JPH09105547A - 冷暖房装置及びその使用方法 - Google Patents

冷暖房装置及びその使用方法

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JPH09105547A
JPH09105547A JP7262764A JP26276495A JPH09105547A JP H09105547 A JPH09105547 A JP H09105547A JP 7262764 A JP7262764 A JP 7262764A JP 26276495 A JP26276495 A JP 26276495A JP H09105547 A JPH09105547 A JP H09105547A
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cooling
heat exchanger
heating
floor
refrigeration cycle
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Yoshiyuki Murai
良行 村井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常は、自然に近い快適性を得ることができ
る一方、起動直後の立上がり時等において、大型化しな
くても、急速冷暖房の要求に対して即時的に対応できる
冷暖房装置及びその使用方法を提供する。 【解決手段】 ヒ−トポンプ冷凍サイクルにおける室内
側熱交換器として第1、第2熱交換器13、14を設け
ると共に、その第1、第2熱交換器13、14に供給さ
れる冷媒の供給割合を調整する流量調整弁10、11を
設け、その流量調整弁10、11の調整により、起動初
期は、第1熱交換器13にのみ冷媒を流して、空調冷暖
房を行い、その後、しばらくしてから、第2熱交換器1
4に冷媒を流して、床輻射冷暖房を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷暖房装置及びそ
の使用方法に関する。
【0002】
【従来技術】冷暖房装置には、特開平6−265180
号公報に示すように、床輻射冷暖房システムと床吹出し
空調システムという輻射と対流の2つのシステムを組合
わせたものがある。このものにおいては、熱源機器によ
り生成された所定温度の媒体(冷水又は温水)を床下に
敷設された熱交換器(具体的には冷温水循環パイプ)に
供給して、床を介して室内に対して輻射熱を放射する一
方、前記熱源機器により生成された所定温度の媒体(冷
水又は温水)と室内空気又は新鮮な空気とを熱交換して
空調風を得、その空調風を、床下を経由させて、床にあ
る吹出口から室内に吹出させることになっている。これ
により、この冷暖房装置においては、自然に近い快適性
を得ると共に、床輻射冷暖房システムの余熱を回収し
て、それを利用できることになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記冷暖房装
置にあっては、床輻射冷暖房システムと床吹出し空調シ
ステムのいずれもが、熱交換(床と媒体との熱交換、室
内空気等と媒体との熱交換)に際して、媒体の顕熱のみ
を利用し、基本的に、その単位時間当たりの利用熱量
(単位時間当たりの移動熱量)が小さいことから、起動
直後の立上がり時等においては、冷暖房装置を使用する
者のニ−ズに即時的に対応して、急速冷暖房を行うこと
はできない。仮に、上記内容を満足させようとすれば、
媒体の流量を増大させて、単位時間当たりの利用熱量を
大きくしなければならず、配管、ポンプ等は大型化せざ
るを得ない。しかも、熱源機器により生成された所定温
度の媒体を、床下の熱交換器に流すだけでなく、その同
じ媒体を空調風を得るための熱源として使用していると
いう構成の他に、システム上、床下を経由させて室内に
吹出される空調風に、床輻射冷暖房システムの余熱を回
収、利用させることとしており、これ故、床下における
熱交換器を流れる媒体と空調風との温度関係には、一定
の制約(冷房時には、空調風の温度は、床下における熱
交換器を流れる媒体の温度よりも高く、暖房時には、空
調風の温度は、床下における熱交換器を流れる媒体の温
度よりも低い)が持たされることになっている。このた
め、冷暖房装置を使用する者のニ−ズに即時的に対応す
べく、空調風の状態のみを、自由に調整することはでき
ない。
【0004】本発明は上記実情を鑑みてなされたもの
で、その目的は、通常は、自然に近い快適性を得ること
ができる一方、起動直後の立上がり時等において、大型
化しなくても、急速冷暖房の要求に対して即時的に対応
できる冷暖房装置及びその使用方法を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明にあっては、室内側熱交換器が蒸発器
又は凝縮器の一方とされ、室外側熱交換器が蒸発器又は
凝縮器の他方とされて、1つのヒ−トポンプ冷凍サイク
ルが構成される冷暖房装置において、前記室内側熱交換
器が、室内空気と前記ヒ−トポンプ冷凍サイクルにおけ
る媒体との間で熱交換させる第1熱交換器と、該ヒ−ト
ポンプ冷凍サイクルにおいて該第1熱交換器と並列に配
設されて、床下における床輻射冷暖房用熱交換器に供給
される媒体と前記ヒ−トポンプ冷凍サイクルにおける媒
体との間で熱交換させる第2熱交換器とを備えている、
構成としてある。
【0006】上記請求項1の好ましい態様としては、請
求項2〜13の記載の通りとなる。
【0007】さらに、上記目的を達成するために請求項
14の発明にあっては、室内側熱交換器が蒸発器又は凝
縮器の一方とされ、室外側熱交換器が蒸発器又は凝縮器
の他方とされて、1つのヒ−トポンプ冷凍サイクルが構
成され、しかも、前記室内側熱交換器が、室内空気と前
記ヒ−トポンプ冷凍サイクルにおける媒体との間で熱交
換させる第1熱交換器と、該ヒ−トポンプ冷凍サイクル
において該第1熱交換器と並列に配設されて、床下にお
ける床輻射冷暖房用熱交換器に供給される媒体と前記ヒ
−トポンプ冷凍サイクルにおける媒体との間で熱交換さ
せる第2熱交換器とを備えている冷暖房装置の使用方法
であって、起動時に、前記第2熱交換器に前記ヒ−トポ
ンプ冷凍サイクルにおける媒体を流す前に先立ち、前記
第1熱交換器に前記ヒ−トポンプ冷凍サイクルにおける
媒体を流す、構成としてある。
【0008】上記請求項14の好ましい態様としては、
請求項15の記載の通りとなる。
【0009】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、床下における
第2熱交換器(床輻射冷暖房用熱交換器)を利用して、
床輻射冷暖房を行うことができることから、騒音を発す
ることなく、温度の高い均一性を担保しつつ冷暖房がで
きることになり、自然に近い快適性を得ることができる
ことになる。その一方、冷暖房装置を使用する者のニ−
ズに対しては、第1熱交換器において、室内空気とヒ−
トポンプ冷凍サイクルにおける媒体との間で、相変化に
伴う潜熱を利用して、熱交換を行うことができることに
なり、熱交換において、単位時間当たりの利用熱量(単
位時間当たりの移動熱量)を大きくして、急速冷暖房を
迅速に行うことができることになる。このため、通常
は、自然に近い快適性を得ることができる一方、起動初
期等においては、大型化しなくても、急速冷暖房の要求
に対して即時的に対応できることになる。また、第1、
第2熱交換器がヒ−トポンプ冷凍サイクルにおいて並列
に設けられていることから、その2つの第1、第2熱交
換器を作動させるのに、1つのヒ−トポンプ冷凍サイク
ルにおける1つの圧縮機だけで足りることになる。しか
も、この場合、第1、第2熱交換器の作動態様として、
複数の態様、例えば、片方作動、両方作動等の態様を得
ることが可能となる。さらに、1つのヒ−トポンプ冷凍
サイクルを用いることから、そのヒ−トポンプ冷凍サイ
クルにおける圧縮機として、室内冷暖房に適応した能力
(容量)のものを用いることができることになり、床輻
射冷暖房システム、空調冷暖房システムを単独にそれぞ
れ設ける場合のように、当該室内に対して機関、熱源等
の総合的能力が余剰となることを防ぐことができること
になる。
【0010】請求項2の発明によれば、冷暖房装置を使
用する者の意思に基づき、自然に近い快適性と急速冷暖
房(空調風による冷暖房)とに重み付けを行うことがで
きることになり、冷暖房装置を使用する者のニ−ズを的
確に反映させることができることになる。
【0011】請求項3の発明によれば、起動初期におい
て、空調風による冷暖房が行われることになり、即効的
な急速冷暖房の要求を自動的に満足させることができる
ことになる。しかも、冷房が選択されているときには、
第1熱交換器は、室内を空調冷房するに伴って、室内の
除湿も行うことになり、この後、床輻射冷房を行うとし
ても、床上に結露が発生することを防止できることにな
る。
【0012】請求項4の発明によれば、起動初期におい
て、室内の急速冷暖房が行われる一方、その後、室内が
床輻射冷暖房を行うのに適した状態となると、床輻射冷
暖房が行われることになり、自然に近い快適性を自動的
に得ることができることになる。
【0013】請求項5の発明によれば、床輻射冷房が選
択されたときには、その選択のときから所定時間、室内
が空調冷房されて、室内の除湿も行われることになり、
床輻射冷房を行うときまでには、室内状態を、床輻射冷
房により、床上に結露が発生しない状態にすることがで
きることになる。
【0014】請求項6の発明によれば、解除手段が、起
動初期制御手段の制御を徐々に解除することから、室内
の状態を、急速冷暖房の状態(空調風による冷暖房の状
態)から自然に近い快適性の状態へ移行させるに際し
て、その移行を円滑に行うことができることになる。
【0015】請求項7の発明によれば、床に、室内と床
下とを連通する室内空気供給孔が形成されていることか
ら、除湿された室内空気が室内空気供給孔を介して床下
に供給されることになり、床輻射冷暖房用熱交換器によ
り床輻射冷房を行っても、床上は勿論、床下(床輻射冷
暖房用熱交換器の周囲)においても、結露が発生するこ
とを防止できることになる。この結果、床輻射冷暖房用
熱交換器に供給する媒体として、かなり低い温度のもの
をも供給できることになり、床輻射冷房の設計自由度を
高めることができることになる。
【0016】請求項8の発明によれば、マニュアルモ−
ド選択に基づき、各種の冷房態様を得ることができるこ
とになる。
【0017】請求項9の発明によれば、マニュアルモ−
ド選択によって床輻射冷房を選択しても、起動初期にお
いては、空調風による冷房が行われ、その空調冷房によ
って室内の除湿も行われることになる。このため、この
後、床輻射冷房に移行されても、床上に結露が発生する
ことを防止できることになる。
【0018】請求項10の発明によれば、空調冷暖房及
び床輻射冷暖房の両方による冷暖房態様のときには、空
調冷暖房と床輻射冷暖房の割合を所望の状態に調整する
ことができることになる。
【0019】請求項11の発明によれば、マニュアルモ
−ド選択によって床輻射冷房を選択しても、起動初期に
おいては、空調風による冷房が行われて、除湿が行われ
ると共に、床輻射冷房の度合いが設定状態にまで徐々に
高められて、床輻射冷房が設定状態になるまで時間を稼
ぐことができることになる。このため、床上に結露を発
生させることなく、迅速且つ円滑に床輻射冷房に移行さ
せることができることになる。
【0020】請求項12の発明によれば、室外側熱交換
器及び前記第2熱交換器がユニットケース内に収納され
ることから、本ヒ−トポンプ冷凍サイクルにおける主要
構成要素をユニット化することができることになり、現
場施行を容易化することができることになる。
【0021】請求項13の発明によれば、供給ポンプ、
ヒ−トポンプ冷凍サイクルにおける圧縮機もユニットケ
ース内に収納されることになり、ユニット化が一層進め
られて、現場施行をより容易化することができることに
なる。
【0022】請求項14の発明によれば、起動初期にお
いて、空調風による冷暖房が行われて、即効的な急速冷
暖房の要求を満足できると共に、冷房が選択されている
ときには、室内の空調風冷房に伴って、室内の除湿も行
われることになり、この後、床輻射冷房を行うとして
も、床上に結露が発生することを防止できることにな
る。
【0023】請求項15の発明によれば、第1熱交換器
を用いた熱交換から第2熱交換器を用いた熱交換に徐々
に移行させることができることになり、空調風による冷
暖房の状態から自然に近い快適性の状態へ違和感なく円
滑に移行させることができることになる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。図1、図2において、1は、1つのヒ
−トポンプ冷凍サイクルをもって構成される冷暖房装置
で、この冷暖房装置1は、室外側熱交換器2と、室内側
熱交換器3と、媒体としてのブライン(不凍液)を循環
させるブライン循環系4と、電磁式四方切換弁5と、ヒ
−トポンプ冷凍サイクルにおける媒体としての冷媒(図
1、図2中、矢印をもって示す)の冷媒通路をサイクル
状に構成する配管6、7と、圧縮器8と、膨張弁39、
40と、電磁式流量調整弁10、11とを備えている。
【0025】上記室外側熱交換器2は、ヒ−トポンプ冷
凍サイクルにおける蒸発器又は凝縮器の一方となるもの
で、該室外側熱交換器2は、室外において、ユニットケ
−ス12(一点鎖線をもって示す)内に収納されて、外
気と熱交換することになっている。この場合、その熱交
換を促進するため、図示を略す強制ファンが、室外側熱
交換器2近傍においてユニットケ−ス12内に配設され
ている。
【0026】前記室内側熱交換器3は、ヒ−トポンプ冷
凍サイクルにおける蒸発器又は凝縮器の他方となるもの
で、該室内側熱交換器3は、ヒ−トポンプ冷凍サイクル
において、第1熱交換器13と第2熱交換器14とを並
列に備えている。上記第1熱交換器13は、室内15に
配設されて、室内空気と熱交換されることになってお
り、その場合、その熱交換を促進するため、図示を略す
強制ファンが第1熱交換器13近傍に配設され、その風
量は冷媒の循環量に応じて変化されることになってい
る。これにより、この第1熱交換器13に基づき、空調
による冷暖房が行われることになっている。本実施例に
おいては、一般的な住宅における冷暖房装置を想定し
て、冷房能力が3.2KW、暖房能力が4.5KWに設
定してある。前記第2熱交換器14は、前記ユニットケ
−ス12内に配設され、その第2熱交換器14の内部
に、ヒ−トポンプ冷凍サイクルにおける冷媒とブライン
(不凍液)とが別通路で流されて、この両者間において
間接熱交換が行われることになっている。この第2熱交
換器14も、上記第1熱交換器13と同様の能力を有し
ている。
【0027】前記ブライン循環系4は、前記第2熱交換
器14内のブライン通路、供給配管16、還流配管1
7、床輻射冷暖房用熱交換器としての冷温水循環パイプ
群18等を備えており、これらにより、ブラインが循環
できることになっている。
【0028】供給配管16は、その一端部が第2熱交換
器14のブライン流出口に接続され、その他端部は往ヘ
ッダ19に接続されており、この供給配管16には、往
ヘッダ19に向って順に、三方弁20、温度計(サ−
モ)21が介装されている。これら往ヘッダ18、三方
弁20、温度計21は、前記ユニットケ−ス12に収納
されている。
【0029】還流配管17は、その一端部において二又
状の分岐管部22a、22bを形成しており、その一方
の分岐管部22aは第2熱交換器14のブライン流入口
に接続され、他方の分岐管部22bは前記三方弁20の
残りの出入口に接続されている。そして、還流配管17
の他端部は還ヘッダ23に接続されている。この還流配
管17にはブラインを循環する循環ポンプ24が介装さ
れており、この循環ポンプ24は、上記還ヘッダ23と
共に前記ユニットケ−ス12内に収納されている。本実
施例においては、循環ポンプ24は、往還温度差が5
℃、ブラインの循環量が13(L/min)となるよう
にして決定されている。
【0030】冷温水循環パイプ群18は、その各一端部
が前記往ヘッダ19に接続され、その各他端部は前記還
ヘッダ23に接続されており、途中、該冷温水循環パイ
プ群18は、室内15における床25下を経由すること
になっている。この場合、本実施例においては、冷温水
循環パイプ群18に多数のポリエチレン管を用い、パイ
プピッチ間隔を100mmとして、床25下に一様に配
設されることになっている。
【0031】これにより、供給配管16、往ヘッダ19
からの冷水又は温水が、冷温水循環パイプ群18経て還
ヘッダ23、還流配管17に流れると、冷温水循環パイ
プ群18は、吸熱又は放熱して、床輻射冷暖房を行うこ
とになる。このとき、本実施例においては、前記三方弁
20が自動制御されて、冷房時下限温度18℃、暖房時
上限温度45℃で、ブラインが冷温水循環パイプ群18
に供給できるようになっている。また、ブラインの供給
温度は、室内設定温度と室内温度との偏差により、下限
温度又は上限温度から変化させることになっている。
【0032】また、この冷温水循環パイプ群18の上に
位置する床25には、室内空気供給孔26が形成され、
その室内空気供給孔26を介して室内の空調冷房に基づ
く除湿空気が床25下に供給できることになっており、
これにより、冷温水循環パイプ群18周囲において、結
露が発生しないように設定されている。
【0033】前記四方切換弁5は、前記ユニットケ−ス
12内に収納されて、ヒ−トポンプ冷凍サイクルが冷凍
機(空調冷房)又はヒ−トポンプ(空調暖房)を構成す
るように切り換える機能を有しており(室内側熱交換器
3の使用目的が熱を吸収するときには、冷凍機と称し、
室内側熱交換器3の使用目的が熱を放出するときには、
ヒ−トポンプと称する)、このため、四方切換弁5は、
4つの第1〜第4出入口27〜30を有して、冷房が選
択されたときには、図1に示すように、第1出入口27
と第2出入口28とを連通すると共に第3出入口29と
第4出入口30とを連通し、暖房が選択されたときに
は、図2に示すように、第1出入口27と第4出入口3
0とを連通すると共に第2出入口28と第3出入口29
とを連通するように設定されている。
【0034】前記配管6は、室外側熱交換器2と室内側
熱交換器3との間を、その各一方の出入口側において連
通させるもので、配管部31と、配管部32と、配管部
33と、分岐管部34、35とからなる。配管部31
は、その一端部が前記室外側熱交換器2の一方の出入口
に接続され、その他端部は前記四方切換弁5の第3出入
口29に接続されている。配管部32は、その一端部が
四方切換弁5の第2出入口28に接続され、その他端部
は第4出入口30に接続されている。配管部33は、そ
の一端部が四方切換弁5の第1出入口27に接続され、
その他端部は室内側熱交換器3に向って延びている。分
岐管部34と35とは、配管部33の他端部から二又状
に分岐され、その分岐管部34の先端部は第1熱交換器
13の一方の冷媒出入口に接続され、分岐管部35の先
端部は第2熱交換器14の一方の冷媒出入口に接続され
ている。
【0035】前記配管7は、室外側熱交換器2と室内側
熱交換器3との間を、その各他方の出入口側において連
通させるもので、配管部36と、分岐管部37、38と
からなる。配管部36は、その一端部が前記室外側熱交
換器2の他方の冷媒出入口に接続され、その他端部は室
内側熱交換器3に向って延びている。分岐管部37と3
8とは、配管部36の他端部から二又状に分岐され、そ
の分岐管部37の先端部は第1熱交換器13の他方の冷
媒出入口に接続され、分岐管部38の先端部は第2熱交
換器14の他方の冷媒出入口に接続されている。
【0036】前記圧縮器8は、蒸発器(室外側熱交換器
2又は室内側熱交換器3の一方)において気化された冷
媒を断熱圧縮して凝縮器(室外側熱交換器2又は室内側
熱交換器3の他方)に供給するもので、前記ユニットケ
−ス12内において前記配管部32に介装されている。
本実施例においては、一般的住宅を想定して、圧縮器8
の出力は950Wに設定されている。
【0037】前記膨張弁39は、前記分岐管部37に介
装され、前記膨張弁40は、前記分岐管部38に介装さ
れている。これら膨張弁39、40は、いずれも、凝縮
器において凝縮された凝縮液を膨張させて湿り飽和蒸気
とする機能を有している。
【0038】前記流量調整弁10は、前記分岐管部37
に、前記第1熱交換器13に対して前記膨張弁39より
も遠い側において介装され、前記流量調整弁11は、前
記分岐管部38に、前記第2熱交換器14に対して前記
膨張弁40よりも遠い側において介装されている。この
両流量調整弁39、40は、前記ユニットケ−ス12内
に収納されており、これらは、第1、第2熱交換器1
3、14に流れる冷媒の流量割合を調整し、これによ
り、空調冷暖房と床輻射冷暖房との割合を決めることに
なっている。具体的には、マニュアルモ−ド選択に基づ
き、下記(表1)に示すように設定される。尚、(表
1)において、空調冷暖房と床輻射冷暖房とが同時に行
われる場合については、標準状態を示すもので、流量調
整弁10、11の調整により、(表1)以外の割合につ
いても適宜設定できることになっている。
【0039】
【表1】
【0040】図1、図2中、42は、配管部32に介装
されるアキュ−ムレ−タ、43は、配管部32と配管部
36をつなぐ配管部44に介装されるバイパス弁、45
は、初期立ち上がり時にチャ−ジ配管46を介して還ヘ
ッダ23にブラインを供給する補給タンク、47は、前
記ユニットケ−ス12内においてチャ−ジ配管46に接
続され運転時の膨張を吸収する密閉式膨張タンクであ
る。
【0041】図1中、符号Uはマイクロコンピュ−タに
よって構成された制御ユニットで、該制御ユニットUに
は、コントロ−ルスイッチ41からの信号が入力される
ことになっている。このコントロ−ルスイッチ41は、
起動スイッチを初めとして、冷暖房選択スイッチ、オ−
トスイッチ、マニュアルモ−ド選択手段としてのマニュ
アルモ−ドスイッチ、流量割合選択手段としての空調床
輻射割合調整スイッチ、温度設定スイッチを備え、さら
には、温度センサをも備えている。
【0042】上記起動スイッチは、本冷暖房装置1を起
動又は停止させる機能を有するもので、起動スイッチが
ONとされたときには本冷暖房装置1が起動され、起動
スイッチがOFFとされたときには本冷暖房装置1が停
止されることになっている。上記冷暖房選択スイッチ
は、冷房又は暖房態様のいずれかを選択するもので、そ
の選択態様に従って前記四方切換弁5が、図1又は図2
に示すように、切り換えることになっている。上記オ−
トスイッチは、自動運転又はマニュアル運転のいずれか
を選択するもので、その選択に従って本冷暖房装置1が
自動又はマニュアル運転されることになっている。上記
マニュアルモ−ドスイッチは、空調暖房、空調冷房、床
輻射暖房、床輻射冷房、空調暖房及び床輻射暖房の両
方、空調冷房及び床輻射冷房の両方のうちの1つの冷暖
房態様を選択するもので、マニュアル運転時に、その選
択した冷暖房態様に従って本冷暖房装置1が運転される
ことになっている。上記空調床輻射割合調整スイッチ
は、前述の流量調整弁10、11による流量調整割合を
選択するもので、その選択に従って、マニュアル運転時
であって、空調暖房及び床輻射暖房の両方、空調冷房及
び床輻射冷房の両方運転を選択したとき、空調冷暖房と
床輻射冷暖房との割合が調整されることになっている。
上記温度設定スイッチは、室温を所望の温度に設定する
もので、この温度設定によって、本冷暖房装置1は、そ
の設定温度に近づくように運転されることになってい
る。上記温度センサは、室内温度を検出するものであ
る。
【0043】一方、制御ユニットUからは、前述の流量
調整弁10、11と、四方切換弁5とに対して制御信号
が出力されることになっている。
【0044】上記制御ユニットUにおいては、概略的に
は、次のような制御内容が行われることになっている。
【0045】すなわち、自動運転の起動時、或は床輻射
冷房選択時等においては、第2熱交換器14にヒ−トポ
ンプ冷凍サイクルにおける冷媒を流す前に先立ち、第1
熱交換器13にヒ−トポンプ冷凍サイクルにおける冷媒
を流し、しかる後、第2熱交換器14にヒ−トポンプ冷
凍サイクルにおける冷媒を流すこととされている。これ
により、起動初期においては、第1熱交換器13での潜
熱を利用した熱交換によって、空調風に基づく即効的な
急速冷暖房の要求に応えることができることになる。そ
して、その後、床輻射冷暖房が行われることになり、自
然に近い快適性を得ることができることになる。しか
も、その際、冷房が選択されているときには、既に、空
調冷房に基づき除湿が行われていることから、床上等に
おいて結露が発生することはない。
【0046】次に、上記制御ユニットUの制御内容を図
3に示すフロ−チャ−トを参照しつつ具体的に説明す
る。尚、Sはステップを示す。
【0047】先ず、S1において、コントロ−ルスイッ
チ41における起動スイッチがONされたか否かが判別
され、S1がNOのときには、再度、S1で判別が繰り
返される一方、S1がYESのときには、S2におい
て、各種情報が読み込まれる。本実施例においては、こ
の各種情報として、冷暖房選択スイッチからの冷房又は
暖房信号、オ−トスイッチからの自動又はマニュアル運
転信号、マニュアルモ−ドスイッチからのモ−ド信号、
空調床輻射割合調整スイッチからの割合信号、温度設定
スイッチからの設定温度信号、温度センサからの室内温
度信号等が入力される。
【0048】次に、S3に進み、冷暖房選択スイッチか
らの冷房又は暖房信号に基づき、冷房が選択されている
か否か判別される。これは、冷房と暖房とで異なった制
御行うことにより、効果的な冷暖房を行うためである。
【0049】S3がYESのときには、以後、冷房制御
を行うべく、四方切換弁5が切り換えられて、図1に示
すように、ヒ−トポンプ冷凍サイクルが冷凍機を構成す
ると共に、次のS4において、オ−トスイッチからの自
動又はマニュアル運転信号に基づき、自動運転か否かが
判別される。
【0050】S4がYESのときには、自動運転の下で
冷房すべく、先ず、流量調整弁10が開、流量調整弁1
1が閉とされて、空調冷房が行われる。これは、相変化
に伴う潜熱を利用した空調冷房風によって、即効的な急
速冷房の要求を自動的に満足させると共に、その空調冷
房により、室内15、及び室内空気供給孔26を介して
床25下を除湿するためである。
【0051】続いて、S6において、実際の室温と設定
温度との差分ΔTが所定範囲内か否かが判別される。使
用者の欲する室内状態になったか否かを自動的に判断す
るためである。このため、S6がNOのときにはS5に
戻されて、空調冷房が繰り返される一方、S6がYES
のときには、S7、S8に進み、流量調整弁10が閉、
流量調整弁11が開とされて、空調冷房が停止されると
共に床輻射冷房が開始される。
【0052】これにより、以後、室内15において、床
輻射冷房に基づき、自然に近い快適性を得ることができ
ることになる。しかも、このときには、既に、室内1
5、及び床25下が除湿されており、床輻射冷房を冷温
水循環パイプ群18によって行っても、床25上は勿
論、床25下においても、結露は発生しないことにな
る。
【0053】前記S4がNOのときは、マニュアル運転
が選択されている状態であり、このときには、先ず、S
9に進んで、マニュアルモ−ドスイッチにより床輻射冷
房が選択されているか否かが判別される。床輻射冷房を
行う場合における特有の問題である結露に対して対処す
るためである。
【0054】このため、S9がYESのときには、S1
0において、当該制御時間を判断すべく、タイマがカウ
ントを開始すると共に、S11において、空調冷房が、
先ず、行われ、床輻射冷房が選択されていても、直ちに
は、その床輻射冷房は行われない。これは、空調冷房に
より室内15、及び室内空気供給孔26を介して床25
下を除湿するためである。
【0055】次に、S12において、床輻射冷房を選択
してから所定時間が経過したか否かが判別される。結露
が発生しないくらいに除湿が進んだか否かを判断するた
めである。勿論、この所定時間には、空調冷房、床輻射
冷房の能力との関係において、その床輻射冷房によって
結露が発生しない時間が設定される。
【0056】このため、S12がNOのときには、未だ
除湿が所望状態まで進んでいないことから、S11に戻
されて、空調冷房による除湿が継続される一方、S12
がYESのときには、S13、S8に進んで、空調冷房
が停止されると共に床輻射冷房が開始される。床輻射冷
房を行っても、結露が発生しない状態になったからであ
る。
【0057】前記S9がNOのときには、マニュアルモ
−ドスイッチにより空調冷房及び床輻射冷房の同時運転
が選択されているか否かが判別される。空調冷房と床輻
射冷房との割合制御を行うためである。このため、S1
4がYESのときには、次のS15において、空調床輻
射割合調整スイッチからの割合信号によって流量調整弁
10、11が調整され、それに基づき空調冷房及び床輻
射冷房の同時運転が行われる。これにより、使用者のニ
−ズがより細かく反映されることになる。
【0058】前記S14がNOのときは、空調冷房を選
択しているときであり、このときには、S16におい
て、使用者の急速冷房の要求を尊重すべく、直ちに、空
調冷房が実行される。
【0059】前記S3がNOのときは、暖房を選択した
ときであり、このときには、S17において、暖房制御
が行われる。この暖房制御は、基本的には、前記冷房制
御と同じ制御が行われ、一部において異なることになっ
ている。
【0060】図3のフロ−チャ−トを利用して説明すれ
ば、自動運転が選択されたとき(S5〜S8に相当)、
空調暖房が選択されたとき(S16に相当)には、暖房
に対応させるべく、S5において空調暖房が行われ、S
7において空調暖房が停止され、S8において床輻射暖
房が行われ、S16において空調暖房が行われる。ま
た、空調暖房及び床輻射暖房の同時運転が選択されたと
きには、暖房に対応した内容がS15において実行され
る。その一方、床輻射暖房が選択されたときには、結露
に対して対処する必要がないことから、S11〜S13
に相当する処理は行われず、使用者の意思を尊重すべ
く、選択した内容がそのまま実行される。
【0061】図4は第2実施例、図5は第3実施例を示
す。この各実施例において前記実施例と同一構成要素に
ついては同一符号を付してその説明を省略する。
【0062】第2実施例においては、図4に示すよう
に、S6とリタ−ンとの間が、S7、S8に代えて、S
20により処理され、空調冷房から床輻射冷房に連続的
又は段階的に移行されることになっている。具体的に
は、例えば、下記(表2)の如くなるように、流量調整
弁10(第1熱交換器13)、流量調整弁11(第2熱
交換器14)が制御されることになっている。
【0063】
【表2】
【0064】これにより、空調風による冷房の状態から
自然に近い快適性の状態へ違和感なく円滑に移行される
ことになる。
【0065】第3実施例においては、図5に示すよう
に、S9とS13との間が、S10〜S12に代えて、
S30、S31により処理されることになっている。す
なわち、S9において、YESと判断されると、S30
において、空調冷房と床輻射冷房とが同時運転される。
このとき、床輻射冷房は、フルパワ−(流量調整弁全
開)で開始されず、徐々に、最小の状態から設定状態
(例えばフルパワ−)にまで上げられることになってい
る。
【0066】次のS31において、空調冷房の程度が設
定状態になったか否かが判別される。床輻射冷房が設定
状態で運転されるまで一定時間を設けて、その間を除湿
する時間に当てるためである。このため、S31がNO
のときには、S30に戻されて、空調冷房に基づく除湿
が継続される一方、S31がYESのときには、S1
3、S8に進んで、空調冷房が停止されると共に床輻射
冷房が設定状態で運転されることになる。これにより、
床上、床下において、結露を発生させることなく、迅速
且つ円滑に床輻射冷房に移行させることができることに
なる。
【0067】以上実施例について説明したが本発明にあ
っては、次のようなものを包含する。 自動(Auto)運転が選択されたときには、現状の
室内温度等に基づき、冷房又は暖房の選択をも自動に行
わせること。 ブロワ等の強制供給装置、空気案内装置等を用いて、
室内の除湿空気を室内空気供給孔26を介して床25下
に供給すること。また同時に、床25に、床25下空気
を室内15に吹き出す吹出孔を設けること。 第2熱交換器14に、室温を変えない除湿をも行わせ
ること。勿論、その場合には、第2熱交換器14による
空調冷房に基づき冷却された室内空気を元の室内温度に
戻す加熱装置が設けられることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】冷房時における実施例を示す全体系統図。
【図2】暖房時における実施例を示す全体系統図。
【図3】実施例に係る制御例を示すフロ−チャ−ト。
【図4】第2実施例(空調冷房から床輻射冷房への移行
の変形例)を示す図。
【図5】第3実施例(床輻射冷房を選択したときにおけ
る床輻射冷房への移行過程の変形例)を示す図。
【符号の説明】
1 冷暖房装置 2 室外側熱交換器 3 室内側熱交換器 4 ブライン循環系 8 圧縮器 10 流量調整弁 11 流量調整弁 12 ユニットケ−ス 13 第1熱交換器 14 第2熱交換器 15 室内 18 冷温水循環パイプ 24 循環パイプ 25 床 26 室内空気供給孔 41 コントロ−ルスイッチ U 制御ユニット

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内側熱交換器が蒸発器又は凝縮器の一
    方とされ、室外側熱交換器が蒸発器又は凝縮器の他方と
    されて、1つのヒ−トポンプ冷凍サイクルが構成される
    冷暖房装置において、 前記室内側熱交換器が、室内空気と前記ヒ−トポンプ冷
    凍サイクルにおける媒体との間で熱交換させる第1熱交
    換器と、該ヒ−トポンプ冷凍サイクルにおいて該第1熱
    交換器と並列に配設されて、床下における床輻射冷暖房
    用熱交換器に供給される媒体と前記ヒ−トポンプ冷凍サ
    イクルにおける媒体との間で熱交換させる第2熱交換器
    と、を備えている、ことを特徴とする冷暖房装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記第1熱交換器を流れる前記ヒ−トポンプ冷凍サイク
    ルにおける媒体の流量と前記第2熱交換器を流れる前記
    ヒ−トポンプ冷凍サイクルにおける媒体の流量との流量
    割合を調整する流量割合調整手段が備えられている、こ
    とを特徴とする冷暖房装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 起動されたか否かを検出する起動検出手段と、 前記流量割合調整手段を制御する起動初期制御手段と、
    が備えられ、 前記起動初期制御手段は、前記起動検出手段からの信号
    に基づき起動されたと判定したとき、前記第1熱交換器
    のみに前記ヒ−トポンプ冷凍サイクルにおける媒体を流
    すように設定されている、ことを特徴とする冷暖房装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 室内温度を検出する室内温度検出手段と、 前記室内温度検出手段に基づく室内温度と設定温度との
    偏差が所定範囲内に収まるか否かを判別する判別手段
    と、 前記判別手段からの信号に基づき、前記偏差が所定範囲
    内に収まると判定したとき、前記起動初期制御手段の制
    御を解除する解除手段と、が備えられている、ことを特
    徴とする冷暖房装置。
  5. 【請求項5】 請求項3において、 床輻射冷房としての冷房態様を選択するマニュアルモ−
    ド選択手段と、 前記マニュアルモ−ド選択手段からの信号に基づき、床
    輻射冷房が選択されたと判定したとき、該判定をしたと
    きから時間をカウントするタイマ手段と、 前記タイマ手段からの信号に基づき、所定時間が経過し
    たと判定したとき、前記起動初期制御手段の制御を解除
    する解除手段と、が備えられている、ことを特徴とする
    冷暖房装置。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5において、 前記解除手段が、前記起動初期制御手段の制御を徐々に
    解除するように設定されている、ことを特徴とする冷暖
    房装置。
  7. 【請求項7】 請求項4又は5において、 床に、室内と床下とを連通する室内空気供給孔が形成さ
    れている、ことを特徴とする冷暖房装置。
  8. 【請求項8】 請求項2において、 空調暖房、空調冷房、床輻射暖房、床輻射冷房、空調暖
    房及び床輻射暖房の両方、空調冷房及び床輻射冷房の両
    方のいずれかの冷暖房態様を選択するマニュアルモ−ド
    選択手段と、 前記マニュアルモ−ド選択手段からの信号に基づき、前
    記流量割合調整手段を制御して、該マニュアルモ−ド選
    択手段により選択した冷暖房態様を実行させるマニュア
    ルモ−ド制御手段と、が備えられている、ことを特徴と
    する冷暖房装置。
  9. 【請求項9】 請求項8において、 前記マニュアルモ−ド選択手段により、床輻射冷房が選
    択されたか否かを検出する床輻射冷房検出手段と、 前記床輻射冷房検出手段からの信号に基づき、床輻射冷
    房が選択されたと判定したとき、起動初期において、前
    記第1熱交換器のみに前記ヒ−トポンプ冷凍サイクルに
    おける媒体を流すように変更する起動初期変更手段と、
    が備えられている、ことを特徴とする冷暖房装置。
  10. 【請求項10】 請求項8において、 前記マニュアルモ−ド選択手段により、空調暖房及び床
    輻射暖房の両方、空調冷房及び床輻射冷房の両方のいず
    れかの冷暖房態様が選択されたか否かを検出する空調輻
    射同時冷暖房検出手段と、 前記第1熱交換器と前記第2熱交換器とに対する前記ヒ
    −トポンプ冷凍サイクルにおける媒体の流量割合をマニ
    ュアルをもって選択する流量割合選択手段と、 前記空調輻射同時冷暖房検出手段からの信号に基づき、
    空調暖房及び床輻射暖房の両方、空調冷房及び床輻射冷
    房の両方のいずれかの冷暖房態様が選択されたと判定し
    たときに、前記流量割合選択手段からの信号に基づき、
    前記第1熱交換器と前記第2熱交換器とに対する前記ヒ
    −トポンプ冷凍サイクルにおける媒体の流量割合を実行
    するように変更する流量割合変更手段と、が備えられて
    いる、ことを特徴とする冷暖房装置。
  11. 【請求項11】 請求項8において、 前記マニュアルモ−ド選択手段により、床輻射冷房が選
    択されたか否かを検出する床輻射冷房検出手段と、 前記床輻射冷房検出手段からの信号に基づき、床輻射冷
    房が選択されたと判定したとき、起動初期において、前
    記ヒ−トポンプ冷凍サイクルにおける媒体を、前記第1
    熱交換器に対して流すと共に、前記第2熱交換器に対し
    て徐々に増やしつつ流すように変更する変更手段と、が
    備えられている、ことを特徴とする冷暖房装置。
  12. 【請求項12】 請求項1において、 前記室外側熱交換器及び前記第2熱交換器がユニットケ
    ース内に収納されている、ことを特徴とする冷暖房装
    置。
  13. 【請求項13】 請求項12において、 前記床輻射冷暖房用熱交換器に媒体を供給する供給ポン
    プが備えられ、該供給ポンプ及び前記ヒ−トポンプ冷凍
    サイクルにおける圧縮機も、前記ユニットケース内に収
    納されている、ことを特徴とする冷暖房装置。
  14. 【請求項14】 室内側熱交換器が蒸発器又は凝縮器の
    一方とされ、室外側熱交換器が蒸発器又は凝縮器の他方
    とされて、1つのヒ−トポンプ冷凍サイクルが構成さ
    れ、しかも、前記室内側熱交換器が、室内空気と前記ヒ
    −トポンプ冷凍サイクルにおける媒体との間で熱交換さ
    せる第1熱交換器と、該ヒ−トポンプ冷凍サイクルにお
    いて該第1熱交換器と並列に配設されて、床下における
    床輻射冷暖房用熱交換器に供給される媒体と前記ヒ−ト
    ポンプ冷凍サイクルにおける媒体との間で熱交換させる
    第2熱交換器とを備えている冷暖房装置の使用方法であ
    って、 起動時に、前記第2熱交換器に前記ヒ−トポンプ冷凍サ
    イクルにおける媒体を流す前に先立ち、前記第1熱交換
    器に前記ヒ−トポンプ冷凍サイクルにおける媒体を流
    す、ことを特徴とする冷暖房装置の使用方法。
  15. 【請求項15】 請求項14において、 前記第2熱交換器に前記ヒ−トポンプ冷凍サイクルにお
    ける媒体を流すに際しては、前記第1熱交換器に流す前
    記ヒ−トポンプ冷凍サイクルにおける媒体の流量を徐々
    に減少させる一方、前記第2熱交換器に流す前記ヒ−ト
    ポンプ冷凍サイクルにおける媒体の流量を徐々に増加す
    る、ことを特徴とする冷暖房装置の使用方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100389272B1 (ko) * 2001-03-17 2003-06-27 진금수 히트 펌프식 냉·난방장치
JP2010181089A (ja) * 2009-02-05 2010-08-19 Ishimoto Kenchiku Jimusho:Kk ヒートポンプ付ファンコイル式放射パネル用空調機及びこの空調機を備えた空調システム
JP2020070940A (ja) * 2018-10-29 2020-05-07 株式会社長府製作所 温調装置
CN112628943A (zh) * 2021-01-14 2021-04-09 南京天加环境科技有限公司 一种多联式辐射空调的防凝露控制方法

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