JPH09112477A - ポンプ装置 - Google Patents
ポンプ装置Info
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- JPH09112477A JPH09112477A JP27600195A JP27600195A JPH09112477A JP H09112477 A JPH09112477 A JP H09112477A JP 27600195 A JP27600195 A JP 27600195A JP 27600195 A JP27600195 A JP 27600195A JP H09112477 A JPH09112477 A JP H09112477A
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- JP
- Japan
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- press
- housing
- pump
- fitting
- fitted
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ポンプケーシングあるいはブラケット部の圧
入部分の外径寸法、及び、ハウジングの圧入部の内径寸
法に関して、特に高寸法精度の加工がなされない場合で
も、容易に所定の状態に圧入できるようにしたポンプ装
置を得る。 【解決手段】 ポンプケーシング1はハウジング6より
軟らかい素材で形成されるとともに、ハウジング6に圧
入嵌挿される圧入部分21には、ハウジング6の内径寸
法d1 よりも小さい外径寸法D2 の空隙部21bと、こ
の空隙部21bに隣接してハウジング6の内径寸法d1
よりも大きい外径寸法D1 の圧潰部21aを設けた。
入部分の外径寸法、及び、ハウジングの圧入部の内径寸
法に関して、特に高寸法精度の加工がなされない場合で
も、容易に所定の状態に圧入できるようにしたポンプ装
置を得る。 【解決手段】 ポンプケーシング1はハウジング6より
軟らかい素材で形成されるとともに、ハウジング6に圧
入嵌挿される圧入部分21には、ハウジング6の内径寸
法d1 よりも小さい外径寸法D2 の空隙部21bと、こ
の空隙部21bに隣接してハウジング6の内径寸法d1
よりも大きい外径寸法D1 の圧潰部21aを設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば車両用内
燃機関に燃料を供給するために、燃料タンクに浸漬して
使用されるポンプ装置において、特に、ハウジングに対
してポンプ部あるいはブラケット部を圧入嵌挿するため
の構造に関するものである。
燃機関に燃料を供給するために、燃料タンクに浸漬して
使用されるポンプ装置において、特に、ハウジングに対
してポンプ部あるいはブラケット部を圧入嵌挿するため
の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、例えば特開平7−3239号公
報に示された従来のポンプ装置の断面図である。このポ
ンプ装置は、ポンプ部P、モータ部M、ブラケット8、
エンドカバー14などにより構成され、ポンプ部P側の
吸入口3aから吸入された燃料がモータ部Mを通過して
エンドカバー14側の液体出口14aから吐出されるも
のである。上記構成のポンプ装置において、ポンプ部P
は、アルミニューム合金または合成樹脂で形成されたポ
ンプケーシング組立体1と、ポンプケーシング組立体1
の内部において回転できるように、モータ部Mのシャフ
ト11に連結支持された合成樹脂製のインペラ4を有
し、モータ部Mの継鉄を兼ねた円筒状のハウジング6の
一端側に圧入嵌挿されている。この圧入嵌挿は、ポンプ
ケーシング組立体1の圧入部分21をハウジング6に圧
入嵌挿し、ハウジング6の一端部に設けた薄肉部6aを
カール加工することによりハウジング6とポンプ部Pと
が一体的になるように固着されている。
報に示された従来のポンプ装置の断面図である。このポ
ンプ装置は、ポンプ部P、モータ部M、ブラケット8、
エンドカバー14などにより構成され、ポンプ部P側の
吸入口3aから吸入された燃料がモータ部Mを通過して
エンドカバー14側の液体出口14aから吐出されるも
のである。上記構成のポンプ装置において、ポンプ部P
は、アルミニューム合金または合成樹脂で形成されたポ
ンプケーシング組立体1と、ポンプケーシング組立体1
の内部において回転できるように、モータ部Mのシャフ
ト11に連結支持された合成樹脂製のインペラ4を有
し、モータ部Mの継鉄を兼ねた円筒状のハウジング6の
一端側に圧入嵌挿されている。この圧入嵌挿は、ポンプ
ケーシング組立体1の圧入部分21をハウジング6に圧
入嵌挿し、ハウジング6の一端部に設けた薄肉部6aを
カール加工することによりハウジング6とポンプ部Pと
が一体的になるように固着されている。
【0003】ブラケット8は合成樹脂で形成され、エン
ドカバー14と共にハウジング6の他端側に圧入嵌挿さ
れている。この場合、薄肉部6bをカール加工すること
により、ハウジング6とブラケット8が一体的になるよ
うに固着されている。なお、この固着は上記ポンプ部P
の固着と同様の構成である。上記のように構成されたポ
ンプ装置は、モータ部Mの駆動により、インペラ4が回
転して吸入口3aから吸入された燃料がモータ部Mを通
過してエンドカバー14側の液体出口14aから吐出さ
れる。
ドカバー14と共にハウジング6の他端側に圧入嵌挿さ
れている。この場合、薄肉部6bをカール加工すること
により、ハウジング6とブラケット8が一体的になるよ
うに固着されている。なお、この固着は上記ポンプ部P
の固着と同様の構成である。上記のように構成されたポ
ンプ装置は、モータ部Mの駆動により、インペラ4が回
転して吸入口3aから吸入された燃料がモータ部Mを通
過してエンドカバー14側の液体出口14aから吐出さ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のポ
ンプ装置では、ポンプケーシング組立体1あるいはブラ
ケット8をハウジング6へ圧入嵌挿する際に、十分なシ
ール性を確保するために圧入代を大きくする傾向になり
易い。ハウジング6に対しポンプケーシング1の圧入部
分21あるいはブラケット8の圧入部分81の圧入代が
大き過ぎると、大きな圧入力を必要とするばかりか、圧
入部分21,81がハウジング6の圧入部分へかじり付
き、所定の位置まで圧入できないなどの問題点があっ
た。従って、望ましい状態に圧入するために、ばらつき
の少ない適切な圧入代が必要であった。適切な圧入代を
得るには、ポンプケーシング1あるいはブラケット8の
圧入部分21,81の外形寸法、及び、ハウジング6の
圧入部分61,62の内径寸法について高寸法精度の加
工を要求されるので、その加工性が著しく阻害されてい
た。
ンプ装置では、ポンプケーシング組立体1あるいはブラ
ケット8をハウジング6へ圧入嵌挿する際に、十分なシ
ール性を確保するために圧入代を大きくする傾向になり
易い。ハウジング6に対しポンプケーシング1の圧入部
分21あるいはブラケット8の圧入部分81の圧入代が
大き過ぎると、大きな圧入力を必要とするばかりか、圧
入部分21,81がハウジング6の圧入部分へかじり付
き、所定の位置まで圧入できないなどの問題点があっ
た。従って、望ましい状態に圧入するために、ばらつき
の少ない適切な圧入代が必要であった。適切な圧入代を
得るには、ポンプケーシング1あるいはブラケット8の
圧入部分21,81の外形寸法、及び、ハウジング6の
圧入部分61,62の内径寸法について高寸法精度の加
工を要求されるので、その加工性が著しく阻害されてい
た。
【0005】この発明は、上述のような課題を解消する
ためになされたもので、ポンプケーシング組立体1の圧
入部分21あるいはブラケット8の圧入部分81の外形
寸法、及び、ハウジング6の圧入部61,62の内径寸
法において、特に高寸法精度の加工がなされない場合で
も、容易に所定の状態に圧入できるようにして、加工性
と共に組立性も向上させた構造のポンプ装置を得ること
を目的とする。
ためになされたもので、ポンプケーシング組立体1の圧
入部分21あるいはブラケット8の圧入部分81の外形
寸法、及び、ハウジング6の圧入部61,62の内径寸
法において、特に高寸法精度の加工がなされない場合で
も、容易に所定の状態に圧入できるようにして、加工性
と共に組立性も向上させた構造のポンプ装置を得ること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係るポンプ装
置においては、ポンプケーシングあるいはブラケット部
にハウジングより軟らかい素材を用い、ハウジングに圧
入嵌挿される圧入部分に、圧入の際に圧し潰される圧潰
部を設けることにより、圧入部分の寸法精度が低くても
容易に所定の状態に圧入できるようにしたものである。
置においては、ポンプケーシングあるいはブラケット部
にハウジングより軟らかい素材を用い、ハウジングに圧
入嵌挿される圧入部分に、圧入の際に圧し潰される圧潰
部を設けることにより、圧入部分の寸法精度が低くても
容易に所定の状態に圧入できるようにしたものである。
【0007】また、圧潰部を軸方向に複数個所並設する
ことにより、圧入嵌挿の状態の安定化を得るようにした
たものである。
ことにより、圧入嵌挿の状態の安定化を得るようにした
たものである。
【0008】
実施の形態1.図1はこの発明の一実施形態であるポン
プ装置を示す断面図、図2は要部の拡大断面図、図3は
要部の詳細を示す拡大断面図である。このポンプ装置
は、ポンプ部P、モータ部M、ブラケット8、エンドカ
バー14などにより構成され、ポンプ部P側で吸入され
た燃料がモータ部Mを通過してエンドカバー14側から
吐出されるもので、大部分は上記従来のポンプ装置と同
様の構成になっている。各部分について詳細に説明する
と、1はポンプケーシング組立体であり、アルミニュー
ム合金製または合成樹脂製のケーシング本体部2とケー
シングカバー部3とにより構成されている。4は外周縁
部に羽根部4aを有する合成樹脂製のインペラであり、
ポンプケーシング組立体1(以下ポンプケーシング1と
いう)の内部において回転できるように後述の回転子1
0のシャフト11に連結支持されている。5はシャフト
11の軸受であり、ケーシング本体部2の中心部に圧入
されている。3aはケーシングカバー部3に形成された
燃料吸入口である。上記ポンプケーシング1及びインペ
ラ4などによりポンプ部Pが構成されている。
プ装置を示す断面図、図2は要部の拡大断面図、図3は
要部の詳細を示す拡大断面図である。このポンプ装置
は、ポンプ部P、モータ部M、ブラケット8、エンドカ
バー14などにより構成され、ポンプ部P側で吸入され
た燃料がモータ部Mを通過してエンドカバー14側から
吐出されるもので、大部分は上記従来のポンプ装置と同
様の構成になっている。各部分について詳細に説明する
と、1はポンプケーシング組立体であり、アルミニュー
ム合金製または合成樹脂製のケーシング本体部2とケー
シングカバー部3とにより構成されている。4は外周縁
部に羽根部4aを有する合成樹脂製のインペラであり、
ポンプケーシング組立体1(以下ポンプケーシング1と
いう)の内部において回転できるように後述の回転子1
0のシャフト11に連結支持されている。5はシャフト
11の軸受であり、ケーシング本体部2の中心部に圧入
されている。3aはケーシングカバー部3に形成された
燃料吸入口である。上記ポンプケーシング1及びインペ
ラ4などによりポンプ部Pが構成されている。
【0009】6はモータ部M(後述)の継鉄を兼ねた円
筒状のハウジングであり、一端側にポンプ部Pが嵌挿さ
れている。この嵌挿は、ポンプケーシング1の圧入部
分、即ち、ケーシング本体部2に形成された圧入部分2
1をハウジング6の圧入部分61に圧入嵌挿し、ハウジ
ング6の端部に設けた薄肉部6aのカール加工によりハ
ウジング6とポンプ部Pとが一体的になるように固着さ
れている。この場合、薄肉部6aがケーシングカバー部
3の斜面3bに沿うようにカール加工されている。この
構成において、ポンプケーシング1の圧入部分21には
後述のようにハウジングの内径寸法よりも小さい径寸法
の空隙部21bと上記ハウジングの内径寸法よりも大き
い外径寸法の圧潰部21aが設けられている。
筒状のハウジングであり、一端側にポンプ部Pが嵌挿さ
れている。この嵌挿は、ポンプケーシング1の圧入部
分、即ち、ケーシング本体部2に形成された圧入部分2
1をハウジング6の圧入部分61に圧入嵌挿し、ハウジ
ング6の端部に設けた薄肉部6aのカール加工によりハ
ウジング6とポンプ部Pとが一体的になるように固着さ
れている。この場合、薄肉部6aがケーシングカバー部
3の斜面3bに沿うようにカール加工されている。この
構成において、ポンプケーシング1の圧入部分21には
後述のようにハウジングの内径寸法よりも小さい径寸法
の空隙部21bと上記ハウジングの内径寸法よりも大き
い外径寸法の圧潰部21aが設けられている。
【0010】次にモータ部Mについて説明する。7は永
久磁石で形成された固定子であり、ハウジング6の内周
部に設けられている。8は合成樹脂製のブラケットであ
り、外周の圧入部分81がハウジング6の他端側の圧入
部分62に圧入嵌挿されている。9は軸受であり、ブラ
ケット8に圧入されている。10は回転子、11は回転
子10のシャフトであり、回転子10は軸受5及び軸受
け9により回転可能に支承されている。12は整流子、
13は給電用ブラシでブラケット8に保持されている。
久磁石で形成された固定子であり、ハウジング6の内周
部に設けられている。8は合成樹脂製のブラケットであ
り、外周の圧入部分81がハウジング6の他端側の圧入
部分62に圧入嵌挿されている。9は軸受であり、ブラ
ケット8に圧入されている。10は回転子、11は回転
子10のシャフトであり、回転子10は軸受5及び軸受
け9により回転可能に支承されている。12は整流子、
13は給電用ブラシでブラケット8に保持されている。
【0011】14は合成樹脂製のエンドカバーであり、
ブラケット8を覆うようにブラケット8に圧入されてい
る。そして、ハウジング6の端部に設けた薄肉部6bが
エンドカバー14の斜面14bに沿うようにカール加工
してハウジング6とブラケット8が一体的になるように
固着されている。15はチェック弁、14aは液体出口
でエンドカバー11に備えられている。
ブラケット8を覆うようにブラケット8に圧入されてい
る。そして、ハウジング6の端部に設けた薄肉部6bが
エンドカバー14の斜面14bに沿うようにカール加工
してハウジング6とブラケット8が一体的になるように
固着されている。15はチェック弁、14aは液体出口
でエンドカバー11に備えられている。
【0012】次に前記の圧潰部21a及び空隙部21b
について詳細に説明する。図3はハウジング6の一端側
とポンプケーシング1の圧入部分21との関係を示す部
分拡大図である。ハウジング6の圧入部分61は内径寸
法d1 に加工し、内径寸法d3 の部分は圧入部分61の
内径寸法d1 より大きい寸法に切削加工することにより
薄肉部6aが形成されている。ポンプケーシング1の圧
入部分21は、ハウジング6の圧入部分61の内径寸法
d1 よりも僅かに大きい外径寸法D1 の圧潰部21aが
形成されている。この圧潰部21aは、ハウジング6の
圧入部分61の内径寸法d1 よりも小さい外径寸法D2
の空隙部21bを圧潰部21aに隣接して切削加工する
ことによりリング状に形成される。即ち、D1 >d1 >
D2 の関係に形成されている。ポンプケーシング1の外
径寸法D3 は、ハウジング6の薄肉部6aの内径寸法d
3 よりも僅かに小さく、d3 >D3 >D1 の関係に形成
されている。
について詳細に説明する。図3はハウジング6の一端側
とポンプケーシング1の圧入部分21との関係を示す部
分拡大図である。ハウジング6の圧入部分61は内径寸
法d1 に加工し、内径寸法d3 の部分は圧入部分61の
内径寸法d1 より大きい寸法に切削加工することにより
薄肉部6aが形成されている。ポンプケーシング1の圧
入部分21は、ハウジング6の圧入部分61の内径寸法
d1 よりも僅かに大きい外径寸法D1 の圧潰部21aが
形成されている。この圧潰部21aは、ハウジング6の
圧入部分61の内径寸法d1 よりも小さい外径寸法D2
の空隙部21bを圧潰部21aに隣接して切削加工する
ことによりリング状に形成される。即ち、D1 >d1 >
D2 の関係に形成されている。ポンプケーシング1の外
径寸法D3 は、ハウジング6の薄肉部6aの内径寸法d
3 よりも僅かに小さく、d3 >D3 >D1 の関係に形成
されている。
【0013】上記ポンプケーシング1とハウジング6の
圧入部分61の構成において、ポンプケーシング1はア
ルミニウム合金または合成樹脂で形成されているので、
鉄で形成されたハウジング6よりも軟らかい。ポンプケ
ーシング1の素材が軟らかいので、圧入部分21をハウ
ジング6の圧入部分61に圧入嵌挿する際、圧潰部21
aが圧し潰されて圧入される。圧し潰された圧潰部21
aは空隙部21bに入り込む。このように圧潰部21a
は潰れ易く、潰れてもポンプケーシング1を変形させる
ようなことは無い。従って、ハウジング6の圧入部分6
1の内径寸法d1 及びポンプケーシング1の圧潰部21
aの外径寸法D1 に関する加工寸法にばらつきがあっ
て、圧入代が大き過ぎたとしても、大きな圧入力を必要
とせず、カジリ付きもなく、正常な状態に圧入嵌挿され
る。
圧入部分61の構成において、ポンプケーシング1はア
ルミニウム合金または合成樹脂で形成されているので、
鉄で形成されたハウジング6よりも軟らかい。ポンプケ
ーシング1の素材が軟らかいので、圧入部分21をハウ
ジング6の圧入部分61に圧入嵌挿する際、圧潰部21
aが圧し潰されて圧入される。圧し潰された圧潰部21
aは空隙部21bに入り込む。このように圧潰部21a
は潰れ易く、潰れてもポンプケーシング1を変形させる
ようなことは無い。従って、ハウジング6の圧入部分6
1の内径寸法d1 及びポンプケーシング1の圧潰部21
aの外径寸法D1 に関する加工寸法にばらつきがあっ
て、圧入代が大き過ぎたとしても、大きな圧入力を必要
とせず、カジリ付きもなく、正常な状態に圧入嵌挿され
る。
【0014】上記のように構成されたポンプ装置は、前
記従来のポンプ装置と同様に、モータ部Mの駆動によ
り、インペラ4が回転して吸入口3aから吸入された燃
料がモータ部Mを通過してエンドカバー14側の液体出
口14aから内燃機関へ給送される。この動作は前記従
来のポンプ装置と同様である。
記従来のポンプ装置と同様に、モータ部Mの駆動によ
り、インペラ4が回転して吸入口3aから吸入された燃
料がモータ部Mを通過してエンドカバー14側の液体出
口14aから内燃機関へ給送される。この動作は前記従
来のポンプ装置と同様である。
【0015】実施の形態2.なお、上記においては、ポ
ンプケーシング1の圧入部分21に圧潰部21a及び空
隙部21bを設けた構成を説明したが、ブラケット8の
圧入部分81に圧潰部及び空隙部(図示せず)を設ける
場合も同様の構成になされる。ただし、ブラケット8と
ハウジング6の圧入部分62に関しては、例えば、特開
平6−346897号公報に示されたように、ハウジン
グ6の薄肉部6bとブラケット8との間に空隙を設けて
カール加工を容易にしたものであってもよい。つまり、
カール加工を容易にすることによっても十分なシール性
が確保できる。
ンプケーシング1の圧入部分21に圧潰部21a及び空
隙部21bを設けた構成を説明したが、ブラケット8の
圧入部分81に圧潰部及び空隙部(図示せず)を設ける
場合も同様の構成になされる。ただし、ブラケット8と
ハウジング6の圧入部分62に関しては、例えば、特開
平6−346897号公報に示されたように、ハウジン
グ6の薄肉部6bとブラケット8との間に空隙を設けて
カール加工を容易にしたものであってもよい。つまり、
カール加工を容易にすることによっても十分なシール性
が確保できる。
【0016】実施の形態3.また、圧入部分21におけ
る圧潰部21aと空隙部21bは1個所でもよいが、図
2に示すように、圧潰部21aと空隙部21bを軸方向
に複数個所並設すれば、圧入工程初期の前方圧潰部が圧
入された段階において、ポンプケーシング1がハウジン
グ6に対して、仮に傾斜したとしても、圧入工程末期の
後方圧潰部が圧入される段階において矯正され、ハウジ
ング6の圧入部61の内径に対するポンプケーシング1
の基準面2aの直角度、及び、ハウジング6の圧入部6
1の内径の中心線に対するポンプケーシング1の中心線
の同軸度が正しい状態に圧入される。
る圧潰部21aと空隙部21bは1個所でもよいが、図
2に示すように、圧潰部21aと空隙部21bを軸方向
に複数個所並設すれば、圧入工程初期の前方圧潰部が圧
入された段階において、ポンプケーシング1がハウジン
グ6に対して、仮に傾斜したとしても、圧入工程末期の
後方圧潰部が圧入される段階において矯正され、ハウジ
ング6の圧入部61の内径に対するポンプケーシング1
の基準面2aの直角度、及び、ハウジング6の圧入部6
1の内径の中心線に対するポンプケーシング1の中心線
の同軸度が正しい状態に圧入される。
【0017】実施の形態4.さらに、上記説明において
は、ポンプ部Pの駆動手段としてモータを用いたポンプ
装置を示したが、例えばプランジャー式ポンプのよう
に、他の駆動手段によるポンプ装置であっても同様の効
果が得られる。
は、ポンプ部Pの駆動手段としてモータを用いたポンプ
装置を示したが、例えばプランジャー式ポンプのよう
に、他の駆動手段によるポンプ装置であっても同様の効
果が得られる。
【0018】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。
れているので、以下に示すような効果を奏する。
【0019】ポンプケーシングあるいはブラケットをハ
ウジングよりも軟らかい素材で形成し、ポンプケーシン
グあるいはブラケットの圧入部に圧潰部と空隙部を設け
ることにより、圧入部分に関して特に高寸法精度の切削
加工をしなくても、容易に正常な圧入がなされる。従っ
て、加工性と共に組立性も向上された構造のポンプ装置
が得られる。
ウジングよりも軟らかい素材で形成し、ポンプケーシン
グあるいはブラケットの圧入部に圧潰部と空隙部を設け
ることにより、圧入部分に関して特に高寸法精度の切削
加工をしなくても、容易に正常な圧入がなされる。従っ
て、加工性と共に組立性も向上された構造のポンプ装置
が得られる。
【0020】また、圧潰部と谷径部を軸方向に複数個所
並設すれば、ポンプケーシングがハウジングに対して傾
斜することなく正しく圧入できる。
並設すれば、ポンプケーシングがハウジングに対して傾
斜することなく正しく圧入できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例であるポンプ装置を示す
断面図である。
断面図である。
【図2】 この発明の要部の拡大断面図である。
【図3】 この発明の要部の詳細を分解して示す拡大断
面図である。
面図である。
【図4】 従来のポンプ装置を示す断面図である。
1 ポンプケーシング、2 ケーシング本体部、3 ケ
ーシングカバー部、3a 燃料吸込口、4 インペラ、
5 軸受、6 ハウジング、7 固定子、8 ブラケッ
ト、9 軸受、 10 回転子、11 シャフト、12
整流子、13 給電用ブラシ、14 エンドカバー、
14a 液体出口、15 チェック弁、21 圧入部
分、21a 圧潰部、21b 空隙部、61 圧入部
分、M モータ部、P ポンプ部。
ーシングカバー部、3a 燃料吸込口、4 インペラ、
5 軸受、6 ハウジング、7 固定子、8 ブラケッ
ト、9 軸受、 10 回転子、11 シャフト、12
整流子、13 給電用ブラシ、14 エンドカバー、
14a 液体出口、15 チェック弁、21 圧入部
分、21a 圧潰部、21b 空隙部、61 圧入部
分、M モータ部、P ポンプ部。
Claims (2)
- 【請求項1】 円筒状のハウジングと、このハウジング
の一端側にポンプケーシングの圧入部分が圧入嵌挿され
たポンプ部と、上記ハウジングの他端側に外周の圧入部
分が圧入嵌挿されたブラケットと、上記ハウジング内に
おいて上記ポンプ部と上記ブラケットの間に保持されて
上記ポンプ部を駆動するポンプ駆動手段とを備えるもの
において、上記ポンプケーシングとブラケットの両方ま
たは何れか一方は上記ハウジングより軟らかい素材で形
成されると共に、上記ハウジングに圧入嵌挿される圧入
部分には、上記ハウジングの内径寸法よりも小さい径寸
法の空隙部と、この空隙部に隣接して上記ハウジングの
内径寸法よりも大きい外径寸法の圧潰部を設けたことを
特徴とするポンプ装置。 - 【請求項2】 圧入部分に圧潰部と空隙部を軸方向に複
数個所並設したことを特徴とする請求項1記載のポンプ
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27600195A JPH09112477A (ja) | 1995-10-24 | 1995-10-24 | ポンプ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27600195A JPH09112477A (ja) | 1995-10-24 | 1995-10-24 | ポンプ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09112477A true JPH09112477A (ja) | 1997-05-02 |
Family
ID=17563400
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27600195A Pending JPH09112477A (ja) | 1995-10-24 | 1995-10-24 | ポンプ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09112477A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010249099A (ja) * | 2009-04-20 | 2010-11-04 | Mitsubishi Electric Corp | 燃料ポンプ |
-
1995
- 1995-10-24 JP JP27600195A patent/JPH09112477A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010249099A (ja) * | 2009-04-20 | 2010-11-04 | Mitsubishi Electric Corp | 燃料ポンプ |
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