JPH09116669A - 画像読み取り装置及び画像形成装置 - Google Patents

画像読み取り装置及び画像形成装置

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JPH09116669A
JPH09116669A JP7272400A JP27240095A JPH09116669A JP H09116669 A JPH09116669 A JP H09116669A JP 7272400 A JP7272400 A JP 7272400A JP 27240095 A JP27240095 A JP 27240095A JP H09116669 A JPH09116669 A JP H09116669A
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JP7272400A
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Manabu Hirata
学 平田
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CCD素子からなるイメージセンサ及びこれ
に原稿画像光を結像させるレンズを有する読み取りユニ
ットを備えた画像読み取り装置において、水平方向に対
し垂直方向の縦振動の影響を抑制し、原稿読み取り位置
のズレ幅を小さくして、画像読み取り精度を向上させ
る。また、かかる装置を搭載した小形化された画像形成
装置を提供する。 【解決手段】 CCD素子からなるイメージセンサ11
及びこれに原稿画像光を結像させるレンズ12を有する
読み取りユニット1を、そのイメージセンサ11の受光
面が略水平となるように配置するとともに、原稿画像光
を垂直方向に偏向させて読み取りユニット1のレンズ1
2の光軸方向から該ユニット1に入射させる反射ミラー
4c(反射部材)を設ける。かかる構成のイメージリー
ダIR(画像読み取り装置)をページプリンタPRT
(画像形成部)に搭載し、且つ、読み取りユニット1を
画像形成部PRTに配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿画像を光学的
に走査して、CCD素子からなるイメージセンサ及びこ
れに原稿画像光を結像させるレンズを有する読み取りユ
ニットで読み取る画像読み取り装置及びかかる画像読み
取り装置を搭載したデジタル複写機等の画像形成装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】原稿画像を光学的に走査して、CCD素
子からなるイメージセンサ及びこれに原稿画像光を結像
させるレンズを有する読み取りユニットで読み取る画像
読み取り装置は、デジタル複写機、ファクシミリ、マイ
クロリーダプリンタ等の画像形成装置に採用されてい
る。
【0003】この種の画像読み取り装置を搭載したデジ
タル複写機の1例を図6に示す。この複写機は、画像読
み取り装置であるイメージリーダIRと画像形成部であ
るページプリンタPRTとから構成されている。イメー
ジリーダIRの本体は、原稿台ガラス3上に載置された
原稿を画素に分解して読み取る走査系S、走査系Sが出
力する光電変換信号の量子化と種々の画像形成モードに
応じた信号処理とを行う画像信号処理部5、及び原稿に
対応した画像データを記憶するメモリユニット部6から
構成されている。そして、この本体の上部に原稿カバー
CVが開閉可能に組み付けられている。カバーCVに代
えて原稿カバーを兼ねる自動原稿送り装置が採用される
こともある。
【0004】走査系Sは、ライン走査方式の画像読み取
り機構であって、原稿照射用ランプ21と反射ミラー2
2とを有したスキャナ2、固定反射ミラー4a、4b、
読み取りユニット1及びスキャナ2を駆動するスキャン
モータM2から構成されている。読み取りユニット1
は、CCDアレイからなるイメージセンサ11及びこれ
に原稿画像光を結像させるレンズ12を含んでおり、該
レンズの光軸が水平方向になる向きに固定され、前記ス
キャナ2の走行範囲下側に設置されている。
【0005】ページプリンタPRTは、露光制御信号を
出力する印字処理部7、半導体レーザ81を光源とする
プリントヘッド8、感光体ドラムPCとその周辺装置か
らなる現像・転写系9、該現像・転写系9に複写用紙を
給紙する給紙系200及び複写用紙に転写されたトナー
像を定着させ、複写機外部に排出する定着・排出系10
0から構成されている。
【0006】プリントヘッド8は、露光用光源となる半
導体レーザ81、該半導体レーザ81から射出されたレ
ーザ光を偏向するポリゴンミラー82、該レーザ光を前
記感光体ドラムPCに導く主レンズ83及び反射ミラー
84a、84b、84cから構成されている。現像・転
写系9は、感光体ドラムPC及び該ドラムPCを駆動す
るメインモータM1を有し、該感光体ドラムPCの周囲
に帯電チャージャ91、現像器92、転写チャージャ9
3、分離チャージャ94、クリーナ95及びメインイレ
ーサ96が配置されている。
【0007】定着・排出系100は、搬送ベルト10
1、定着ローラ対102、排出ローラ対103及び排紙
トレイ104から構成されている。給紙系200は、数
百枚程度の複写用紙を収納できる用紙カセット201
a、201b、給紙用ローラ群202及びタイミングロ
ーラ203から構成されている。
【0008】上述の構成のデジタル複写機において、複
写は概ね以下のようになされる。まず、原稿台ガラス上
に原稿が置かれ、該原稿はスキャンモータM2により駆
動されるスキャナ2により水平方向に走査される。走査
中、原稿照射用ランプ21が点灯し前記原稿を照射し、
該原稿の画像光は、反射ミラー22、及び固定反射ミラ
ー4a、4bを介して読み取りユニット1に導かれ、レ
ンズ12によりイメージセンサ11上に結像される。
【0009】結像された像はイメージセンサ11により
読み取られ、光電変換される。光電変換された信号は、
順次画像信号処理部5に送られ、画像信号処理部5で
は、順次送られてくる光電変換信号を量子化し、種々の
画像形成モードに応じた信号処理が行われる。そして、
量子化及び信号処理後の信号は、原稿に対応した画像デ
ータとしてメモリユニット部6に送られ記憶される。
【0010】記憶された画像データは、印字処理部7に
より読み込まれ、プリントヘッド部8に送られる。印字
処理部7から送られてくる信号に基づいて半導体レーザ
81は、レーザビームを射出し、射出されたレーザビー
ムは、ポリゴンミラー82で主走査方向に偏向され、主
レンズ83及びミラー84a、84b、84cを経て感
光体ドラムPCの露光位置に導かれる。
【0011】このとき前記露光位置の感光体ドラムPC
の表面は、予め帯電位置において帯電チャージャ91に
よって一様に帯電され、メインモータM1により図中反
時計方向に回転されているため既に一様に帯電した状態
にある。そして前記レーザビームによる露光によって形
成された静電潜像は、現像器92により現像されて可視
トナー像とされ、そのトナー像は転写位置に送られる。
【0012】このとき用紙カセット201aまたは20
1bから、給紙ローラ群202を経てタイミングローラ
203に搬送された複写用紙は、該タイミングローラ2
03により静電潜像と複写用紙の位置が合うようにタイ
ミングが計られて、前記転写位置に給紙される。そして
給紙された複写用紙上に転写チャージャ93によりトナ
ー像が転写され、該用紙は分離チャージャ94により感
光体ドラムPCから分離される。分離された用紙は、搬
送ベルト101によって定着ローラ対102へ送られ、
トナー像が用紙に定着され、排出ローラ103を経て排
紙トレイ104上に排紙される。
【0013】また、転写位置にて複写用紙に転写されず
感光体ドラムPC表面上に残留したトナーは、クリーナ
95により除去され、さらにメインイレーサ96により
感光体ドラムPC表面上の残留電荷が消去され、次の画
像形成プロセスに備えられる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
画像読み取り装置を搭載した画像形成装置においては、
画像形成部側から発生する振動を画像読み取り装置は受
けており、該振動が原因で、形成される画像の画質が低
下する。この様子を図7を参照して説明する。図7は、
図6に示すデジタル複写機に搭載された画像読み取り装
置が受ける振動の影響を示す模式図であり、(A)は、
図6に示すデジタル複写機の画像読み取り装置であるイ
メージリーダIR部分を示す図、(B)は、読み取りユ
ニット1の受ける振動による縦振動幅を示す図、(C)
は、読み取りユニット1の縦振動による原稿台ガラス3
上での原稿読み取り位置のずれ幅を示す図である。
【0015】読み取りユニット1の受ける振動は、図7
(B)に示すように主に(水平方向に対し)垂直方向ま
たは略垂直方向の縦振動である。その振動により読み取
りユニット1は垂直方向に振動し、該読み取りユニット
1の垂直方向の最大振幅をδとすると、反射ミラー22
及び固定反射ミラー4a、4bを介して読み取る原稿台
ガラス3上に載置された原稿の読み取り位置も、図7
(C)に示すように振動によりずれ幅δ1 =δだけずれ
る。この結果、画像読みとりが不正確となり、複写され
た画像の画質が低下する。
【0016】この問題を解決するために従来の複写機で
は、振動による影響を抑制するため、構造体の剛性を上
げたり、ダンパー材を設けているが、そのためコストア
ップを招いている。以上、垂直方向の振動により画質が
低下するという問題を、デジタル複写機を用いて説明し
てきたが、このような問題は、デジタル複写機以外にも
ファクシミリ、マイクロリーダプリンタ等における、原
稿画像を光学的に走査してCCD素子からなるイメージ
センサ及びこれに原稿画像光を結像させるレンズを有す
る読み取りユニットで読み取る画像読み取り装置におい
ても同じように発生し得る問題である。
【0017】また、以上説明した振動に伴う画像読み取
りのずれの問題とは別に、画像読み取り装置の高さ(縦
方向の長さ)、延いては画像形成装置全体の高さについ
ても問題がある。これを図8を参照して例示説明する。
図8は、図6に示すデジタル複写機のイメージリーダI
R部分の高さを示す図である。この画像読み取り装置に
おいて、スキャナ2は、原稿台ガラス3上に載置された
原稿を走査するためスキャンモータM2により駆動さ
れ、図8に示した走行範囲X内を水平方向に移動する。
ところが、スキャナ2の走行範囲内下側には、読み取り
ユニット1が設置されているため、移動するスキャナ2
と固定された読み取りユニット1とが接触しないように
両者間に間隔D3を設けなければない。この結果、スキ
ャナ2の高さH2、読み取りユニットの高さH1及び間
隔D3により画像読み取り装置の高さは、ほぼ決定さ
れ、それだけ小型化が困難である。
【0018】そこで本発明は、先ず、原稿画像を光学的
に走査して、CCD素子からなるイメージセンサ及びこ
れに原稿画像光を結像させるレンズを有する読み取りユ
ニットで読み取る画像読み取り装置であって、全体の剛
性を上げたり、特別のダンパー材を設ける等の必要なし
に、水平方向に対し垂直な方向の振動の影響を抑制し、
原稿読み取り位置のズレ幅を小さくして、画像読み取り
精度を向上させることができる画像読み取り装置を提供
することを第一の課題とする。
【0019】また本発明は、原稿画像を光学的に走査し
て、CCD素子からなるイメージセンサ及びこれに原稿
画像光を結像させるレンズを有する読み取りユニットで
読み取る画像読み取り装置を搭載した画像形成装置であ
って、前記第一の課題を解決できるとともに、従来の同
タイプの画像形成装置よりも高さを小さくできる画像形
成装置を提供することを第二の課題とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】前記第一の課題を解決す
るため本発明は、原稿画像を光学的に走査して、CCD
素子からなるイメージセンサ及びこれに原稿画像光を結
像させるレンズを有する読み取りユニットで読み取る画
像読み取り装置において、前記イメージセンサの受光面
が略水平となるように前記読み取りユニットを配置する
とともに、前記原稿画像光を垂直方向に偏向させ、前記
レンズの光軸方向から前記読み取りユニットに入射させ
る反射部材を設けたことを特徴とする画像読み取り装置
を提供する。
【0021】前記反射部材は、画像読み取りをする原稿
の画像光を前記読み取りユニットに導くものであり、例
えばアルミ蒸着された板ガラスやプリズムを使用でき
る。また、前記第二の課題を解決するため本発明は、原
稿画像を光学的に走査して、CCD素子からなるイメー
ジセンサ及びこれに原稿画像光を結像させるレンズを有
する読み取りユニットで読み取る画像読み取り装置にお
いて前記イメージセンサの受光面が略水平となるように
前記読み取りユニットを配置するとともに、前記原稿画
像光を垂直方向に偏向させ、前記レンズの光軸方向から
前記読み取りユニットに入射させる反射部材を設けた画
像読み取り装置を画像形成部上に搭載した画像形成装置
であって、該画像読み取り装置における前記読み取りユ
ニットを該画像形成部に配置したことを特徴とする画像
形成装置を提供する。
【0022】本発明の画像読み取り装置によると、前記
読み取りユニットを、そのイメージセンサの受光面が略
水平となるように配置するとともに、原稿画像光を垂直
方向に偏向させ、読み取りユニットにおけるレンズの光
軸方向から該読み取りユニットに入射させる反射部材を
設けたから、該読み取りユニットが垂直方向の縦振動を
受けても、該縦振動に基づく原稿の読み取り位置におけ
るズレ幅は読み取りユニットの縦振動幅より小さく抑制
され、それだけ画像読み取りを精度良く行える。
【0023】また、本発明の画像形成装置では、その画
像読み取り装置が今説明したと同じ利点を有するうえ、
画像読み取り装置の読み取りユニットが画像形成部に配
置されるから、それだけ画像形成装置全体を高さ小さく
して小形化できる。前記第一の課題を解決する画像読み
取り装置及び第二の課題を解決する画像形成装置におけ
る画像読み取り装置のいずれにおいても、画像読み取り
装置が、略水平に載置された原稿の下方を原稿と平行に
走行することにより原稿画像を光学的に走査する走査部
材を含む場合において、前記反射部材を該走査部材の走
行範囲の外横側に設けることが考えられる。
【0024】このように反射部材を設けると、該画像読
み取り装置を一層背低くでき、該装置を搭載した画像形
成装置も一層背低く小形にできる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
を参照して説明する。図1は、本発明の1実施形態であ
るデジタル複写機の概略断面図である。この複写機は、
イメージリーダIRにおいて反射部材である固定反射ミ
ラー4cを追加設置した点及び読み取りユニット1の設
置方向、位置を変更した点を除けば、基本的に図6に示
す従来のデジタル複写機と同じ構成である。
【0026】この複写機は、画像読み取り装置であるイ
メージリーダIRと画像形成部であるページプリンタP
RTとから構成されている。イメージリーダIRの本体
は、原稿台ガラス3上に載置された原稿を画素に分解し
て読み取る走査系S、走査系Sが出力する光電変換信号
の量子化と種々の画像形成モードに応じた信号処理とを
行う画像信号処理部5、及び原稿に対応した画像データ
を記憶するメモリユニット部6から構成されている。そ
して、この本体の上部に原稿カバーCVが開閉可能に組
み付けられている。カバーCVに代えて原稿カバーを兼
ねる自動原稿送り装置が採用されることもある。
【0027】走査系Sは、ライン走査方式の画像読み取
り機構であって、原稿照射用ランプ21と反射ミラー2
2とを有したスキャナ2、固定反射ミラー4a、4b、
4c、読み取りユニット1及びスキャナ2を駆動するス
キャンモータM2から構成されている。読み取りユニッ
ト1は、CCDアレイからなるイメージセンサ11及び
これに原稿画像光を結像させるレンズ12を含んでい
る。この読み取りユニット1はそのイメージセンサ11
の受光面が略水平となるように設置されている。読み取
りユニット1の取り付け位置は、後述する画像形成部に
ある。
【0028】固定反射ミラー4a、4b及び4cは、ア
ルミ蒸着された板ガラスであり、スキャナ2からの原稿
画像光を読み取りユニット1に導くように、装置に組み
付けるとき調整され、図示しない手段により所定角度に
固定されている。また、固定反射ミラー4cは、図6に
示す従来のデジタル複写機においては、読みとりユニッ
ト1が設置されていた位置と略同位置でスキャナ2の走
行範囲下側に設置されており、反射ミラー4bから到来
する原稿画像光を垂直に偏向させ、読み取りユニット1
のレンズ12の光軸方向から該ユニット1へ画像光を入
射できるように、該ユニットに隣合わせて配置してあ
る。
【0029】画像形成部であるページプリンタPRT
は、露光制御信号を出力する印字処理部7、半導体レー
ザ81を光源とするプリントヘッド8、感光体ドラムP
Cとその周辺装置からなる現像・転写系9、該現像・転
写系9に複写用紙を供給する給紙系200及び複写用紙
に転写されたトナー像を定着させ、複写機外部に排出す
る定着・排出系100から構成されている。
【0030】プリントヘッド8、現像・転写系9、定着
・排出系100及び給紙系200は、それぞれ図6に示
す従来の複写機におけるプリントヘッド8、現像・転写
系9、定着・排出系100及び給紙系200と同構成、
同作用のものであり、これらの図6に示す複写機におけ
ると同じ部品には、図6と同じ参照付号を付してある。
上述の構成のデジタル複写機において、複写は概ね以
下のようになされる。
【0031】まず、原稿台ガラス3上に原稿が置かれ、
該原稿はスキャンモータM2により駆動されるスキャナ
2により水平方向に走査される。走査中、原稿照射用ラ
ンプ21が点灯し前記原稿を照射し、該原稿により反射
された光は原稿画像光として、反射ミラー22、及び固
定反射ミラー4a、4b、4cを介して読み取りユニッ
ト1に導かれ、レンズ12によりイメージセンサ11上
に結像される。
【0032】結像された像はイメージセンサ11により
読み取られ、光電変換される。光電変換された信号は、
順次画像信号処理部5に送られ、画像信号処理部5で
は、順次送られてくる光電変換信号を量子化し、種々の
画像形成モードに応じた信号処理が行われる。そして、
量子化及び信号処理後の信号は、原稿に対応した画像デ
ータとしてメモリユニット部6に送られ記憶される。
【0033】前記メモリユニット部6に記憶された画像
データは、印字処理部7により読み込まれ、プリントヘ
ッド部8に送られる。印字処理部7から送られてくる信
号に基づいて半導体レーザ81は、レーザビームを射出
し、射出されたレーザビームは、ポリゴンミラー82で
主走査方向に偏向され、主レンズ83及びミラー84
a、84b、84cを経て感光体ドラムPCの露光位置
に導かれる。
【0034】このとき前記露光位置の感光体ドラムPC
の表面は、予め帯電チャージャ91によって一様に帯電
された状態にある。そして前記レーザビームによる露光
によって形成された静電潜像は、現像器92により現像
されてトナー像となり、そのトナー像は転写位置に送ら
れる。このとき用紙カセット201aまたは201bか
ら、給紙ローラ群202を経てタイミングローラ203
に搬送された複写用紙は、該タイミングローラ203に
より静電潜像と複写用紙の位置が合うようにタイミング
が計られて、前記転写位置に給紙される。
【0035】そして給紙された複写用紙上に転写チャー
ジャ93によりトナー像が転写され、用紙は分離チャー
ジャ94により感光体ドラムPCから分離される。分離
された用紙は、搬送ベルト101によって定着ローラ対
102へ送られ、ここでトナー像が用紙に定着され、排
出ローラ103を経て排紙トレイ104上に排紙され
る。
【0036】また、転写位置にて複写用紙に転写されず
感光体ドラムPC表面上に残留したトナーは、クリーナ
95により除去される。さらに、メインイレーサ96に
より感光体ドラムPC表面上の残留電荷が消去される。
上記画像読み取り装置であるイメージリーダIRにおい
て、読み取りユニット1はそのイメージセンサ11の受
光面が略水平となるように設置されている。この読み取
りユニット1が、垂直方向(縦方向)の振動を受ける
と、図2に示すように原稿の読み取り位置もずれる。図
2は、画像読み取り装置が受ける振動の模式図であり、
(A)は、図1に示すデジタル複写機のイメージリーダ
IR部分を示す図、(B)は、読み取りユニット1の受
ける縦振動による振動幅を示す図、(C)は、読み取り
ユニット1の振動による原稿台ガラス3上での原稿読み
取り位置のずれ幅を示す図である。
【0037】ページプリンタPRTが運転されると、読
み取りユニット1が図2(B)に示すように主として縦
方向の振動を受ける。前記読み取りユニット1の縦方向
の最大振幅をδとすると、反射ミラー22及び固定反射
ミラー4a、4b、4cを介して読み取る原稿台ガラス
3上に載置された原稿の読み取り位置は、図2(C)に
示すようにずれ幅δ2 =δtanθずれる。ここで、θ
はレンズ12の画角であり、画角θは0≦θ≦45°の
範囲にあるので、ずれ幅δ2 =δtanθ≦δとなり、
従来のずれ幅δ以下に小さくなる。例えば、レンズ1の
画角がθ=20°の場合、tanθ≒0.4となり、従
来の読み取りユニットを水平方向に設置した場合に比べ
て、振動による原稿の読み取り位置のずれ幅は、約2/
5に抑えることができ、それだけ画像読み取り精度が向
上する。この結果、複写される画像の画質も向上する。
【0038】以上説明したように、イメージセンサ11
の受光面が略水平となるように読み取りユニット1が設
置されているとともに、原稿画像光を垂直方向に偏向し
て、レンズ12の光軸方向から読み取りユニット1に入
射させるように反射ミラー4cを設けてある画像読み取
り装置では、垂直方向または略垂直方向の縦振動による
原稿読み取り位置のずれを簡単に抑制して、画像読み取
り精度を向上させることができる。この結果、この画像
読み取り装置を搭載した画像形成装置では、形成画像の
画質を向上させることができる。
【0039】また、以上説明したデジタル複写機は、そ
の高さを従来よりも低くすることができる。これを図3
を参照して説明する。図3は、図1に示すデジタル複写
機のイメージリーダIR部分の高さを示す図である。既
に記載したようにこのデジタル複写機では、読み取りユ
ニット1を画像形成部であるページプリンタPRT内、
換言すれば画像読み取り装置本体外に設置し、図6に示
すデジタル複写機において読み取りユニット1があった
位置と略同位置に反射部材である固定反射ミラー4cを
設置している。このため、画像読み取り装置であるイメ
ージリーダIRの高さは、ほぼ図3に示すようにスキャ
ナ2の高さH2、固定反射ミラー4cの高さH4c及び
スキャナ2と固定反射ミラー4cの間隔D1により決定
される。図6に示す従来のデジタル複写機においては、
画像読み取り装置の高さは、スキャナ2の高さH2と読
み取りユニット1の高さH1でほぼ決定されていたが、
固定反射ミラー4cの高さH4cが、読み取りユニット
1の高さH1より小さいため、このイメージリーダIR
の高さ、延いてはデジタル複写機の高さは、従来のイメ
ージリーダIR、デジタル複写機よりも小さくてよく、
それだけ小型化されている。
【0040】次に、本発明の他の実施形態について図4
及び図5を参照して説明する。図4は、本発明の他の実
施形態であるデジタル複写機の概略断面図であり、図5
は、図4に示すデジタル複写機の一部を拡大して示して
いる。このデジタル複写機は、図1に示すデジタル複写
機とイメージリーダIRにおける反射部材である固定反
射ミラー4cの取り付け位置が違う点を除けば、同じ構
成となっている。固定反射ミラー4cは、反射ミラー4
bからの原稿画像光を垂直方向に偏向してレンズ12の
光軸方向からユニット1に入射させる。
【0041】このデジタル複写機では、図5(A)に示
すように固定反射ミラー4cをスキャナ2の走行範囲外
且つ横に設置したことで、固定反射ミラー4aと4bの
間隔D2をD2≒0とすることができる。これにより、
図4に示すデジタル複写機は図1に示すデジタル複写機
よりもさらに高さ方向に小さい。このように、読み取り
ユニット1をそのイメージセンサ11の受光面が略水平
となるように画像形成部に設置するとともに、固定反射
ミラー4cをスキャナ2の走行範囲の外横側に設置し、
且つ、それへ到来する原稿画像光を垂直方向に偏向して
レンズ12の光軸方向から読み取りユニット1へ入射さ
せるように構成した画像読み取り装置を備えたこのデジ
タル複写機は、高さ方向に小型で、且つ、複写された画
像の画質が向上する。
【0042】また、固定反射ミラー4aと4bの間隔D
2をD2≒0とすることができるため図5(B)に示す
ように固定反射ミラー4a及び4bに代えてプリズムP
を使用することも可能である。
【0043】
【発明の効果】本発明によると、原稿画像を光学的に走
査して、CCD素子からなるイメージセンサ及びこれに
原稿画像光を結像させるレンズを有する読み取りユニッ
トで読み取る画像読み取り装置であって、全体の剛性を
上げたり、特別のダンパー材を設ける等の必要なしに、
垂直方向の縦振動の影響を抑制し、原稿読み取り位置の
ズレ幅を小さくして、画像読み取り精度を向上させるこ
とができる画像読み取り装置を提供することができる。
【0044】また本発明によると、原稿画像を光学的に
走査して、CCD素子からなるイメージセンサ及びこれ
に原稿画像光を結像させるレンズを有する読み取りユニ
ットで読み取る画像読み取り装置を搭載した画像形成装
置であって、画像読み取り装置部分について全体の剛性
を上げたり、特別のダンパー材を設ける等の必要なし
に、垂直方向の縦振動の影響を抑制し、原稿読み取り位
置のズレ幅を小さくして、画像読み取り精度を向上させ
ることができるとともに、従来の同タイプの画像形成装
置よりも高さを小さくできる画像形成装置を提供するこ
とができる。
【0045】また、画像読み取り装置において、略水平
に載置された原稿の下方を原稿と平行に走行することに
より原稿画像を光学的に走査する走査部材が含まれ、原
稿画像光を垂直方向に偏向して読み取りユニットに入射
させる反射部材が該走査部材の走行範囲の外横側に設け
られるときは、該画像読み取り装置、或いは該装置を搭
載した画像形成装置を一層背低く小形にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態であるデジタル複写機の概
略断面図である。
【図2】図1に示すデジタル複写機のイメージリーダ
(画像読み取り装置)が受ける振動の影響を示す模式図
であり、図(A)はイメージリーダにおける読み取りユ
ニットの振動状況を示し、図(B)は読み取りユニット
の縦振動幅を示し、図(C)は読み取りユニットの縦振
動に伴う原稿台ガラス上での原稿読み取り位置のずれ幅
を示している。
【図3】図1に示すデジタル複写機のイメージリーダ部
分の高さを示す図である。
【図4】本発明の他の実施形態であるデジタル複写機の
概略断面図である。
【図5】図4に示すデジタル複写機のイメージリーダ部
分が一層背低く形成される様子を示す図であり、図
(B)は反射ミラーの一部をプリズムで構成できること
を示す図である。
【図6】従来の画像形成装置の1例であるデジタル複写
機の概略断面図である。
【図7】図6に示すデジタル複写機のイメージリーダ
(画像読み取り装置)が受ける振動の影響を示す模式図
であり、図(A)はイメージリーダにおける読み取りユ
ニットの振動状況を示し、図(B)は読み取りユニット
の縦振動幅を示し、図(C)は読み取りユニットの縦振
動に伴う原稿台ガラス上での原稿読み取り位置のずれ幅
を示している。
【図8】図6に示すデジタル複写機おけるイメージリー
ダの高さを示す図である。
【符号の説明】
IR イメージリーダ(画像読み取り装置) S 走査系 M2 スキャンモータ 1 読み取りユニット 11 イメージセンサ 12 レンズ 2 スキャナ(走行する走査部材) 21 原稿照射用ランプ 22 反射ミラー 3 原稿台ガラス 4a、4b 固定反射ミラー 4c 反射ミラー(反射部材) 5 画像信号処理部 6 メモリユニット PRT ページプリンタ 7 印字処理部 8 プリントヘッド部 81 半導体レーザ 82 ポリゴンミラー 83 主レンズ 84a、84b、84c 反射ミラー 9 現像・転写系 PC 感光体ドラム M1 メインモータ 91 帯電チャージャ 92 現像器 93 転写チャージャ 94 分離チャージャ 95 クリーナ 96 メインイレーサ 100 定着・排出系 101 搬送ベルト 102 定着ローラ対 103 排出ローラ対 104 排紙トレイ 200 給紙系 201a、201b 用紙カセット 202 給紙用ローラ群 203 タイミングローラ P プリズム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像を光学的に走査して、CCD素
    子からなるイメージセンサ及びこれに原稿画像光を結像
    させるレンズを有する読み取りユニットで読み取る画像
    読み取り装置において、前記イメージセンサの受光面が
    略水平となるように前記読み取りユニットを配置すると
    ともに、前記原稿画像光を垂直方向に偏向させ、前記レ
    ンズの光軸方向から前記読み取りユニットに入射させる
    反射部材を設けたことを特徴とする画像読み取り装置。
  2. 【請求項2】 画像形成部上に請求項1記載の画像読み
    取り装置を搭載した画像形成装置であって、該画像読み
    取り装置における前記読み取りユニットを該画像形成部
    に配置したことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記画像読み取り装置は、略水平に載置
    された原稿の下方を原稿と平行に走行することにより原
    稿画像を光学的に走査する走査部材を含み、前記反射部
    材は該走査部材の走行範囲の外横側に設けられることを
    特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
JP7272400A 1995-10-20 1995-10-20 画像読み取り装置及び画像形成装置 Withdrawn JPH09116669A (ja)

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