JPH09105503A - コンバインドサイクルプラントの蒸気温度制御方法及び装置 - Google Patents
コンバインドサイクルプラントの蒸気温度制御方法及び装置Info
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Abstract
熱蒸気出口温度のオーバーシュートを防止し得るように
すること。 【解決手段】 排熱回収ボイラ出口の過熱蒸気温度を過
熱器減温器16でスプレー水を注入することにより制御
するようにした一軸型コンバインドサイクルプラントの
蒸気温度制御方法において、プラント起動時に、排熱回
収ボイラ入口ガス温度と起動時用の過熱蒸気温度設定値
との偏差によってスプレー水流量調節弁26を制御する
ようにした。
Description
熱回収ボイラ及び蒸気タービンから構成されるコンバイ
ンドサイクルプラントの蒸気温度制御方法及び制御装置
に係り、特に過熱器、再熱器出口の蒸気温度の制御方法
及び制御装置に関する。
ともに、環境対策の面でも優れているガスタービン・蒸
気タービンコンバインドサイクルプラントが多く建設さ
れるようになってきている。
ンドサイクルプラントは、ガスタービンの出力と蒸気タ
ービンの出力によって発電機を駆動するようにしたもの
であって、ガスタービンの排ガスを排熱回収ボイラに導
入し、そこで発生した蒸気を蒸気タービンに駆動用蒸気
として導入するようにしてある。
トの概略構成を示す図であり、入口案内翼1を経て空気
圧縮機2に吸入され加圧された空気が燃焼器3に導入さ
れ、そこで燃料調節弁4を介して供給された燃料と混合
・燃焼され1300℃程度の高温高圧のガスが発生され
る。この高温高圧のガスはガスタービン5に流入し、そ
のガスタービン5を駆動し出力を発生し、このガスター
ビン5に後述する蒸気タービンとともに直結された発電
機6を駆動し電力が発生される。
ト7によって排熱回収ボイラ8に導入され、上記排熱回
収ボイラ8内に設けられている二次過熱器9、二次再熱
器10、一次再熱器11、一次過熱器12及び蒸発器1
3を通り、さらに図示しない節炭器を経て約100℃の
ガスとなって煙突から大気中に排出される。
5から導入された高温の大量の排ガスの熱によって蒸気
が発生され、この蒸気が前記ガスタービン5と同軸的に
連結されている蒸気タービン14に供給される。すなわ
ち、上記蒸発器13で発生した蒸気がドラム15で気水
分離された後、一次過熱器12で過熱され、この一次過
熱器12を出た蒸気は過熱器減温器16でスプレー水と
混合され二次過熱器出口蒸気温度が設定温度となるよう
に減温調節された後、二次過熱器9を通り主蒸気管17
を経て高圧タービン14aに供給される。
温再熱管18を通り、一次再熱器11に流入し、そこで
再熱された蒸気は再熱器減温器19でスプレー水と混合
し再熱器出口蒸気温度が設定値となるように減温された
後、二次再熱器10に供給され再熱された後、さらに高
温再熱管20を経て中圧タービン14bに供給される。
度以上に上昇するまで、その蒸気を直接復水器21に流
入させるためのタービンバイパス導管22が接続してあ
り、そのタービンバイパス導管22にはタービンバイパ
ス弁23が設けられている。
び主蒸気流量計25が設けられており、図6に示すよう
に、二次過熱器9の出口温度すなわち主蒸気温度計24
で検出された主蒸気温度と設定温度80とを偏差器40
に入力し、この偏差器40から偏差信号が出力される。
この偏差信号と主蒸気流量計25の入力値によって所定
の信号が出力される信号発生器36からの信号が加算器
81に入力されて加算される。この加算信号はPID駆
動層38,増幅器39を介してスプレー水流量調節弁2
9の制御部に入力される。そしてこの制御信号によって
過熱器減温器16に供給するスプレー水流量調節弁26
が制御されるようにしてある。また、図5に示すように
高温再熱管20には再熱蒸気温度計27が設けられてお
り、この再熱蒸気温度計27で検出された再熱蒸気温度
と設定温度との偏差によって再熱器減温器19に供給す
るスプレー水流量調節弁28が制御されるようにしてあ
る。そして、各減温器に蒸気が流れていないときにスプ
レー水が注入されてしまうことを防止するため、主蒸気
流量計25で検出される主蒸気流量が或程度の量になっ
たときに、調節弁26、調節弁28が制御されるように
してある。
量、高温のガスタービンでは排ガス中に含まれるNOx
を低減するため、ガスタービンの排ガスを空気圧縮機の
入口に再循環させる方法をとっているものが多い。ま
た、コンバインドサイクルプラントの起動特性を最大限
に発揮できるように、起動後ガスタービンの負荷を急速
に上昇させる起動方法がとられるようになってきた。こ
のため、図7に示すように、ガスタービンから排熱回収
ボイラ(HRSG)に供給される排ガスの温度上昇率、
流量上昇率も非常に大きくなり、二次過熱器の出口蒸気
温度が急速に上昇するようになってきた。
採用していることから、定格点での運転よりも、負荷が
低い起動時の方がガスタービン出口ガス温度つまり排熱
回収ボイラの入口ガス温度が高いという排ガス特性をも
つようになってきた。そこで、起動時はガス温度が常温
から排ガスの最高温度650℃まで一気に上昇し、その
後負荷上昇によって排ガス温度が低下してくるという運
用がされるようになった。
合、排熱回収ボイラへ流入するガス温度の温度変化、流
量の増大が大きいことから二次過熱器出口の蒸気温度も
一気に上昇し、排熱回収ボイラ入口温度が定格点よりも
上ってしまう状況では、図7の実線Aに示すように、二
次過熱器出口蒸気温度も定格点、最高使用温度をオーバ
ーシュートしてしまうという問題がある。
高くなるので、再熱器入口ガス温度もかなりの高温とな
る。しかも起動時に再熱器には蒸気が流されていないの
で、蒸気タービンの主蒸気加減弁が開き蒸気が再熱器に
流入し、高温の再熱器で加熱される初期には、定格運転
点よりもかなり高温の蒸気が中圧タービンに供給される
ことになる。したがって、互いに隣合った位置にある高
圧蒸気の入口と中圧蒸気の入口との間に大きな温度差が
発生する可能性があり、蒸気タービンの強度上の問題が
発生する等の問題がある。
ドサイクルプラントの起動時の過熱蒸気出口温度のオー
バーシュートを防止し、或は過熱器出口蒸気温度と再熱
器出口蒸気温度の差を最小にして蒸気タービンに発生す
る熱応力を低減するようにした蒸気温度制御方法及び装
置を得ることを目的とする。
ボイラ出口の過熱蒸気温度を過熱器減温器でスプレー水
を注入することにより制御するようにした一軸型コンバ
インドサイクルプラントの制御において、プラント起動
時に、排熱回収ボイラ入口ガス温度と起動時用の過熱蒸
気温度設定値との偏差によってスプレー水流量調節弁を
制御するようにしたことを特徴とする。
ラントの起動後において起動時用の温度設定値から起動
後の温度設定値に切り換えるようにしたことを特徴とす
る。
収ボイラ入口ガス温度が設定温度まで低下したことによ
って、スプレー水流量調節弁の制御を過熱蒸気温度と起
動後における通常の過熱蒸気温度設定値との偏差による
制御に切り換えることを特徴とする。
熱蒸気温度をそれぞれ減温器にスプレー水を注入するこ
とにより制御するようにした一軸型コンバインドサイク
ルプラントの制御において、排熱回収ボイラの再熱器入
口ガス温度と過熱器出口蒸気温度の偏差によってガスタ
ービンの入口案内翼の開度を調整し、再熱器及び過熱器
の出口蒸気温度の偏差を少なくするようにしたことを特
徴とする。
再熱器入口ガス温度と過熱器出口蒸気温度の偏差によっ
て燃料弁を調節し、再熱器及び過熱器の出口蒸気温度の
偏差を少なくするようにしたことを特徴とする。
の実施の形態について説明する。図5に示すようなプラ
ントにおいて、ガスタービン5が起動されると高温の排
ガスが排熱回収ボイラ8に流入し、排熱回収ボイラ入口
ガス温度が急速に上昇し始める。これによって蒸発器1
3で蒸気が発生し始める。そして、ここで発生した蒸気
は一次過熱器12及び二次過熱器9で過熱されるが、こ
の時点では未だ蒸気タービンに通気するには温度が低い
ため、蒸気温度が一定に上昇するまでの間は主蒸気管1
7及びタービンバイパス導管22を介して蒸気タービン
14をバイパスして蒸気が直接復水器21に排出され
る。
てくると、排熱回収ボイラ入口ガス流量、ガス温度が更
に急上昇を続ける。発生蒸気量が一定値に達すると蒸発
器13での蒸発が安定して行われるようになり、各部の
弁の開度も安定してくる。そして、排熱回収ボイラ入口
ガス温度の上昇によって過熱器出口蒸気温度も上昇し、
蒸気タービンに蒸気を通気できる条件が整う。ここで、
主蒸気加減弁29が開き、蒸気タービン14に蒸気が導
入される。
9の入口側には、排熱回収ボイラ入口ガス温度計30が
設けられており、排熱回収ボイラ8に流入するガス温度
が検出されている。
統図であり、上記排熱回収ボイラ入口ガス温度計30で
検出されたガス温度信号は偏差器31に入力される。ま
た、、上記排熱回収ボイラ入口ガス温度計30で検出さ
れた排熱回収ボイラ入口ガス温度は切換器32にも入力
され、その入力ガス温度によって起動時の過熱蒸気温度
設定器33a及び通常時の過熱蒸気温度設定器33bの
いずれかの設定値を選択し上記偏差器31に入力される
ようにしてある。
上記切換器32によって起動時の過熱蒸気温度設定器3
3aからの設定値信号が選択され偏差器31に入力され
る。この起動時の過熱蒸気温度設定器33aの設定値は
通常の出口蒸気温度の設定値541℃より低い500℃
程度としてあり、偏差器31ではこの起動時の過熱蒸気
温度設定値と排熱回収ボイラ入口ガス温度計30で検出
されたガス温度との偏差が計算され、その偏差信号がA
ND回路34に出力される。
測され、その計測の結果が信号発生器35に入力され
る。この信号発生器35では、上記主蒸気流量計25で
計測された主蒸気流量が一定の流量以上となって蒸発器
13における蒸発が安定したとみなされたとき、例えば
定格流量の50%とか、体積流量が定格点と等しくなっ
たとき等に信号が発信され、これがAND回路34に出
力される。
AND回路34に入力されると、前記偏差器31からの
偏差信号がAND回路34から出力され、これが制御信
号切換器36に入力される。この制御信号切換器36
は、信号発生器37によって切換えられるようにしてあ
り、排熱回収ボイラ8の入口ガス温度が前記起動時の過
熱蒸気設定温度500℃程度になると、信号発生器37
によって信号切換器36が作動され、前記偏差器31か
ら偏差信号、すなわち起動時のガス温度設定値と排熱回
収ボイラ入口ガス温度との偏差信号が制御信号切換器3
6から出力し、これがPID駆動装置38及び増幅器3
9に入力され、この増幅器39によってスプレー水流量
調節弁26が駆動され開方向に制御される。
に流入され、二次過熱器入口蒸気温度が低下され、これ
によって二次過熱器出口蒸気温度が低下される。
収ボイラ入口ガス温度によってスプレー水流量調節弁2
6が制御され、先行的に開かれるので、図7の一点鎖線
で示すように、二次過熱器出口温度のオーバーシュート
を抑えることができ、また従来の装置におけるよりも二
次過熱器出口蒸気温度の上昇を緩和することができる。
ていき、それに従って二次過熱器出口蒸気温度も上昇し
ていく。そこで、排熱回収ボイラ8の入口ガスの温度が
上限の650℃程度となると、排熱回収ボイラ入口ガス
温度計30の検出信号によって切換器32が切換えら
れ、通常時の過熱蒸気温度設定器33bからの設定値例
えば541℃が偏差器31に入力される。これによって
入口ガス温度との偏差が小さくなるのでスプレー水流量
調節弁26が閉方向に制御され、スプレー水量が少なく
なって二次過熱器出口蒸気温度も上昇する。しかし、排
熱回収ボイラ入口ガス温度は650℃程度なので、過熱
器出口蒸気を設定値の541℃にするためにかなりのス
プレー水が過熱器減温器16に供給されている。
すると、排熱回収ボイラ入口ガス温度が低下し始め、や
がて定格の600℃となる。
主蒸気温度計24で検出された主蒸気温度すなわち二次
過熱器出口蒸気温度と切換器32から出力されている過
熱蒸気温度設定値とを比較する第2の偏差器40からの
出力も入力されており、排熱回収ボイラ入口温度が定格
温度まで低下すると、信号発生器37からの切換え信号
によって切換器36が切換えられ、第2の偏差器40か
らの制御信号がスプレー水流量調節弁26側に加えられ
る。すなわち、排熱回収ボイラ入口ガス温度が定格温度
まで低下すると、スプレー水流量調節弁26の制御が、
廃熱回収ボイラ入口ガス温度と過熱蒸気温度設定値との
偏差信号による制御から、実際の過熱器出口蒸気温度と
設定値との偏差信号による通常の制御に移行し、二次過
熱器出口蒸気温度が設定値541℃に制御される。
収ボイラ入口ガス温度によってスプレー水流量調節弁2
6が制御されるので過熱器出口蒸気温度が設定値或は最
高使用温度を越えてオーバーシュートすることを防止で
き、プラントのスムーズな起動を行うことができる。ま
た、蒸気温度の上昇率を比較的低く抑えることができ、
主蒸気管、蒸気タービンの熱応力を緩和でき、プラント
寿命を延ばすことができる。
蒸気温度のオーバーシュートを抑えて温度上昇率を緩和
することが可能となるが、過熱器出口蒸気温度と再熱器
出口蒸気温度の差が問題として或る。
御系統図であり、図5に示すように排熱回収ボイラ8の
二次再熱器10の入口側には二次再熱器入口ガス温度計
41が設けられている。
された後未だ蒸気タービンに蒸気を通気できない時点に
は、蒸気はタービンバイパス弁23を介して復水器21
に排出されているので、二次再熱器10及び一次再熱器
11には蒸気が全く流れていない。そして、この状態の
ときにガスタービンの負荷が徐々に上昇すると排ガス温
度が上昇し排熱回収ボイラ入口ガス温度が二次過熱器出
口蒸気温度の541℃を越えて600℃程度まで上昇す
る。
器9でのガス温度の低下は少なく、この結果図3に示す
ように、二次再熱器入口の排ガス温度が過熱器出口蒸気
温度の設定値の541℃を越えてしまうこととなる。そ
して、このとき再熱器には蒸気が全く流れていないので
再熱器の伝熱管のメタル温度はほぼこの二次再熱器入口
ガス温度と同一の温度となってしまう。
開き、蒸気が高圧タービンを介して二次再熱器10に流
入すると、二次再熱器10の出口の蒸気温度は一次的に
この時の二次再熱器入口ガス温度と同一の温度となって
中圧タービン14b(再熱タービン)に流入する。とこ
ろが、この時主蒸気温度は前述のように541℃以下に
制御されているので、主蒸気温度と再熱蒸気温度の間に
は40〜50℃程度の差が発生し、蒸気タービンに過大
な熱応力が発生する。
温度計24で検出された主蒸気温度すなわち二次過熱器
出口蒸気温度と、二次再熱器入口ガス温度計41で検出
された二次再熱器入口ガス温度が偏差器42に入力さ
れ、その偏差信号がPID制御装置43及び増幅器44
を経てガスタービンの入口案内翼アクチュエーター45
に入力され、そのアクチュエーター45によって入口案
内翼1の開度が制御されるようにしてある。
流量を調節する機能を有する案内翼であり、その入口案
内翼を開くとガス流量が増加し、ガスタービン出口の排
ガス温度が低下する。また、入口案内翼を閉じるとガス
流量が減少して排ガス温度が上昇する特性を示す。
が二次過熱器出口蒸気温度よりも高くなると、この偏差
信号によって入口案内翼1が開方向に制御される。した
がって、ガスタービンの排ガス温度が低下され、二次再
熱器入口ガス温度が二次過熱器出口蒸気温度と同一の温
度となるように制御される。そこで、主蒸気加減弁29
が開いて蒸気が蒸気タービンに流入し、二次再熱器にも
蒸気が流入開始すると、二次再熱器からは二次過熱器出
口蒸気とほぼ同一温度の蒸気が流出する。
蒸気温度と再熱蒸気温度との温度差が最小にでき、蒸気
タービンに発生する熱応力を最小に抑えることが可能と
なる。
ビンの入口案内翼1の開度を制御するものを示したが、
図4に示すように、燃料調節弁4を制御して燃料の流量
を絞ってガス温度を低下させることによっても同様の効
果を奏させることができる。
ンバインドサイクルプラントの起動時に、過熱器出口蒸
気温度が設定温度或は最高使用温度を超えてオーバーシ
ュートすることを確実に防止でき、プラントの起動をス
ムーズに行うことができる等の効果を奏する。また、蒸
気温度の上昇率を比較的低く抑えることも可能となり、
主蒸気管、蒸気タービンの熱応力を緩和でき、プラント
寿命を延ばすこともできる。
蒸気温度との差によってガスタービンの入口案内翼或は
燃料流量調節弁を制御するようにしたものにおいては、
主蒸気加減弁の開時に主蒸気温度と再熱蒸気温度の温度
差を最小にすることができ、蒸気タービンに発生する熱
応力を最小に抑えることができる。
図。
を示す図。
Claims (9)
- 【請求項1】排熱回収ボイラ出口の過熱蒸気温度を過熱
器減温器でスプレー水を注入することにより制御するよ
うにした一軸型コンバインドサイクルプラントの蒸気温
度制御方法において、プラント起動時に、排熱回収ボイ
ラ入口ガス温度と起動時用の過熱蒸気温度設定値との偏
差によってスプレー水流量調節弁を制御するようにした
ことを特徴とする、コンバインドサイクルプラントの蒸
気温度制御方法。 - 【請求項2】過熱蒸気温度設定値を、プラントの起動後
において起動時用の温度設定値から起動後の温度設定値
に切り換えるようにしたことを特徴とする、請求項1記
載のコンバインドサイクルプラントの蒸気温度制御方
法。 - 【請求項3】ガスタービン起動後排熱回収ボイラ入口ガ
ス温度が設定温度まで低下したことによって、スプレー
水流量調節弁の制御を過熱蒸気温度と起動後における通
常の過熱蒸気温度設定値との偏差による制御に切り換え
ることを特徴とする、請求項1記載のコンバインドサイ
クルプラントの蒸気温度制御方法。 - 【請求項4】過熱蒸気温度及び再熱蒸気温度をそれぞれ
減温器にスプレー水を注入することにより制御するよう
にした一軸型コンバインドサイクルプラントの制御方法
において、排熱回収ボイラの再熱器入口ガス温度と過熱
器出口蒸気温度の偏差によってガスタービンの入口案内
翼の開度を調整し、再熱器及び過熱器の出口蒸気温度の
偏差を少なくするようにしたことを特徴とする、コンバ
インドサイクルプラントの蒸気温度制御方法。 - 【請求項5】過熱蒸気温度及び再熱蒸気温度をそれぞれ
減温器にスプレー水を注入することにより制御するよう
にした一軸型コンバインドサイクルプラントの制御方法
において、排熱回収ボイラの再熱器入口ガス温度と過熱
器出口蒸気温度の偏差によって燃料弁を調節し、再熱器
及び過熱器の出口蒸気温度の偏差を少なくするようにし
たことを特徴とする、コンバインドサイクルプラントの
蒸気温度制御方法。 - 【請求項6】排熱回収ボイラ出口の過熱蒸気温度を過熱
器減温器でスプレー水を注入することにより制御するよ
うにした一軸型コンバインドサイクルプラントの蒸気温
度制御装置において、ガスタービンの起動時における過
熱蒸気の温度設定値を出力する起動時の過熱蒸気温度設
定器と、通常時における過熱蒸気の温度設定値を出力す
る通常時の過熱蒸気温度設定器と、両過熱蒸気温度設定
器のいずれか一方を選択する切換器と、排熱回収ボイラ
入口ガス温度計と、上記切換器で選択された温度設定値
及び排熱回収ボイラ入口ガス温度計で検出されたガス温
度を比較し、その偏差信号をスプレー水流量調節弁に制
御信号として出力する偏差器とを有することを特徴とす
る、コンバインドサイクルプラントの蒸気温度制御装
置。 - 【請求項7】排熱回収ボイラ入口ガス温度と過熱蒸気温
度設定値との偏差信号を出力する偏差器と、過熱蒸気温
度とその設定値との偏差信号を出力する第2の偏差器
と、両偏差器からの出力信号を、排熱回収ボイラ入口ガ
ス温度が設定温度に低下したときに切換え、第2の偏差
器からの出力信号を制御信号として出力する制御信号切
換器とを有することを特徴とする、請求項6記載のコン
バインドサイクルプラントの蒸気温度制御装置。 - 【請求項8】排熱回収ボイラ出口の過熱蒸気温度を過熱
器減温器でスプレー水を注入することにより制御するよ
うにした一軸型コンバインドサイクルプラントの蒸気温
度制御装置において、再熱器入口ガス温度計と、過熱器
出口蒸気温度計と、両温度計で検出された温度信号を比
較し、その偏差信号をガスタービンの入口案内翼に制御
信号として出力する偏差器とを有することを特徴とす
る、コンバインドサイクルプラントの蒸気温度制御装
置。 - 【請求項9】排熱回収ボイラ出口の過熱蒸気温度を過熱
器減温器でスプレー水を注入することにより制御するよ
うにした一軸型コンバインドサイクルプラントの蒸気温
度制御装置において、再熱器入口ガス温度計と、過熱器
出口蒸気温度計と、両温度計で検出された温度を比較
し、その信号をガスタービンの燃料調節弁に制御信号と
して出力する偏差器とを有することを特徴とする、コン
バインドサイクルプラントの蒸気温度制御装置。
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---|---|---|---|
JP25899995A JP3641518B2 (ja) | 1995-10-05 | 1995-10-05 | コンバインドサイクルプラントの蒸気温度制御方法及び装置 |
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JP2004233119A Division JP2004346945A (ja) | 2004-08-10 | 2004-08-10 | コンバインドサイクルプラントの蒸気温度制御方法及び装置 |
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