冷却水路15内で冷却水が沸騰
して水蒸気が発生した場合でも、水蒸気は上り勾配に形
成した各冷却水路15の上縁15bに沿って上方へ移動
し、ジャケット連通路12を通ってヘッドジヤケット2
2に逃げる。これにより冷却性能は高く維持される。
【0034】また、左右一対の冷却水導入部13・13
は、左右に突設した前後各一対の冷却水案内板14・1
4を、それぞれ前後に隣接するシリンダ3・3の各外周
面3b・3bに沿って拡開させて構成されている。これ
により、冷却水導入部13・13の間口が大きく形成さ
れる。従って、冷却水の多くはシリンダジャケット8・
8に向けて拡開された冷却水導入部13・13より冷却
水路15及びジャケット連通路12に多量に流入し、上
記ジャケット連通路12・12を通って連続肉壁部4の
上側に位置するヘッドジャケット22へ抜ける。また、
前記微小隙間Sを流通する冷却水の流速が速くなり、一
層冷却効率が高まることと相俟って、多量の冷却水が上
記ヘッド寄り部4aを強力に冷却する。
【0035】即ち、ヘッド寄り部4aを強力に冷却する
ことで、シリンダ壁を介してピストンリングを強力に冷
却できるので、トップリングをピストン頂面に可及的に
近づけ、ピストン頂部外周の燃焼に寄与しないリング状
のデッドスペースを極力小さくして空気利用率の向上を
図ることができる。また、これに伴って燃料の未燃部分
の炭化によるトップリングの膠着を解消することができ
る。
【0036】しかも、トップリングをピストン頂面に可
及的に近づけることに伴って、ピストンピンの位置をピ
ストン頂面に可及的に近づけ、その分だけクランク軸の
振り回しの寸法を長くすることができ、コンロッドエン
ジンの背丈を変えないで相対的小型化を図り、ピストン
ストロークを大きくして、排気量アップを図ることがで
きる。また、当該ヘッド寄り部4aを強力に冷却できる
ので、シリンダボアの直径を大きくすることにより排気
量アップを図ることもできる。さらに、ターボチャージ
ャを搭載した多気筒エンジン等においても本発明を適用
することにより、相対的小型化とエンジンの大出力化を
図ることができる。逆にピストンストロークを変えない
場合には、ピストンピンの位置をピストン頂面に近づけ
た分だけコンロッドを長く設定できるので、ピストン側
圧力を低減でき、結果として摩擦損失の低減が図れる。
【0037】図1(B)に示すように、上記連続肉壁部
4のヘッド寄り部4aの左右両側部と左右一対のシリン
ダヘッド締結用ボス部5・5とを連続させて形成するこ
とにより、ヘッドボルト6・6の間隔を狭めて当該狭め
られた分だけシリンダ3を周方向に沿って均一かつ強力
に締結するように構成されている。なお、本発明はこれ
に限らないが、シリンダヘッド締結用ボス部5・5とヘ
ッド寄り部4aの左右両側部とを連続させることによ
り、シリンダブロック1の上端壁にあけたジャケット連
通孔23と一対のジャケット連通路12・12の孔径を
大きくして多量の冷却水を流通させることができるとい
う利点がある。
【0038】また、図1(B)及び図7(B)に示すよ
うに、ジャケット連通路12・12の外縁の一方の外縁
接合部17は、一方のシリンダ3とシリンダヘッド締結
用ボス部5との間に、他方の外縁接合部17は、他方の
シリンダ3とシリンダヘッド締結用ボス部5との間に、
それぞれ一方と他方のシリンダ3・3寄りに偏位させて
鋳込んである。即ち、左右のシリンダヘッド締結用ボル
ト6・6の間隔は一定であるから、単に左右のジャケッ
ト連通路12・12の外側に接合部17を重ね合わせる
と当該ジャケット連通路12の実質通路断面籍が狭くな
る。そこで上記のように、それぞれ外縁接合部17・1
7を一方と他方のシリンダ3・3寄りに偏位させること
により、当該ジャケット連通路12の実質通路断面籍を
大きくすることができる。
【0039】図1(B)及び図7(A)(B)に示すよ
うに、一対のジャケット連通路12・12は上記ボス部
5・5の内側に位置し、シリンダブロック1の上端壁及
びシリンダヘッド20の下端壁とにあけたジャケット連
通孔23・23に連通している。また、図1(A)に示
すように、上記ジャケット連通路12の上端部は、上端
の非空洞部11よりも若干背丈を高くしてある。これ
は、シリンダブロック1の上端壁のジャケット連通孔2
3を相対的に短く設定することにより、このジャケット
連通孔23を形成するための砂中子12bを折れにくく
することを意図したものである。
【0040】図3は本発明の第2実施形態に係る水路形
成部材の正面図である。この実施形態では、図3に示す
ように、左右のジャケット連通路12・12の外縁に外
縦向きに突設して形成した外縁接合部17・17同士と
下端部の非空洞部11同士とをシーム溶接して一体に固
着してある。その他の点は前記第1実施形態(図1及び
図2)と同様に構成されている。
【0041】図4は本発明の第3実施形態に係る水路形
成部材の正面図である。この実施形態では、図4に示す
ように、左右のジャケット連通路12・12の外縁に外
縦向きに突設して形成した外縁接合部17・17同士と
上下両端部の非空洞部11・11同士とをシーム溶接す
るとともに、上下多段に形成した非空洞部11a・11
a同士をアークスポット溶接して一体に固着してある。
また、各非空洞部11aに形成した前後肉壁連結孔16
は、複数の丸孔を所定ピッチにあけて形成してあり、そ
の他の点は前記第1実施形態(図1及び図2)と同様に
構成されている。上記のように非空洞部11a・11a
同士をアークスポット溶接して一体に固着することによ
り、上記非空洞部11a・11a同士間に鋳砂が侵入し
て隙間ができるのを防止することができる。
【0042】即ち、連続肉壁部4のヘッド寄り部4aに
水路形成部材10を鋳込む場合、例えば吹込式造型機に
より、水路形成部材10のジャケット連通路12や冷却
水路15に鋳砂を高圧エアーで圧入して詰め込む場合に
おいては、上記非空洞部11a・11a同士を相互に固
着しなければ、当該非空洞部11a・11a同士間に鋳
砂が侵入して隙間ができるため、水路形成部材10の厚
み寸法が大きくなるという問題があるが、上記非空洞部
11a・11a同士を溶接して一体に固着することによ
り、かかる問題を解消して水路形成部材10の正確な厚
み寸法を維持できる。
【0043】図5は本発明の第4実施形態で、請求項2
に記載の発明に係る水路形成部材の正面図である。この
実施形態では、図5に示すように、左右の冷却水路15
のクサビ状先端部が非空洞部11bにより袋状に閉止さ
れている。即ち、上下多段の非空洞部11aは、その中
央部で縦向きの非空洞部11bと繋がっている。これに
より、連続肉壁部4の肉厚が最も薄い中央部で水路形成
部材10を一層薄くでき、ひいては上記連続肉壁部4を
極限まで薄くできる。これにより、当該連続肉壁部4の
肉厚を一層薄く形成して、シリンダボア間のピッチを小
さくすることができる。
【0044】上記のように、左右一対のクサビ状の冷却
水路15は縦向きの非空洞部11bで仕切られ、先端が
閉じられた袋状に形成されているが、冷却水は冷却水導
入部13・13より袋状の冷却水路15及びジャケット
連通路12にに流入し、上記ジャケット連通路12・1
2を通って連続肉壁部4の上側に位置するヘッドジャケ
ット22へ抜ける。
【0045】また、各袋状の冷却水路15の上縁15b
が左右方向外側へ上り勾配に形成してあるので、冷却性
能は高く維持される。即ち、各袋状の冷却水路15内で
冷却水が沸騰して水蒸気が発生した場合でも、水蒸気は
上り勾配に形成した各冷却水路15の上縁15bに沿っ
て上方へ移動し、ジャケット連通路12を通ってヘッド
ジヤケット22に逃げる。これにより冷却性能は高く維
持される。なお、各非空洞部11aに形成した前後肉壁
連結孔16は長孔に形成してあり、その他の点は前記第
3実施形態(図4)と同様に構成されている。
【0046】図6は本発明の第5実施形態に係る水路形
成部材の正面図である。この実施形態では、図6に示す
ように、左右のジャケット連通路12・12の外縁に外
縦向きに突設して形成した外縁接合部17・17同士と
下端部の非空洞部11同士をシーム溶接により固着して
ある。また、各非空洞部11aに形成した前後肉壁連結
孔16は、単一の丸孔をあけて形成してあり、その他の
点は前記第4実施形態(図5)と同様に構成されてい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る水路形成部材を示
し、図1(A)は水路形成部材の斜視図、図1(B)は
その水路形成部材の右半分を破断して示す平面図、図1
(C)は図1(A)及び図1(B)中のC−C線矢視縦
断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る水路形成部材の正
面図である。
【図3】本発明の第2実施形態に係る水路形成部材の正
面図である。
【図4】本発明の第3実施形態に係る水路形成部材の正
面図である。
【図5】本発明の第4実施形態に係る水路形成部材の正
面図である。
【図6】本発明の第5実施形態に係る水路形成部材の正
面図である。
【図7】本発明に係るサイアミーズシリンダの冷却装置
を具備する縦型多気筒エンジンの要部を示し、図7
(A)は部分縦断面図、図7(B)はそのシリンダブロ
ックの部分平面図である。
【図8】本発明に係るサイアミーズシリンダの冷却装置
を具備する縦型多気筒エンジンの要部の縦断面図であ
る。
【図9】従来例を示し、図9(A)は縦型エンジンのサ
イアミーズシリンダの要部の縦断面図、図9(B)は図
9(A)中のB−B線矢視横断平面図、図9(C)は水
路形成部材の斜視図である。
【符号の説明】
1…シリンダブロック、2…サイアミーズシリンダ、3
…シリンダ、3a…シリンダボア、3b…シリンダの外
周面、4……連続肉壁部、4a…連続肉壁部のヘッド寄
り部、5…シリンダヘッド締結用ボス部、8…シリンダ
ジャケット、10…水路形成部材、10a…金属製板状
体、11・11a…非空洞部、12…ジャケット連通
路、13…冷却水導入部、14…冷却水案内板、15…
冷却水路、15b…空洞部の上縁、16…前後肉壁連結
孔、17…外縁接合部、22…ヘッドジャケット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 早谷 章 大阪府堺市石津北町64 株式会社クボタ堺 製造所内 (72)発明者 鎌田 保一 大阪府堺市石津北町64 株式会社クボタ堺 製造所内 (72)発明者 杉本 雅彦 大阪府堺市石津北町64 株式会社クボタ堺 製造所内 (72)発明者 森岡 和良 大阪府堺市石津北町64 株式会社クボタ堺 製造所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サイアミーズシリンダ(2)の連続肉壁
    部(4)のヘッド寄り部(4a)に水路形成部材(1
    0)を鋳込み、シリンダジャケット(8)(8)内の冷
    却水を、上記水路形成部材(10)を介して上記連続肉
    壁部(4)の上方に位置するヘッドジャケット(22)
    に流出させるように構成したサイアミーズシリンダの冷
    却装置において、 上記水路形成部材(10)は、上半部に位置する左右一
    対のジャケット連通路(12)(12)と、上記ジャケ
    ット連通路(12)(12)の下側に位置し、各シリン
    ダジャケット(8)(8)に向けて開口する左右一対の
    冷却水導入部(13)(13)と、左右のジャケット連
    通路(12)(12)の間及び左右の冷却水導入部(1
    3)(13)の間に、それぞれ上下多段で交互に形成さ
    れた非空洞部(11)と冷却水路(15)を構成する空
    洞部とを備えて成り、 上記各冷却水路(15)は、平面視クサビ状に形成した
    先端部が中央へ向くように左右対称に構成するととも
    に、そのクサビ状先端部を微小隙間(S)を介して相互
    に連通したことを特徴とするサイアミーズシリンダの冷
    却装置。
  2. 【請求項2】 サイアミーズシリンダ(2)の連続肉壁
    部(4)のヘッド寄り部(4a)に水路形成部材(1
    0)を鋳込み、シリンダジャケット(8)(8)内の冷
    却水を、上記水路形成部材(10)を介して上記連続肉
    壁部(4)の上方に位置するヘッドジャケット(22)
    に流出させるように構成したサイアミーズシリンダの冷
    却装置において、 上記水路形成部材(10)は、上半部に位置する左右一
    対のジャケット連通路(12)(12)と、上記ジャケ
    ット連通路(12)(12)の下側に位置し、各シリン
    ダジャケット(8)(8)に向けて開口する左右一対の
    冷却水導入部(13)(13)と、左右のジャケット連
    通路(12)(12)の間及び左右の冷却水導入部(1
    3)(13)の間に、それぞれ上下多段で交互に形成さ
    れた非空洞部(11)と冷却水路(15)を構成する空
    洞部とを備えて成り、 上記各冷却水路(15)は、平面視クサビ状に形成した
    先端部が中央へ向くように左右対称に構成するととも
    に、そのクサビ状先端部を袋状に閉止したことを特徴と
    するサイアミーズシリンダの冷却装置。
  3. 【請求項3】 前記各クサビ状の冷却水路(15)は、
    少なくともその上縁(15b)を左右方向外側へ上り勾
    配に形成した、請求項1又は請求項2に記載のサイアミ
    ーズシリンダの冷却装置。
  4. 【請求項4】 上記水路形成部材(10)は、上下多段
    に形成した各非空洞部(11a)に上記連続肉壁部4の
    前後肉壁を連結する前後肉壁連結孔(16)を形成し
    た、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のサイアミ
    ーズシリンダの冷却装置。
  5. 【請求項5】 上記水路形成部材(10)は、2枚の金
    属製板状体(10a)(10a)を成型により対称に形
    成し、左右のジャケット連通路(12)(12)の外縁
    に外縦向きに外縁接合部(17)(17)を突設形成
    し、少なくともこの外縁接合部(17)(17)同士を
    相互に固着して一体に構成した、請求項1乃至請求項4
    のいずれかに記載のサイアミーズシリンダの冷却装置。
  6. 【請求項6】 前記連続肉壁部(4)のヘッド寄り部
    (4a)の左右両側部を左右一対のシリンダヘッド締結
    用ボス部(5)(5)に連続させて形成し、 一方の外縁接合部(17)は、一方のシリンダ(3)と
    シリンダヘッド締結用ボス部(5)との間に、他方の外
    縁接合部(17)は、他方のシリンダ(3)とシリンダ
    ヘッド締結用ボス部(5)との間に、それぞれ一方と他
    方のシリンダ(3)寄りに偏位させて鋳込んで構成した
    請求項5に記載のサイアミーズシリンダの冷却装置。
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