JPH09107222A - ボリュームアンテナビームの拡幅方法 - Google Patents
ボリュームアンテナビームの拡幅方法Info
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- JPH09107222A JPH09107222A JP8227088A JP22708896A JPH09107222A JP H09107222 A JPH09107222 A JP H09107222A JP 8227088 A JP8227088 A JP 8227088A JP 22708896 A JP22708896 A JP 22708896A JP H09107222 A JPH09107222 A JP H09107222A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01Q—ANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
- H01Q21/00—Antenna arrays or systems
- H01Q21/06—Arrays of individually energised antenna units similarly polarised and spaced apart
- H01Q21/22—Antenna units of the array energised non-uniformly in amplitude or phase, e.g. tapered array or binomial array
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01Q—ANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
- H01Q3/00—Arrangements for changing or varying the orientation or the shape of the directional pattern of the waves radiated from an antenna or antenna system
- H01Q3/26—Arrangements for changing or varying the orientation or the shape of the directional pattern of the waves radiated from an antenna or antenna system varying the relative phase or relative amplitude of energisation between two or more active radiating elements; varying the distribution of energy across a radiating aperture
- H01Q3/30—Arrangements for changing or varying the orientation or the shape of the directional pattern of the waves radiated from an antenna or antenna system varying the relative phase or relative amplitude of energisation between two or more active radiating elements; varying the distribution of energy across a radiating aperture varying the relative phase between the radiating elements of an array
Landscapes
- Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ビームの非対称変形あるいは二次ローブの大
きな増加なしに、素子アンテナのボリュームアレイのビ
ームを拡幅すること。 【解決手段】 本開示は、ビームの非対称変形あるいは
二次ローブの大幅な増加なしに、一方向に照準したボリ
ュームアンテナのビームを拡幅する方法に関する。本方
法は、添え字nの各放射素子(Bn)について、次の値
をとる位相励起法則をボリュームアンテナの放射素子に
適用することからなる。 【数14】
きな増加なしに、素子アンテナのボリュームアレイのビ
ームを拡幅すること。 【解決手段】 本開示は、ビームの非対称変形あるいは
二次ローブの大幅な増加なしに、一方向に照準したボリ
ュームアンテナのビームを拡幅する方法に関する。本方
法は、添え字nの各放射素子(Bn)について、次の値
をとる位相励起法則をボリュームアンテナの放射素子に
適用することからなる。 【数14】
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はボリュームアンテナ
あるいは「立体」(steric)アンテナ、即ちその
放射素子が平面状あるいは回転面状の反射面上にではな
くボリューム内に分布している、電子走査アレイアンテ
ナに関する。
あるいは「立体」(steric)アンテナ、即ちその
放射素子が平面状あるいは回転面状の反射面上にではな
くボリューム内に分布している、電子走査アレイアンテ
ナに関する。
【0002】
【従来の技術】このタイプのアンテナは三次元を、すな
わち最も通常には半球あるいは準半球をカバーすること
ができ、全ての放射素子が関与するという利点を有す
る。反射面上に分布するアレイアンテナではそうではな
く、平面の場合は向きが異なる数個のパネルを必要と
し、一時にそのうちの一個だけが使用され、円筒形また
は球形の場合は、照準方向から見える放射素子のみが作
動する。この特性のため、ボリュームアンテナではゲイ
ンと指向性の点でより大きい性能特性が期待される。こ
れがボリュームアンテナが長い間研究されてきた理由で
ある。
わち最も通常には半球あるいは準半球をカバーすること
ができ、全ての放射素子が関与するという利点を有す
る。反射面上に分布するアレイアンテナではそうではな
く、平面の場合は向きが異なる数個のパネルを必要と
し、一時にそのうちの一個だけが使用され、円筒形また
は球形の場合は、照準方向から見える放射素子のみが作
動する。この特性のため、ボリュームアンテナではゲイ
ンと指向性の点でより大きい性能特性が期待される。こ
れがボリュームアンテナが長い間研究されてきた理由で
ある。
【0003】ボリュームアンテナでも、他のタイプのア
ンテナと同様に、非対称変形を加えたり二次ローブを大
幅増加させたりすることなく、送信時に放射パターンの
主ローブ幅を広げると有利なことがある。レーダ技術に
おいて監視範囲を広げることが望まれるときは特にそう
であるが、無線通信や電波天文学など他の技術において
他の状況でも有利なことがある。
ンテナと同様に、非対称変形を加えたり二次ローブを大
幅増加させたりすることなく、送信時に放射パターンの
主ローブ幅を広げると有利なことがある。レーダ技術に
おいて監視範囲を広げることが望まれるときは特にそう
であるが、無線通信や電波天文学など他の技術において
他の状況でも有利なことがある。
【0004】アレイアンテナから放射するビームを拡幅
するのに使用されている現在公知の技術は、従来の線状
(linear)あるいは平面状(planer)アンテナアレイに
関するもののみである。振幅が対称で中心から離れるに
つれて減少する法則に従って給電される標準の線状アン
テナアレイの場合、大抵の場合に最も効果的な方法であ
ることが判明している拡幅方法は、アレイに対して照準
位相変動法則(aimingphase variation law)に加えて
二次変動位相励起法則(quadratic variationphase exc
itation law)を適用することである。実際、放射面開
口と等価である一組の素子アンテナによって遠距離から
放射される放射パターンまたは放射場は、一組の素子ア
ンテナの照明法則あるいはフィールド分布に基づいてフ
ーリエ変換を使用して表現できることが知られている。
ここで、対称でアレイの中心から離れるにつれて減少す
る振幅励起法則、例えば、αは正の実数、Lはアンテナ
の線形アレイの長さ、xはアレイの中心を原点とするア
レイに沿った横軸の値であるとして、下記の形式の近似
ガウス法則、
するのに使用されている現在公知の技術は、従来の線状
(linear)あるいは平面状(planer)アンテナアレイに
関するもののみである。振幅が対称で中心から離れるに
つれて減少する法則に従って給電される標準の線状アン
テナアレイの場合、大抵の場合に最も効果的な方法であ
ることが判明している拡幅方法は、アレイに対して照準
位相変動法則(aimingphase variation law)に加えて
二次変動位相励起法則(quadratic variationphase exc
itation law)を適用することである。実際、放射面開
口と等価である一組の素子アンテナによって遠距離から
放射される放射パターンまたは放射場は、一組の素子ア
ンテナの照明法則あるいはフィールド分布に基づいてフ
ーリエ変換を使用して表現できることが知られている。
ここで、対称でアレイの中心から離れるにつれて減少す
る振幅励起法則、例えば、αは正の実数、Lはアンテナ
の線形アレイの長さ、xはアレイの中心を原点とするア
レイに沿った横軸の値であるとして、下記の形式の近似
ガウス法則、
【0005】
【数2】
【0006】ならびにβが実数であるとして−βx2の
形式を有する二次変動位相励起法則を採用すると、照度
法則は次式で得られる。
形式を有する二次変動位相励起法則を採用すると、照度
法則は次式で得られる。
【0007】
【数3】
【0008】上式は以下のフーリエ変換の固有関数であ
る特性を有する複素係数をもつガウス関数である。
る特性を有する複素係数をもつガウス関数である。
【0009】
【数4】
【0010】ここでUは放射方向を表す変数である。
【0011】アンテナで表すと、この特性はガウスフィ
ールド分布の放射パターンも、少なくとも主ローブに関
してもガウス分布であることを意味している。ローブの
幅は項(α+iβ)の絶対値に関連するので、二次位相
法則(項β)を導入すると主ローブを拡幅できることが
わかる。βがゼロに等しい場合、最小の公称幅が得ら
れ、|β|の増加が大きいほどビームの幅が広くなる。
ールド分布の放射パターンも、少なくとも主ローブに関
してもガウス分布であることを意味している。ローブの
幅は項(α+iβ)の絶対値に関連するので、二次位相
法則(項β)を導入すると主ローブを拡幅できることが
わかる。βがゼロに等しい場合、最小の公称幅が得ら
れ、|β|の増加が大きいほどビームの幅が広くなる。
【0012】素子アンテナの線状アレイのビームを拡幅
するこの方法は、一方が長さxに沿って係数βx、他方
が幅yに沿って係数βyをもつ二つの二次変動位相励起
法則の寄与を合計することによって、素子アンテナの平
面アレイに容易に拡張できる。逆に、この方法を素子ア
ンテナのボリュームアレイに拡張することを可能にする
原理は存在しない。
するこの方法は、一方が長さxに沿って係数βx、他方
が幅yに沿って係数βyをもつ二つの二次変動位相励起
法則の寄与を合計することによって、素子アンテナの平
面アレイに容易に拡張できる。逆に、この方法を素子ア
ンテナのボリュームアレイに拡張することを可能にする
原理は存在しない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明はビームの非対
称変形あるいは二次ローブの大きな増加なしに、素子ア
ンテナのボリュームアレイのビームを拡幅することを目
的とする。
称変形あるいは二次ローブの大きな増加なしに、素子ア
ンテナのボリュームアレイのビームを拡幅することを目
的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、添え字
nの各放射素子について、次の値をとる位相励起法則を
ボリュームアンテナの放射素子に適用することからな
る、ボリュームアンテナのビームを拡幅する方法であ
る。
nの各放射素子について、次の値をとる位相励起法則を
ボリュームアンテナの放射素子に適用することからな
る、ボリュームアンテナのビームを拡幅する方法であ
る。
【0015】
【数5】
【0016】上式において、λは送信あるいは受信され
る放射の波長、ρnは添え字nの放射素子から、照準方
向の軸上で照準方向の反対側にあるボリュームアンテナ
の外側の点Iまでの距離である。
る放射の波長、ρnは添え字nの放射素子から、照準方
向の軸上で照準方向の反対側にあるボリュームアンテナ
の外側の点Iまでの距離である。
【0017】本発明の他の特徴および利点は以下の実施
例の説明から明らかになるであろう。この説明は、図面
を参照して行う。
例の説明から明らかになるであろう。この説明は、図面
を参照して行う。
【0018】
【発明の実施の形態】素子アンテナ線状アレイの指向性
ビームを拡幅するための二次変動位相励起法則は以下の
事実によって説明できる。すなわち、この法則は、照準
位相変動法則が照準方向へ向いた平面の形を与える送信
あるいは受信された波の等位相表面を、照準方向へ向い
た球面セクタに近似する形状の表面に変換する。実際
に、放射素子の線状アレイA1、 A2、...、ANを
取り上げてみる。照準位相励起法則を無視するならば、
すなわち、線状アレイの方向に垂直な照準方向が存在す
る状況を仮定するならば、送信波に、アレイの中心Oに
おいてアレイに垂直な軸上で照準方向と反対側にある点
Iを中心とする球面扇形の形の等位相面を与えるために
適用される位相励起法則は、球面波の原点にあると仮定
される点Iとアレイの異なる放射素子との間の光路差を
補償しなければならない。アレイの中心Oに関して横座
標点xにある放射素子については、光路差dは次式に等
しい。
ビームを拡幅するための二次変動位相励起法則は以下の
事実によって説明できる。すなわち、この法則は、照準
位相変動法則が照準方向へ向いた平面の形を与える送信
あるいは受信された波の等位相表面を、照準方向へ向い
た球面セクタに近似する形状の表面に変換する。実際
に、放射素子の線状アレイA1、 A2、...、ANを
取り上げてみる。照準位相励起法則を無視するならば、
すなわち、線状アレイの方向に垂直な照準方向が存在す
る状況を仮定するならば、送信波に、アレイの中心Oに
おいてアレイに垂直な軸上で照準方向と反対側にある点
Iを中心とする球面扇形の形の等位相面を与えるために
適用される位相励起法則は、球面波の原点にあると仮定
される点Iとアレイの異なる放射素子との間の光路差を
補償しなければならない。アレイの中心Oに関して横座
標点xにある放射素子については、光路差dは次式に等
しい。
【0019】
【数6】
【0020】上式でRはアレイの中心Oと球面扇形の中
心である点Iの間の距離である。その結果、位相遅延φ
(x)は次式に等しくなる。
心である点Iの間の距離である。その結果、位相遅延φ
(x)は次式に等しくなる。
【0021】
【数7】
【0022】上式でλは送信あるいは受信される放射の
波長である。
波長である。
【0023】したがって、球面扇形の形の波面を得るた
めには、以下の形の位相励起法則φe(x)を完全に厳
密に適用する必要がある。
めには、以下の形の位相励起法則φe(x)を完全に厳
密に適用する必要がある。
【0024】
【数8】
【0025】上式でφOは次式と等しくとることのでき
る定数である。
る定数である。
【0026】
【数9】
【0027】したがって、アレイの中心においてそれに
垂直な軸上に位置する点Iを中心とする円扇形の形の等
位相波面を得るためには、ネットワークの放射素子に位
相補正法則を適用して、アレイ中心Oに関して横座標値
xを有する各放射素子に次式の位相シフトを与えるだけ
で充分である。
垂直な軸上に位置する点Iを中心とする円扇形の形の等
位相波面を得るためには、ネットワークの放射素子に位
相補正法則を適用して、アレイ中心Oに関して横座標値
xを有する各放射素子に次式の位相シフトを与えるだけ
で充分である。
【0028】
【数10】
【0029】上式でρxは横座標値xを有すると考えら
れる放射素子から点Iまでの距離である。
れる放射素子から点Iまでの距離である。
【0030】しかし、距離Rがxに比べて大きいなら
ば、すなわち放射開口角がそれほど大きくないならば、
次のように書ける。
ば、すなわち放射開口角がそれほど大きくないならば、
次のように書ける。
【0031】
【数11】
【0032】したがって、位相励起法則φe(x)は次
式で近似できる。
式で近似できる。
【0033】
【数12】
【0034】こうして二次変動位相励起法則が認められ
る。したがって、放射開口角があまり大きくない場合
は、球面波を得るための位相励起法則と二次変動位相励
起法則の差は見逃してよい。その結果、球面波を得るた
めの位相励起法則と二次変動位相励起法則によってビー
ムを拡幅することができる。前者は図2からわかるよう
に容易にボリュームアレイに拡張できるという利点があ
る。
る。したがって、放射開口角があまり大きくない場合
は、球面波を得るための位相励起法則と二次変動位相励
起法則の差は見逃してよい。その結果、球面波を得るた
めの位相励起法則と二次変動位相励起法則によってビー
ムを拡幅することができる。前者は図2からわかるよう
に容易にボリュームアレイに拡張できるという利点があ
る。
【0035】この図は、あるボリューム内、この場合は
中心Oを有するボール10内に分配されたN個の放射素
子B1、B2、...、BNのアレイを示す。本発明自体
に関係しないもので本図が繁雑にならないように、放射
素子の給電線とそのデバイダやその個別制御式フェーズ
シフタは示していない。各放射素子に照準位相励起法則
を適用して、照準方向OZにおけるその寄与を位相に加
えられるようになっている。これは合焦あるいはコリメ
ーションの基本操作である。照準方向のまわりでビーム
を拡幅するために、この合焦法則を照準方向OZに送信
された波に、照準方向の軸OZ上で照準方向の反対側に
位置するアレイの外部の点Iを中心とする球面形状を与
えるように設計されている位相法則で置き換える。この
点Iから、アレイの見かけの輪郭を見る立体角Ω内に閉
じこめられた仮想球面波が放射される。この第二位相励
起法則では、従来の線状ネットワークに適用される幾何
光学の原理を拡張して、各放射素子にこの放射素子を通
過する球面波面に関連した位相を割り当てる。したがっ
て、放射素子BN(1≦n≦N)はこの位相シフトを受
ける。
中心Oを有するボール10内に分配されたN個の放射素
子B1、B2、...、BNのアレイを示す。本発明自体
に関係しないもので本図が繁雑にならないように、放射
素子の給電線とそのデバイダやその個別制御式フェーズ
シフタは示していない。各放射素子に照準位相励起法則
を適用して、照準方向OZにおけるその寄与を位相に加
えられるようになっている。これは合焦あるいはコリメ
ーションの基本操作である。照準方向のまわりでビーム
を拡幅するために、この合焦法則を照準方向OZに送信
された波に、照準方向の軸OZ上で照準方向の反対側に
位置するアレイの外部の点Iを中心とする球面形状を与
えるように設計されている位相法則で置き換える。この
点Iから、アレイの見かけの輪郭を見る立体角Ω内に閉
じこめられた仮想球面波が放射される。この第二位相励
起法則では、従来の線状ネットワークに適用される幾何
光学の原理を拡張して、各放射素子にこの放射素子を通
過する球面波面に関連した位相を割り当てる。したがっ
て、放射素子BN(1≦n≦N)はこの位相シフトを受
ける。
【0036】
【数13】
【0037】上式でρnは点Iから当該の放射素子Bnま
での距離である。
での距離である。
【0038】従来の放射ネットワークの場合は、線状で
も平面状でも、2〜3程度の中程度のビーム拡幅値の場
合にのみビームのガウス形状が保たれる。ボリュームア
レイの場合も同様で、ビーム拡幅値が過度に大きくない
場合にのみガウス形状が保持できる。より大きい値に対
しては、線状アレイあるいは平面状アレイの場合ほどで
はないにしてもこれらの場合と同様に、ビームは次第に
顕著なこぶをもつようになり、遂には形をなさなくな
る。
も平面状でも、2〜3程度の中程度のビーム拡幅値の場
合にのみビームのガウス形状が保たれる。ボリュームア
レイの場合も同様で、ビーム拡幅値が過度に大きくない
場合にのみガウス形状が保持できる。より大きい値に対
しては、線状アレイあるいは平面状アレイの場合ほどで
はないにしてもこれらの場合と同様に、ビームは次第に
顕著なこぶをもつようになり、遂には形をなさなくな
る。
【0039】図3はボリュームアンテナ送受信装置の一
般的構成を示す。アンテナ自体はランダム薄形アレイ
(random thinned array)の原理に従って包絡ボリュー
ム3内にランダムにかつ一様に分布した放射素子2のア
レイ1によって形成される。
般的構成を示す。アンテナ自体はランダム薄形アレイ
(random thinned array)の原理に従って包絡ボリュー
ム3内にランダムにかつ一様に分布した放射素子2のア
レイ1によって形成される。
【0040】放射素子のアレイの場合、あるビーム照準
角で偽アレイローブ(spurious array lobes)が出現す
るのを防止するために、アレイ内の放射素子を間隔がλ
/2以下のネットワークに配置する必要があることは周
知である。λはアレイ動作の波長である。得られるビー
ムの開口は波長で測ったアレイの寸法に反比例するの
で、その結果多数の放射素子を有する大型のボリューム
アレイが考えられる。
角で偽アレイローブ(spurious array lobes)が出現す
るのを防止するために、アレイ内の放射素子を間隔がλ
/2以下のネットワークに配置する必要があることは周
知である。λはアレイ動作の波長である。得られるビー
ムの開口は波長で測ったアレイの寸法に反比例するの
で、その結果多数の放射素子を有する大型のボリューム
アレイが考えられる。
【0041】薄形にするには立体アレイ内の多数の放射
素子を取り除く。それによって、所与のサイズのアレ
イ、すなわち所与のビーム開口に対する放射素子の数が
節約され、また、アレイアンテナの性能値の劣化の原因
となることが多い放射素子間の結合を、なくさないまで
も少なくとも大幅に減少させる。その代償としてアレイ
ローブが出現する。
素子を取り除く。それによって、所与のサイズのアレ
イ、すなわち所与のビーム開口に対する放射素子の数が
節約され、また、アレイアンテナの性能値の劣化の原因
となることが多い放射素子間の結合を、なくさないまで
も少なくとも大幅に減少させる。その代償としてアレイ
ローブが出現する。
【0042】このランダムな特徴により、ピッチの広い
一様な構造に固有のアレイローブを減少させることがで
きる。
一様な構造に固有のアレイローブを減少させることがで
きる。
【0043】図面を見やすくするために、異なる放射素
子のそれぞれの長さの比(原則的に半波長に近い)、相
対間隔(数波長程度)、包絡ボリュームの直径(波長の
十分の幾つか)は明示しなかった。更に、これら様々な
寸法は所望の性能特性(利得、ビームの細さ等)の関数
として大きな比で変化する可能性がある。
子のそれぞれの長さの比(原則的に半波長に近い)、相
対間隔(数波長程度)、包絡ボリュームの直径(波長の
十分の幾つか)は明示しなかった。更に、これら様々な
寸法は所望の性能特性(利得、ビームの細さ等)の関数
として大きな比で変化する可能性がある。
【0044】各放射素子2は、それ自体のアクティブモ
ジュール5に通じる低損失垂直線4によって個々に給電
され、アクティブモジュール5は少なくとも一つの個別
に制御可能なフェーズシフタ回路を備えるが、またアン
テナのもつ機能およびそれが送受信すべき信号の種類に
応じて増幅器、フィルタおよびその他の回路を備えても
よい。
ジュール5に通じる低損失垂直線4によって個々に給電
され、アクティブモジュール5は少なくとも一つの個別
に制御可能なフェーズシフタ回路を備えるが、またアン
テナのもつ機能およびそれが送受信すべき信号の種類に
応じて増幅器、フィルタおよびその他の回路を備えても
よい。
【0045】アクティブモジュール5のフェーズシフタ
の設定によって、照準方向の関数として決まる照準位相
励起法則から得られる位相補正値を異なる放射素子に適
用することが可能になり、必要を感じたときはこの照準
位相励起法則を上記のようにビーム拡幅法則と組み合わ
せることができる。これは照準回路8によって行われ
る。
の設定によって、照準方向の関数として決まる照準位相
励起法則から得られる位相補正値を異なる放射素子に適
用することが可能になり、必要を感じたときはこの照準
位相励起法則を上記のようにビーム拡幅法則と組み合わ
せることができる。これは照準回路8によって行われ
る。
【0046】異なるアクティブモジュール5が、送信回
路からくる信号を分配し、受信回路へ向けた信号を合計
する分配器6に接続されている。
路からくる信号を分配し、受信回路へ向けた信号を合計
する分配器6に接続されている。
【0047】上記議論の筋道はすべて、相反法則を適用
することによって送信と受信の両方に関して展開され
た。
することによって送信と受信の両方に関して展開され
た。
【0048】以上で説明したビーム拡幅方法は、規則的
であれ不規則的であれ、薄形であれ非薄形であれ、すべ
てのボリュームアレイに適用できる。この方法はまた、
放射素子が曲面(円筒、円錐、球面等)上に分布してい
るいわゆる共形アレイにも適用できる。
であれ不規則的であれ、薄形であれ非薄形であれ、すべ
てのボリュームアレイに適用できる。この方法はまた、
放射素子が曲面(円筒、円錐、球面等)上に分布してい
るいわゆる共形アレイにも適用できる。
【図1】二次変動位相励起法則の採用による素子アンテ
ナの線状アレイのビーム拡幅特性の物理的解釈を示す図
である。
ナの線状アレイのビーム拡幅特性の物理的解釈を示す図
である。
【図2】図1の物理的解釈に基づいた本発明のビーム拡
幅方法を説明する図である。
幅方法を説明する図である。
【図3】本発明のビーム拡幅方法の実施を可能にするボ
リュームアンテナ送受信装置の概略図である。
リュームアンテナ送受信装置の概略図である。
1 アレイ 2 放射素子 3 包絡ボリューム 5 アクティブモジュール 6 分配器 7 送信/受信回路 8 照準回路 10 ボール B1、B2、...、BN 放射素子
Claims (1)
- 【請求項1】 ボリューム内に分布する一組の放射素子
B1、B2、..Bn、..BN(nは1より大きい整数)
を備えるボリュームアンテナのビームを拡幅する方法で
あって、λが送信あるいは受信された放射の波長、ρn
が添え字nの放射素子から、照準方向の軸上で照準方向
の反対側にあるボリュームアンテナの外側の点Iまでの
距離であるとして、添え字nの各放射素子について、値 【数1】 をとる位相励起法則をボリュームアンテナの放射素子に
適用することからなる方法。
Applications Claiming Priority (2)
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