JPH09101914A - データ退避システム - Google Patents

データ退避システム

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JPH09101914A
JPH09101914A JP7284643A JP28464395A JPH09101914A JP H09101914 A JPH09101914 A JP H09101914A JP 7284643 A JP7284643 A JP 7284643A JP 28464395 A JP28464395 A JP 28464395A JP H09101914 A JPH09101914 A JP H09101914A
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JP
Japan
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processing device
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Application number
JP7284643A
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English (en)
Inventor
Hiroya Kuwabara
浩也 桑原
Yoshihiro Tsurusaki
吉弘 鶴崎
Eiji Takechi
永次 武地
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Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の情報処理装置をネットワークを介し接
続してシステムを構成し、データ退避に用いる記憶装置
の総容量及び未使用容量を少なくし、記憶装置の利用率
の向上させる。 【解決手段】 一の情報処理装置1が自己の記憶装置3
に格納しているデータを退避させる場合には、記憶装置
3から退避させるデータを読み出し、通信手段4からネ
ットワークNを介して他の情報処理装置1の記憶装置3
に格納退避させる。この転送に際して退避情報管理手段
5がデータの退避容量を管理しており、退避させたデー
タを復元させる場合には退避情報管理手段5の管理情報
に基づいて、他の情報処理装置1から退避させたデータ
の返送を受けて自己の記憶装置3に復元格納する。尚、
3つ以上の情報処理装置1で構成されたシステムにおい
ては、管理装置Kがデータの退避先及びデータ量の管理
を行っており、支障なくデータ退避できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置に格
納されたデータを他の情報処理装置へ退避させるデータ
退避システムに関する。
【0002】
【従来の技術】情報処理の分野では、記憶装置に格納し
たデータが何らかの障害により破損してしまい、以降の
データ処理が不可能になる事態を回避するために、デー
タを他の記憶装置に退避させる事が行われている。その
ため、従来の情報処理装置では、通常時にデータ格納に
使用する正規系の記憶装置の他に、その正規系記憶装置
のデータを退避させるための退避系の記憶装置を備えて
いた。
【0003】例えば、図6に示すように複数の店舗A〜
Dを有するチェーン店では、各店舗A〜Dに備えた情報
処理装置10により、売上げ、在庫、顧客情報等のデー
タ管理を行っているが、情報処理装置10にはこれらの
データを格納するために正規系記憶装置11と退避系記
憶装置12が備えてある。尚、13はデータ管理処理を
制御する制御手段、14は各店舗A〜Dの情報処理装置
10を接続するネットワーク、15はネットワーク14
を介して各情報処理装置10間のデータを送受信するた
めの通信手段である。
【0004】このような従来のデータ退避システムに
は、A店舗で正規系記憶装置11が全容量1000MB
(メガバイト)とすると、退避系には同容量の1000
MBの記憶装置12が備えられている。また、同様にB
店舗では正規系記憶装置11の全容量を500MBとす
ると退避系には全容量が500MBの記憶装置12が、
C店舗では正規系記憶装置11の全容量を1000MB
とすると退避系には全容量が1000MBの記憶装置1
2が、D店舗では正規系記憶装置11を500MBとす
ると退避系には全容量が500MBの記憶装置12が、
備えられている。
【0005】このようなデータ退避システムでは、A店
舗で正規系記憶装置11の使用容量が700MBであっ
たとすると同一の情報処理装置10の退避系N記憶装置
12には同容量の700MBが退避格納され、B店舗で
正規系記憶装置11の使用容量が250MBであったと
すると、同一の情報処理装置10の退避系記憶装置12
には250MBが退避格納され、C店舗では正規系記憶
装置11の使用容量が600MBであったとすると、同
一の情報処理装置10の退避系記憶装置12には600
MBが退避格納され、D店舗では正規系記憶装置11の
使用容量が400MBであったとすると、同一の情報処
理装置10の退避系記憶装置12には400MBが退避
格納される。
【0006】すなわち、全ての店舗における正規系記憶
装置11の総容量は3000MB、総使用容量は195
0MB、総未使用容量は1050MBとなっている場
合、退避系記憶装置12の総容量は3000MB、総使
用容量は1950MB、総未使用容量は1050MBと
なる。従って、全体では、正規系と退避系を合わせた記
憶装置の総容量は正規系記憶装置の総容量の2倍も必要
とし、総未使用容量も正規系記憶装置の総未使用容量の
2倍となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のデータ退避シス
テムでは、正規系記憶装置と同じ容量の退避系記憶装置
記憶装置を各情報処理装置に設けているため、システム
全体としての記憶装置の総容量が大きくなるばかりか、
各情報処理装置の未使用容量の総量も大きくなり、大容
量の記憶装置を購入することに基づく費用が嵩むばかり
か、記憶装置の使用効率が悪いという問題があった。
【0008】そこで、本発明は、複数の情報処理装置を
ネットワークを介し接続しシステムを構成し、データ退
避に用いられる記憶装置の総容量及び未使用容量を少な
くし、記憶装置の利用効率を向上させることが可能な新
規なデータ退避システムを提供することを目的としてい
る。また、本発明は3つ以上の情報処理装置がネットワ
ークを介し接続しシステムを構成し、データ退避に用い
られる記憶装置の総容量及び未使用容量を少なくし記憶
装置の利用効率を向上させることが可能な新規なデータ
退避システムを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載したデータ退避システムでは、情報
処理装置に、データを読み出し書き込み自在に格納する
記憶装置と、記憶装置からデータを読み出して他の情報
処理装置へ転送する通信手段と、通信手段によって他の
情報処理装置へ転送したデータ量を管理する退避情報管
理手段と、を備え、当該構成を有する複数の情報処理装
置をネットワークを介して互いに接続し、一の情報処理
装置の記憶装置に格納されたデータを他の情報処理装置
の記憶装置に退避させる。
【00010】すなわち、一の情報処理装置が自己の記
憶装置に格納しているデータを退避させる場合には、記
憶装置より退避させるデータを読み出し、通信手段から
ネットワークを介して他の情報処理装置の記憶装置に退
避格納する。この転送に際して退避情報管理手段がデー
タ退避容量の情報を管理しており、退避させたデータを
復元させる場合には、退避情報管理手段の管理情報に基
づいて、他の情報処理装置から退避させたデータの返送
を受けて自己の記憶装置に復元格納する。
【0011】また、請求項2のデータ退避システムで
は、上記のデータ退避システムに対して、3つ以上の情
報処理装置がネットワークを介して接続され、当該ネッ
トワークには各情報処理装置に備えられた記憶装置の未
使用容量を管理する管理手段が更に備えられたことを特
徴とし、当該管理手段による管理制御に基づいて、通信
手段により他の情報処理装置の記憶装置にデータを分散
させて転送する。また、退避情報管理手段は転送したデ
ータ量とともに転送先情報を管理し、いずれの情報処理
装置の記憶装置にどれだけの量のデータを退避させたか
を管理する。すなわち、このデータ退避システムでは、
一の情報処理装置から退避させるデータは、管理手段に
よる管理情報に基づいて、他の複数の情報処理装置へ分
散させて転送される。ここで、この退避転送に際して、
管理手段が各情報処理手段の記憶装置の未使用容量を管
理しているため、過不足なく退避転送を行うことができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】図1に本発明のデータ退避システ
ムの実施の一形態を示す。このデータ退避システムは、
4つの店舗A〜Dを持つチェーン店に適用した例であ
り、それぞれの店舗A〜DにはネットワークNに接続さ
れた情報処理装置1が備えられている。更に、このネッ
トワークNには、退避させるデータを格納するための予
備的な補助記憶処理装置Hと、各情報処理装置10に備
えられている記憶装置の未使用容量を管理する管理装置
Kと、が接続されている。
【0013】情報処理装置1は、ディスプレイを備えた
制御手段2と、データを読み出し書き込み自在に格納す
る記憶装置3と、ネットワークNを介してのデータの送
受信を行う通信手段4と、通信手段4によって他の情報
処理装置へ転送したデータ量及び転送先等を管理する退
避情報管理手段5と、を備えている。通信手段4は自己
の情報処理装置1と他の装置との通信路の確立、自己の
情報処理装置1から他の装置1、K、Hへネットワーク
Nを介してデータや要求等の転送を行う。
【0014】退避情報管理手段5は、自己の情報処理装
置1に備えられている記憶装置での全容量、使用容量、
データの退避格納先及び退避データ量、データの退避時
期及びデータの復元時期、を管理している。制御手段2
は、記憶装置3に対するデータの読み出し書き込み処理
と、通信手段4によるデータ送受信の制御と、退避情報
管理手段5の管理情報に基づく退避及び復元の処理と、
退避情報管理手段5が保持する管理情報のディスプレイ
装置への制御と、を行う。
【0015】従って、退避情報管理手段5が管理する情
報は制御手段2によってディスプレイ装置に表示可能で
あり、例えば、A店舗のデータ退避情報を図2に示す
と、A店舗の情報処理装置1の記憶装置3の全容量と使
用容量、データ退避先及びデータ退避量、データ退避を
いつ行うかというデータ退避時期と、データをいつ復元
するかというデータ復元時期とがディスプレイ装置に表
示される。
【0016】この例では、A店舗の記憶装置3について
は全容量は1000MB、使用容量は700MBであ
り、データ退避先のB店舗へは0MB、C店舗へは20
0MB、D店舗へは0MB、補助記憶処理装置Hへは5
00MBとなっている。また、データ退避時期はデータ
更新毎とデータ処理終了時の内のデータ処理終了時が選
択され、データ復元時期は、立ち上げ時と障害発生時の
内の立ち上げ時が選択されている。尚、使用者が図外の
入力手段から制御手段2に指示を直接入力することによ
って、データの退避や復元の処理を開始させることも可
能である。
【0017】補助記憶処理装置Hは、各店舗A〜Dに設
置されている情報処理装置1の記憶装置3だけでは格納
しきれない退避データを格納するための装置であり、制
御手段6と、記憶装置7と、通信手段8と、格納情報管
理手段9と、を備えている。通信手段8は、上記した通
信手段4と同様な機能を有し、ネットワークNを介して
各店舗A〜Dの情報処理装置1及び管理装置Kとの間の
通信を行う。
【0018】格納情報管理手段9は、補助記憶処理装置
Hの記憶装置7の全容量と、使用容量と、を管理してお
り、退避データを記憶装置7に格納したときにはそのデ
ータ量及びデータを退避させた店舗を管理する。尚、補
助記憶処理装置Hの記憶装置7の容量は最大の場合で全
情報処理装置1の記憶装置3の総容量を必要とするが、
全情報処理装置1の平均データ量を加味して設定され
る。制御手段6は、上記した制御手段2と同様な機能を
有し、記憶装置7に対するデータの読み出し書き込み処
理、通信手段8によるデータの送受信の制御、格納情報
管理手段9の退避情報に基づく退避及び復元処理、を行
う。
【0019】管理装置Kは、各店舗A〜Dの情報処理装
置1及び補助記憶処理装置Hに備えられている記憶装置
3、7の未使用容量を管理する装置であり、或る情報処
理装置1のデータ退避要求に対して、データの退避先を
決定し、要求元の情報処理装置1にデータ退避先を通知
する。すなわち、情報処理装置1からデータの退避要求
を受信すると、他の情報処理装置1及び補助記憶処理装
置Hに未使用容量の情報の要求を行い、この要求に対す
る未使用容量に関する応答を各情報処理装置1及び補助
記憶処理装置Hから受信し、データを退避させるべき退
避先及びその退避先へ退避させるべきデータ量をデータ
退避要求元の情報処理装置1へ通知する。尚、管理装置
Kは、一つの記憶装置3ではデータの全量を退避するこ
とができない場合には、データを分割して退避させるた
めに複数の退避先及びそれぞれのデータ量を通知する。
また、このようにデータを分割させて退避させる場合に
は、管理装置Kはデータ退避要求元の情報処理装置1と
情報の交換を行って、データが支障ない単位で分割退避
されるようにする。
【0020】例えば、管理装置KがA店舗の情報処理装
置1から700MBのデータを退避するというデータ退
避要求を受信した場合、管理装置Kは店舗B〜Dの情報
処理装置1と補助記憶処理装置Hにそれぞれの記憶装置
の未使用容量の情報を要求する。その要求に対して、B
店舗の情報処理装置から記憶装置3の未使用容量が25
0MB、C店舗の情報処理装置1から記憶装置3の未使
用容量が400MB、D店舗の情報処理装置1から記憶
装置3の未使用容量が100MB、補助記憶処理装置H
から記憶装置3の未使用容量が1000MBとする未使
用容量情報の応答を受信した場合、例えば、管理装置K
はC店舗の情報処理装置1に200MB、補助記憶処理
装置Hに500MBを退避させるというデータ退避応答
をA店舗の情報処理装置1に返送する。
【0021】次に、上記構成のデータ退避システムにお
けるデータ退避動作及びデータ復元動作を説明する。図
3にはデータ退避時の処理手順を示してあり、A店舗の
情報処理装置1からデータを退避させる場合を例にとっ
て説明する。このデータ退避の処理は制御装置2が退避
情報管理手段5が管理しているデータ退避時期に基づい
て開始する。A店舗の情報処理装置1内において、制御
手段2が記憶装置3が格納するデータを調べて退避させ
るべきデータ量を確認し、そのデータ量に自己の識別番
号(ID)を付した情報をデータ退避要求として通信手
段4、ネットワークNを介して管理装置Kに送信する。
【0022】例えば、A店舗の情報処理装置1における
記憶装置3のデータ使用容量が700MBである場合
は、700MBという情報とA店舗の当該情報処理装置
1のIDがデータ退避要求となる。このデータ退避要求
を管理装置Kが受け取ると、管理装置Kが他の情報処理
装置1及び補助記憶処理装置Hに対して記憶装置3、7
の使用容量についての問い合わせを行い、この問い合わ
せの応答に基づいて、データを退避させるべき退避先及
びその退避させるべきデータ量を含んだデータ退避応答
をA店舗の情報処理装置1へ返送する(ステップS
1)。
【0023】このデータ退避応答を、A店舗の情報処理
装置1が受け取ると、このデータ退避応答に基づいて、
データ退避処理(ステップS2)を行う。例えば、C店
舗へ200MB、補助記憶処理装置Hへ500MBとい
うデータ退避応答を受け取ると、このデータ退避処理で
は、制御手段2が記憶装置3から退避させるデータを読
み出し、通信手段4及びネットワークNを介してC店舗
の情報処理装置1へデータを200MB送信する。C店
舗の情報処理装置1がこのデータを受信すると、制御手
段2が記憶装置3に受信したデータを格納し、データの
退避格納を正常に終了したことをA店舗の情報処理装置
1へ返送する。
【0024】C店舗の情報処理装置1から退避格納を正
常に終了した応答をA店舗の情報処理装置1が受け取っ
た場合には(ステップS4)、上記のデータ退避応答に
基づいて、補助記憶処理装置Hへのデータ転送処理を同
様にして行い(ステップS2、ステップS3)、データ
退避応答に基づくデータ送信を全て終了したことを確認
して(ステップS4)、A店舗の退避情報管理手段5に
保持している情報の退避先店舗名、退避データ容量を更
新する(ステップS5)。尚、C店舗における情報処理
装置1の退避情報管理手段5及び補助記憶処理装置Hの
格納情報管理手段9が保持する情報も格納したデータ量
に基づいて更新される(ステップS5)。
【0025】一方、上記の処理において、所定の時間を
経過しても退避格納を正常に終了した応答をA店舗の情
報処理装置1が受け取らなかった場合には(ステップS
3)、A店舗の情報処理装置1が再びデータ退避処理を
行い(ステップS6)、退避格納を正常に終了した応答
を受け取るまで繰り返し退避処理を行う(ステップS
7、ステップS8)。尚、この退避処理の再実行は正常
終了の応答が得られないときには(ステップS7)、予
め設定した規定回数繰り返し行われ(ステップS8)、
規定回数を超えても正常終了の応答が得られない場合に
は、ネットワークNなどに障害が発生したと考えらるた
め障害処理(ステップS9)を行って、データ退避の処
理を終了する。
【0026】図4にはデータ復元時の処理手順を示して
あり、A店舗の情報処理装置1がデータを復元させる場
合を例にとって説明する。このデータ復元の処理は退避
情報管理手段5が管理しているデータ復元時期に基づい
て制御装置2が開始する。A店舗の情報処理装置1内に
おいて、制御手段2が退避情報管理手段5から復元する
データの退避先店舗名と退避データ量の情報を取得する
(ステップS10)。
【0027】この取得したデータ復元情報に基づいて、
A店舗の情報処理装置1がデータ復元処理を行う(ステ
ップS11)。例えば、C店舗に200MB、補助記憶
処理装置Hに500MBのデータを退避してあるという
情報を取得した場合には、A店舗の情報処理装置1がデ
ータ量に自己の識別番号(ID)を付した情報をデータ
復元要求として通信手段4及びネットワークNを介して
C店舗の情報処理装置1に送信する。C店舗の情報処理
装置1が、この復元要求を受け取ると、制御手段2が自
己の記憶装置3から退避格納してあるデータを読み出
し、通信手段4及びネットワークNを介してA店舗の情
報処理装置1へデータを200MB送信する。そして、
A店舗の情報処理装置1がこのデータを受信すると、制
御手段2が自己の記憶装置3に受信したデータを格納す
る。
【0028】C店舗の情報処理装置1から復元したデー
タを正常に格納した場合には(ステップS13)、デー
タ復元情報に基づいて、補助記憶処理装置Hからのデー
タ復元処理を同様にして行い(ステップS11、ステッ
プS12)、データ復元情報に基づいて、全てのデータ
の復元を終了したことを確認する(ステップS13)。
【0029】一方、上記の処理において、所定の時間を
経過しても正常にデータ格納をできなかった場合には
(ステップS12)、A店舗の情報処理装置1が再びデ
ータ復元処理を行い(ステップS14)、正常に格納す
るまで繰り返し復元処理を行う(ステップS15、ステ
ップS16)。尚、この復元処理の再実行は正常に格納
できないときは(ステップS15)、予め設定した規定
回数繰り返し行われ(ステップS16)、規定回数を超
えても正常格納できない場合には、ネットワークNなど
に障害が発生したと考えらるため、障害処理(ステップ
S17)を行って、データ復元の処理を終了する。
【0030】上記のデータの退避処理とデータの復元処
理によって、A店舗の情報処理装置1の記憶装置3のデ
ータを他の情報処理装置の記憶装置に退避し、必要なと
きに退避させたデータを復元して利用できるようにな
る。尚、A店舗以外の他の店舗B〜Dにおける情報処理
装置1でのデータ退避及び復元処理も、上記したA店舗
の情報処理装置1のデータ退避及び復元処理と同様に可
能である。
【0031】次に、図5に従来例と本発明の一実施例に
おける記憶装置の使用状況の比較を示す。ここでは、比
較のため従来例と本発明の一実施例の正規系記憶装置と
について、全容量及び使用容量とを同じにしてある。図
5(A)に示すように、従来例の記憶装置の各正規系記
憶装置の容量をA店舗は1000MBで、B店舗は50
0MBで、C店舗は1000MBで、D店舗はは500
MBとすると総容量は3000MBとなり、これに対す
る退避系記憶装置の総容量も3000MBとなることか
ら、正規系と退避系とをあわせた記憶装置の総容量は6
000MBとなる。そして、A店舗の正規系記憶装置の
使用容量を700MB、B店舗の正規系記憶装置の使用
容量を250MB、C店舗のの正規系記憶装置の使用容
量を600MB、D店舗の正規系記憶装置の使用容量を
400MB、とすると、退避系記憶装置も同様の使用容
量となり、正規系と退避系を合わせた記憶装置の総使用
容量3900MBとなるため、総未使用容量は2100
MBとなる。
【0032】一方、図5(B)に示すように、本発明に
よるシステムでは、各情報処理装置の記憶装置を従来の
正規系記憶装置と同容量の記憶装置とし、その他に補助
記憶処理装置の記憶装置の容量を1000MBとする
と、記憶装置全体での総容量は4000MBとなる。そ
して、使用容量は従来例同様の1950MBとすると、
退避系に使用可能な記憶装置の総容量は記憶装置の総容
量から総使用容量を除いた容量であるので2050MB
となるため、総未使用容量は退避系に使用可能な容量か
ら正規系記憶装置の使用容量を除いた容量となるので1
00MBとなる。
【0033】このように、従来例では記憶装置の総容量
は6000MBを必要とし総未使用容量2100MBで
あったのに対し、本発明によるデータ退避システムを使
用した実施例では記憶装置の総容量を4000MBに減
少させ、且つ、総未使用容量を100MBに減少させる
ことができ、記憶装置の使用効率を向上させることがで
きる。
【0034】尚、上記実施例では複数の店舗の情報処理
装置をネットワークNで接続させた例を示したが、それ
ぞれ記憶装置を備えた複数の情報処理装置を同一店舗で
ネットワークで接続した場合にも本発明を適用すること
ができる。また、上記実施例で示した補助記憶処理装置
Hは特別な装置として構成せずとも、情報処理装置1と
同様の装置を用いて実現することができ、また、各情報
処理装置1の記憶装置3の容量を十分に設置すれば、補
助記憶処理装置Hは省略することができる。
【0035】また、管理装置Kは情報処理装置1とは別
個の装置とせずに、いずれかの情報処理装置1に同等な
管理機能を持たせることにより省略できる。また、上記
実施例は3つ以上の情報処理装置1をネットとワークN
で接続し、これら情報処理装置1の間のデータ転送を管
理装置Kで管理するようにしたが、データ転送先を予め
特定してシステムを設定すれば、管理装置Kを特に設け
ずとも情報処理装置1間でのデータ退避及び復元処理を
支障なく実現できる。
【0036】
【発明の効果】本発明のデータ退避システムでは、情報
処理装置が記憶装置に格納しているデータを退避させる
場合には、退避情報管理手段、更には、管理装置による
管理の下に他の情報処理装置の記憶装置に退避格納させ
るようにしたため、他の情報処理装置における記憶装置
の未使用容量部分をデータの退避先として利用できるよ
うになり、システムが備える記憶装置の総容量を従来よ
り減少させ、また、この記憶装置の総未使用容量を減少
させることができる。このため、記憶装置の使用効率を
向上させることができ、更には、記憶装置にかかるコス
トを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係るデータ退避システムの
構成図である。
【図2】 退避情報管理手段が管理する退避情報の説明
図である。
【図3】 データ退避処理の手順を示すフローチャート
である。
【図4】 データ復元処理の手順を示すフローチャート
である。
【図5】 従来例と本発明の一実施例との記憶装置の使
用状況を説明する図である。
【図6】 従来例に係るデータ退避システムの構成図で
ある。
【符号の説明】
1・・・情報処理装置、 3・・・記憶装置、4・・・
通信手段、5・・・退避情報管理手段、 K・・・管理
装置、N・・・ネットワーク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の情報処理装置をネットワークを介
    して接続し、一の情報処理装置に格納されたデータを他
    の情報処理装置に退避させるデータ退避システムであっ
    て、 前記情報処理装置は、 データを読み出し書き込み自在に格納する記憶装置と、 記憶装置からデータを読み出して他の情報処理装置へ転
    送する通信手段と、 通信手段によって他の情報処理装置へ転送したデータ量
    を管理する退避情報管理手段と、を備えたことを特徴と
    するデータ退避システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載したデータ退避システム
    において、 3つ以上の情報処理装置がネットワークを介して接続さ
    れ、当該ネットワークには各情報処理装置に備えられた
    記憶装置の空き容量を管理する管理手段が更に備えら
    れ、 前記通信手段は当該管理手段による管理制御に基づいて
    他の情報処理装置にデータを分散させて転送し、前記退
    避情報管理手段は転送したデータ量とともに転送先情報
    を管理することを特徴とするデータ退避システム。
JP7284643A 1995-10-05 1995-10-05 データ退避システム Pending JPH09101914A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001142731A (ja) * 1999-11-17 2001-05-25 Nec Kofu Ltd 情報処理システム及びそれに用いるデータコピーを伴う障害処理方式

Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001142731A (ja) * 1999-11-17 2001-05-25 Nec Kofu Ltd 情報処理システム及びそれに用いるデータコピーを伴う障害処理方式

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