JPH09111839A - ボールタップ装置の弁部構造 - Google Patents

ボールタップ装置の弁部構造

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JPH09111839A
JPH09111839A JP29774995A JP29774995A JPH09111839A JP H09111839 A JPH09111839 A JP H09111839A JP 29774995 A JP29774995 A JP 29774995A JP 29774995 A JP29774995 A JP 29774995A JP H09111839 A JPH09111839 A JP H09111839A
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JP
Japan
Prior art keywords
valve
opening
water
water flow
valve body
Prior art date
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Pending
Application number
JP29774995A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryozo Amano
良三 天野
Yasuhiro Yamaguchi
安浩 山口
Mitsuhiro Hayamizu
光浩 速水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Publication date
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  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
  • Float Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決課題】閉弁時に抵抗を少なく弁体を閉弁動作させ
ることができ、止水を良好に行なうことのできるボール
タップ装置の弁部構造を提供する。 【解決手段】洗浄水タンク内部に配設される吐水管10
と、その吐水管10からの水の給水及び停止を制御する
弁部26とを有し、その弁部26には、水流を通過させ
る弁部開口28と、その弁部開口28の周りに形成され
た弁座部30と、その弁座部30に当接又は離間させら
れる弁体32とが備えられているボールタップ装置にお
いて、弁体32におけるシール面58を、弁部開口28
の中心部から周辺側に向かって進むにつれて弁部開口2
8を通過する水流の下流方向に移行するテーパ形状とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、便器洗浄水を蓄
える洗浄水タンク内部に配置され、洗浄水タンク内部の
水が排出されたときに洗浄水タンクへの給水を行うボー
ルタップ装置の弁部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種ボールタップ装置は、洗浄水
タンク内部の水位の上がり下がりに伴って昇降するフロ
ートを備えており、そのフロートの昇降運動をてこの原
理で弁体に伝え、その弁体を移動させて弁部を開閉する
構造となっている。
【0003】図3はその一例を示している。同図におい
て200は便器、202は洗浄水タンクであり、204
は洗浄水タンク202の内部に配設されたボールタップ
装置であって、フロート206を備えている。このボー
ルタップ装置204は、吐水管208の先端に吐水口2
10を、またその内部に水道水の通水路212を有して
おり、その通水路212上に、これを開閉する弁部が設
けられている。
【0004】この弁部は、弁体214及びピストン式の
押圧体215と、弁座部216とを備えており、そして
その押圧体215がてこ機構部(リンク機構部)218
を介してフロート206に連結され、かかるフロート2
06の昇降運動によって弁体214が上下運動、つまり
閉弁・開弁運動させられるようになっている。
【0005】ここでてこ機構部218は、軸220回り
に回動可能なアーム222と、軸224回りに回動可能
でフロート206に連結されたロッド226と、アーム
222及びロッド226を連結する連結部材228とか
ら成っており、フロート206の昇降運動をアーム22
2の回動運動に変換して弁体214に伝え、これを上下
動させるようになっている。尚、アーム222の基端部
には湾曲状の当接部230が設けられており、この当接
部230が押圧体215に当接させられるようになって
いる。
【0006】図3(B)の拡大図に示しているように、
上記弁部における弁座部216は、水流を通過させる弁
部開口232の周りに且つ下向き突出形状の筒状に形成
されており、また弁体214は上面が全体的に水平な平
坦面とされていて、閉弁時にこの弁体214の上面が水
流の勢いに抗して弁座部216に当接させられ、以て弁
部を閉じるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来のボ
ールタップ装置においては、閉弁の際に弁体214が、
具体的には弁体214の上面が水流の勢いを垂直に受け
ながら閉弁動作するようになっており、そのため閉弁の
際に弁体214に対して強い抵抗力が作用し、またその
抵抗力によって弁体214が斜め姿勢となってしまっ
て、閉弁動作が円滑に行われず、止水が良好になされな
いことがあるといった問題を生じていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願の発明はこのような
課題を解決するためになされたものである。而して本願
の発明のボールタップ装置の弁部構造は、洗浄水タンク
内部に配設される吐水管と、該吐水管からの水の給水及
び停止を制御する弁部とを有し、該弁部には水流を通過
させる弁部開口と、該弁部開口の周りに形成された弁座
部と、該弁座部に当接又は離間させられる弁体とが備え
られているボールタップ装置の弁部構造であって、前記
弁体と弁座部との、互いに重ね合わせ状態とされるシー
ル部の何れか一方又は両方を、前記弁部開口の中心部か
ら周辺側に進むにつれて前記水流の下流方向に移行する
形態の面となしたことを特徴とする(請求項1)。
【0009】本願の別の発明の弁部構造は、請求項1に
おいて、前記シール部の面形状がテーパ面形状とされて
いることを特徴とする(請求項2)。
【0010】
【作用及び発明の効果】上記のように請求項1の発明
は、吐水管からの給水及び停止を制御する弁部の弁体,
弁座部の何れか一方又は両方のシール部を特定の面形
状、即ち弁部開口の中心部から周辺側に進むにつれて水
流の下流方向に移行する形態の面となしたもので、本発
明によれば、弁体の閉弁動作時に弁体に加わる抵抗を小
さくでき、弁体をスムーズに弁座部に当接させることが
できる。
【0011】本発明において、弁体は閉弁時に弁部開口
を一挙に閉鎖せず、即ち弁部開口を通じて流れる水流を
一挙には停止させず、開口周辺部において水流を少しず
つ逃がしながら弁座部に当接する。しかもその開口周辺
部からの水流を、弁部開口の中心線に対して傾けながら
逃がすために弁体に作用する抵抗力が軽減し、これによ
って弁体がスムーズに弁座部に当接、即ち閉弁動作する
ことができる。従って本発明によれば、閉弁時に弁体が
斜め姿勢となってしまって水がいつまでも流出し続け
る、といった問題を解消できる。
【0012】請求項2の発明は、上記シール部の面形状
をテーパ面形状となしたもので、本発明によれば、弁体
の閉弁動作時にテーパ面の案内作用によって弁部開口の
水流を小さな抵抗力で逃がしながら、弁体を弁座部に当
接させることができる。
【0013】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図1は洗浄水タンク内部に配設されたボール
タップ装置を示したもので、図中10は吐水管である。
この吐水管10はフランジ12を有し、そのフランジ1
2と吐水管10の基端部にねじ込まれた固定ナット14
とで洗浄水タンクのタンク壁16をパッキンを介して内
外から挾み込む状態にかかるタンク壁16に固定されて
いる。尚吐水管10の基端部には、また、給水管18が
袋ナット20により接続されている。
【0014】吐水管10は先端部に吐水口22を有し、
また内部に水道水の通水路24を備えている。そしてそ
の通水路24上に、吐水口22からの吐水・止水を制御
する弁部26が設けられている。この弁部26は、弁部
開口28と、弁部開口28の周りに且つ下向き突出状に
形成された筒状の弁座部30と、弁体32と、弁体32
を弁座部30に対して押圧する押圧体34とを備えてお
り、その弁体32の弁座部30への当接又は離間によっ
て、弁部26が開閉されるようになっている。
【0015】押圧体34はピストン形式のもので、吐水
管10側に形成されたシリンダ部36の内面に、Oリン
グ38を介して水密に且つ上下摺動可能に嵌合されてい
る。押圧体34は、てこ機構部(リンク機構部)40を
介して、洗浄水タンク内の水位の上がり下がりとともに
昇降するフロート42に連結されている。
【0016】このてこ機構部40は、軸44周りに回動
可能な回動アーム46と、軸48周りに回動可能で且つ
フロート42に連結されたロッド50と、回動アーム4
6及びロッド50を連結する連結部材52とを有してお
り、フロート42の昇降運動を回動アーム46の回動運
動に変換し、そしてその回動アーム46の上下回動運動
に基づいてピストン式の押圧体34を上下運動させるよ
うになっている。
【0017】尚、上記弁体32はピストン式の押圧体3
4と一体に上下運動する。この弁体32は接着等の手段
によって押圧体34に固着して一体化しておいても良い
し、或いはまた別体状態としておいても良い。
【0018】ここで弁体32は、弁部開口28の内部に
嵌入して同開口28を閉鎖する栓部54とプレート状の
基部56とから成っている。栓部54は、その外周面が
テーパ形状のシール面(シール部)58とされており、
また上端面は円形且つ水平な平坦面とされている。そし
てそのテーパ形状のシール面58が弁座部30の角状の
シール部60に対して当接させられるようになってい
る。
【0019】このように本例では弁体32のシール部が
テーパ形状のシール面58とされており、しかもそのシ
ール面58は弁部開口28の中心部から周辺側に進むに
つれて弁部開口28を通過する水流の下流側に移行する
方向に傾斜させられているため、閉弁動作時に弁体32
が弁部開口28を一挙に閉鎖せず、即ち弁部開口28の
周辺部において水流を少しずつ逃しながら閉弁運動す
る。
【0020】従って本例の弁部構造によれば、弁体32
に作用する水流の抵抗力が小さく、弁体32がスムーズ
に弁座部30に当接することができ、その際に弁体32
が斜め姿勢となって止水が不完全となり、弁部開口28
から水が少しずつ流れ続けるといった問題を解消するこ
とができる。
【0021】図2は本発明の他の実施例を示している。
図において62は弁体で、この弁体62は下面側に嵌込
凹所64を備えており、嵌込凹所64において押圧体6
6の上端部に嵌込状に保持されている。
【0022】この弁体62は、弁部開口68の内部に嵌
入して同開口68を閉塞する栓部72と、プレート状の
基部70とを有している。栓部72はその外周面がテー
パ形状のシール面74とされており、このシール面74
が弁座部30におけるシール面76に当接させられるよ
うになっている。尚、シール面76は、弁体62のシー
ル面74に対応するテーパ形状を成している。
【0023】本例においては弁体62のテーパ形状のシ
ール面74と、弁座部30のテーパ形状のシール面76
とが広い面積に亘って密着状態に当接するため、シール
性能が高い利点を有する。
【0024】以上本発明の実施例を詳述したがこれらは
あくまで一例示であって、例えば栓部54,72の上面
を水平な平坦面とせずに、先端の尖った山形状に盛り上
げた形状としても良いし、或いはその山形状の先端を尖
らせずに湾曲面としても良い。これらの場合は、弁体に
作用する水流の抵抗を更に小さくできる。
【0025】また上記実施例ではフロート42の昇降運
動をてこ機構部40を介して弁体32,62に伝え、弁
部26の開閉を行っているが、場合によってはてこ機構
部40を有していないボールタップ装置に本発明を適用
することも可能であるなど、本発明はその主旨を逸脱し
ない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるボールタップ装置を示
す図である。
【図2】本発明の別の実施例のボールタップ装置の要部
を示す図である。
【図3】従来のボールタップ装置を示す図である。
【符号の説明】 10 吐水管 26 弁部 28,68 弁部開口 30 弁座部 32,62 弁体 58,74,76 シール面 60 シール部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄水タンク内部に配設される吐水管
    と、該吐水管からの水の給水及び停止を制御する弁部と
    を有し、該弁部には水流を通過させる弁部開口と、該弁
    部開口の周りに形成された弁座部と、該弁座部に当接又
    は離間させられる弁体とが備えられているボールタップ
    装置の弁部構造であって前記弁体と弁座部との、互いに
    重ね合わせ状態とされるシール部の何れか一方又は両方
    を、前記弁部開口の中心部から周辺側に進むにつれて前
    記水流の下流方向に移行する形態の面となしたことを特
    徴とするボールタップ装置の弁部構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記シール部の面形
    状がテーパ面形状とされていることを特徴とするボール
    タップ装置の弁部構造。
JP29774995A 1995-10-19 1995-10-19 ボールタップ装置の弁部構造 Pending JPH09111839A (ja)

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