JPH0910692A - 窯業用原土の篩い装置 - Google Patents
窯業用原土の篩い装置Info
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- JPH0910692A JPH0910692A JP18483195A JP18483195A JPH0910692A JP H0910692 A JPH0910692 A JP H0910692A JP 18483195 A JP18483195 A JP 18483195A JP 18483195 A JP18483195 A JP 18483195A JP H0910692 A JPH0910692 A JP H0910692A
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- scraping blade
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 この発明の目的は、篩い作業中に篩い目に発
生しがちな原土による目詰りを防止することと、異物が
スリットと掻き落とし羽根との間に噛み込まれたときに
発生する過負荷を解除することにある。 【構成】 未処理の窯業用原土を投入するドラムが入口
側を高く、出口側を低くして傾斜状態であってかつドラ
ムの軸芯を中心にして両側に揺動自在に設けられるとと
もに、ドラムの円周方向にスリットが一定の間隔毎に多
数設けられ、前記したスリットにドラムの外側から内側
にかけて掻き落とし羽根が回転自在に臨ませられること
により、前記の原土がドラムの揺動運動と掻き落とし羽
根の回転運動の複合運動により、粗砕、中砕や篩い分け
作業を行うようにしたものである。
生しがちな原土による目詰りを防止することと、異物が
スリットと掻き落とし羽根との間に噛み込まれたときに
発生する過負荷を解除することにある。 【構成】 未処理の窯業用原土を投入するドラムが入口
側を高く、出口側を低くして傾斜状態であってかつドラ
ムの軸芯を中心にして両側に揺動自在に設けられるとと
もに、ドラムの円周方向にスリットが一定の間隔毎に多
数設けられ、前記したスリットにドラムの外側から内側
にかけて掻き落とし羽根が回転自在に臨ませられること
により、前記の原土がドラムの揺動運動と掻き落とし羽
根の回転運動の複合運動により、粗砕、中砕や篩い分け
作業を行うようにしたものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえば瓦やタイ
ル、煉瓦などの窯業製品の製造に使用される窯業用原土
をロ−ル−クラッシャなどの破砕機によって破砕処理す
るに先立ち、篩い分けのほか併せて粗砕、中砕を行う窯
業用原土の篩い装置に関する。窯業製品に使用される原
土は、予め原土中に含まれる異物を取り除き、あるいは
粘土の硬い塊を砕き、摩砕されたものが採用される。し
たがって、この工程は、篩い分け、粗砕、中砕、摩砕の
順序により実施されているが、この発明は摩砕を行う前
処理装置に関する。
ル、煉瓦などの窯業製品の製造に使用される窯業用原土
をロ−ル−クラッシャなどの破砕機によって破砕処理す
るに先立ち、篩い分けのほか併せて粗砕、中砕を行う窯
業用原土の篩い装置に関する。窯業製品に使用される原
土は、予め原土中に含まれる異物を取り除き、あるいは
粘土の硬い塊を砕き、摩砕されたものが採用される。し
たがって、この工程は、篩い分け、粗砕、中砕、摩砕の
順序により実施されているが、この発明は摩砕を行う前
処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近では、窯業用原土の枯渇化に伴っ
て、石類などの異物や硬い粘土の塊などを含んだ窯業用
原土も使用せざるを得ない状態にある。そこで、従来で
は、一般的に粗砕、中砕、摩砕の工程が一次ロ−ルクラ
ッシャと二次ロ−ルクラッシャにより分けて行われ、粗
砕前の篩い分けの工程は、比較的良質な細かい原土であ
って異物の含有が少ない場合では、一次ロ−ルクラッシ
ャへ搬入される途中、たとえば、稼働中のベルトコンベ
ア上の異物が人手により取り除かれ、直ちに粗砕、中砕
の処理を省略して二次ロ−ルクラッシャなどの破砕機へ
搬入し、摩砕処理が行われた。
て、石類などの異物や硬い粘土の塊などを含んだ窯業用
原土も使用せざるを得ない状態にある。そこで、従来で
は、一般的に粗砕、中砕、摩砕の工程が一次ロ−ルクラ
ッシャと二次ロ−ルクラッシャにより分けて行われ、粗
砕前の篩い分けの工程は、比較的良質な細かい原土であ
って異物の含有が少ない場合では、一次ロ−ルクラッシ
ャへ搬入される途中、たとえば、稼働中のベルトコンベ
ア上の異物が人手により取り除かれ、直ちに粗砕、中砕
の処理を省略して二次ロ−ルクラッシャなどの破砕機へ
搬入し、摩砕処理が行われた。
【0003】これに対して、比較的異物の多い原土の場
合では、前記したように篩い分け処理が手作業により実
施され、一次ロ−ルクラッシャなどの破砕機により、原
土を破砕(粗砕、中砕)した上、その破砕物をさらに二
次ロ−ルクラッシャなどの破砕機へ搬入し、摩砕処理を
行うことが実施されていた。
合では、前記したように篩い分け処理が手作業により実
施され、一次ロ−ルクラッシャなどの破砕機により、原
土を破砕(粗砕、中砕)した上、その破砕物をさらに二
次ロ−ルクラッシャなどの破砕機へ搬入し、摩砕処理を
行うことが実施されていた。
【0004】また、異物などの含有率が高い場合などに
は、一旦、ロ−ルクラッシャやベルトコンベアの運転を
中止した上、その作業が行われることも少なくなかっ
た。
は、一旦、ロ−ルクラッシャやベルトコンベアの運転を
中止した上、その作業が行われることも少なくなかっ
た。
【0005】したがって、その作業は煩雑であることは
もちろん、異物がロ−ルクラッシャのロ−ル間に食い込
み、ロ−ルクラッシャを損傷させるという問題もあっ
た。
もちろん、異物がロ−ルクラッシャのロ−ル間に食い込
み、ロ−ルクラッシャを損傷させるという問題もあっ
た。
【0006】しかし、これらの問題を有するものの、発
明者が知る限り、未だ有効な解決手段が開発されていな
い。この種の装置に隣接する先行技術として、特開昭5
4−73355号公報に記載された発明がある。同公報
に記載された発明は、道路工事現場や建築基礎工事現場
に発生する残土を選別することにより、再使用を図るた
めに土塊と異物とを篩い分ける装置に関するものであ
る。
明者が知る限り、未だ有効な解決手段が開発されていな
い。この種の装置に隣接する先行技術として、特開昭5
4−73355号公報に記載された発明がある。同公報
に記載された発明は、道路工事現場や建築基礎工事現場
に発生する残土を選別することにより、再使用を図るた
めに土塊と異物とを篩い分ける装置に関するものであ
る。
【0007】前記した従来例の発明は、回転軸に一定の
間隔により回転軸に対して直角方向に篩い分けバ−が突
設されることにより目開きをもって篩面が構成され、こ
れらの篩い分けバ−の間に回転羽根の先端部分が臨ませ
られることにより、原料残土が篩い分けバ−の運動によ
り篩い分けられながら先へ送られ、回転する回転羽根に
より土塊が砕かれてホッパ−内に落され、篩い分けバ−
の目開き以上の塊径をもつ異物が来た場合に異物は砕か
れることなく、別に排出できるようにしたものである。
間隔により回転軸に対して直角方向に篩い分けバ−が突
設されることにより目開きをもって篩面が構成され、こ
れらの篩い分けバ−の間に回転羽根の先端部分が臨ませ
られることにより、原料残土が篩い分けバ−の運動によ
り篩い分けられながら先へ送られ、回転する回転羽根に
より土塊が砕かれてホッパ−内に落され、篩い分けバ−
の目開き以上の塊径をもつ異物が来た場合に異物は砕か
れることなく、別に排出できるようにしたものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この発明が解決しよう
とする問題点は、異物の排出手段が人手による場合、そ
の作業は煩雑であることはもちろん、異物がロ−ルクラ
ッシャのロ−ル間に食い込み、ロ−ルクラッシャを損傷
させる点である。
とする問題点は、異物の排出手段が人手による場合、そ
の作業は煩雑であることはもちろん、異物がロ−ルクラ
ッシャのロ−ル間に食い込み、ロ−ルクラッシャを損傷
させる点である。
【0009】また、特開昭54−73355号公報に記
載された発明による場合では、性状がきわめて不均一で
あって、粘性が高く、あるいは水分を含有した原土や
石、硬い粘土の塊を篩い分けるに際し、篩い分けバ−と
回転羽根が複合的に駆動することにより行われている。
しかし、その作業時に原土は篩い分けバ−と回転羽根の
複合運動の作用を受けるものの、搬入される原土などは
単に篩い分けバ−に向けて投入されるに止まっているか
ら、原土などが篩い分けバ−上で攪拌されたり、分散さ
れることがないので、篩い分けバ−と回転羽根上に堆積
状態で充満することを回避できないため、依然として篩
面に目詰りが発生するおそれを回避できない問題があっ
た。
載された発明による場合では、性状がきわめて不均一で
あって、粘性が高く、あるいは水分を含有した原土や
石、硬い粘土の塊を篩い分けるに際し、篩い分けバ−と
回転羽根が複合的に駆動することにより行われている。
しかし、その作業時に原土は篩い分けバ−と回転羽根の
複合運動の作用を受けるものの、搬入される原土などは
単に篩い分けバ−に向けて投入されるに止まっているか
ら、原土などが篩い分けバ−上で攪拌されたり、分散さ
れることがないので、篩い分けバ−と回転羽根上に堆積
状態で充満することを回避できないため、依然として篩
面に目詰りが発生するおそれを回避できない問題があっ
た。
【0010】さらに、粗砕、中砕は篩い面の上方に設け
られた回転羽根によって行われるが、回転羽根を通過し
た原土は、その後粗砕や中砕がなされることなく、異物
としてそのまま排出されるので、粗砕、中砕の効果が不
充分であり原土を効率的に利用することができない問題
があった。
られた回転羽根によって行われるが、回転羽根を通過し
た原土は、その後粗砕や中砕がなされることなく、異物
としてそのまま排出されるので、粗砕、中砕の効果が不
充分であり原土を効率的に利用することができない問題
があった。
【0011】その上、篩い分けバ−と回転羽根との間に
異物などが食い込まれることによって生ずる篩い分けバ
−などに対する過負荷に対応する解決策が施されていな
い点である。
異物などが食い込まれることによって生ずる篩い分けバ
−などに対する過負荷に対応する解決策が施されていな
い点である。
【0012】したがって、この発明が目的とするところ
は、篩い分け、粗砕、中砕を同時に機械的に実施するこ
とと、併せて少なくとも一次ロ−ルクラッシャなどによ
る一次破砕工程を省略し、性状がきわめて不均一であっ
て、粘性が高く、水分を含有した原土についても、篩い
分け作業中に篩面に発生し勝ちな目詰りを発生させるこ
となく石や粗砕、中砕が不可能な硬い粘土の塊の篩い分
けと原土の破砕を効率よく実施し、原土の有効活用を図
ることにある。
は、篩い分け、粗砕、中砕を同時に機械的に実施するこ
とと、併せて少なくとも一次ロ−ルクラッシャなどによ
る一次破砕工程を省略し、性状がきわめて不均一であっ
て、粘性が高く、水分を含有した原土についても、篩い
分け作業中に篩面に発生し勝ちな目詰りを発生させるこ
となく石や粗砕、中砕が不可能な硬い粘土の塊の篩い分
けと原土の破砕を効率よく実施し、原土の有効活用を図
ることにある。
【0013】さらに、他の目的は、ドラムのスリットと
掻き落とし羽根との間に異物などが食い込んだ際に生ず
る過負荷に対応する解決策を提供することなどにある。
掻き落とし羽根との間に異物などが食い込んだ際に生ず
る過負荷に対応する解決策を提供することなどにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】第1番目の窯業用原土の
篩い装置の発明は、円周方向に多数のスリットを備えた
ドラムが窯業用原土の入口側を高く、出口側を低く傾斜
状態にかつドラムの軸芯の周囲に揺動自在に設けられ、
ドラムの軸芯の両側であって、各スリットを介して一対
の掻き落し羽根が対向状態にドラムの外側から内側にか
けて臨ませられ、かつ回転自在に設けられてなるもので
ある。
篩い装置の発明は、円周方向に多数のスリットを備えた
ドラムが窯業用原土の入口側を高く、出口側を低く傾斜
状態にかつドラムの軸芯の周囲に揺動自在に設けられ、
ドラムの軸芯の両側であって、各スリットを介して一対
の掻き落し羽根が対向状態にドラムの外側から内側にか
けて臨ませられ、かつ回転自在に設けられてなるもので
ある。
【0015】第2番目の窯業用原土の篩い装置の発明
は、第1番目の発明において、ドラムの窯業用原土の入
口側から出口側にかけて設けられたスリット群に一次掻
き落し羽根と引っ掛け部を備えた二次掻き落し羽根がそ
れぞれ回転自在に設けられてなるものである。
は、第1番目の発明において、ドラムの窯業用原土の入
口側から出口側にかけて設けられたスリット群に一次掻
き落し羽根と引っ掛け部を備えた二次掻き落し羽根がそ
れぞれ回転自在に設けられてなるものである。
【0016】第3番目の窯業用原土の篩い装置の発明
は、第1番目の発明において、掻き落し羽根が引っ掛け
部を備えたものである。
は、第1番目の発明において、掻き落し羽根が引っ掛け
部を備えたものである。
【0017】第4番目の窯業用原土の篩い装置の発明
は、第1番目の発明において、掻き落し羽根を回転自在
に支承させて回転軸に駆動モ−タが接続され、駆動モ−
タに駆動モ−タを回転制御するインバ−タが接続され、
インバ−タに予め設定された電流値を超えた電流を検知
する検知手段と検知手段の検知信号により駆動モ−タへ
の電流の一時的な遮断を行う電流開閉手段が設けられて
なるものである。
は、第1番目の発明において、掻き落し羽根を回転自在
に支承させて回転軸に駆動モ−タが接続され、駆動モ−
タに駆動モ−タを回転制御するインバ−タが接続され、
インバ−タに予め設定された電流値を超えた電流を検知
する検知手段と検知手段の検知信号により駆動モ−タへ
の電流の一時的な遮断を行う電流開閉手段が設けられて
なるものである。
【0018】
【作用】ドラム内に搬入された原土は、ドラムの揺動運
動に追従して揺動されつつ、ドラム内で攪拌、分散さ
れ、さらにドラム内に臨ませられた掻き落とし羽根の回
転作用と相待って複合運動され、効率的に篩い作業と異
物の選択作業が行われる。
動に追従して揺動されつつ、ドラム内で攪拌、分散さ
れ、さらにドラム内に臨ませられた掻き落とし羽根の回
転作用と相待って複合運動され、効率的に篩い作業と異
物の選択作業が行われる。
【0019】また、一次掻き落とし羽根のほか引っ掛け
部を備えた二次掻き落とし羽根が設けられた場合は、一
次掻き落とし羽根側において細かい原土がスリットを介
して落下され、二次掻き落とし羽根側では、一次掻き落
とし羽根側において処理できなかった残留物のうち、そ
の相当部分が粗砕、中砕され、これらの破砕された比較
的粗い原土がスリットを介して落下される。
部を備えた二次掻き落とし羽根が設けられた場合は、一
次掻き落とし羽根側において細かい原土がスリットを介
して落下され、二次掻き落とし羽根側では、一次掻き落
とし羽根側において処理できなかった残留物のうち、そ
の相当部分が粗砕、中砕され、これらの破砕された比較
的粗い原土がスリットを介して落下される。
【0020】二次掻き落とし羽根側でスリットを介して
落下でできなかった未処理原土は異物(残留物)として
ドラム外へ排出される。さらに、ドラム内に搬入された
原土中に含まれる異物などのうち、掻き落とし羽根の回
転とドラムの揺動の作動によって篩い分けられることな
く、かつスリットから落下しない異物をドラム内におい
てスリット上やその付近で掻き落とし羽根が噛み込んだ
場合、ドラムが揺動しているものの、なおインバ−タに
より回転制御される掻き落とし羽根は依然として異物を
噛み込んだまま、回転をしようとする。
落下でできなかった未処理原土は異物(残留物)として
ドラム外へ排出される。さらに、ドラム内に搬入された
原土中に含まれる異物などのうち、掻き落とし羽根の回
転とドラムの揺動の作動によって篩い分けられることな
く、かつスリットから落下しない異物をドラム内におい
てスリット上やその付近で掻き落とし羽根が噛み込んだ
場合、ドラムが揺動しているものの、なおインバ−タに
より回転制御される掻き落とし羽根は依然として異物を
噛み込んだまま、回転をしようとする。
【0021】しかし、掻き落とし羽根は異物を噛んでい
るから、回転が阻止され、駆動モ−タなどに過負荷がか
かる。そして、負荷が増大することによりインバ−タに
よって、負荷に応じて電流値が増大し駆動モ−タに流れ
るが、インバ−タに予め設定された負荷を超える電流が
流れるとインバ−タに設けられた検知手段によりその電
流値が検知される。そこで、検知手段によりインバ−タ
に設けられた電流開閉手段が一時的に作動され、駆動モ
−タへの電流の供給が一次的に遮断される。かくして駆
動モ−タの停止に追従して掻き落とし羽根への回転力が
一時的に停止される。掻き落とし羽根への回転力が一時
的に停止されるものの、掻き落とし羽根を備えた回転軸
の反発力により、ドラムの内側から外側に向けて反対方
向にわずかながら逆回転することになる。
るから、回転が阻止され、駆動モ−タなどに過負荷がか
かる。そして、負荷が増大することによりインバ−タに
よって、負荷に応じて電流値が増大し駆動モ−タに流れ
るが、インバ−タに予め設定された負荷を超える電流が
流れるとインバ−タに設けられた検知手段によりその電
流値が検知される。そこで、検知手段によりインバ−タ
に設けられた電流開閉手段が一時的に作動され、駆動モ
−タへの電流の供給が一次的に遮断される。かくして駆
動モ−タの停止に追従して掻き落とし羽根への回転力が
一時的に停止される。掻き落とし羽根への回転力が一時
的に停止されるものの、掻き落とし羽根を備えた回転軸
の反発力により、ドラムの内側から外側に向けて反対方
向にわずかながら逆回転することになる。
【0022】かくして、掻き落とし羽根とドラムの内側
に噛み込まれた異物が解放され、ドラムの揺動運動にし
たがい、ドラムの出口側に向けて送られるとともに、一
時的に回転力の伝達が停止された両羽根に回転力が再び
伝達され、両羽根が正規の状態で回転することにより篩
い分け作業が再開される。そして、ドラムの出口側に引
っ掛け部を備えた二次掻き落とし羽根を設けた場合は、
その異物の相当量は二次掻き落とし羽根の引っ掛け部に
より、粗砕または中砕されることにより、スリットを介
して落下され、残余の異物が別途、ドラム外へ排出され
る。
に噛み込まれた異物が解放され、ドラムの揺動運動にし
たがい、ドラムの出口側に向けて送られるとともに、一
時的に回転力の伝達が停止された両羽根に回転力が再び
伝達され、両羽根が正規の状態で回転することにより篩
い分け作業が再開される。そして、ドラムの出口側に引
っ掛け部を備えた二次掻き落とし羽根を設けた場合は、
その異物の相当量は二次掻き落とし羽根の引っ掛け部に
より、粗砕または中砕されることにより、スリットを介
して落下され、残余の異物が別途、ドラム外へ排出され
る。
【0023】
【実施例】図1は、この発明の実施例を示す装置全体の
概略側面図、図2は図1の正面図、図3は同平面図、図
4はドラムと2種類の掻き落とし羽根との関係を示す概
略側面図、図5は一次掻き落とし羽根とドラムの関係を
示す要部正面図、図6は二次掻き落とし羽根とドラムの
関係を示す要部正面図、図7ないし図9はドラムと一次
掻き落とし羽根との作用を示す要部正面図、図10はイ
ンバ−タと駆動モ−タ、回転軸、一次掻き落とし羽根や
二次掻き落とし羽根との制御機構を示す概略説明図、図
11は窯業用原土の処理工程を示すフロ−チャ−ト図で
ある。
概略側面図、図2は図1の正面図、図3は同平面図、図
4はドラムと2種類の掻き落とし羽根との関係を示す概
略側面図、図5は一次掻き落とし羽根とドラムの関係を
示す要部正面図、図6は二次掻き落とし羽根とドラムの
関係を示す要部正面図、図7ないし図9はドラムと一次
掻き落とし羽根との作用を示す要部正面図、図10はイ
ンバ−タと駆動モ−タ、回転軸、一次掻き落とし羽根や
二次掻き落とし羽根との制御機構を示す概略説明図、図
11は窯業用原土の処理工程を示すフロ−チャ−ト図で
ある。
【0024】この発明は、基本的にスリット10が円周
方向に設けられた円筒状のドラム12と一次掻き落とし
羽根14と引っ掛け部15を備えた二次掻き落とし羽根
16などから構成されている。
方向に設けられた円筒状のドラム12と一次掻き落とし
羽根14と引っ掛け部15を備えた二次掻き落とし羽根
16などから構成されている。
【0025】ドラム12は円筒状のものであって、円周
方向に多数のスリット10が設けられている。したがっ
て、この発明は多数のスリット10群によりいわゆる原
土の篩面が構成されている。スリット10の間隔は所望
される被篩い物の大きさによって決定されるが、この発
明の実施例では、30〜50mm程度に設定されてい
る。したがって、30〜50mm程度以下の大きさの原
土は篩面を構成するスリット10から落下するように構
成され、30〜50mm程度以上の原土は残留物つまり
異物としてドラム12内で一次掻き落とし羽根14側か
ら二次掻き落とし羽根16に向けて送られ、あるいは二
次掻き落とし羽根16側からドラム12外へ排出される
ように構成されている。
方向に多数のスリット10が設けられている。したがっ
て、この発明は多数のスリット10群によりいわゆる原
土の篩面が構成されている。スリット10の間隔は所望
される被篩い物の大きさによって決定されるが、この発
明の実施例では、30〜50mm程度に設定されてい
る。したがって、30〜50mm程度以下の大きさの原
土は篩面を構成するスリット10から落下するように構
成され、30〜50mm程度以上の原土は残留物つまり
異物としてドラム12内で一次掻き落とし羽根14側か
ら二次掻き落とし羽根16に向けて送られ、あるいは二
次掻き落とし羽根16側からドラム12外へ排出される
ように構成されている。
【0026】したがって、この明細書では、用語「異
物」は、一次掻き落とし羽根14側においてスリット1
0から落下しない残留物と一次掻き落とし羽根14側か
ら二次掻き落とし羽根16側にかけて送られるその残留
物のうち、さらにスリット10から落下しない残留物の
2種類の観念を有する。換言すれば、一次掻き落とし羽
根14側における「異物」は、二次掻き落とし羽根16
側においてその大部分が、粗砕または中砕される構成を
採用しているから、必ずしも従来の観念における「異
物」にならない。
物」は、一次掻き落とし羽根14側においてスリット1
0から落下しない残留物と一次掻き落とし羽根14側か
ら二次掻き落とし羽根16側にかけて送られるその残留
物のうち、さらにスリット10から落下しない残留物の
2種類の観念を有する。換言すれば、一次掻き落とし羽
根14側における「異物」は、二次掻き落とし羽根16
側においてその大部分が、粗砕または中砕される構成を
採用しているから、必ずしも従来の観念における「異
物」にならない。
【0027】したがって、説明の便宜上、断りのない限
り一次掻き落とし羽根14側における残留物を「一次異
物」と称する。そして一次掻き落とし羽根14側からド
ラム12外へ排出される残留物を「二次異物」と称す
る。よって、二次異物がこの発明では、本来的な観念に
おける異物に相当し、一次異物は説明の便宜上の用語で
あって、未だ窯業用原料として使用できる原土を含んだ
ものといえる。
り一次掻き落とし羽根14側における残留物を「一次異
物」と称する。そして一次掻き落とし羽根14側からド
ラム12外へ排出される残留物を「二次異物」と称す
る。よって、二次異物がこの発明では、本来的な観念に
おける異物に相当し、一次異物は説明の便宜上の用語で
あって、未だ窯業用原料として使用できる原土を含んだ
ものといえる。
【0028】この発明では、窯業用原土の種類に対応で
きるように構成されている。その詳細については、追っ
て説明するが、異物が比較的少ない原土の場合では、一
次掻き落とし羽根14により原土の篩い分けを専ら行
い、一次異物として篩い分けられた残留物はさらに粗砕
または中砕させることにより後工程へ搬出させ、その残
余の二次異物(残留物)のみを従来の観念における異物
として廃棄するようにしている。
きるように構成されている。その詳細については、追っ
て説明するが、異物が比較的少ない原土の場合では、一
次掻き落とし羽根14により原土の篩い分けを専ら行
い、一次異物として篩い分けられた残留物はさらに粗砕
または中砕させることにより後工程へ搬出させ、その残
余の二次異物(残留物)のみを従来の観念における異物
として廃棄するようにしている。
【0029】一次異物を一次掻き落とし羽根14側から
二次掻き落とし羽根16側へ送り、二次異物をドラム1
2外へ排出できるようにするため、ドラム12は原土の
入口34側が高く、出口36側が低く傾斜状態に設けら
れているが、その傾斜角度は、おおよそ5〜15度の傾
斜角度の範囲で設定される。
二次掻き落とし羽根16側へ送り、二次異物をドラム1
2外へ排出できるようにするため、ドラム12は原土の
入口34側が高く、出口36側が低く傾斜状態に設けら
れているが、その傾斜角度は、おおよそ5〜15度の傾
斜角度の範囲で設定される。
【0030】ドラム12は中央部に設けられた支軸18
により支承されており、異物の出口36側が基台20に
固定された軸受21に支持されている。他方、原土の入
口34側は下方が自由状態に設けられた軸受22によっ
て支持されている。そして、この軸受22は原土の入口
34側において連結部材24を介して支持板26に固定
されている。原土の入口34側は、原土をドラム12に
供給するため、ホッパ−28が設けられているから、支
軸18の入口34側に十分なスペ−スを設ける余裕がな
いため、前記したような構成により支軸18の入口34
側は軸受22によって支持されている。
により支承されており、異物の出口36側が基台20に
固定された軸受21に支持されている。他方、原土の入
口34側は下方が自由状態に設けられた軸受22によっ
て支持されている。そして、この軸受22は原土の入口
34側において連結部材24を介して支持板26に固定
されている。原土の入口34側は、原土をドラム12に
供給するため、ホッパ−28が設けられているから、支
軸18の入口34側に十分なスペ−スを設ける余裕がな
いため、前記したような構成により支軸18の入口34
側は軸受22によって支持されている。
【0031】このドラム12に搬入される原土がドラム
12内において攪拌、分散されながら出口36側へ移送
されるようにするため、ドラム12は揺動自在に設けら
れている。ドラム12の揺動手段の具体例として、原土
の入口34側にモ−タ30が設けられている。そしてモ
−タ30の回転軸にレバ−40が取り付けられ、レバ−
40の先端に連結杆32の一端が軸着されており、連結
杆32の他端はドラム12の上方位置に取り付けられた
支持軸38に軸着されている。
12内において攪拌、分散されながら出口36側へ移送
されるようにするため、ドラム12は揺動自在に設けら
れている。ドラム12の揺動手段の具体例として、原土
の入口34側にモ−タ30が設けられている。そしてモ
−タ30の回転軸にレバ−40が取り付けられ、レバ−
40の先端に連結杆32の一端が軸着されており、連結
杆32の他端はドラム12の上方位置に取り付けられた
支持軸38に軸着されている。
【0032】したがって、モ−タ30の駆動によりレバ
−40、連結杆32および支持軸38を介してドラム1
2が支軸18を中心にして揺動される。この場合、揺動
する角度は60〜90度の範囲に設定されている。入口
34側のホッパ−28から投入される原土はこのドラム
12内で揺動されることにより、確実に分散し攪拌され
る。したがって、後述する一次掻き落とし羽根14と二
次掻き落とし羽根16のドラム12内における回転と相
待って篩い分けられた原土のうち、スリット10の間隔
により細かいものはドラム12下方に設けられたコンベ
ア48に強制的に落下され、スリット10から落下しな
い残留物は出口36側に向けて送られるように構成され
ている。
−40、連結杆32および支持軸38を介してドラム1
2が支軸18を中心にして揺動される。この場合、揺動
する角度は60〜90度の範囲に設定されている。入口
34側のホッパ−28から投入される原土はこのドラム
12内で揺動されることにより、確実に分散し攪拌され
る。したがって、後述する一次掻き落とし羽根14と二
次掻き落とし羽根16のドラム12内における回転と相
待って篩い分けられた原土のうち、スリット10の間隔
により細かいものはドラム12下方に設けられたコンベ
ア48に強制的に落下され、スリット10から落下しな
い残留物は出口36側に向けて送られるように構成され
ている。
【0033】しかし、原土を篩い分けるに際して、ドラ
ム12を揺動させるだけではなおスリット10の間隔に
より細かい原土であっても落下させる確実性に欠けるた
め、この発明ではさらに次の工夫が凝らしてある。ドラ
ム12の下方寄りであって、ドラム12の軸芯の両側で
あってドラム12の底側寄りに一対の回転軸50、50
が設けられている。そしてこれらの回転軸50の出口3
6側の端に駆動モ−タ52がそれぞれ配設されており、
駆動モ−タ52の回転力が回転軸50に伝達されるよう
に構成されている(図1、図3、図10を参照)。
ム12を揺動させるだけではなおスリット10の間隔に
より細かい原土であっても落下させる確実性に欠けるた
め、この発明ではさらに次の工夫が凝らしてある。ドラ
ム12の下方寄りであって、ドラム12の軸芯の両側で
あってドラム12の底側寄りに一対の回転軸50、50
が設けられている。そしてこれらの回転軸50の出口3
6側の端に駆動モ−タ52がそれぞれ配設されており、
駆動モ−タ52の回転力が回転軸50に伝達されるよう
に構成されている(図1、図3、図10を参照)。
【0034】そして、これらの回転軸50、50には2
種類の一次掻き落とし羽根14、引っ掛け部15を備え
た二次掻き落とし羽根16が装着され、回転軸50、5
0の回転に応じて回転するように構成されていることは
いうまでもない。したがって、一次掻き落とし羽根14
と二次掻き落とし羽根16は各スリット10毎に対向し
て設けられている。回転軸50、50に装着された2種
類の掻き落とし羽根14、16のうち、入口34寄りの
一次掻き落とし羽根14は、図5に示されるように、1
回転する際に原土をこれらの4個の突起部17により篩
い分けできるように等間隔に4個の突起部17を備えた
形態のものである。しかし、このような形態のものに制
限する趣旨ではない。
種類の一次掻き落とし羽根14、引っ掛け部15を備え
た二次掻き落とし羽根16が装着され、回転軸50、5
0の回転に応じて回転するように構成されていることは
いうまでもない。したがって、一次掻き落とし羽根14
と二次掻き落とし羽根16は各スリット10毎に対向し
て設けられている。回転軸50、50に装着された2種
類の掻き落とし羽根14、16のうち、入口34寄りの
一次掻き落とし羽根14は、図5に示されるように、1
回転する際に原土をこれらの4個の突起部17により篩
い分けできるように等間隔に4個の突起部17を備えた
形態のものである。しかし、このような形態のものに制
限する趣旨ではない。
【0035】他方、出口36寄りに装着された二次掻き
落とし羽根16は、図6に示されるように、両側に鋭角
な刃先状の引っ掛け部15を備えたものである。二次掻
き落とし羽根16は、前記したように、一次掻き落とし
羽根14側から一次異物として送られてくる残留物をそ
のままドラム12外へ排出することなく、ドラム12の
揺動運動と二次掻き落とし羽根16の回転運動による複
合運動により、引っ掛け部15が一次異物を引っ掻き、
あるいは噛み込むことによって粗砕したり、中砕する機
能を有する。
落とし羽根16は、図6に示されるように、両側に鋭角
な刃先状の引っ掛け部15を備えたものである。二次掻
き落とし羽根16は、前記したように、一次掻き落とし
羽根14側から一次異物として送られてくる残留物をそ
のままドラム12外へ排出することなく、ドラム12の
揺動運動と二次掻き落とし羽根16の回転運動による複
合運動により、引っ掛け部15が一次異物を引っ掻き、
あるいは噛み込むことによって粗砕したり、中砕する機
能を有する。
【0036】これらの2種類の一次掻き落とし羽根14
と二次掻き落とし羽根16は、図5、6に示されるよう
に、ドラム12の外側からドラム12内に向け、スリッ
ト10を介してその一部が装入され、ドラム12内に向
けて回転自在に設けられている。したがって、一次掻き
落とし羽根14と二次掻き落とし羽根16はその一部が
ドラム12内に臨ませられた状態により回転することに
より、突起部17や引っ掛け部15がドラム12内に出
没し、ドラム12内の原土を一次掻き落とし羽根14の
場合は篩い分け、二次掻き落とし羽根16の場合は、さ
らに一次異物を粗砕し、中砕すると併せ篩い分け、二次
異物をドラム12外へ排出する機能を有する。
と二次掻き落とし羽根16は、図5、6に示されるよう
に、ドラム12の外側からドラム12内に向け、スリッ
ト10を介してその一部が装入され、ドラム12内に向
けて回転自在に設けられている。したがって、一次掻き
落とし羽根14と二次掻き落とし羽根16はその一部が
ドラム12内に臨ませられた状態により回転することに
より、突起部17や引っ掛け部15がドラム12内に出
没し、ドラム12内の原土を一次掻き落とし羽根14の
場合は篩い分け、二次掻き落とし羽根16の場合は、さ
らに一次異物を粗砕し、中砕すると併せ篩い分け、二次
異物をドラム12外へ排出する機能を有する。
【0037】一次掻き落とし羽根14は原土を粗砕する
機能を有するものではなく、ドラム12内の原土をドラ
ム12の揺動による揺動運動と一次掻き落とし羽根14
の回転運動との複合運動により、原土のうちスリット1
0の間隔により細かいものをスリット10を介して強制
的に受け台48へ落下させ、スリット10の間隔により
大きい一次異物(残留物)をドラム12内を進行させ、
二次掻き落とし羽根16側へ供給するようにしている。
したがって、一次掻き落とし羽根14側のスリット10
から脱落される原土は、本来的にスリット10の間隔に
比較して小さな細かいものであるから、次工程において
粗砕の必要のないいわゆる粗砕済の状態に等しいものと
いえるので、粗砕や中砕の工程を省略し、直ちに摩砕を
行うため、二次ロ−ルクラッシャへ直接投入できる利益
がある(図11を参照)。
機能を有するものではなく、ドラム12内の原土をドラ
ム12の揺動による揺動運動と一次掻き落とし羽根14
の回転運動との複合運動により、原土のうちスリット1
0の間隔により細かいものをスリット10を介して強制
的に受け台48へ落下させ、スリット10の間隔により
大きい一次異物(残留物)をドラム12内を進行させ、
二次掻き落とし羽根16側へ供給するようにしている。
したがって、一次掻き落とし羽根14側のスリット10
から脱落される原土は、本来的にスリット10の間隔に
比較して小さな細かいものであるから、次工程において
粗砕の必要のないいわゆる粗砕済の状態に等しいものと
いえるので、粗砕や中砕の工程を省略し、直ちに摩砕を
行うため、二次ロ−ルクラッシャへ直接投入できる利益
がある(図11を参照)。
【0038】また、原土が粘性の高い水分を多量に含ん
だものである場合は、ドラム12の揺動運動により原土
はドラム12内において攪拌、分散されるので、一次掻
き落とし羽根14や二次掻き落とし羽根16の回転運動
と併せ一層スリット10の目詰りを確実に防ぐことがで
きる。
だものである場合は、ドラム12の揺動運動により原土
はドラム12内において攪拌、分散されるので、一次掻
き落とし羽根14や二次掻き落とし羽根16の回転運動
と併せ一層スリット10の目詰りを確実に防ぐことがで
きる。
【0039】したがって、回転するこの一次掻き落とし
羽根14は、ドラム12の揺動運動と相待って原土を複
合運動によりドラム12内で強制的に攪拌し、分散させ
る機能を備えているから、原土がスリット10を目詰り
させることなく、篩い分けを一層確実に行うことができ
るように配慮されている。
羽根14は、ドラム12の揺動運動と相待って原土を複
合運動によりドラム12内で強制的に攪拌し、分散させ
る機能を備えているから、原土がスリット10を目詰り
させることなく、篩い分けを一層確実に行うことができ
るように配慮されている。
【0040】他方、二次掻き落とし羽根16は、前記し
たとおり引っ掛け部15を備えたものであるから、ドラ
ム12の揺動と相待って原土を破砕する機能を備えてい
る。したがって、一次掻き落とし羽根14の回転運動と
ドラム12の揺動運動により、残留物としてスリット1
0を介して落下しなかった二次異物(残余の原土)のう
ちの相当量について粗砕あるいは、中砕する機能を備え
ている。また、一次掻き落とし羽根14側でスリット1
0を介して落下できなかった原土の残留物つまり一次異
物の相当部分は、二次掻き落とし羽根16側でさらにド
ラム12の揺動運動と相待って破砕され、強制的にスリ
ット10を介して落下されることはいうまでもない。も
ちろん、二次掻き落とし羽根16により、破砕ができな
かったものは、ドラム12の出口36から二次異物とし
て排出される。
たとおり引っ掛け部15を備えたものであるから、ドラ
ム12の揺動と相待って原土を破砕する機能を備えてい
る。したがって、一次掻き落とし羽根14の回転運動と
ドラム12の揺動運動により、残留物としてスリット1
0を介して落下しなかった二次異物(残余の原土)のう
ちの相当量について粗砕あるいは、中砕する機能を備え
ている。また、一次掻き落とし羽根14側でスリット1
0を介して落下できなかった原土の残留物つまり一次異
物の相当部分は、二次掻き落とし羽根16側でさらにド
ラム12の揺動運動と相待って破砕され、強制的にスリ
ット10を介して落下されることはいうまでもない。も
ちろん、二次掻き落とし羽根16により、破砕ができな
かったものは、ドラム12の出口36から二次異物とし
て排出される。
【0041】この発明の前記した実施例は、原土中に比
較的異物の混入が多い場合を前提としてその篩い装置に
ついて例示したが、比較的異物の混入が少ない場合につ
いての解決手段についても発明者は予定している。
較的異物の混入が多い場合を前提としてその篩い装置に
ついて例示したが、比較的異物の混入が少ない場合につ
いての解決手段についても発明者は予定している。
【0042】先に説明したように、一次掻き落とし羽根
14の構成は、専ら原土の篩い分けを目的としたもので
あり、異物の破砕機能の有するものでない。したがっ
て、比較的異物の混入の少ない場合については、ドラム
12の全長に亘って一次掻き落とし羽根14を設けるこ
とにより確実な篩い分けと異物の排出ができる。しか
し、原土中の異物の混入が一層多い場合に備えて一次掻
き落とし羽根14に代えて引っ掛け部15を備えた二次
掻き落とし羽根16を採用することにより、原土の篩い
分けとともに破砕を行うことも発明者は予定している。
もちろん、発明者は、ドラム12の全長に亘って二次掻
き落とし羽根16を設けることについても予定してい
る。なお、この明細書において使用した用語「一次掻き
落とし羽根」、「二次掻き落とし羽根」は、ドラム12
内に形態の異なる2種類の掻き落とし羽根が採用される
場合について区別するための便宜上のものである。した
がって、単に「掻き落とし羽根」という場合は、具体例
として一次掻き落とし羽根14に対応するものであっ
て、引っ掛け部を備えないものであることを意味してい
る。
14の構成は、専ら原土の篩い分けを目的としたもので
あり、異物の破砕機能の有するものでない。したがっ
て、比較的異物の混入の少ない場合については、ドラム
12の全長に亘って一次掻き落とし羽根14を設けるこ
とにより確実な篩い分けと異物の排出ができる。しか
し、原土中の異物の混入が一層多い場合に備えて一次掻
き落とし羽根14に代えて引っ掛け部15を備えた二次
掻き落とし羽根16を採用することにより、原土の篩い
分けとともに破砕を行うことも発明者は予定している。
もちろん、発明者は、ドラム12の全長に亘って二次掻
き落とし羽根16を設けることについても予定してい
る。なお、この明細書において使用した用語「一次掻き
落とし羽根」、「二次掻き落とし羽根」は、ドラム12
内に形態の異なる2種類の掻き落とし羽根が採用される
場合について区別するための便宜上のものである。した
がって、単に「掻き落とし羽根」という場合は、具体例
として一次掻き落とし羽根14に対応するものであっ
て、引っ掛け部を備えないものであることを意味してい
る。
【0043】スリット10の間隔より大きな硬い異物が
原土に混入することを回避できないが、このような異物
が混入した場合、スリット10から落下しないことはい
うまでもない。
原土に混入することを回避できないが、このような異物
が混入した場合、スリット10から落下しないことはい
うまでもない。
【0044】また、一次掻き落とし羽根14や二次掻き
落とし羽根16が回転中に異物を噛み込み、その回転が
阻止され、篩い分け作業が中断されるおそれや、無理な
駆動によるドラム12や掻き落とし羽根14、16や回
転軸50、駆動モ−タ52などの損傷のおそれも少なく
ないので、この発明では次の対応策が講じられている。
落とし羽根16が回転中に異物を噛み込み、その回転が
阻止され、篩い分け作業が中断されるおそれや、無理な
駆動によるドラム12や掻き落とし羽根14、16や回
転軸50、駆動モ−タ52などの損傷のおそれも少なく
ないので、この発明では次の対応策が講じられている。
【0045】回転軸50に駆動モ−タ52が接続されて
いることは先に説明したが、この駆動モ−タ52と電源
53(三相交流電源)との間にインバ−タ54が設けら
れている。一般的な汎用インバ−タは、三相誘導式のモ
−タを可変速運転するための制御手段として広く知られ
ているが、この実施例のインバ−タ54も同様に、交流
電源を一旦直流に変換し再度交流に変換して駆動モ−タ
52を制御するものであり、直流から交流に変換すると
きに所要の出力周波数を駆動モ−タ52に印加すること
により駆動モ−タ52の円滑な可変速運転を実現するも
のである。
いることは先に説明したが、この駆動モ−タ52と電源
53(三相交流電源)との間にインバ−タ54が設けら
れている。一般的な汎用インバ−タは、三相誘導式のモ
−タを可変速運転するための制御手段として広く知られ
ているが、この実施例のインバ−タ54も同様に、交流
電源を一旦直流に変換し再度交流に変換して駆動モ−タ
52を制御するものであり、直流から交流に変換すると
きに所要の出力周波数を駆動モ−タ52に印加すること
により駆動モ−タ52の円滑な可変速運転を実現するも
のである。
【0046】また、この実施例のインバ−タ54は、駆
動モ−タ52への負荷に応じた電流を駆動モ−タ52に
流して負荷に対応する運転制御を行う機能を備えてい
る。さらにこのインバ−タ54は、駆動モ−タ52への
設定以上の負荷すなわち過負荷が生じたときの電流値を
検知する検知手段56と過負荷時に駆動モ−タ52への
電流の遮断を一時的に行い、かつ通電を継続的に行うこ
とのできる電流開閉手段58が接続されている(図10
を参照)。したがって、この電流開閉手段58は電気回
路の開閉機能を備えたものである。
動モ−タ52への負荷に応じた電流を駆動モ−タ52に
流して負荷に対応する運転制御を行う機能を備えてい
る。さらにこのインバ−タ54は、駆動モ−タ52への
設定以上の負荷すなわち過負荷が生じたときの電流値を
検知する検知手段56と過負荷時に駆動モ−タ52への
電流の遮断を一時的に行い、かつ通電を継続的に行うこ
とのできる電流開閉手段58が接続されている(図10
を参照)。したがって、この電流開閉手段58は電気回
路の開閉機能を備えたものである。
【0047】次に、このインバ−タ54、検知手段56
および電流開閉手段58による過負荷防止の作用につい
て説明する。一次掻き落とし羽根14や二次掻き落とし
羽根16が原土中の異物を噛み込んだとき、これらの一
次掻き落とし羽根14や二次掻き落とし羽根16は依然
として回転しようとするため、回転軸50を通じて駆動
モ−タ52への負荷が増大する。
および電流開閉手段58による過負荷防止の作用につい
て説明する。一次掻き落とし羽根14や二次掻き落とし
羽根16が原土中の異物を噛み込んだとき、これらの一
次掻き落とし羽根14や二次掻き落とし羽根16は依然
として回転しようとするため、回転軸50を通じて駆動
モ−タ52への負荷が増大する。
【0048】駆動モ−タ52への負荷が増大すると、イ
ンバ−タ54の働きによって負荷に応じて電流値が増大
して駆動モ−タ52に流れる。しかし、インバ−タ54
に予め設定された電流値を超えて負荷以上の過負荷状態
となると検知手段56によりその際の電流値が検知さ
れ、その検知信号により電流開閉手段58を作動させて
駆動モ−タ52への電流が一時的に遮断される。
ンバ−タ54の働きによって負荷に応じて電流値が増大
して駆動モ−タ52に流れる。しかし、インバ−タ54
に予め設定された電流値を超えて負荷以上の過負荷状態
となると検知手段56によりその際の電流値が検知さ
れ、その検知信号により電流開閉手段58を作動させて
駆動モ−タ52への電流が一時的に遮断される。
【0049】駆動モ−タ52への電流が一時的にたとえ
ば、約2秒間遮断されることにより、回転軸50は回転
力を失うことになる。しかし、一時的な短い時間ではあ
るものの、回転軸50が回転力を失うまでは、駆動モ−
タ52は回転軸50を介して一次掻き落とし羽根14や
二次掻き落とし羽根16に回転させようとする力を奏す
る。そこで、一次掻き落とし羽根14や二次掻き落とし
羽根16のその力が異物に対して働くが、異物を噛み込
んでいる状態であるため回転軸50は回転できないので
回転軸50がねじれの応力を受けて僅かではあるがねじ
れる。回転軸50は金属による弾性体により構成されて
いるため、僅かなねじれではあるものの、弾性エネルギ
−が回転軸50に蓄積される。この点をさらに詳しく説
明すると、この弾性エネルギ−は回転軸50の材料が有
する鋼性率などによって大小が支配される。
ば、約2秒間遮断されることにより、回転軸50は回転
力を失うことになる。しかし、一時的な短い時間ではあ
るものの、回転軸50が回転力を失うまでは、駆動モ−
タ52は回転軸50を介して一次掻き落とし羽根14や
二次掻き落とし羽根16に回転させようとする力を奏す
る。そこで、一次掻き落とし羽根14や二次掻き落とし
羽根16のその力が異物に対して働くが、異物を噛み込
んでいる状態であるため回転軸50は回転できないので
回転軸50がねじれの応力を受けて僅かではあるがねじ
れる。回転軸50は金属による弾性体により構成されて
いるため、僅かなねじれではあるものの、弾性エネルギ
−が回転軸50に蓄積される。この点をさらに詳しく説
明すると、この弾性エネルギ−は回転軸50の材料が有
する鋼性率などによって大小が支配される。
【0050】過負荷時にはこの状態で電流が遮断される
ために、回転しようとする掻き落とし羽根14、16が
異物に与える力が失われ、回転軸50に蓄積された弾性
エネルギ−によって回転軸50のねじれを復元させよう
とする力が生ずる。回転軸50のねじれが復元されると
きに、回転軸50のねじれの復元と併せて回転軸50が
逆回転する。回転軸50のねじれが復元するときに回転
軸50が逆回転する理由は、回転軸50のねじれた微小
部分がねじれを復元する力によって僅かに逆回転しよう
とする力が回転軸50に作用し、回転軸50は全体とし
て逆回転することになる。また、回転軸50が逆回転を
始めると、回転軸50の慣性モ−メントにしたがってさ
らに逆回転する力が働くので、回転軸50のねじれた微
小部分の逆回転により回転量以上の逆回転が加えて行わ
れることになる。かくして回転軸50が逆回転すること
により、一次掻き落とし羽根14や二次掻き落とし羽根
16は逆回転するので、両羽根14、16が食い込んで
いた異物を解放し、ドラム12の揺動と相待って異物が
出口36側に向けて送られることになる。電流の遮断時
間が経過すると駆動モ−タ52に再び電流が流れて定常
運転が行われる。
ために、回転しようとする掻き落とし羽根14、16が
異物に与える力が失われ、回転軸50に蓄積された弾性
エネルギ−によって回転軸50のねじれを復元させよう
とする力が生ずる。回転軸50のねじれが復元されると
きに、回転軸50のねじれの復元と併せて回転軸50が
逆回転する。回転軸50のねじれが復元するときに回転
軸50が逆回転する理由は、回転軸50のねじれた微小
部分がねじれを復元する力によって僅かに逆回転しよう
とする力が回転軸50に作用し、回転軸50は全体とし
て逆回転することになる。また、回転軸50が逆回転を
始めると、回転軸50の慣性モ−メントにしたがってさ
らに逆回転する力が働くので、回転軸50のねじれた微
小部分の逆回転により回転量以上の逆回転が加えて行わ
れることになる。かくして回転軸50が逆回転すること
により、一次掻き落とし羽根14や二次掻き落とし羽根
16は逆回転するので、両羽根14、16が食い込んで
いた異物を解放し、ドラム12の揺動と相待って異物が
出口36側に向けて送られることになる。電流の遮断時
間が経過すると駆動モ−タ52に再び電流が流れて定常
運転が行われる。
【0051】このように、一次掻き落とし羽根14や二
次掻き落とし羽根16が異物を噛み込んでも駆動モ−タ
52に電流が遮断され、その結果、両羽根14、16が
逆回転するので、駆動モ−タ52などに対する過負荷に
よる損傷を防止できるとともに異物を解放することがで
きる。
次掻き落とし羽根16が異物を噛み込んでも駆動モ−タ
52に電流が遮断され、その結果、両羽根14、16が
逆回転するので、駆動モ−タ52などに対する過負荷に
よる損傷を防止できるとともに異物を解放することがで
きる。
【0052】過負荷時の電流値は、駆動モ−タ52の定
格の概ね130〜150%の範囲内で予め任意の電流値
が設定される。この実施例の場合、電流の遮断時間を約
2秒としたが、ドラム12の揺動周期を考慮すれば任意
に設定すればよい。
格の概ね130〜150%の範囲内で予め任意の電流値
が設定される。この実施例の場合、電流の遮断時間を約
2秒としたが、ドラム12の揺動周期を考慮すれば任意
に設定すればよい。
【0053】
【発明の効果】この発明は、上記の構成であるから、以
下の利点を有する。 (1)揺動運動するスリットを備えたドラムと回転運動
する掻き落とし羽根との複合運動により、原土の篩い分
けが強制的に行われるから、原土はドラム内において確
実に分散し攪拌され、入口側から出口側に向けて移送さ
れるので、ドラム内とりわけスリット付近に堆積しない
から、スリットに目詰り発生させることなく、異物を残
留物としてドラム外へ排出でき、スリットから細かい原
土を確実にドラム外へ落下させることができる。 (2)一次掻き落とし羽根と併せ二次掻き落とし羽根を
設けることにより、ドラムの揺動とともに両羽根が回転
するので、一次掻き落とし羽根側において原土の大部分
を篩い分けでき、一次掻き落とし羽根側から二次掻き落
とし羽根側へ送られる残留物を再度、篩い分けと破砕を
行うので、異物としてドラム外へ排出される原土を著し
く少なくできる。したがって、細かい被篩い物や中砕物
はそのまま二次ロ−ルクラッシャへ搬入して摩砕できる
し、粗砕された原土を一次ロ−ルクラッシャへの搬入さ
せて中砕することにより二次ロ−ルクラッシャへ送るだ
けでよいから、一次ロ−ルクラッシャによる破砕処理を
著しく省略することができる。よって、窯業用原土の処
理工程の短縮化に寄与できる。 (3)掻き落し羽根を回転自在に支承させて回転軸に駆
動モ−タが接続され、駆動モ−タに駆動モ−タを回転制
御するインバ−タが接続され、インバ−タに予め設定し
た電流値を超える電流を検知する検知手段と検知手段の
検知信号により駆動モ−タへの電流の遮断および通電を
する電流開閉手段が接続されているから、破砕すること
のできない異物を掻き落とし羽根が噛み込むことによ
り、駆動モ−タ側への過負荷が生じても、駆動モ−タへ
の電流が遮断されることによって、自由状態になる回転
軸が一時的に逆回転し、過負荷による掻き落とし羽根や
駆動モ−タへの損傷を防止できるとともに、通電を再開
することにより装置を停止することなく安定して篩い分
け作業を継続的に実施できる。
下の利点を有する。 (1)揺動運動するスリットを備えたドラムと回転運動
する掻き落とし羽根との複合運動により、原土の篩い分
けが強制的に行われるから、原土はドラム内において確
実に分散し攪拌され、入口側から出口側に向けて移送さ
れるので、ドラム内とりわけスリット付近に堆積しない
から、スリットに目詰り発生させることなく、異物を残
留物としてドラム外へ排出でき、スリットから細かい原
土を確実にドラム外へ落下させることができる。 (2)一次掻き落とし羽根と併せ二次掻き落とし羽根を
設けることにより、ドラムの揺動とともに両羽根が回転
するので、一次掻き落とし羽根側において原土の大部分
を篩い分けでき、一次掻き落とし羽根側から二次掻き落
とし羽根側へ送られる残留物を再度、篩い分けと破砕を
行うので、異物としてドラム外へ排出される原土を著し
く少なくできる。したがって、細かい被篩い物や中砕物
はそのまま二次ロ−ルクラッシャへ搬入して摩砕できる
し、粗砕された原土を一次ロ−ルクラッシャへの搬入さ
せて中砕することにより二次ロ−ルクラッシャへ送るだ
けでよいから、一次ロ−ルクラッシャによる破砕処理を
著しく省略することができる。よって、窯業用原土の処
理工程の短縮化に寄与できる。 (3)掻き落し羽根を回転自在に支承させて回転軸に駆
動モ−タが接続され、駆動モ−タに駆動モ−タを回転制
御するインバ−タが接続され、インバ−タに予め設定し
た電流値を超える電流を検知する検知手段と検知手段の
検知信号により駆動モ−タへの電流の遮断および通電を
する電流開閉手段が接続されているから、破砕すること
のできない異物を掻き落とし羽根が噛み込むことによ
り、駆動モ−タ側への過負荷が生じても、駆動モ−タへ
の電流が遮断されることによって、自由状態になる回転
軸が一時的に逆回転し、過負荷による掻き落とし羽根や
駆動モ−タへの損傷を防止できるとともに、通電を再開
することにより装置を停止することなく安定して篩い分
け作業を継続的に実施できる。
【図1】図1は、この発明の実施例を示す装置全体の概
略側面図である。
略側面図である。
【図2】図2はこの発明の実施例を示す装置全体の概略
正面図である。
正面図である。
【図3】図3はこの発明の実施例を示す装置全体の概略
平面図である。
平面図である。
【図4】図4はドラムと2種類の掻き落とし羽根との関
係を示す概略側面図である。
係を示す概略側面図である。
【図5】図5は一次掻き落とし羽根とドラムの関係を示
す要部正面図である。
す要部正面図である。
【図6】図6は二次掻き落とし羽根とドラムの関係を示
す要部正面図である。
す要部正面図である。
【図7】図7はドラムが一側に揺動された状態における
一次掻き落とし羽根との作用を示す要部正面図である。
一次掻き落とし羽根との作用を示す要部正面図である。
【図8】図8はドラムの常態時における一次掻き落とし
羽根との作用を示す要部正面図である。
羽根との作用を示す要部正面図である。
【図9】図9はドラムが他側に揺動された状態における
一次掻き落とし羽根との作用を示す要部正面図である。
一次掻き落とし羽根との作用を示す要部正面図である。
【図10】図10はインバ−タにより駆動モ−タ、回転
軸、一次掻き落とし羽根、二次掻き落とし羽根が制御さ
れた状態を示す概略説明図である。
軸、一次掻き落とし羽根、二次掻き落とし羽根が制御さ
れた状態を示す概略説明図である。
【図11】図11は窯業用原土の処理工程を示すフロ−
チャ−ト図である。
チャ−ト図である。
10 スリット 12 ドラム 14 一次掻き落とし羽根 15 引っ掛け部 16 二次掻き落とし羽根 34 原土の入口 36 原土の出口 50 回転軸 52 駆動モ−タ 54 インバ−タ 56 検知手段 58 電流開閉手段
Claims (4)
- 【請求項1】 円周方向に多数のスリットを備えた円筒
状のドラムが窯業用原土の入口側を高く、出口側を低く
傾斜状態にかつドラムの軸芯の周囲に揺動自在に設けら
れ、 該ドラムの軸芯の両側であって、各スリットを介して掻
き落し羽根が対向状態にドラムの外側から内側にかけて
臨ませられ、かつ回転自在に設けられてなることを特徴
とする窯業用原土の篩い装置。 - 【請求項2】 ドラムの窯業用原土の入口側から出口側
にかけて設けられたスリット群に一次掻き落し羽根と引
っ掛け部を備えた二次掻き落し羽根がそれぞれ回転自在
に設けられてなることを特徴とする請求項1記載の窯業
用原土の篩い装置。 - 【請求項3】 引っ掛け部を備えた掻き落し羽根である
ことを特徴とする請求項1記載の窯業用原土の篩い装
置。 - 【請求項4】 掻き落し羽根を回転自在に支承させた回
転軸に駆動モ−タが配設され、 駆動モ−タに駆動モ−タを回転制御するインバ−タが接
続され、 インバ−タに予め設定された電流値を超えた電流を検知
する検知手段と検知手段の検知信号により駆動モ−タへ
の電流の一時的な遮断を行う電流開閉手段が接続されて
なることを特徴とする請求項1記載の窯業用原土の篩い
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7184831A JP3049473B2 (ja) | 1995-06-27 | 1995-06-27 | 窯業用原土の篩い装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7184831A JP3049473B2 (ja) | 1995-06-27 | 1995-06-27 | 窯業用原土の篩い装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0910692A true JPH0910692A (ja) | 1997-01-14 |
JP3049473B2 JP3049473B2 (ja) | 2000-06-05 |
Family
ID=16160073
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7184831A Expired - Fee Related JP3049473B2 (ja) | 1995-06-27 | 1995-06-27 | 窯業用原土の篩い装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3049473B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014177862A (ja) * | 2013-03-14 | 2014-09-25 | Allu Finland Oy | 重機で動作するふるいスクリーンバケット |
JP2015150506A (ja) * | 2014-02-14 | 2015-08-24 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | 選別方法 |
JP2015150505A (ja) * | 2014-02-14 | 2015-08-24 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | 選別装置 |
CN109647711A (zh) * | 2019-01-02 | 2019-04-19 | 太原市第建筑工程集团有限公司 | 一种建筑用筛沙机 |
CN115846211A (zh) * | 2023-02-21 | 2023-03-28 | 黑龙江省农业科学院黑河分院 | 一种大豆分级筛选设备 |
-
1995
- 1995-06-27 JP JP7184831A patent/JP3049473B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014177862A (ja) * | 2013-03-14 | 2014-09-25 | Allu Finland Oy | 重機で動作するふるいスクリーンバケット |
JP2015150506A (ja) * | 2014-02-14 | 2015-08-24 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | 選別方法 |
JP2015150505A (ja) * | 2014-02-14 | 2015-08-24 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | 選別装置 |
CN109647711A (zh) * | 2019-01-02 | 2019-04-19 | 太原市第建筑工程集团有限公司 | 一种建筑用筛沙机 |
CN115846211A (zh) * | 2023-02-21 | 2023-03-28 | 黑龙江省农业科学院黑河分院 | 一种大豆分级筛选设备 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3049473B2 (ja) | 2000-06-05 |
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