JPH09103970A - 電動インパクトレンチ - Google Patents

電動インパクトレンチ

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Publication number
JPH09103970A
JPH09103970A JP27957895A JP27957895A JPH09103970A JP H09103970 A JPH09103970 A JP H09103970A JP 27957895 A JP27957895 A JP 27957895A JP 27957895 A JP27957895 A JP 27957895A JP H09103970 A JPH09103970 A JP H09103970A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
anvil
hammer
impact wrench
force
rotating
Prior art date
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Pending
Application number
JP27957895A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuo Sato
光夫 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Nippon Electric Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Electric Industry Co Ltd filed Critical Nippon Electric Industry Co Ltd
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Publication of JPH09103970A publication Critical patent/JPH09103970A/ja
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  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量・小型化に好適なものを提供する 【解決手段】 ハンマ部2に突設した凸部2Aを取り付
けるとともに、凸部2Aに打ち叩かれる場合にはハンマ
部2からの回転力を伝達するとともに、一定値以上の反
力がビット5側から伝達すると付設するばね33の弾性
力に抗して中心側へ後退しながら凸部の通過・回転を許
容しハンマ部2からの回転力を逃がすべく中心方向に進
退可能なアンビル32をクラッチ部3に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電動機の駆動力
によってビットを回転させ、ねじの締め付けを行う電動
インパクトレンチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばねじを締め付けていく電動工具の
ひとつとして、モータ(電動機)の駆動力を利用した電
動インパクトレンチが知られている。この電動インパク
トレンチは、例えば図5に示すように、図示外の電動機
の出力軸100側と一体に回転する太陽歯車101及び
この太陽歯車101に噛合する内歯車102の内歯10
2Aに沿って移動回転する遊星歯車103等を設けたト
ルク増大機構104と、この遊星歯車103どうしを回
転自在に取り付け一体に回転する回転体103Aに一端
側が固着されたクラッチ軸103Bと、このクラッチ軸
103Bの他端側に形成した溝103C及び後に説明す
るハンマクラッチ107の内周面に形成した溝間に移動
可能な状態で挿入される剛球105と、この剛球105
を介してクラッチ軸103Bの他端側に設けられ、回転
体103Aとの間に設けた圧縮ばね106の弾性力によ
って剛球105を水平方向左右から圧接・挟持するよう
な状態で回転力が伝達するハンマクラッチ107と、こ
のハンマクラッチ107の凸部107Aに係止し打ち叩
かれる恰好で回転するアンビル108と、このアンビル
108と一体に回転するビット109とを備えたものが
知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
構成の電動インパクトレンチにあっては、次に示すよう
な欠点を有している。 ハンマシャフト及びハンマクラッチの双方に固有曲線
形状の溝を穿つ必要があり、その分加工が面倒であるこ
と、 クラッチシャフト及びばねが回転軸方向に沿って比較
的大きなスペースを専有するため、軽量・小型化を阻害
する要因になっていること。
【0004】この発明は、上記した事情に鑑み、軽量・
小型化に好適な電動インパクトレンチを提供することを
目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、この請求項1の発
明は、電動機の駆動力をトルク増大機構を介してハンマ
部に伝達・回転し、このハンマ部の回転力によってクラ
ッチ部を打ち叩きながらビットを回転させ、ねじの締め
付けを行う電動インパクトレンチにおいて、前記ハンマ
部に突設した凸部を設け、前記回転するハンマ部の凸部
に打ち叩かれる場合には前記ハンマ部側の回転力を伝達
するとともに、一定値以上の反力が前記ビット側から伝
達すると付設するばねの弾性力に抗して後退しながら前
記凸部の通過・回転を許容し前記ハンマ部からの回転力
を逃がす方向に進退可能なアンビルを前記クラッチ部に
設けたものである。
【0006】また、この請求項2に記載の発明は、トル
ク増大機構が、電動機の駆動力により回転する太陽歯車
とこの太陽歯車に噛合しながら電動インパクトレンチ本
体側に対して不動状態の内歯車の内歯に沿って回転する
遊星歯車とを有するものである。
【0007】
【作用】この発明では、アンビルを中心方向に対して進
退自在に構成するとともに、このアンビルをばねの弾性
力で特定方向に押圧しており、一定の反力がねじ側から
作用したときに、電動機側の回転駆動力により回転する
ハンマ部の凸部側の回転力でアンビルが押し込まれ、凸
部が通過・回転を許容することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例について添
付図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、この発
明に係る電動インパクトレンチを示す概略斜視図であ
り、この電動インパクトレンチは、トルク増大機構1
と、ハンマ部2と、クラッチ部3ととを備えている。な
お、図中符号4は電動機(モータ)の出力軸、5はビッ
トを示すものである。
【0009】トルク増大機構1は、図2に示すように、
出力軸4の先端に固着した太陽ギア11と、この太陽ギ
ア11に噛合するとともに、次に説明する内歯車13の
内周面に沿って回動する2個(必ずしも2個に限定され
るものではなく、3個以上であってもよい。)遊星ギア
12と、電動インパクトレンチ本体ケーシング(図略)
に固定した内歯車13とを備えている。
【0010】ハンマ部2は、略円板状に形成され、遊星
ギア12を回転自在に取り付けるとともに、中心部にお
いて太陽ギア11の取付軸11A及びクラッチ部3側の
回転軸3Aを回転自在に挿入した構成となっている。ま
た、このハンマ部2は、一方側の面(図1において右側
面)に一対(180度離れた点対称位置にある)の突起
2A(図2参照)を設けており、この突起2Aがハンマ
として機能し、クラッチ部3のアンビル31を打ち叩く
ようになっている。
【0011】クラッチ部3は、ハンマ部2に対して回転
自在に設けられているとともに軸体3B側にはビット5
を固設しており、ハンマ部2に突設した凸部2Aからの
回転力を伝達して回転し、ビット5に回転力を伝達する
ようになっている。即ち、このクラッチ部3は、図3に
示すように、略長尺箱状筒体31内部において、凸部2
Aの通過位置に設けられ、箱状筒体31の両端部方向に
対して進退自在の2個のアンビル32と、これらのアン
ビル32を互いに離間する方向に押し出す(前進させ
る)圧縮ばね33とから構成されている。
【0012】そして、このクラッチ部3は、ねじを締め
つけていく際に、完全にねじが締めつけられ、一定値以
上の反力がビット5側から伝達すると、圧縮ばね33の
弾性力に抗して中心側へ後退することによって凸部3A
の通過・回転を許容し,ハンマ部2からの回転力を逃が
すように構成されている。
【0013】従って、この実施例によれば、図2に示す
ように、電動機から回転駆動力が出力軸4と一体の太陽
ギア11に伝達し、この太陽ギア11に噛合する遊星ギ
ア12の回転作用によってこの遊星ギア12を設けてあ
るハンマ部2が同方向に回転する。このため、このハン
マ部2の凸部2Aがアンビル32を打ち叩き、これによ
ってクラッチ部3が同方向に回転するから、ねじが次第
に締めつけられていく。
【0014】また、このねじが締めつけられていくにつ
れて、そのねじからの反力が増大し、これによって回転
していたクラッチ部3の回転量が次第に低下していく
が、ハンマ部2は電動機が依然として回転しているから
回転動作を続け、凸部2A(のテーパ面)がアンビル3
2を強く衝突するような状態で叩くから、アンビル32
がばね33の弾性力に抗して中心側に後退することとな
る。その結果、図4に示すように、凸部2Aがアンビル
32を強制的に押し込みながら、アンビル32を乗り越
えるような恰好で通過していく。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、アンビルを中心方向に対して進退自在に構成すると
ともに、このアンビルをばねの弾性力で特定方向に押圧
しており、一定の反力がねじ側から作用したときに、電
動機側の回転駆動力により回転するハンマ部の凸部側の
回転力でアンビルが押し込まれ、凸部が通過・回転を許
容することができるようになっており、発生する回転力
は、ばねの弾性力を変えることで容易に調整でき、換言
すれば、従来必要であった大きなクラッチバネやクラッ
チシャフトが不要であると共に、回転力を得るための何
種類かのハンマも不要であり、その分軽量・小型化を図
ることができるから、携帯性に優れたものが提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる電動インパクトレンチを示す
概略斜視図。
【図2】同電動インパクトレンチの要部構成図。
【図3】同電動インパクトレンチのクラッチ部を示す断
面図。
【図4】同電動インパクトレンチの作用を示す斜視図。
【図5】従来例を示す側面図。
【符号の説明】
1 トルク増大機構 11 太陽歯車 12 遊星歯車 13 内歯車 2 ハンマ部 2A 凸部 3 クラッチ部 32 アンビル 33 ばね 5 ビット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動機の駆動力をトルク増大機構を介し
    てハンマ部に伝達・回転し、このハンマ部の回転力によ
    ってクラッチ部を打ち叩きながらビットを回転させ、ね
    じの締め付けを行う電動インパクトレンチにおいて、 前記ハンマ部に突設した凸部を設け、 前記回転するハンマ部の凸部に打ち叩かれる場合には前
    記ハンマ部側の回転力を伝達するとともに、一定値以上
    の反力が前記ビット側から伝達すると付設するばねの弾
    性力に抗して後退しながら前記凸部の通過・回転を許容
    し前記ハンマ部からの回転力を逃がす方向に進退可能な
    アンビルを前記クラッチ部に設けたことを特徴とする電
    動インパクトレンチ。
  2. 【請求項2】 トルク増大機構が、電動機の駆動力によ
    り回転する太陽歯車とこの太陽歯車に噛合しながら電動
    インパクトレンチ本体側に対して不動状態の内歯車の内
    歯に沿って回転する遊星歯車とを有することを特徴とす
    る請求項1に記載の電動インパクトレンチ。
JP27957895A 1995-10-03 1995-10-03 電動インパクトレンチ Pending JPH09103970A (ja)

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JP27957895A JPH09103970A (ja) 1995-10-03 1995-10-03 電動インパクトレンチ

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JP27957895A JPH09103970A (ja) 1995-10-03 1995-10-03 電動インパクトレンチ

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Publication Number Publication Date
JPH09103970A true JPH09103970A (ja) 1997-04-22

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JP27957895A Pending JPH09103970A (ja) 1995-10-03 1995-10-03 電動インパクトレンチ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113165153A (zh) * 2018-12-21 2021-07-23 喜利得股份公司 便携式动力工具

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113165153A (zh) * 2018-12-21 2021-07-23 喜利得股份公司 便携式动力工具
CN113165153B (zh) * 2018-12-21 2024-05-24 喜利得股份公司 便携式动力工具

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