JPH09118305A - 磁力包装方法及びその解包方法 - Google Patents

磁力包装方法及びその解包方法

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JPH09118305A
JPH09118305A JP30055295A JP30055295A JPH09118305A JP H09118305 A JPH09118305 A JP H09118305A JP 30055295 A JP30055295 A JP 30055295A JP 30055295 A JP30055295 A JP 30055295A JP H09118305 A JPH09118305 A JP H09118305A
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Japan
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magnetic
sheet
packaged
magnetic sheet
substrate
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JP30055295A
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Kazuhito Goto
和仁 後藤
Kazumasa Nomura
和正 野村
Katsuhiko Tachibana
克彦 橘
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Nitto Denko Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車部品や電子部品等の種々の物品を容易
に仮固定して運搬、搬送でき、物品の正確かつ規則的な
連続搬送も容易に達成できて物品を汚染や損傷なく容易
に解放でき、仮固定材を繰返し使用できて資源の有効利
用をはかりうる包装方法及びその解包方法の開発。 【解決手段】 外表面の磁極が統一された磁性体層(1
2)を基板(11)上に有する磁気シート(1)をその
磁力を介し、被包装物(2)を介在させて磁石接着性の
基板(3)と接着する磁力包装方法、及びその方法によ
る単体状又は一連状の包装体における磁気シートに、そ
の外表面磁極による単位磁力よりも大きい単位磁力の反
発磁場を与えて磁気シートと磁石接着性の基板を分離す
る磁力包装の解包方法。 【効果】 磁力接着により、接着剤等が不要でそれによ
る物品の汚染を回避でき、洗浄処理の必要がないと共
に、物品の損傷や包装素材の破壊なく解放できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、自動車部品や電子部品等
の運搬や搬送などに好適な磁力包装方法及びその解包方
法に関する。
【0002】
【発明の背景】自動車部品の小型化や高性能化などに伴
いその部品の製造工程や自動車の組立工程等における部
品の搬送に規則性等の正確さの向上が求められつつあ
る。また電子部品の製造ラインにおける搬送においても
省人化や自動化等の進展に伴い、電子部品を単にベルト
コンベヤ等に順次載置して搬送することから、それを速
く、かつ正確に、しかも連続的に搬送することが求めら
れている。
【0003】従来、前記した電子部品等の物品を正確に
規則的に連続搬送するシステムとしては、加熱発泡処理
で接着力が低減するようにした粘着テープを介してワー
ク、すなわち搬送物品を仮固定して運搬又は搬送する方
法が知られていた。この方法によれば、加熱発泡処理に
よる接着力の低減で仮固定したワークの剥離を容易に行
いうることから、それまでのワックスや接着剤、あるい
は単なる粘着テープを介してワークを仮固定する方法の
問題点、すなわちワークの剥離等の解放作業に多時間、
多労力を要し、かつ解放後のワークに付着したワックス
等を洗浄する必要があると共に、解放作業時の剥離等で
ワークに損傷が生じやすいなどの問題点を回避しうる利
点がある。
【0004】しかしながら、加熱発泡処理後の粘着テー
プをワークの仮固定に再度利用することは困難で、使い
捨てにならざるをえず、繰返し使用による資源の有効利
用をはかることが困難な問題点があった。ワークの単な
る包装では、組立式の収容箱による方法も考えうるがそ
の収容箱よりのワークの取出等を考慮するとワークの規
則的な連続搬送システムへの適用には不向きである。
【0005】
【発明の技術的課題】本発明は、自動車部品や電子部品
等の種々の物品を容易に仮固定して運搬、搬送でき、し
かも物品の正確かつ規則的な連続搬送も容易に達成で
き、かつ物品を汚染や損傷なく容易に解放できて、仮固
定材を繰返し使用でき資源の有効利用をはかりうる包装
方法及びその解包方法の開発を課題とする。
【0006】
【課題の解決手段】本発明は、外表面の磁極が統一され
た磁性体層を基板上に有する磁気シートをその磁力を介
し、被包装物を介在させて磁石接着性の基板と接着する
ことを特徴とする磁力包装方法、及びその方法による単
体状又は一連状の包装体における磁気シートに、その外
表面磁極による単位磁力よりも大きい単位磁力の反発磁
場を与えて磁気シートと磁石接着性の基板を分離するこ
とを特徴とする磁力包装の解包方法を提供するものであ
る。
【0007】
【発明の効果】本発明によれば、磁気シートと磁石接着
性基板を介し種々の物品を包装して容易に仮固定でき、
その包装状態を介し物品を運搬、搬送できて、しかも物
品を正確かつ規則的に配列させた一連状の包装も容易に
行うことができ連続搬送も容易に達成することができ
る。加えて磁力を介した接着であることより、ワックス
や接着剤等が不要でそれによる物品の汚染を回避でき、
その汚染回避で洗浄処理の必要もないと共に、磁力の反
発力を利用して磁気シートと磁石接着性基板を容易に分
離でき物品を損傷なく容易に解放できて、包装素材の破
壊を伴わずそれを物品の仮固定に繰返し使用できて資源
の有効利用をはかることができる。
【0008】
【発明の実施形態】本発明の磁力包装方法は、外表面の
磁極が統一された磁性体層を基板上に有する磁気シート
をその磁力を介し、被包装物を介在させて磁石接着性の
基板と接着し、包装体を形成するものである。本発明に
よる包装体の例を図1に示した。1が磁気シートで、1
1がその基板、12が磁性体層、2が被包装物、3が磁
石接着性の基板である。
【0009】磁気シートとしては、図2に例示の如く基
板11の上に、外表面の磁極がN極又はS極に統一した
磁性体層12を有するものが用いられる。その形成は、
例えば基板上にバインダによる磁性粉の保形層を形成
し、電磁石等により磁気シートの厚さ方向に一定の磁界
を発生させて保形層の磁性粉を着磁処理する方式などに
より行うことができる。その場合、コイル電流の交番な
く定方向の磁場で処理することにより、保形層の外表面
の磁極をN極又はS極に統一でき、目的の磁性体層とす
ることができる。
【0010】前記において保形層の形成は、例えばバイ
ンダ用のポリマーと磁性粉を有機溶剤を用いてボールミ
ル等により混合し、その混合液をロールコータやナイフ
コータ等にて基板上に塗工する方式、あるいはバインダ
用のポリマーと磁性粉を溶剤を用いることなくミキシン
グロールやバンバリーミマサ等により混合し、その混合
物をカレンダーロール等にて基板上に展延する方式など
の適宜な方式にて行うことができる。
【0011】前記のバインダ用のポリマーとしては、磁
性粉を保持して層形態を維持しうる適宜なものを用いる
ことができ、特に限定はない。ちなみにその例として
は、天然ゴム、ポリイソブチレンやポリイソプレン、ク
ロロプレンゴムやイソプレン・イソブチレンゴム(ブチ
ルゴム)、ニトリルブチルゴムやスチレン・ブタジエン
ゴム、スチレン・ブタジエン・スチレンゴム(SBS)
やスチレン・イソプレン・スチレンゴム(SIS)、ス
チレン・エチレン・ブタジエンゴムやスチレン・エチレ
ン・ブチレン・スチレンゴム(SEBS)、エチレン・
プロピレンターポリマー(EPT又はEPDM)の如き
合成ゴムがあげられる。
【0012】また、ポリ(メタ)アクリル酸アルキルエ
ステルの如きアクリル系ポリマー等の低ガラス転移点の
ポリマーやポリ塩化ビニル、エチレン・酢酸ビニル共重
合体やポリプロピレン、ポリアミドやポリエステル、塩
素化ポリエチレンの如き熱可塑性ポリマーなどもバイン
ダ用ポリマーに用いうる。バインダ用ポリマーは、1種
又は2種以上を用いうる。
【0013】磁性粉についても特に限定はなく、ハード
系やソフト系等の適宜なものを用いうる。ちなみにその
例としては、SmCo5系やSm2Co17系の如き希土類
コバルト系磁性粉、SmFeN系やNdFeB系の如き
希土類鉄系磁性粉、バリウムフェライトやストロンチウ
ムフェライトの如きフェライト系磁性粉、アルニコ系磁
性粉、Fe−Cr−Co系磁性粉、Cu−Ni−Fe系
磁性粉などがあげられる。希土類系磁性粉の如き磁束密
度の高いものが好ましく用いうる。
【0014】磁性粉は、1種又は2種以上を用いること
ができ、その使用量は、目的とする磁力や磁性体層の強
度などに応じて適宜に決定しうる。一般にはバインダ1
00重量部あたり、200重量部以上、就中300〜3
000重量部、特に500〜1500重量部の磁性粉が
用いられる。磁性粉の粒径は、形成する磁性体層の厚さ
などに応じて適宜に決定しうるが、一般には着磁処理性
などの点より1μm〜1mm、就中2〜800μm、特に5
〜100μmとされる。
【0015】なおバインダと磁性粉の混合に際しては、
リン酸エステルの如き分散剤やチタネート系カップリン
グ剤などの界面活性剤を併用して磁性粉の凝集を防止す
ることもできる。また酸化防止剤や老化防止剤を配合し
て磁性体層の耐候性や耐熱性の向上を図ることもでき
る。
【0016】磁性体層の厚さは、被包装物の重量や大き
さ等に応じた必要磁力などに応じて適宜に決定しうる。
一般には、層厚方向のNS極による磁束密度の発現性な
どの点より500μm以上、就中800μm以上とされ
る。なお厚さの上限については10mm、就中8mm、特に
5mmが一般的であるが、目的とする磁力などに応じて1
0mm以上とすることもできる。
【0017】磁性体層は、それを設けた基板が磁石接着
性基板と接触する部分に設けられていればよい。従って
磁性体層は、基板片面の全面又は部分に対して設けるこ
とができる。磁性体層を設ける基板としては、被包装物
に応じて適宜なものを用いうる。従って例えば、紙やプ
ラスチックラミネート紙、プラスチックシートや発泡
体、織布や不織布、金属シートやゴム系シートなどの公
知包装材のいずれも用いうる。
【0018】ちなみに、シートや発泡体やラミネート等
を形成するプラスチックとしては、例えば、ポリエステ
ルやポリプロピレン、ポリエチレンやポリカーボネー
ト、ポリイミドやポリアミド、ポリ塩化ビニルやポリス
チレン、ポリウレタンやポリ四フッ化エチレンやポリフ
ッ化ビニル、セロハンやアセテートの如きセルロース系
の再生高分子や半合成高分子等の1種又は2種以上を用
いたものなどがあげられる。
【0019】また織布や不織布等の多孔性素材を形成す
るものとしては、例えばガラス繊維等の無機繊維や、ポ
リエステル繊維、ポリビニルアルコール繊維、芳香族ポ
リアミド繊維等の有機繊維の1種又は2種以上を用いた
ものなどがあげられる。さらにシートやラミネート等を
形成する金属としては、アルミニウムや白金等の常磁性
金属の1種又は2種以上を用いたものなどがあげられ
る。一方、シートやラミネート等を形成するゴムとして
は、上記の磁性体層で例示したゴム系ポリマーの1種又
は2種以上を用いたものなどがあげられる。
【0020】なお、図3に例示の如く基板11への磁性
体層12の付設に際しては、クッション層や接着層など
の適宜な介在層13を設けることもできる。その介在層
を粘着層で形成した場合には、クッション層と接着層を
兼ねさすことも可能である。粘着層は、目的とする接着
力などに応じて例えばゴム系やアクリル系、シリコーン
系などの適宜な粘着性物質にて形成することができる。
【0021】磁石接着性の基板としては、磁石に接着す
る性質を示す適宜なものを用いうる。従って上記した磁
気シートなども用いうるが、後述の反発磁場を利用した
解包方法における良分離性などの点よりは、当該反発磁
場に対して反発力が発生しにくい例えば鉄やケイ素鋼、
ニッケルやコバルト、酸化クロムなどの強磁性材料から
なるものが好ましく用いうる。
【0022】磁石接着性基板は、強磁性材料等によるシ
ート状物などとして形成されていてもよいし、紙やプラ
スチック等の非磁性材料からなるシート状物などに強磁
性材料等のメッキ層やラミネート層などを設けて磁石に
接着する性質を付与したものなどとして形成されていて
もよい。
【0023】磁気シートや磁石接着性基板の厚さは、強
度や被包装物等に応じて適宜に決定しうるが、一般には
50μm以上、就中100μm以上、特に200μm以上
とされる。厚さの上限については、5mm、就中3mm、特
に1mmが一般的であるが、耐久性などの点より10mm以
上とすることもできる。
【0024】磁気シート及び磁石接着性基板の形態につ
いても、例えばフラットなシート状物や、被包装物の収
容空間を形成する断面凹凸形態等の被包装物の形態など
に応じて適宜に決定しうる。ちなみに図1に例示の如
く、柔軟性を有するシート状の磁気シート1又は/及び
磁石接着性基板3を用いて、シート状物の変形下に被包
装物2を包囲することができる。この方式は、被包装物
2が薄物や微小物等の場合に包装効率等の点より好まし
く適用しうる。
【0025】一方、図4に例示の如く所定単位数の被包
装物21を収容する空間を有する断面凹凸形態の磁気シ
ート14を用いて、その収容空間に所定単位数の被包装
物を収容した状態に包囲することもできる。この方式
は、被包装物が厚物や大型物等の場合に包装効率等の点
より好ましく適用しうる。当該被包装物の収容空間は、
磁気シート14及び磁石接着性基板31の一方又は両方
に形成した凹凸形態にて形成することが可能である。な
お図4において、符号の15は基板、16は磁性体層で
ある。
【0026】本発明による磁力包装は、図1に例示の如
く、磁気シート1及び磁石接着性基板3に長尺体を用い
て、被包装物2の複数を必要に応じ所定の間隔を設けて
一連に行うこともできるし、1個又は2個以上の所定の
単位数の被包装物を単位として個別状ないし単体状に行
うこともできる。また磁気シート又は磁石接着性基板の
一方に長尺体を用い、他方を単体状の包装形態とするこ
ともできる。
【0027】磁気シート又は磁石接着性基板の少なくと
も一方に長尺体を用いた磁力包装体は、その長尺体を介
し被包装物を一連に仮固定して運搬システムや搬送シス
テムに利用でき、被包装物を正確かつ規則的に連続搬送
するキャリアシートとして利用することができる。
【0028】本発明による包装体の解包は、磁力接着に
抗する剥離力を介して磁気シートと磁石接着性基板を分
離する方法などの適宜な方法で行いうる。電子部品の製
造ラインなどで好ましく適用しうる解包方法は、図5に
例示の如く、単体状又は一連状の包装体4における磁気
シート1に、その外表面磁極による単位磁力よりも大き
い単位磁力の反発磁場を与えて磁気シートと磁石接着性
の基板3を分離する方法である。なお符号の5は、包装
体4の巻回ドラムである。
【0029】前記によれば、仮に磁気シート1の磁性体
層12における外表面磁極をN極とした場合、磁石6等
のN極を介して反発磁場を与えることで磁気シートを磁
石接着性基板3より分離する方向の磁力を発生させるこ
とができる。その際、当該分離方向の磁力が磁石接着性
基板と接着する磁気シートの磁力、さらには重量よりも
大きくなるように制御した場合には、磁気シートを磁石
接着性基板より分離して浮き上がらせることができる。
【0030】従って、当該反発磁場により磁気シートの
分離方向の磁力を制御することで、磁気シートと磁石接
着性基板との接着力を低下させた状態から、磁気シート
を磁石接着性基板より分離して浮き上がらせる状態まで
の適宜な段階の解包状態に設定することができる。図6
に例示の如く、基板71に設けた磁性体層72の外表面
におけるNSの磁極が所定単位で交互に存在する多極着
磁の従来の仕様の磁気シート7では、当該反発磁場の形
成が困難でかかる解包方法の適用は実質的に不可能であ
る。
【0031】なお反発磁場の形成には磁石等の適宜な手
段を用いることができ、磁束密度に優れる希土類系の焼
結磁石やボンド磁石などが好ましく用いうる。また前記
の分離浮上による解包方式とする場合、その反発磁場
は、磁気シートの重量やライン速度等の解包速度なども
考慮して決定する必要があるが、一般には単位面積あた
りの磁力に基づき磁気シートの2倍以上、就中5〜10
0倍の磁束密度とすることが好ましい。
【0032】本発明の磁力包装方法は、自動車部品や電
子部品等の大型物から微細物までの種々の物品からなる
被包装物の個別包装や一連包装、さらには被包装物を一
連に包装した状態での運搬システムや、組立、製造等の
ラインにおける部品の搬送システムなどの種々の目的に
使用することができる。
【0033】
【実施例】
実施例1 重量平均分子量100万のポリイソブチレン100部
(重量部、以下同じ)とSmCo5系磁性粉900部
を、チタネート系カップリング剤(界面活性剤)5部と
共にホモミキサを介しトルエン1000部を介して均一
に撹拌混合し、その混合液をセパレータ上にロールコー
タにて1m/分の速度で塗工し、120℃で2分間乾燥
させて厚さ2mmの保形層を形成した。
【0034】次に、厚さ180μmのポリエステルフィ
ルム上に、不織布基材両面粘着テープ(日東電工社製、
No.500)からなるクッション層を貼着したシート
基板に、そのクッション層を介し前記の保形層を載せて
セパレータ上よりゴムロールで圧着し、幅100mmの積
層シートの巻回体としたのち、その巻回体より積層シー
トを順次繰り出しつつ着磁装置(東洋磁気工業社製、T
Z−2520型)を用いて着磁電圧2500V、着磁電
流2500Aにて着磁処理し、表面がN極に着磁し、表
面磁界強度が500ガウスの磁性体層を有する磁気シー
トの巻回体を得た。
【0035】ついで、前記巻回体と鉄板ロールより、磁
気シートと厚さ200μmの鉄板を順次繰り出しつつ、
磁気シートの磁性体層と鉄板の間に2gのエポキシ樹脂
板からなるワークを所定の間隔で供給しつつ磁気シート
と鉄板を磁性体層の磁力を介し接着して一連状の包装体
を得た。
【0036】実施例2 実施例1で得た一連状の包装体をキャリアシートとし
て、かつ鉄板側を下側として表面磁界強度が20キロガ
ウスでN極を上側にして設置したSmCo5系ボンド磁
石の上、10mmの位置を1m/分の速度で通過させたと
ころ、磁石設置上で磁気シートが鉄板より分離浮上し、
その浮上した磁気シートをロールに巻取りつつ、分離後
の鉄板をキャリアシートとして走行させた。その場合、
分離後の鉄板上にワークが残り、ワークをフリーな状態
で搬送することができた。また搬送終了後、磁気シート
と鉄板には何の損傷もなく再び上記した包装体の形成に
供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】包装体例の断面図
【図2】磁気シート例の拡大説明断面図
【図3】他の磁気シート例の断面図
【図4】他の包装体例の断面図
【図5】解包例の説明断面図
【図6】従来の磁気シート例の拡大説明断面図
【符号の説明】
1,14:磁気シート 11,15:基板 12,16:磁性体層 13:介在
層 2,21:被包装物 3,31:磁石接着性の基板 4:包装体 6:磁石

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外表面の磁極が統一された磁性体層を基
    板上に有する磁気シートをその磁力を介し、被包装物を
    介在させて磁石接着性の基板と接着することを特徴とす
    る磁力包装方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、磁気シートと磁石接
    着性基板の少なくとも一方が所定単位数の被包装物の収
    容空間を有するものである磁力包装方法。
  3. 【請求項3】 磁気シート及び磁石接着性基板に長尺体
    を用いて請求項1又は2に記載の方法により、複数の被
    包装物を一連に包装してなる磁力包装体。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2に記載の方法による単体
    状又は一連状の包装体における磁気シートに、その外表
    面磁極による単位磁力よりも大きい単位磁力の反発磁場
    を与えて磁気シートと磁石接着性の基板を分離すること
    を特徴とする磁力包装の解包方法。
JP30055295A 1995-10-25 1995-10-25 磁力包装方法及びその解包方法 Pending JPH09118305A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8893955B2 (en) 2010-10-27 2014-11-25 Intercontinental Great Brands Llc Releasably closable product accommodating package

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