JPH09117389A

JPH09117389A - 除菌便座クリーニングディスペンサ

Info

Publication number: JPH09117389A
Application number: JP30206795A
Authority: JP
Inventors: Akio Tsujioka; 岡堯夫辻
Original assignee: NIPPON SHINKU KK
Current assignee: NIPPON SHINKU KK
Priority date: 1995-10-26
Filing date: 1995-10-26
Publication date: 1997-05-06

Abstract

(57)【要約】【課題】容器内の薬液を効率的に利用するようにした
除菌便座クリーニングディスペンサを提供する。【解決手段】容器本体１と該本体１に開閉自在に枢着
された蓋体２とで構成された収納容器の内部に係止手段
を介してスプレー装置３０を有する薬液容器３が脱着自
在に、且つ、スプレー装置３０を収納容器の外部より操
作できるように取り付けられてなる除菌便座クリーニン
グディスペンサＡであって、前記収納容器の隠蔽所に前
記蓋体２をロックするロック装置５を設け、収納容器の
底部が開放し、且つ、スプレー装置３０のノズルの噴射
口が前記開放した底部の開口９に向いていることを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、洋式トイレの便座
を除菌クリーニングする除菌便座クリーニングディスペ
ンサに関する。

【０００２】

【従来の技術】最近、洋式トイレの普及は目覚ましいも
のがある。ところが、この洋式トイレは、便座に腰掛け
て使用するものであるため、多くの者がその使用時には
相当の不快感を抱くものである。特に、不特定多数の人
が使用するトイレの場合には、一層顕著である。

【０００３】そこで、従来、便座の除菌クリーニングに
供することができるトイレ用ペーパーホルダが提案され
た。このトイレ用ペーパーホルダは、ペーパー収納部か
らペーパーを所望の量取出した後、該ペーパーに薬液を
染み込ませ、その薬液が染み込んだペーパーにより便座
の除菌クリーニングを行うものである。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来のトイレ用ペーパーホルダを用いたものの場合、紙
の使用量が多く成り、メンテナンスコストが高くなると
いう不都合があった。本発明は上記した点に鑑み前記従
来技術の不都合を解消した除菌便座クリーニングディス
ペンサを提供することを目的とするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の除菌便座クリーニングディスペンサは、容
器本体と、該本体に開閉自在に枢着された蓋体とで構成
された収納容器の内部に係止手段を介してスプレー装置
を有する薬液容器が脱着自在に、且つ、前記スプレー装
置を収納容器の外部より操作できるように取り付けられ
てなる除菌便座クリーニングディスペンサであって、前
記収納容器の隠蔽所に前記蓋体をロックするロック装置
を設け、収納容器の底部が開放し、且つ、前記スプレー
装置のノズルの噴射口が前記開放した底部の開口に向い
ていることを特徴とする。また、スプレー装置を有する
薬液容器は、板状に形成した容器ホルダに固定部材を介
して固定するように構成したことを特徴とする。また、
前記スプレー装置は、蓄圧式スプレー装置であることを
特徴とする。また、前記スプレー装置は、蓄圧式ノズル
装置であることを特徴とする。また、前記スプレー装置
は、ポンプ式ノズル装置であることを特徴とする。

【０００６】

【発明の実施の形態】本発明の実施例を図１〜６に基づ
いて説明する。図１乃至図３は本発明の第１の実施の形
態を示す図である。図１〜２に示す除菌便座クリーニン
グディスペンサＡは、本体１と蓋体２とで構成された収
納容器の内部に、除菌用薬液が入れられた薬液容器３が
収納されてなるものである。

【０００７】本体１は、上板１０、側板１１、１２、後
板１３とからなり、前部及び底部が開放した箱状体であ
る。蓋体２は上板２０、側板２１、２２、前板２３とか
らなり、後部及び底部が開放し、本体１の前部と嵌合で
きる箱状体である。本体１には、蓋体２のそれぞれ側板
２１、２２が本体１の側板１１、１２の底端に軸２６、
２７を介して枢着されている。このため、本体１と蓋体
２とにより底部が開放（底部開口９が形成されている）
した収納容器が形成される。

【０００８】本体１の内部には後板１３に垂直で、且
つ、側板１１、１２に傾斜して設けられた対称な一対の
横係止板１４、１５が設けられ、更に、後板１３には一
対の縦係止板１７、１８が平行に設けられている。上板
１０の縦係止板１７、１８の間には、後述するレバー５
１の変形部５２が設けられている。

【０００９】図１（ａ）に示すように、薬液容器３を本
体１に入れると、容器３の背面部が縦係止板１７、１８
に当接すると共に容器３の下部が横係止板１４、１５に
より、又、側部が側板１１、１２により係止される。

【００１０】本体１の内部には、図２に示すように蓋体
２を本体１に嵌合する状態を維持するため、蓋体２をロ
ックする手段として、レバー５１と、弾性を有する変形
部５２と、前端に凸部５４が立設された受動部５３とを
有し、これらを一体に形成したロック装置５が設けられ
ている。

【００１１】受動部５３の前端に立設される凸部５４
は、上板１０の前端より露出するようになって、変形部
５２の両端が縦係止板１７、１８の上端に架設されてい
る。又、変形部５２の後部に設けられ、下向きに垂設さ
れるレバー５１は本体１の後板１３に沿ってその底端の
操作部５０が後板１３の底端に垂直に設けた縁部１３０
を貫通して本体１の後部底端より露出するようになって
いる。そして、後板１３の取り付け穴１６、１６を介し
て、除菌便座クリーニングディスペンサＡを壁に取り付
けるとき、その操作部５０は非常に隠蔽的で、目立たな
い。

【００１２】図１（ｂ）に示すように、蓋体２を本体１
に嵌合すると、ロック装置５の凸部５４が蓋体２の上板
２０の内側に形成したロック用凹部（図示しない）に係
止され、蓋体２がロックされる。又、蓋体２を開ける
時、ロック装置５の操作部５０を下方（図中の破線に示
す位置）へ引くと、自身の弾性を以て変形部５２の中央
部が変形（図中の破線に示すように）して、受動部５３
先端の凸部５４が降下するため、蓋体２のロック状態が
解除される。

【００１３】また、蓋体２の前板２３には、容器３のス
プレー装置３０の操作レバー３２の端部を挿通すること
ができる穴２３１が設けられ、又、スプレー装置の使用
を容易にするために、前板２３の底部には略逆Ｕ字状の
切り込み部２３０が形成されている。

【００１４】容器３は下部にスプレー装置３０が設けら
れ、上部に薬液を装入するための蓋３３を形成してなる
ものである。このように構成した除菌便座クリーニング
ディスペンサＡでは、図１（ｂ）の状態で、蓋体２より
突出したスプレー部３０のレバー３２を押すと、レバー
３２の下側に設けた噴出口３２ａより噴出される薬液
は、除菌便座クリーニングディスペンサＡの開口９向き
に噴射されるようになる。

【００１５】なお、容器３を交換する場合は、操作部５
０を下方へ引くと、蓋体２のロックが解除され、図１
（ａ）の状態になるので、簡単に容器３を交換すること
が出来る。

【００１６】図３は、本発明の他の実施例の除菌便座ク
リーニングディスペンサＢを示すものであり、特に、各
種の薬液容器を用いることを可能にしたものである。図
３において、除菌便座クリーニングディスペンサＢは本
体６と蓋体７とで構成された収納容器の内部に、除菌用
薬液が入れられた薬液容器の瓶８１及びスプレー装置８
０が収納されるようにしたものであり、瓶８１とスプレ
ー装置８０との取付構造と、瓶８１及びスプレー装置８
０を収納容器に係止するための係止手段が、除菌便座ク
リーニングディスペンサＡに相違する。

【００１７】図３において、本体６内の上部に瓶８１を
収納するための編み袋８７がフック８８で吊設され、ス
プレー装置８０はレバー８２に設けた噴射口を収納容器
の底部開口９９に向かせるようにして、横係止板１４、
１５及び縦係止板１７、１８の下端に固定されている。
そして、両端に連結キャップ８３、８６を有するホース
８４で瓶８１とスプレー装置８０とを連通し、瓶８１中
の薬液をスプレー装置８０で噴射できるようになる。

【００１８】このように、瓶８１とスプレー部８０とは
ホース８４を用いて連通され、更に、瓶８１は伸縮自在
な編み袋８７を用いてフック８８に掛けて係止されるた
め、いかなる形状の瓶やカンでも利用可能で、薬液の補
充も容易である。

【００１９】図４乃至図６には本発明の第２の実施形態
の除菌便座クリーニングディスペンサを示すものであ
る。図４には、本発明の除菌便座クリーニングディスペ
ンサの薬液容器ホルダＭが示されている。ホルダＭは、
取付用穴４２、４３を有する支持板４１の対称な両側
に、バンド４４、４５とバンド４８、４９を設けてなる
ものである。バンド４４、４５とバンド４８、４９はそ
れぞれの先端に設けられるファスナ部４６を用いて薬液
容器４７を支持板４１に固着している。そして、薬液容
器４７の上部に設けられた蓄圧式のスプレー装置４７ａ
を操作することにより、押圧操作している所定時間だ
け、薬液をティッシュペーパー等にしみこませることが
できるようになっている。

【００２０】図５には、本発明の第２の実施形態の他の
実施例を示すものであり、薬液容器６３に設けられたス
プレー装置である蓄圧式ノズル装置６３ａを押圧操作し
た所定の時間のみ薬液がノズルより噴出するように構成
してある。なお、６１は薬液ホルダ、６７は薬液ホルダ
６１に固着して設けられる底板であり、底板６７上に載
置された薬液容器６３をバンド６４，６５で薬液ホルダ
６１に固定するようになっている。

【００２１】図６は薬液容器７３のスプレー装置である
ポンプ式ノズル装置７３ａを押圧操作することでノズル
装置７３ａを押圧した時のみ薬液がノズルより出るよう
に構成したものである。なお、図６では弾性を有する一
対のバンド７４，７５で薬液容器７３を底板７７付きの
薬液ホルダ７１に固定している。

【００２２】このように、本発明の除菌便座クリーニン
グディスペンサは、容器本体と、該本体に開閉自在に枢
着された蓋体とで構成された収納容器の内部に、係止手
段を介してスプレー装置を有する薬液容器が脱着自在
に、且つ、前記スプレー装置を収納容器の外部より操作
できるように取り付けられてなる除菌便座クリーニング
ディスペンサであって、前記収納容器の隠蔽所に前記蓋
体をロックするロック装置を設け、収納容器の底部が開
放し、且つ、前記スプレー装置のノズルの噴射口が前記
開放した底部の開口に向いていることを特徴とする。ま
た、スプレー装置を有する薬液容器は、板状に形成した
容器ホルダに固定部材を介して固定するように構成した
ことを特徴とする。また、前記スプレー装置は、蓄圧式
スプレー装置であることを特徴とする。また、前記スプ
レー装置は、蓄圧式ノズル装置であることを特徴とす
る。また、前記スプレー装置は、ポンプ式ノズル装置で
あることを特徴とする。

【００２３】

【発明の効果】本発明によれば、ペーパーに薬液容器の
薬液をスプレー機構の操作レバーで噴出させ染め込ま
せ、この薬液を染み込ませたペーパーで便座を除菌クリ
ーニングすることができるから、薬液は効果的に使用さ
れ、無駄に使用されることがない。

【図面の簡単な説明】

【図１】（ａ）は本発明の除菌便座クリーニングディス
ペンサの蓋体を開放した状態の斜視図、（ｂ）は蓋体を
ロックした状態の斜視図である。

【図２】（ａ）は図１に示す除菌便座クリーニングディ
スペンサの本体の正面図、（ｂ）は（ａ）のＮ−Ｎ線の
断面図である。

【図３】（ａ）は本発明の他の除菌便座クリーニングデ
ィスペンサの蓋体を開放した状態の斜視図、（ｂ）は蓋
体をロックした状態の斜視図である。

【図４】本発明の他の除菌便座クリーニングディスペン
サを示す斜視図である。

【図５】本発明の他の除菌便座クリーニングディスペン
サを示す斜視図である。

【図６】本発明の他の除菌便座クリーニングディスペン
サを示す斜視図である。

【符号の説明】

１、６本体２、７蓋体３薬液容器５ロック装置１４、１５横係止板１７、１８縦係止板３０、８０スプレー装置

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】容器本体と、該本体に開閉自在に枢着さ
れた蓋体とで構成された収納容器の内部に係止手段を介
してスプレー装置を有する薬液容器が脱着自在に、且
つ、前記スプレー装置を収納容器の外部より操作できる
ように取り付けられてなる除菌便座クリーニングディス
ペンサであって、前記収納容器の隠蔽所に前記蓋体をロ
ックするロック装置を設け、収納容器の底部が開放し、
且つ、前記スプレー装置のノズルの噴射口が前記開放し
た底部の開口に向いていることを特徴とする除菌便座ク
リーニングディスペンサ。
【請求項２】スプレー装置を有する薬液容器を、板状
に形成した容器ホルダに固定部材を介して固定するよう
に構成したことを特徴とする除菌便座クリーニングディ
スペンサ。
【請求項３】前記スプレー装置は、蓄圧式スプレー装
置であることを特徴とする請求項１又は２記載の除菌便
座クリーニングディスペンサ。
【請求項４】前記スプレー装置は、蓄圧式ノズル装置
であることを特徴とする請求項１又は２記載の除菌便座
クリーニングディスペンサ。
【請求項５】前記スプレー装置は、ポンプ式ノズル装
置であることを特徴とする請求項１又は２記載の除菌便
座クリーニングディスペンサ。