JPH09114773A - コンピュータシステム - Google Patents

コンピュータシステム

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JPH09114773A
JPH09114773A JP27278095A JP27278095A JPH09114773A JP H09114773 A JPH09114773 A JP H09114773A JP 27278095 A JP27278095 A JP 27278095A JP 27278095 A JP27278095 A JP 27278095A JP H09114773 A JPH09114773 A JP H09114773A
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JP
Japan
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bus
pci
portable computer
connector
unit
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JP27278095A
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English (en)
Inventor
Koichi Dewa
浩一 出羽
Nobutaka Nakamura
伸隆 中村
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、内部にPCIバスをもつポータブル
コンピュータと同コンピュータの機能拡張ユニットとで
なるシステムに於いて、ポータブルコンピュータと機能
拡張ユニットとのバス接続回路にPCI−PCIブリッ
ジ回路を介在して、ポータブルコンピュータの内部PC
Iバスと機能拡張ユニットのユニット内バスとを電気
的、論理的に分離したことを特徴とする。 【解決手段】ポータブルコンピュータ本体(PC)10
の内部PCIバス11とは、PCI−PCIブリッジ装
置(PPB)100によって、電気的、論理的に切り分
けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PCIバスと、機
能拡張ユニットが接続可能な拡張バスコネクタとをもつ
ポータブルコンピュータに関する。本発明は、内部にP
CIバスをもつポータブルコンピュータの拡張バスコネ
クタに接続可能な機能拡張ユニットに関する。
【0002】本発明は、機能拡張ユニットが接続可能な
拡張バスコネクタ、及び内部PCIバスを備えたポータ
ブルコンピュータと、ポータブルコンピュータの拡張バ
スコネクタに結合されるドッキングコネクタ、及びユニ
ット内PCIバスを備えた機能拡張ユニットとでなるコ
ンピュータシステムに関する。
【0003】本発明は、内部にPCIバスをもつポータ
ブルコンピュータと同コンピュータの機能拡張ユニット
とでなるコンピュータシステムに適用される拡張バス接
続方法に関する。
【0004】
【従来の技術】従来、パーソナルコンピュータに使用さ
れるシステムバスとしては、ISA(Industry Standar
d Architecture)バスやEISA(Extended ISA)バ
スが主流であったが、最近では、データ転送速度の高速
化や、プロセッサに依存しないシステムアーキテクチャ
の構築のために、PCI( Peripheral Component Inte
rconnect)バスが採用され始めている。
【0005】PCIバスに於いては、殆ど全てのデータ
転送がブロック転送を基本としており、これら各ブロッ
ク転送はバースト転送を用いて実現されている。これに
より、例えばPCIバスでは最大133Mバイト/秒
(データバスが32ビット幅の時)のデータ転送速度を
実現できる。
【0006】従って、PCIバスを採用すると、I/O
デバイス間、及びシステムメモリとI/Oデバイスとの
間のデータ転送等を高速に行なうことが可能となり、シ
ステム性能を高めることができる。このPCIバスに接
続可能なデバイスの数は予め定められた範囲内の個数に
限られ、それ以上のデバイスの増加に対しては、内部に
別のPCIバスを設け、その各PCIバス間をPCI−
PCIブリッジ装置(PPB)で接続することにより対
処する。
【0007】このようなPCIバスアーキテクチャは、
バッテリ駆動可能ポータブルコンピュータにも採用され
始めている。従来、ポータブルコンピュータと当該コン
ピュータに接続(ドッキング)される機能拡張ユニット
とでなるコンピュータシステムに於いては、ISAバス
をドッキングバスとしていた。
【0008】このISAバスシステムでのドッキング方
式をそのまま延長して、PCIバスを内部にもつポータ
ブルコンピュータのドッキングシステムに適用しようと
すると以下のような種々の問題が生じる。
【0009】即ち、この際は、ポータブルコンピュータ
の内部PCIバスの動作クロックと同じ高速のクロック
を用いて機能拡張ユニット内のバスを動作させる必要が
あり、従って機能拡張ユニット側に於ける、ハードウェ
ア設計、使用オプション等に厳しい条件が課せられ、種
々の制約が生じることから、拡張性の高い柔軟な機能拡
張ユニットの構築が困難であるという問題があった。
【0010】又、ISAバスシステムでのドッキング方
式をそのまま延長してPCIシステムに適用した場合、
ホットドッキング、アンドッキングを考慮したとき、バ
ス間の接続/切り離し制御を含むバス間の制御等に於い
て信頼性及び機能性の面で問題があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
のISAバスシステムでのドッキング方式をそのまま延
長して、PCIバスを内部にもつポータブルコンピュー
タのドッキングシステムに適用した際、拡張性の高い柔
軟な機能拡張ユニットの構築が困難であるという問題が
あった。
【0012】本発明は上記実情に鑑みなされたもので、
PCIバスを内部にもつポータブルコンピュータ、及び
同コンピュータを対象としたシステムに於いて、拡張性
の高い柔軟な機能拡張ユニットを構築できるコンピュー
タシステムを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、PCIバス
と、機能拡張ユニットが接続可能な拡張バスコネクタと
をもつポータブルコンピュータに於いて、PCIバスと
拡張バスコネクタとの間にPCI−PCIブリッジ装置
を設け、内部のPCIバスを拡張バスコネクタを介して
接続される機器のバスと電気的、論理的に分離したこと
を特徴とする。
【0014】又、本発明は、内部にPCIバスをもつポ
ータブルコンピュータの拡張バスコネクタに接続可能な
機能拡張ユニットに於いて、ユニット内に設けたPCI
バスと、ポータブルコンピュータの拡張バスコネクタに
結合されるドッキングコネクタとの間にPCI−PCI
ブリッジ装置を設け、ユニット内に設けたPCIバスを
ポータブルコンピュータ内部のPCIバスと電気的、論
理的に分離したことを特徴とする。
【0015】又、本発明は、機能拡張ユニットが接続可
能な拡張バスコネクタ、及び内部PCIバスを備えたポ
ータブルコンピュータと、ポータブルコンピュータの拡
張バスコネクタに結合されるドッキングコネクタ、及び
ユニット内PCIバスを備えた機能拡張ユニットとでな
るコンピュータシステムに於いて、ポータブルコンピュ
ータの内部PCIバスと拡張バスコネクタとの間、及び
機能拡張ユニットのユニット内PCIバスとドッキング
コネクタとの間にそれぞれPCI−PCIブリッジ装置
を設け、ポータブルコンピュータ内部のPCIバスと機
能拡張ユニットのユニット内PCIバスとを電気的、論
理的に分離したことを特徴とする。
【0016】又、本発明は、内部にPCIバスをもつポ
ータブルコンピュータと同コンピュータの機能拡張ユニ
ットとでなるシステムの拡張バス接続方法に於いて、ポ
ータブルコンピュータと機能拡張ユニットとのバス接続
回路にPCI−PCIブリッジ回路を介在して、ポータ
ブルコンピュータの内部PCIバスと機能拡張ユニット
のユニット内バスとを電気的、論理的に分離したことを
特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
形態を説明する。図1は本発明の第1実施形態に於ける
要部のシステム構成を示すブロック図である。
【0018】図中、10はポータブルコンピュータ本体
(PC)であり、内部にPCIバス11をもち、筐体面
に拡張バスコネクタ12をもつ。この第1実施形態に於
いては、PCIバス11と拡張バスコネクタ12との間
には、PCI−PCIブリッジ装置(PPB)100が
介在され、このPCI−PCIブリッジ装置(PPB)
100によって、PCIバス11と拡張バスコネクタ1
2に接続されるPCIバスとの間が電気的、論理的に切
り分けられる。
【0019】20はポータブルコンピュータ本体(P
C)10の機能を拡張するための機能拡張ユニット(D
S)であり、一般にディスクステーション、ドッキング
ステーション等と称される拡張ユニットが含まれる。
【0020】この機能拡張ユニット(DS)20には、
内部に、ユニット内PCIバス21が設けられ、ポータ
ブルコンピュータ載置部接合面に、ドッキングコネクタ
22が設けられる。
【0021】更にユニット内PCIバス21上には、P
Cカードコントローラ(PC・CardーCONT)23、PCI
アドインボードがそれぞれ接続される2つの拡張ボード
コネクタ(Slot#0,Slot#1)25A,25B、及び
SCSIコントローラ(SCSIーCONT)26等がそれぞれ
バスマスタとして接続される。尚、24A,24BはP
Cカードコントローラ(PC・CardーCONT)23に接続さ
れた2つのPCカードスロット(SlotA,SlotB)、2
7はSCSIコントローラ(SCSIーCONT)26に接続さ
れたSCSIポートである。
【0022】上記構成に於いて、ポータブルコンピュー
タ本体(PC)10が機能拡張ユニット(DS)20に
結合(ドッキング)され、ポータブルコンピュータ本体
(PC)10の拡張バスコネクタ12と機能拡張ユニッ
ト(DS)20のドッキングコネクタ22がコネクタ結
合されると、ポータブルコンピュータ本体(PC)10
の拡張バスコネクタ12は、機能拡張ユニット(DS)
20のユニット内PCIバス21にダイレクトに回路接
続されるが、ポータブルコンピュータ本体(PC)10
の内部PCIバス11とは、PCI−PCIブリッジ装
置(PPB)100によって、電気的、論理的に切り分
けられる。
【0023】このため、ポータブルコンピュータ本体
(PC)10の内部PCIバス11の動作クロックと同
じ高速のクロックを用いて、機能拡張ユニット(DS)
20内のユニット内PCIバス21を動作させる必要は
なく、機能拡張ユニット(DS)20をポータブルコン
ピュータ本体(PC)10とは独立したクロックで非同
期に動作させることができ、拡張性の高い柔軟な機能拡
張ユニットの構築が可能となる。
【0024】図2は本発明の第2実施形態に於ける要部
のシステム構成を示すブロック図であり、上記した第1
実施形態と同一部分には同一符号を付し、その説明を省
略する。
【0025】この第2実施形態による構成が上述した第
1実施形態と特に異なるところは、ポータブルコンピュ
ータ本体(PC)10の内部PCIバス11と、機能拡
張ユニット(DS)20のユニット内PCIバス21と
の間を電気的、論理的に切り分けるPCI−PCIブリ
ッジ装置(PPB)100を、ポータブルコンピュータ
本体(PC)10側に設けず、機能拡張ユニット(D
S)20側に設けた点である。
【0026】この第2実施形態では、ポータブルコンピ
ュータ本体(PC)10が機能拡張ユニット(DS)2
0に結合(ドッキング)され、ポータブルコンピュータ
本体(PC)10の拡張バスコネクタ12と機能拡張ユ
ニット(DS)20のドッキングコネクタ22がコネク
タ結合されると、ポータブルコンピュータ本体(PC)
10の内部PCIバス11は、機能拡張ユニット(D
S)20のドッキングコネクタ22にダイレクトに回路
接続されるが、機能拡張ユニット(DS)20のユニッ
ト内PCIバス21とは、PCI−PCIブリッジ装置
(PPB)100によって、電気的、論理的に切り分け
られる。
【0027】このため、第1実施形態と同様に、ポータ
ブルコンピュータ本体(PC)10の内部PCIバス1
1の動作クロックと同じ高速のクロックを用いて、機能
拡張ユニット(DS)20内のユニット内PCIバス2
1を動作させる必要はなく、機能拡張ユニット(DS)
20をポータブルコンピュータ本体(PC)10とは独
立したクロックで非同期に動作させることができ、拡張
性の高い柔軟な機能拡張ユニットの構築が可能となる。
【0028】図3は本発明の第3実施形態に於ける要部
のシステム構成を示すブロック図であり、上記した第
1,第2の実施形態と同一部分には同一符号を付し、そ
の説明を省略する。
【0029】この第3実施形態による構成が上述した第
1,第2の実施形態と特に異なるところは、ポータブル
コンピュータ本体(PC)10の内部PCIバス11
と、機能拡張ユニット(DS)20のユニット内PCI
バス21との間を、それぞれに独立して設けられたPC
I−PCIブリッジ装置(PPB)100(A),10
0(B)によって、電気的、論理的に切り分ける構成と
している点である。
【0030】この第3実施形態では、ポータブルコンピ
ュータ本体(PC)10が機能拡張ユニット(DS)2
0に結合(ドッキング)され、ポータブルコンピュータ
本体(PC)10の拡張バスコネクタ12と機能拡張ユ
ニット(DS)20のドッキングコネクタ22がコネク
タ結合されると、ポータブルコンピュータ本体(PC)
10の拡張バスコネクタ12と、機能拡張ユニット(D
S)20のドッキングコネクタ22とにそれぞれダイレ
クトに回路接続された各PCIバスが、PCI−PCI
ブリッジ装置(PPB)100(A),100(B)に
よって、ポータブルコンピュータ本体(PC)10の内
部PCIバス11、及び機能拡張ユニット(DS)20
のユニット内PCIバス21の双方と、互いに電気的、
論理的に切り分けられる。
【0031】このため、第1,第2の実施形態と同様
に、機能拡張ユニット(DS)20をポータブルコンピ
ュータ本体(PC)10とは独立したクロックで非同期
に動作させることができ、拡張性の高い柔軟な機能拡張
ユニットの構築が可能となることに加え、PCI−PC
Iブリッジ装置(PPB)100(B)のドッキングコ
ネクタ22側のPCIバスにもPCIデバイスを接続で
き、機能拡張ユニット全体のバスマスタ数を増加させる
ことができることから、機能拡張ユニット(DS)20
に、より高い拡張性をもたせることができる。更に、上
記した第3実施形態のシステム構成に於いては、ポータ
ブルコンピュータ本体(PC)10に於ける、内部PC
Iバス11と拡張バスコネクタ12との間のPCIバス
の物理長、及び、機能拡張ユニット(DS)20に於け
る、ユニット内PCIバス21とドッキングコネクタ2
2との間のPCIバスの物理長の制約をそれぞれ緩和で
きる。
【0032】図4は本発明の具体的な一実施形態を示す
ブロック図である。図4に於いて、100はポータブル
コンピュータ本体(PC)、200はドッキングステー
ションである。ここで示すコンピュータシステムは、バ
ッテリ駆動可能なノートブックタイプまたはラップトッ
プタイプのポータブルコンピュータであり、そのシステ
ムボード上には、プロセッサバス101、内部PCIバ
ス102、内部ISAバス103、及び第1、第2のI
2Cバス104,105が配設されている。
【0033】又、このポータブルコンピュータ本体(P
C)100に設けられたドッキングポートコネクタ50
0に接続可能なドッキングステーション200内には、
外部PCIバス201と外部ISAバス202が配設さ
れている。
【0034】コンピュータ本体(PC)100内には、
CPU111、ホスト/PCIブリッジ装置112、シ
ステムメモリ113、ディスプレイコントローラ11
4、内部PCI−ISAブリッジ装置115、PCI−
DS(DS:ドッキングステーション)ブリッジ装置1
16、I/Oコントロールゲートアレイ117、電源マ
イコン118、バッテリパック119、BIOS RO
M131、キーボードコントローラ(KBC)132、
ハードディスク装置(HDD)133等が設けられてい
る。また、ドッキングステーション200内には、IS
A拡張スロット、PCI拡張スロットの他、DS−PC
I/ISAブリッジ装置241、DSマイコン242、
EEPROM243等が設けられている。
【0035】CPU111は、例えば、米インテル社に
よって製造販売されているマイクロプロセッサ“Pen
tium”等によって実現されている。このCPU11
1の入出力ピンに直結されているプロセッサバス101
は、64ビット幅のデータバスを有している。
【0036】システムメモリ113は、オペレーティン
グシステム、デバイスドライバ、実行対象のアプリケー
ションプログラム、及び処理データなどを格納するメモ
リデバイスであり、複数のDRAMによって構成されて
いる。このシステムメモリ113は、32ビット幅また
は64ビット幅のデータバスを有する専用のメモリバス
を介してホスト−PCIブリッジ装置112に接続され
ている。メモリバスのデータバスとしてはプロセッサバ
ス101のデータバスを利用することもできる。この場
合、メモリバスは、アドレスバスと各種メモリ制御信号
線とから構成される。
【0037】ホスト/PCIブリッジ装置112は、プ
ロセッサバス101と内部PCIバス102との間を繋
ぐブリッジLSIであり、PCIバス102のバスマス
タの1つとして機能する。このホスト/PCIブリッジ
装置112は、プロセッサバス101と内部PCIバス
102との間で、データ及びアドレスを含むバスサイク
ルを双方向で変換する機能、及びメモリバスを介してシ
ステムメモリ113のアクセス制御する機能等を有して
いる。
【0038】内部PCIバス102はクロック同期形の
入出力バスであり、内部PCIバス102上の全てのサ
イクルはPCIバスクロックに同期して行なわれる。P
CIバスクロックの周波数は最大33MHzである。P
CIバス102は、時分割的に使用されるアドレス/デ
ータバスを有している。このアドレス/データバスは、
32ビット幅である。
【0039】PCIバス102上のデータ転送サイクル
は、アドレスフェーズとそれに後続する1以上のデータ
フェーズとから構成される。アドレスフェーズにおいて
はアドレスおよび転送タイプが出力され、データフェー
ズでは8ビット、16ビット、24ビットまたは32ビ
ットのデータが出力される。
【0040】ディスプレイコントローラ114は、ホス
ト/PCIブリッジ装置112と同様にPCIバス10
2のバスマスタの1つであり、ビデオメモリ(VRA
M)142の画像データをLCD141や外部のCRT
ディプレイ143に表示する。
【0041】内部PCI−ISAブリッジ装置115
は、内部PCIバス102と内部ISAバス1033と
の間を繋ぐブリッジLSIである。内部ISAバス10
3には、BIOS ROM131、キーボードコントロ
ーラ132、HDD33、I/Oコントロールゲートア
レイ117等が接続されている。
【0042】PCI−DSブリッジ装置116は、内部
PCIバス102と、ドッキングポートコネクタ500
を介してドッキングステーション200に導出されるP
CIバス相当のドッキングバスとを繋ぐブリッジLSI
であり、PCIバス102上のバスマスタとして機能す
る。
【0043】I/Oコントロールゲートアレイ117
は、内部ISAバス103と第1のI2Cバス104と
を繋ぐブリッジLSIであり、CPU111によってリ
ード/ライト可能な複数のレジスタ群を内蔵している。
これらレジスタ群を使用することにより、CPU111
とI2Cバス104上のデバイスとの通信が可能とな
る。
【0044】このシステムにおいては、I2Cバス10
4は、5つのデバイス、すなわち、I/Oコントロール
ゲートアレイ117、電源マイコン118、バッテリパ
ック119のEEPROM191、DSマイコン24
2、EEPROM243間の通信に利用される。
【0045】I/Oコントロールゲートアレイ117に
は、I2Cバス104に接続されるデバイスの中でマス
タとして動作する電源マイコン118とDSマイコン2
42との間でI2Cバス104の使用権を調停するため
のマスタ調停装置が内蔵されている。このマスタ調停
は、電源マイコン118が有する1対のアービトレーシ
ョン制御信号線(バスアクセス要求信号線PSREQ
#、バスアクセス許可信号線PSGNT#)と、DSマ
イコン142が有する1対のアービトレーション制御信
号線(バスアクセス要求信号線DPREQ#、バスアク
セス許可信号線DPGNT#)とを利用して行われる。
【0046】また、I/Oコントロールゲートアレイ1
17は、RGBコネクタ400を介して外部CRTディ
スプレイ343に導出されるI2Cバス105にも接続
されており、I2Cバス105を介して外部CRTディ
スプレイ343内蔵のマイコン343aとの間でモニタ
IDや、CRTディスプレイ343の電力制御などのた
めの通信を行なうこともできる。
【0047】電源マイコン118は、システム電源のオ
ン/オフなどの動作電源の制御を行うコントローラであ
り、バッテリパック119の2次電池の充電制御などを
行う。この電源マイコン18は、I2Cバス104のバ
スマスタとして機能することができ、そのI2Cバス1
04を利用して、EEPROM191からのバッテリ情
報のリード、ホットドッキング/ホットアンドッキング
などを実現するためのDSマイコン242との通信、C
PU111との間の各種電源ステータス/電源制御コマ
ンドの授受のためのI/Oコントロールゲートアレイ1
17との通信等を行なう。電源ステータスには、システ
ム電源スイッチのオン/オフ、バッテリ残存容量、AC
アダプタの有無などの情報が含まれる。
【0048】ドッキングステーション200は、ポータ
ブルコンピュータ本体100に取り外し可能に装着でき
る拡張ユニットである。このドッキングステーション2
00の筐体には、ポータブルコンピュータ本体100を
収容するための載置面と、この載置面上にポータブルコ
ンピュータ本体100がセットされたときに、DSマイ
コン243の制御の下でドッキングステーション200
とコンピュータ本体100とをドッキングさせるオート
ローディング機構等が設けられている。また、ドッキン
グステーション200には、ポータブルコンピュータ本
体100がセットされたことを検出してDSマイコン2
43に通知するための検出スイッチ、イジェクトスイッ
チ、電源スイッチ等も設けられている。イジェクトスイ
ッチが押されると、オートローディング機構のモータが
逆回転され、ポータブルコンピュータ本体100がドッ
キングステーション200から電気的に分離され取り外
される。
【0049】ドッキングステーション200のDS−P
CI/ISAブリッジ装置241は、ポータブルコンピ
ュータ本体100からドッキングステーション200に
導出されるドッキングバス(PCIバス相当)と外部P
CIバス201、及び外部ISAバス202とを繋ぐブ
リッジLSIである。このDS−PCI/ISAブリッ
ジ装置241は、PCIバスマスタの1つである。
【0050】DSマイコン242は、ドッキングステー
ション200の電源のオン/オフ、及びポータブルコン
ピュータ本体100とドッキングステーション200と
のドッキング/アンドッキングを制御するためのコント
ローラであり、I2Cバス104を使用して電源マイコ
ン118及びI/Oコントロールゲートアレイ117と
通信する。このDSマイコン242もI2Cバス104
のバスマスタとして動作することができる。
【0051】このように、ポータブルコンピュータ本体
(PC)100の内部PCIバス102と、ドッキング
ステーション200(DS)の外部PCIバス201と
がPCI−DSブリッジ装置116、及びDS−PCI
/ISAブリッジ装置241を介して相互に接続される
構成であることから、PCIバスをドッキングステーシ
ョンへドッキングバスとして容易に延長することがで
き、ドッキングステーションの接続オプションを拡充で
きる。又、ポータブルコンピュータ本体の内部PCIバ
スと、ドッキングステーションの外部PCIバスとを電
気的に分離し、かつ論理的にも分離できることから、ポ
ータブルコンピュータ本体の内部PCIバスとデスクス
テーション内の外部PCIバスを、互いに周波数、位相
等を異にするロックで動かすことが可能となり、これに
より拡張性の高い柔軟なデスクステーションの構築が可
能となる。
【0052】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、P
CIバスを内部にもつポータブルコンピュータ、及び同
コンピュータを対象としたシステムに於いて、拡張性の
高い柔軟な機能拡張ユニットを構築できる。
【0053】即ち、本発明によれば、PCIバスと、機
能拡張ユニットが接続可能な拡張バスコネクタとをもつ
ポータブルコンピュータに於いて、PCIバスと拡張バ
スコネクタとの間にPCI−PCIブリッジ装置を設
け、内部のPCIバスを拡張バスコネクタを介して接続
される機器のバスと電気的、論理的に分離したことによ
り、機能拡張ユニットをポータブルコンピュータとは独
立したクロックで非同期に動作させることができ、拡張
性の高い柔軟な機能拡張ユニットの構築が可能となる。
【0054】又、本発明によれば、内部にPCIバスを
もつポータブルコンピュータの拡張バスコネクタに接続
可能な機能拡張ユニットに於いて、ユニット内に設けた
PCIバスと、ポータブルコンピュータの拡張バスコネ
クタに結合されるドッキングコネクタとの間にPCI−
PCIブリッジ装置を設け、ユニット内に設けたPCI
バスをポータブルコンピュータ内部のPCIバスと電気
的、論理的に分離したことにより、機能拡張ユニットを
ポータブルコンピュータとは独立したクロックで非同期
に動作させることができ、拡張性の高い柔軟な機能拡張
ユニットの構築が可能となる。
【0055】又、本発明によれば、機能拡張ユニットが
接続可能な拡張バスコネクタ、及び内部PCIバスを備
えたポータブルコンピュータと、ポータブルコンピュー
タの拡張バスコネクタに結合されるドッキングコネク
タ、及びユニット内PCIバスを備えた機能拡張ユニッ
トとでなるコンピュータシステムに於いて、ポータブル
コンピュータの内部PCIバスと拡張バスコネクタとの
間、及び機能拡張ユニットのユニット内PCIバスとド
ッキングコネクタとの間にそれぞれPCI−PCIブリ
ッジ装置を設け、ポータブルコンピュータ内部のPCI
バスと機能拡張ユニットのユニット内PCIバスとを電
気的、論理的に分離したことにより、機能拡張ユニット
をポータブルコンピュータとは独立したクロックで非同
期に動作させることができ、拡張性の高い柔軟な機能拡
張ユニットの構築が可能となる。更に、ドッキングコネ
クタ側のPCIバスにもPCIデバイスを接続でき、機
能拡張ユニット全体のバスマスタ数を増加させることが
できることから、機能拡張ユニットにより高い拡張性を
もたせることができるとともに、拡張コネクタに接続さ
れるPCIバスの物理長の制約を緩和できる。
【0056】又、本発明によれば、内部にPCIバスを
もつポータブルコンピュータと同コンピュータの機能拡
張ユニットとでなるシステムの拡張バス接続方法に於い
て、ポータブルコンピュータと機能拡張ユニットとのバ
ス接続回路にPCI−PCIブリッジ回路を介在して、
ポータブルコンピュータの内部PCIバスと機能拡張ユ
ニットのユニット内バスとを電気的、論理的に分離した
ことにより、拡張性の高い柔軟な機能拡張ユニットの構
築が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に於ける要部のシステム
構成を示すブロック図。
【図2】本発明の第2実施形態に於ける要部のシステム
構成を示すブロック図。
【図3】本発明の第3実施形態に於ける要部のシステム
構成を示すブロック図。
【図4】本発明の具体的な一実施形態を示すブロック
図。
【符号の説明】
10…ポータブルコンピュータ本体(PC)、11…内
部PCIバス、12…拡張バスコネクタ、20…機能拡
張ユニット(DS)、21…ユニット内PCIバス、2
2…ドッキングコネクタ、100,100(A),10
0(B)…PCI−PCIブリッジ装置(PPB)。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 PCIバスと、機能拡張ユニットが接続
    可能な拡張バスコネクタとをもつポータブルコンピュー
    タに於いて、PCIバスと拡張バスコネクタとの間にP
    CI−PCIブリッジ装置を設け、内部のPCIバスを
    拡張バスコネクタを介して接続される機器のバスと電気
    的、論理的に分離したことを特徴とするポータブルコン
    ピュータ。
  2. 【請求項2】 内部にPCIバスをもつポータブルコン
    ピュータの拡張バスコネクタに接続可能な機能拡張ユニ
    ットに於いて、 ユニット内に設けたPCIバスと、ポータブルコンピュ
    ータの拡張バスコネクタに結合されるドッキングコネク
    タとの間にPCI−PCIブリッジ装置を設け、ユニッ
    ト内に設けたPCIバスをポータブルコンピュータ内部
    のPCIバスと電気的、論理的に分離したことを特徴と
    する機能拡張ユニット。
  3. 【請求項3】 機能拡張ユニットが接続可能な拡張バス
    コネクタ、及び内部PCIバスを備えたポータブルコン
    ピュータと、ポータブルコンピュータの拡張バスコネク
    タに結合されるドッキングコネクタ、及びユニット内P
    CIバスを備えた機能拡張ユニットとでなるコンピュー
    タシステムに於いて、 ポータブルコンピュータの内部PCIバスと拡張バスコ
    ネクタとの間、及び機能拡張ユニットのユニット内PC
    Iバスとドッキングコネクタとの間にそれぞれPCI−
    PCIブリッジ装置を設け、ポータブルコンピュータ内
    部のPCIバスと機能拡張ユニットのユニット内PCI
    バスとを電気的、論理的に分離したことを特徴とするコ
    ンピュータシステム。
  4. 【請求項4】 内部にPCIバスをもつポータブルコン
    ピュータと同コンピュータの機能拡張ユニットとでなる
    システムに於いて、ポータブルコンピュータと機能拡張
    ユニットとのバス接続回路にPCI−PCIブリッジ回
    路を介在して、ポータブルコンピュータの内部PCIバ
    スと機能拡張ユニットのユニット内バスとを電気的、論
    理的に分離したことを特徴とする拡張バス接続方法。
JP27278095A 1995-10-20 1995-10-20 コンピュータシステム Pending JPH09114773A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6622250B1 (en) * 1999-12-21 2003-09-16 Intel Corporation SMBUS over the PCI bus isolation scheme and circuit design
KR100685095B1 (ko) * 2001-10-22 2007-02-22 엘지전자 주식회사 도킹 시스템과의 버스 연결을 위한 본체 시스템 및 그제어 방법

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