JPH09112825A - 圧縮されたガス状の媒体に燃料を噴射するための装置及びこの装置を駆動するための方法 - Google Patents

圧縮されたガス状の媒体に燃料を噴射するための装置及びこの装置を駆動するための方法

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JPH09112825A
JPH09112825A JP8262086A JP26208696A JPH09112825A JP H09112825 A JPH09112825 A JP H09112825A JP 8262086 A JP8262086 A JP 8262086A JP 26208696 A JP26208696 A JP 26208696A JP H09112825 A JPH09112825 A JP H09112825A
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fuel
chamber
atomized air
air
swirl chamber
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JP8262086A
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Adnam Eroglu
エログル アドナン
Hans Peter Knoepfel
ペーター クネプフェル ハンス
Peter Senior
シニア ピーター
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ABB Research Ltd Sweden
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ABB RES Ltd
ABB Research Ltd Sweden
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    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23DBURNERS
    • F23D11/00Burners using a direct spraying action of liquid droplets or vaporised liquid into the combustion space
    • F23D11/10Burners using a direct spraying action of liquid droplets or vaporised liquid into the combustion space the spraying being induced by a gaseous medium, e.g. water vapour
    • F23D11/106Burners using a direct spraying action of liquid droplets or vaporised liquid into the combustion space the spraying being induced by a gaseous medium, e.g. water vapour medium and fuel meeting at the burner outlet
    • F23D11/107Burners using a direct spraying action of liquid droplets or vaporised liquid into the combustion space the spraying being induced by a gaseous medium, e.g. water vapour medium and fuel meeting at the burner outlet at least one of both being subjected to a swirling motion

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  • Spray-Type Burners (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 少なくとも1つの燃料供給通路2を備えた円
筒形の中空体24と、圧縮された霧化空気5を導入する
ための手段とから成っている、圧縮されたガス状の媒体
に燃料を噴射するための装置を改良して、微細な燃料を
霧化し、有害物質発生を抑えるようにする。 【解決手段】 中空体24内に渦室1が配置されてお
り、該渦室が、少なくとも1つのインレット開口6を介
して燃料供給通路2に接続されており、渦室1の横断面
が、中空体24内を通ってガイドされた霧化空気の流れ
方向で狭くなっていて、これによって円錐形8が形成さ
れており、渦室1の上流で、渦室内の燃料と霧化空気5
との間に仕切壁20が配置されていて、該仕切壁が下流
で、インレット開口6の少なくとも中央まで延びてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも1つの
燃料供給通路を備えた円筒形の中空体と、圧縮された霧
化空気を導入するための手段とから成っている、圧縮さ
れたガス状の媒体に燃料を噴射するための装置及びこの
装置を駆動するための方法に関する。
【0002】
【従来の技術】このような形式の、圧縮されたガス状の
媒体内に燃料を噴射するための装置及び方法は公知であ
る。圧縮された霧化空気のパルスは、圧縮されたガス状
の媒体内に液状の燃料を噴霧するために使用される。こ
のような噴射装置の問題点は、霧化のために使用される
霧化空気の空気消費量が比較的多いということである。
また、非常に微細な液滴を生ぜしめる必要がある。何故
ならば液滴が大きくなると有害物質発生も増大するから
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の課題
は、冒頭に述べた形式の、圧縮されたガス状の媒体に燃
料を噴射するための装置及び方法を改良して、微細な燃
料を霧化し、有害物質発生を抑えることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この課題を解決した本発
明の装置の構成によれば、中空体内に渦室が配置されて
おり、該渦室が、少なくとも1つのインレット開口を介
して燃料供給通路に接続されており、渦室の横断面が、
中空体内を通ってガイドされた霧化空気の流れ方向で狭
くなっていて、これによって円錐形が形成されており、
渦室の上流で、渦室内の燃料と霧化空気との間に仕切壁
が配置されていて、該仕切壁が下流で、インレット開口
の少なくとも中央まで延びている。
【0005】本発明による装置を駆動するための方法に
よれば、インレット開口から渦室に燃料が供給されるよ
うになっていて、これによって燃料を渦室内に噴霧する
際に、旋回された燃料流を形成し、霧化空気の流れ方向
で狭くなって円錐形部を形成している渦室の中央を通っ
て霧化空気を供給し、燃料を霧化縁部までガイドし、こ
の霧化縁部によって燃料膜を破って液滴にし、霧化空気
によって付加的なせん断力を燃料膜に加え、これによっ
て燃料を破って液滴にする作業を補助するようにした。
【0006】
【発明の効果】本発明の利点は、特に、噴射ノズルの構
造が簡単で頑丈であるという点にある。
【0007】しかもこのような噴射装置の霧化空気の消
費は非常に少ない。中空体内の霧化空気によって、渦室
内での燃料の滞在時間並びに再循環は、著しく減少され
る。このことは特に、高圧下の燃料において自然発火す
ることを避けることができるので有利である。
【0008】渦室の円錐形部内に乱流室が形成されてい
れば特に有利である。渦室内での旋回された流れによっ
て、この乱流室内に長手方向の渦が生じ、この渦が、霧
化縁部における燃料膜の乱れを高める。これによって非
常に微細な霧化が得られる。
【0009】また、霧化空気を超音波速度で渦室内を通
ってガイドすれば有利である。何故ならば、超音波流の
衝撃波及びこれによって生ぜしめられる衝撃は、燃料の
破壊を補助するからである。仕切り壁が中空体内でラバ
ルノズル(laval nozzle)として構成されていれば、衝撃
波の付加的に高周波の振動運動が生ぜしめられ、霧化が
さらに改善される。
【0010】ノズルヘッド内に噴射装置を半径方向で配
置すれば特に有利である。これによって燃料の噴射は、
燃焼空気に対して直角に行われ、これによって燃料の侵
入深さが高められる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図示の
実施例を用いて説明する。
【0012】図1及び図2には、ほぼ円筒形の中空体2
4として構成された、内側で渦室1を備えた燃料噴射装
置10(以下ではノズルと呼ばれている)が示されてい
る。渦室1の内径は、それぞれ出力に応じて設計され
る。
【0013】リング状の燃料供給通路2及びインレット
開口6を介して、液状の燃料4が渦室1内に導入され
る。
【0014】インレット開口6は、中空体24の中央と
インレット開口6との間の軸線に対して符号7で示され
た角度で傾斜されている。この場合、この符号7で示し
た角度は0゜から90゜位までであってよいが、有利に
は鋭角に選定される。しかもインレット開口6は、イン
レット開口6を通る中心線26と、これに対して平行
な、渦室1の中心を通って延びる中心線27との間で、
渦室1に対してオフセット25だけずらされている。角
度7及びオフセット25は、燃料4が渦室1内に噴射さ
れる際に旋回された燃料流3が生じるように選定されて
いる。中空体24の中心を通って、霧化空気5(以下で
は空気とだけ呼ぶ)が高圧下で矢印方向に供給される。
渦室1は、この渦室1の横断面が空気5の流れ方向で狭
められ、これによって円錐形部8が形成されるように構
成されている。円錐形部8の符号28で示した傾斜角
は、15゜と75゜との間(15゜≦傾斜角28≧75
゜)である。
【0015】円錐形部8内では、インレット開口6を通
って流入した燃料流がまとめられて、加速される。旋回
された燃料流3は渦室1内で始まって、空気5の流れ方
向に流れる。次いで燃料は霧化縁部9に達し、この霧化
縁部9によって燃料膜が破かれて液滴となる。中空体2
4の中心を貫流する空気5は、燃料膜に付加的な剪断力
を加え、燃料膜が破かれて液滴となるのを補助する。さ
らに、空気はノズル10の中央領域を満たし、これによ
って渦室1内での燃料の長い滞在及び再循環が劇的に減
少される。渦室1の下流には、燃料と空気5との間に仕
切り壁20が配置されている。この仕切り壁20は、下
流で少なくともインレット開口6の中央まで達し、最大
でインレット開口の直径の3倍までの大きさでインレッ
ト開口6を越えて延びるように構成される。仕切り壁2
0によって、燃料膜は渦室1内で空気5の流れの影響を
受けることなしに発達する。
【0016】空気5は、亜音速又は超音速で渦室1の中
心を通ってガイドされる。しかしながら超音速を使用す
る場合には、空気5のために付加的な圧縮機が必要であ
る。超音速の衝撃波が衝突すると、霧化縁部における燃
料膜の霧化が促進される。
【0017】図3には、ガスタービンの前混合用のバー
ナ11内でのノズル10の使用が図示されている。原則
として、図示していない圧縮機から供給された燃焼空気
19を受容する、被覆されたプレナム(Plenum)12は、
燃焼空気を燃焼室15に供給する。この場合、個別の燃
焼室又はリング燃焼室が使用される。
【0018】フロントプレート13によって制限された
燃焼室のヘッド端部にはリング状のドーム14が載せら
れている。このドーム内にバーナ11が配置されてい
て、このバーナの出口は、フロントプレート13とほぼ
面一である。外側端部に多数の孔が形成されているドー
ム壁部を通って燃焼空気19はプレナム12からドーム
内部に流入し、バーナを負荷する。燃料は、ドーム壁部
及びプレナム壁部を貫通する燃料ランス17を介してバ
ーナに供給される。燃料ランスの端部で、バーナ11の
内部にはノズル10が配置されている。2重壁状に構成
された燃料ランス17を介してノズル10には燃料4及
び空気5が供給される。空気5は原則として、圧縮機の
出口で燃料空気から分岐されるか、又は図3に示した構
成とは異なって、プレナム12から直接取り出されるよ
うになっている。
【0019】概略的に示された前混合用のバーナ11
は、例えばヨーロッパ特許第0321809号明細書に
より公知の、いわゆるダブルコーン形のバーナ(double-
coneburner)である。このバーナは、中空で円錐形状の
2つの部分体より成っており、これらの部分体は、流れ
方向で互いに入り込んでいる。2つの部分体の各中心軸
線は互いにずらされている。2つの部分体の隣接し合う
壁部は、その長手方向で、燃焼空気19用の2つの部分
体を形成しており、このようにして燃焼空気はバーナ内
部に達する。
【0020】バーナは、ガス状の燃料によって駆動する
こともできる。このために、接線方向のスリット18の
領域内で2つの部分体の壁部には、長手方向で分割され
た、ノズルの形状の複数のガス流開口が設けられてい
る。これらのノズルには、特別なライン又は燃料ランス
17によって供給される。ガス運転時に、燃焼空気19
との混合気形成はスリット18のゾーン内で既に開始さ
れる。
【0021】バーナ11のアウトレットにおいて、負荷
された円環状の横断面を介してそれぞれできるだけ均一
な燃料集中が調節される。燃料アウトレットにおいて
は、規定された半円形状の再循環ゾーン16が形成さ
れ、この再循環ゾーン16の先端部において点火が行わ
れる。火炎自体は、機械的な保炎装置を必要とすること
なしに、バーナ11の手前で火炎が安定化される。
【0022】図4では、ノズル10はノズルヘッド30
内に半径方向で配置されている。ノズルヘッド30毎の
ノズル10の数は、それぞれ相応の要求に合わせなけれ
ばならない。ノズル10を半径方向に配置することによ
って、燃料は正常に燃焼空気19に噴霧される。これに
よって、燃料液滴が燃焼空気内に侵入する侵入深さが大
きくなる。供給通路2は、このようなノズル10の配置
によって、燃料の噴射方向に対して直角に位置すること
になる。従って燃料はノズル10をリング状に取り囲む
ようにしてガイドされる。空気5が超音波速度でノズル
10を通ってガイドされると、燃焼空気内への燃料液滴
の侵入深さがさらに高められる。
【0023】図5及び図6には、ノズル10の渦室1の
円錐形部8の領域内に、流れ方向に延びる小さい凹部が
形成されており、これらの凹部は乱流室22として使用
される。
【0024】この乱流室22内に、旋回された燃料流3
によって長手方向の渦23が形成される。この渦23
は、霧化縁部9における燃料膜の乱れを高め、ノズルに
よって形成された燃料液滴の大きさを小さくする。
【0025】図7では、仕切壁20が挿入管21として
構成されており、これはノズル10の製造を著しく簡単
にする。空気5が超音波速度で渦室の中央を通ってガイ
ドする場合には、仕切壁20又は挿入管21がラバルノ
ズルとして構成されていると有利である。ラバルノズル
は、充分な空気5の圧力において、衝撃波の付加的な高
周波の振動が生じる。これによって微細な燃料液滴が生
ぜしめられる。
【0026】本発明は図示の実施例のみに限定されるも
のではない。内側に位置するラバルノズルを備えた超音
波流を使用した場合のノズルの構成は、挿入管の使用と
は無関係である。図1に示したノズルを組み込んだ構成
も使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2に示したノズルのI−I線に沿った部分縦
断面図である。
【図2】図1に示したノズルのII−II線に沿った断面図
である。
【図3】燃焼室の部分縦断面図である。
【図4】半径方向に配置されたノズルを備えたノズルヘ
ッドの部分縦断面図である。
【図5】乱流室を備えたノズルの部分縦断面図である。
【図6】図5のV−V線に沿った部分縦断面図である。
【図7】超音波流のためのノズルの部分縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 渦室、 2 燃料供給通路、 3 旋回された燃料
流、 4 燃料、 5霧化空気、 6 インレット開
口、 7 インレット角度、 8 円錐形部、9 霧化
縁部、 10 燃焼噴射装置、 11 前混合用のバー
ナ、 12プレナム、 13 フロントプレート、 1
4 ドーム、 15 燃焼室、 16 再循環ゾーン、
17 燃料ランス、 18 接線方向スリット、 1
9燃焼空気、 20 仕切壁、 21 挿入管、 22
乱流室、 23 渦、24 中空体、 25 オフセ
ット、 26,27 中心線、 28 傾斜角、30
ノズルヘッド

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮されたガス状の媒体に燃料を噴射す
    るための装置であって、少なくとも1つの燃料供給通路
    (2)を備えた円筒形の中空体(24)と、圧縮された
    霧化空気(5)を導入するための手段とから成っている
    形式のものにおいて、 中空体(24)内に渦室(1)が配置されており、該渦
    室(1)が、少なくとも1つのインレット開口(6)を
    介して燃料供給通路(2)に接続されており、渦室
    (1)の横断面が、中空体(24)内を通ってガイドさ
    れた霧化空気の流れ方向で狭くなっていて、これによっ
    て円錐形(8)が形成されており、渦室(1)の上流
    で、渦室(1)内の燃料と霧化空気(5)との間に仕切
    壁(20)が配置されていて、該仕切壁(20)が下流
    で、インレット開口(6)の少なくとも中央まで延びて
    いることを特徴とする、圧縮されたガス状の媒体に燃料
    を噴射するための装置。
  2. 【請求項2】 渦室(1)の円錐形部(8)の領域内で
    流れ方向に延びる凹部(22)が形成されており、該凹
    部(22)が渦室として使用されるようになっている、
    請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】仕切壁(20)が中空体(24)内でラバ
    ルノズルとして構成されている、請求項1記載の装置。
  4. 【請求項4】 多数の燃料噴射装置がノズルヘッド(3
    0)内で半径方向に配置されている、請求項1記載の装
    置。
  5. 【請求項5】 、少なくとも1つの燃料供給通路(2)
    を備えた円筒形の中空体(24)と、圧縮された霧化空
    気(5)を導入するための手段とから成っている、圧縮
    されたガス状の媒体に燃料を噴射するための装置を駆動
    するための方法で、圧縮された霧化空気(5)を用いて
    燃料(4)を霧化する方法において、 インレット開口(6)から渦室(1)に燃料(4)が供
    給されるようになっていて、これによって燃料(4)を
    渦室(1)内に噴霧する際に、旋回された燃料流(3)
    を形成し、霧化空気(5)の流れ方向で狭くなって円錐
    形部(8)を形成している渦室(1)の中央を通って霧
    化空気(5)を供給し、燃料を霧化縁部(9)までガイ
    ドし、この霧化縁部によって燃料膜を破って液滴にし、
    霧化空気(5)によって付加的なせん断力を燃料膜に加
    え、これによって燃料膜を破って液滴にする作業を補助
    するようにしたことを特徴とする、圧縮されたガス状の
    媒体に燃料を噴射するための方法。
  6. 【請求項6】 霧化空気(5)を超音波速度で渦室
    (1)を通ってガイドし、超音波流の衝撃波を燃料
    (4)の噴霧によって補助する、請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 噴霧空気(5)をラバルノズル(21)
    内で超音波速度に加速する、請求項5記載の方法。
  8. 【請求項8】 ノズルヘッド(30)内に多数の装置を
    半径方向に配置し、燃料を燃料空気(5)に対してほぼ直
    角方向に噴射する、請求項5記載の方法。
JP8262086A 1995-10-02 1996-10-02 圧縮されたガス状の媒体に燃料を噴射するための装置及びこの装置を駆動するための方法 Pending JPH09112825A (ja)

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