JPH09118172A - 車載調理装置 - Google Patents

車載調理装置

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Publication number
JPH09118172A
JPH09118172A JP29902895A JP29902895A JPH09118172A JP H09118172 A JPH09118172 A JP H09118172A JP 29902895 A JP29902895 A JP 29902895A JP 29902895 A JP29902895 A JP 29902895A JP H09118172 A JPH09118172 A JP H09118172A
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JP
Japan
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tank
cooking unit
water supply
cooking
water tank
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Pending
Application number
JP29902895A
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English (en)
Inventor
Sougo Takizawa
創吾 滝沢
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Honda Access Corp
Original Assignee
Honda Access Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車体後部に上下の開閉可能に後部ドアを設け
た自動車において、必要に調理ユニットを車体より後方
へ引出し、洗顔や調理を行うことができる車載調理装置
を提供するものである。 【解決手段】 車室後方両側に調理ユニット支持体6が
配設され、左右に流し槽36および加熱器40を備えた調理
ユニット35の左右両側部が、前記左右1対の調理ユニッ
ト支持体6に摺動支持手段を介して前後に摺動自在に取
付けられ、前記左右1対の調理ユニット支持手段6のい
ずれか一方または両方の外側に上水タンク30が配置さ
れ、前記流し槽36に注水手段38が設けられ、該上水タン
ク30には該注水手段38の開閉操作で動作または停止する
給水ポンプが付設され、該給水ポンプと前記流し槽36の
注水手段38とは可撓性給水管34を介して相互に接続さ
れ、前記流し槽36の下方に排水タンク53が前記調理ユニ
ット35と別体に配設され、該流し槽36の底部と該排水タ
ンク53とは可撓性排水管39を介して相互に接続されたも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体後部に上下の
開閉可能に後部ドアを設けた自動車において、必要に応
じて調理ユニットを車体より後方へ引出し、洗顔や調理
を行うことができる車載調理装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】後部ドアが開閉自在のハッチバッグ型乗用
自動車において、車体後部に調理装置を設けたものに、
特開平2−249733号公報および実開昭57−161933号公報
記載のものがあり、また自動車搭載用流し台に実開昭59
− 51869号公報記載のものがあった。
【0003】特開平2−249733号公報に記載された自動
車においては、フロア上にレールを敷設し、そのレール
の上に調理ユニットを前後に摺動自在に載置し、該調理
ユニットに調理台、上水タンク、排水タンクおよび流し
槽等を設けていた。
【0004】また実開昭57−161933号公報に記載された
ものでは、キッチンボックスが車室内に据付けられ、該
キッチンボックスの後方閉口部には、蓋の役目を果たす
テーブルが着脱自在に装着され、該キッチンボックス内
に後方へ引出し可能に流し槽が設けられるとともに、後
方へ開閉可能に枢着された展開状態の台板にガスコンロ
が載置されるようになっている。
【0005】さらに実開昭59− 51869号公報に記載され
たものは、キャンピングカー等に搭載される給排水設備
付き流し台であって、上方に流し槽、下方に排水槽が配
置され、両者の中間に上水タンクが設けられており、手
動式ポンプを手動操作させることにより、上水タンク内
の上水が流し槽内に給水され、該洗し槽内の排水は、そ
の下方の排水槽内に排水されるようになっている。
【0006】
【解決しようとする課題】特開平2−249733号公報記載
の自動車では、調理ユニット内に調理台、上水タンク、
排水タンクおよび流し槽を設けているため、該調理ユニ
ットが大型化してその高さが高くなり、該調理ユニット
を車体後方へ引出しても、足踏み台等に乗らなければ、
調理し洗顔を行うことができない。
【0007】また実開昭57−161933号公報記載のもので
は、上水タンクや給水蛇口等を備えていないため、携帯
用上水タンクから流し槽に上水を汲上げる必要があっ
て、調理や洗顔に不便であり、また排水をそのまま車外
に排出させるために、環境保全上好ましくなかった。
【0008】さらに実開昭59− 51869号公報に記載の流
し台では、排水タンクの上に上水タンクおよび流し槽が
順次重ねられた状態になっているので、コンパクトでは
あるものの、給水装置がないため、手で手動ポンプを操
作することによって、流し槽に上水を給水しなければな
らず、洗顔や物を洗うのに不便であり、しかも据付け型
であるため、これを利用する際には、無理な姿勢を取ら
ざるをえなかった。
【0009】
【課題を解決するための手段および効果】本発明はこの
ような難点を克服した車載調理装置の改良に係り、車体
後部に上下へ開閉可能に後部ドアを設けた自動車におい
て、車室後方両側に調理ユニット支持体が配設され、左
右に流し槽および加熱器を備えた調理ユニットの左右両
側部が、前記左右1対の調理ユニット支持体に摺動支持
手段を介して前後に摺動自在に取付けられ、前記左右1
対の調理ユニット支持手段のいずれか一方または両方の
外側に上水タンクが配置され、前記流し槽に注水手段が
設けられ、該上水タンクには該注水手段の開閉操作で動
作または停止する給水ポンプが付設され、該給水ポンプ
と前記流し槽の注水手段とは可撓性給水管を介して相互
に接続され、前記流し槽の下方に排水タンクが前記調理
ユニットと別体に配設され、該流し槽の底部と該排水タ
ンクとは可撓性排水管を介して相互に接続されたことを
特徴とするものである。
【0010】本発明では、前記したように左右に流し槽
および加熱器を配置して調理ユニットを構成し、該調理
ユニットを前後に摺動自在に支持する左右1対の調理ユ
ニット支持体のいずれか一方または両方の外側に上水タ
ンクを配設し、前記調理ユニットの下方に該調理ユニッ
トと別体に排水タンクを配設したため、前記調理ユニッ
トをコンパクトにまとめて、その高さを低くでき、その
結果、該調理ユニットを引出してこれを使用する際に、
足踏み台等を利用せずに、そのままの姿勢で楽に調理や
洗顔等の作業を頗る容易に行うことができる。
【0011】また本発明においては、前記上水タンクに
給水ポンプを付設し、該給水ポンプと前記流し槽の注入
手段とを可撓性給水管を介して相互に接続し、前記流し
槽の下方に配設された排水タンクと該流し槽の底部とを
可撓性給水管を介して相互に接続したため、前記調理ユ
ニットを前方へ押込んだ収納状態でも、かつ該調理ユニ
ットを後方へ引出した引出し状態でも、前記注入手段を
開操作するだけで、前記上水タンクの上水を前記流し槽
へ注水することができ、食器、調理具、食品等の洗浄や
洗顔を容易に行なうことができるとともに、その排水を
車外に排出せずに、前記排水タンクへ充填し、環境保全
に悪影響を与えないようにすることができる。
【0012】さらに本発明を請求項2記載のように構成
することにより、スペアタイヤ収納凹部に収納されたス
ペアタイヤの上方空間を有効に利用して、前記排水タン
クの上面を必要最小限に低下させ、その上方の調理ユニ
ットの位置も下げて、流し槽や加熱器の高さを低下させ
ることができ、調理や洗顔をより一層楽に行うことがで
きる。
【0013】さらにまた請求項3記載のように本発明を
構成することにより、前記車体の後部形状に合せて前記
上水タンクを形成し、該上水タンクの容量を最大限に増
大させることができるとともに、前記広口蓋を外すこと
によって、前記上水タンク内を清掃して、その排水をド
レン弁より排水することができ、該上水タンクに清潔な
上水を封入することができる。
【0014】しかも請求項4記載のように本発明を構成
することにより、就寝時に、前記調理ユニット上方の車
内空間を就寝の際の空間に有効に利用でき、比較的小型
の自動車でも、気持良くゆっくりと就寝することができ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図1ないし図14に図示され
た本発明の一実施形態について説明する。
【0016】乗用自動車1は、4ドア乗用車の車体後部
に上方へ開閉される後部ドア2を備えた5ドアハッチバ
ック型であって、ステーションワゴンとも称せられてお
り、該後部ドア2を上方へ開放した場合には、車室内空
間がその開口でもって広く車室外へ開放されるようにな
っている。
【0017】また乗用自動車1のフロア3における左右
後車輪4のホィールハウジング5より後方部分上に、前
後に細長く櫓状に組上げられたベッドフレーム支持枠体
6が据付けられ、該ベッドフレーム支持枠体6の上面に
固定ブラケット7が一体に固着されており、該ベッドフ
レーム支持枠体6の前後両面および上面ならびに内側面
は、合成樹脂製のサイドカバー8で密閉され、前記ベッ
ドフレーム支持枠体6は後記調理ユニットケース35の支
持体を兼ねている。
【0018】さらに左右1対のベッドフレーム9は、3
対に分割された棒状ベッドフレーム部片10と、該ベッド
フレーム部片10の端部を折畳自在に連絡するように該ベ
ッドフレーム部片10にそれぞれ枢軸11を介して枢着され
た接手部材たる内外側2枚の接手金具12と、前記ベッド
フレーム部片10におけるベッドフレーム支持枠体6上方
の基端ベッドフレーム部片10a, 10bの外側面に一体に
装着されたブラケット13と前記ベッドフレーム部片10の
両端部上面に突設された小さな円柱状突栓14とよりなっ
ており、基端ベッドフレーム部片10a,10bは、そのブラ
ケット13、サイドカバー8を貫通してベッドフレーム支
持枠体6の固定ブラケット7に着脱自在に螺着される3
対の取付け螺子15によってベッドフレーム支持枠体6に
着脱可能に取付けられるようになっている。
【0019】さらにまた基端ベッドフレーム部片10a、
10bを相互に連結する基部接手金具12aは、小判状に形
成され、ベッドフレーム支持枠体6より前部が前方へ突
出した基端ベッドフレーム部片10bと先端ベッドフレー
ム部片10cとを相互に連結する先端部接手金具12bの下
部中央には、横フレーム16の上部を上方から抱持しうる
ように切欠き部が形成されている。そして前記先端ベッ
ドフレーム部片10cの先端に装着された横フレーム挟持
金具17も先端部接手金具12bと同様に形成されている。
【0020】しかも先端部接手金具12bおよび横フレー
ム挟持金具17の上方の車体上部内側壁18には、図11およ
び図12に図示されるように、ルーフライニング19を挟ん
でグラブレールブラケット20が当てがわれ、グラブレー
ル21の両端部およびグラブレールブラケット20を貫通し
て車体上部内側壁18に螺着されるカバー付取付螺子22に
よって、グラブレール21およびグラブレールブラケット
20は車体上部内側壁18に一体に共締めされるようになっ
ている。なおグラブレールブラケット20の前後いずれか
一端にベルト係止突片23が一体に突設されている。
【0021】また前記先端部接手金具12bおよび横フレ
ーム挟持金具17に下方から上方に向って嵌合される横フ
レーム16と車体上部内側壁18のベルト係止突片23とを着
脱自在に連結する可撓性部材たるベッド支持ベルト24の
両端部24a 、24b はループ状に形成され、該ベッド支持
ベルト24の一端ループ状部24aは後方グラブレール21a
のベルト係止突片23aに係合され、該ベッド支持ベルト
24は後方横フレーム16aの端部および前方グラブレール
21bのベルト係止突片23bに順次係止された後、ベッド
支持ベルト24の他端ループ状部24bは前方横フレーム16
bの端部に係合されるようになっている。
【0022】さらにベッドフレーム9の前後長さの1/3
の長さに3分割された床板25は、左右1対のベッドフレ
ーム9の巾よりも広く形成され、前記横フレーム16はこ
の床板25の巾よりも長く設定され、該床板25の下面に
は、ベッドフレーム9の上方に突設された突栓14に嵌合
しうる係止孔(図示されず)が形成されている。
【0023】さらにまたベッドフレーム支持枠体6およ
びサイドカバー8よりも前方に位置して後部座席27が配
設されており、背凭28が前方へ座29上に折畳れた際に
は、基端ベッドフレーム部片10bおよび先端ベッドフレ
ーム部片10cを、何等の障害もなく基端ベッドフレーム
部片10aより前方へ延長することができるようになって
いる。
【0024】また左方ベッドフレーム支持枠体6aより
も左方外側に位置して車体に上水タンク30が一体に据付
けられ、該上水タンク30は左方ベッドフレーム支持枠台
6a内にも突出して、該支持枠台6a内の空間が有効に
利用され、該上水タンク30の上面には、口の広い注入口
とこれよりも狭いポンプ取付口が形成され、該注入口お
よびポンプ取付口にそれぞれ注水蓋31および給水蓋32が
着脱自在にかつ水密可能に嵌合されるようになってい
る。
【0025】さらに給水蓋32の下方には、図示されない
モータにより駆動される給水ポンプ33が一体に取付けら
れ、該給水ポンプ33の吐出口に一端が接続された可撓性
給水管34は給水蓋32を貫通し、上水タンク30の溝56に沿
ってから、サイドカバー8および後記調理ユニットケー
ス35の頂部を貫通してその他端が管接手37を介してシャ
ワー式蛇口38に接続されている。そして、調理ユニット
ケース35の左側に洗水槽36が配置されるとともに調理ユ
ニットケース35の右側にガスレンジ40が配設されてい
る。
【0026】さらにまた図14に図示されるように、ベッ
ドフレーム支持枠体6の室内側にブラケット41がボルト
ナット42によって一体に装着され、該ブラケット42にネ
ジ43でもってアウタレール44が前後水平方向に指向して
一体に取付けられるとともに、調理ユニットケース35の
両外側面にインナレール45が前後水平方向へ指向して一
体に取付けられ、通常の引出と同様に、アウタレール44
の基端下方とインナレール45の先端上方とにローラ64、
65が枢着されており、調理ユニットケース35を後方また
は前方へ押すと、インナレール45の先端ローラ65がアウ
タレール44の上方フランジ44aの下面に接しながら転動
するとともにインナレール45はアウタレール44の基端ロ
ーラ64上を前後に移動し、調理ユニットケース35は軽快
に引出しまたは退入されるようになっている。なおイン
ナレール45の先端には、アウタレール44の基端ローラ64
と係合しうるストッパー65が設けられている。
【0027】しかも調理ユニットケース35にはロック操
作部材46が枢着され、調理ユニットケース35両側面から
出没自在に突出しうる係止ピン47がリンク48を介してロ
ック操作部材46に連結されており、ロック操作部材46を
一方向または逆方向に旋回操作すると、係止ピン47が突
出してサイドカバー8およびベッドフレーム支持枠体6
の係止孔49に係止し、または該係止孔49より係止ピン47
が外れるようになっている。
【0028】また調理ユニットケース35の下方に位置し
て、フロア3にスペアタイヤ50を収納しうるスペアタイ
ヤ収納凹部51が形成され、該スペアタイヤ収納凹部51を
覆うフロアボード52とスペアタイヤ収納凹部51内のスペ
アタイヤ50との空間を隙間なく埋める形状に排水タンク
53が形成され、該排水タンク53の後方左右両側上面に2
個の蓋54が着脱自在に装着されるようになっている。な
おタイヤ50と排水タンク53との間にセパレータ26が介装
されている。
【0029】さらに洗水槽36に上端が接続された可撓性
排水管39は調理ユニットケース35およびフロアボード52
を貫通して排水タンク53の左方の蓋54aに差込まれ、右
方の蓋54bには図示されない空気抜き孔が形成されてい
る。
【0030】さらにまた左側のサイドカバー8には、上
水タンク30の注水蓋31および給水蓋32が露出しうるよう
に、着脱自在に上水タンク蓋55が設けられ、上水タンク
30の車体内側寄りの表面には、可撓性給水管34が遊嵌し
うる溝56が形成されるとともに、上水タンク30の底部に
ドレン弁57が設けられており、ドレン弁57を開放するこ
とにより、上水タンク30内清掃の際における上水タンク
30内の残水を排出することができるようになっている。
【0031】しかもシャワー式蛇口38の収納個所の近く
に注水スイッチ58が設けられており、注水スイッチ58を
オンさせると、図示されないモータにより給水ポンプ33
が回転駆動され、上水タンク30内の上水がシャワー式蛇
口38より吐出されるようになっている。
【0032】また右側のサイドカバー8には、給水蓋32
を駆動するモータや、キャンプ等に必要な電源用バッテ
リ(図示されず)を収納するためのバッテリ蓋59が着脱
自在に設けられている。
【0033】図1ないし図14に図示された本発明の一実
施形態は、前記したように構成されているので、ベッド
を利用しようとする場合には、調理ユニットケース35を
車体奥側に押込み、係止ピン47でもって該調理ユニット
ケース35をロックした状態において、後部座席27の背凭
28を前方へ押倒し、ベッドフレーム9の基端ベッドフレ
ーム部片10a,10bをサイドカバー8上に置き、その外
側のブラケット13、サイドカバー8を貫通した取付け螺
子15をベッドフレーム支持枠体6の固定ブラケット7に
螺着することによって、ベッドフレーム9をベッドフレ
ーム支持枠体6に取付ける。
【0034】次に後方グラブレール21aのベルト係止突
片23aに一端ループ状部24aが係合されたベッド支持ベ
ルト24を、先端部接手金具12bの下部中央の切欠きに下
方から当てがわれた後方横フレーム16aの両端部と、前
方グラブレール21bのベルト係止突片23bに順次係止し
た後、ベッド支持ベルト24の他端ループ状部24bを前方
横フレーム16bの端部に係合し、ベッドフレーム部片10
の突栓14に床板25の係止孔が嵌合するように、3枚の床
板をベッドフレーム9上に順次載置すれば、ベッドを組
立てることができる。また前記作業と逆の順序の作業を
行えば、ベッドを分解することができる。
【0035】このようにベッドフレーム9の後部はベッ
ドフレーム支持枠体6に支持されるとともに、ベッドフ
レーム9の中央部および前部は、横フレーム16およびベ
ッド支持ベルト24を介して車体上部内側壁18のベルト係
止突片23に支持されているので、体重の大きな人が就寝
しても安定して確固と支持され、しかも床板25より車室
天井迄の高さも充分に高いので、通常の就寝感覚で就寝
することができる。
【0036】またベッドの不使用時では、ベッドフレー
ム9の基端ベッドフレーム部片10a,10bはベッドフレ
ーム支持枠体6より外されて、ベッドフレーム9は折畳
まれ、床板25は3枚重ねで調理ユニットケース35上に収
納されるので、車室内空間は広くなり、走行の際の邪魔
とならない。
【0037】さらに、ベッドフレーム支持枠体6に対す
るベッドフレーム9の取付けと、ベルト係止突片23とベ
ッドフレーム9の横フレーム16との係合でもってベッド
を組立て、またはその逆の作業でもってベッドを分解で
きるので、就寝、起床の際のベッドの取扱い作業を簡略
化できる。
【0038】さらにまた、ベッド展開時には、後部ドア
2を開けば、その開口部が広いため、ベッドへの進入、
退出を楽に行なうことができる。
【0039】また駐車しかつ後部ドア2を上方へ開放し
た状態において、ロック操作部材46をアンロックに操作
すると、係止ピン47が係止孔49より外れ、調理ユニット
ケース35を後方へ引出すことができる。
【0040】このように調理ユニットケース35を後方へ
引出した状態では、洗水槽36やシャワー式蛇口38やガス
レンジ40が、左右のベッドフレーム支持枠体6に架設さ
れた床板25より、後方へ露出するので、調理ユニットケ
ース35を利用して洗顔や、調理を行うことができる。
【0041】また洗水槽36、シャワー式蛇口38を後方へ
露出させた状態において、注水スイッチ58を押すと、図
示されないモータの稼動でもって給水ポンプ33が回転駆
動され、上水タンク30内の上水が可撓性給水管34を介し
てシャワー式蛇口38より洗水槽36内に吐出され、この吐
出上水でもって洗顔や、料理材料、食品等の洗浄が可能
となる。そしてガスレンジ40を点火すれば、所要の調理
を行うことができる。
【0042】さらに洗水槽36内の排水は、排水タンク53
の左方の蓋54aを貫通した可撓性排水管39を介して排水
タンク53内に排出されるので、排水は乗用自動車1外に
は排出されず、環境に対する悪影響を避けることができ
る。
【0043】さらにまた管接手37を外して可撓性給水管
34とシャワー式蛇口38を接続する管接手34を外し、可撓
性排水管39を排水タンク53の左方の蓋54aから抜取った
後、調理ユニットケース35を後方へ引出し、調理ユニッ
トケース35の後端を上方へ持上げた状態で調理ユニット
ケース35を後方へ引くと、インナレール45の先端のスト
ッパー66がアウタレール44の基端のローラ64を乗越え
て、インナレール45のストッパー66とアウタレール44の
基端ローラと64の係止が外れるので、調理ユニットケー
ス35をアウタレール44から外して、車外に搬出すること
ができる。
【0044】しかも、洗水槽36やガスレンジ40は低い位
置に設定され、かつ乗用自動車1の車体より後方へ引出
し可能となっているため、踏み台を全く必要とせず、楽
な姿勢で洗顔や調理を行うことができる。
【0045】また排水タンク53の下部は、スペアタイヤ
収納凹部51内のスペアタイヤ50の凹部の形状の合せて形
成されているため、排水タンク53が薄くてその上面が乗
用自動車1のフロア3より上方へはみださない状態であ
っても、排水タンク53の容量は上水タンク30の容量と略
同程度に増大させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る組立式車載ベッドを構成した乗用
自動車の斜視図である。
【図2】ベッドを分解した状態の図1の車内左側面図で
ある。
【図3】ベッドを組立てた状態の図2の車内左側面図で
ある。
【図4】図3の平面図である。
【図5】図3において調理ユニットケースを後方へ引出
した状態の平面図である。
【図6】図3の背面図である。
【図7】図6の要部拡大背面図である。
【図8】図3の要部拡大背面図である。
【図9】図4の要部拡大平面図である。
【図10】グラブレールおよびベルト係止突片の側面図
である。
【図11】図10の分解縦断平面図である。
【図12】図10の一部横断平面図である。
【図13】調理ユニットケースの前後摺動支持機構を図
示した側面図である。
【図14】図13のXIV −XIV 線に沿って截断した要部拡
大横断面図である。
【符号の説明】
1…乗用自動車、2…後部ドア、3…フロア、4…後車
輪、5…ホィールハウジング、6…ベッドフレーム支持
枠体、7…固定ブラケット、8…サイドカバー、9…ベ
ッドフレーム、10…ベッドフレーム部片、11…枢軸、12
…接手金具、13…ブラケット、14…突栓、15…取付け螺
子、16…横フレーム、17…横フレーム挟持金具、18…車
体上部内側壁、19…ルーフライニング、20…グラブレー
ルブラケット、21…グラブレール、22…カバー付取付螺
子、23…ベルト係止突片、24…ベッド支持ベルト、25…
床板、26…セパレータ、27…後部座席、28…背凭、29…
座、30…上水タンク、31…注水蓋、32…給水蓋、33…給
水ポンプ、34…可撓性給水管、35…調理ユニットケー
ス、36…洗水槽、37…管接手、38…シャワー式蛇口、39
…可撓性排水管、40…ガスレンジ、41…ブラケット、42
…ボルトナット、43…ネジ、44…アウタレール、45…イ
ンナレール、46…ロック操作部片、47…係止ピン、48…
リンク、49…係止孔、50…スペアタイヤ、51…スペアタ
イヤ収納凹部、52…フロアボード、53…排水タンク、54
…蓋、55…上水タンク蓋、56…溝、57…ドレン弁、58…
注水スイッチ、59…バッテリ蓋、60…ベッドフレーム、
61…ベッドフレーム部片、62…挿入片、63…横フレーム
挟持金具、64,65 …ローラ、66…ストッパー。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年4月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【課題を解決を解決する手段および効果】本発明は、こ
のような難点を克服した車載調理装置の改良に係り、車
室後方両側に調理ユニット支持体が配設され、調理ユニ
ットの左右両側部が、前記左右1対の調理ユニット支持
体に摺動支持手段を介して前後に摺動自在に取付けられ
たことを特徴とするものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】本発明は、前記したように構成されている
ため、車室後方から前記調理ユニットを引出して所要の
調理を行ない、または該調理ユニットを押込んで車室内
に収納することができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】また本発明を請求項2記載の構成すること
により、前記上水タンク内の水を前記注水手段を介して
前記調理ユニットの流し槽に注水され、食器、調理具、
食材、食品等の洗浄や洗顔を容易に行なうことができる
とともに、その排水を車外に排出せずに、前記排水タン
クへ充填し、環境保全に悪影響を与えないようにするこ
とができる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】さらに本発明を請求項記載のように構成
することにより、スペアタイヤ収納凹部に収納されたス
ペアタイヤの上方空間を有効に利用して、前記排水タン
クの上面を必要最小限に低下させ、その上方の調理ユニ
ットの位置も下げて、流し槽や加熱器の高さを低下させ
ることができ、調理や洗顔をより一層楽に行うことがで
きる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】さらにまた請求項記載のように本発明を
構成することにより、前記車体の後部形状に合せて前記
上水タンクを形成し、該上水タンクの容量を最大限に増
大させることかできるとともに、前記広口蓋を外すこと
によって、前記上水タンク内を清掃して、その排水をド
レン弁より排水することができ、該上水タンクに清潔な
上水を封入することができる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】しかも請求項記載のように本発明を構成
することにより、就寝時に、前記調理ユニット上方の車
内空間を就寝の際の空間に有効に利用でき、比較的小型
の自動車でも、気持良くゆっくりと就寝することができ
る。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】さらにベッドフレーム9の前後長さに亘っ
3分割された床板25は、左右1対のベッドフレーム
9の巾よりも広く形成され、前記横フレーム16はこの
床板25の巾よりも長く設定され、該床板25の下面に
は、ベッドフレーム9の上方に突設された突栓14に嵌
合しうる係止孔(図示されず)が形成されている。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体後部に上下へ開閉可能に後部ドアを
    設けた自動車において、車室後方両側に調理ユニット支
    持体が配設され、左右に流し槽および加熱器を備えた調
    理ユニットの左右両側部が、前記左右1対の調理ユニッ
    ト支持体に摺動支持手段を介して前後に摺動自在に取付
    けられ、前記左右1対の調理ユニット支持手段のいずれ
    か一方または両方の外側に上水タンクが配置され、前記
    流し槽に注水手段が設けられ、該上水タンクには該注水
    手段の開閉操作で動作または停止する給水ポンプが付設
    され、該給水ポンプと前記流し槽の注水手段とは可撓性
    給水管を介して相互に接続され、前記流し槽の下方に排
    水タンクが前記調理ユニットと別体に配設され、該流し
    槽の底部と該排水タンクとは可撓性排水管を介して相互
    に接続されたことを特徴とする車載調理装置。
  2. 【請求項2】 格納状態における前記調理ユニットの下
    方のフロアに、スペアタイヤ収納凹部が形成され、該ス
    ペアタイヤ収納凹部に収納されたスペアタイヤの上方空
    間を埋める形状に前記排水タンクが形成されたことを特
    徴とする前記請求項1記載の車載調理装置。
  3. 【請求項3】 前記上水タンクは車体に一体に据付けら
    れ、該上水タンクの上方に広口の蓋が取付けられるとと
    もに、該上水タンクの下部にドレン弁が設けられたこと
    を特徴とする前記請求項1または、請求項2記載の車載
    調理装置。
  4. 【請求項4】 前記調理ユニット支持体上に、車載ベッ
    ドのベッドフレームが着脱自在に装着されうることを特
    徴とする車載調理装置。
JP29902895A 1995-10-24 1995-10-24 車載調理装置 Pending JPH09118172A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008025340A1 (de) * 2006-08-27 2008-03-06 Webasto Ag Fahrzeug mit einer einen stauraum aufweisenden heckklappe
CN112298367A (zh) * 2020-11-10 2021-02-02 苏州金辂房车有限公司 一种拖挂式房车新型底盘结构

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WO2008025340A1 (de) * 2006-08-27 2008-03-06 Webasto Ag Fahrzeug mit einer einen stauraum aufweisenden heckklappe
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