JPH09114188A - コロナ放電装置 - Google Patents

コロナ放電装置

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JPH09114188A
JPH09114188A JP7267084A JP26708495A JPH09114188A JP H09114188 A JPH09114188 A JP H09114188A JP 7267084 A JP7267084 A JP 7267084A JP 26708495 A JP26708495 A JP 26708495A JP H09114188 A JPH09114188 A JP H09114188A
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Japan
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corona discharge
electrode
discharge electrode
image
corona
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JP7267084A
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Masayasu Onodera
正泰 小野寺
Hiroyuki Tokimatsu
宏行 時松
Isao Endo
勇雄 遠藤
Toru Komatsu
小松  徹
Satoru Haneda
哲 羽根田
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/02Arrangements for laying down a uniform charge
    • G03G2215/026Arrangements for laying down a uniform charge by coronas
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 帯電の均一性を失わせずに帯電効率を上げる
ことができる鋸歯電極板を有した幅狭のコロナ帯電装置
を用い、隣接して配置された現像器やクリーニング装置
等の画像形成処理手段間の狭い空間にも配設可能にする
ことにより、画像形成処理空間を有効に利用し、小径の
感光体ドラムを使用することを可能にする。 【構成】 絶縁性基板117上に複数個の放電用電極を
直線状に形成したコロナ放電電極111と、コロナ放電
電極111と像担持体間10に位置し、像担持体10の
表面電位を制御する制御グリッド116と、コロナ放電
電極111の両側に位置した板状のシールドプレート1
12とを有するコロナ放電装置において、コロナ放電電
極111の先端部の放電作用部以外の表面を絶縁性被覆
部材118で被覆したコロナ放電装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真方式の画像形
成において、感光体(像形成体)の表面を帯電させるた
めのコロナ放電装置に関し、特に、非接触型の複数の尖
頭状の放電電極を有するコロナ放電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式によって画像形成を行う画
像形成装置では、感光体上にコロナ放電式の帯電器によ
って一様帯電を行った後、像露光手段によって像露光を
行って潜像を形成し、現像手段によって現像してトナー
像としたのち、転写器によって記録紙上にトナー像の転
写を行うことがなされている。
【0003】従来この種の画像形成装置に用いられるコ
ロナ放電式の帯電器としては、ワイヤ放電方式(コロト
ロン、スコロトロン、ジコロトロン等)とピン放電方式
(ピン電極型、鋸歯状電極型等)に大別される。後者は
低オゾン発生のため近年電子写真複写機、プリンタ等で
も使用されるようになってきた。特に、一枚の薄い板状
部材に複数の鋸歯状の電極部を設けた電極板を用いた構
造の鋸歯電極は、小型化が容易である、オゾンの発生量
が少ない、放電電圧が低い等の特徴がある。鋸歯状の放
電電極を用いた帯電器として、特開昭63−15272
号公報や特開平5−45999号公報やU.S.P.
3,691,373号明細書等によって開示されてい
る。
【0004】そして、鋸歯状電極を用いたコロナ帯電器
としては、図12に示すような帯電器が用いられる。図
12(A)はコロナ帯電器の構成を示す正面図で、図1
2(B)は図12(A)に示したコロナ帯電器のA−A
線断面図を示している。これらの図において、111は
感光体ドラム10に向って位置したコロナ放電用の鋸歯
電極板、112はコの字状の断面形状の開口を有したシ
ールドプレートである。前記鋸歯状電極111は絶縁性
の電極板保持部材113と押さえ部材114とでシール
ドプレート112に取り付けられ、外形形状は断面形状
が長方形の6面体をなしている。
【0005】また、鋸歯状の放電電極各々に高電圧が印
加される独立鋸歯電極型のコロナ帯電器は、上記の鋸歯
電極型コロナ帯電器に比較して、更にオゾンの発生量が
少なくなる、各々の鋸歯電極部の放電電流のばらつきが
低減するという特徴がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】現在画像形成装置で
は、装置の小型化と処理の高速化が求められている。こ
の要求を満たすためには、感光体ドラムを小径のドラム
とし、周縁部に配置されたコロナ帯電器、像露光手段、
現像手段等の処理手段を小型化し、それらの処理手段間
の間隔を狭めることが必要である。特に感光体ドラムの
周縁部に複数組のコロナ帯電器と像露光手段と現像手段
とを設け、感光体上に複数のトナー像を重ね合わせて形
成し、形成された多色のトナー像を一括して記録紙上に
転写する画像形成装置においては、感光体ドラムの周縁
部に設けられる処理手段の数が多いことから上記の処理
手段の小型化と処理手段間の間隔をつめることが強く望
まれる。
【0007】一方、従来のコロナ帯電器では、ワイヤ放
電方式であるとピン放電方式であるとを問わず、その外
形形状は図12に示したような定形化した断面が矩形形
状であって、処理手段間の間隔をつめるには不都合であ
る。
【0008】本発明は、感光体ドラムの周辺スペースが
小さい画像形成装置に対応して、幅狭形状の帯電器を用
いたとき発生するシールドプレートや制御電極(グリッ
ド電極)へ流れる過電流を防止し、帯電の均一性を失わ
せずに帯電効率を向上させることを可能にするコロナ放
電装置を提供することを第一の目的とする。
【0009】また、前記鋸歯状の一体型放電電極及び独
立鋸歯電極型放電電極は、図12に示すように先端が長
く突出しているので、取り扱いが面倒であり、クリーニ
ングがしにくい等の欠点がある。
【0010】更に、前記鋸歯状の一体型放電電極及び独
立鋸歯電極型放電電極の尖頭部は鋭く尖った形状をな
し、感光体ドラムと対向する面積が小さいから、トナー
や紙粉等の異物が付着すると、放電むらを発生し易い。
【0011】本発明は、上述の問題を解消するためにな
されたものであり、一体型放電電極及び独立鋸歯電極型
放電電極を用いたコロナ放電装置によって均一な帯電が
行われるようにし、かつ取り扱い性がよく、クリーニン
グし易いコロナ放電装置を提供することを第二の目的と
する。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的は、絶縁性基板
上に複数個の放電用電極を直線状に形成したコロナ放電
電極と、該コロナ放電電極と像担持体間に位置し、該像
担持体の表面電位を制御する制御グリッドと、前記コロ
ナ放電電極の両側に位置した板状のシールドプレートと
を有するコロナ放電装置において、前記コロナ放電電極
の先端部の放電作用部以外の表面を絶縁性被覆部材で被
覆したことを特徴とするコロナ放電装置によって達成さ
れる。
【0013】また上記目的は、絶縁性基板上に複数個の
放電用電極を直線状に形成したコロナ放電電極と、該コ
ロナ放電電極と像担持体間に位置し、該像担持体の表面
電位を制御する制御グリッドと、前記コロナ放電電極の
両側に位置した板状のシールドプレートとを有するコロ
ナ放電装置において、前記像担持体に対向する前記絶縁
性基板の先端面に、前記コロナ放電電極の先端部を設け
たことを特徴とするコロナ放電装置によって達成され
る。
【0014】なお上記発明において、前記コロナ放電装
置は、回転する像担持体の周方向に、コロナ放電装置,
像露光手段,現像装置から成る4組の像形成手段と、転
写手段と、クリーニング装置とを配設して、像担持体の
1回転中に、像担持体の周面に帯電,像露光及び現像を
繰り返すことにより異色のトナー像を重ね合わせてカラ
ートナー画像を形成し、該カラートナー画像を転写手段
により転写材に転写するカラー画像形成装置に装着され
ることが好ましい態様である。
【0015】
【実施例】図1は、本発明のコロナ放電装置を好適に備
えたカラー画像形成装置の一例を示す構成図である。図
において、10はドラム状の像担持体即ち感光体ドラム
で、光学ガラス若しくは透明アクリル樹脂等の透明部材
によって形成される円筒状の基体の外周に透明導電層,
有機感光体(OPC)やa−Siなどからなる感光層を
設けたものである。
【0016】前記感光体ドラム10は一方の端部のフラ
ンジガイドピンによって軸受支持され、他方の端部のフ
ランジが装置本体の基板の備える複数のガイドローラに
外嵌して外周の歯車を駆動歯車に噛合し、その動力によ
り前記の透明導電層を接地した状態で時計方向に回転さ
れる。
【0017】11Y,11M,11C及び11Kは、イ
エロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C)及び黒色
(K)の各色の画像形成プロセスに用いられるコロナ帯
電器で、感光体ドラム10の前述した有機感光体層に対
し所定の電位に保持されたグリッドと電極板によるコロ
ナ放電とによって帯電作用を行い、感光体ドラム10に
対し一様な電位を与える。
【0018】12Y,12M,12C及び12Kは感光
体ドラム10の軸方向に配列したLED,FL,EL,
PL等の発光素子とセルフォックレンズ等の結像素子と
から構成される露光光学系で、別体の画像読み取り装置
によって読み取られた各色の画像信号がメモリより順次
取り出されて前記の各露光光学系12Y,12M,12
C及び12Kにそれぞれ電気信号として入力される。
【0019】前記の各露光光学系12Y,12M,12
C及び12Kは何れも装置本体の基板に対しガイドピン
を案内として固定した円柱状の支持部材120に取り付
けられて前記感光体ドラム10の基体内部に収容され
る。露光光学系12は上記の発光素子にLCD,LIS
A,PLZT等の光シャッタ部材を組み合わせたものと
セルフォックレンズ等の結像素子とから構成することも
できる。
【0020】13(Y),13(M),13(C)及び
13(K)はイエロー(Y),マゼンタ(M),シアン
(C)及び黒色(K)の各現像剤を収容する現像手段で
ある現像器で、それぞれ感光体ドラム10の周面に対し
所定の間隙を保って同方向に回転する現像スリーブ13
0を備えている。
【0021】前記の各現像器13Y,13M,13C及
び13Kは、前述したコロナ帯電器11Y,11M,1
1C及び11Kによる帯電,露光光学系12Y,12
M,12C及び12Kよる像露光によって形成される感
光体ドラム10上の静電潜像を、現像バイアス電圧の印
加下で非接触現像方式により反転現像を行う。
【0022】原稿画像は本装置とは別体の画像読み取り
装置において、撮像素子により読み取られた画像或い
は、コンピュータで編集された画像を、Y,M,C及び
Kの各色別の画像信号として一旦メモリに記憶し格納さ
れる。
【0023】画像形成に当たっては、画像記録のスター
トにより感光体駆動モータの始動により感光体ドラム1
0を時計方向へと回転し、同時にコロナ帯電器11Yの
帯電作用により感光体ドラム10に電位の付与が開始さ
れる。
【0024】感光体ドラム10の感光層は電位を付与さ
れたあと、前記の露光光学系12Yにおいて第1の色信
号即ちイエロー(Y)の画像信号に対応する電気信号に
よる像露光が開始されドラムの回転走査によってその表
面の感光層に原稿画像のイエロー(Y)の画像に対応す
る静電潜像を形成する。
【0025】前記の潜像は現像器13Yにより現像スリ
ーブ上の現像剤が非接触の状態で反転現像され感光体ド
ラム10の回転に応じイエロー(Y)のトナー像が形成
される。
【0026】次いで感光体ドラム10は前記イエロー
(Y)のトナー像の上に更にコロナ帯電器11Mの放電
作用により電位を付与され、露光光学系12Mの第2の
色信号即ちマゼンタ(M)の画像信号に対応する電気信
号による像露光が行われ、現像器13Mによる非接触の
反転現像によって前記のイエロー(Y)のトナー像の上
にマゼンタ(M)のトナー像が順次重ね合わせて形成さ
れる。
【0027】同様のプロセスによりコロナ帯電器11
C、露光光学系12C及び現像器13Cによって更に第
3の色信号に対応するシアン(C)のトナー像が、また
最後にコロナ帯電器11K、露光光学系12K及び現像
器13Kによって第4の色信号に対応する黒(K)のト
ナー像が順次重ね合わせて形成され、感光体ドラム10
の一回転以内にその周面上にカラーのトナー像が形成さ
れる。
【0028】これ等各露光光学系12(Y〜K)による
感光体ドラム10の感光層に対する像露光はドラムの内
部より前述した透明の基体を透して行われる。従って第
2,第3及び第4の色信号に対応する画像の露光は何れ
も先に形成されたトナー像を透過することがない状態で
行われ、第1の色信号に対応する画像と同等の静電潜像
を形成することが可能となる。なお各露光光学系12
(Y〜K)の発熱による感光体ドラム10内の温度の安
定化及び温度上昇の防止は、前記支持部材101に熱伝
導性の良好な材料を用い、低温の場合はヒータを用い、
高温の場合はヒートパイプを介して外部に放熱する等の
措置を講ずることにより支障のない程度迄抑制すること
ができる。また各現像器による現像作用に際しては、そ
れぞれ現像スリーブに対し直流或いは更に交流を加えた
現像バイアス電圧が印加され、現像器の収容する一成分
或いは二成分現像剤によるジャンピング現像が行われ
て、透明電導層を接地する感光体ドラム10に対して非
接触の反転現像が行われるようになっている。
【0029】かくして感光体ドラム10の周面上に形成
されたカラーのトナー像は、転写電極を有するコロナ転
写器14Aにおいて給紙カセット15より搬送されタイ
ミングローラ16の駆動によって同期して給紙される転
写材である転写紙上に転写される。
【0030】トナー像の転写を受けた転写紙は、分離電
極を有するコロナ除電分離器14Bにおいては帯電の除
去を受けて感光体ドラム周面より分離し、定着装置17
においてトナーを溶着したのち排紙ローラ18を介して
装置上部のトレイ20上に排出される。
【0031】以下、前記コロナ帯電器11(Y,M,
C,K)、コロナ転写器14A、コロナ除電分離器14
Bをコロナ放電装置と総称する。
【0032】一方、転写紙を分離した感光体ドラム10
はクリーニング装置19において残留トナーを除去,清
掃して原稿画像のトナー像の形成を続行するか若しくは
一旦停止して新たな原稿画像のトナー像の形成に待機す
る。
【0033】図2は図1の画像形成装置の一部を拡大し
て示した断面図である。現像器13Cと現像器13Kに
挟まれて位置したコロナ帯電器11Kを示している。コ
ロナ帯電器11Y,11M,11C,11Kは同じ構成
をなすから、以下、コロナ帯電器11Kを代表として説
明する。図3はコロナ帯電器11Kの側面図である。
【0034】図2,図3において、111Kはコロナ放
電電極の一例である鋸歯電極で、等長の電極先端である
尖頭部111aKを一定ピッチで複数個を直列配置した
先端部が感光体ドラム10の円周面に対向して位置して
いる。該鋸歯電極111Kは、例えば厚さ0.05mm
のステンレス鋼板をエッチング加工して作られ、尖頭部
111aKのピッチpは2mm、山部の高さhは2m
m、山部の頂角θは15°、山部の先端半径はrは20
μm以下に加工されたものである(図6参照)。
【0035】112Kは開口部を有するシールドプレー
トで、感光体ドラム10の円周面とほぼ平行に開口部が
設けられている。該シールドプレート112Kは例えば
ステンレス鋼製のシールド板で、鋸歯電極111Kの両
端に位置した両側板が隣接部材である現像器13C,1
3Kに対して適当な間隔をもって配設位置に応じた断面
が非対称形状をしている。
【0036】鋸歯電極111Kは絶縁製樹脂で作られた
電極板保持部材113Kに取り付け、同じく絶縁製樹脂
で作られた押さえ部材114Kにより押さえ込んだ後、
両端を絶縁性樹脂、例えばABS樹脂で作られた前後の
側部部材115Kによって挟み込み、シールドプレート
112Kに落とし込み、樹脂ネジによって鋸歯電極11
1Kを有する電極板保持部材113K、押さえ部材11
4K及び側部部材115Kは一体的にシールドプレート
112Kに固定される。
【0037】シールドプレート112Kの開口部側に
は、例えば厚さ0.1mmのステンレス板をエッチング
加工してメッシュ幅1mmに作られた制御電極(グリッ
ド)116Kを、制御電極取り付け用の樹脂ネジによっ
て側部部材115Kに取り付け、スコロトロン型のコロ
ナ帯電器11Kが組み上げられる。開口部の幅は一般に
帯電性能に影響を与えるもので、開口部の幅が広いと帯
電性能は良くなる。感光体ドラム10の線速度(周速
度)が遅い程帯電には有利である。画像形成装置によっ
て開口部の幅は決まってくるが、本発明のコロナ帯電器
を有する画像形成装置では、感光体ドラム10の周辺ス
ペースを有効に使って像露光装置や現像装置等の画像処
理ユニットを適正配置して、従来にない小型の画像形成
装置を得るために、コロナ帯電装置11Y,11M,1
1C,11Kを幅狭い偏平な構成とした。このためにシ
ールドプレート112Kの間隔が狭くなり、鋸歯電極1
11Kからシールドプレート112Kの側板に過大な過
電流が流れ、適正かつ均一な帯電特性が得られなくな
る。
【0038】本発明は、このような幅狭い偏平な構成の
コロナ放電装置に対して、適正かつ均一な帯電特性が得
られるようにしたものである。
【0039】図4は本発明によるコロナ帯電器の拡大断
面図、図5は鋸歯電極を用いたコロナ帯電器の電極部の
斜視図、図6は該電極部の正面図である。これらの図に
示すコロナ帯電器11Kに設けた前記鋸歯電極111K
は、絶縁性基板117K上に蒸着、又はエッチング等の
手段によって一体に形成された導電性部材である。或い
はステンレス鋼板等の導電性薄板を絶縁性基板117K
に接合して形成する。鋸歯電極111Kは、4〜10k
Vの高圧電圧を印加する電源110に接続されている。
【0040】前記制御電極116Kに対向する前記鋸歯
電極111Kの尖頭部111aKは、前記絶縁性基板1
17Kの先端部117aKより僅か引っ込んだ位置に平
行に配置されている。
【0041】前記絶縁性基板117Kはセラミック板又
はエポキシ樹脂板等の高電圧が印加されても絶縁破壊の
生じない材料から成る。
【0042】更に、前記鋸歯電極111Kの前記絶縁性
基板117Kと反対側の面に絶縁性被覆部材118Kを
設けた。該絶縁性被覆部材118Kを前記鋸歯電極11
1Kに設ける手段としては、絶縁性樹脂フィルムを用
いてこれをラミネート接着する、絶縁性塗料をコーテ
ィングする、テフロン等の樹脂処理を行う、等の手段
が適用される。前記制御電極116Kに対向する前記絶
縁性被覆部材118の先端部は、鋸歯電極111Kの尖
頭部111aKより僅か引っ込んだ位置に平行に配置さ
れている。
【0043】前記絶縁性基板117K、前記鋸歯電極1
11K、絶縁性被覆部材118Kをこのように配置する
ことにより、コロナ帯電器の保守、点検、修理時の取
り扱いが容易になる、鋸歯電極111Kの尖頭部11
1aKが汚れにくくなるので、長時間安定した放電性能
が得られる、鋸歯電極111Kの尖頭部111aKの
クリーニングが容易にできる、コロナ帯電器11Kを
小型化することが可能である、等の優れた効果を発揮す
る。
【0044】図7は、複数の独立鋸歯電極119Kを配
置した放電電極部の正面図である。複数の独立鋸歯電極
119Kは、前記絶縁性基板117K上に並列配置さ
れ、更に絶縁性被覆部材118Kにより独立鋸歯電極1
19Kの放電作用部分である尖頭部119aK以外を被
覆されている。複数の独立鋸歯電極119Kは、それぞ
れ電気抵抗Rを介して前記電源110に接続されてい
る。そして前記制御電極116Kに対向する前記複数の
独立鋸歯電極119Kの尖頭部119aKは、前記絶縁
性基板117Kの先端部117aKより僅か引っ込んだ
位置に平行に配置されている。
【0045】図8は本発明の請求項5〜11に記載のコ
ロナ帯電器の断面図、図9(A)は鋸歯電極板の他の実
施例を示す部分平面図、図9(B)はその斜視図であ
る。
【0046】この鋸歯電極121Kの先端部は櫛歯状を
なし、鉤型に折れ曲がった複数の先端部121aKは、
前記絶縁性基板117Kの先端部117aKに密着して
いる。前記先端部121aKの幅wは100μm以下、
各先端部121aKの間隔pは2mm以上に設定した。
また、この実施例においても、前記鋸歯電極121Kの
表面に絶縁性被覆部材118Kを設けたが、その先端部
118aKは、鋸歯電極121Kの先端部121aKを
除く表面を被覆している。従って、前記鋸歯電極121
Kの先端部の鉤型に折れ曲がった先端部121aKのみ
が露出されて放電作用をなす。
【0047】図10(A)は本発明のコロナ帯電器の他
の実施例を示す断面図、図10(B)は該コロナ帯電器
の電極部の斜視図である。図において、前記絶縁性基板
117Kの両側には、U字形状の鋸歯電極122Kが密
着し、更にその両側には2枚の絶縁性被覆部材123
K,124Kが密着している。鋸歯電極122Kの先端
部122aKは、幅狭の櫛歯形状(w≦100μm、p
≧2mm)をなす露出部分である。なお、前記鋸歯電極
122Kは、一体型放電電極でも独立放電電極でもよ
い。
【0048】以上、コロナ帯電器11Kについて説明し
たが、コロナ帯電器11Y,11M,11Cについても
基本的な構成と機能は同じで、形状はそれぞれ上流側及
び下流側の感光体周縁部の隣接部材に応じて異なる自由
に選択された非対称な断面形状をしていて、周辺スペー
スが有効に使われる結果、従来にない小型の画像形成装
置が提供されることとなった。
【0049】なお、図1に示した実施例の画像形成装置
では、露光光学系を感光体ドラムの内側に設けているの
で、コロナ放電装置の隣接部材としては、クリーニング
手段、帯電前露光手段或いは現像手段がある。露光光学
系を感光体ドラムの外側に設けた画像形成装置では、隣
接部材としてクリーニング手段、帯電前露光手段、現像
手段の他の露光手段もあるので、外形形状を自由に設定
することのできる本発明のコロナ放電装置を用いること
によって、空間が有効に利用されてコンパクトな画像形
成装置が提供される。
【0050】図11は、本発明のコロナ放電装置を有す
る画像形成装置の他の実施例を示す構成図である。図
中、前記実施例の図1と同じ機能を有する部分には、同
符号を付している。また、前記実施例と異なる点を説明
する。
【0051】100はベルト状の像担持体いわゆる感光
体ベルトであって、可撓性のエンドレスの基体の外周に
有機感光層(OPC)を塗布したもので、回動ローラと
の間に水平方向に張架された状態で回動ローラの駆動に
より図示時計方向に循環して搬送される。
【0052】前記感光体ベルト100はテンションロー
ラの付勢によりその下方の周面をガイド部材102に摺
擦させて画像形成面を形成している。
【0053】11Y,11M,11C,11Kはスコロ
トロン帯電方式のコロナ帯電器で、感光体ベルト100
の前述した有機感光層に対し所定の電位に保持された制
御電極(グリッド)と鋸歯電極板とによるコロナ放電と
によって帯電作用を行い、感光体ベルト100に対し一
様な電位を与える。
【0054】12Y,12M,12C,12Kは感光体
ベルト100の奥行方向に発光素子をアレイ状に一列に
並べたFL,EL,PL,LED或いは光シャッタ機能
をもつ素子を並列したLISA,PLZT,LCSと等
倍結像素子としてのセルフォックレンズとから構成され
る露光光学系で、別体の画像読取装置によって読み取ら
れた各色の画像信号がメモリより順次取り出されて前記
の各露光光学系にそれぞれ電気信号として入力される。
【0055】13Y,13M,13C,13Kはイエロ
ー(Y),マゼンタ(M),シアン(C)及び黒色
(K)の各現像剤を収容する現像器で、それぞれ感光体
ベルト100の周面に対し所定の間隙を保って同方向に
回転する現像スリーブを備えている。
【0056】前記各現像器13(Y〜K)は、前述した
コロナ帯電器11(Y〜K)による帯電、露光光学系1
2(Y〜K)による像露光によって形成される感光体ベ
ルト100上の静電潜像を現像バイアス電圧の印加によ
り非接触の状態で反転現像する。
【0057】上記のカラー画像形成装置は、帯電装置1
1、露光光学系12、現像器13を単色の1セットと
し、このセット4組を直列配置したものである。前記コ
ロナ帯電器11Y,11M,11C,11Kも図4に示
す薄型化された構成をなす。これによりコロナ帯電器を
薄型化しても、シールドプレート112(Y〜K)や制
御電極116(Y〜K)へ過電流が流れることを防止で
きる。
【0058】
【発明の効果】本発明のコロナ放電装置にあっては、鋸
歯電極板を有した幅狭のコロナ帯電装置を用い、かつ帯
電の均一性を失わせずに帯電効率を上げることができる
から、隣接して配置された現像器やクリーニング装置等
の画像形成処理手段間の狭い空間にも配設可能にした結
果、画像形成処理空間が有効に利用され、小径の感光体
ドラムを使用することが可能となって、形状がコンパク
トな画像形成装置が提供されることとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコロナ放電装置を有する画像形成装置
の構成図。
【図2】図1に示す画像形成装置の部分拡大断面図。
【図3】図2に示したコロナ帯電器の側面図。
【図4】本発明に用いられるコロナ帯電器の拡大断面
図。
【図5】鋸歯電極板を用いたコロナ帯電器の電極部の斜
視図。
【図6】上記電極部の正面図。
【図7】複数の独立鋸歯電極を配置した放電電極部の正
面図。
【図8】本発明の請求項5〜11に記載のコロナ帯電器
の断面図。
【図9】本発明の鋸歯電極板の他の実施例を示す部分平
面図及び斜視図。
【図10】本発明のコロナ帯電器の他の実施例を示す断
面図及び該コロナ帯電器の電極部の斜視図。
【図11】本発明のコロナ放電装置を有する画像形成装
置の他の実施例を示す構成図。
【図12】従来の鋸歯状電極を有したコロナ放電装置の
構成図。
【符号の説明】
10 感光体ドラム(像担持体) 100 感光体ベルト(像担持体) 11,11Y,11M,11C,11K コロナ帯電器 110 電源 111,111K,121K,122K 鋸歯電極(コ
ロナ放電電極) 111aK,119aK 尖頭部 112,112K シールドプレート 113,113K 電極板保持部材 114,114K 押さえ部材 116,116K 制御グリッド 117,117K 絶縁性基板 118,118K 絶縁性被覆部材 119,119K 独立鋸歯電極 12Y,12M,12C,12K 露光光学系 13Y,13M,13C,13K 現像器 14A コロナ転写器 14B コロナ除電分離器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小松 徹 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 (72)発明者 羽根田 哲 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性基板上に複数個の放電用電極を直
    線状に形成したコロナ放電電極と、該コロナ放電電極と
    像担持体間に位置し、該像担持体の表面電位を制御する
    制御グリッドと、前記コロナ放電電極の両側に位置した
    板状のシールドプレートとを有するコロナ放電装置にお
    いて、前記コロナ放電電極の先端部の放電作用部以外の
    表面を絶縁性被覆部材で被覆したことを特徴とするコロ
    ナ放電装置。
  2. 【請求項2】 前記コロナ放電電極が、複数の鋸歯状の
    尖頭部を直線状に配列して一体に形成した鋸歯電極板で
    あることを特徴とする請求項1記載のコロナ放電装置。
  3. 【請求項3】 前記コロナ放電電極が、鋸歯状の尖頭部
    を有する複数個の独立した放電用電極を直線状に配置し
    て形成されたコロナ放電電極であることを特徴とする請
    求項1記載のコロナ放電装置。
  4. 【請求項4】 前記複数個の独立した放電用電極は、個
    々に電気抵抗を介して高圧が印加された共通電源に接続
    されていることを特徴とする請求項3記載のコロナ放電
    装置。
  5. 【請求項5】 前記コロナ放電電極が絶縁性基板に保持
    され、前記像担持体に対向する前記コロナ放電電極の先
    端部が、前記絶縁性基板の先端部より後退した位置に設
    けられたことを特徴とする請求項1ないし3の何れか1
    項に記載のコロナ放電装置。
  6. 【請求項6】 絶縁性基板上に複数個の放電用電極を直
    線状に形成したコロナ放電電極と、該コロナ放電電極と
    像担持体間に位置し、該像担持体の表面電位を制御する
    制御グリッドと、前記コロナ放電電極の両側に位置した
    板状のシールドプレートとを有するコロナ放電装置にお
    いて、前記像担持体に対向する前記絶縁性基板の先端面
    に、前記コロナ放電電極の先端部を設けたことを特徴と
    するコロナ放電装置。
  7. 【請求項7】 前記コロナ放電電極が、複数の鋸歯状の
    尖頭部を直線状に配列して一体に形成した鋸歯電極板で
    あることを特徴とする請求項6記載のコロナ放電装置。
  8. 【請求項8】 前記コロナ放電電極が、鋸歯状の尖頭部
    を有する複数個の独立した放電用電極を直線状に配置し
    て形成されたコロナ放電電極であることを特徴とする請
    求項6記載のコロナ放電装置。
  9. 【請求項9】 前記複数個の独立した放電用電極は、個
    々に電気抵抗を介して高圧が印加された共通電源に接続
    されていることを特徴とする請求項7記載のコロナ放電
    装置。
  10. 【請求項10】 前記コロナ放電電極の先端部の幅が1
    00μm以下であることを特徴とする請求項6ないし9
    の何れか1項に記載のコロナ放電電極。
  11. 【請求項11】 前記コロナ放電電極が、複数の尖頭部
    を直線状に配列して形成した電極板であり、かつ、該複
    数の尖頭部の間隔が2mm以上であることを特徴とする
    請求項6ないし10の何れか1項に記載のコロナ放電装
    置。
  12. 【請求項12】 前記コロナ放電電極の先端部の放電作
    用部以外の表面を絶縁性部材で被覆したことを特徴とす
    る請求項6ないし11の何れか1項に記載のコロナ放電
    装置。
  13. 【請求項13】 前記コロナ放電装置は、回転する像担
    持体の周方向に、コロナ放電装置,像露光手段,現像装
    置から成る4組の像形成手段と、転写手段と、クリーニ
    ング装置とを配設して、像担持体の1回転中に、像担持
    体の周面に帯電,像露光及び現像を繰り返すことにより
    異色のトナー像を重ね合わせてカラートナー画像を形成
    し、該カラートナー画像を転写手段により転写材に転写
    するカラー画像形成装置に装着されることを特徴とする
    請求項1ないし12の何れか1項に記載のコロナ放電装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7684735B2 (en) 2006-10-03 2010-03-23 Sharp Kabushiki Kaisha Charging apparatus and image forming apparatus

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