JPH09103961A - ブラスト加工機用のホッパ装置 - Google Patents
ブラスト加工機用のホッパ装置Info
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- JPH09103961A JPH09103961A JP28681095A JP28681095A JPH09103961A JP H09103961 A JPH09103961 A JP H09103961A JP 28681095 A JP28681095 A JP 28681095A JP 28681095 A JP28681095 A JP 28681095A JP H09103961 A JPH09103961 A JP H09103961A
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- Japan
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- abrasive grain
- abrasive
- wire rod
- hopper
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- Filling Or Emptying Of Bunkers, Hoppers, And Tanks (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】安定した吹き出しを行う。
【解決手段】ホッパタンク12を、ケーシング2の上方
に配置され得る形で有し、ホッパタンク12の内部に砥
粒貯蔵空間12aを形成し、ホッパタンク12とケーシ
ング2との間を接続し得る形で砥粒導入穴13、砥粒供
給管15を設け、砥粒導入穴13の上端に、ホッパタン
ク12の底部12bにおいて、砥粒貯蔵空間12aに開
口した受入口13aを形成し、砥粒供給管15の下端に
排出口15aを、砥粒送出空間3に開口した形で形成
し、ホッパタンク12に、細長い線棒状に形成された攪
撓体71を、受入口13aから砥粒貯蔵空間12aを上
方に伸延した形で設け、駆動ユニット72を、攪撓体7
1を上下に移動駆動自在に設けて構成する。
に配置され得る形で有し、ホッパタンク12の内部に砥
粒貯蔵空間12aを形成し、ホッパタンク12とケーシ
ング2との間を接続し得る形で砥粒導入穴13、砥粒供
給管15を設け、砥粒導入穴13の上端に、ホッパタン
ク12の底部12bにおいて、砥粒貯蔵空間12aに開
口した受入口13aを形成し、砥粒供給管15の下端に
排出口15aを、砥粒送出空間3に開口した形で形成
し、ホッパタンク12に、細長い線棒状に形成された攪
撓体71を、受入口13aから砥粒貯蔵空間12aを上
方に伸延した形で設け、駆動ユニット72を、攪撓体7
1を上下に移動駆動自在に設けて構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粉末状の微細砥粒を高
圧エアで加速してノズル等より吹き出し、吹き出された
砥粒の運動エネルギーにより物品を加工するブラスト加
工を行うブラスト加工機において、吹き出しのための砥
粒を供給する、ブラスト加工機用のホッパ装置に関す
る。
圧エアで加速してノズル等より吹き出し、吹き出された
砥粒の運動エネルギーにより物品を加工するブラスト加
工を行うブラスト加工機において、吹き出しのための砥
粒を供給する、ブラスト加工機用のホッパ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、粉末状の微細砥粒を高圧エアで加
速してノズルより吹き出し、吹き出された砥粒の運動エ
ネルギーにより物品を加工するブラスト加工が行われて
おり、該ブラスト加工には各種のブラスト加工機が使用
されている。また、これらのブラスト加工機には、所定
量の砥粒を貯蔵しておき、砥粒の吹き出しに際して、貯
蔵されていた砥粒を吹き出し用に供給する砥粒供給手
段、例えばホッパタンク等からなるものが設けられてい
る。
速してノズルより吹き出し、吹き出された砥粒の運動エ
ネルギーにより物品を加工するブラスト加工が行われて
おり、該ブラスト加工には各種のブラスト加工機が使用
されている。また、これらのブラスト加工機には、所定
量の砥粒を貯蔵しておき、砥粒の吹き出しに際して、貯
蔵されていた砥粒を吹き出し用に供給する砥粒供給手
段、例えばホッパタンク等からなるものが設けられてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ホッパタン
ク等に貯蔵されている砥粒は粉末状の微細なものである
ため、時間の経過と共に吸湿して団子状に固まり易い。
或いは、ホッパタンク等からの供給経路(例えば供給管
の入口付近など)において、砥粒がブリッジを形成し詰
まってしまうことがある。このような場合、吹き出し用
の砥粒がスムーズに供給されず、安定した吹き出しが行
えなかった。
ク等に貯蔵されている砥粒は粉末状の微細なものである
ため、時間の経過と共に吸湿して団子状に固まり易い。
或いは、ホッパタンク等からの供給経路(例えば供給管
の入口付近など)において、砥粒がブリッジを形成し詰
まってしまうことがある。このような場合、吹き出し用
の砥粒がスムーズに供給されず、安定した吹き出しが行
えなかった。
【0004】よって本発明は上記事情に鑑み、ブラスト
加工機において安定した吹き出しが行えるような、ブラ
スト加工機用のホッパ装置を提供することを目的として
いる。
加工機において安定した吹き出しが行えるような、ブラ
スト加工機用のホッパ装置を提供することを目的として
いる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のうち第1の発明
は、砥粒(TR)を貯留し得る砥粒送出空間(3)が内
部に形成されたケーシング(2)及び、該砥粒送出空間
(3)に貯留された砥粒(TR)を取り出して外部に吹
き出し得る砥粒取出・吹出手段(7、9、50、51、
65)及び、前記砥粒送出空間(3)に砥粒(TR)を
供給し得るホッパ装置(11)を有したブラスト加工機
(1)において、前記ホッパ装置(11)は、ホッパタ
ンク(12)を、前記ケーシング(2)の上方に配置さ
れ得る形で有し、前記ホッパタンク(12)の内部に、
砥粒(TR)を貯蔵自在なる砥粒貯蔵空間(12a)を
形成し、前記ホッパタンク(12)に、該ホッパタンク
(12)と前記ケーシング(2)との間を接続し得る形
で砥粒輸送路(13、15)を設け、前記砥粒輸送路
(13、15)の上端に、前記ホッパタンク(12)の
底部(12b)において、前記砥粒貯蔵空間(12a)
に開口した砥粒受入口(13a)を形成し、前記砥粒輸
送路(13、15)の下端に砥粒排出口(15a)を、
前記ケーシング(2)の前記砥粒送出空間(3)に開口
した形で形成し、前記ホッパタンク(12)に、細長い
線棒状に形成された線棒体(71、81、91)を、前
記砥粒受入口(13a)から前記砥粒貯蔵空間(12
a)を上方に伸延した形で設け、線棒体駆動装置(7
2、82、92)を、前記線棒体(71、81、91)
を上下に移動駆動自在に設けて構成される。
は、砥粒(TR)を貯留し得る砥粒送出空間(3)が内
部に形成されたケーシング(2)及び、該砥粒送出空間
(3)に貯留された砥粒(TR)を取り出して外部に吹
き出し得る砥粒取出・吹出手段(7、9、50、51、
65)及び、前記砥粒送出空間(3)に砥粒(TR)を
供給し得るホッパ装置(11)を有したブラスト加工機
(1)において、前記ホッパ装置(11)は、ホッパタ
ンク(12)を、前記ケーシング(2)の上方に配置さ
れ得る形で有し、前記ホッパタンク(12)の内部に、
砥粒(TR)を貯蔵自在なる砥粒貯蔵空間(12a)を
形成し、前記ホッパタンク(12)に、該ホッパタンク
(12)と前記ケーシング(2)との間を接続し得る形
で砥粒輸送路(13、15)を設け、前記砥粒輸送路
(13、15)の上端に、前記ホッパタンク(12)の
底部(12b)において、前記砥粒貯蔵空間(12a)
に開口した砥粒受入口(13a)を形成し、前記砥粒輸
送路(13、15)の下端に砥粒排出口(15a)を、
前記ケーシング(2)の前記砥粒送出空間(3)に開口
した形で形成し、前記ホッパタンク(12)に、細長い
線棒状に形成された線棒体(71、81、91)を、前
記砥粒受入口(13a)から前記砥粒貯蔵空間(12
a)を上方に伸延した形で設け、線棒体駆動装置(7
2、82、92)を、前記線棒体(71、81、91)
を上下に移動駆動自在に設けて構成される。
【0006】また本発明のうち第2の発明は、第1の発
明によるブラスト加工機(1)用のホッパ装置(11)
において、前記線棒体(71)は、前記砥粒受入口(1
3a)から前記砥粒輸送路(15)に亙って伸延してい
る。
明によるブラスト加工機(1)用のホッパ装置(11)
において、前記線棒体(71)は、前記砥粒受入口(1
3a)から前記砥粒輸送路(15)に亙って伸延してい
る。
【0007】また本発明のうち第3の発明は、第1の発
明によるブラスト加工機(1)用のホッパ装置(11)
において、前記砥粒送出空間(3)に貯留される砥粒
(TR)の貯留レベルを検知し得る砥粒レベル検知手段
(101)及び、前記砥粒レベル検知手段(101)か
らの砥粒レベル検知信号(KS)に基づいて、前記線棒
体駆動装置(72、82、92)の駆動を制御する駆動
制御装置(100)を有している。
明によるブラスト加工機(1)用のホッパ装置(11)
において、前記砥粒送出空間(3)に貯留される砥粒
(TR)の貯留レベルを検知し得る砥粒レベル検知手段
(101)及び、前記砥粒レベル検知手段(101)か
らの砥粒レベル検知信号(KS)に基づいて、前記線棒
体駆動装置(72、82、92)の駆動を制御する駆動
制御装置(100)を有している。
【0008】また本発明のうち第4の発明は、第1の発
明によるブラスト加工機(1)用のホッパ装置(11)
において、前記線棒体(71、81、91)に弁手段
(73、83、93)を、前記砥粒貯蔵空間(12a)
と、前記ケーシング(2)の前記砥粒送出空間(3)と
の間を開閉自在に設けた。
明によるブラスト加工機(1)用のホッパ装置(11)
において、前記線棒体(71、81、91)に弁手段
(73、83、93)を、前記砥粒貯蔵空間(12a)
と、前記ケーシング(2)の前記砥粒送出空間(3)と
の間を開閉自在に設けた。
【0009】また本発明のうち第5の発明は、第1の発
明によるブラスト加工機(1)用のホッパ装置(11)
において、前記線棒体(71、91)に、複数の砥粒攪
撓部(71c、96)を、該線棒体(71、91)の伸
延方向に沿って配設した。
明によるブラスト加工機(1)用のホッパ装置(11)
において、前記線棒体(71、91)に、複数の砥粒攪
撓部(71c、96)を、該線棒体(71、91)の伸
延方向に沿って配設した。
【0010】また本発明のうち第6の発明は、第2の発
明によるブラスト加工機(1)用のホッパ装置(11)
において、前記線棒体(71)に、複数の砥粒攪撓部
(71c)を、該線棒体(71)の伸延方向に沿って配
設した。
明によるブラスト加工機(1)用のホッパ装置(11)
において、前記線棒体(71)に、複数の砥粒攪撓部
(71c)を、該線棒体(71)の伸延方向に沿って配
設した。
【0011】また本発明のうち第7の発明は、第5の発
明によるブラスト加工機(1)用のホッパ装置(11)
において、前記砥粒攪撓部(71、91)は、前記砥粒
受入口(13a)から上方に亙って配置されている。
明によるブラスト加工機(1)用のホッパ装置(11)
において、前記砥粒攪撓部(71、91)は、前記砥粒
受入口(13a)から上方に亙って配置されている。
【0012】また本発明のうち第8の発明は、第6の発
明によるブラスト加工機(1)用のホッパ装置(11)
において、前記砥粒攪撓部(71c)は、前記砥粒受入
口(13a)から前記砥粒輸送路(15)に亙って配置
されている。
明によるブラスト加工機(1)用のホッパ装置(11)
において、前記砥粒攪撓部(71c)は、前記砥粒受入
口(13a)から前記砥粒輸送路(15)に亙って配置
されている。
【0013】また本発明のうち第9の発明は、第1の発
明によるブラスト加工機(1)用のホッパ装置(11)
において、前記線棒体は、ワイヤ部材からなる。
明によるブラスト加工機(1)用のホッパ装置(11)
において、前記線棒体は、ワイヤ部材からなる。
【0014】また本発明のうち第10の発明は、第1の
発明によるブラスト加工機(1)用のホッパ装置(1
1)において、前記線棒体(71、81、91)は、棒
状部材からなる。
発明によるブラスト加工機(1)用のホッパ装置(1
1)において、前記線棒体(71、81、91)は、棒
状部材からなる。
【0015】なお、( )内の番号等は、図面における
対応する要素を示す、便宜的なものであり、従って、本
記述は図面上の記載に限定拘束されるものではない。以
下の「作用」の欄についても同様である。
対応する要素を示す、便宜的なものであり、従って、本
記述は図面上の記載に限定拘束されるものではない。以
下の「作用」の欄についても同様である。
【0016】
【作用】上記した構成により本発明のうち第1の発明で
は、砥粒貯蔵空間(12a)に貯蔵されていた砥粒(T
R)が自重により下方に流動して砥粒受入口(13a)
を介して砥粒輸送路(13、15)に流入し、該砥粒輸
送路(13、15)を通って砥粒排出口(15a)を介
して砥粒送出空間(3)に排出される形で行われる。こ
の際、砥粒貯蔵空間(12a)では線棒体駆動装置(7
2、82、92)により線棒体(71、81、91)を
上下に移動駆動させるので、該砥粒貯蔵空間(12a)
に貯蔵されている砥粒(TR)は線棒体(71、81、
91)により攪撓される。
は、砥粒貯蔵空間(12a)に貯蔵されていた砥粒(T
R)が自重により下方に流動して砥粒受入口(13a)
を介して砥粒輸送路(13、15)に流入し、該砥粒輸
送路(13、15)を通って砥粒排出口(15a)を介
して砥粒送出空間(3)に排出される形で行われる。こ
の際、砥粒貯蔵空間(12a)では線棒体駆動装置(7
2、82、92)により線棒体(71、81、91)を
上下に移動駆動させるので、該砥粒貯蔵空間(12a)
に貯蔵されている砥粒(TR)は線棒体(71、81、
91)により攪撓される。
【0017】また本発明のうち第2の発明では、砥粒輸
送路(13、15)に存在する砥粒(TR)は、線棒体
(71)の上下移動により攪撓される。
送路(13、15)に存在する砥粒(TR)は、線棒体
(71)の上下移動により攪撓される。
【0018】また本発明のうち第3の発明では、砥粒送
出空間(3)内に供給され貯留されている砥粒(TR)
の貯留レベルが所定のレベル(TL)よりも下がったこ
とを砥粒レベル検知手段(101)により検知し、該検
知に基づいて線棒体駆動装置(72、82、92)を駆
動させて、線棒体(71、81、91)による攪撓動作
を行わせる。
出空間(3)内に供給され貯留されている砥粒(TR)
の貯留レベルが所定のレベル(TL)よりも下がったこ
とを砥粒レベル検知手段(101)により検知し、該検
知に基づいて線棒体駆動装置(72、82、92)を駆
動させて、線棒体(71、81、91)による攪撓動作
を行わせる。
【0019】また本発明のうち第4の発明では、弁手段
(73、83、93)により、ホッパタンク(12)側
から砥粒送出空間(3)への砥粒(TR)の供給を適宜
停止させる。
(73、83、93)により、ホッパタンク(12)側
から砥粒送出空間(3)への砥粒(TR)の供給を適宜
停止させる。
【0020】また本発明のうち第5の発明では、線棒体
(71、91)による砥粒(TR)の攪撓動作は、砥粒
攪撓部(71c、96)を介して行われる。
(71、91)による砥粒(TR)の攪撓動作は、砥粒
攪撓部(71c、96)を介して行われる。
【0021】また本発明のうち第6の発明では、線棒体
(71)による砥粒(TR)の攪撓動作は、砥粒攪撓部
(71c)を介して行われる。
(71)による砥粒(TR)の攪撓動作は、砥粒攪撓部
(71c)を介して行われる。
【0022】また本発明のうち第7の発明では、砥粒受
入口(13a)付近でブリッジを形成しようとする砥粒
(TR)は、砥粒攪撓部(71c、96)を介して粉砕
される。
入口(13a)付近でブリッジを形成しようとする砥粒
(TR)は、砥粒攪撓部(71c、96)を介して粉砕
される。
【0023】また本発明のうち第8の発明では、砥粒輸
送路(13、15)での砥粒(TR)の輸送が砥粒攪撓
部(71c)を介して行われる。
送路(13、15)での砥粒(TR)の輸送が砥粒攪撓
部(71c)を介して行われる。
【0024】また本発明のうち第9の発明では、線棒体
を屈曲させることが容易になる。
を屈曲させることが容易になる。
【0025】また本発明のうち第10の発明では、線棒
体(71、81、91)の剛性が極力向上される。
体(71、81、91)の剛性が極力向上される。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は、本発明によるホッパ装置の一例が適用され
たブラスト加工機であり、ケーシング側を示した側断面
図、図2は、図1に示すブラスト加工機のうち、ホッパ
タンク側を示した側断面図、図3は、図1のX1−Y1
線による縦断面図、図4は、図2のX2−Y2線による
平断面図、図5は、送出回転体付近を示した斜視図、図
6は、送出空間加圧手段の箱体を示した側断面図、図7
は、ブラスト加工機の別の一例であり、送出回転体付近
を示した斜視図、図8は、ブラスト加工機の別の一例で
あり、ホッパタンク側を示した側断面図、図9は、ブラ
スト加工機の別の一例であり、ホッパタンク側を示した
側断面図である。
る。図1は、本発明によるホッパ装置の一例が適用され
たブラスト加工機であり、ケーシング側を示した側断面
図、図2は、図1に示すブラスト加工機のうち、ホッパ
タンク側を示した側断面図、図3は、図1のX1−Y1
線による縦断面図、図4は、図2のX2−Y2線による
平断面図、図5は、送出回転体付近を示した斜視図、図
6は、送出空間加圧手段の箱体を示した側断面図、図7
は、ブラスト加工機の別の一例であり、送出回転体付近
を示した斜視図、図8は、ブラスト加工機の別の一例で
あり、ホッパタンク側を示した側断面図、図9は、ブラ
スト加工機の別の一例であり、ホッパタンク側を示した
側断面図である。
【0027】ブラスト加工機1は、図1乃至図3に示す
ように、図示しない作業場に図示しない適宜な設置部材
を介して設置されたケーシング2を有しており、ケーシ
ング2内部には砥粒送出空間3及び駆動装置収納空間5
が形成されている。砥粒送出空間3は図1の紙面左右方
向に扁平な鉛直断面が長円形の形状に形成されており、
砥粒送出空間3のうち図1の紙面左側は砥粒回転送出空
間45、図1の紙面右側は砥粒貯留空間46となってい
る。これら砥粒回転送出空間45及び砥粒貯留空間46
は水平方向に互いに連通配置されており、これら砥粒回
転送出空間45及び砥粒貯留空間46には、砥粒である
ビーズTR(即ち、ガラスビーズ又は粉末状の微細砥
粒)が貯留自在となっている。特に砥粒回転送出空間4
6には図1の二点鎖線で示す所定の砥粒貯留レベルTL
まで、ビーズTRが貯留し得るようになっている。一
方、砥粒送出空間3と駆動装置収納空間5との間には、
図3に示すように、これら両者3、5を隔てる形で鉛直
な板状の仕切部材6が設けられている。ケーシング2内
には、図3に示すように、回転駆動手段7(なお図3の
うち回転駆動手段7と後述の送出回転体9に関しては側
面が示されている)が設けられており、回転駆動手段7
は、駆動装置収納空間5内に収納設置された電動のモー
タユニット7bを有している。モータユニット7には略
水平な方向である図3の矢印B、C方向(即ち図3の紙
面左右方向)に伸延した形の駆動軸部材7aが接続され
設けられており、従ってモータユニット7は該駆動軸部
材7aを、矢印B、C方向に伸延する所定の回転軸Q1
を中心に図の矢印A方向に軸回転駆動自在となってい
る。なお、回転軸Q1はケーシング2に対して固定的に
設定配置されている。また、この駆動軸部材7aは、前
記仕切部材6を矢印B、C方向に貫通した形で配置され
ており、従って駆動軸部材7aの先端側、即ち矢印B側
は前記砥粒送出空間3の砥粒回転送出空間45に位置し
ている(なお、駆動軸部材7aと仕切部材6との間には
公知のオイルシール等が施されており、駆動軸部材7a
と仕切部材6との間は極力気密になっている。)。駆動
軸部材7aの先端側には、図1、図3、図5に示すよう
に、基本的に円盤状に形成された送出回転体9が該駆動
軸部材7aと同心状に接続され設けられており、従って
送出回転体9は前記モータユニット7によって駆動軸部
材7aを介して図の矢印A方向に回転駆動され得るよう
になっている。なお、送出回転体9と駆動軸部材7aと
が同心状に接続されていることより、送出回転体9の回
転中心Q2は駆動軸部材7aの回転軸Q1と一致してお
り、回転中心Q2は前記砥粒貯留レベルTLよりも下方
に位置している。また、送出回転体9は、該送出回転体
9の天端位置が常に前記砥粒貯留レベルTLよりも上方
に位置するように配置されている。言い替えれば、前記
砥粒回転送出空間45に送出回転体9が、ケーシング2
に対して回転軸Q1を中心に回転自在なる形で設けられ
ており、送出回転体9には、該送出回転体9を回転軸Q
1を中心に回転駆動させ得る回転駆動手段7が設けられ
ているということであり、また回転駆動手段7は、送出
回転体9に接続され、回転軸Q1を中心に軸回転自在
で、前記仕切部材6を貫通した形の駆動軸部材7a及
び、駆動装置収納空間5に収納され、駆動軸部材7aの
駆動装置収納空間5側の端部に、該駆動軸部材7aを軸
回転駆動し得るように接続されたモータユニット7bに
よって構成されているということである。なお、モータ
ユニット7bと図示しない操作部或いは図示しない電源
ユニットを連絡接続する電気ケーブル61は、図3に示
すように、駆動装置収納空間5とケーシング2外部とに
亙って、該ケーシング2のうち駆動装置収納空間5に隣
接する後壁部2bを貫通する形で設けられており、後壁
部2bにおける電気ケーブル61の貫通部位には、駆動
装置収納空間5からケーシング2外部に向かって内部が
収斂する形のテーパ穴2cが該後壁部2bを貫通する形
で設けられている。また、テーパ穴2cには、シリコン
等の接着材で形成され、該テーパ穴2cに整合した形、
即ちくさび形のプラグ62が接着挿入されており、前記
電気ケーブル61は該プラグ62を貫通する形で該プラ
グ62と接着接続されている。つまり、電気ケーブル6
1が接着接続されたプラグ62がテーパ穴2cに挿入接
着されることにより、該電気ケーブル61は後壁部2b
を貫通した状態になっている。電気ケーブル61は以上
のように後壁部2bを貫通した状態になっているので、
後述するように駆動装置収納空間5内の気圧がケーシン
グ2外部よりも高圧になった場合、プラグ62には差圧
による力が該プラグ62をテーパ穴2cに更に一層食い
込ませる形で作用する。従ってテーパ穴2cにおけるプ
ラグ62と後壁部2bとの間のシールは更に一層確実に
なり都合がよい。
ように、図示しない作業場に図示しない適宜な設置部材
を介して設置されたケーシング2を有しており、ケーシ
ング2内部には砥粒送出空間3及び駆動装置収納空間5
が形成されている。砥粒送出空間3は図1の紙面左右方
向に扁平な鉛直断面が長円形の形状に形成されており、
砥粒送出空間3のうち図1の紙面左側は砥粒回転送出空
間45、図1の紙面右側は砥粒貯留空間46となってい
る。これら砥粒回転送出空間45及び砥粒貯留空間46
は水平方向に互いに連通配置されており、これら砥粒回
転送出空間45及び砥粒貯留空間46には、砥粒である
ビーズTR(即ち、ガラスビーズ又は粉末状の微細砥
粒)が貯留自在となっている。特に砥粒回転送出空間4
6には図1の二点鎖線で示す所定の砥粒貯留レベルTL
まで、ビーズTRが貯留し得るようになっている。一
方、砥粒送出空間3と駆動装置収納空間5との間には、
図3に示すように、これら両者3、5を隔てる形で鉛直
な板状の仕切部材6が設けられている。ケーシング2内
には、図3に示すように、回転駆動手段7(なお図3の
うち回転駆動手段7と後述の送出回転体9に関しては側
面が示されている)が設けられており、回転駆動手段7
は、駆動装置収納空間5内に収納設置された電動のモー
タユニット7bを有している。モータユニット7には略
水平な方向である図3の矢印B、C方向(即ち図3の紙
面左右方向)に伸延した形の駆動軸部材7aが接続され
設けられており、従ってモータユニット7は該駆動軸部
材7aを、矢印B、C方向に伸延する所定の回転軸Q1
を中心に図の矢印A方向に軸回転駆動自在となってい
る。なお、回転軸Q1はケーシング2に対して固定的に
設定配置されている。また、この駆動軸部材7aは、前
記仕切部材6を矢印B、C方向に貫通した形で配置され
ており、従って駆動軸部材7aの先端側、即ち矢印B側
は前記砥粒送出空間3の砥粒回転送出空間45に位置し
ている(なお、駆動軸部材7aと仕切部材6との間には
公知のオイルシール等が施されており、駆動軸部材7a
と仕切部材6との間は極力気密になっている。)。駆動
軸部材7aの先端側には、図1、図3、図5に示すよう
に、基本的に円盤状に形成された送出回転体9が該駆動
軸部材7aと同心状に接続され設けられており、従って
送出回転体9は前記モータユニット7によって駆動軸部
材7aを介して図の矢印A方向に回転駆動され得るよう
になっている。なお、送出回転体9と駆動軸部材7aと
が同心状に接続されていることより、送出回転体9の回
転中心Q2は駆動軸部材7aの回転軸Q1と一致してお
り、回転中心Q2は前記砥粒貯留レベルTLよりも下方
に位置している。また、送出回転体9は、該送出回転体
9の天端位置が常に前記砥粒貯留レベルTLよりも上方
に位置するように配置されている。言い替えれば、前記
砥粒回転送出空間45に送出回転体9が、ケーシング2
に対して回転軸Q1を中心に回転自在なる形で設けられ
ており、送出回転体9には、該送出回転体9を回転軸Q
1を中心に回転駆動させ得る回転駆動手段7が設けられ
ているということであり、また回転駆動手段7は、送出
回転体9に接続され、回転軸Q1を中心に軸回転自在
で、前記仕切部材6を貫通した形の駆動軸部材7a及
び、駆動装置収納空間5に収納され、駆動軸部材7aの
駆動装置収納空間5側の端部に、該駆動軸部材7aを軸
回転駆動し得るように接続されたモータユニット7bに
よって構成されているということである。なお、モータ
ユニット7bと図示しない操作部或いは図示しない電源
ユニットを連絡接続する電気ケーブル61は、図3に示
すように、駆動装置収納空間5とケーシング2外部とに
亙って、該ケーシング2のうち駆動装置収納空間5に隣
接する後壁部2bを貫通する形で設けられており、後壁
部2bにおける電気ケーブル61の貫通部位には、駆動
装置収納空間5からケーシング2外部に向かって内部が
収斂する形のテーパ穴2cが該後壁部2bを貫通する形
で設けられている。また、テーパ穴2cには、シリコン
等の接着材で形成され、該テーパ穴2cに整合した形、
即ちくさび形のプラグ62が接着挿入されており、前記
電気ケーブル61は該プラグ62を貫通する形で該プラ
グ62と接着接続されている。つまり、電気ケーブル6
1が接着接続されたプラグ62がテーパ穴2cに挿入接
着されることにより、該電気ケーブル61は後壁部2b
を貫通した状態になっている。電気ケーブル61は以上
のように後壁部2bを貫通した状態になっているので、
後述するように駆動装置収納空間5内の気圧がケーシン
グ2外部よりも高圧になった場合、プラグ62には差圧
による力が該プラグ62をテーパ穴2cに更に一層食い
込ませる形で作用する。従ってテーパ穴2cにおけるプ
ラグ62と後壁部2bとの間のシールは更に一層確実に
なり都合がよい。
【0028】送出回転体9は、図1、図3、図5に示す
ように、円盤状の2つの側円盤9a、9a及び、これら
側円盤9aよりやや小径な円盤である1つの中央仕切板
40を、中央仕切板40が側円盤9a、9aの間に位置
する形で、同心状に、かつ互いに平行配置した形で有し
ている。また、中央仕切板40と矢印B側の側円盤9a
の間及び、中央仕切板40と矢印C側の側円盤9aの間
には、それぞれ中央円盤9bが、これら中央仕切板40
と側円盤9aの間に挟まれた形で設けられている。な
お、各中央円盤9bの直径は中央仕切板40と略等しく
なっている(なお、図5では送出回転体9は、矢印C側
の側円盤9aを欠いた形で示されている。)。また、各
中央円盤9bは公知のフライスカッター(或いは歯車等
でもよい)となっており、従って該中央円盤9bの外周
部9d全周に亙っては複数の刃溝9e(歯車の場合は歯
溝)が、前記回転中心Q2を中心に等しい設置ピッチS
Pで形成されている。各中央円盤9bの各刃溝9eは、
該中央円盤9bを両側からはさんだ側円盤9aと中央仕
切板40により矢印B、C方向に閉塞された、従って送
出回転体9の回転中心Q2に対して遠心方向にのみ開口
した砥粒捕集窪9cを形成している。即ち、これら砥粒
捕集窪9cは前記ビーズTRを捕集し得るようになって
おり、またこれら砥粒捕集窪9cは回転中心Q2を中心
に等しい設置ピッチSPで形成されている。なお、送出
回転体9の外周部9dに形成された複数の砥粒捕集窪9
cは、これら砥粒捕集窪9cが、該外周部9dに亙って
環状に配置されてできる2列の砥粒捕集手段41、41
を構成しており、これら砥粒捕集手段41、41は矢印
B、C方向に沿って並列配置されている。また、これら
砥粒捕集手段41、41は、これら砥粒捕集手段41、
41間において、砥粒捕集窪9cの配置位相がずれて配
置されている。つまり、2つの中央円盤9bは、互いに
前記設置ピッチSPの2分の1の角度SPPだけズレた
形で配置されているので、送出回転体9全体では、砥粒
捕集窪9cは回転中心Q2を中心に角度SPPのピッチ
で形成されていることになる。なお、送出回転体9の側
円盤9a、9aの外側のうち外周部9d付近には、複数
の砥粒掻き混ぜ爪43が、前記回転軸Q1に対して遠心
方向に突出した形で設けられている。即ち、送出回転体
9の回転により、複数の砥粒掻き混ぜ爪43が回転し、
該送出回転体9の周囲のビーズTRが、これら砥粒掻き
混ぜ爪43によって掻き混ぜ攪拌され得るようになって
いる。また、ケーシング2のうち、図3に示すように、
最も矢印B側に位置し、砥粒送出空間3に接している前
壁部2aは、ケーシング2のうち該前壁部2a以外の部
位と図示しないボルト等を介して着脱自在になってお
り、送出回転体9と駆動軸部材7aとの間も図示しない
所定の取付ボルト等により着脱自在になっている。つま
り、ケーシング2において前壁部2aを取外して、砥粒
送出空間3を外部に露出させることにより、砥粒送出空
間3の整備等が容易に行えるようになっており、更に送
出回転体9と駆動軸部材7aとの間を着脱させることに
より、送出回転体9の取替え等が行えるようになってい
る。
ように、円盤状の2つの側円盤9a、9a及び、これら
側円盤9aよりやや小径な円盤である1つの中央仕切板
40を、中央仕切板40が側円盤9a、9aの間に位置
する形で、同心状に、かつ互いに平行配置した形で有し
ている。また、中央仕切板40と矢印B側の側円盤9a
の間及び、中央仕切板40と矢印C側の側円盤9aの間
には、それぞれ中央円盤9bが、これら中央仕切板40
と側円盤9aの間に挟まれた形で設けられている。な
お、各中央円盤9bの直径は中央仕切板40と略等しく
なっている(なお、図5では送出回転体9は、矢印C側
の側円盤9aを欠いた形で示されている。)。また、各
中央円盤9bは公知のフライスカッター(或いは歯車等
でもよい)となっており、従って該中央円盤9bの外周
部9d全周に亙っては複数の刃溝9e(歯車の場合は歯
溝)が、前記回転中心Q2を中心に等しい設置ピッチS
Pで形成されている。各中央円盤9bの各刃溝9eは、
該中央円盤9bを両側からはさんだ側円盤9aと中央仕
切板40により矢印B、C方向に閉塞された、従って送
出回転体9の回転中心Q2に対して遠心方向にのみ開口
した砥粒捕集窪9cを形成している。即ち、これら砥粒
捕集窪9cは前記ビーズTRを捕集し得るようになって
おり、またこれら砥粒捕集窪9cは回転中心Q2を中心
に等しい設置ピッチSPで形成されている。なお、送出
回転体9の外周部9dに形成された複数の砥粒捕集窪9
cは、これら砥粒捕集窪9cが、該外周部9dに亙って
環状に配置されてできる2列の砥粒捕集手段41、41
を構成しており、これら砥粒捕集手段41、41は矢印
B、C方向に沿って並列配置されている。また、これら
砥粒捕集手段41、41は、これら砥粒捕集手段41、
41間において、砥粒捕集窪9cの配置位相がずれて配
置されている。つまり、2つの中央円盤9bは、互いに
前記設置ピッチSPの2分の1の角度SPPだけズレた
形で配置されているので、送出回転体9全体では、砥粒
捕集窪9cは回転中心Q2を中心に角度SPPのピッチ
で形成されていることになる。なお、送出回転体9の側
円盤9a、9aの外側のうち外周部9d付近には、複数
の砥粒掻き混ぜ爪43が、前記回転軸Q1に対して遠心
方向に突出した形で設けられている。即ち、送出回転体
9の回転により、複数の砥粒掻き混ぜ爪43が回転し、
該送出回転体9の周囲のビーズTRが、これら砥粒掻き
混ぜ爪43によって掻き混ぜ攪拌され得るようになって
いる。また、ケーシング2のうち、図3に示すように、
最も矢印B側に位置し、砥粒送出空間3に接している前
壁部2aは、ケーシング2のうち該前壁部2a以外の部
位と図示しないボルト等を介して着脱自在になってお
り、送出回転体9と駆動軸部材7aとの間も図示しない
所定の取付ボルト等により着脱自在になっている。つま
り、ケーシング2において前壁部2aを取外して、砥粒
送出空間3を外部に露出させることにより、砥粒送出空
間3の整備等が容易に行えるようになっており、更に送
出回転体9と駆動軸部材7aとの間を着脱させることに
より、送出回転体9の取替え等が行えるようになってい
る。
【0029】一方、ケーシング2には、図1に示すよう
に、砥粒吹出手段51が設けられている。砥粒吹出手段
51は、一方の開口端部である砥粒取入口52をケーシ
ング2内の砥粒回転送出空間45に開口させる形で、該
ケーシング2に接続された砥粒取出管25を有してお
り、砥粒取入口52は前記送出回転体9の天端位置付近
において、従って前記砥粒貯留レベルTLよりも上方に
おいて、該送出回転体9の砥粒捕集窪9cに対向した形
で配置されている。即ち、砥粒取入口52は、送出回転
体9の2つの砥粒捕集手段41、41の矢印B、C方向
における中央位置CA(本実施例では中央仕切板40に
対応する位置)に配置されており、これら2つの砥粒捕
集手段41、41の各砥粒捕集窪9cに略等距離でそれ
ぞれ対向し得るようになっている。砥粒取出管25の砥
粒取入口52とは反対側には所定の吹出ノズル25aが
設けられており、砥粒取入口52を介して砥粒取出管2
5に流入した空気及びビーズTRは該吹出ノズル25a
を介して外部に吹き出自在になっている。また、砥粒取
出管25の途中には該砥粒取出管25内を開閉自在な開
閉バルブ25bが設けられている。
に、砥粒吹出手段51が設けられている。砥粒吹出手段
51は、一方の開口端部である砥粒取入口52をケーシ
ング2内の砥粒回転送出空間45に開口させる形で、該
ケーシング2に接続された砥粒取出管25を有してお
り、砥粒取入口52は前記送出回転体9の天端位置付近
において、従って前記砥粒貯留レベルTLよりも上方に
おいて、該送出回転体9の砥粒捕集窪9cに対向した形
で配置されている。即ち、砥粒取入口52は、送出回転
体9の2つの砥粒捕集手段41、41の矢印B、C方向
における中央位置CA(本実施例では中央仕切板40に
対応する位置)に配置されており、これら2つの砥粒捕
集手段41、41の各砥粒捕集窪9cに略等距離でそれ
ぞれ対向し得るようになっている。砥粒取出管25の砥
粒取入口52とは反対側には所定の吹出ノズル25aが
設けられており、砥粒取入口52を介して砥粒取出管2
5に流入した空気及びビーズTRは該吹出ノズル25a
を介して外部に吹き出自在になっている。また、砥粒取
出管25の途中には該砥粒取出管25内を開閉自在な開
閉バルブ25bが設けられている。
【0030】また、ケーシング2には、図2に示すよう
に、砥粒供給手段11が設けられており、砥粒供給手段
11は内部に砥粒貯蔵空間12aが形成されたホッパタ
ンク12を、前記ケーシング2(或いは、前記図示しな
い作業場)により、図示しない適宜な支持部材を介して
支持された形で、しかも前記ケーシング2の上方位置に
おいて有している。砥粒貯蔵空間12a内にはビーズT
Rが貯蔵自在になっており、砥粒貯蔵空間12aはホッ
パタンク12の底部12bに向かって収斂した形状にな
っている。ホッパタンク12の底部12bには、砥粒貯
蔵空間12aに向けて上方に開口した受入口13aを形
成する形で砥粒導入穴13が設けられており、この砥粒
導入穴13と連続接続する形で砥粒供給管15が設けら
れている。砥粒供給管15の下端側は鉛直下方に伸び
て、ケーシング2に接続されている。即ち、砥粒供給管
15の下端側はケーシング2内の砥粒貯留空間46に到
達しており、該砥粒供給管15の下端には、該砥粒貯留
空間46に下方に開口する排出口15aが形成されてい
る。即ち、砥粒貯蔵空間12a内に貯蔵されているビー
ズTRは、その自重等により受入口13aを介して砥粒
導入穴13に流入し、該砥粒導入穴13より砥粒供給管
15に流入し、排出口15aを介して砥粒貯留空間46
に排出供給され得るようになっている。なお、砥粒供給
管15の排出口15aは前記回転送出体9の回転中心Q
2よりも上方の位置に開口しており、上述した所定の砥
粒貯留レベルTLは該排出口15aよりもやや下方のレ
ベルとなっている。
に、砥粒供給手段11が設けられており、砥粒供給手段
11は内部に砥粒貯蔵空間12aが形成されたホッパタ
ンク12を、前記ケーシング2(或いは、前記図示しな
い作業場)により、図示しない適宜な支持部材を介して
支持された形で、しかも前記ケーシング2の上方位置に
おいて有している。砥粒貯蔵空間12a内にはビーズT
Rが貯蔵自在になっており、砥粒貯蔵空間12aはホッ
パタンク12の底部12bに向かって収斂した形状にな
っている。ホッパタンク12の底部12bには、砥粒貯
蔵空間12aに向けて上方に開口した受入口13aを形
成する形で砥粒導入穴13が設けられており、この砥粒
導入穴13と連続接続する形で砥粒供給管15が設けら
れている。砥粒供給管15の下端側は鉛直下方に伸び
て、ケーシング2に接続されている。即ち、砥粒供給管
15の下端側はケーシング2内の砥粒貯留空間46に到
達しており、該砥粒供給管15の下端には、該砥粒貯留
空間46に下方に開口する排出口15aが形成されてい
る。即ち、砥粒貯蔵空間12a内に貯蔵されているビー
ズTRは、その自重等により受入口13aを介して砥粒
導入穴13に流入し、該砥粒導入穴13より砥粒供給管
15に流入し、排出口15aを介して砥粒貯留空間46
に排出供給され得るようになっている。なお、砥粒供給
管15の排出口15aは前記回転送出体9の回転中心Q
2よりも上方の位置に開口しており、上述した所定の砥
粒貯留レベルTLは該排出口15aよりもやや下方のレ
ベルとなっている。
【0031】一方、前記ホッパタンク12には、図2に
示すように、略水平な上板部26が、前記砥粒貯蔵空間
12aを上方から封鎖する形で形成されており、ホッパ
タンク12内には攪撓手段70が設けられている。攪撓
手段70は、前記上板部26に垂設された駆動ユニット
72を有している。駆動ユニット72は、上板部26に
固定垂設されたソレノイド式の駆動装置72aを有して
おり、駆動装置72aは駆動部72bを上下方向に移動
駆動し得るようになっている。駆動部72bには更に2
つのバネ72c、72cが接続されており、これらバネ
72c、72cの他端側は、上板部26に接続されてい
る。即ち、駆動部72bは、これらバネ72c、72c
により、常に上方に付勢された状態になっている。ま
た、駆動部72bには、図2に示すように、攪撓体71
が垂設されている。攪撓体71は、駆動部72bに固定
垂設された、鉛直方向に伸延した棒部71aを有してお
り、棒部71aの下端側には攪撓部71bが設けられて
いる。攪撓部71bは、略円錐状の攪撓片71cが上下
方向に複数直列した形で構成されており、従って、攪撓
部71bが上下移動する際には、これら攪撓片71cに
よって形成される凹凸により、周囲の砥粒が攪撓され得
るようになっている。なお、攪撓部71bは、砥粒貯蔵
空間12aから、砥粒導入穴13及び砥粒供給管15に
挿入した形で配置されており、攪撓部71bの下端は、
砥粒供給管15の排出口15a付近に位置している。ま
た、各攪撓片71cの水平方向の外径は砥粒導入穴13
及び砥粒供給管15の内径よりも小さく、攪撓部71b
は、砥粒導入穴13及び砥粒供給管15を通って支障無
く上下に往復移動できるようになっている。従って、攪
撓体71は、受入口13aから砥粒貯蔵空間12aを上
方に伸延し、かつ受入口13aから下方に砥粒導入穴1
3及び砥粒供給管15に亙って伸延した形で設けられて
おり、該攪撓体71の形状は、細長い線状又は棒状(以
降、この明細書では、「細長い線状又は棒状」を「線棒
状」と呼ぶことにする)に形成されている。なお、上述
したように攪撓部71bは、砥粒貯蔵空間12aから、
砥粒導入穴13及び砥粒供給管15に挿入した形で配置
されているので、攪撓体71における複数の攪撓片71
cは、受入口13aから上方に亙って配設されていると
共に、受入口13aから下方に砥粒導入穴13及び砥粒
供給管15に亙っても配設されている。攪撓部71bの
下端には、略円錐状に形成された弁73が設けられてい
る。弁73の水平方向の外径は、下端側においては砥粒
供給管15の排出口15aにおける内径よりも大きく、
上端側においては該排出口15aにおける内径よりも小
さくなっている。従って、弁73は、その下端側、即ち
排出口15aの内径よりも大きな外径をもった部位を砥
粒供給管15の下方に突出させた形で配置されている。
なお、上述したように駆動部72bは、バネ72c、7
2cにより常に上方に付勢された状態になっているの
で、駆動装置72aの非駆動時には、攪撓体71及び弁
73が上方に付勢された状態になっている。弁73は、
その下端側が砥粒供給管15の下方に突出しているた
め、該弁73が上方に付勢されることにより、砥粒供給
管15の排出口15aは該弁73により上方に押し付け
られ、所定の封止力で封鎖された状態になる。
示すように、略水平な上板部26が、前記砥粒貯蔵空間
12aを上方から封鎖する形で形成されており、ホッパ
タンク12内には攪撓手段70が設けられている。攪撓
手段70は、前記上板部26に垂設された駆動ユニット
72を有している。駆動ユニット72は、上板部26に
固定垂設されたソレノイド式の駆動装置72aを有して
おり、駆動装置72aは駆動部72bを上下方向に移動
駆動し得るようになっている。駆動部72bには更に2
つのバネ72c、72cが接続されており、これらバネ
72c、72cの他端側は、上板部26に接続されてい
る。即ち、駆動部72bは、これらバネ72c、72c
により、常に上方に付勢された状態になっている。ま
た、駆動部72bには、図2に示すように、攪撓体71
が垂設されている。攪撓体71は、駆動部72bに固定
垂設された、鉛直方向に伸延した棒部71aを有してお
り、棒部71aの下端側には攪撓部71bが設けられて
いる。攪撓部71bは、略円錐状の攪撓片71cが上下
方向に複数直列した形で構成されており、従って、攪撓
部71bが上下移動する際には、これら攪撓片71cに
よって形成される凹凸により、周囲の砥粒が攪撓され得
るようになっている。なお、攪撓部71bは、砥粒貯蔵
空間12aから、砥粒導入穴13及び砥粒供給管15に
挿入した形で配置されており、攪撓部71bの下端は、
砥粒供給管15の排出口15a付近に位置している。ま
た、各攪撓片71cの水平方向の外径は砥粒導入穴13
及び砥粒供給管15の内径よりも小さく、攪撓部71b
は、砥粒導入穴13及び砥粒供給管15を通って支障無
く上下に往復移動できるようになっている。従って、攪
撓体71は、受入口13aから砥粒貯蔵空間12aを上
方に伸延し、かつ受入口13aから下方に砥粒導入穴1
3及び砥粒供給管15に亙って伸延した形で設けられて
おり、該攪撓体71の形状は、細長い線状又は棒状(以
降、この明細書では、「細長い線状又は棒状」を「線棒
状」と呼ぶことにする)に形成されている。なお、上述
したように攪撓部71bは、砥粒貯蔵空間12aから、
砥粒導入穴13及び砥粒供給管15に挿入した形で配置
されているので、攪撓体71における複数の攪撓片71
cは、受入口13aから上方に亙って配設されていると
共に、受入口13aから下方に砥粒導入穴13及び砥粒
供給管15に亙っても配設されている。攪撓部71bの
下端には、略円錐状に形成された弁73が設けられてい
る。弁73の水平方向の外径は、下端側においては砥粒
供給管15の排出口15aにおける内径よりも大きく、
上端側においては該排出口15aにおける内径よりも小
さくなっている。従って、弁73は、その下端側、即ち
排出口15aの内径よりも大きな外径をもった部位を砥
粒供給管15の下方に突出させた形で配置されている。
なお、上述したように駆動部72bは、バネ72c、7
2cにより常に上方に付勢された状態になっているの
で、駆動装置72aの非駆動時には、攪撓体71及び弁
73が上方に付勢された状態になっている。弁73は、
その下端側が砥粒供給管15の下方に突出しているた
め、該弁73が上方に付勢されることにより、砥粒供給
管15の排出口15aは該弁73により上方に押し付け
られ、所定の封止力で封鎖された状態になる。
【0032】前記上板部26には、図2に示すように、
該上板部26を上下方向に貫通する形の、従ってホッパ
タンク12の内外を連通する形の砥粒投入穴27が形成
されている。上板部26の上面側のうち砥粒投入穴27
の周囲にはゴム部材等からなるOリング等が設けられる
ことにより封止部27aが環状に形成されており、砥粒
投入穴27には、該砥粒投入穴27を閉塞自在な閉塞フ
タ29が設けられている。即ち、図2に示す状態の閉塞
フタ29は、砥粒投入穴27に対して該閉塞フタ29を
上板部26の上面側から載置した形で装着されて設けら
れている。また、閉塞フタ29の下面側には、前記上板
部26の封止部27aと当接係合し得る形の環状な面か
らなる封止部29aが形成されており、砥粒投入穴27
に装着されている状態の閉塞フタ29と上板部26の間
においては、封止部27a、29aが互いに当接係合し
ている。また、上板部26には、図2及び図4に示すよ
うに、上方に伸延突出した2つの支持用ボルト30、3
0が砥粒投入穴27をはさんで対称な位置に立設されて
設けられており、支持用ボルト30、30にはそれぞれ
支持ナット31、31が1つづつ螺嵌されている。支持
用ボルト30、30にはフタ押圧板32が設けられてお
り、フタ押圧板32には2つのボルト挿入穴33、33
が形成されている。即ち、図2及び図4(実線で図示)
の状態ではフタ押圧板32は所定の押圧位置ATに位置
しており、フタ押圧板32は2つのボルト挿入穴33、
33に各支持用ボルト30、30が挿入した形で、略水
平な状態で配置されて設けられている。また、フタ押圧
板32の下面側には下方に突起した押圧リブ32aが形
成されており、フタ押圧板32はその上側から、前記支
持ナット31、31により下方に締め付け押圧されてい
る。即ち、フタ押圧板32は、砥粒投入穴27に装着さ
れた状態の閉塞フタ29を押圧リブ32aを介して押圧
した状態になっており、この押圧した状態では、前記封
止部27a、29aが互いに所定の封止力HRで当接係
合した状態になっている。また、フタ押圧板32には、
一方(例えば図2及び図4の紙面左側)のボルト挿入穴
33と連続する形でフタ押圧板32の側方に開口したボ
ルト溝35が設けられており、従って押圧位置ATに位
置したフタ押圧板32を、図4の二点鎖線に示すよう
に、他方(例えば図2及び図4の紙面右側)のボルト挿
入穴33において挿入した支持用ボルト30を中心に図
4の矢印D方向に回動させ得るようになっている。つま
りフタ押圧板32の回動と共に、一方(例えば図2及び
図4の紙面左側)のボルト挿入穴33において挿入した
支持用ボルト30がボルト溝35を通過してフタ押圧板
32から解除し得るようになっている。なお、フタ押圧
板32が一方(例えば図2及び図4の紙面左側)のボル
ト挿入穴33において挿入した支持用ボルト30から解
除され、フタ押圧板32が、砥粒投入穴27に装着され
た状態の前記閉塞フタ29を押圧しない状態、即ち解除
の状態の位置を解除位置KJとする。また、解除位置K
Jに位置したフタ押圧板32を、他方(例えば図2及び
図4の紙面右側)のボルト挿入穴33において挿入した
支持用ボルト30を中心に、図の矢印D方向とは反対方
向の矢印E方向に回動させて再び閉塞フタ29を押圧す
る押圧位置ATに配置することもできる(なお、押圧位
置ATと解除位置KJとの間におけるフタ押圧板32の
回動時には、この回動動作を極力スムーズに行うため、
例えば前記支持ナット31、31をゆるめ、フタ押圧板
32と閉塞フタ29との間での押圧が極力生じないよう
にする。)。また、フタ押圧板32には、他方(例えば
紙面右側)のボルト挿入穴33と連続する形でフタ押圧
板32の側方に開口したボルト溝36が設けられてお
り、従って解除位置KJに位置し、従って一方(例えば
紙面左側)のボルト挿入穴33において挿入した支持用
ボルト30が解除された状態のフタ押圧板32を、ボル
ト溝36側の支持用ボルト30を前記ボルト溝36を通
過させる形で、該支持用ボルト30から着脱自在になっ
ている。
該上板部26を上下方向に貫通する形の、従ってホッパ
タンク12の内外を連通する形の砥粒投入穴27が形成
されている。上板部26の上面側のうち砥粒投入穴27
の周囲にはゴム部材等からなるOリング等が設けられる
ことにより封止部27aが環状に形成されており、砥粒
投入穴27には、該砥粒投入穴27を閉塞自在な閉塞フ
タ29が設けられている。即ち、図2に示す状態の閉塞
フタ29は、砥粒投入穴27に対して該閉塞フタ29を
上板部26の上面側から載置した形で装着されて設けら
れている。また、閉塞フタ29の下面側には、前記上板
部26の封止部27aと当接係合し得る形の環状な面か
らなる封止部29aが形成されており、砥粒投入穴27
に装着されている状態の閉塞フタ29と上板部26の間
においては、封止部27a、29aが互いに当接係合し
ている。また、上板部26には、図2及び図4に示すよ
うに、上方に伸延突出した2つの支持用ボルト30、3
0が砥粒投入穴27をはさんで対称な位置に立設されて
設けられており、支持用ボルト30、30にはそれぞれ
支持ナット31、31が1つづつ螺嵌されている。支持
用ボルト30、30にはフタ押圧板32が設けられてお
り、フタ押圧板32には2つのボルト挿入穴33、33
が形成されている。即ち、図2及び図4(実線で図示)
の状態ではフタ押圧板32は所定の押圧位置ATに位置
しており、フタ押圧板32は2つのボルト挿入穴33、
33に各支持用ボルト30、30が挿入した形で、略水
平な状態で配置されて設けられている。また、フタ押圧
板32の下面側には下方に突起した押圧リブ32aが形
成されており、フタ押圧板32はその上側から、前記支
持ナット31、31により下方に締め付け押圧されてい
る。即ち、フタ押圧板32は、砥粒投入穴27に装着さ
れた状態の閉塞フタ29を押圧リブ32aを介して押圧
した状態になっており、この押圧した状態では、前記封
止部27a、29aが互いに所定の封止力HRで当接係
合した状態になっている。また、フタ押圧板32には、
一方(例えば図2及び図4の紙面左側)のボルト挿入穴
33と連続する形でフタ押圧板32の側方に開口したボ
ルト溝35が設けられており、従って押圧位置ATに位
置したフタ押圧板32を、図4の二点鎖線に示すよう
に、他方(例えば図2及び図4の紙面右側)のボルト挿
入穴33において挿入した支持用ボルト30を中心に図
4の矢印D方向に回動させ得るようになっている。つま
りフタ押圧板32の回動と共に、一方(例えば図2及び
図4の紙面左側)のボルト挿入穴33において挿入した
支持用ボルト30がボルト溝35を通過してフタ押圧板
32から解除し得るようになっている。なお、フタ押圧
板32が一方(例えば図2及び図4の紙面左側)のボル
ト挿入穴33において挿入した支持用ボルト30から解
除され、フタ押圧板32が、砥粒投入穴27に装着され
た状態の前記閉塞フタ29を押圧しない状態、即ち解除
の状態の位置を解除位置KJとする。また、解除位置K
Jに位置したフタ押圧板32を、他方(例えば図2及び
図4の紙面右側)のボルト挿入穴33において挿入した
支持用ボルト30を中心に、図の矢印D方向とは反対方
向の矢印E方向に回動させて再び閉塞フタ29を押圧す
る押圧位置ATに配置することもできる(なお、押圧位
置ATと解除位置KJとの間におけるフタ押圧板32の
回動時には、この回動動作を極力スムーズに行うため、
例えば前記支持ナット31、31をゆるめ、フタ押圧板
32と閉塞フタ29との間での押圧が極力生じないよう
にする。)。また、フタ押圧板32には、他方(例えば
紙面右側)のボルト挿入穴33と連続する形でフタ押圧
板32の側方に開口したボルト溝36が設けられてお
り、従って解除位置KJに位置し、従って一方(例えば
紙面左側)のボルト挿入穴33において挿入した支持用
ボルト30が解除された状態のフタ押圧板32を、ボル
ト溝36側の支持用ボルト30を前記ボルト溝36を通
過させる形で、該支持用ボルト30から着脱自在になっ
ている。
【0033】前記ケーシング2には、図3に示すよう
に、所定の加圧ポンプ19により加圧された空気を輸送
し得る空気輸送管20が、輸送した空気を駆動装置収納
空間5に供給自在な形で設けられており、前記ケーシン
グ2には、駆動装置収納空間5内の空気を外部に輸送し
得る空気取出管21が設けられている。また、空気取出
管21の先端側は、図1に示すように、第一供給管2
2、第二供給管23の2股に分岐しており、第一供給管
22は輸送した気体を砥粒送出空間3に供給自在な形で
ケーシング2に接続され、第二供給管23は輸送した気
体を砥粒貯蔵空間12aに供給自在な形でホッパタンク
12に接続されている。即ち、第一供給管22の先端に
は、図1及び図6に示すように、ケーシング2内の砥粒
送出空間3に配置された放出部22aが形成されてお
り、放出部22aは砥粒送出空間3上部、即ち前記砥粒
貯留レベルTLより上方に配置された箱体22bを有し
ている。箱体22bは外形が例えば円柱状であり、その
内部は中空な緩衝室22cとなっている。この緩衝室2
2cの内径は、該放出部22aに至るまでの第一供給管
22の内径に比べて大きくなっている。また、箱体22
bの側部22eには、該側部22eを水平方向に貫通す
る形で、従って砥粒送出空間3と緩衝室22cとを連通
する形で水平方向に伸延した筋状のスリット22dが水
平方向、従って横方向に開口した形で設けられている。
なお、スリット22dの開口面積は、前記放出部22a
に至るまでの第一供給管22の内部の断面積に比べて大
きくなっている。つまり、第一供給管22から供給され
てくる空気は緩衝室22cにおいて圧力を一旦低下させ
てから、スリット22dを介して砥粒送出空間3に供給
されるようになっている。
に、所定の加圧ポンプ19により加圧された空気を輸送
し得る空気輸送管20が、輸送した空気を駆動装置収納
空間5に供給自在な形で設けられており、前記ケーシン
グ2には、駆動装置収納空間5内の空気を外部に輸送し
得る空気取出管21が設けられている。また、空気取出
管21の先端側は、図1に示すように、第一供給管2
2、第二供給管23の2股に分岐しており、第一供給管
22は輸送した気体を砥粒送出空間3に供給自在な形で
ケーシング2に接続され、第二供給管23は輸送した気
体を砥粒貯蔵空間12aに供給自在な形でホッパタンク
12に接続されている。即ち、第一供給管22の先端に
は、図1及び図6に示すように、ケーシング2内の砥粒
送出空間3に配置された放出部22aが形成されてお
り、放出部22aは砥粒送出空間3上部、即ち前記砥粒
貯留レベルTLより上方に配置された箱体22bを有し
ている。箱体22bは外形が例えば円柱状であり、その
内部は中空な緩衝室22cとなっている。この緩衝室2
2cの内径は、該放出部22aに至るまでの第一供給管
22の内径に比べて大きくなっている。また、箱体22
bの側部22eには、該側部22eを水平方向に貫通す
る形で、従って砥粒送出空間3と緩衝室22cとを連通
する形で水平方向に伸延した筋状のスリット22dが水
平方向、従って横方向に開口した形で設けられている。
なお、スリット22dの開口面積は、前記放出部22a
に至るまでの第一供給管22の内部の断面積に比べて大
きくなっている。つまり、第一供給管22から供給され
てくる空気は緩衝室22cにおいて圧力を一旦低下させ
てから、スリット22dを介して砥粒送出空間3に供給
されるようになっている。
【0034】一方、加圧ポンプ19と空気輸送管20
は、図3に示すように、駆動装置収納空間5に加圧した
空気を供給自在な収納空間加圧手段55となっており、
加圧ポンプ19と空気輸送管20と駆動装置収納空間5
と空気取出管21と第一供給管22は、図1及び図3に
示すように、砥粒送出空間3に加圧した空気を供給自在
な送出空間加圧手段50となっており、加圧ポンプ19
と空気輸送管20と駆動装置収納空間5と空気取出管2
1と第二供給管23は、図1乃至図3に示すように、砥
粒貯蔵空間12aに加圧した空気を供給自在なホッパ加
圧手段53となっている。従って、収納空間加圧手段5
5と送出空間加圧手段50とホッパ加圧手段53との間
では加圧ポンプ19と空気輸送管20が共有されてお
り、更に送出空間加圧手段50とホッパ加圧手段53と
の間では駆動装置収納空間5と空気取出管21が共有さ
れている。また、ホッパタンク12の上板部26には、
図2に示すように、該上板部26を上下に貫通した形で
排気管37が設けられており、排気管37のうち砥粒貯
蔵空間12a側には空気取入部37aが設けられてい
る。空気取入部37aはフィルタ状に形成されており、
従って空気取入部37aを介して砥粒貯蔵空間12aか
ら排気管37の内部に空気は流入するが、ビーズTRは
流入できないようになっている。排気管37のうちホッ
パタンク12の外部には大気中に開口した排気口37b
が設けられており、排気管37の途中には該排気管37
の内部を開閉自在な排気バルブ37cが設けられてい
る。
は、図3に示すように、駆動装置収納空間5に加圧した
空気を供給自在な収納空間加圧手段55となっており、
加圧ポンプ19と空気輸送管20と駆動装置収納空間5
と空気取出管21と第一供給管22は、図1及び図3に
示すように、砥粒送出空間3に加圧した空気を供給自在
な送出空間加圧手段50となっており、加圧ポンプ19
と空気輸送管20と駆動装置収納空間5と空気取出管2
1と第二供給管23は、図1乃至図3に示すように、砥
粒貯蔵空間12aに加圧した空気を供給自在なホッパ加
圧手段53となっている。従って、収納空間加圧手段5
5と送出空間加圧手段50とホッパ加圧手段53との間
では加圧ポンプ19と空気輸送管20が共有されてお
り、更に送出空間加圧手段50とホッパ加圧手段53と
の間では駆動装置収納空間5と空気取出管21が共有さ
れている。また、ホッパタンク12の上板部26には、
図2に示すように、該上板部26を上下に貫通した形で
排気管37が設けられており、排気管37のうち砥粒貯
蔵空間12a側には空気取入部37aが設けられてい
る。空気取入部37aはフィルタ状に形成されており、
従って空気取入部37aを介して砥粒貯蔵空間12aか
ら排気管37の内部に空気は流入するが、ビーズTRは
流入できないようになっている。排気管37のうちホッ
パタンク12の外部には大気中に開口した排気口37b
が設けられており、排気管37の途中には該排気管37
の内部を開閉自在な排気バルブ37cが設けられてい
る。
【0035】また、ケーシング2内の砥粒回転送出空間
45には、図1に示すように、光センサ101が、前記
砥粒貯留レベルTLに対応した位置に設けられている。
即ち、光センサ101は、砥粒回転送出空間45のビー
ズTRの貯留レベルが砥粒貯留レベルTLまである場合
には、該光センサ101の図示しない受光部がビーズT
Rに埋没しているため受光せず、外部に何ら信号を発し
ないが、砥粒回転送出空間45のビーズTRの貯留レベ
ルが砥粒貯留レベルTLよりも低くなった場合には、該
光センサ101の図示しない受光部が外部に露出され、
図示しない適宜な光源からの光を受けて、外部に検知信
号KSを発するようになっている。更に光センサ101
には、図1に示すように、制御装置100が接続されて
おり、該制御装置100には、図2に示すように、攪撓
手段70の駆動ユニット72の駆動装置72aが接続さ
れている。即ち、光センサ101から発せられた検知信
号KSは制御装置100に受け取られ、該検知信号KS
を受け取った制御装置100は駆動装置72aを駆動す
るようになっている。また、光センサ101から検知信
号KSが発せられない場合には、制御装置100は駆動
装置72aの駆動を停止させる(或いは停止状態を維持
させる)ようになっている。
45には、図1に示すように、光センサ101が、前記
砥粒貯留レベルTLに対応した位置に設けられている。
即ち、光センサ101は、砥粒回転送出空間45のビー
ズTRの貯留レベルが砥粒貯留レベルTLまである場合
には、該光センサ101の図示しない受光部がビーズT
Rに埋没しているため受光せず、外部に何ら信号を発し
ないが、砥粒回転送出空間45のビーズTRの貯留レベ
ルが砥粒貯留レベルTLよりも低くなった場合には、該
光センサ101の図示しない受光部が外部に露出され、
図示しない適宜な光源からの光を受けて、外部に検知信
号KSを発するようになっている。更に光センサ101
には、図1に示すように、制御装置100が接続されて
おり、該制御装置100には、図2に示すように、攪撓
手段70の駆動ユニット72の駆動装置72aが接続さ
れている。即ち、光センサ101から発せられた検知信
号KSは制御装置100に受け取られ、該検知信号KS
を受け取った制御装置100は駆動装置72aを駆動す
るようになっている。また、光センサ101から検知信
号KSが発せられない場合には、制御装置100は駆動
装置72aの駆動を停止させる(或いは停止状態を維持
させる)ようになっている。
【0036】ブラスト加工機1は以上のように構成され
ているので、金属などのブラスト加工を行うために、該
ブラスト加工機1によるビーズTRの吹き出しをおこな
うと以下のようになる。即ちまず、ホッパタンク12に
おいて前記支持ナット31、31をゆるめると共に、図
4の二点鎖線に示すように、前記フタ押圧板32を押圧
位置ATから解除位置KJに回動移動させ、砥粒投入穴
27から閉塞フタ29を取外す。次いで、該砥粒投入穴
27を介してガラスビーズ又は粉末状の微細砥粒等であ
るビーズTRを砥粒貯蔵空間12aに投入する。投入
後、再び閉塞フタ29を砥粒投入穴27に装着し、フタ
押圧板32を解除位置KJから押圧位置ATに回動移動
させ、支持ナット31、31を締め付けてフタ押圧板3
2を下方に押圧する。即ち、フタ押圧板32は、砥粒投
入穴27に装着された状態の閉塞フタ29を押圧リブ3
2aを介して押圧し、この押圧により封止部27a、2
9aが互いに所定の封止力HRで当接係合され、従って
閉塞フタ29により砥粒投入穴27が気密に閉塞され
た。
ているので、金属などのブラスト加工を行うために、該
ブラスト加工機1によるビーズTRの吹き出しをおこな
うと以下のようになる。即ちまず、ホッパタンク12に
おいて前記支持ナット31、31をゆるめると共に、図
4の二点鎖線に示すように、前記フタ押圧板32を押圧
位置ATから解除位置KJに回動移動させ、砥粒投入穴
27から閉塞フタ29を取外す。次いで、該砥粒投入穴
27を介してガラスビーズ又は粉末状の微細砥粒等であ
るビーズTRを砥粒貯蔵空間12aに投入する。投入
後、再び閉塞フタ29を砥粒投入穴27に装着し、フタ
押圧板32を解除位置KJから押圧位置ATに回動移動
させ、支持ナット31、31を締め付けてフタ押圧板3
2を下方に押圧する。即ち、フタ押圧板32は、砥粒投
入穴27に装着された状態の閉塞フタ29を押圧リブ3
2aを介して押圧し、この押圧により封止部27a、2
9aが互いに所定の封止力HRで当接係合され、従って
閉塞フタ29により砥粒投入穴27が気密に閉塞され
た。
【0037】次いで、加圧ポンプ19の運転を開始す
る。即ち、加圧ポンプ19によって加圧された空気は空
気輸送管20を介して駆動装置収納空間5に供給され、
該駆動装置収納空間5に供給された空気は更に、空気取
出管21と第一供給管22を介して砥粒送出空間3に供
給され、または空気取出管21と第二供給管22を介し
て砥粒貯蔵空間12aに供給される。従って、駆動装置
収納空間5、砥粒送出空間3、砥粒貯蔵空間12aはそ
れぞれ略等しい気圧で加圧される。但し、ホッパタンク
12の排気管37における排気バルブ37c及び、砥粒
吹出手段51における開閉バルブ25bは閉塞状態にな
っている。一方、砥粒貯蔵空間12aに投入されたビー
ズTRは、殆ど砥粒貯蔵空間12aに貯蔵された状態に
なるが、特に砥粒貯蔵空間12aの底部12b付近に位
置したビーズTRは、その自重等(上述したように砥粒
貯蔵空間12aと砥粒送出空間3との間の気圧差は殆ど
ないから)により受入口13aを介して砥粒導入穴13
に流入し、該砥粒導入穴13より砥粒供給管15に流入
する。ところで、砥粒送出空間3には未だビーズTRが
殆ど供給されておらず、従って光センサ101から検知
信号KSが発せられ、制御装置100は駆動装置72a
を駆動させる。即ち、攪撓体71及び弁73が上下方向
に往復移動駆動される。よって、砥粒貯蔵空間12a及
び砥粒導入穴13及び砥粒供給管15のビーズTRは該
攪撓体71により攪撓され、ブリッジ等を形成すること
なくスムーズに下方に流動する。また、弁73の移動に
より砥粒供給管15の排出口15aが開放されるので、
砥粒供給管15を流動するビーズTRは排出口15aを
介して砥粒送出空間3の砥粒貯留空間46に排出供給さ
れ貯留される。続けて砥粒貯留空間46にビーズTRが
供給貯留され、該砥粒貯留空間46に貯留されたビーズ
TRは、その側方である砥粒回転送出空間45にも流動
する。従って、砥粒回転送出空間45にもビーズTRが
供給貯留される。その後、ビーズTRの供給貯留によ
り、砥粒回転送出空間45に貯留したビーズTRが前記
砥粒貯留レベルTLに到達することにより、前記光セン
サ101の図示しない受光部がビーズTRに埋没するた
め、外部に何ら信号を発しなくなる。つまり、制御装置
100は駆動装置72aの駆動を停止させるので、バネ
72c、72cにより上方に付勢されている弁73が砥
粒供給管15の排出口15aに押し付けられ、該排出口
15aが閉鎖されるので、砥粒貯留空間46へのビーズ
TRの供給が停止される。
る。即ち、加圧ポンプ19によって加圧された空気は空
気輸送管20を介して駆動装置収納空間5に供給され、
該駆動装置収納空間5に供給された空気は更に、空気取
出管21と第一供給管22を介して砥粒送出空間3に供
給され、または空気取出管21と第二供給管22を介し
て砥粒貯蔵空間12aに供給される。従って、駆動装置
収納空間5、砥粒送出空間3、砥粒貯蔵空間12aはそ
れぞれ略等しい気圧で加圧される。但し、ホッパタンク
12の排気管37における排気バルブ37c及び、砥粒
吹出手段51における開閉バルブ25bは閉塞状態にな
っている。一方、砥粒貯蔵空間12aに投入されたビー
ズTRは、殆ど砥粒貯蔵空間12aに貯蔵された状態に
なるが、特に砥粒貯蔵空間12aの底部12b付近に位
置したビーズTRは、その自重等(上述したように砥粒
貯蔵空間12aと砥粒送出空間3との間の気圧差は殆ど
ないから)により受入口13aを介して砥粒導入穴13
に流入し、該砥粒導入穴13より砥粒供給管15に流入
する。ところで、砥粒送出空間3には未だビーズTRが
殆ど供給されておらず、従って光センサ101から検知
信号KSが発せられ、制御装置100は駆動装置72a
を駆動させる。即ち、攪撓体71及び弁73が上下方向
に往復移動駆動される。よって、砥粒貯蔵空間12a及
び砥粒導入穴13及び砥粒供給管15のビーズTRは該
攪撓体71により攪撓され、ブリッジ等を形成すること
なくスムーズに下方に流動する。また、弁73の移動に
より砥粒供給管15の排出口15aが開放されるので、
砥粒供給管15を流動するビーズTRは排出口15aを
介して砥粒送出空間3の砥粒貯留空間46に排出供給さ
れ貯留される。続けて砥粒貯留空間46にビーズTRが
供給貯留され、該砥粒貯留空間46に貯留されたビーズ
TRは、その側方である砥粒回転送出空間45にも流動
する。従って、砥粒回転送出空間45にもビーズTRが
供給貯留される。その後、ビーズTRの供給貯留によ
り、砥粒回転送出空間45に貯留したビーズTRが前記
砥粒貯留レベルTLに到達することにより、前記光セン
サ101の図示しない受光部がビーズTRに埋没するた
め、外部に何ら信号を発しなくなる。つまり、制御装置
100は駆動装置72aの駆動を停止させるので、バネ
72c、72cにより上方に付勢されている弁73が砥
粒供給管15の排出口15aに押し付けられ、該排出口
15aが閉鎖されるので、砥粒貯留空間46へのビーズ
TRの供給が停止される。
【0038】以降、砥粒回転送出空間45のビーズTR
が送出回転体9により捕集され(後述)、砥粒吹出手段
51により外部に吹き出されることにより(後述)、該
砥粒回転送出空間45に貯留されているビーズTRのレ
ベルが砥粒貯留レベルTLよりも低くなり、光センサ1
01から検知信号KSが発せられて、制御装置100に
より駆動装置72aが駆動され、攪撓体71及び弁73
が上下方向に往復移動駆動され、砥粒貯蔵空間12a及
び砥粒導入穴13及び砥粒供給管15のビーズTRが下
方に流動して排出口15aより砥粒貯留空間46に排出
供給され、砥粒貯留空間46のビーズTRが更に砥粒回
転送出空間45にも流動し供給貯留され、砥粒回転送出
空間45に貯留したビーズTRが再び砥粒貯留レベルT
Lに到達することにより、駆動装置72aの駆動が停止
され、砥粒供給管15の排出口15aが弁73により閉
鎖され、砥粒貯留空間46へのビーズTRの供給が停止
される、という一連の動作を繰り返して、砥粒回転送出
空間45のビーズTRのレベルは砥粒貯留レベルTLに
極力近い形で維持される。なお、駆動装置収納空間5の
加圧された空気が、上述したように空気取出管21及び
第一供給管22を介して砥粒送出空間3に供給されるの
であるから、駆動装置収納空間5内の気圧は砥粒送出空
間3内の気圧よりもやや高くなる。即ち、砥粒送出空間
3内のビーズTRが仕切部材6と駆動軸部材7aとの間
の隙間等を介して駆動装置収納空間5側に進入しようと
することが、これら収砥粒送出空間3と駆動装置収納空
間5との間の差圧によって防止されている。つまり、駆
動軸部材7a等を摩耗破損させることが極力防止されて
いるので都合がよい。
が送出回転体9により捕集され(後述)、砥粒吹出手段
51により外部に吹き出されることにより(後述)、該
砥粒回転送出空間45に貯留されているビーズTRのレ
ベルが砥粒貯留レベルTLよりも低くなり、光センサ1
01から検知信号KSが発せられて、制御装置100に
より駆動装置72aが駆動され、攪撓体71及び弁73
が上下方向に往復移動駆動され、砥粒貯蔵空間12a及
び砥粒導入穴13及び砥粒供給管15のビーズTRが下
方に流動して排出口15aより砥粒貯留空間46に排出
供給され、砥粒貯留空間46のビーズTRが更に砥粒回
転送出空間45にも流動し供給貯留され、砥粒回転送出
空間45に貯留したビーズTRが再び砥粒貯留レベルT
Lに到達することにより、駆動装置72aの駆動が停止
され、砥粒供給管15の排出口15aが弁73により閉
鎖され、砥粒貯留空間46へのビーズTRの供給が停止
される、という一連の動作を繰り返して、砥粒回転送出
空間45のビーズTRのレベルは砥粒貯留レベルTLに
極力近い形で維持される。なお、駆動装置収納空間5の
加圧された空気が、上述したように空気取出管21及び
第一供給管22を介して砥粒送出空間3に供給されるの
であるから、駆動装置収納空間5内の気圧は砥粒送出空
間3内の気圧よりもやや高くなる。即ち、砥粒送出空間
3内のビーズTRが仕切部材6と駆動軸部材7aとの間
の隙間等を介して駆動装置収納空間5側に進入しようと
することが、これら収砥粒送出空間3と駆動装置収納空
間5との間の差圧によって防止されている。つまり、駆
動軸部材7a等を摩耗破損させることが極力防止されて
いるので都合がよい。
【0039】次いで、回転駆動手段7においてモータユ
ニット7bの運転を開始し、従って駆動軸部材7aを回
転軸Q1を中心に図の矢印A方向に回転駆動させ、また
該駆動軸部材7aを介して送出回転体9を図の矢印A方
向に回転駆動させる。砥粒回転送出空間45には上述し
たように砥粒貯留レベルTLまでビーズTRが貯留され
ているので、送出回転体9のうち特に下部側は貯留した
ビーズTRの中に埋没している。よって送出回転体9が
砥粒送出空間3内で回転することにより、該送出回転体
9の下側は貯留したビーズTRの中で回転する。貯留し
たビーズTRの中で回転することにより、送出回転体9
の各砥粒捕集窪9cは貯留したビーズTRを掻き取る形
でビーズTRを捕集する。一方、モータユニット7bの
運転を開始した後、砥粒吹出手段51の吹出ノズル25
aを金属などブラスト加工を行う対象に対して向けてお
き、砥粒吹出手段51の開閉バルブ25bを開放する。
開放により吹出ノズル25a及び砥粒取出管25を介し
て大気中と、大気圧よりも高圧の砥粒送出空間3が連通
する。従って、砥粒送出空間3の砥粒回転送出空間45
から吹出ノズル25a及び砥粒取出管25を介して大気
中に空気が流動するので、砥粒取出管25の砥粒取入口
52近傍には、図5に示すように、砥粒回転送出空間4
5から砥粒取入口52を介して砥粒取出管25に流入す
る空気流KRが発生する。ところで、送出回転体9で
は、上述したようにビーズTRを捕集した各砥粒捕集窪
9cが上方の砥粒取入口52に対応した位置に順次到達
している。よって、該位置に順次移動させられた各砥粒
捕集窪9cでは、該砥粒捕集窪9cに捕集されていたビ
ーズTRが空気流KRに乗って該砥粒捕集窪9cから飛
び出し、砥粒取入口52を介して砥粒取出管25に流入
する。空気と共に砥粒取出管25に流入したビーズTR
は、該砥粒取出管25及び吹出ノズル25aを介して空
気と共に外部に吹き出され、よってブラスト加工が行わ
れる。従って、砥粒吹出手段51には、送出回転体9が
前記設置ピッチSPの2分の1である角度SPP分だけ
回転する毎に、即ち等しい時間間隔で、各砥粒捕集窪9
cに捕集されていた量、即ち略一定量のビーズTRが流
入するので、砥粒吹出手段51に流入するビーズTRの
密度は極力一定に保たれる。即ち、砥粒吹出手段51を
介したビーズTRの吹き出しは、吹き出し密度のムラが
極力無くされ、極力均一な吹き出し密度を保持する形で
行われる。
ニット7bの運転を開始し、従って駆動軸部材7aを回
転軸Q1を中心に図の矢印A方向に回転駆動させ、また
該駆動軸部材7aを介して送出回転体9を図の矢印A方
向に回転駆動させる。砥粒回転送出空間45には上述し
たように砥粒貯留レベルTLまでビーズTRが貯留され
ているので、送出回転体9のうち特に下部側は貯留した
ビーズTRの中に埋没している。よって送出回転体9が
砥粒送出空間3内で回転することにより、該送出回転体
9の下側は貯留したビーズTRの中で回転する。貯留し
たビーズTRの中で回転することにより、送出回転体9
の各砥粒捕集窪9cは貯留したビーズTRを掻き取る形
でビーズTRを捕集する。一方、モータユニット7bの
運転を開始した後、砥粒吹出手段51の吹出ノズル25
aを金属などブラスト加工を行う対象に対して向けてお
き、砥粒吹出手段51の開閉バルブ25bを開放する。
開放により吹出ノズル25a及び砥粒取出管25を介し
て大気中と、大気圧よりも高圧の砥粒送出空間3が連通
する。従って、砥粒送出空間3の砥粒回転送出空間45
から吹出ノズル25a及び砥粒取出管25を介して大気
中に空気が流動するので、砥粒取出管25の砥粒取入口
52近傍には、図5に示すように、砥粒回転送出空間4
5から砥粒取入口52を介して砥粒取出管25に流入す
る空気流KRが発生する。ところで、送出回転体9で
は、上述したようにビーズTRを捕集した各砥粒捕集窪
9cが上方の砥粒取入口52に対応した位置に順次到達
している。よって、該位置に順次移動させられた各砥粒
捕集窪9cでは、該砥粒捕集窪9cに捕集されていたビ
ーズTRが空気流KRに乗って該砥粒捕集窪9cから飛
び出し、砥粒取入口52を介して砥粒取出管25に流入
する。空気と共に砥粒取出管25に流入したビーズTR
は、該砥粒取出管25及び吹出ノズル25aを介して空
気と共に外部に吹き出され、よってブラスト加工が行わ
れる。従って、砥粒吹出手段51には、送出回転体9が
前記設置ピッチSPの2分の1である角度SPP分だけ
回転する毎に、即ち等しい時間間隔で、各砥粒捕集窪9
cに捕集されていた量、即ち略一定量のビーズTRが流
入するので、砥粒吹出手段51に流入するビーズTRの
密度は極力一定に保たれる。即ち、砥粒吹出手段51を
介したビーズTRの吹き出しは、吹き出し密度のムラが
極力無くされ、極力均一な吹き出し密度を保持する形で
行われる。
【0040】なお、ホッパタンク12の砥粒貯蔵空間1
2a内のビーズTRが残り少なくなり、ビーズTRの補
給を行う際には、砥粒吹出手段51の開閉バルブ25b
を閉塞し、モータユニット7bを停止させて送出回転体
9を停止させ、次いで加圧ポンプ19の運転を停止させ
る。その後、排気管37の排気バルブ37cを開放し、
砥粒貯蔵空間12aの空気を排気管37を介して大気中
に排気して減圧する。砥粒貯蔵空間12aと、砥粒送出
空間3や駆動装置収納空間5は空気取出管21、第一供
給管22、第二供給管23を介して連通しているので、
砥粒貯蔵空間12aと共に、砥粒送出空間3や駆動装置
収納空間5も減圧され大気圧と略等しくなる。減圧の後
まず、ホッパタンク12において前記支持ナット31、
31をゆるめると共に、前記フタ押圧板32を押圧位置
ATから解除位置KJに回動移動させ、砥粒投入穴27
から閉塞フタ29を取外す。砥粒貯蔵空間12a内は大
気圧と略等しくなっているので閉塞フタ29の取外しは
安全に行われる。次いで、該砥粒投入穴27を介してガ
ラスビーズ又は粉末状の微細砥粒等であるビーズTRを
砥粒貯蔵空間12aに投入する。投入後、再び閉塞フタ
29を砥粒投入穴27に装着し、フタ押圧板32を解除
位置KJから押圧位置ATに回動移動させ、支持ナット
31、31を締め付けてフタ押圧板32を下方に押圧す
る。
2a内のビーズTRが残り少なくなり、ビーズTRの補
給を行う際には、砥粒吹出手段51の開閉バルブ25b
を閉塞し、モータユニット7bを停止させて送出回転体
9を停止させ、次いで加圧ポンプ19の運転を停止させ
る。その後、排気管37の排気バルブ37cを開放し、
砥粒貯蔵空間12aの空気を排気管37を介して大気中
に排気して減圧する。砥粒貯蔵空間12aと、砥粒送出
空間3や駆動装置収納空間5は空気取出管21、第一供
給管22、第二供給管23を介して連通しているので、
砥粒貯蔵空間12aと共に、砥粒送出空間3や駆動装置
収納空間5も減圧され大気圧と略等しくなる。減圧の後
まず、ホッパタンク12において前記支持ナット31、
31をゆるめると共に、前記フタ押圧板32を押圧位置
ATから解除位置KJに回動移動させ、砥粒投入穴27
から閉塞フタ29を取外す。砥粒貯蔵空間12a内は大
気圧と略等しくなっているので閉塞フタ29の取外しは
安全に行われる。次いで、該砥粒投入穴27を介してガ
ラスビーズ又は粉末状の微細砥粒等であるビーズTRを
砥粒貯蔵空間12aに投入する。投入後、再び閉塞フタ
29を砥粒投入穴27に装着し、フタ押圧板32を解除
位置KJから押圧位置ATに回動移動させ、支持ナット
31、31を締め付けてフタ押圧板32を下方に押圧す
る。
【0041】なお上述した実施例では、ビーズTRの吹
き出し密度の調節は送出回転体9の回転速度の調節によ
って行えるが、ケーシング2のうち前壁部2aは図示し
ないボルト等を介して着脱自在になっており、送出回転
体9と駆動軸部材7aとの間も図示しない所定の取付ボ
ルト等により着脱自在になっているので、砥粒捕手窪9
cの大きさ或いは設置ピッチSP等が互いに異なった複
数種類の送出回転体9を準備しておき、所望するビーズ
TRの吹き出し密度の高低に応じて、ブラスト加工機1
における送出回転体9の種類を選択し取替えるようにし
てもよい。
き出し密度の調節は送出回転体9の回転速度の調節によ
って行えるが、ケーシング2のうち前壁部2aは図示し
ないボルト等を介して着脱自在になっており、送出回転
体9と駆動軸部材7aとの間も図示しない所定の取付ボ
ルト等により着脱自在になっているので、砥粒捕手窪9
cの大きさ或いは設置ピッチSP等が互いに異なった複
数種類の送出回転体9を準備しておき、所望するビーズ
TRの吹き出し密度の高低に応じて、ブラスト加工機1
における送出回転体9の種類を選択し取替えるようにし
てもよい。
【0042】また上述した実施例では、送出回転体9は
1つの中央仕切板40及び2つの中央円盤9b、9bを
有していたが、別の実施例として、送出回転体が、3つ
以上の中央円盤9b及び、これら中央円盤9b、9b間
を仕切る2つ以上の中央仕切板40を有していてもよ
い。
1つの中央仕切板40及び2つの中央円盤9b、9bを
有していたが、別の実施例として、送出回転体が、3つ
以上の中央円盤9b及び、これら中央円盤9b、9b間
を仕切る2つ以上の中央仕切板40を有していてもよ
い。
【0043】また送出回転体は、上述した送出回転体9
以外の形で構成されてもよい。例えば、送出回転体65
は、図7に示すように、円盤本体69を有しており、円
盤本体69は、回転駆動手段7により、砥粒送出空間3
において回転軸Q1を中心に矢印A方向に回転駆動自在
なる形で設けられている。円盤本体69の外周部65a
には、環状の砥粒捕集手段67が、回転軸Q1の伸延方
向である図の矢印B、C方向に沿って2つ並列して設け
られており、各砥粒捕集手段67は、円盤本体69の外
周部65a全周に亙って等しい設置ピッチSPで形成さ
れた、ビーズTRを捕集し得る砥粒捕集窪66により構
成されている。また、砥粒捕集手段67は、これら砥粒
捕集手段67、67間において、砥粒捕集窪66の配置
位相が、例えば設置ピッチSPの2分の1である角度S
PP分ずれた形で配置されている。
以外の形で構成されてもよい。例えば、送出回転体65
は、図7に示すように、円盤本体69を有しており、円
盤本体69は、回転駆動手段7により、砥粒送出空間3
において回転軸Q1を中心に矢印A方向に回転駆動自在
なる形で設けられている。円盤本体69の外周部65a
には、環状の砥粒捕集手段67が、回転軸Q1の伸延方
向である図の矢印B、C方向に沿って2つ並列して設け
られており、各砥粒捕集手段67は、円盤本体69の外
周部65a全周に亙って等しい設置ピッチSPで形成さ
れた、ビーズTRを捕集し得る砥粒捕集窪66により構
成されている。また、砥粒捕集手段67は、これら砥粒
捕集手段67、67間において、砥粒捕集窪66の配置
位相が、例えば設置ピッチSPの2分の1である角度S
PP分ずれた形で配置されている。
【0044】またホッパタンク12に設けられた攪撓手
段は、上述した攪撓手段70以外の形で構成されてもよ
い。例えば、攪撓手段80は、図8に示すように、上板
部26に垂設された駆動ユニット82を有している。駆
動ユニット82は、上板部26に固定垂設されたソレノ
イド式の駆動装置82aを有しており、駆動装置82a
は駆動部82bを上下方向に移動駆動し得るようになっ
ている。駆動部82bには、攪撓体81が垂設されてい
る。攪撓体81は、駆動部82bに固定垂設された、鉛
直方向に伸延した棒部81aを有しており、棒部81a
の下端側には、略円錐形塊状の攪撓部81bが設けられ
ている。つまり、攪撓体81は線棒状に形成されてい
る。従って、攪撓部81bが上下移動する際には、周囲
の砥粒が攪撓され得るようになっている。なお、攪撓部
81bは、砥粒貯蔵空間12a内に配置されており、攪
撓部81bの下端は、底部12b付近に位置している。
攪撓部81bの下端には、略逆円錐状に形成された弁8
3が攪撓部81bと一体的に設けられている。弁83の
水平方向の外径は、下端側においては砥粒導入穴13の
受入口13aにおける内径よりも小さく、上端側におい
ては該受入口13aにおける内径よりも大きくなってい
る。従って、弁83は、その下端側、即ち受入口13a
の内径よりも小さな外径をもった部位を砥粒導入穴13
側に下方に突出させた形で配置されている。従って、上
述した光センサ101が検知信号KSを発していない場
合には、制御装置100は駆動装置82aを、駆動部8
2bを下方に押圧する形で駆動制御する。即ち、この
時、攪撓体81及び弁83が下方に押圧された状態にな
っているので、弁83は、その下端側が砥粒導入穴13
側に突出していることから、受入口13aが該弁83に
より所定の封止力で封鎖された状態になる。また一方、
光センサ101が検知信号KSを発している場合には、
制御装置100は駆動装置82aを、駆動部82bを上
下に移動駆動させる形で駆動制御する。即ち、この時、
攪撓体81及び弁83が上下に移動駆動されるので、攪
撓体81により砥粒貯蔵空間12aのビーズTRが攪撓
され、受入口13aが開放される。つまり、砥粒貯蔵空
間12aのビーズTRが砥粒供給管15及び砥粒貯留空
間46側にスムーズに供給される。なお、弁83の下端
には上下に伸延した棒状の抜け出し防止部85が設けら
れている。この抜け出し防止部85は弁83の上下移動
にかかわらず、受入口13aに挿入した状態になってい
る。つまり、弁83の上下移動の際の震動などで、弁8
3が横方向にズレてしまい、以後、弁83による受入口
13aの閉鎖がうまくできなくなるといった不都合が防
止されている。攪撓手段を上述したような攪撓手段80
とすることにより、弁83を付勢するためのバネ等を省
くことができるので、攪撓体81及び弁83を上下に移
動駆動する際には、バネ等の付勢力がこれらの駆動を妨
げる方向に作用することがない。よって、駆動装置82
aの出力が小さくて済み、駆動装置82aの小型化が実
現する。
段は、上述した攪撓手段70以外の形で構成されてもよ
い。例えば、攪撓手段80は、図8に示すように、上板
部26に垂設された駆動ユニット82を有している。駆
動ユニット82は、上板部26に固定垂設されたソレノ
イド式の駆動装置82aを有しており、駆動装置82a
は駆動部82bを上下方向に移動駆動し得るようになっ
ている。駆動部82bには、攪撓体81が垂設されてい
る。攪撓体81は、駆動部82bに固定垂設された、鉛
直方向に伸延した棒部81aを有しており、棒部81a
の下端側には、略円錐形塊状の攪撓部81bが設けられ
ている。つまり、攪撓体81は線棒状に形成されてい
る。従って、攪撓部81bが上下移動する際には、周囲
の砥粒が攪撓され得るようになっている。なお、攪撓部
81bは、砥粒貯蔵空間12a内に配置されており、攪
撓部81bの下端は、底部12b付近に位置している。
攪撓部81bの下端には、略逆円錐状に形成された弁8
3が攪撓部81bと一体的に設けられている。弁83の
水平方向の外径は、下端側においては砥粒導入穴13の
受入口13aにおける内径よりも小さく、上端側におい
ては該受入口13aにおける内径よりも大きくなってい
る。従って、弁83は、その下端側、即ち受入口13a
の内径よりも小さな外径をもった部位を砥粒導入穴13
側に下方に突出させた形で配置されている。従って、上
述した光センサ101が検知信号KSを発していない場
合には、制御装置100は駆動装置82aを、駆動部8
2bを下方に押圧する形で駆動制御する。即ち、この
時、攪撓体81及び弁83が下方に押圧された状態にな
っているので、弁83は、その下端側が砥粒導入穴13
側に突出していることから、受入口13aが該弁83に
より所定の封止力で封鎖された状態になる。また一方、
光センサ101が検知信号KSを発している場合には、
制御装置100は駆動装置82aを、駆動部82bを上
下に移動駆動させる形で駆動制御する。即ち、この時、
攪撓体81及び弁83が上下に移動駆動されるので、攪
撓体81により砥粒貯蔵空間12aのビーズTRが攪撓
され、受入口13aが開放される。つまり、砥粒貯蔵空
間12aのビーズTRが砥粒供給管15及び砥粒貯留空
間46側にスムーズに供給される。なお、弁83の下端
には上下に伸延した棒状の抜け出し防止部85が設けら
れている。この抜け出し防止部85は弁83の上下移動
にかかわらず、受入口13aに挿入した状態になってい
る。つまり、弁83の上下移動の際の震動などで、弁8
3が横方向にズレてしまい、以後、弁83による受入口
13aの閉鎖がうまくできなくなるといった不都合が防
止されている。攪撓手段を上述したような攪撓手段80
とすることにより、弁83を付勢するためのバネ等を省
くことができるので、攪撓体81及び弁83を上下に移
動駆動する際には、バネ等の付勢力がこれらの駆動を妨
げる方向に作用することがない。よって、駆動装置82
aの出力が小さくて済み、駆動装置82aの小型化が実
現する。
【0045】また、攪撓手段を、図9に示すような攪撓
手段90としてもよい。即ち、攪撓手段90は、攪撓手
段80の駆動ユニット82、攪撓体81、弁83、抜け
出し防止部85と同様に構成された駆動ユニット92
(駆動装置92a)、攪撓体91(棒部91aと攪撓部
91b)、弁93、抜け出し防止部95を有している。
ところで、攪撓手段90にはこれらに加えて、攪撓体9
1の棒部91aにおいて側方に伸延した形の複数の攪撓
ヒゲ96が設けられている。即ち、攪撓体91が上下に
移動駆動されることにより、砥粒貯蔵空間12aのビー
ズTRは攪撓部91b及び複数の攪撓ヒゲ96により攪
撓されるので、攪撓がより一層効果的に行われる。
手段90としてもよい。即ち、攪撓手段90は、攪撓手
段80の駆動ユニット82、攪撓体81、弁83、抜け
出し防止部85と同様に構成された駆動ユニット92
(駆動装置92a)、攪撓体91(棒部91aと攪撓部
91b)、弁93、抜け出し防止部95を有している。
ところで、攪撓手段90にはこれらに加えて、攪撓体9
1の棒部91aにおいて側方に伸延した形の複数の攪撓
ヒゲ96が設けられている。即ち、攪撓体91が上下に
移動駆動されることにより、砥粒貯蔵空間12aのビー
ズTRは攪撓部91b及び複数の攪撓ヒゲ96により攪
撓されるので、攪撓がより一層効果的に行われる。
【0046】なお上述した実施例では、砥粒送出空間3
の砥粒回転送出空間45と砥粒貯留空間46との間には
特に仕切などが設けられていなかったが、これら砥粒回
転送出空間45と砥粒貯留空間46との間に、図1の二
点鎖線で示すように、仕切部材103を設けてもよい。
即ち、仕切部材103は、砥粒送出空間3の天端部から
下方に向けて伸延した鉛直な板状の部材であり、その下
端は砥粒送出空間3の底端部に到達していない。つま
り、砥粒回転送出空間45と砥粒貯留空間46とは下側
において連通している。この仕切部材103が設けられ
ることにより、例えば砥粒供給管15から不用意に多量
のビーズTRが供給されても、このビーズTRが仕切部
材103により堰き止められて砥粒回転送出空間45側
に、すぐには流動しなくて済む。よって、不用意に多量
のビーズTRにより、砥粒回転送出空間45のビーズT
Rのレベルが砥粒貯留レベルTLを超えて上昇し、砥粒
吹出手段51の砥粒取入口52をビーズTRに埋没させ
るなどの不都合が極力防止される。
の砥粒回転送出空間45と砥粒貯留空間46との間には
特に仕切などが設けられていなかったが、これら砥粒回
転送出空間45と砥粒貯留空間46との間に、図1の二
点鎖線で示すように、仕切部材103を設けてもよい。
即ち、仕切部材103は、砥粒送出空間3の天端部から
下方に向けて伸延した鉛直な板状の部材であり、その下
端は砥粒送出空間3の底端部に到達していない。つま
り、砥粒回転送出空間45と砥粒貯留空間46とは下側
において連通している。この仕切部材103が設けられ
ることにより、例えば砥粒供給管15から不用意に多量
のビーズTRが供給されても、このビーズTRが仕切部
材103により堰き止められて砥粒回転送出空間45側
に、すぐには流動しなくて済む。よって、不用意に多量
のビーズTRにより、砥粒回転送出空間45のビーズT
Rのレベルが砥粒貯留レベルTLを超えて上昇し、砥粒
吹出手段51の砥粒取入口52をビーズTRに埋没させ
るなどの不都合が極力防止される。
【0047】また上述した実施例では、線棒体である攪
撓体71、81、91は、いずれも棒状部材である棒部
71a、81a、91aからなっていたが、線棒体は線
棒状のワイヤなどによるワイヤ部材等からなっていても
よい。
撓体71、81、91は、いずれも棒状部材である棒部
71a、81a、91aからなっていたが、線棒体は線
棒状のワイヤなどによるワイヤ部材等からなっていても
よい。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明のうち第1の
発明は、ビーズTR等の砥粒を貯留し得る砥粒送出空間
3等の砥粒送出空間が内部に形成されたケーシング2等
のケーシング及び、該砥粒送出空間に貯留された砥粒を
取り出して外部に吹き出し得る回転駆動手段7、送出回
転体9、送出空間加圧手段50、砥粒吹出手段51、送
出回転体65等の砥粒取出・吹出手段及び、前記砥粒送
出空間に砥粒を供給し得る砥粒供給手段11等のホッパ
装置を有したブラスト加工機1等のブラスト加工機にお
いて、前記ホッパ装置は、ホッパタンク12等のホッパ
タンクを、前記ケーシングの上方に配置され得る形で有
し、前記ホッパタンクの内部に、砥粒を貯蔵自在なる砥
粒貯蔵空間12a等の砥粒貯蔵空間を形成し、前記ホッ
パタンクに、該ホッパタンクと前記ケーシングとの間を
接続し得る形で砥粒導入穴13、砥粒供給管15等の砥
粒輸送路を設け、前記砥粒輸送路の上端に、前記ホッパ
タンクの底部12b等の底部において、前記砥粒貯蔵空
間に開口した受入口13a等の砥粒受入口を形成し、前
記砥粒輸送路の下端に排出口15a等の砥粒排出口を、
前記ケーシングの前記砥粒送出空間に開口した形で形成
し、前記ホッパタンクに、細長い線棒状に形成された攪
撓体71、81、91等の線棒体を、前記砥粒受入口か
ら前記砥粒貯蔵空間を上方に伸延した形で設け、駆動ユ
ニット72、82、92等の線棒体駆動装置を、前記線
棒体を上下に移動駆動自在に設けて構成されるので、本
発明によるホッパ装置によるケーシングの砥粒送出空間
への砥粒の供給は、砥粒貯蔵空間に貯蔵されていた砥粒
が自重により下方に流動して砥粒受入口を介して砥粒輸
送路に流入し、該砥粒輸送路を通って砥粒排出口を介し
て砥粒送出空間に排出される形で行われる。この際、砥
粒貯蔵空間では線棒体駆動装置により線棒体を上下に移
動駆動させるので、該砥粒貯蔵空間に貯蔵されている砥
粒は線棒体により攪撓される。従って、砥粒貯蔵空間に
存在する砥粒が、吸湿などにより団子状に固まろうとし
たり、或いは砥粒貯蔵空間に存在する砥粒、特に砥粒受
入口付近等に存在する砥粒がブリッジを形成しようとし
たりしても、これらは線棒体により攪撓されて粉砕され
る。つまり、砥粒貯蔵空間等における砥粒の詰まり等が
防止されるので、砥粒送出空間に吹き出し用の砥粒をス
ムーズに供給することができ、安定した吹き出しが行え
る。なお、砥粒の粒度が400番(400番は粒径範囲
が53μ以下である)程度である場合には、ブリッジ等
が発生しやすくなるので、400番程度(或いは400
番以上)の砥粒による吹き出しを行う際に、本発明によ
るホッパ装置を用いると、その効果は従来のものに比べ
て顕著となる。
発明は、ビーズTR等の砥粒を貯留し得る砥粒送出空間
3等の砥粒送出空間が内部に形成されたケーシング2等
のケーシング及び、該砥粒送出空間に貯留された砥粒を
取り出して外部に吹き出し得る回転駆動手段7、送出回
転体9、送出空間加圧手段50、砥粒吹出手段51、送
出回転体65等の砥粒取出・吹出手段及び、前記砥粒送
出空間に砥粒を供給し得る砥粒供給手段11等のホッパ
装置を有したブラスト加工機1等のブラスト加工機にお
いて、前記ホッパ装置は、ホッパタンク12等のホッパ
タンクを、前記ケーシングの上方に配置され得る形で有
し、前記ホッパタンクの内部に、砥粒を貯蔵自在なる砥
粒貯蔵空間12a等の砥粒貯蔵空間を形成し、前記ホッ
パタンクに、該ホッパタンクと前記ケーシングとの間を
接続し得る形で砥粒導入穴13、砥粒供給管15等の砥
粒輸送路を設け、前記砥粒輸送路の上端に、前記ホッパ
タンクの底部12b等の底部において、前記砥粒貯蔵空
間に開口した受入口13a等の砥粒受入口を形成し、前
記砥粒輸送路の下端に排出口15a等の砥粒排出口を、
前記ケーシングの前記砥粒送出空間に開口した形で形成
し、前記ホッパタンクに、細長い線棒状に形成された攪
撓体71、81、91等の線棒体を、前記砥粒受入口か
ら前記砥粒貯蔵空間を上方に伸延した形で設け、駆動ユ
ニット72、82、92等の線棒体駆動装置を、前記線
棒体を上下に移動駆動自在に設けて構成されるので、本
発明によるホッパ装置によるケーシングの砥粒送出空間
への砥粒の供給は、砥粒貯蔵空間に貯蔵されていた砥粒
が自重により下方に流動して砥粒受入口を介して砥粒輸
送路に流入し、該砥粒輸送路を通って砥粒排出口を介し
て砥粒送出空間に排出される形で行われる。この際、砥
粒貯蔵空間では線棒体駆動装置により線棒体を上下に移
動駆動させるので、該砥粒貯蔵空間に貯蔵されている砥
粒は線棒体により攪撓される。従って、砥粒貯蔵空間に
存在する砥粒が、吸湿などにより団子状に固まろうとし
たり、或いは砥粒貯蔵空間に存在する砥粒、特に砥粒受
入口付近等に存在する砥粒がブリッジを形成しようとし
たりしても、これらは線棒体により攪撓されて粉砕され
る。つまり、砥粒貯蔵空間等における砥粒の詰まり等が
防止されるので、砥粒送出空間に吹き出し用の砥粒をス
ムーズに供給することができ、安定した吹き出しが行え
る。なお、砥粒の粒度が400番(400番は粒径範囲
が53μ以下である)程度である場合には、ブリッジ等
が発生しやすくなるので、400番程度(或いは400
番以上)の砥粒による吹き出しを行う際に、本発明によ
るホッパ装置を用いると、その効果は従来のものに比べ
て顕著となる。
【0049】また本発明のうち第2の発明は、第1の発
明によるブラスト加工機用のホッパ装置において、前記
線棒体は、前記砥粒受入口から前記砥粒輸送路に亙って
伸延しているので、砥粒輸送路に存在する砥粒が、吸湿
などにより団子状に固まろうとしたり、或いはブリッジ
を形成しようとしたりしても、これらは線棒体の上下移
動により攪撓されて粉砕される。つまり、第1の発明に
よる効果に加えて、砥粒輸送路における砥粒の詰まりが
防止されるので、砥粒送出空間に吹き出し用の砥粒をス
ムーズに供給することができ、安定した吹き出しが行え
る。更に、砥粒輸送路での線棒体の上下移動により、該
砥粒輸送路に存在する砥粒が効果的に下方に輸送され
る。つまり上述した効果に加えて、砥粒送出空間への砥
粒の輸送がスムーズに行われ都合がよい。また、線棒体
は、砥粒受入口から砥粒輸送路に亙って伸延しているの
で、該線棒体が上方に移動した際にも、該線棒体の下端
側が砥粒輸送路から極力外れにくくなっている。よっ
て、線棒体の上下移動に伴なう震動などにより、該線棒
体が横方向に応力を受けても、該線棒体の水平位置が、
前記砥粒輸送路によりガイドされる形で極力ずれないよ
うになっている。つまり、線棒体の攪撓動作が、前記砥
粒受入口などのように、ブリッジ等が形成されやすい位
置において正確に行われるようになるので都合がよい。
明によるブラスト加工機用のホッパ装置において、前記
線棒体は、前記砥粒受入口から前記砥粒輸送路に亙って
伸延しているので、砥粒輸送路に存在する砥粒が、吸湿
などにより団子状に固まろうとしたり、或いはブリッジ
を形成しようとしたりしても、これらは線棒体の上下移
動により攪撓されて粉砕される。つまり、第1の発明に
よる効果に加えて、砥粒輸送路における砥粒の詰まりが
防止されるので、砥粒送出空間に吹き出し用の砥粒をス
ムーズに供給することができ、安定した吹き出しが行え
る。更に、砥粒輸送路での線棒体の上下移動により、該
砥粒輸送路に存在する砥粒が効果的に下方に輸送され
る。つまり上述した効果に加えて、砥粒送出空間への砥
粒の輸送がスムーズに行われ都合がよい。また、線棒体
は、砥粒受入口から砥粒輸送路に亙って伸延しているの
で、該線棒体が上方に移動した際にも、該線棒体の下端
側が砥粒輸送路から極力外れにくくなっている。よっ
て、線棒体の上下移動に伴なう震動などにより、該線棒
体が横方向に応力を受けても、該線棒体の水平位置が、
前記砥粒輸送路によりガイドされる形で極力ずれないよ
うになっている。つまり、線棒体の攪撓動作が、前記砥
粒受入口などのように、ブリッジ等が形成されやすい位
置において正確に行われるようになるので都合がよい。
【0050】また本発明のうち第3の発明は、第1の発
明によるブラスト加工機用のホッパ装置において、前記
砥粒送出空間に貯留される砥粒の貯留レベルを検知し得
る光センサ101等の砥粒レベル検知手段及び、前記砥
粒レベル検知手段からの検知信号KS等の砥粒レベル検
知信号に基づいて、前記線棒体駆動装置の駆動を制御す
る制御装置100等の駆動制御装置を有しているので、
砥粒送出空間内に供給され貯留されている砥粒の貯留レ
ベルが所定のレベルよりも下がったことを砥粒レベル検
知手段により検知し、該検知に基づいて線棒体駆動装置
を駆動させて、線棒体による攪撓動作を行わせることに
より、砥粒送出空間への砥粒の輸送をスムーズに行わ
せ、砥粒送出空間への砥粒の供給を促進させる。よっ
て、砥粒送出空間内に貯留されている砥粒の貯留レベル
を極力一定のレベルに保持することができるので、砥粒
取出・吹出手段による砥粒の取り出しや吹き出しが極力
均一的に行われる。従って、第1の発明による効果に加
えて、吹き出しにおいて、極力均一な吹き出し密度を保
持することができる。
明によるブラスト加工機用のホッパ装置において、前記
砥粒送出空間に貯留される砥粒の貯留レベルを検知し得
る光センサ101等の砥粒レベル検知手段及び、前記砥
粒レベル検知手段からの検知信号KS等の砥粒レベル検
知信号に基づいて、前記線棒体駆動装置の駆動を制御す
る制御装置100等の駆動制御装置を有しているので、
砥粒送出空間内に供給され貯留されている砥粒の貯留レ
ベルが所定のレベルよりも下がったことを砥粒レベル検
知手段により検知し、該検知に基づいて線棒体駆動装置
を駆動させて、線棒体による攪撓動作を行わせることに
より、砥粒送出空間への砥粒の輸送をスムーズに行わ
せ、砥粒送出空間への砥粒の供給を促進させる。よっ
て、砥粒送出空間内に貯留されている砥粒の貯留レベル
を極力一定のレベルに保持することができるので、砥粒
取出・吹出手段による砥粒の取り出しや吹き出しが極力
均一的に行われる。従って、第1の発明による効果に加
えて、吹き出しにおいて、極力均一な吹き出し密度を保
持することができる。
【0051】また本発明のうち第4の発明は、第1の発
明によるブラスト加工機用のホッパ装置において、前記
線棒体に弁手段を、前記砥粒貯蔵空間と、前記ケーシン
グの前記砥粒送出空間との間を開閉自在に設けたので、
弁手段により、ホッパタンク側から砥粒送出空間への砥
粒の供給を適宜停止させることにより、砥粒送出空間へ
の砥粒の供給が不用意に多量に行われることが防止でき
る。従って、第1の発明による効果に加えて、砥粒によ
り、砥粒送出空間に存在する送出回転体9、65などを
必要以上に埋没させてしまったり、砥粒吹出手段51の
砥粒取入口52などを埋没させてしまったりすることが
なく、砥粒の適切な吹き出しに支障が生じることは防止
され、安定的な吹き出しが可能となる。
明によるブラスト加工機用のホッパ装置において、前記
線棒体に弁手段を、前記砥粒貯蔵空間と、前記ケーシン
グの前記砥粒送出空間との間を開閉自在に設けたので、
弁手段により、ホッパタンク側から砥粒送出空間への砥
粒の供給を適宜停止させることにより、砥粒送出空間へ
の砥粒の供給が不用意に多量に行われることが防止でき
る。従って、第1の発明による効果に加えて、砥粒によ
り、砥粒送出空間に存在する送出回転体9、65などを
必要以上に埋没させてしまったり、砥粒吹出手段51の
砥粒取入口52などを埋没させてしまったりすることが
なく、砥粒の適切な吹き出しに支障が生じることは防止
され、安定的な吹き出しが可能となる。
【0052】また本発明のうち第5の発明は、第1の発
明によるブラスト加工機用のホッパ装置において、前記
線棒体に、攪撓片71c、攪撓ヒゲ96等の複数の砥粒
攪撓部を、該線棒体の伸延方向に沿って配設したので、
第1の発明による効果に加えて、線棒体による砥粒の攪
撓動作は、砥粒攪撓部を介して効果的に行われる。
明によるブラスト加工機用のホッパ装置において、前記
線棒体に、攪撓片71c、攪撓ヒゲ96等の複数の砥粒
攪撓部を、該線棒体の伸延方向に沿って配設したので、
第1の発明による効果に加えて、線棒体による砥粒の攪
撓動作は、砥粒攪撓部を介して効果的に行われる。
【0053】また本発明のうち第6の発明は、第2の発
明によるブラスト加工機用のホッパ装置において、前記
線棒体に、攪撓片71c等の複数の砥粒攪撓部を、該線
棒体の伸延方向に沿って配設したので、第2の発明によ
る効果に加えて、線棒体による砥粒の攪撓動作は、砥粒
攪撓部を介して効果的に行われる。
明によるブラスト加工機用のホッパ装置において、前記
線棒体に、攪撓片71c等の複数の砥粒攪撓部を、該線
棒体の伸延方向に沿って配設したので、第2の発明によ
る効果に加えて、線棒体による砥粒の攪撓動作は、砥粒
攪撓部を介して効果的に行われる。
【0054】また本発明のうち第7の発明は、第5の発
明によるブラスト加工機用のホッパ装置において、前記
砥粒攪撓部は、前記砥粒受入口から上方に亙って配置さ
れている。砥粒貯蔵空間では、通常、砥粒受入口付近等
に存在する砥粒がブリッジを形成しやすいことが知られ
ている。しかし、砥粒攪撓部は、砥粒受入口から上方に
亙って配置されているので、砥粒受入口付近でブリッジ
を形成しようとする砥粒は、砥粒攪撓部を介して効果的
に粉砕される。よって、第5の発明による効果に加え
て、砥粒によるブリッジの形成等が防止が効果的に行え
るので都合がよい。
明によるブラスト加工機用のホッパ装置において、前記
砥粒攪撓部は、前記砥粒受入口から上方に亙って配置さ
れている。砥粒貯蔵空間では、通常、砥粒受入口付近等
に存在する砥粒がブリッジを形成しやすいことが知られ
ている。しかし、砥粒攪撓部は、砥粒受入口から上方に
亙って配置されているので、砥粒受入口付近でブリッジ
を形成しようとする砥粒は、砥粒攪撓部を介して効果的
に粉砕される。よって、第5の発明による効果に加え
て、砥粒によるブリッジの形成等が防止が効果的に行え
るので都合がよい。
【0055】また本発明のうち第8の発明は、第6の発
明によるブラスト加工機用のホッパ装置において、前記
砥粒攪撓部は、前記砥粒受入口から前記砥粒輸送路に亙
って配置されているので、第6の発明による効果に加え
て、砥粒輸送路での砥粒の輸送が砥粒攪撓部を介して効
果的に行われ、砥粒送出空間への砥粒の供給がより一層
スムーズになる。
明によるブラスト加工機用のホッパ装置において、前記
砥粒攪撓部は、前記砥粒受入口から前記砥粒輸送路に亙
って配置されているので、第6の発明による効果に加え
て、砥粒輸送路での砥粒の輸送が砥粒攪撓部を介して効
果的に行われ、砥粒送出空間への砥粒の供給がより一層
スムーズになる。
【0056】また本発明のうち第9の発明は、第1の発
明によるブラスト加工機用のホッパ装置において、前記
線棒体は、ワイヤ部材からなるので、該線棒体を屈曲さ
せることが容易になる。従って、第1の発明による効果
に加えて、線棒体を砥粒輸送路に亙って伸延させるよう
な場合でも、該砥粒輸送路に屈曲したものを採用するこ
とができるので都合がよい。
明によるブラスト加工機用のホッパ装置において、前記
線棒体は、ワイヤ部材からなるので、該線棒体を屈曲さ
せることが容易になる。従って、第1の発明による効果
に加えて、線棒体を砥粒輸送路に亙って伸延させるよう
な場合でも、該砥粒輸送路に屈曲したものを採用するこ
とができるので都合がよい。
【0057】また本発明のうち第10の発明は、第1の
発明によるブラスト加工機用のホッパ装置において、前
記線棒体は、棒状部材からなるので、線棒体の剛性が極
力向上される。従って、第1の発明による効果に加え
て、砥粒貯蔵空間に貯蔵された砥粒からの横方向の圧力
などによって線棒体が屈曲し、該線棒体の水平位置がず
れるようなことが極力防止されるので、線棒体の攪撓動
作が、砥粒受入口などのように、ブリッジ等が形成され
やすい位置において正確に行われるようになるので都合
がよい。
発明によるブラスト加工機用のホッパ装置において、前
記線棒体は、棒状部材からなるので、線棒体の剛性が極
力向上される。従って、第1の発明による効果に加え
て、砥粒貯蔵空間に貯蔵された砥粒からの横方向の圧力
などによって線棒体が屈曲し、該線棒体の水平位置がず
れるようなことが極力防止されるので、線棒体の攪撓動
作が、砥粒受入口などのように、ブリッジ等が形成され
やすい位置において正確に行われるようになるので都合
がよい。
【図1】図1は、本発明によるホッパ装置の一例が適用
されたブラスト加工機であり、ケーシング側を示した側
断面図である。
されたブラスト加工機であり、ケーシング側を示した側
断面図である。
【図2】図2は、図1に示すブラスト加工機のうち、ホ
ッパタンク側を示した側断面図である。
ッパタンク側を示した側断面図である。
【図3】図3は、図1のX1−Y1線による縦断面図で
ある。
ある。
【図4】図4は、図2のX2−Y2線による平断面図で
ある。
ある。
【図5】図5は、送出回転体付近を示した斜視図であ
る。
る。
【図6】図6は、送出空間加圧手段の箱体を示した側断
面図である。
面図である。
【図7】図7は、ブラスト加工機の別の一例であり、送
出回転体付近を示した斜視図である。
出回転体付近を示した斜視図である。
【図8】図8は、ブラスト加工機の別の一例であり、ホ
ッパタンク側を示した側断面図である。
ッパタンク側を示した側断面図である。
【図9】図9は、ブラスト加工機の別の一例であり、ホ
ッパタンク側を示した側断面図である。
ッパタンク側を示した側断面図である。
1……ブラスト加工機 2……ケーシング 3……砥粒送出空間 7……砥粒取出・吹出手段(回転駆動手段) 9……砥粒取出・吹出手段(送出回転体) 11……ホッパ装置(砥粒供給手段) 12……ホッパタンク 12a……砥粒貯蔵空間 12b……底部 13……砥粒輸送路(砥粒導入穴) 13a……砥粒受入口(受入口) 15……砥粒輸送路(砥粒供給管) 15a……砥粒排出口(排出口) 50……砥粒取出・吹出手段(送出空間加圧手段) 51……砥粒取出・吹出手段(砥粒吹出手段) 65……砥粒取出・吹出手段(送出回転体) 71……線棒体(攪撓体) 71c……砥粒攪撓部(攪撓片) 72……線棒体駆動装置(駆動ユニット) 73……弁手段(弁) 81……線棒体(攪撓体) 82……線棒体駆動装置(駆動ユニット) 83……弁手段(弁) 91……線棒体(攪撓体) 92……線棒体駆動装置(駆動ユニット) 93……弁手段(弁) 96……砥粒攪撓部(攪撓ヒゲ) 100……駆動制御装置(制御装置) 101……砥粒レベル検知手段(光センサ) TR……砥粒(ビーズ) KS……砥粒レベル検知信号(検知信号)
Claims (10)
- 【請求項1】砥粒を貯留し得る砥粒送出空間が内部に形
成されたケーシング及び、該砥粒送出空間に貯留された
砥粒を取り出して外部に吹き出し得る砥粒取出・吹出手
段及び、前記砥粒送出空間に砥粒を供給し得るホッパ装
置を有したブラスト加工機において、前記ホッパ装置
は、 ホッパタンクを、前記ケーシングの上方に配置され得る
形で有し、 前記ホッパタンクの内部に、砥粒を貯蔵自在なる砥粒貯
蔵空間を形成し、 前記ホッパタンクに、該ホッパタンクと前記ケーシング
との間を接続し得る形で砥粒輸送路を設け、 前記砥粒輸送路の上端に、前記ホッパタンクの底部にお
いて、前記砥粒貯蔵空間に開口した砥粒受入口を形成
し、 前記砥粒輸送路の下端に砥粒排出口を、前記ケーシング
の前記砥粒送出空間に開口した形で形成し、 前記ホッパタンクに、細長い線棒状に形成された線棒体
を、前記砥粒受入口から前記砥粒貯蔵空間を上方に伸延
した形で設け、 線棒体駆動装置を、前記線棒体を上下に移動駆動自在に
設けて構成した、ブラスト加工機用のホッパ装置。 - 【請求項2】前記線棒体は、前記砥粒受入口から前記砥
粒輸送路に亙って伸延していることを特徴とする請求項
1記載の、ブラスト加工機用のホッパ装置。 - 【請求項3】前記砥粒送出空間に貯留される砥粒の貯留
レベルを検知し得る砥粒レベル検知手段及び、前記砥粒
レベル検知手段からの砥粒レベル検知信号に基づいて、
前記線棒体駆動装置の駆動を制御する駆動制御装置を有
していることを特徴とする請求項1記載の、ブラスト加
工機用のホッパ装置。 - 【請求項4】前記線棒体に弁手段を、前記砥粒貯蔵空間
と、前記ケーシングの前記砥粒送出空間との間を開閉自
在に設けたことを特徴とする請求項1記載の、ブラスト
加工機用のホッパ装置。 - 【請求項5】前記線棒体に、複数の砥粒攪撓部を、該線
棒体の伸延方向に沿って配設したことを特徴とする請求
項1記載の、ブラスト加工機用のホッパ装置。 - 【請求項6】前記線棒体に、複数の砥粒攪撓部を、該線
棒体の伸延方向に沿って配設したことを特徴とする請求
項2記載の、ブラスト加工機用のホッパ装置。 - 【請求項7】前記砥粒攪撓部は、前記砥粒受入口から上
方に亙って配置されていることを特徴とする請求項5記
載の、ブラスト加工機用のホッパ装置。 - 【請求項8】前記砥粒攪撓部は、前記砥粒受入口から前
記砥粒輸送路に亙って配置されていることを特徴とする
請求項6記載の、ブラスト加工機用のホッパ装置。 - 【請求項9】前記線棒体は、ワイヤ部材からなることを
特徴とする請求項1記載の、ブラスト加工機用のホッパ
装置。 - 【請求項10】前記線棒体は、棒状部材からなることを
特徴とする請求項1記載の、ブラスト加工機用のホッパ
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28681095A JPH09103961A (ja) | 1995-10-06 | 1995-10-06 | ブラスト加工機用のホッパ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28681095A JPH09103961A (ja) | 1995-10-06 | 1995-10-06 | ブラスト加工機用のホッパ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09103961A true JPH09103961A (ja) | 1997-04-22 |
Family
ID=17709345
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28681095A Pending JPH09103961A (ja) | 1995-10-06 | 1995-10-06 | ブラスト加工機用のホッパ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09103961A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020138124A (ja) * | 2019-02-27 | 2020-09-03 | 大王製紙株式会社 | 粉砕用ビーズ供給装置、ビーズミル及び粉砕方法 |
-
1995
- 1995-10-06 JP JP28681095A patent/JPH09103961A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020138124A (ja) * | 2019-02-27 | 2020-09-03 | 大王製紙株式会社 | 粉砕用ビーズ供給装置、ビーズミル及び粉砕方法 |
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