JPH09110512A - 木片セメント板の製造方法 - Google Patents
木片セメント板の製造方法Info
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- JPH09110512A JPH09110512A JP27770995A JP27770995A JPH09110512A JP H09110512 A JPH09110512 A JP H09110512A JP 27770995 A JP27770995 A JP 27770995A JP 27770995 A JP27770995 A JP 27770995A JP H09110512 A JPH09110512 A JP H09110512A
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B28/00—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements
- C04B28/14—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing calcium sulfate cements
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/91—Use of waste materials as fillers for mortars or concrete
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Abstract
(57)【要約】
【課題】安価にして且つ曲げ強度に優れた木片セメント
板の製造方法を提供する。 【解決手段】建築廃木材から粉砕して作製された木チッ
プをさらに粉砕した木片からなり、該木片のフレークの
(長さ/厚さ)が30以上、大きさが篩分布において目
開き2.5mm篩残留分が30重量%以上となるような
形状を有する木片5〜30重量%と、ポルトランドセメ
ント、アルミナセメント、無水石膏又は(及び)半水石
膏、石灰を含むセメント組成物70〜95重量%と、適
宜量の水との混合物を所定形状に成型するとともに、加
熱して硬化させる。
板の製造方法を提供する。 【解決手段】建築廃木材から粉砕して作製された木チッ
プをさらに粉砕した木片からなり、該木片のフレークの
(長さ/厚さ)が30以上、大きさが篩分布において目
開き2.5mm篩残留分が30重量%以上となるような
形状を有する木片5〜30重量%と、ポルトランドセメ
ント、アルミナセメント、無水石膏又は(及び)半水石
膏、石灰を含むセメント組成物70〜95重量%と、適
宜量の水との混合物を所定形状に成型するとともに、加
熱して硬化させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として建築材料
として用いられる木片セメント板の製造方法に関するも
のである。
として用いられる木片セメント板の製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、木片セメント板の製造方法として
は、例えば、特公昭59─18339号公報に記載され
ているように、ポルトランドセメント等を含むセメント
組成物に細片化された木質材料及び水を混合し、この混
合物を所定形状に成型するとともに加熱して硬化させる
方法が知られている。
は、例えば、特公昭59─18339号公報に記載され
ているように、ポルトランドセメント等を含むセメント
組成物に細片化された木質材料及び水を混合し、この混
合物を所定形状に成型するとともに加熱して硬化させる
方法が知られている。
【0003】又、特公平5─13098号公報に記載さ
れているように、木材チップを解繊してなる木質繊維で
あって、大きさがバウエルマックネット型篩分機による
篩分布において4mesh篩留分及び200mesh篩
通過分がおのおの10重量%以下で且つ4〜28mes
hの範囲の分が55〜75重量%の木質繊維と、セメン
ト及び適宜の水とからなる混合物を型枠上に散布落下せ
しめて成形し、次いで加圧養生して硬化させる乾式法に
よる木質繊維セメント成形物の製造方法が知られてい
る。
れているように、木材チップを解繊してなる木質繊維で
あって、大きさがバウエルマックネット型篩分機による
篩分布において4mesh篩留分及び200mesh篩
通過分がおのおの10重量%以下で且つ4〜28mes
hの範囲の分が55〜75重量%の木質繊維と、セメン
ト及び適宜の水とからなる混合物を型枠上に散布落下せ
しめて成形し、次いで加圧養生して硬化させる乾式法に
よる木質繊維セメント成形物の製造方法が知られてい
る。
【0004】これらの従来の木片セメント板の製造方法
に使用する木質材料としては、通常、製紙に使用されて
いる杉、檜等の針葉樹の木チップを切削した木片が使用
されている。最近、資源の枯渇に鑑み、一度建物に使用
された廃木材を再利用することが望まれ、又、かかる廃
木材は安価であるので好ましい。
に使用する木質材料としては、通常、製紙に使用されて
いる杉、檜等の針葉樹の木チップを切削した木片が使用
されている。最近、資源の枯渇に鑑み、一度建物に使用
された廃木材を再利用することが望まれ、又、かかる廃
木材は安価であるので好ましい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この廃
木材を切削して木片とし、この木片を使用して木片セメ
ント板を製造したものは、通常の木片セメント板に比較
して曲げ強度が約10%も低下することが判明した。
木材を切削して木片とし、この木片を使用して木片セメ
ント板を製造したものは、通常の木片セメント板に比較
して曲げ強度が約10%も低下することが判明した。
【0006】本発明は、上記の如き従来の問題点を解消
し、安価にして且つ曲げ強度に優れた木片セメント板の
製造方法を提供することを目的としてなされたものであ
る。
し、安価にして且つ曲げ強度に優れた木片セメント板の
製造方法を提供することを目的としてなされたものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1に記載の
発明(以下、本発明1という)は、建築廃木材から粉砕
して作製された木チップをさらに粉砕した木片からな
り、該木片のフレークの(長さ/厚さ)が30以上、大
きさが篩分布において目開き2.5mm篩残留分が30
重量%以上となるような形状を有する木片5〜30重量
%と、ポルトランドセメント、アルミナセメント、無水
石膏又は(及び)半水石膏、石灰を含むセメント組成物
70〜95重量%と、適宜量の水との混合物を所定形状
に成型するとともに、加熱して硬化させる木片セメント
板の製造方法である。
発明(以下、本発明1という)は、建築廃木材から粉砕
して作製された木チップをさらに粉砕した木片からな
り、該木片のフレークの(長さ/厚さ)が30以上、大
きさが篩分布において目開き2.5mm篩残留分が30
重量%以上となるような形状を有する木片5〜30重量
%と、ポルトランドセメント、アルミナセメント、無水
石膏又は(及び)半水石膏、石灰を含むセメント組成物
70〜95重量%と、適宜量の水との混合物を所定形状
に成型するとともに、加熱して硬化させる木片セメント
板の製造方法である。
【0008】本願の請求項2に記載の発明(以下、本発
明2という)は、建築廃木材から粉砕して作製された木
チップをさらに粉砕した木片からなり、該木片のフレー
クの(長さ/厚さ)が30以上、大きさが篩分布におい
て目開き2.5mm篩残留分が30重量%以上となるよ
うな形状を有する木片5〜30重量%と、ポルトランド
セメント70〜95重量%と、適宜量の水との混合物を
型枠上に供給して成型し、次いで加圧養生して硬化させ
る木片セメント板の製造方法である。
明2という)は、建築廃木材から粉砕して作製された木
チップをさらに粉砕した木片からなり、該木片のフレー
クの(長さ/厚さ)が30以上、大きさが篩分布におい
て目開き2.5mm篩残留分が30重量%以上となるよ
うな形状を有する木片5〜30重量%と、ポルトランド
セメント70〜95重量%と、適宜量の水との混合物を
型枠上に供給して成型し、次いで加圧養生して硬化させ
る木片セメント板の製造方法である。
【0009】本発明1及び本発明2(以下、併せて本発
明という)において、木片としては、家屋解体時に発生
する建築廃木材から粉砕して作製された木チップからな
るものが用いられる。尚、木片中には、必要に応じて、
建築廃木材から粉砕して作製された木チップ以外に、そ
の他の木チップや木粉等を配合することができる。建築
廃木材としては、例えば、例えば、杉、檜、松、栂、さ
わら、樫、なら、かば、ブナ、オーク、ラワン、ひば、
栗、けやき、椎、柳、竹等の材料からなるものが使用さ
れる。
明という)において、木片としては、家屋解体時に発生
する建築廃木材から粉砕して作製された木チップからな
るものが用いられる。尚、木片中には、必要に応じて、
建築廃木材から粉砕して作製された木チップ以外に、そ
の他の木チップや木粉等を配合することができる。建築
廃木材としては、例えば、例えば、杉、檜、松、栂、さ
わら、樫、なら、かば、ブナ、オーク、ラワン、ひば、
栗、けやき、椎、柳、竹等の材料からなるものが使用さ
れる。
【0010】本発明において木チップとしては、引抜き
に対する力を増加させるために、フークの(長さ/厚
さ)が30以上であるものが使用され、又、フレークの
(長さ/厚さ)が30以上であるものの割合を増加させ
るために、大きさが篩分布において目開き2.5mm篩
残留分が30重量%以上のものが使用される。
に対する力を増加させるために、フークの(長さ/厚
さ)が30以上であるものが使用され、又、フレークの
(長さ/厚さ)が30以上であるものの割合を増加させ
るために、大きさが篩分布において目開き2.5mm篩
残留分が30重量%以上のものが使用される。
【0011】このような木チップを粉砕して作製する方
法としては、公知の方法を使用することができ、例え
ば、パールマン社製リング型フレーカーによる切削等の
方法が挙げられる。
法としては、公知の方法を使用することができ、例え
ば、パールマン社製リング型フレーカーによる切削等の
方法が挙げられる。
【0012】本発明1において、セメント組成物として
は、ポルトランドセメント、アルミナセメント、無水石
膏又は(及び)半水石膏、石灰から選ばれる成分からな
るものが使用される。
は、ポルトランドセメント、アルミナセメント、無水石
膏又は(及び)半水石膏、石灰から選ばれる成分からな
るものが使用される。
【0013】本発明2において、加圧硬化時の加圧力と
しては、20〜50kg/cm2 が好ましい。加圧力が
20kg/cm2 より小さいと、得られる木片セメント
板の曲げ強度が充分でなく、50kg/cm2 を超える
と、得られる木片セメント板密度が増加して重くなり、
又、コスト高となってしまう。加圧硬化時の硬化時間と
しては、通常のポルトランドセメントの常温硬化時間と
同じでよい。
しては、20〜50kg/cm2 が好ましい。加圧力が
20kg/cm2 より小さいと、得られる木片セメント
板の曲げ強度が充分でなく、50kg/cm2 を超える
と、得られる木片セメント板密度が増加して重くなり、
又、コスト高となってしまう。加圧硬化時の硬化時間と
しては、通常のポルトランドセメントの常温硬化時間と
同じでよい。
【0014】
【作用】本発明1の木片セメント板の製造方法は、建築
廃木材から粉砕して作製された木チップをさらに粉砕し
た木片からなり、該木片のフレークの(長さ/厚さ)が
30以上、大きさが篩分布において目開き2.5mm篩
残留分が30重量%以上となるような形状を有する木片
5〜30重量%と、ポルトランドセメント、アルミナセ
メント、無水石膏又は(及び)半水石膏、石灰を含むセ
メント組成物70〜95重量%と、適宜量の水との混合
物を所定形状に成型するとともに、加熱して硬化させる
ことにより、得られる木片セメント板は、建築廃木材か
ら粉砕して作製された木チップからなる木片を用いるの
で安価であり、特定の形状を有する木片を適当量含有す
る木片を含有する混合物を用いて成形したものを、加熱
硬化させるので、木片の引抜きに対する力が大きくな
り、曲げ強度に優れている。
廃木材から粉砕して作製された木チップをさらに粉砕し
た木片からなり、該木片のフレークの(長さ/厚さ)が
30以上、大きさが篩分布において目開き2.5mm篩
残留分が30重量%以上となるような形状を有する木片
5〜30重量%と、ポルトランドセメント、アルミナセ
メント、無水石膏又は(及び)半水石膏、石灰を含むセ
メント組成物70〜95重量%と、適宜量の水との混合
物を所定形状に成型するとともに、加熱して硬化させる
ことにより、得られる木片セメント板は、建築廃木材か
ら粉砕して作製された木チップからなる木片を用いるの
で安価であり、特定の形状を有する木片を適当量含有す
る木片を含有する混合物を用いて成形したものを、加熱
硬化させるので、木片の引抜きに対する力が大きくな
り、曲げ強度に優れている。
【0015】本発明2の木片セメント板の製造方法は、
建築廃木材から粉砕して作製された木チップをさらに粉
砕した木片からなり、該木片のフレークの(長さ/厚
さ)が30以上、大きさが篩分布において目開き2.5
mm篩残留分が30重量%以上となるような形状を有す
る木片5〜30重量%と、ポルトランドセメント70〜
95重量%と、適宜量の水との混合物を型枠上に供給し
て成型し、次いで加圧養生して硬化させることにより、
得られる木片セメント板は、建築廃木材から粉砕して作
製された木チップからなる木片を用いるので安価であ
り、特定の形状を有する木片を適当量含有する木片を含
有する混合物を用いて成形したものを、加圧硬化させる
ので、木片の引抜きに対する力が大きくなり、曲げ強度
に優れている。
建築廃木材から粉砕して作製された木チップをさらに粉
砕した木片からなり、該木片のフレークの(長さ/厚
さ)が30以上、大きさが篩分布において目開き2.5
mm篩残留分が30重量%以上となるような形状を有す
る木片5〜30重量%と、ポルトランドセメント70〜
95重量%と、適宜量の水との混合物を型枠上に供給し
て成型し、次いで加圧養生して硬化させることにより、
得られる木片セメント板は、建築廃木材から粉砕して作
製された木チップからなる木片を用いるので安価であ
り、特定の形状を有する木片を適当量含有する木片を含
有する混合物を用いて成形したものを、加圧硬化させる
ので、木片の引抜きに対する力が大きくなり、曲げ強度
に優れている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下は、本発明を実施例により説
明する。実施例1 建築廃木材を水洗して、金属等の異物除去を行った後、
パールマン社リング型フレーカーで切削した後、パール
マン社製ハンマーミルで粉砕して、フレークの(長さ/
厚さ)が49、大きさ(篩分布において目開き2.5m
m篩残留分)が37.75重量%の木チップからなる木
片を得た。
明する。実施例1 建築廃木材を水洗して、金属等の異物除去を行った後、
パールマン社リング型フレーカーで切削した後、パール
マン社製ハンマーミルで粉砕して、フレークの(長さ/
厚さ)が49、大きさ(篩分布において目開き2.5m
m篩残留分)が37.75重量%の木チップからなる木
片を得た。
【0017】この木片200重量部に、水500重量部
を混合するとともに、ポルトランドセメント395重量
部、アルミナセメント52.5重量部、無水石膏31.
5重量部、石灰21重量部らかなるセメント組成物を混
合した。
を混合するとともに、ポルトランドセメント395重量
部、アルミナセメント52.5重量部、無水石膏31.
5重量部、石灰21重量部らかなるセメント組成物を混
合した。
【0018】その混合物を、成形型枠上に堆積させ、熱
プレスにより、圧力30kg/cm 2 、温度93℃にて
15分間成形するとともに、加熱して硬化させた後、脱
型し、これを100℃にて1時間乾燥して、厚み14.
1mmの木片セメント板を得た。得られた木片セメント
板について、JIS R5201に準じて、曲げ強度を
測定した。その結果を表1に併せて示した。
プレスにより、圧力30kg/cm 2 、温度93℃にて
15分間成形するとともに、加熱して硬化させた後、脱
型し、これを100℃にて1時間乾燥して、厚み14.
1mmの木片セメント板を得た。得られた木片セメント
板について、JIS R5201に準じて、曲げ強度を
測定した。その結果を表1に併せて示した。
【0019】比較例1 建築廃木材を水洗して、金属等の異物除去を行った後、
パールマン社リング型フレーカーで切削して、フレーク
(長さ/厚さ)が18、大きさ(篩分布において目開き
2.5mm篩残留分)が2.25重量%の木チップから
なる木片を得た。この木片を用いたこと以外は実施例1
と同様にして、木片セメント板を得た。得られた木片セ
メント板について、実施例1と同様の曲げ強度を測定し
た。その結果を表1に併せて示した。
パールマン社リング型フレーカーで切削して、フレーク
(長さ/厚さ)が18、大きさ(篩分布において目開き
2.5mm篩残留分)が2.25重量%の木チップから
なる木片を得た。この木片を用いたこと以外は実施例1
と同様にして、木片セメント板を得た。得られた木片セ
メント板について、実施例1と同様の曲げ強度を測定し
た。その結果を表1に併せて示した。
【0020】比較例2 杉、ヒノキの製材端材から得た木チップをパールマン社
製リング型フレーカーで切削した後、パールマン社製ハ
ンマーミルで粉砕して、フレーク(長さ/厚さ)が1
9、大きさ(篩分布において目開き2.5mm篩残留
分)が6.79重量%の木チップからなる木片を得た。
この木片を用いたこと以外は実施例1と同様にして、木
片セメント板を得た。得られた木片セメント板につい
て、実施例1と同様の曲げ強度を測定した。その結果を
表1に併せて示した。
製リング型フレーカーで切削した後、パールマン社製ハ
ンマーミルで粉砕して、フレーク(長さ/厚さ)が1
9、大きさ(篩分布において目開き2.5mm篩残留
分)が6.79重量%の木チップからなる木片を得た。
この木片を用いたこと以外は実施例1と同様にして、木
片セメント板を得た。得られた木片セメント板につい
て、実施例1と同様の曲げ強度を測定した。その結果を
表1に併せて示した。
【0021】実施例2 実施例1で得られたのと同様の木片200重量部に、水
500重量部を混合するとともに、ポルトランドセメン
ト500重量部を混合した。その混合物を、型枠上に堆
積してマットを作り、コールドプレスにて30kg/c
m2 の圧力で加圧成形し、この状態にて室温にて2日間
保持して養生し、解圧後、脱型し、これを100℃にて
24時間乾燥して木片セメント板を得た。得られた木片
セメント板について、実施例1と同様にして曲げ強度を
測定した。その結果を表1に併せて示した。
500重量部を混合するとともに、ポルトランドセメン
ト500重量部を混合した。その混合物を、型枠上に堆
積してマットを作り、コールドプレスにて30kg/c
m2 の圧力で加圧成形し、この状態にて室温にて2日間
保持して養生し、解圧後、脱型し、これを100℃にて
24時間乾燥して木片セメント板を得た。得られた木片
セメント板について、実施例1と同様にして曲げ強度を
測定した。その結果を表1に併せて示した。
【0022】比較例3 建築廃木材を水洗して、金属等の異物除去を行った後、
パールマン社製リング型フレーカーで切削して、フレー
ク(長さ/厚さ)が19、大きさ(篩分布において目開
き2.5mm篩残留分)が6.40重量%の木チップか
らなる木片を得た。この木片を用いたこと以外は実施例
2と同様にして、木片セメント板を得た。得られた木片
セメント板について、実施例1と同様にして曲げ強度を
測定した。その結果を表1に併せて示した。
パールマン社製リング型フレーカーで切削して、フレー
ク(長さ/厚さ)が19、大きさ(篩分布において目開
き2.5mm篩残留分)が6.40重量%の木チップか
らなる木片を得た。この木片を用いたこと以外は実施例
2と同様にして、木片セメント板を得た。得られた木片
セメント板について、実施例1と同様にして曲げ強度を
測定した。その結果を表1に併せて示した。
【0023】比較例4 杉、ヒノキの製材端材から得た木チップをパールマン社
製リング型フレーカーで切削した後、パールマン社製ハ
ンマーミルで粉砕して、フレーク(長さ/厚さ)が1
8、大きさ(篩分布において目開き2.5mm篩残留
分)が10.99重量%の木チップからなる木片を得
た。この木片を用いたこと以外は実施例2と同様にし
て、木片セメント板を得た。得られた木片セメント板に
ついて、実施例1と同様にして曲げ強度を測定した。そ
の結果を表1に併せて示した。
製リング型フレーカーで切削した後、パールマン社製ハ
ンマーミルで粉砕して、フレーク(長さ/厚さ)が1
8、大きさ(篩分布において目開き2.5mm篩残留
分)が10.99重量%の木チップからなる木片を得
た。この木片を用いたこと以外は実施例2と同様にし
て、木片セメント板を得た。得られた木片セメント板に
ついて、実施例1と同様にして曲げ強度を測定した。そ
の結果を表1に併せて示した。
【0024】
【表1】
【0025】表1から明らかな如く、実施例1,2の場
合は、比較例1〜4に比べて、曲げ強度が高い。
合は、比較例1〜4に比べて、曲げ強度が高い。
【0026】
【発明の効果】本発明1及び本発明2の木片セメント板
の製造方法は、それぞれ、上記の構成とされているの
で、安価であり、しかも従来の木片セメント板に比較し
て遜色のない曲げ強度を有する木片セメント板を得るこ
とができる。
の製造方法は、それぞれ、上記の構成とされているの
で、安価であり、しかも従来の木片セメント板に比較し
て遜色のない曲げ強度を有する木片セメント板を得るこ
とができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C04B 28:06 28:16 28:12) 111:20
Claims (2)
- 【請求項1】 建築廃木材から粉砕して作製された木チ
ップをさらに粉砕した木片からなり、該木片のフレーク
の(長さ/厚さ)が30以上、大きさが篩分布において
目開き2.5mm篩残留分が30重量%以上となるよう
な形状を有する木片5〜30重量%と、ポルトランドセ
メント、アルミナセメント、無水石膏又は(及び)半水
石膏、石灰を含むセメント組成物70〜95重量%と、
適宜量の水との混合物を所定形状に成型するとともに、
加熱して硬化させることを特徴とする木片セメント板の
製造方法。 - 【請求項2】 建築廃木材から粉砕して作製された木チ
ップをさらに粉砕した木片からなり、該木片のフレーク
の(長さ/厚さ)が30以上、大きさが篩分布において
目開き2.5mm篩残留分が30重量%以上となるよう
な形状を有する木片5〜30重量%と、ポルトランドセ
メント70〜95重量%と、適宜量の水との混合物を型
枠上に供給して成型し、次いで加圧養生して硬化させる
ことを特徴とする木片セメント板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27770995A JPH09110512A (ja) | 1995-10-25 | 1995-10-25 | 木片セメント板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27770995A JPH09110512A (ja) | 1995-10-25 | 1995-10-25 | 木片セメント板の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09110512A true JPH09110512A (ja) | 1997-04-28 |
Family
ID=17587229
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27770995A Pending JPH09110512A (ja) | 1995-10-25 | 1995-10-25 | 木片セメント板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09110512A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0930280A1 (fr) * | 1998-01-16 | 1999-07-21 | Carmine Scalese | Composition destinée à la fabrication de plots pour palettes de manutention ou d'éléments de construction tels que panneaux, moellons ou autres |
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1995
- 1995-10-25 JP JP27770995A patent/JPH09110512A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0930280A1 (fr) * | 1998-01-16 | 1999-07-21 | Carmine Scalese | Composition destinée à la fabrication de plots pour palettes de manutention ou d'éléments de construction tels que panneaux, moellons ou autres |
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