JPH0911032A - 回転刃の保護カバー - Google Patents
回転刃の保護カバーInfo
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- JPH0911032A JPH0911032A JP16590595A JP16590595A JPH0911032A JP H0911032 A JPH0911032 A JP H0911032A JP 16590595 A JP16590595 A JP 16590595A JP 16590595 A JP16590595 A JP 16590595A JP H0911032 A JPH0911032 A JP H0911032A
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- protective cover
- rotary blade
- compression spring
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Abstract
(57)【要約】
【目的】回転刃の保護カバーにワークが突き当たると、
保護カバーが後退回動を行い、突き当たりが無くなる
と、自動的に元の位置に復帰するようにすること。 【構成】回転刃11のワークWに当接させる部分以外を
覆うように回転刃の外周に沿って回動する保護カバー1
2を、その回動中心部を回動自在に支持部材13で支持
して設け、この支持部材から所望半径離れた保護カバー
の側面に、少なくとも保護カバーの回動範囲の円弧状で
凹状の長溝14aを有する圧縮スプリングの摺動保持部
材14を設け、この圧縮スプリングの摺動保持部材の円
弧状で凹状の長溝の底面に穿設した少なくとも保護カバ
ーの回動範囲の円弧状の長孔14bが軸受ハウジング1
5に固定した固定ピン16に摺動自在に嵌合し、この固
定ピンを挟んで圧縮スプリングの摺動保持部材における
保護カバーの一方の回動方向側と他方の回動方向側との
前記長溝にそれぞれ圧縮スプリング17,17′を収納
した回転刃の保護カバー。
保護カバーが後退回動を行い、突き当たりが無くなる
と、自動的に元の位置に復帰するようにすること。 【構成】回転刃11のワークWに当接させる部分以外を
覆うように回転刃の外周に沿って回動する保護カバー1
2を、その回動中心部を回動自在に支持部材13で支持
して設け、この支持部材から所望半径離れた保護カバー
の側面に、少なくとも保護カバーの回動範囲の円弧状で
凹状の長溝14aを有する圧縮スプリングの摺動保持部
材14を設け、この圧縮スプリングの摺動保持部材の円
弧状で凹状の長溝の底面に穿設した少なくとも保護カバ
ーの回動範囲の円弧状の長孔14bが軸受ハウジング1
5に固定した固定ピン16に摺動自在に嵌合し、この固
定ピンを挟んで圧縮スプリングの摺動保持部材における
保護カバーの一方の回動方向側と他方の回動方向側との
前記長溝にそれぞれ圧縮スプリング17,17′を収納
した回転刃の保護カバー。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばコンクリート
やアスファルト道路舗装などを切断する携帯用丸鋸など
のいわゆるエンジンカッターの回転刃の保護カバーの改
良に関するものである。
やアスファルト道路舗装などを切断する携帯用丸鋸など
のいわゆるエンジンカッターの回転刃の保護カバーの改
良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の回転刃の保護カバーを備え
たエンジンカッターの側面図で、1はエンジンカッター
本体、2はエンジンカッター本体側に設けたギアボック
スで、このギアボックス2の中には、図示しないエンジ
ンから伝動されて回転する傘歯車と、フレームチューブ
3の中に配設され回転刃4に回転力を伝動させる伝動シ
ャフトの一端に設けた傘歯車とが噛合されて収納されて
いる。2′は回転刃4の側に設けたギアボックスで、こ
のギアボックス2′の中には、前記伝動シャフトの他端
に設けた傘歯車と、回転刃4の回転軸に設けた傘歯車と
が噛合されて収納されている。
たエンジンカッターの側面図で、1はエンジンカッター
本体、2はエンジンカッター本体側に設けたギアボック
スで、このギアボックス2の中には、図示しないエンジ
ンから伝動されて回転する傘歯車と、フレームチューブ
3の中に配設され回転刃4に回転力を伝動させる伝動シ
ャフトの一端に設けた傘歯車とが噛合されて収納されて
いる。2′は回転刃4の側に設けたギアボックスで、こ
のギアボックス2′の中には、前記伝動シャフトの他端
に設けた傘歯車と、回転刃4の回転軸に設けた傘歯車と
が噛合されて収納されている。
【0003】5は扇形状の回転刃の保護カバー、5′は
この回転刃の保護カバー5の側面に設けた補強板で、こ
の扇形状の回転刃の保護カバー5および補強板5′の要
部が、回転刃4の図示しない回転軸の回りに回動自在に
支持されるとともに、回転刃の保護カバー5および補強
板5′の側面の前記回転刃4の回転軸から所定半径離れ
た位置に円弧状の長溝5aが設けられ、この円弧状の長
溝5aの中に収納された引張コイルスプリング6の一端
が回転刃の保護カバー5の側面の固定部5bに固定さ
れ、引張コイルスプリング6の他端が、前記フレームチ
ューブ3に設けた固定部材7に固定されて、回転刃の保
護カバー5が矢印で示すように時計方向に回動付勢され
ている。81 および82 はエンジンカッター本体1に設
けたハンドル、83 は回転刃4の側に設けたハンドルで
ある。
この回転刃の保護カバー5の側面に設けた補強板で、こ
の扇形状の回転刃の保護カバー5および補強板5′の要
部が、回転刃4の図示しない回転軸の回りに回動自在に
支持されるとともに、回転刃の保護カバー5および補強
板5′の側面の前記回転刃4の回転軸から所定半径離れ
た位置に円弧状の長溝5aが設けられ、この円弧状の長
溝5aの中に収納された引張コイルスプリング6の一端
が回転刃の保護カバー5の側面の固定部5bに固定さ
れ、引張コイルスプリング6の他端が、前記フレームチ
ューブ3に設けた固定部材7に固定されて、回転刃の保
護カバー5が矢印で示すように時計方向に回動付勢され
ている。81 および82 はエンジンカッター本体1に設
けたハンドル、83 は回転刃4の側に設けたハンドルで
ある。
【0004】この従来例のエンジンカッターの回転刃4
の下方部分でワークWを切断する場合には、このワーク
Wに回転刃の保護カバー5の下方の先端部5cが突き当
たって、この回転刃の保護カバー5が前記引張コイルス
プリング6に抗して反時計方向に回動し、切断が終わる
と、回転刃の保護カバー5は前記引張コイルスプリング
6に引っ張られて元の回動位置に復帰する。
の下方部分でワークWを切断する場合には、このワーク
Wに回転刃の保護カバー5の下方の先端部5cが突き当
たって、この回転刃の保護カバー5が前記引張コイルス
プリング6に抗して反時計方向に回動し、切断が終わる
と、回転刃の保護カバー5は前記引張コイルスプリング
6に引っ張られて元の回動位置に復帰する。
【0005】図7の(a)は他の従来の回転刃の保護カ
バーを備えたエンジンカッターの側面図、同(b)は回
転刃の保護カバーの固定部を示す図であり、前記図6に
示す従来例と相違する点について説明すると、回転刃の
保護カバー5の補強板5′の側面の前記回転刃4の回転
軸から所定半径離れた位置に円弧状に所定間隔をおいて
小孔9を多数穿設し、この小孔9に着脱自在なピン10
が、回転刃4へ回転力を伝動させる伝動シャフトを覆っ
たフレームチューブ3に設けられている。このピン10
の中程には鍔部10aが設けられ、この鍔部10aが一
端を封じた筒体10bに摺動自在に挿入され、この筒体
10bと鍔部10aとの間には圧縮スプリング10cが
設けられ、ピン10の一端にはつまみ10dが設けられ
ている。
バーを備えたエンジンカッターの側面図、同(b)は回
転刃の保護カバーの固定部を示す図であり、前記図6に
示す従来例と相違する点について説明すると、回転刃の
保護カバー5の補強板5′の側面の前記回転刃4の回転
軸から所定半径離れた位置に円弧状に所定間隔をおいて
小孔9を多数穿設し、この小孔9に着脱自在なピン10
が、回転刃4へ回転力を伝動させる伝動シャフトを覆っ
たフレームチューブ3に設けられている。このピン10
の中程には鍔部10aが設けられ、この鍔部10aが一
端を封じた筒体10bに摺動自在に挿入され、この筒体
10bと鍔部10aとの間には圧縮スプリング10cが
設けられ、ピン10の一端にはつまみ10dが設けられ
ている。
【0006】この従来例のエンジンカッターの場合は、
切断するワークに応じて手動で回転刃の保護カバー5を
回動して所望回動位置に固定する。これをさらに詳細に
説明すると、回転刃の保護カバー5を手動で回動させる
場合には、まず、ピン10の一端のつまみ10dを引っ
張ってピン10の先端部を回転刃の保護カバー5の補強
板5′に穿設した小孔9から抜き出す。次ぎに、回転刃
の保護カバー5を手動で所望回動位置に回動させた後
に、前記引っ張っていたピン10を放すと、ピン10の
先端部が小孔9に入り、回転刃の保護カバー5が所望回
動位置に固定される。
切断するワークに応じて手動で回転刃の保護カバー5を
回動して所望回動位置に固定する。これをさらに詳細に
説明すると、回転刃の保護カバー5を手動で回動させる
場合には、まず、ピン10の一端のつまみ10dを引っ
張ってピン10の先端部を回転刃の保護カバー5の補強
板5′に穿設した小孔9から抜き出す。次ぎに、回転刃
の保護カバー5を手動で所望回動位置に回動させた後
に、前記引っ張っていたピン10を放すと、ピン10の
先端部が小孔9に入り、回転刃の保護カバー5が所望回
動位置に固定される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記図6に示す従来例
の場合には、回転刃4の下方部分でワークWを切断する
場合に、このワークWに回転刃の保護カバー5の下方の
先端部5cが突き当たって、この回転刃の保護カバー5
が前記引張コイルスプリング6に抗して反時計方向に回
動し、切断が終わると、回転刃の保護カバー5は前記引
張コイルスプリング6に引っ張られて元の回動位置に自
動的に復帰する、という作用・効果だけであり、回転刃
4の上方部分でワークWを切断する場合に、このワーク
Wに回転刃の保護カバー5の上方の先端部5dが突き当
たった場合にも前記同様の作用・効果が得られるもので
はない。
の場合には、回転刃4の下方部分でワークWを切断する
場合に、このワークWに回転刃の保護カバー5の下方の
先端部5cが突き当たって、この回転刃の保護カバー5
が前記引張コイルスプリング6に抗して反時計方向に回
動し、切断が終わると、回転刃の保護カバー5は前記引
張コイルスプリング6に引っ張られて元の回動位置に自
動的に復帰する、という作用・効果だけであり、回転刃
4の上方部分でワークWを切断する場合に、このワーク
Wに回転刃の保護カバー5の上方の先端部5dが突き当
たった場合にも前記同様の作用・効果が得られるもので
はない。
【0008】また、前記図7に示す従来例において、切
断するワークに応じて手動で回転刃の保護カバー5を回
動して所望回動位置に固定する場合には、まず、ピン1
0の一端のつまみ10dを引っ張ってピン10の先端部
を回転刃の保護カバー5の補強板5′に穿設した小孔9
から抜き出し、次ぎに、回転刃の保護カバー5を手動で
所望回動位置に回動させた後に、前記引っ張っていたピ
ン10を放すという煩わしい操作を行わなければならな
い、という問題があった。この発明は、ワークを回転刃
の上方側または下方側で切断する場合に、回転刃の保護
カバーの上方の先端部または下方の先端部がワークに突
き当たって、回転刃の保護カバーが時計方向または反時
計方向に回動し、前記突き当てを放すと、回転刃の保護
カバーが自動的に元の位置に回動復帰するようにした回
転刃の保護カバーを提供することを目的とするものであ
る。
断するワークに応じて手動で回転刃の保護カバー5を回
動して所望回動位置に固定する場合には、まず、ピン1
0の一端のつまみ10dを引っ張ってピン10の先端部
を回転刃の保護カバー5の補強板5′に穿設した小孔9
から抜き出し、次ぎに、回転刃の保護カバー5を手動で
所望回動位置に回動させた後に、前記引っ張っていたピ
ン10を放すという煩わしい操作を行わなければならな
い、という問題があった。この発明は、ワークを回転刃
の上方側または下方側で切断する場合に、回転刃の保護
カバーの上方の先端部または下方の先端部がワークに突
き当たって、回転刃の保護カバーが時計方向または反時
計方向に回動し、前記突き当てを放すと、回転刃の保護
カバーが自動的に元の位置に回動復帰するようにした回
転刃の保護カバーを提供することを目的とするものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記目的を
達成するために、回転刃11のワークWに当接させる部
分以外を覆うように回転刃11の外周に沿って回動する
保護カバー12を、その回動中心部を回動自在に支持部
材13で支持して設け、この支持部材13から所望半径
離れた保護カバー12の側面に、少なくとも保護カバー
12の回動範囲の円弧状で凹状の長溝14aを有する圧
縮スプリングの摺動保持部材14を設け、この圧縮スプ
リングの摺動保持部材14の円弧状で凹状の長溝14a
の底面に穿設した少なくとも保護カバー12の回動範囲
の円弧状の長孔14bが、軸受ハウジング15に固定し
た固定ピン16に摺動自在に嵌合し、この固定ピン16
を挟んで前記圧縮スプリングの摺動保持部材14におけ
る保護カバー12の一方の回動方向側と他方の回動方向
側との前記長溝14aにそれぞれ圧縮スプリング17,
17′を収納したことを特徴とする回転刃の保護カバー
としたものである。
達成するために、回転刃11のワークWに当接させる部
分以外を覆うように回転刃11の外周に沿って回動する
保護カバー12を、その回動中心部を回動自在に支持部
材13で支持して設け、この支持部材13から所望半径
離れた保護カバー12の側面に、少なくとも保護カバー
12の回動範囲の円弧状で凹状の長溝14aを有する圧
縮スプリングの摺動保持部材14を設け、この圧縮スプ
リングの摺動保持部材14の円弧状で凹状の長溝14a
の底面に穿設した少なくとも保護カバー12の回動範囲
の円弧状の長孔14bが、軸受ハウジング15に固定し
た固定ピン16に摺動自在に嵌合し、この固定ピン16
を挟んで前記圧縮スプリングの摺動保持部材14におけ
る保護カバー12の一方の回動方向側と他方の回動方向
側との前記長溝14aにそれぞれ圧縮スプリング17,
17′を収納したことを特徴とする回転刃の保護カバー
としたものである。
【0010】また、回転刃11のワークWに当接させる
部分以外を覆うように回転刃11の外周に沿って回動す
る保護カバー12を、その回動中心部を回動自在に支持
部材13で支持して設け、この支持部材13から所望半
径離れた保護カバー12の側面に、少なくとも保護カバ
ー12の回動範囲の円弧状の長溝14aを有する圧縮ス
プリングの摺動保持部材14を設け、この圧縮スプリン
グの摺動保持部材14の円弧状の長溝14aに摺動可能
に収納した圧縮スプリングの押え板14cに穿設した少
なくとも保護カバー12の回動範囲の円弧状の長孔14
bが、軸受ハウジング15に固定した固定ピン16に摺
動自在に嵌合し、この固定ピン16を挟んで前記圧縮ス
プリングの摺動保持部材14における保護カバー12の
一方の回動方向側と他方の回動方向側との前記長溝14
aにそれぞれ圧縮スプリング17,17′を収納したこ
とを特徴とする回転刃の保護カバーとしたものである。
部分以外を覆うように回転刃11の外周に沿って回動す
る保護カバー12を、その回動中心部を回動自在に支持
部材13で支持して設け、この支持部材13から所望半
径離れた保護カバー12の側面に、少なくとも保護カバ
ー12の回動範囲の円弧状の長溝14aを有する圧縮ス
プリングの摺動保持部材14を設け、この圧縮スプリン
グの摺動保持部材14の円弧状の長溝14aに摺動可能
に収納した圧縮スプリングの押え板14cに穿設した少
なくとも保護カバー12の回動範囲の円弧状の長孔14
bが、軸受ハウジング15に固定した固定ピン16に摺
動自在に嵌合し、この固定ピン16を挟んで前記圧縮ス
プリングの摺動保持部材14における保護カバー12の
一方の回動方向側と他方の回動方向側との前記長溝14
aにそれぞれ圧縮スプリング17,17′を収納したこ
とを特徴とする回転刃の保護カバーとしたものである。
【0011】
【作用】この発明の回転刃の保護カバーは、前記のよう
な構成にすることにより、回転刃11の上方部をワーク
Wの下方部に押し当てて切断する場合には、前記保護カ
バー12の上方の先端部12aがワークWに当たって、
保護カバー12が反時計方向に回動し、圧縮スプリング
の摺動保持部材14の円弧状で凹状の長溝14aに嵌合
した固定ピン16から保護カバー12の一方の回動方向
側(図において上方側)の前記長溝14aに収納した圧
縮スプリング17が圧縮され、前記固定ピン16から保
護カバー12の他方の回動方向側(図において下方側)
の前記長溝14aに収納した圧縮スプリング17′は圧
縮されない。したがって、ワークWの切断が終わり、ワ
ークWとの当接から保護カバー12を離すと、この保護
カバー12は前記圧縮されていた圧縮スプリング17の
反発力で保護カバー12が時計方向に押されて元の位置
に回動復帰する。
な構成にすることにより、回転刃11の上方部をワーク
Wの下方部に押し当てて切断する場合には、前記保護カ
バー12の上方の先端部12aがワークWに当たって、
保護カバー12が反時計方向に回動し、圧縮スプリング
の摺動保持部材14の円弧状で凹状の長溝14aに嵌合
した固定ピン16から保護カバー12の一方の回動方向
側(図において上方側)の前記長溝14aに収納した圧
縮スプリング17が圧縮され、前記固定ピン16から保
護カバー12の他方の回動方向側(図において下方側)
の前記長溝14aに収納した圧縮スプリング17′は圧
縮されない。したがって、ワークWの切断が終わり、ワ
ークWとの当接から保護カバー12を離すと、この保護
カバー12は前記圧縮されていた圧縮スプリング17の
反発力で保護カバー12が時計方向に押されて元の位置
に回動復帰する。
【0012】また、回転刃11の下方部をワークWの上
方部に押し当てて切断する場合には、前記保護カバー1
2の下方の先端部12bがワークWに当たって、保護カ
バー12が時計方向に回動し、圧縮スプリングの摺動保
持部材14の円弧状で凹状の長溝14aに嵌合した固定
ピン16から保護カバー12の他方の回動方向側(図に
おいて下方側)の前記長溝14aに収納した圧縮スプリ
ング17′が圧縮され、前記固定ピン16から保護カバ
ー12の一方の回動方向側(図において上方側)の前記
長溝14aに収納した圧縮スプリング17は圧縮されな
い。したがって、ワークWの切断が終わり、ワークWと
の当接から保護カバー12を離すと、この保護カバー1
2は前記圧縮されていた圧縮スプリング17の反発力で
保護カバー12が反時計方向に押されて元の位置に回動
復帰する。
方部に押し当てて切断する場合には、前記保護カバー1
2の下方の先端部12bがワークWに当たって、保護カ
バー12が時計方向に回動し、圧縮スプリングの摺動保
持部材14の円弧状で凹状の長溝14aに嵌合した固定
ピン16から保護カバー12の他方の回動方向側(図に
おいて下方側)の前記長溝14aに収納した圧縮スプリ
ング17′が圧縮され、前記固定ピン16から保護カバ
ー12の一方の回動方向側(図において上方側)の前記
長溝14aに収納した圧縮スプリング17は圧縮されな
い。したがって、ワークWの切断が終わり、ワークWと
の当接から保護カバー12を離すと、この保護カバー1
2は前記圧縮されていた圧縮スプリング17の反発力で
保護カバー12が反時計方向に押されて元の位置に回動
復帰する。
【0013】
【実施例】以下、この発明に係る回転刃の保護カバーの
実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図1はこの発
明の回転刃の保護カバーを備えたエンジンカッターの斜
視図、図2はこの発明の回転刃の保護カバーの分解斜視
図、図3は図2を反対方向から見た回転刃の保護カバー
の分解斜視図であり、11は外周部に超硬チップを有し
エンジンを駆動源として回転する回転刃、12はこの回
転刃11のワークWに当接させる部分以外を覆うように
回転刃11の外周に沿って回動する保護カバーであり、
この保護カバー12の回動中心部を回転刃11の支軸等
の支持部材13によって回動自在に支持されている。
実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図1はこの発
明の回転刃の保護カバーを備えたエンジンカッターの斜
視図、図2はこの発明の回転刃の保護カバーの分解斜視
図、図3は図2を反対方向から見た回転刃の保護カバー
の分解斜視図であり、11は外周部に超硬チップを有し
エンジンを駆動源として回転する回転刃、12はこの回
転刃11のワークWに当接させる部分以外を覆うように
回転刃11の外周に沿って回動する保護カバーであり、
この保護カバー12の回動中心部を回転刃11の支軸等
の支持部材13によって回動自在に支持されている。
【0014】14は前記支持部材13から所望半径離れ
た保護カバー12の側面に設けた圧縮スプリングの摺動
保持部材で、図2および図3に示すように、円弧状で横
断面が凹状の長溝14aを有し、この円弧状で凹状の長
溝14aに後述する圧縮スプリングが摺動自在に収納さ
れる。また、この円弧状で凹状の長溝14aの底面に円
弧状の長孔14bが穿設され、頭16aが前記円弧状で
凹状の長溝14aに隙間を置いて嵌合した固定ピン16
が前記円弧状の長孔14bに挿通して軸受ハウジング1
5に固定され、この固定ピン16を挟んだ前記円弧状で
凹状の長溝14aに、前記保護カバー12の一方の回動
方向側(図において上方側)と他方の回動方向側(図に
おいて下方側)とにそれぞれ圧縮スプリング17,1
7′が収納されている。また、前記圧縮スプリングの摺
動保持部材14は、図2の(b)に示すように、凹状の
長溝14a(図3参照)の底面に前記保護カバー12の
回動範囲の円弧状の長孔14bを穿設してもよい。この
ようにすると、収納された圧縮スプリング17,17′
に塵埃が付着しなくなる。また、前記圧縮スプリングの
摺動保持部材14は、図2の(c)に示すように、少な
くとも保護カバー12の回動範囲の円弧状の長溝14a
を有し、この円弧状の長溝14aに摺動可能に収納した
後述する圧縮スプリングを押さえる押え板14cを有
し、この押え板14cに後述する固定ピンが挿通される
少なくとも保護カバー12の回動範囲の円弧状の長孔1
4bが穿設されている。
た保護カバー12の側面に設けた圧縮スプリングの摺動
保持部材で、図2および図3に示すように、円弧状で横
断面が凹状の長溝14aを有し、この円弧状で凹状の長
溝14aに後述する圧縮スプリングが摺動自在に収納さ
れる。また、この円弧状で凹状の長溝14aの底面に円
弧状の長孔14bが穿設され、頭16aが前記円弧状で
凹状の長溝14aに隙間を置いて嵌合した固定ピン16
が前記円弧状の長孔14bに挿通して軸受ハウジング1
5に固定され、この固定ピン16を挟んだ前記円弧状で
凹状の長溝14aに、前記保護カバー12の一方の回動
方向側(図において上方側)と他方の回動方向側(図に
おいて下方側)とにそれぞれ圧縮スプリング17,1
7′が収納されている。また、前記圧縮スプリングの摺
動保持部材14は、図2の(b)に示すように、凹状の
長溝14a(図3参照)の底面に前記保護カバー12の
回動範囲の円弧状の長孔14bを穿設してもよい。この
ようにすると、収納された圧縮スプリング17,17′
に塵埃が付着しなくなる。また、前記圧縮スプリングの
摺動保持部材14は、図2の(c)に示すように、少な
くとも保護カバー12の回動範囲の円弧状の長溝14a
を有し、この円弧状の長溝14aに摺動可能に収納した
後述する圧縮スプリングを押さえる押え板14cを有
し、この押え板14cに後述する固定ピンが挿通される
少なくとも保護カバー12の回動範囲の円弧状の長孔1
4bが穿設されている。
【0015】この発明の回転刃の保護カバーを図2およ
び図3に示す分解斜視図に従ってさらに詳細に説明す
る。前記保護カバー12の一方の側面12cに補強板1
2′を当て、この補強板12′に円弧帯状の圧縮スプリ
ングの摺動当接板18を当て、この摺動当接板18に圧
縮スプリング17,17′を当て、この圧縮スプリング
17,17′に円弧状の圧縮スプリングの摺動保持部材
14の円弧状で凹状の長溝14aを被せて前記各部材を
前記保護カバー12の一方の側面12cに固定ネジ19
で固定する。この円弧状の圧縮スプリングの摺動保持部
材14の円弧状で凹状の長溝14aの底面に穿設した円
弧状の長孔14bに、頭16aが前記円弧状で凹状の長
溝14aに隙間を置いて嵌合した固定ピン16が前記円
弧状の長孔14bに挿通して軸受ハウジング15に固定
され、前記円弧状の長孔14bが固定ピン16に摺動可
能になっている。
び図3に示す分解斜視図に従ってさらに詳細に説明す
る。前記保護カバー12の一方の側面12cに補強板1
2′を当て、この補強板12′に円弧帯状の圧縮スプリ
ングの摺動当接板18を当て、この摺動当接板18に圧
縮スプリング17,17′を当て、この圧縮スプリング
17,17′に円弧状の圧縮スプリングの摺動保持部材
14の円弧状で凹状の長溝14aを被せて前記各部材を
前記保護カバー12の一方の側面12cに固定ネジ19
で固定する。この円弧状の圧縮スプリングの摺動保持部
材14の円弧状で凹状の長溝14aの底面に穿設した円
弧状の長孔14bに、頭16aが前記円弧状で凹状の長
溝14aに隙間を置いて嵌合した固定ピン16が前記円
弧状の長孔14bに挿通して軸受ハウジング15に固定
され、前記円弧状の長孔14bが固定ピン16に摺動可
能になっている。
【0016】前記のように組立られた回転刃の保護カバ
ーを軸受ハウジング15に回動自在に取付けるには、こ
の軸受ハウジング15における回転刃11の回転軸が回
転自在に支持されるベアリングケース部15′に軸受突
起15aが形成され、この軸受突起15aの先端に小径
の突起15bが形成されている。そして、前記軸受突起
15aに第1のワッシャー20を嵌合し、その上に補強
板12′に形成した支持孔12dを嵌合し、この支持孔
12dの上に第2のワッシャー21を所定の間隙を置い
て対向させるとともに、この第2のワッシャー21を前
記突起15bに嵌合して、この第2のワッシャー21を
前記軸受突起15aの先端の平面部に固定ネジ22で固
定する。そして、前記補強板12′に形成した支持孔1
2dを前記軸受突起15aに嵌合する時に、予め前記圧
縮スプリングの摺動保持部材14の円弧状の長孔14b
に挿通しておいた固定ピン16を、前記軸受ハウジング
15に穿設した孔15cに圧入したカラー23に貫通
し、その貫通した固定ピン16のネジ部をノブ24のネ
ジ孔24aに螺合して、この回転刃の保護カバーの取付
けが完了する。なお、25はエンジン本体、26はハン
ドルである。
ーを軸受ハウジング15に回動自在に取付けるには、こ
の軸受ハウジング15における回転刃11の回転軸が回
転自在に支持されるベアリングケース部15′に軸受突
起15aが形成され、この軸受突起15aの先端に小径
の突起15bが形成されている。そして、前記軸受突起
15aに第1のワッシャー20を嵌合し、その上に補強
板12′に形成した支持孔12dを嵌合し、この支持孔
12dの上に第2のワッシャー21を所定の間隙を置い
て対向させるとともに、この第2のワッシャー21を前
記突起15bに嵌合して、この第2のワッシャー21を
前記軸受突起15aの先端の平面部に固定ネジ22で固
定する。そして、前記補強板12′に形成した支持孔1
2dを前記軸受突起15aに嵌合する時に、予め前記圧
縮スプリングの摺動保持部材14の円弧状の長孔14b
に挿通しておいた固定ピン16を、前記軸受ハウジング
15に穿設した孔15cに圧入したカラー23に貫通
し、その貫通した固定ピン16のネジ部をノブ24のネ
ジ孔24aに螺合して、この回転刃の保護カバーの取付
けが完了する。なお、25はエンジン本体、26はハン
ドルである。
【0017】次ぎにこの発明の回転刃の保護カバーの作
動について説明する。図4の(a)に示すように、回転
刃11の上方部をワークWの下方部に押し当てて切断す
る場合には、前記保護カバー12の上方の先端部12a
がワークWに当たって、保護カバー12が矢印Aで示す
ように反時計方向に回動し、圧縮スプリングの摺動保持
部材14の円弧状で凹状の長溝14aに嵌合した固定ピ
ン16の頭16aから保護カバー12の一方の回動方向
側(図において上方側)に収納した圧縮スプリング17
が圧縮され、前記固定ピン16の頭16aから保護カバ
ー12の他方の回動方向側(図において下方側)に収納
した圧縮スプリング17′は圧縮されない。したがっ
て、ワークWの切断が終わり、ワークWとの当接から保
護カバー12を離すと、この保護カバー12は前記圧縮
されていた圧縮スプリング17の反発力で保護カバー1
2が時計方向に押されて元の位置に回動復帰する。
動について説明する。図4の(a)に示すように、回転
刃11の上方部をワークWの下方部に押し当てて切断す
る場合には、前記保護カバー12の上方の先端部12a
がワークWに当たって、保護カバー12が矢印Aで示す
ように反時計方向に回動し、圧縮スプリングの摺動保持
部材14の円弧状で凹状の長溝14aに嵌合した固定ピ
ン16の頭16aから保護カバー12の一方の回動方向
側(図において上方側)に収納した圧縮スプリング17
が圧縮され、前記固定ピン16の頭16aから保護カバ
ー12の他方の回動方向側(図において下方側)に収納
した圧縮スプリング17′は圧縮されない。したがっ
て、ワークWの切断が終わり、ワークWとの当接から保
護カバー12を離すと、この保護カバー12は前記圧縮
されていた圧縮スプリング17の反発力で保護カバー1
2が時計方向に押されて元の位置に回動復帰する。
【0018】また、図4の(b)に示すように、回転刃
11の下方部をワークWの上方部に押し当てて切断する
場合には、前記保護カバー12の下方の先端部12bが
ワークWに当たって、保護カバー12が矢印Bで示すよ
うに時計方向に回動し、圧縮スプリングの摺動保持部材
14の円弧状で凹状の長溝14aに嵌合した固定ピン1
6の頭16aから保護カバー12の他方の回動方向側
(図において下方側)に収納した圧縮スプリング17′
が圧縮され、前記固定ピン16の頭16aから保護カバ
ー12の一方の回動方向側(図において上方側)に収納
した圧縮スプリング17は圧縮されない。したがって、
ワークWの切断が終わり、ワークWとの当接から保護カ
バー12を離すと、この保護カバー12は前記圧縮され
ていた圧縮スプリング17′の反発力で保護カバー12
が反時計方向に押されて元の位置に回動復帰する。な
お、回転刃11は矢印Cで示すように、時計方向に回転
している。
11の下方部をワークWの上方部に押し当てて切断する
場合には、前記保護カバー12の下方の先端部12bが
ワークWに当たって、保護カバー12が矢印Bで示すよ
うに時計方向に回動し、圧縮スプリングの摺動保持部材
14の円弧状で凹状の長溝14aに嵌合した固定ピン1
6の頭16aから保護カバー12の他方の回動方向側
(図において下方側)に収納した圧縮スプリング17′
が圧縮され、前記固定ピン16の頭16aから保護カバ
ー12の一方の回動方向側(図において上方側)に収納
した圧縮スプリング17は圧縮されない。したがって、
ワークWの切断が終わり、ワークWとの当接から保護カ
バー12を離すと、この保護カバー12は前記圧縮され
ていた圧縮スプリング17′の反発力で保護カバー12
が反時計方向に押されて元の位置に回動復帰する。な
お、回転刃11は矢印Cで示すように、時計方向に回転
している。
【0019】図5はこの発明の回転刃の保護カバーの他
の実施例を示すもので、前記実施例と相違する点は、圧
縮スプリングの摺動保持部材14に設ける長溝14a
は、保護カバー12の回動範囲すなわち固定ピン16の
頭16aに摺動する範囲が円弧状で、それ以外の圧縮ス
プリング17,17′が収納される部分は直線状になっ
ている。このように長溝14aに直線状の部分があるほ
ど圧縮スプリング17,17′の摺動抵抗が少なくな
る。
の実施例を示すもので、前記実施例と相違する点は、圧
縮スプリングの摺動保持部材14に設ける長溝14a
は、保護カバー12の回動範囲すなわち固定ピン16の
頭16aに摺動する範囲が円弧状で、それ以外の圧縮ス
プリング17,17′が収納される部分は直線状になっ
ている。このように長溝14aに直線状の部分があるほ
ど圧縮スプリング17,17′の摺動抵抗が少なくな
る。
【0020】
【発明の効果】この発明の回転刃の保護カバーによれ
ば、回転刃の上方部をワークの下方部に押し当てて切断
する場合には、保護カバーの上方の先端部がワークWに
当たって、保護カバーが反時計方向に回動し、圧縮スプ
リングの摺動保持部材の円弧状で凹状の長溝に嵌合した
固定ピンから保護カバーの一方の回動方向側(図におい
て上方側)に収納した圧縮スプリングが圧縮され、固定
ピンから保護カバーの他方の回動方向側(図において下
方側)に収納した圧縮スプリングは圧縮されず、したが
って、ワークの切断が終わり、ワークとの当接から保護
カバーを離すと、この保護カバーは前記圧縮されていた
圧縮スプリングの反発力で保護カバーが時計方向に押さ
れて元の位置に回動復帰する。また、回転刃の下方部を
ワークの上方部に押し当てて切断する場合には、保護カ
バーの下方の先端部がワークに当たって、保護カバーが
時計方向に回動し、圧縮スプリングの摺動保持部材の円
弧状で凹状の長溝に嵌合した固定ピンから保護カバーの
他方の回動方向側(図において下方側)に収納した圧縮
スプリングが圧縮され、前記固定ピンから保護カバーの
一方の回動方向側(図において上方側)に収納した圧縮
スプリングは圧縮されず、したがって、ワークの切断が
終わり、ワークとの当接から保護カバーを離すと、この
保護カバーは前記圧縮されていた圧縮スプリングの反発
力で保護カバーが時計方向に押されて元の位置に回動復
帰する。
ば、回転刃の上方部をワークの下方部に押し当てて切断
する場合には、保護カバーの上方の先端部がワークWに
当たって、保護カバーが反時計方向に回動し、圧縮スプ
リングの摺動保持部材の円弧状で凹状の長溝に嵌合した
固定ピンから保護カバーの一方の回動方向側(図におい
て上方側)に収納した圧縮スプリングが圧縮され、固定
ピンから保護カバーの他方の回動方向側(図において下
方側)に収納した圧縮スプリングは圧縮されず、したが
って、ワークの切断が終わり、ワークとの当接から保護
カバーを離すと、この保護カバーは前記圧縮されていた
圧縮スプリングの反発力で保護カバーが時計方向に押さ
れて元の位置に回動復帰する。また、回転刃の下方部を
ワークの上方部に押し当てて切断する場合には、保護カ
バーの下方の先端部がワークに当たって、保護カバーが
時計方向に回動し、圧縮スプリングの摺動保持部材の円
弧状で凹状の長溝に嵌合した固定ピンから保護カバーの
他方の回動方向側(図において下方側)に収納した圧縮
スプリングが圧縮され、前記固定ピンから保護カバーの
一方の回動方向側(図において上方側)に収納した圧縮
スプリングは圧縮されず、したがって、ワークの切断が
終わり、ワークとの当接から保護カバーを離すと、この
保護カバーは前記圧縮されていた圧縮スプリングの反発
力で保護カバーが時計方向に押されて元の位置に回動復
帰する。
【0021】この発明の回転刃の保護カバーは、以上の
ように作動するので、回転刃でワークを切断する際、従
来は保護カバーが固定または半固定であったため、保護
カバーから露出している回転刃の部分をワークに押し当
てなければならないので、ハンドルを握ってエンジン本
体を持ち上げながら切断する必要があり、作業性が悪か
ったが、この発明の回転刃の保護カバーの場合には、保
護カバーから露出している回転刃の部分をワークに押し
当てて切断して行く際に、保護カバーの先端の上下どち
らかの先端部がワークに当たると、当たった先端部が保
護カバーの側面の設けた圧縮スプリングの摺動保持部材
に収納した圧縮スプリングに抗して後退するように保護
カバーが回動し、ワークの切断が終わり、ワークと保護
カバーとの当接を離すと、保護カバーは前記圧縮スプリ
ングにより自動的に元の位置に回動復帰するので、作業
性を大幅に上げることができる。
ように作動するので、回転刃でワークを切断する際、従
来は保護カバーが固定または半固定であったため、保護
カバーから露出している回転刃の部分をワークに押し当
てなければならないので、ハンドルを握ってエンジン本
体を持ち上げながら切断する必要があり、作業性が悪か
ったが、この発明の回転刃の保護カバーの場合には、保
護カバーから露出している回転刃の部分をワークに押し
当てて切断して行く際に、保護カバーの先端の上下どち
らかの先端部がワークに当たると、当たった先端部が保
護カバーの側面の設けた圧縮スプリングの摺動保持部材
に収納した圧縮スプリングに抗して後退するように保護
カバーが回動し、ワークの切断が終わり、ワークと保護
カバーとの当接を離すと、保護カバーは前記圧縮スプリ
ングにより自動的に元の位置に回動復帰するので、作業
性を大幅に上げることができる。
【図1】この発明の回転刃の保護カバーを備えたエンジ
ンカッターの斜視図である。
ンカッターの斜視図である。
【図2】この発明の回転刃の保護カバーの分解斜視図で
ある。
ある。
【図3】他の方向から見たこの発明の回転刃の保護カバ
ーの分解斜視図である。
ーの分解斜視図である。
【図4】この発明の回転刃の保護カバーの作動説明図で
ある。
ある。
【図5】この発明の回転刃の保護カバーの他の実施例を
示す図である。
示す図である。
【図6】従来の回転刃の保護カバーを備えたエンジンカ
ッターの側面図である。
ッターの側面図である。
【図7】他の従来の回転刃の保護カバーを備えたエンジ
ンカッターの側面図である。
ンカッターの側面図である。
1 エンジンカッター本体 2,2′ ギアボックス 3 フレームチューブ 4 回転刃 5 回転刃の保護カバー 5′ 補強板 5a 円弧状の長溝 5b 固定部 5c 下方の先端部 5d 上方の先端部 6 引張コイルスプリング 7 固定部材 81 ,82 ,83 ハンドル 9 小孔 10 着脱自在なピン 10a 鍔部 10b 筒体 10c 圧縮スプリング 10d つまみ 11 回転刃 12 保護カバー 12′ 補強板 12a 上方の先端部 12b 下方の先端部 12c 一方の側面 12d 支持孔 13 支持部材 14 圧縮スプリングの摺動保持部材 14a 円弧状の長溝 14b 円弧状の長孔 14c 押え板 15 軸受ハウジング 15′ ベアリングケース部 15a 軸受突起 15b 突起 15c 孔 16 固定ピン 16a 頭 17,17′ 圧縮スプリング 18 圧縮スプリングの摺動当接板 19 固定ネジ 20 第1のワッシャー 21 第2のワッシャー 22 固定ネジ 23 カラー 24 ノブ 24a ネジ孔 25 エンジン本体 26 ハンドル
Claims (2)
- 【請求項1】回転刃11のワークWに当接させる部分以
外を覆うように回転刃11の外周に沿って回動する保護
カバー12を、その回動中心部を回動自在に支持部材1
3で支持して設け、この支持部材13から所望半径離れ
た保護カバー12の側面に、少なくとも保護カバー12
の回動範囲の円弧状で凹状の長溝14aを有する圧縮ス
プリングの摺動保持部材14を設け、この圧縮スプリン
グの摺動保持部材14の円弧状で凹状の長溝14aの底
面に穿設した少なくとも保護カバー12の回動範囲の円
弧状の長孔14bが、軸受ハウジング15に固定した固
定ピン16に摺動自在に嵌合し、この固定ピン16を挟
んで前記圧縮スプリングの摺動保持部材14における保
護カバー12の一方の回動方向側と他方の回動方向側と
の前記長溝14aにそれぞれ圧縮スプリング17,1
7′を収納したことを特徴とする回転刃の保護カバー。 - 【請求項2】回転刃11のワークWに当接させる部分以
外を覆うように回転刃11の外周に沿って回動する保護
カバー12を、その回動中心部を回動自在に支持部材1
3で支持して設け、この支持部材13から所望半径離れ
た保護カバー12の側面に、少なくとも保護カバー12
の回動範囲の円弧状の長溝14aを有する圧縮スプリン
グの摺動保持部材14を設け、この圧縮スプリングの摺
動保持部材14の円弧状の長溝14aに摺動可能に収納
した圧縮スプリングの押え板14cに穿設した少なくと
も保護カバー12の回動範囲の円弧状の長孔14bが、
軸受ハウジング15に固定した固定ピン16に摺動自在
に嵌合し、この固定ピン16を挟んで前記圧縮スプリン
グの摺動保持部材14における保護カバー12の一方の
回動方向側と他方の回動方向側との前記長溝14aにそ
れぞれ圧縮スプリング17,17′を収納したことを特
徴とする回転刃の保護カバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16590595A JP3505696B2 (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | 回転刃の保護カバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16590595A JP3505696B2 (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | 回転刃の保護カバー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0911032A true JPH0911032A (ja) | 1997-01-14 |
JP3505696B2 JP3505696B2 (ja) | 2004-03-08 |
Family
ID=15821232
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16590595A Expired - Fee Related JP3505696B2 (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | 回転刃の保護カバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3505696B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002001613A (ja) * | 2000-06-23 | 2002-01-08 | Shin Daiwa Kogyo Co Ltd | エンジンカッター |
US7059947B2 (en) | 2004-05-12 | 2006-06-13 | The Stanley Works | Portable rail cutting apparatus |
JP2008036740A (ja) * | 2006-08-03 | 2008-02-21 | Makita Corp | 切断機における切断刃の開閉カバー |
JP2019188606A (ja) * | 2018-04-18 | 2019-10-31 | 株式会社やまびこ | 切断機 |
CN112894017A (zh) * | 2021-02-07 | 2021-06-04 | 黄河交通学院 | 一种重型钢切割用防护装置 |
GB2601082A (en) * | 2019-11-11 | 2022-05-18 | Evolution Power Tools Ltd | A handheld circular cutter saw |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106378491A (zh) | 2012-07-13 | 2017-02-08 | 苏州宝时得电动工具有限公司 | 便携式切割机 |
-
1995
- 1995-06-30 JP JP16590595A patent/JP3505696B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002001613A (ja) * | 2000-06-23 | 2002-01-08 | Shin Daiwa Kogyo Co Ltd | エンジンカッター |
JP4575554B2 (ja) * | 2000-06-23 | 2010-11-04 | 株式会社やまびこ | エンジンカッター |
US7059947B2 (en) | 2004-05-12 | 2006-06-13 | The Stanley Works | Portable rail cutting apparatus |
US7131897B2 (en) | 2004-05-12 | 2006-11-07 | The Stanley Works | Portable rail cutting apparatus |
JP2008036740A (ja) * | 2006-08-03 | 2008-02-21 | Makita Corp | 切断機における切断刃の開閉カバー |
JP2019188606A (ja) * | 2018-04-18 | 2019-10-31 | 株式会社やまびこ | 切断機 |
GB2601082A (en) * | 2019-11-11 | 2022-05-18 | Evolution Power Tools Ltd | A handheld circular cutter saw |
GB2601082B (en) * | 2019-11-11 | 2024-07-10 | Evolution Power Tools Ltd | A handheld circular cutter saw |
CN112894017A (zh) * | 2021-02-07 | 2021-06-04 | 黄河交通学院 | 一种重型钢切割用防护装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3505696B2 (ja) | 2004-03-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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