JPH09107377A - ルーティングテーブル検索方法 - Google Patents
ルーティングテーブル検索方法Info
- Publication number
- JPH09107377A JPH09107377A JP26455695A JP26455695A JPH09107377A JP H09107377 A JPH09107377 A JP H09107377A JP 26455695 A JP26455695 A JP 26455695A JP 26455695 A JP26455695 A JP 26455695A JP H09107377 A JPH09107377 A JP H09107377A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- address
- layer
- router
- digits
- addresses
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
- Small-Scale Networks (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 アドレスが全ネットワーク内で一定の階層数
を持ち、異なるアドレスでは各階層が異なる桁数を持ち
得るアドレス体系に適用可能とする。 【解決手段】 各ルータ10〜60では、入力パケット
を受信したルータ自身のインタフェースアドレスと入力
パケットの宛先アドレスを上位階層から下位階層まで順
次比較し、上位何桁分に相関関係があるかにより、予め
ルーティング親テーブルの一部として構成しておいた子
テーブルのどれと照合するかを決定する。この結果、例
えばルータ50では、宛先アドレスが(C1,C2,C
3,C4)のパケット400が入力された場合、上位階
層からアドレスがC1,C2,C3であるエントリを集
めて構成した子テーブルが参照され、ネクストホップル
ータ60が決定される。
を持ち、異なるアドレスでは各階層が異なる桁数を持ち
得るアドレス体系に適用可能とする。 【解決手段】 各ルータ10〜60では、入力パケット
を受信したルータ自身のインタフェースアドレスと入力
パケットの宛先アドレスを上位階層から下位階層まで順
次比較し、上位何桁分に相関関係があるかにより、予め
ルーティング親テーブルの一部として構成しておいた子
テーブルのどれと照合するかを決定する。この結果、例
えばルータ50では、宛先アドレスが(C1,C2,C
3,C4)のパケット400が入力された場合、上位階
層からアドレスがC1,C2,C3であるエントリを集
めて構成した子テーブルが参照され、ネクストホップル
ータ60が決定される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多階層の通信ネッ
トワークにおいて、データパケットを中継・交換するル
ータでの受信パケットの方路を決定するためのルーティ
ングテーブル検索方法に係り、詳しくは、アドレスが全
ネットワーク内で一定の階層数を持ち、異なるアドレス
では各階層が異なる桁数を持ち得るアドレス体系に好適
なルーティング検索方法に関する。
トワークにおいて、データパケットを中継・交換するル
ータでの受信パケットの方路を決定するためのルーティ
ングテーブル検索方法に係り、詳しくは、アドレスが全
ネットワーク内で一定の階層数を持ち、異なるアドレス
では各階層が異なる桁数を持ち得るアドレス体系に好適
なルーティング検索方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、アドレスが全ネットワーク内で一
定の階層数を持ち、異なるアドレスでも各階層が同じ桁
数を持つアドレス体系においては、ルータへの入力パケ
ットの宛先アドレスの固定桁数分をキーとして、次に照
合するルーティングテーブルを決定し、ルーティングテ
ーブル検索の高速化を図っていた。図7に、従来技術が
適用されるアドレス体系におけるアドレス例を示す。こ
こで、A1〜A4,B1〜B4,C1〜C4は各階層毎
のアドレス値であり、任意の2進数で与えられる。図7
は、階層数が4の場合を示し、この階層数はネットワー
ク内の全アドレスで共通である。a1〜a4は各階層の
桁数を表し、異なる宛先アドレスA,B,Cにおいて、
各階層が同じ桁数で有している。nは全階層の桁数の合
計であるアドレス長を示す。
定の階層数を持ち、異なるアドレスでも各階層が同じ桁
数を持つアドレス体系においては、ルータへの入力パケ
ットの宛先アドレスの固定桁数分をキーとして、次に照
合するルーティングテーブルを決定し、ルーティングテ
ーブル検索の高速化を図っていた。図7に、従来技術が
適用されるアドレス体系におけるアドレス例を示す。こ
こで、A1〜A4,B1〜B4,C1〜C4は各階層毎
のアドレス値であり、任意の2進数で与えられる。図7
は、階層数が4の場合を示し、この階層数はネットワー
ク内の全アドレスで共通である。a1〜a4は各階層の
桁数を表し、異なる宛先アドレスA,B,Cにおいて、
各階層が同じ桁数で有している。nは全階層の桁数の合
計であるアドレス長を示す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、アド
レスが全ネットワーク内で一定の階層数を持ち、異なる
アドレスでは各階層が異なる桁数を持ち得るアドレス体
系には適用できない。本発明の目的は、上記従来技術の
問題点を解決し、且つ、ルーティングテーブル検索の高
速化を図ることにある。
レスが全ネットワーク内で一定の階層数を持ち、異なる
アドレスでは各階層が異なる桁数を持ち得るアドレス体
系には適用できない。本発明の目的は、上記従来技術の
問題点を解決し、且つ、ルーティングテーブル検索の高
速化を図ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、各ルータごと
に、ネットワークのルーティングアドレスを上位階層か
ら下位階層までそれぞれ相関関係を満足する要素同士を
集めて構成した複数のルーティングテーブルを設けてお
き、入力パケットを受信したルータ自身のインタフェー
スアドレスと入力パケットの宛先アドレスを、上位階層
から下位階層まで順次比較し、一致した階層数により、
次に照合するルーティングテーブルを決定することによ
り、アドレスが全ネットワーク内で一定の階層数を持
ち、異なるアドレスでは各階層が異なる桁数を持ち得る
アドレス体系にも適用できるようにしたことである。
に、ネットワークのルーティングアドレスを上位階層か
ら下位階層までそれぞれ相関関係を満足する要素同士を
集めて構成した複数のルーティングテーブルを設けてお
き、入力パケットを受信したルータ自身のインタフェー
スアドレスと入力パケットの宛先アドレスを、上位階層
から下位階層まで順次比較し、一致した階層数により、
次に照合するルーティングテーブルを決定することによ
り、アドレスが全ネットワーク内で一定の階層数を持
ち、異なるアドレスでは各階層が異なる桁数を持ち得る
アドレス体系にも適用できるようにしたことである。
【0005】
【発明の実施の形態】図2に、本発明が適用されるアド
レス体系におけるアドレス例を示す。これは、アドレス
が全ネットワーク内で一定の階層数を持ち、異なるアド
レスでは各階層が異なる桁数を持ち得るアドレス体系に
おけるアドレス例を示したものである。図2において、
A1〜A4,B1〜B4,C1〜C4は各階層毎のアド
レス値であり、任意の2進数で与えられる。図2は階層
数が4の場合を示し、この階層数はネットワーク内の全
アドレスで共通で、ここでは、A1,B1,C1が最上
位階層、A4,B4,C4が最下位階層とする。a1〜
a4,b1〜b4,c1〜c4は各階層の桁数を表し、
nは全階層の桁数の合計であるアドレス長を示す。各階
層の桁数とアドレス長には以下の関係がある。
レス体系におけるアドレス例を示す。これは、アドレス
が全ネットワーク内で一定の階層数を持ち、異なるアド
レスでは各階層が異なる桁数を持ち得るアドレス体系に
おけるアドレス例を示したものである。図2において、
A1〜A4,B1〜B4,C1〜C4は各階層毎のアド
レス値であり、任意の2進数で与えられる。図2は階層
数が4の場合を示し、この階層数はネットワーク内の全
アドレスで共通で、ここでは、A1,B1,C1が最上
位階層、A4,B4,C4が最下位階層とする。a1〜
a4,b1〜b4,c1〜c4は各階層の桁数を表し、
nは全階層の桁数の合計であるアドレス長を示す。各階
層の桁数とアドレス長には以下の関係がある。
【0006】 n=a1+a2+a3+a4=b1+b2+b3+b4 =c1+c2+c3+c4 図2に示すように、本発明では、異なるアドレスA,
B,C,では各階層が異なる桁数を持つことを可能とす
るものである。ただし、任意の2アドレスの同じ階層の
アドレス値において、当該階層より上位の階層のアドレ
ス値が全て一致しており、かつ、当該階層の両アドレス
値の桁数が異なり、かつ両アドレス値を異なる値とする
場合、桁数の小さな方のアドレス値が桁数の大きな方の
アドレス値の上位桁と一致してはならない。例えば、図
3に示すように、アドレスB′とアドレスC′におい
て、C1=B1かつc2=3,b2=5で、C2=11
0の場合、B2=110××(××は任意の2進数)で
あってはならない。
B,C,では各階層が異なる桁数を持つことを可能とす
るものである。ただし、任意の2アドレスの同じ階層の
アドレス値において、当該階層より上位の階層のアドレ
ス値が全て一致しており、かつ、当該階層の両アドレス
値の桁数が異なり、かつ両アドレス値を異なる値とする
場合、桁数の小さな方のアドレス値が桁数の大きな方の
アドレス値の上位桁と一致してはならない。例えば、図
3に示すように、アドレスB′とアドレスC′におい
て、C1=B1かつc2=3,b2=5で、C2=11
0の場合、B2=110××(××は任意の2進数)で
あってはならない。
【0007】図1に、図2のようなアドレス体系を適用
した通信ネットワークの一例を示す。図1において、1
0〜60はルータであり、マルチポートルータで構成さ
れる。「△」印はそれぞれ端末である。ここで、各ルー
タ自身は、ポート対応に図示のようなインタフェースア
ドレスを持っているとする。100はA1で識別される
第1階層のネットワーク、200はB1で識別される第
1階層のネットワーク、300はC1で識別される第1
階層のネットワークである。ネットワーク300に着目
するに、310はC1:E2で識別される第2階層のネ
ットワーク、320はC1:C2で識別される第2階層
のネットワークを示している。さらに、ネットワーク3
20について云えば、322はC1:C2:C3で識別
される第3階層のネットワーク、324はC1:C2:
G3で識別される第3階層のネットワークを示す。ネッ
トワーク322は、さらに、第4階層のネットワーク3
321,322を包含している。
した通信ネットワークの一例を示す。図1において、1
0〜60はルータであり、マルチポートルータで構成さ
れる。「△」印はそれぞれ端末である。ここで、各ルー
タ自身は、ポート対応に図示のようなインタフェースア
ドレスを持っているとする。100はA1で識別される
第1階層のネットワーク、200はB1で識別される第
1階層のネットワーク、300はC1で識別される第1
階層のネットワークである。ネットワーク300に着目
するに、310はC1:E2で識別される第2階層のネ
ットワーク、320はC1:C2で識別される第2階層
のネットワークを示している。さらに、ネットワーク3
20について云えば、322はC1:C2:C3で識別
される第3階層のネットワーク、324はC1:C2:
G3で識別される第3階層のネットワークを示す。ネッ
トワーク322は、さらに、第4階層のネットワーク3
321,322を包含している。
【0008】図1の通信ネットワークにおいて、本発明
を、例えばアドレス値C1で識別される第1階層のネッ
トワーク300に属し、かつ、アドレス値C2で識別さ
れる第2階層のネットワーク320に属するルータ50
に適用すると仮定する。ここで、第2階層のネットワー
ク320は第1階層のネットワーク30に包含される。
ルータ50は3つのポートをもち、図1に示すように、
各ポートが異なるインタフェースアドレスを持つが、こ
れらのインタフェースアドレスの第1階層のアドレス値
はC1、第2階層のアドレス値はC2で共通であり、第
3階層と第4階層の値のみ異なる。
を、例えばアドレス値C1で識別される第1階層のネッ
トワーク300に属し、かつ、アドレス値C2で識別さ
れる第2階層のネットワーク320に属するルータ50
に適用すると仮定する。ここで、第2階層のネットワー
ク320は第1階層のネットワーク30に包含される。
ルータ50は3つのポートをもち、図1に示すように、
各ポートが異なるインタフェースアドレスを持つが、こ
れらのインタフェースアドレスの第1階層のアドレス値
はC1、第2階層のアドレス値はC2で共通であり、第
3階層と第4階層の値のみ異なる。
【0009】ルータ50のルーティングテーブルの親テ
ーブルは、図4のように規定される。ここで、プレフィ
ックスサイズはルータ50への入力パケットの宛先アド
レスの最上位階層の先頭から数えた有効桁数を示してお
り、ルーティングプレフィックスは有効桁数内のアドレ
ス値を示し、有効桁数以外は“0”とする。ネクストホ
ップルータは入力パケットを次に転送する方向のルータ
を示す。この親テーブルのみでルーティングする場合、
図1のルータ50では、該ルーティングテーブルを逐次
検索し、例えば入力パケット400の宛先アドレスの先
頭からc1+c2+c3桁までのアドレス値がC1,C
2,C3である場合は、ネクストホップルータ7(図1
の60)へ該入力パケット400を転送することに辿り
つく。ポート数が複数のルータのルーティングテーブル
の親テーブルは、通常、各階層において、ルータ自身の
インタフェースアドレスに等しいルーティングプレフィ
ックスを多く含む偏った構成になる。
ーブルは、図4のように規定される。ここで、プレフィ
ックスサイズはルータ50への入力パケットの宛先アド
レスの最上位階層の先頭から数えた有効桁数を示してお
り、ルーティングプレフィックスは有効桁数内のアドレ
ス値を示し、有効桁数以外は“0”とする。ネクストホ
ップルータは入力パケットを次に転送する方向のルータ
を示す。この親テーブルのみでルーティングする場合、
図1のルータ50では、該ルーティングテーブルを逐次
検索し、例えば入力パケット400の宛先アドレスの先
頭からc1+c2+c3桁までのアドレス値がC1,C
2,C3である場合は、ネクストホップルータ7(図1
の60)へ該入力パケット400を転送することに辿り
つく。ポート数が複数のルータのルーティングテーブル
の親テーブルは、通常、各階層において、ルータ自身の
インタフェースアドレスに等しいルーティングプレフィ
ックスを多く含む偏った構成になる。
【0010】本発明は、このような親テーブルの構成に
おいて、入力パケットを受信したルータ自身のインタフ
ェースアドレスと入力パケットの宛先アドレスを上位階
層から下位階層まで順次比較し、上位何桁分に相関関係
が有るかにより、予め親テーブルの一部として構成して
おいた子テーブルのどれと照合するかを決定する。この
場合、ルータ自身は、ルータ自身の保持する複数のイン
タフェースアドレスの各階層の桁数および値を全て知っ
ており、入力パケットがどのインタフェースに入力され
たかも知っているものとする。相関関係としては、例え
ば1ビット毎の一致/不一致や整数による除算の余りに
よる分類等がある。また、子テーブルは、親テーブルの
全エントリの中で同じ条件下で上記相関関係を満足する
エントリ同士を集めて、予め構成しておく。
おいて、入力パケットを受信したルータ自身のインタフ
ェースアドレスと入力パケットの宛先アドレスを上位階
層から下位階層まで順次比較し、上位何桁分に相関関係
が有るかにより、予め親テーブルの一部として構成して
おいた子テーブルのどれと照合するかを決定する。この
場合、ルータ自身は、ルータ自身の保持する複数のイン
タフェースアドレスの各階層の桁数および値を全て知っ
ており、入力パケットがどのインタフェースに入力され
たかも知っているものとする。相関関係としては、例え
ば1ビット毎の一致/不一致や整数による除算の余りに
よる分類等がある。また、子テーブルは、親テーブルの
全エントリの中で同じ条件下で上記相関関係を満足する
エントリ同士を集めて、予め構成しておく。
【0011】図5に、親テーブルが図4の場合の子テー
ブルの例を示す。図5に示すように、子テーブルAは、
親テーブルの全エントリの中から上位c1桁のアドレス
がC1でないエントリを集めて構成したものである。子
テーブルBは、親テーブルの全エントリの中から上位c
1+c2桁のアドレスについて、c1桁のアドレスはC
1に一致するがc2桁のアドレスがC2でないエントリ
を集めて構成したものである。子テーブルCは、親テー
ブルの全エントリの中から上位c1+c2+c3桁のア
ドレスについて、c1桁のアドレスとc2桁のアドレス
は、それぞれC1,C2に一致するが、c3桁のアドレ
スはC3でないエントリを集めて構成したものである。
子テーブルDは、親テーブルの全エントリの中から上位
c1+c2+c3桁のアドレスについて、c1桁、c2
桁、c3桁のアドレスがそれぞれ、C1,C2,C3に
一致するエントリを集めて構成したものである。
ブルの例を示す。図5に示すように、子テーブルAは、
親テーブルの全エントリの中から上位c1桁のアドレス
がC1でないエントリを集めて構成したものである。子
テーブルBは、親テーブルの全エントリの中から上位c
1+c2桁のアドレスについて、c1桁のアドレスはC
1に一致するがc2桁のアドレスがC2でないエントリ
を集めて構成したものである。子テーブルCは、親テー
ブルの全エントリの中から上位c1+c2+c3桁のア
ドレスについて、c1桁のアドレスとc2桁のアドレス
は、それぞれC1,C2に一致するが、c3桁のアドレ
スはC3でないエントリを集めて構成したものである。
子テーブルDは、親テーブルの全エントリの中から上位
c1+c2+c3桁のアドレスについて、c1桁、c2
桁、c3桁のアドレスがそれぞれ、C1,C2,C3に
一致するエントリを集めて構成したものである。
【0012】図6に、子テーブルを図5とした場合の、
図1のルータ50における子テーブル照合アルゴリズム
を示す。パケットを受信したルータ50は、そのパケッ
トを受信したインタフェースのアドレスとその受信パケ
ットの宛先アドレスを比較して、上位何桁一致するかに
より、予め親テーブルの一部として構成しておいた子テ
ーブル(図5)のどれと照合するかを決定する(ステッ
プ610)。その結果、受信パケットの宛先アドレス
が、パケットを受信したインタフェースの第1階層のア
ドレスの桁数であるc1桁未満と一致すれば、子テーブ
ルAを照合し(ステップ620)、c1桁以上c1+c
2桁未満と一致すれば、子テーブルBを照合し(ステッ
プ630)、c1+c2桁以上c1+c2+c3桁数未
満と一致すれば、子テーブルCを照合し(ステップ64
0)、c1+c2+c3桁以上とすれば子テーブルDを
照合する(ステップ650)。図1の例では、ルータ5
0の入力パケット40の宛先アドレスは(C1,C2,
C3,C4)であるため、子テーブルDが照合されて、
その各要素C1,C2,C3の1ビット毎の一致/不一
致が比較され、ここではすべて一致のため、該入力パケ
ット400はネクストホップルータ7(図1では60)
の方向に転送され、例えば、自アドレスが(C1,C
2,C3,C4)の端末2に取り込まれる。
図1のルータ50における子テーブル照合アルゴリズム
を示す。パケットを受信したルータ50は、そのパケッ
トを受信したインタフェースのアドレスとその受信パケ
ットの宛先アドレスを比較して、上位何桁一致するかに
より、予め親テーブルの一部として構成しておいた子テ
ーブル(図5)のどれと照合するかを決定する(ステッ
プ610)。その結果、受信パケットの宛先アドレス
が、パケットを受信したインタフェースの第1階層のア
ドレスの桁数であるc1桁未満と一致すれば、子テーブ
ルAを照合し(ステップ620)、c1桁以上c1+c
2桁未満と一致すれば、子テーブルBを照合し(ステッ
プ630)、c1+c2桁以上c1+c2+c3桁数未
満と一致すれば、子テーブルCを照合し(ステップ64
0)、c1+c2+c3桁以上とすれば子テーブルDを
照合する(ステップ650)。図1の例では、ルータ5
0の入力パケット40の宛先アドレスは(C1,C2,
C3,C4)であるため、子テーブルDが照合されて、
その各要素C1,C2,C3の1ビット毎の一致/不一
致が比較され、ここではすべて一致のため、該入力パケ
ット400はネクストホップルータ7(図1では60)
の方向に転送され、例えば、自アドレスが(C1,C
2,C3,C4)の端末2に取り込まれる。
【0013】以上、本発明の一実施例を説明したが、ア
ドレスの階層数が多く、照合する子テーブル数が多くな
り過ぎることが懸念される場合は、任意の階層のアドレ
スの桁数の比較を省略し、対応する子テーブルを省略す
ることができる。
ドレスの階層数が多く、照合する子テーブル数が多くな
り過ぎることが懸念される場合は、任意の階層のアドレ
スの桁数の比較を省略し、対応する子テーブルを省略す
ることができる。
【0014】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
は、入力パケットを受信したルータ自身のインタフェー
スアドレスと入力パケットの宛先アドレスを、上位階層
から下位階層まで順次比較し、一致した階層数により、
次に照合するルーティングテーブルを決定するため、ア
ドレスが全ネットワーク内で一定の階層数を持ち、異な
るアドレスでは各階層が異なる桁数を持ち得るアドレス
体系にも適用でき、かつ、ルーティングテーブル全体を
逐次的に照合する場合に比べてルーティングテーブル検
索の高速化が図れる。
は、入力パケットを受信したルータ自身のインタフェー
スアドレスと入力パケットの宛先アドレスを、上位階層
から下位階層まで順次比較し、一致した階層数により、
次に照合するルーティングテーブルを決定するため、ア
ドレスが全ネットワーク内で一定の階層数を持ち、異な
るアドレスでは各階層が異なる桁数を持ち得るアドレス
体系にも適用でき、かつ、ルーティングテーブル全体を
逐次的に照合する場合に比べてルーティングテーブル検
索の高速化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される通信ネットワーク例であ
る。
る。
【図2】本発明が適用されるアドレス体系におけるアド
レス例である。
レス例である。
【図3】同一階層で桁数が異なる場合のアドレス値の制
約条件を説明する図である。
約条件を説明する図である。
【図4】ルーティングテーブルの親テーブルの一例であ
る。
る。
【図5】図4に対応する子テーブルの一例である。
【図6】本発明を適用した子テーブル照合アルゴリズム
の一例である。
の一例である。
【図7】従来例が適用されていたアドレス体系における
アドレス例である。
アドレス例である。
10〜60 ルータ 52 端末 100,200,300 第1階層ネットワーク 310,320 第2階層ネットワーク 322,324 第3階層ネットワーク 3221,3222 第4階層ネットワーク 400 パケット
Claims (1)
- 【請求項1】 多階層の通信ネットワークにおいて、デ
ータパケットを中継・交換するルータにおけるルーティ
ングテーブル検索方法であって、 各ルータごとに、ネットワークのルーティングアドレス
を上位階層から下位階層まで、それぞれ相関関係を満足
する要素同士を集めて構成した複数のルーティングテー
ブルを設け、 入力パケットを受信したルータ自身のインタフェースア
ドレスと入力パケットの宛先アドレスを、上位階層から
下位階層まで順次比較し、一致した階層数により、次に
照合するルーティングテーブルを決定することを特徴と
するルーティングテーブル検索方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26455695A JPH09107377A (ja) | 1995-10-12 | 1995-10-12 | ルーティングテーブル検索方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26455695A JPH09107377A (ja) | 1995-10-12 | 1995-10-12 | ルーティングテーブル検索方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09107377A true JPH09107377A (ja) | 1997-04-22 |
Family
ID=17404925
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26455695A Pending JPH09107377A (ja) | 1995-10-12 | 1995-10-12 | ルーティングテーブル検索方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09107377A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001026303A1 (fr) * | 1999-09-30 | 2001-04-12 | Fujitsu Limited | Procede et dispositif de commande de routes, dans un environnement de reseau hierarchique et de reseau non hierarchique presents de facon melangee |
US6330239B1 (en) | 1997-07-15 | 2001-12-11 | Nec Corporation | Exchange apparatus for exchanging data between an asynchronous transfer mode network and an internet protocol communication network |
KR100364433B1 (ko) * | 2000-04-28 | 2002-12-11 | 학교법인 동국학원 | 비트-벡터 테이블을 이용한 ip 주소 검색방법 |
US6515998B1 (en) | 1998-12-04 | 2003-02-04 | Nec Corporation | Table data retrieving apparatus retrieving table in which reference data is stored by using retrieval key |
US6839703B2 (en) | 2000-05-15 | 2005-01-04 | Fujitsu Limited | Information apparatus, table retrieval apparatus, table retrieval method, and recording medium |
US7197039B2 (en) | 2001-05-30 | 2007-03-27 | Nec Corporation | Bridge apparatus with entries reduced in filtering database and network using the same |
US7551634B2 (en) | 2002-11-12 | 2009-06-23 | Fujitsu Limited | Communication network system |
-
1995
- 1995-10-12 JP JP26455695A patent/JPH09107377A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6330239B1 (en) | 1997-07-15 | 2001-12-11 | Nec Corporation | Exchange apparatus for exchanging data between an asynchronous transfer mode network and an internet protocol communication network |
US6515998B1 (en) | 1998-12-04 | 2003-02-04 | Nec Corporation | Table data retrieving apparatus retrieving table in which reference data is stored by using retrieval key |
WO2001026303A1 (fr) * | 1999-09-30 | 2001-04-12 | Fujitsu Limited | Procede et dispositif de commande de routes, dans un environnement de reseau hierarchique et de reseau non hierarchique presents de facon melangee |
KR100364433B1 (ko) * | 2000-04-28 | 2002-12-11 | 학교법인 동국학원 | 비트-벡터 테이블을 이용한 ip 주소 검색방법 |
US6839703B2 (en) | 2000-05-15 | 2005-01-04 | Fujitsu Limited | Information apparatus, table retrieval apparatus, table retrieval method, and recording medium |
US7197039B2 (en) | 2001-05-30 | 2007-03-27 | Nec Corporation | Bridge apparatus with entries reduced in filtering database and network using the same |
US7551634B2 (en) | 2002-11-12 | 2009-06-23 | Fujitsu Limited | Communication network system |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7031320B2 (en) | Apparatus and method for performing high-speed IP route lookup and managing routing/forwarding tables | |
US6928484B1 (en) | Method and apparatus for discovering edge-disjoint shortest path pairs during shortest path tree computation | |
US6957272B2 (en) | Stackable lookup engines | |
CN101388030B (zh) | 数据库和数据库处理方法 | |
JP4076586B2 (ja) | マルチレイヤ・ネットワーク要素用のシステムおよび方法 | |
US8432914B2 (en) | Method for optimizing a network prefix-list search | |
US7787466B1 (en) | Nexthop to a forwarding table | |
US7315547B2 (en) | Packet forwarding device | |
US7684352B2 (en) | Distributed storage of routing information in a link state protocol controlled network | |
KR100512949B1 (ko) | 필드레벨 트리를 이용한 패킷분류장치 및 방법 | |
EP1070413A2 (en) | Composite trunking in a router | |
US7624226B1 (en) | Network search engine (NSE) and method for performing interval location using prefix matching | |
KR100541846B1 (ko) | 3 단계 테이블로 구성된 아이피 주소 룩업 시스템 및 그방법 | |
US10897422B2 (en) | Hybrid routing table for routing network traffic | |
US7969995B2 (en) | Method and apparatus for constructing a forwarding database for a data communications network | |
JPH09107377A (ja) | ルーティングテーブル検索方法 | |
US20060153193A1 (en) | Network routing control method and apparatus | |
US5535213A (en) | Ring configurator for system interconnection using fully covered rings | |
JP2002353996A (ja) | ネットワーク、ブリッジ装置及びそれに用いるフィルタリングデータベース構築方法並びにそのプログラム | |
EP1018824B1 (en) | Method and apparatus for routing information packets with addresses represented through numerical strings | |
Kijkanjanarat et al. | Fast IP lookups using a two-trie data structure | |
US7570644B2 (en) | Routing method for a telecommunications network and router for implementing said method | |
EP1657859B1 (en) | Protocol speed increasing device | |
US5966380A (en) | Processing of TLV based link-state packets | |
KR100420957B1 (ko) | 클래스 분할 기법을 이용한 라우팅 테이블 자료구조,라우팅 테이블을 이용한 라우팅 경로 검색방법 및 장치 |