JPH0897746A - 汎用無線電話移動通信装置及びその方法 - Google Patents

汎用無線電話移動通信装置及びその方法

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JPH0897746A
JPH0897746A JP6251627A JP25162794A JPH0897746A JP H0897746 A JPH0897746 A JP H0897746A JP 6251627 A JP6251627 A JP 6251627A JP 25162794 A JP25162794 A JP 25162794A JP H0897746 A JPH0897746 A JP H0897746A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 セルラー及びコードレス無線電話移動通信装
置及び方法を改善する。 【構成】 本通信装置は、アンテナ382を有するRF
回路と、RF/IF変換回路と、第1(セルラー)及び
第1より整数倍高い第2(コードレス)周波数範囲にお
いて信号を搬送する第1フィルタ333、328付き通
信路と第2周波数範囲において信号を阻止する回路33
5とを有し阻止回路を第1フィルタ付き通信路へ切り換
えられるようにした受信部301と、アンテナを第1周
波数範囲内で信号を搬送するRF/IF変換回路に相互
接続し且つ信号分割回路を有する第1送信部302と、
アンテナに接続され信号分割回路から信号を受信するよ
うに接続され且つ信号分割回路から受信された周波数を
第2周波数範囲の帯域に周波数を増大させる信号増倍回
路361を有する第2送信部303とからなり、受信部
と第1及び第2送信部とが混合装置/IF装置322〜
326を共用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無線電話と、単一の無
線電話ハンドセットを作動させる複数の電波伝送媒体イ
ンタフェースを有する汎用無線通信システムとに関す
る。
【0002】
【従来の技術】無線電話は、それぞれ異なる「電波伝送
媒体」(エア)インタフェース要件を有する種々の無線
通信システムに用いられている。これら種々の電波伝送
媒体インタフェースシステムには、セルラー無線電話シ
ステム、コードレス電話システム、及び他の多数の無線
電話システム(例えば、パーソナル通信ネットワーク
(PCN)サービス)が含まれる。これらのシステムは
全て、その特定の通信システムに固有の電波伝送媒体イ
ンタフェースシステムにおいて作動するように設計され
た無線電話ハンドセット(送受器)を必要とする。
【0003】無線電話ハンドセットは概して、1つの環
境(すなわち、セルラー、コードレス、等)においての
み作動可能なように構成されている。したがって、広範
囲のサービスを提供するめ、又種々の電波伝送媒体イン
タフェースを有するシステムを横断して運用するために
は、各システム毎に別々の無線電話ハンドセットが必要
となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】1個の無線電話ハンド
セットの使用範囲を複数の無線通信システムに拡大する
ための従来の方法としては、それぞれが、利用可能な無
線通信システムのうちのそれぞれの1個のシステムでし
か作動しないような別々の2個の無線電話ハンドセット
ユニットを合体させ1個のパッケージに形成する手法が
ある。
【0005】しかしこの場合、1つのときに同時に作動
するのは、これらの互いに独立した2個のユニットのう
ちの1個だけである。異なる電波伝送媒体インタフェー
スにおける動作は、希望に合わせて一方の独立ユニット
から他方の独立ユニットへ切り換えることによって可能
となる。
【0006】このような手法、装置については、米国特
許第4,989,230に記述されている。同特許には、
別々のセルラートランシーバとコードレストランシーバ
とが1個のパッケージに合体されたセルラーコードレス
電話機が開示されていて、各トランシーバは個々の独立
したアンテナによってその電波伝送媒体インタフェース
に接続されている。
【0007】以上から、異なる電波伝送媒体インタフェ
ースにおける動作を簡単に効率よく行える汎用無線電話
移動通信装置及び方法が求められていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に基づく汎用無線
電話移動通信装置は、第1及び第2の両方の無線電話通
信システムにおいて作動する。
【0009】第1の無線電話通信システムは、地理的広
域地域をサービス範囲とし第1の周波数帯域において無
線電話信号を送信する第1の基地局を有し、第2の無線
電話通信システムは、短距離の局地(ローカル)地域を
サービス範囲とし第1の周波数帯域よりも高い第2の周
波数帯域において無線電話信号を送信する第2の基地局
を有する。第2の周波数帯域は、第1の周波数帯域内の
周波数の2倍よりも小さい適切なオフセットを持たせて
最適に選択できる。
【0010】本汎用無線電話移動通信装置は、広域地域
をサービス範囲とする第1の基地局とローカル地域をサ
ービス範囲とする第2の基地局とについて作動する共通
の基本帯域回路を有する。共通の基本帯域回路は、両方
の基地局から受信された無線電話信号を処理し、これら
基地局のいずれかへの送信用にハンドセットのユーザに
よって生成された信号を処理する。
【0011】一実施例において本汎用無線電話移動通信
装置は、第1及び第2の両方の無線電話通信システムに
おいて作動し、第1の無線電話通信システムは、広域地
域をサービス範囲とし且つ複数のサービス及び機能性を
有し且つ第1の周波数帯域内で無線電話信号を送受信す
る第1の基地局、を有し、第2の無線電話通信システム
は、ローカル地域をサービス範囲とし且つローカル地域
サービス及び機能性を有し且つ第1の周波数帯域よりも
高い第2の周波数帯域において無線電話信号を送信する
第2の基地局、を有する。
【0012】第2の周波数帯域については、第1の周波
数帯域内、そして望ましくは第1の周波数帯域の上部範
囲に実際に隣接する周波数帯域内、に含まれる周波数の
2倍よりも小さい適切なオフセット値を持たせて最適に
選択できる。第2の基地局は、第1の周波数帯域の倍数
(一般に3倍)の周波数の、第3の周波数帯域内の無線
電話信号を受信する。
【0013】一実施例において本汎用無線電話移動通信
加入者装置(例えばハンドセット)は、広域地域をサー
ビス範囲とする第1の基地局とローカル地域をサービス
範囲とする第2の基地局との両方に対して作動できるよ
うにするために、第1及び第2の無線通信システムを横
断して延長可能な機能性を有する共通基本帯域回路を備
える。
【0014】共通基本帯域回路は、第1及び第2の周波
数帯域内で両方の基地局から受信された無線電話信号を
処理し、第1及び第3の周波数帯域内でこれらの基地局
のいずれかへ送信するために無線電話ハンドセットのユ
ーザによって生成された信号を処理する。
【0015】本発明の一実施例において、無線電話ハン
ドセットは、それぞれ第1及び第2の基地局に専用の、
最小化された第1及び第2の高周波回路を有する。第1
の高周波回路は、第1の基地局への送信用の第1の周波
数帯域内で送信するために、信号を準備処理する。第1
の高周波回路は又、第2の基地局からコードレス信号を
受信するために、第1の周波数帯域より上ではあるがそ
の一部とほぼ隣接する第2の周波数帯域に対しても作動
する。
【0016】第2の高周波回路も又、第2の基地局への
送信用の第1の周波数帯域内の信号周波数のうちの1個
の周波数のほぼ3倍の周波数であるような少なくとも1
個の周波数を有する第3の周波数帯域内で送信するため
に、信号を準備処理する。第1及び第2の周波数帯域は
両方共、共通基本帯域回路に接続されている。
【0017】「最小化された」という用語によって、広
域地域サービス基地局(すなわちセルラー周波数)とロ
ーカル地域サービス基地局(すなわちコードレス周波
数)との両方からの信号を、2個の独立した前置高周波
回路を用いずに受信でき且つハンドセット送信信号が、
送信周波数をほぼ3倍に上げるのに必要な回路を除いて
は同一の送信回路を用いるような、無線電話ハンドセッ
ト内の高周波回路装置が正確に定義される。
【0018】信号の送受信は全て、1個のアンテナだけ
を通して行われる。アンテナのサイズは、第1及び第2
の周波数帯域内での信号の受信に最適なように選択され
る。第1及び第2の周波数帯域内での信号の受信には一
般に、第1及び第2の周波数帯域内にある1個の周波数
の波長の数分の一の長さが用いられる。
【0019】或る実施例においては、アンテナは、第1
の周波数帯域内の1個の周波数の波長の1/4(すなわ
ち(1/4)λ)であり且つ第3の周波数帯域内の1個
の周波数の波長の3/4(すなわち(3/4)λ)であ
るような電気的長さを有し、第1及び第2の高周波回路
の両方に接続して使用される。
【0020】フィルタ回路は、この1個のアンテナを第
1及び第2の高周波回路に選択的に相互接続し、受信さ
れた信号を、受信され又は送信された通信信号の周波数
を取り扱うことのできる、第1及び第2の高周波回路の
うちの適切な方の回路に向けて送る。
【0021】第1及び第2の両方の動作帯域における送
信電力レベルは全て、適切な高周波リンク動作のための
適切な実行放射電力レベルを送達できるようにセルラー
及び/又はコードレス基地局監視サブシステムによって
連続的に監視され調整される。このことによって、1個
のアンテナを通して全範囲にわたって満足のいく通信動
作状態が得られる。
【0022】
【実施例】無線通信システムの配置には、図1に略図で
示すような、異なる動作周波数及び特性を有する個々の
電波伝送媒体インタフェースが種々含まれる。公衆電話
ネットワーク101が、セルラー電話システムの制御セ
ンタとして作動する移動交換センタ103にトランク
(中継線)102を経て接続される。移動交換センタ1
03はトランク105を経てセルラー電話基地局104
に接続される。
【0023】セルラー電話基地局104は、一般に基地
局のサービス範囲地域で稼動する複数の無線電話ハンド
セット107(又は単に、ハンドセット)に対して監
視、制御、及び通信用のチャネルを供給するために必要
な制御及び無線送受信装置を有する。本説明において
は、ユーザが、セルラー電話ネットワークを通して公衆
地上電話ネットワークと通信するために、ハンドセット
107を使用するものとする。
【0024】公衆電話ネットワーク101は又、住宅地
域のコードレス電話基地局115、又は代わりに業務用
又は事務所用の建物に設けられる構内交換装置(PB
X)又はキーシステムに接続される。ハンドセット10
7は又、コードレス電話基地局115を経て公衆電話ネ
ットワーク101と通信するためにも用いられる。
【0025】本発明によれば、図1のハンドセット10
7はいずれも同一の器具で、セルラー及びコードレスの
両方の無線電話サービス地域において作動することが可
能である。動作モードは、ハンドセット107とセルラ
ー電話基地局104又はコードレス電話基地局115の
いずれかとの相互作用によって決まる。監視及び制御チ
ャネルの相互作用については図4から図9までに示す。
【0026】広域地域に対応するセルラー電話基地局1
04のサービス範囲は、概して数十平方kmの範囲に相
当し、一方コードレス電話基地局115のサービス範囲
であるローカル地域は、平方m単位で測る規模である。
セルラー電話とコードレス電話とでは、電波伝送媒体イ
ンタフェースが顕著に異なる。
【0027】顕著に異なる点の1つは、用いられる無線
周波数の周波数帯域である。普通、従来技術による一般
的な専用無線電話ハンドセットは各々、例示の2つのサ
ービス地域のうちの一方の地域で作動し、他方の地域で
は互換性がなく作動しない。しかし、本発明によれば、
ハンドセット107はセルラー電話サービス地域とコー
ドレス電話サービス地域との両方で完全に作動する。
【0028】一般に、セルラーシステムは、800〜9
00MHzの周波数帯域範囲(すなわち米国の場合、連
邦通信委員会(FCC)の認可を要する範囲)であり、
一方コードレスシステムは一般に、46〜49MHzの
周波数範囲(すなわち米国では認可不要範囲)に近いか
又はこの範囲内の周波数で作動する。これらの周波数間
のこのような広範な相違は、同じ1個の無線電話ハンド
セットユニットをセルラー電話サービス範囲とコードレ
ス電話サービス範囲との両方で機能させようとするとき
にこれを阻止する因子として作用する。
【0029】本発明によれば、これらの周波数を有効に
利用するように適応させた無線電話ハンドセットプラッ
トフォームと組み合わせて周波数を選択することによ
り、セルラー及びコードレスの両方の電波伝送媒体イン
タフェースにおいて同じ1個の無線電話ハンドセットを
作動させることが可能となる。
【0030】下に述べる、両方の種類の無線通信システ
ムにおいて作動する図3の無電話ハンドセットで最適な
使用状態を得るのに適した周波数範囲の例を図2の周波
数グラフに示す。同グラフにあるように、一般的なセル
ラー基地局は870MHzから890MHzまでの範囲
にわたる周波数帯域201において送信し、825MH
zから845MHzまでの周波数帯域202内で通信信
号を受信する。
【0031】ポータブル無電話ハンドセットは、セルラ
ーモードで作動する際には825MHzから845MH
zまでの周波数帯域203において送信する。この場
合、セルラーモードでの周波数帯域204の範囲は、8
70MHzから890MHzまでである。
【0032】コードレスモードで作動する場合の周波数
帯域は、本発明に基づき、セルラーの周波数帯域のすぐ
上の周波数帯域と、コードレス電話システムで現在用い
られている周波数帯域と著しく異なる、より高い周波数
帯域との両方の帯域から選択される。これらの、より高
い周波数帯域は、米国の場合、FCCによって産業・科
学・医療(ISM)周波数帯域と称される周波数帯域か
ら選択される。尚、当業者に明らかなように、本発明の
精神及び技術範囲を逸脱せずに別の周波数の組み合せを
用いて包括的な周波数帯域要件に対応させることも可能
である。
【0033】例示したポータブル無線電話ハンドセット
は、コードレス無線電話信号を915MHzから92
3.5MHz までの第1の周波数帯域205において受
信し、2475MHzから2483.5MHz までの第
2の周波数帯域206において送信するように作動す
る。この周波数帯域は、米国の場合、FCC規定 15.
247項に基づく、認可不要非拡散スペクトル方式のI
SM周波数帯域使用についての規定の範囲内にある。
【0034】コードレス電話基地局ユニットは、コード
レス無線電話信号を915MHzから923.5MHz
までの周波数帯域207において送信し、2475MH
zから2483.5MHz までの周波数帯域208にお
いて受信するように作動する。図示のように、本例の周
波数帯域205、206、207、及び208は全て等
しい帯域幅を有する。
【0035】ここに示した周波数帯域は、本発明に基づ
く好ましい帯域幅を例示したものでこれに制約されるも
のではない。本発明に基づく他の周波数の選択も当業者
には容易である。例えば、コードレス電話基地局がセル
ラー電話用帯域周波数を用いて機能することも、セルラ
ー方式の利用免許権保持者がこのような運用を許可する
なら可能である。
【0036】セルラー及びコードレスの両方のシステム
において、上記の複数のの無線周波数スペクトルを効率
的に利用するように構成された無線電話ハンドセットを
図3に略図で示す。
【0037】図3にブロック図の形で示すこの無線電話
ハンドセットは、セルラー信号受信部(周波数帯域87
0〜890MHz)及びコードレス信号受信部(同91
5〜923.5MHz) からなるセルラー/900MH
z帯コードレス信号受信部301と、セルラー信号送信
部(同825〜845MHz)302と、 2.4GHz
帯コードレス信号送信部(同2475〜2483.5M
Hz)303 とを有する。
【0038】セルラー(広域地域)及びコードレス(ロ
ーカル地域)区分における動作用に基本帯域信号を処理
するための回路は、可聴周波処理回路305を有し、こ
の可聴周波処理回路305は、それぞれ内部の制御、デ
ータ、及びアドレス用のバス305に接続された受信、
送信、入力及び出力回路からなる。
【0039】バス306には更に、マイクロコンピュー
タ307と、基地局から供給された監視信号を取り扱う
ための監視用可聴周波トーン(SAT)処理回路308
と、ディジタル方式で送信された呼セットアップ信号及
び制御信号を取り扱うためのモデム309とが接続さ
れ、これらマイクロコンピュータ307と、監視用可聴
周波トーン処理回路308と、モデム309とが中央処
理制御装置を構成している。
【0040】又、ユーザインタフェース(ディスプレイ
等)304が設けられ、バス306に接続される。この
ユーザインタフェース304は、ユーザに音声インター
コム(相互通話)及び制御の入力手段を与え且つ状態及
び動作についての情報を供給するために用いられる。無
線電話ハンドセット用の電力は、電池311から供給さ
れる電池出力電力を、電力供給装置312において処理
することによって得られる。
【0041】受信回路において入来高周波(RF)信号
から中間周波(IF)信号に還元され更に復調されて出
力として得られた基本帯域信号が、可聴周波処理回路3
05に供給される。可聴周波処理回路305は、FM検
出器を有する第2中間周波回路326(455kHz)
に直接接続される。この第2中間周波回路326には、
混合器322からの出力が供給される。
【0042】混合器322は第1中間周波回路323
(45MHz)に接続されてその出力信号の供給を受け
る。第1中間周波回路323の入力は第1混合器324
から供給される。第1混合器324への入力は、適切な
帯域(バンドパス)フィルタと低雑音線形増幅器327
とから構成される受信部の前端部から供給される。基準
発振器325が、マイクロコンピュータ307からの制
御の下にシンセサイザ回路340(又は単に、シンセサ
イザ)を介して2個の混合器322及び324に適用さ
れる2個の混合周波数信号を供給する。
【0043】局部発振器(すなわち基準発振器)325
から第2混合器322に供給される入力周波数は固定周
波数である。一般的な一実施例では、この周波数は、4
5MHz+/−455kHz(第2中間周波数)(すな
わち、第1中間周波数(45MHz)に対して第2中間
周波数(455kHz)を加え又は差し引いた値)であ
る。
【0044】この実施例において、送信搬送波を生成す
るためのシンセサイザ回路は、セルラー信号に対しては
30kHz間隔で周波数を生成し、コードレス信号に対
しては10kHz間隔で周波数を生成する。このことか
ら、送信に先立ち周波数を3倍にすることによって、局
部発振における 2475〜2483.5MHzの範囲内
で30kHzのチャネル間隔が得られる。
【0045】第1混合器324は、高周波増幅器331
の高周波信号受信出力部に接続され、高周波増幅器33
1は、受信部301の高周波出力の供給を受ける。受信
部301は、共通アンテナ382に接続されたセルラー
/ISM入力用帯域フィルタ333を有する。この帯域
フィルタ333は、セルラー無線(高周波)周波数帯域
と、コードレス電話通信に用いられるISM周波数帯域
中の適切な周波数区分とを通過させるように通過周波数
帯域を調整されている。
【0046】セルラー/ISM入力用帯域フィルタ33
3の出力は、スイッチ付きのISM帯域阻止フィルタ3
35に供給される。ISM帯域阻止フィルタ335は、
高周波スイッチ336によって分岐短絡される。高周波
スイッチ336は、コードレス電話周波数の信号が受信
されているときはISM帯域阻止フィルタ335をバイ
パスするように制御される。又、高周波スイッチ336
は、セルラー電話周波数の信号が受信されているときは
開路状態となり入力高周波通信路においてフィルタ33
5が作動する。
【0047】セルラー及びコードレスの両方の高周波信
号が、低雑音線形増幅器327に接続される。低雑音線
形増幅器327の出力は、組み合せ形のセルラー/IS
M帯域フィルタ328に接続される。セルラー/ISM
帯域フィルタ328は、どちらの周波数帯域も通過させ
る。このフィルタ328の出力は、高周波増幅器331
に適用される。高周波増幅器331は、フィルタ処理さ
れた受信信号を第1混合器324に適用される。この混
合器と中間周波信号を生成する回路との関係については
上に述べた。
【0048】送出される通信信号は、送信用のシンセサ
イザ回路341(又は単に、シンセサイザ)の内部電圧
制御による発振器(電圧制御発振器)によって生成され
る。シンセサイザ341の周波数は、可聴周波処理回路
又はモデムによって変調される。シンセサイザが、コー
ドレス信号送信部303における周波数3倍増を考慮し
たコードレス信号送信モードにセットされた場合には、
電圧制御発振器の動作範囲は1/3に減少する。基本帯
域情報が送信機部351に供給される。
【0049】送信機部351は、送出用高周波信号を高
周波増幅器353に供給するように接続される。高周波
増幅器353の出力は、分割器回路354(又は単に、
分割器)に接続され、分割器354の出力は、セルラー
信号送信部302と、 2.4GHz帯コードレス信号送
信部303とに並行して送られる。送信部302及び3
03は各々、個々の電力レベル制御器332及び383
からそれぞれ制御される。
【0050】電力レベル制御器332及び383は、高
周波通信信号の送信について作動する出力電力を定め
る。上記したこれらのシンセサイザ、送信機部、分割
器、及び電力制御器の技術は当業者に周知であり、詳細
説明を必要としない。
【0051】セルラー信号送信部302は、縦続接続さ
れて分割器から入力の供給を受ける高周波電力増幅器3
55、356、357を有する。これらの増幅器から得
られる電力レベルは、電力レベル制御器332によって
制御される。選択される電力レベルは、選択される周波
数帯域に基づき、監視サブシステム、及びマイクロコン
ピュータ307によって実行されるコマンド信号によっ
て定められる。
【0052】もしセルラー通信オプションが選択された
場合電力レベルは高レベルであり、又2.4GHz帯 コ
ードレス信号送信部においては電力レベル制御器383
によって電力レベルが下げられる。これら縦続すなわち
直列接続の増幅器355、356、357から得られる
出力は、セルラー送信用帯域フィルタ358に適用さ
れ、この帯域フィルタ358からの出力は単一のアンテ
ナ382に接続される。アンテナ382は、本実施例で
はセルラー送信周波数において波長の1/4の寸法を有
する。
【0053】信号分割用の分割器354は又、周波数3
倍増器361を経て 2.4GHz帯コードレス信号送信
部303に接続される。周波数3倍増器361は、送信
機部351の出力の周波数に乗数3を掛けて3倍増し、
望む2.4GHz帯コードレス周波数範囲に信号周波数
が入るように作動する。
【0054】周波数3倍増器361の出力は、 2.4G
Hz帯コードレス周波数範囲(図2の周波数帯域20
6)を通すような通過帯域幅を有するIMS帯域フィル
タ363に適用される。この信号の電力レベルは、電力
レベル制御器383によって定められたように電力増幅
器364によって制御される。
【0055】増幅された信号は、ISM帯域フィルタ3
65に供給され、そこから 2.4GHz周波数帯域に同
調させた直列LC共振フィルタ366に供給される。こ
の信号は、単一のアンテナ382に接続される。アンテ
ナ382は、本実施例では2.4GHz 帯コードレス送
信周波数において波長の3/4の寸法を有する。
【0056】移動無線電話ハンドセットの、動作モード
選択についての制御は、マイクロコンピュータ307の
有する内蔵プログラムによって定められる。これら内蔵
プログラムの多くは、現存の無線電話において標準とな
っているもので、当業者に周知であり、ここでは説明し
ない。異なる動作モード機能に寄与する内蔵プログラム
については、図4から図9に示す流れ図において開示す
る。
【0057】ここで詳細説明する種々のプロセスには、
初期化手順、発呼手順、ローカル(コードレス)サービ
スから広域(セルラー)サービスへの移転としての「チ
ャネル切り換え」の手順、及び広域(セルラー)サービ
スからローカル(コードレス)サービスへの移転として
の「チャネル切り換え」の手順が含まれる。システム機
能性全般を特定の個人的通信用途に合わせてカスタマイ
ズするために、下に述べる基本的な手順に変更を加える
ことは当業者には容易である。
【0058】初期化手順は、図4のブロック401に示
すように、無線電話ハンドセット(又は単に、ハンドセ
ット)の電源がオンになると同時に呼び出される。プロ
セスはブロック403に進み、ハンドセットの表示器が
オフにされる。ブロック405において、ハンドセット
の有する機能及びオプションがハンドセット内蔵のメモ
リから読み出される。これらの機能及びオプションは高
性能カードメモリデバイスに内蔵されるような、ユーザ
によって供給される外部メモリから読み取るようにして
もよい。
【0059】次の判断ブロック407において、ローカ
ルシステム(例えばコードレスシステム)オプションが
ユーザによって使用可能化されているかどうかが点検さ
れる。結果が「YES」の場合、プロセスはブロック4
09に進み、ここでその命令が、ハンドセットを、知ら
れている最後のローカルセットアップチャネルに同調さ
せる。
【0060】次に判断ブロック411において、保安上
の目的から、現在の信号が有効なローカル(コードレ
ス)基地局からの信号かどうか、すなわち有効なローカ
ルシステム識別子(ID)があるかどうかが点検され
る。IDが有効な場合、プロセスはブロック413に進
み、ここでローカルチャネル番号が記憶される。次のブ
ロック415において、ローカルサービスが利用可能な
ことを明確に表示するために、ローカルサービス表示器
がオンにされる。
【0061】次のステップは、ブロック417に示すよ
うに、ローカルセットアップ制御チャネルをモニタする
ことである。そして、もし判断ブロック419におい
て、ローカルセットアップ制御チャネルが利用可能と判
断された場合、判断ブロック419がこれに応答してプ
ロセスはブロック417に戻り、ここでローカルセット
アップ制御チャネルの監視を継続して、ローカルモード
での通信サービスの要求を待つ。もしローカルセットア
ップ制御チャネルが利用可能でない場合、プロセスは判
断ブロック419に応答してブロック403に戻る。
【0062】前に戻って、もし判断ブロック411にお
いて、ローカルシステムIDが有効でないと判断された
場合、ブロック421においてその命令が、ローカルチ
ャネルセット中の最初のチャネルにハンドセットを同調
させる。次の判断ブロック423において、システムI
Dが有効かどうかが又点検される。もし有効な場合、プ
ロセスはブロック413に戻り、その後プロセスは上記
のように進む。
【0063】もし判断ブロック423において、システ
ムIDがまだ有効でないと判断された場合、プロセスは
ブロック425に進み、ここでの命令が、ハンドセット
の無線チャネルをローカルチャネルセット中の次のチャ
ネルに同調させる。この、順次新しいチャネルに同調さ
せる動作は、IDが有効と判断されるか又は判断ブロッ
ク427においてローカルチャネルセットが点検し尽さ
れたと判断されるまで継続される。
【0064】ローカルチャネルセットが点検し尽された
場合、プロセスはブロック429に進み、ここで、もし
ローカルサービス表示器が前にオンになっていた場合に
はオフにされる。次のブロック431において、メモリ
内のオプションセットが読み出され、判断ブロック43
3において、セルラーサービスのオプションがユーザに
よって使用可能化されているかどうかが判断される。
【0065】前に戻って、判断ブロック407における
質問に応答がない場合、プロセスは直接に判断ブロック
433に進み、上記のように、セルラーサービスのオプ
ションがユーザによって使用可能化されているかどうか
が判断される。もしセルラーサービスが使用可能化され
ている場合、次の命令ブロック435において、従来の
セルラーセットアップチャネル取得プロセスが実行され
る。
【0066】次の判断ブロック437において、セルラ
ーサービスセットアップチャネルが利用可能かどうかが
判断される。もし利用可能でない場合、プロセスはブロ
ック403に戻る。しかし、もしセットアップチャネル
が利用可能な場合は、次の判断ブロック439におい
て、システムIDがセルラーネットワークについて有効
かどうかが判断される。
【0067】もしIDが有効でない場合、プロセスは
又、ブロック403に戻る。もしIDが有効な場合、プ
ロセスはブロック441に進み、ここで、ハンドセット
がホームモードにあるか又は移動モードにあるかを表示
するセルラーサービス表示器がオンにされる。ブロック
443においては、タイマ1がセットされ、ブロック4
45において、セットされた時間中、このブロックの命
令に基づきセルラーセットアップチャネルがモニタされ
る。
【0068】判断ブロック447において、タイマ1で
セットした時間長さが経過するまでプロセスはから判断
ブロック437に戻り、タイマ1でセットした時間長さ
が経過するとプロセスはブロック405に戻る。この作
用によりコードレス(ローカル)及びセルラー動作環境
の利用可能性についての点検が周期的に行われることと
なり、この状況がハンドセット上の表示器を介してユー
ザに伝達される。
【0069】無線電話ハンドセットからの発呼を許す発
呼手順を図5の流れ図に示す。プロセスはブロック50
1において開始され、ここで動作モードとしてセルラー
又はコードレスのうちのアイドル(空き)モードを表示
する。
【0070】次の判断ブロック503において、送信ボ
タンの押し下げ起動が行われた場合にこれに応答して、
ブロック505において、命令が呼び出される。この命
令は、ボタン押し下げに応答して、ローカルダイヤルト
ーンオプションのような、無線電話ハンドセットのオプ
ションを、ハンドセット自体のメモリ又は、高性能カー
ドメモリデバイスのような外部メモリから読み出せとい
う命令である。
【0071】次の判断ブロック507において、コード
レス(ローカル)サービスが使用可能化されたかどうか
が点検される。もし点検結果が「NO」の場合、プロセ
スはブロック521に進み、ここでの命令によりセルラ
ー電話呼が発呼される。もし判断ブロック507におい
て、コードレス(ローカル)サービスが使用可能化され
たと判断された場合、次の命令ブロック509におい
て、コードレスモードでのサービス用に、知られている
最後のローカルセットアップチャネルにハンドセットが
同調される。
【0072】判断ブロック511において、システムI
Dが有効かどうかが判断される。もし有効な場合、ブロ
ック513においてその命令によりセルラーサービス表
示器がオフにされ、ブロック515においてその命令に
よりコードレス(ローカル)サービス表示器がオンフに
され累積。次のブロック517においてはその命令によ
り、セルラーフォーマットに従うローカル(コードレ
ス)発呼が行われる。
【0073】もし判断ブロック511において、システ
ムIDが有効でないと判断された場合、プロセスはブロ
ック519に進みそこでの命令により、ハンドセットが
ローカルチャネルセットに含まれるチャネルに合わされ
る。次の判断ブロック523において又、システムID
が有効かどうかが判断される。もし有効な場合、プロセ
スはブロック513に戻る。
【0074】もし判断ブロック523において、システ
ムIDがまだ有効でないと判断された場合、プロセスは
ブロック525に進み、ここでの命令が、ハンドセット
の無線チャネルをローカルチャネルセット中の次のチャ
ネルに同調させる。続くローカルチャネルがまだある限
り、新しいチャネルにハンドセットを同調させる。
【0075】ブロック527において、ローカルチャネ
ルセットが点検し尽されたと判断された場合、プロセス
はブロック529に進み、ここで、ローカルサービス表
示器がオフにされる。次のブロック531において、メ
モリに記憶されているオプションが読み出される。
【0076】次の判断ブロック533においては、セル
ラー再送信が可能化されたかどうかが判断される。もし
された場合、プロセスはブロック521に進み、セルラ
ー発呼が行われる。もしされていない場合、プロセスは
ブロック535に進み、再指令トーンが出され、開始ブ
ロック501に戻る。
【0077】本汎用システムにおいて具体化された制御
機能は、適切なサービス範囲が利用可能な状態にあるこ
とを前提として、無線電話ハンドセットが使用中である
場合にローカルシステム(すなわちコードレスシステ
ム)とセルラーシステムとの間で移転(チャネル切り換
え)を行うことを意図している。チャネル切り換え手順
を図6から図9までの流れ図に示す。
【0078】これらのチャネル切り換えプロセスにおい
て、ハンドセットは実際の呼扱い中であり音声チャネル
にあるものと仮定する。説明の目的上、下に述べるチャ
ネル切り換えは、ハンドセットがローカル及びセルラー
のいずれの場合もそのシステムと実際の通信接続状態を
維持しているような、「ソフト」なチャネル切り換えで
あると仮定する。
【0079】図6及び図7に、ローカル(コードレス)
から広域(セルラー)へのチャネル切り換えプロセスを
示す。プロセスは、呼トランク(中継線)用のボタンの
押し下げ起動に応答して、ハンドセット上にフラッシュ
(点滅)信号を生起させる。もし受信信号強度が減少す
る場合、ブロック601に示すような活動ローカル呼状
態の間に、ローカル(コードレス)から広域(セルラ
ー)へのチャネル切り換えが開始される。ブロック60
3においてその命令により、チャネル切り換え用の受信
信号強度しきい値が、メモリから読み出される。
【0080】判断ブロック605において、受信信号強
度の平均値が、許容できる信号強度しきい値よりも上か
どうか(すなわち無線電話ハンドセットがローカルサー
ビス範囲内にあるかどうか)が点検される。もし上であ
る場合、ハンドセットが活動ローカル呼状態に維持され
たまま、プロセスはブロック601に戻る。
【0081】もし受信信号強度の平均値が許容信号強度
しきい値よりも低い場合、ブロック607においてその
命令により、「もしユーザがローカル基地局から更に離
れる方向に移動する際はチャネル切り換えを行う必要が
あり、もし行わない場合にはその呼が失われる(すなわ
ち切断される)」旨を表す「使用可能範囲逸脱」警告ト
ーンがハンドセットユーザに発せられ、ハンドセット上
の表示機構により表示される。
【0082】ブロック609においてその命令により、
内部メモリ、又は高性能カードメモリのような外部メモ
リのいずれかに記憶されているオプションが、読み出さ
れ、次の判断ブロック611において、セルラーへのチ
ャネル切り換えが可能化されているかどうかが判断され
る。次のブロック613においてその命令により、セル
ラーチャネル切り換えの要求信号を送るために、ローカ
ル基地局へフラッシュ(点滅)信号が送信される。
【0083】判断ブロック615において、ダイヤルさ
れたディジットの送信指令が受信されているかどうかが
判断される。この点検が、ダイヤルされたディジット送
信指令が受信されるまで繰り返される。ブロック617
においてその命令により、ハンドセットのセルラー番号
がローカル基地局に送られ、ブロック619においてそ
の命令により、コードレス(ローカル)システムからセ
ルラーシステムへの移転における呼の処理を支援するた
めに、短時間の遅れが導入される。
【0084】次にブロック621においてその命令が、
ローカル基地局との通信チャネル上で送信を続けなが
ら、セルラーセットアップチャネルを取得するためにハ
ンドセットの受信部を再同調させる。次のブロック62
3において、15秒タイマ(タイマ1)がセットされ
る。ローカル基地局からセルラー基地局へのチャネル切
り換えが成功するように時間枠(ウインドウ)を設立す
るために或る時間長さ、例えば15秒がセットされる。
【0085】次のブロック625においては、4.5 秒
のタイマ(タイマ2)がセットされる。この時間長さの
セットにより、ハンドセットが、ローカル受信チャネル
を点検せずに、又監視用可聴トーンがまだ現存するかど
うかを判断せずに4.5 秒より長く送信できることとな
る。高周波監視用可聴周波トーン(SAT)信号の存在
は、地上回線電話におけるループ電流の検知に類似して
おり、呼が5秒よりも長い時間にわたって失われた場
合、その呼は終結するように命令される。
【0086】次にプロセスは図7の判断ブロック627
に進み、ここでハンドセットによってセルラーのページ
(呼び出し)に関するメッセージが受信されたかどうか
が点検される。もし呼び出し送達メッセージが受信され
ていた場合には、ブロック645においてその命令が、
ハンドセットのセルラー送信部を、セルラー逆方向セッ
トアップチャネルに再同調させ、従来のセルラー規格に
基づき、セルラー基地局から受信された呼び出しメッセ
ージに答える呼び出し応答メッセージを発信する。
【0087】今度はブロック647においてその命令
が、呼の継続維持のため送信部をローカルチャネルに再
同調させる。判断ブロック649において、セルラー音
声チャネルが割り当てられたかどうかが点検され、割り
当てられている場合には、ブロック651においてその
命令により、セルラー音声チャネル割り当てが完了した
こと及びローカル無線リンクが切断されることを示す信
号トーンがローカルチャネル上で送信される。
【0088】次のブロック653においてその命令によ
り、送信部が指定されたセルラー音声チャネルにセット
され、かくして、ブロック655においてその命令によ
り、無線電話ハンドセットがセルラーシステムにおいて
作動可能となる。
【0089】もし判断ブロック627においてセルラー
呼び出しメッセージが受信されていないと判断された場
合、プロセスは判断ブロック629に進み、15秒タイ
マの時間が経過したかどうかが点検される。もし経過し
た場合、プロセスはブロック657に進み、ハンドセッ
トの受信部を、ローカルチャネルに再同調させる。次に
ブロック659が、セルラーシステムへのチャネル切り
換えが不成功だったことを示す再指令トーンを1回(1
サイクル)発信し、ブロック661において、ローカル
呼が活動呼状態に戻る。
【0090】もし判断ブロック629において、15秒
の時間が経過していないと判断された場合、プロセスは
判断ブロック631に進み、タイマセットした4.5 秒
が経過したかどうかが点検される。もし経過していない
場合、プロセスは判断ブロック627の入力部に戻る。
もし4.5 秒が経過している場合は、次のブロック63
3においてその命令が、受信部をローカルチャネルに再
同調させる。
【0091】次にブロック635において、タイマ3が
300msにセットされる。この300msの時間長さ
は、呼を維持するために、その時間長さの間にローカル
基地局が監視用可聴周波トーン(SAT)を検出する必
要がある時間枠である。判断ブロック637において、
この300msが経過したかどうかが点検される。もし
経過していない場合、判断ブロック639において、監
視用可聴周波トーンが存在するかどうかが点検される。
【0092】もし監視用可聴周波トーンが存在する場
合、プロセスは、判断ブロック637を経て再循環す
る。もし監視用可聴周波トーンがない場合、ブロック6
43においてその命令により、このローカル呼は廃棄さ
れ、プロセスは終了する。もし判断ブロック637にお
いて300msの時間が経過している場合、プロセスは
ブロック641に進み、受信部をセルラーのセットアッ
プチャネルに再同調させ、次にプロセスはブロック62
5(図6)の入力ブロックに戻る。
【0093】セルラーシステムからローカル(コードレ
ス)システムへのチャネル切り換えは、図8及び図9に
示すプロセスに基づいて制御される。このプロセスは、
全体としては上に述べたチャネル切り換え手順に類似す
るが同一ではない。プロセスの開始点であるブロック7
01(図8)において、無線電話ハンドセットは、活動
セルラー呼状態にある。
【0094】次のブロック703において、タイマ1が
4.5 秒にセットされ、その次の判断ブロック705に
おいて、ローカルサービスが現在使用可能化されている
かどうかが点検される。もし使用可能化されていない場
合、プロセスは活動セルラー呼状態を表すブロック70
1に戻る。
【0095】判断ブロック705において、もしローカ
ルサービスが使用可能化されていると判断された場合
は、プロセスはブロック707に進みその命令が、知ら
れている最後のローカルセットアップチャネルにハンド
セットを同調させる。次の判断ブロック709におい
て、4.5 秒のタイマセット時間が経過したかどうかが
点検される。もし経過していない場合、プロセスは判断
ブロック719に進みそこで、有効なシステムIDがあ
るかどうかが点検される。
【0096】もし有効なシステムIDがない場合、プロ
セスはブロック721に進みその命令によって、この最
後のローカルセットアップチャネルが更新される。次の
判断ブロック723は、ローカルチャネルセットが点検
し尽されたかどうかが点検される。
【0097】もし点検し尽された場合は、プロセスはブ
ロック725に進みそこで、ローカルシステムへのチャ
ネル切り換えが完了しなかった(すなわち、ローカル基
地局が範囲外にある)ことを示す再指令トーンを1回
(1サイクル)発信する。もしチャネルセットが点検し
尽されていない場合、プロセスはブロック707に進み
その命令が、ハンドセットを、最後のローカルセットア
ップチャネルに同調させる。その後、プロセスは上に述
べたように判断ブロック709へ続く。
【0098】もし判断ブロック709において、4.5
秒のタイマセット時間が経過したと判断された場合、プ
ロセスはブロック711に進みそこでの命令が、ハンド
セットを、セルラーチャネルに同調させる。次のブロッ
ク713においては、監視用可聴周波トーンが確実に現
存するようにするために、タイマ2が300msにセッ
トされる。判断ブロック715が、300msのタイマ
セット時間が経過したと判断するとすぐに、ブロック7
17においてその命令により、4.5 秒のタイマがリセ
ットされ、プロセスはブロック707の入力部に進む。
【0099】判断ブロック719において、システムI
Dが有効であると判断された場合、プロセスはブロック
727に進みその命令によりチャネル切り換え通告が発
信される。次にブロック729においてその命令によ
り、ハンドセットが内蔵メモリ又は高性能カードメモリ
に記憶されているオプションを読み出す。判断ブロック
731が、ローカルシステムへのチャネル切り換えが可
能化されたかどうかを判断する。
【0100】もし可能化されていない場合、ブロック7
33においてその命令により、活動セルラー呼状況が戻
る。もしローカルシステムへのチャネル切り換えが可能
化された場合、ブロック735においてその命令によ
り、フラッシュ信号がセルラーシステムの基地局に送信
される。次の判断ブロック737において、ダイヤルさ
れたディジットの送信指令が受信されているかどうかが
判断され、このプロセスが完了すると呼転送が生じる。
【0101】ブロック739においてその命令により、
ローカル番号がセルラー基地局に送られ、ブロック74
1において、呼処理を支援するために遅れが挿入され
る。
【0102】次に図9に移って、ブロック743におい
てその命令が、ローカルセットアップチャネルを取得す
るため及びセルラー音声チャネル上での送信を継続する
ためにハンドセットを再同調させる。ブロック745に
おいて15秒タイマがセットされ、ブロック747にお
いて4.5 秒タイマがセットされる。判断ブロック74
9において、ローカルの呼び出しメッセージが受信され
たかどうかが点検される。
【0103】もし呼び出しメッセージが受信されていた
場合は、ブロック751においてその命令が、ハンドセ
ットの送信部を逆方向ローカルセットアップチャネルに
再同調させ、呼び出し応答メッセージを発信する。今度
はブロック771においてその命令が、送信部をセルラ
ーシステムチャネルに再同調させる。判断ブロック77
5が、ローカルシステム音声チャネルの割り当てが受信
されているかどうかを判断する。
【0104】もし受信されていない場合、プロセスは判
断ブロック749に戻る。もしローカルシステム音声チ
ャネルの割り当てが受信されている場合、次のブロック
779においてその命令により、セルラー呼が終結され
ることを示す信号トーンがセルラーチャネル上で送信さ
れる。次のブロック781においてその命令により、無
線電話ハンドセットの送信部がローカル音声チャネルに
セットされる。このようにして、ハンドセットは、ブロ
ック783に示すように、ローカル活動呼状態に入る。
【0105】もし判断ブロック749においてローカル
呼び出しメッセージが受信されていないと判断された場
合、プロセスは判断ブロック753に進み、15秒タイ
マの時間が経過したかどうかが点検される。もし経過し
た場合、プロセスはブロック769に進み、ハンドセッ
トの受信部を、セルラーチャネルに再同調させる。次に
ブロック773が、ローカルシステムへのチャネル切り
換えが完了しなかったことを示す再指令トーンの1サイ
クル分を発信し、ブロック777に示すように、ハンド
セットが活動セルラー呼状態に戻る。
【0106】もし判断ブロック753において、15秒
の時間が経過していないと判断された場合、次の判断ブ
ロック755において、タイマセットした4.5 秒が経
過したかどうかが点検される。もし経過していない場
合、プロセスは判断ブロック749の入力部に戻る。も
し4.5 秒が経過している場合は、次のブロック757
においてその命令が、受信部をセルラーチャネルに再同
調させる。
【0107】次にブロック759において、300ミリ
秒タイマがセットされる。判断ブロック761におい
て、この300ミリ秒が経過したかどうかが点検され
る。もし判断ブロック761において、300ミリ秒の
時間が経過していると判断された場合には、プロセスは
ブロック767に進み、受信部をセルラーのセットアッ
プチャネルに再同調させ、次にプロセスはブロック74
7に戻る。
【0108】もし300ミリ秒が経過していない場合、
プロセスは判断ブロック763に進みここで、監視用可
聴周波トーン(SAT)が存在するかどうかが判断さ
れ、もし存在する場合、プロセスは、判断ブロック76
1へ戻り再循環する。もし監視用可聴周波トーンがない
場合、ブロック765に示すように、この呼は廃棄さ
れ、送信部はターンオフされて再初期化され、プロセス
は終了する。
【0109】二重無線システムへの適用に適した基地局
は、上記のように動作学習モードにおける命令の一部で
ある動作学習モードで動作を開始するように設計されて
いる。学習モード時間の間、基地局は順方向制御メッセ
ージを送信し、このメッセージはハンドセットによって
受信され、基地局との関連において使用される。実施例
においては、AMPS信号送信プロセスが用いられる。
【0110】ハンドセットは、送信された順方向制御メ
ッセージ内の或る数値フィールドによって、発呼時又は
呼び出しへの応答時にハンドセットがその完全(全桁)
電話番号と電子一連番号(ESN)との両方を送信する
ように命令される。このメッセージの受信を表示するた
めに、ハンドセットにはローカル信号表示器(LSI)
が設けられている。
【0111】ユーザが「送信」ボタンを押すことによっ
てハンドセットが発呼動作を行う。電話番号と電子一連
番号とは、マイクロコンピュータのメモリに記憶されて
いる。マイクロコンピュータは基本ユニット動作の監視
を行い、基地局は、ハンドセットをアイドル状態に戻ら
せるように作用する。基地局に設置されたボタンを押し
て起動させることにより、学習モードが終了し、基地局
ユニットは、無線システム発呼及び呼び出し応答を「登
録済み」ハンドセットからだけ受け付ける。
【0112】ハンドセットが登録リストに対して加除さ
れるにつれて、学習モードが再起動される。学習モード
が完了すると、基地局ユニットは通信への利用が可能と
なる。今、基地局はオーバヘッドメッセージを送信し、
このメッセージがハンドセットによって監視(モニタ)
される。もし送信された識別子(ID)がハンドセット
の番号割当モジュールに記憶されているサービス提供シ
ステムIDにマッチする場合、ハンドセットは、順方向
チャネルにロックされて、ローカルサービス表示を示
す。
【0113】このようにして、単一のローカル基地局が
複数のハンドセットを取り扱うようにセットアップでき
る。このようなことは現在のところ従来のコードレスユ
ニットでは許されていない。
【0114】この動作学習モードは、呼接続が有資格ハ
ンドセットとだけ行われることを確実にするために用い
られる。これによって、現在従来のセルラーシステムに
用いられているような保安手段を通しての不正予防が実
現できる。ハンドセットユーザは、番号をダイヤルし
「送信」ボタンを押すことによって発呼を行う。基地局
がハンドセットの電話番号及び電子一連番号を読み取
る。このハンドセットが登録リストに載っている場合、
基地局はこのハンドセットに音声チャネルを割り当て
る。
【0115】地上回線を介して公衆電話ネットワークか
らハンドセットへ宛てられた呼も同様に取り扱われる。
ローカル地域にあるハンドセットは、順方向セットアッ
プチャネルをモニタしているものと仮定する。基地局
は、呼に応答し、学習時間中にその主体が記憶された電
話端末について呼び出しメッセージを送る。
【0116】全てのハンドセットは、逐次呼び出され、
応答がない場合には、基地局は、そのハンドセットユー
ザが呼を受けられない旨の記憶音声メッセージで発呼者
に応答する。呼び出し、発呼、及びチャネル切り換えに
おける動作機能については、図12に示す加入者コード
レス基地局ユニットの動作を下で説明する際に詳細説明
する。
【0117】基地局用に適した無線トランシーバ配置を
図12に示す。この配置は、種々の予定されたセルラー
及びコードレス無線電話音声及びデータ伝送周波上で通
信刷るための複数の周波数変換及びフィルタ回路を有す
る。図から判るように、このトランシーバは、複数のス
イッチ1210、1212、1213、1214、12
15、1216、及び1217を有し、これらのスイッ
チは全て2極の機械式スイッチとして例示してある。
【0118】スイッチ1210〜1215は、トランシ
ーバにISM周波数又はセルラー周波数を持たせるため
のもので、一斉に切り換えを行うように一体に結合さ
れ、スイッチ1216及び1217は、実行モードと初
期化モードとの間の切り換えを行うために、一体に結合
されている。各スイッチは1216及び1217を除い
ては、「a」及び「b」の位置を有し、スイッチ121
6及び1217は「初期化」及び「実行」の位置を有す
る。
【0119】スイッチが「a」位置に接続されていると
き、トランシーバはセルラー無線周波数範囲で信号を処
理するように作動する。スイッチ1216及び1217
が「実行」位置にある場合、基地局の受信機は、ISM
(ローカル、すなわちコードレス)モードで作動すると
きには2475〜2483.5 MHz、又セルラーモー
ドで作動するときには825〜845MHzのいずれに
も同調できる。
【0120】初期化モードは、基地局がコードレス帯域
又はセルラー帯域のいずれかにおいて初期化を行う際の
動作用に、空いた(すなわち使用されていない)セル周
波数を選択できるようにするためのモードである。これ
によって、コードレス基地局の受信機が、上に規定した
コードレス又はISM周波数範囲において信号を処理す
ることが可能となる。これらのスイッチは一般に、制御
器1201の制御を受ける半導体スイッチとして実現さ
れる。
【0121】制御器1201は、マイクロプロセッサ制
御器又は基地局の全体的マイクロプロセッサ制御器の一
部からなり、送受器に内蔵された制御器と同様な仕方で
作動する。
【0122】以下、基地局トランシーバの動作説明を、
セルラーシステム又はコードレスシステム運用のいずれ
かについてその種々の周波数範囲及びモードにおける音
声信号及びデータ信号の取り扱い機能の説明によって行
う。トランシーバがセルラー周波数の音声信号及びデー
タ信号を処理するように接続される場合、スイッチ12
10〜1215は全て、端子「a」に接続される。
【0123】アンテナ1221は、セルラーフィルタ1
222及び1223に接続される。これらのフィルタ
は、受信された信号からの全二重伝送用に意図された高
周波信号の従来の二重フィルタ処理及び分離が得られる
ように接続される。セルラー電話信号受信の場合、信号
は、フィルタ1222及び導線1226を介して増幅器
1224及びフィルタ1228に送られる。
【0124】セルラーフィルタ1228の出力は、端子
「a」に接続されたスイッチ1212を介して混合器回
路1230(又は単に、混合器)に供給される。混合器
1230は、局部発振器1233によって供給される7
80〜800MHzのセルラー混合周波数によって起動
される。
【0125】混合器1230の出力は、第1及び第2中
間周波回路1235及び1236に供給される。これら
の中間周波回路1235及び1236は、45MHz及
び455kHz周波数範囲でそれぞれ作動し、検波器回
路に接続された導線1237を介して、基本帯域信号出
力を供給する。
【0126】送出無線電話信号の送信は、導線入力部1
250に適用される広帯域信号から開始される。セルラ
ー周波数で送信されるべき信号が、端子「a」に接続さ
れたスイッチ1215を介して搬送波用の発振器125
2へ供給される。発振器1252からの変調された搬送
波信号出力が、端子「a」及び増幅器1254に接続さ
れたスイッチ1214と、端子「a」に接続されたスイ
ッチ1211とを介して、二重配置の出力フィルタ12
23に送られる。フィルタ1223の出力は、端子
「a」に接続されたスイッチ1210を介して、アンテ
ナ1221に接続される。
【0127】ISM周波数帯域(コードレス)の送出無
線電話信号は、導線入力部1250から端子「b」に接
続されたスイッチ1215を介して発振器1262に接
続される。発振器1262は、ISM周波数帯域(コー
ドレス)の搬送周波数信号を供給する。発振器1262
からの変調された搬送波信号出力が、端子「b」に接続
されたスイッチ1214を介して、増幅器1254に接
続される。増幅器出力は、ISM周波数帯域出力フィル
タ1273と端子「b」に接続されたスイッチ1210
とに接続され、この端子からアンテナ1221に接続さ
れる。
【0128】実行モードにおいて、2475MHz帯域
の入来ISM(コードレス)周波数信号は、ノード12
80を介してISMフィルタ1281に直接接続され
る。フィルタ1281の出力は混合器1283に接続さ
れる。局部発振器1233が混合器1283用の混合周
波数を供給する。局部発振器1233の出力は周波数倍
増器1286に適用され、周波数倍増器1286が、信
号周波数を倍増してフィルタ1287に供給する。
【0129】フィルタの出力信号は、1560MHzの
周波数を有し、導線1291を介して局部発振器信号と
して混合器1283に適用される。混合された信号は、
ISMフィルタ1275、増幅器1276、及びフィル
タ1277を介して混合器1230に接続され、上に述
べたように処理される。
【0130】初期化モードにおいて、915MHz帯の
ISM帯域での入来信号は、アンテナ1221から、
「b」端子に接続されたスイッチ1210とISMフィ
ルタ1272とを介してスイッチ1216に送られる。
この周波数帯域については、スイッチは「b」端子に接
続される。ISM信号は、ISMフィルタ1275に適
用され、このフィルタから増幅器1276に適用され
る。
【0131】次のISMフィルタ1277がこの信号
を、「b」端子に接続されたスイッチ1212を介して
混合器1230に接続する。発振器1252の信号周波
数は、局部発振周波数として、「b」端子に接続された
スイッチ1213を介して混合器1230に適用され
る。この周波数によって音声信号及びデータ信号が45
MHz帯域に周波数を削減され、中間周波回路1235
に適用される。
【0132】スイッチ1216及び1217が「初期
化」端子に接続されると、基地局トランシーバの初期化
が可能となる。この接続によって、トランシーバを異な
る周波数範囲で動作するように調整できるので、制御器
1201が近隣の基地局によって使用されている無線チ
ャネルを調査して最も空いているチャネルを選択して使
用することができる。
【0133】当業者には既に明らかなように、発振器1
252は搬送波信号発振器と混合周波数発振器との両方
の役で作動する。この構成は、構成要素の数を制限でき
るのでトランシーバの経済性を高める利点がある。
【0134】コードレスシステムの基地局は、セルラー
電話周波数帯域(825〜890MHz又は900MH
z帯域)とISM周波数帯域(2400MHz帯域)と
を含む無線周波数帯域で作動するように設計される。す
ぐに使用する動作周波数帯域は、現在の動作パラメータ
によって駆動される内蔵プログラムのコマンド下にあ
る。これには活動状態のハンドセットからのハンドセッ
トモード監視コマンドを含む。
【0135】受信部においては、全ての帯域を取り扱え
るように共通の中間周波数(45MHz)が選択され
る。コードレス基地局周波数(制御チャネル及び音声チ
ャネル)の自動割当を可能にするために基地局を、セル
ラーとISMとのそれぞれのダウンリンクチャネルに加
えて、それぞれのアップリンク周波数(手持ち送信周波
数)に同調させる。
【0136】適切な動作周波数を選択するために、コー
ドレス基地局は、妨害の可能性あるチャネルが示されて
いないかを、利用可能な全てのチャネルについて調査す
る。アイドル(不使用中)の場合、利用可能なチャネル
の信号強度が測定され、信号強度又は妨害レベルが最も
低いチャネルがこれからの使用に最適のチャネルであ
る。
【0137】チャネル選択が完了すると、コードレス基
地局は、作動中で有効IDを確認されたハンドセット
に、サービスが利用可能な旨を通告するダウンリンク制
御チャネルメッセージの送信を開始する。ハンドセット
はこのメッセージの受信確認応答を行い、加入者用の可
視式サービス表示器を起動する。
【0138】コードレス基地局は、呼び出しメッセージ
を送信してその基地局のサービス地域内のハンドセット
の存在状況を判断する。この動作を図13の流れ図に示
す。プロセスはブロック1301における初期化で始ま
る。ブロック1303においてその命令により、システ
ムIDがメモリから読み出される。ブロック1305に
おいてその命令により、制御チャネルメッセージが順方
向送信される。
【0139】次の判断ブロック1307においてその命
令により、その基地局への有線回線(公衆電話ネットワ
ーク等)に発呼が検出されるかどうかが点検される。こ
の命令は発呼が検出されるまで循環して実行される。発
呼が検出されると、次のブロック1309の命令によ
り、有線回線での「オフフック」状態が宣言される。ブ
ロック1311においてその命令により、発呼で意図さ
れる被呼者のIDが学習IDリストから取り出され、ブ
ロック1313においてその命令により、呼び出しメッ
セージが順方向制御チャネル上で送信される。
【0140】判断ブロック1315においてその命令に
より、呼び出しへのハンドセットからの応答(呼び出し
応答)が受信されたかどうかが点検される。もし呼び出
し応答が受信された場合、プロセスはブロック1317
に進みその命令により、音声チャネル割り当てが発行さ
れる。ブロック1319に示すように、この応答で呼が
進行状態となる。
【0141】もし呼び出しに対して応答がない場合、プ
ロセスはブロック1321に進みその命令により、リス
ト中の次のIDを選択するために指標が増値され、次の
判断ブロック1323において、リストのIDが選択し
尽くされたかどうかが点検される。もし尽きていない場
合、リスト上の次のIDが取り出され、プロセスはブロ
ック1311の入力部に戻る。
【0142】もしリストのIDが選択し尽くされた場
合、プロセスはブロック1325に進みその命令によ
り、「被呼者に到達できない」旨のアナウンスがその有
線回線に送られるか又は次のブロック1327において
その命令により、アンサ・マシン機能としてのメッセー
ジ録音が行われる。ブロック1329においてはその命
令により、有線回線が「オンフック」状態とされ、プロ
セスは判断ブロック1307の入力部に戻って公衆電話
ネットワークからの別の呼の入来を待つ。
【0143】ハンドセットは又、図14の流れ図に基づ
き下に説明するプロセスを用いて、基地局を介して公衆
電話ネットワークに対する発呼が可能である。
【0144】図14のプロセスはブロック1401にお
ける初期化で始まる。ブロック1402においてその命
令により、システムIDがメモリから読み出される。ブ
ロック1403においてその命令により、順方向制御メ
ッセージ又はダウンリンク制御メッセージが同報又は送
信される。このメッセージは、このサービス地域の全て
のハンドセットによってモニタされる。
【0145】次に判断ブロック1405においてその命
令により、送信関連先行信号が受信されたかどうかが点
検される。点検結果が肯定的な場合、ブロック1407
においてその命令により、メモリに含まれるビジー/ア
イドル(使用中/空き)ビット状態が変更される。次の
判断ブロック1409において、完全な発呼信号が受信
されたかどうかが点検される。
【0146】もし結果が肯定的な場合、プロセスはブロ
ック1413に進みその命令により、発呼ハンドセット
から電話番号と電子一連番号とが取り出される。これら
の項目が、基地局のメモリに含まれる前に学習してあっ
た有効なリストと比較される。判断ブロック1415に
おいて、これらの項目がリストにマッチして有効且つ正
真であると判断された場合、ブロック1417において
その命令により、基地局が音声チャネル割り当てを発行
する。
【0147】次に、ブロック1409においてその命令
により、チャネル切り換え時間が後に続くように、タイ
マが10秒にセットされる。この時間長さは、上に述べ
たようにハンドセットにプログラムされている15秒よ
りも短くなるように選択されている。ブロック1421
においてその命令により、有線回線が「オフフック」状
態にされ、次の判断ブロック1423において、ダイヤ
ル音が受信されたかどうかが点検される。
【0148】もしダイヤル音が受信された場合、ブロッ
ク1425においてその命令により、タッチトーン方式
のダイヤル音が発信され、次のブロック1427に示す
ように、呼は進行状態となる。
【0149】ダイヤル音が受信されない場合、判断ブロ
ック1437においてその命令により、10秒のタイマ
セット時間が経過したかどうかが点検される。もし経過
していない場合、プログラムは判断ブロック1423に
戻る。もし経過している場合、プログラムはブロック1
439に進みその命令により、順方向音声チャネル再指
令コマンドが発行される。
【0150】次のブロック1441においてその命令に
より、音声チャネルから強制切断する信号が出され、ブ
ロック1443においてその命令により、有線回線が
「オンフック」状態にされる。それからプロセスは、ブ
ロック1403に戻り、ハンドセットからの別の発呼を
待つ。
【0151】判断ブロック1415に戻って、これら電
話番号及び電子一連番号の項目がリストにマッチしない
場合、プロセスはブロック1429に進みその命令によ
り、リスト中の指標が増値され、判断ブロック1431
において学習したIDリストが選択し尽くされているか
どうかが点検される。
【0152】もしリストが選択し尽くされていない場
合、プロセスは判断ブロック1415の入力部へ戻る。
もしリストが選択し尽くされている場合、プロセスはブ
ロック1435に進みその命令により、順方向制御チャ
ネル再指令コマンドが再発行される。それからプロセス
はブロック1403に戻り、ハンドセットからの別の発
呼を待つ。
【0153】コードレス基地局のローカルからセルラー
へのチャネル切り換え手順を図15に示す。ブロック1
501が示すように、呼が進行中で、チャネル切り換え
が推奨される状態にあるとする。判断ブロック1503
において、ハンドセットからフラッシュ信号による要求
(フラッシュ要求)が受信されているかどうかが点検さ
れる。もし受信されていない場合、プロセスはブロック
1503のまわりを循環する。
【0154】もしフラッシュ要求が受信されている場
合、次の判断ブロック1505において、チャネル切り
換え要求コードが受信されたかどうかが点検される。も
しチャネル切り換え要求コードが受信されていない場合
には、プロセスはブロック1507に進みその命令によ
り、再指令トーンが発信され、プロセスはブロック15
01に戻る。
【0155】もしチャネル切り換え要求コードが受信さ
れている場合、プロセスはブロック1509に進みその
命令により、タイマが30秒にセットされる。これで、
チャネル切り換えをその間に完了すべき時間枠が設定さ
れる。
【0156】ブロック1511においてその命令によ
り、フラッシュ信号が有線回線に対して発信される。次
の判断ブロック1513において、ダイヤル音が受信さ
れたかどうかが点検される。この命令はダイヤル音が受
信されるまで循環して実行される。次のブロック151
5においてその命令により、ハンドセットのセルラー番
号がメモリから取り出される。ブロック1517におい
てその命令により、呼が有線回線を介してハンドセット
のセルラー番号に転送される。
【0157】次の判断ブロック1521において、ハン
ドセットから信号トーンが受信されたかどうかが点検さ
れる。もし受信されていない場合、次の判断ブロック1
519において、タイマセット時間の30秒が経過した
かどうかが点検される。もし30秒が経過していない場
合、プロセスは判断ブロック1521の入力部に戻る。
もし30秒が経過している場合、プロセスは判断ブロッ
ク1525に進む(判断ブロック1525については下
に述べる)。
【0158】判断ブロック1521において、ハンドセ
ットから信号トーンが受信されたと判断された場合、プ
ロセスはブロック1523に進みその命令により、音声
チャネル上の送信は停止される。次のブロック1527
においてその命令により、有線回線が「オンフック」状
態に置かれる。その次のブロック1529においては、
初期化状態が示される。
【0159】判断ブロック1519においてタイマセッ
ト時間の30秒が経過したと判断さされてプロセスが進
む先として上記した判断ブロック1525においては、
監視用可聴周波トーン(SAT)がまだ活動中かどうか
が点検される。もし活動中でない場合には、プロセスは
ブロック1523に進み、その後は上記のように進行す
る。
【0160】もし監視用可聴周波トーンがまだ活動中の
場合、プロセスはブロック1531に進みその命令によ
り、有線回線が「オンフック」状態に置かれる。次にプ
ロセスは、呼が進行中であることを示すブロック150
1に戻る。
【0161】上に説明したシステムにおいては電波伝送
媒体インタフェースを例示のように構成したが、本発明
の原理は、最終的に公衆電話ネットワークに接続され
る、TDMA(時分割多元接続)システム又はその変形
のようなディジタルの電波伝送媒体インタフェース、構
内交換装置(PBX)、キーシステムを含む種々の変形
例、及びその他の電気通信インタフェース、にも適用が
可能であることを注記したい。
【0162】すなわち、以上の説明は、本発明の一実施
例に関するもので、この技術分野の当業者であれば、本
発明の種々の変形例を考え得るが、それらはいずれも本
発明の技術的範囲に包含される。
【0163】尚、特許請求の範囲に記載した参照番号は
発明の容易な理解のためで、その技術的範囲を制限する
よう解釈されるべきではない。
【0164】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明によれば、無
線電話移動通信システムにおいて広域(セルラー)とロ
ーカル(コードレス)との両通信システムで使用する周
波数帯域の間に特別の関係を持たせるように工夫を加
え、セルラーとコードレスとの両通信システムを、共通
の基本周波数帯域回路と単一アンテナとを備えた、基地
局及び複数の一体形無線電話ハンドセットによって構成
した。
【0165】したがって、従来の技術では、セルラーと
コードレスとの、アンテナも含めて別々のハンドセット
単体各1個を単に併せただけの一体化しかできず、機能
的にも各システム専用のハンドセットを個々にオンオフ
する構成であったのに対し、本発明によれば、周波数帯
域面での工夫と併せて、ハンドセットの両システム用回
路の一体化と装置の単一化が達成され、装置が経済面で
改善される。これは基地局についても同様である。又、
各サービス地域間でのチャネル切り換えも合理化でき、
無線電話移動通信運用上の効率が改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】広域地域及びローカル地域をそれぞれのサービ
ス範囲とする2個の別個の電波伝送媒体インタフェース
システムを有する無線電話システムを説明する略図であ
る。
【図2】広域地域及びローカル地域の、別個の電波伝送
媒体インタフェースをサポートする代表的な周波数スペ
クトルを説明するグラフである。
【図3】図1及び図2に示す無線電話システムにおける
両方の電波伝送媒体インタフェースに対して作動する移
動無線電話ハンドセットを説明する略図である。
【図4】図3の無線電話ハンドセットの動作の詳細を図
5〜図9と共に説明する流れ図である。
【図5】図3の無線電話ハンドセットの動作の詳細を図
4及び図6〜図9と共に説明する流れ図である。
【図6】図3の無線電話ハンドセットの動作の詳細を図
4、図5及び図7〜図9と共に説明する流れ図である。
【図7】図3の無線電話ハンドセットの動作の詳細を図
4〜図6、図8、及び図9と共に説明する流れ図であ
る。
【図8】図3の無線電話ハンドセットの動作の詳細を図
4〜図7、及び図9と共に説明する流れ図である。
【図9】図3の無線電話ハンドセットの動作の詳細を図
4〜図8と共に説明する流れ図
【図10】図6と図7との相互関係を示す説明図であ
る。
【図11】図8と図9との相互関係を示す説明図であ
る。
【図12】図3のハンドセットと通信を行うように作動
するセルラー又はコードレス基地局に設けられたトラン
シーバの略図である。
【図13】図12の基地局トランシーバの動作の詳細を
図14及び図15と共に説明する流れ図である。
【図14】図12の基地局トランシーバの動作の詳細を
図13及び図15と共に説明する流れ図である。
【図15】図12の基地局トランシーバの動作の詳細を
図13及び図14と共に説明する流れ図である。
【符号の説明】
101 公衆電話ネットワーク 102、105 トランク(中継線) 103 移動交換センタ 104 セルラー電話基地局 107 無線電話ハンドセット 115 コードレス電話基地局 201、202、203、204、205、206、2
07、208 周波数帯域 301 セルラー/900MHz帯コードレス信号受信
部 302 セルラー信号送信部 303 2.4GHz帯コードレス信号送信部 304 ユーザインタフェース(ディスプレイ等) 305 可聴周波処理回路 306 バス 307 マイクロコンピュータ 308 監視用可聴周波トーン(SAT)処理回路 309 モデム 311 電池 312 電力供給装置 322 第2混合器 323 第1中間周波回路 324 第1混合器 325 基準発振器(局部発振器) 326 第2中間周波回路 327 低雑音線形増幅器 328 セルラー/ISM帯域フィルタ 331、353 高周波増幅器 332、383 電力レベル制御器 333 セルラー/ISM入力用帯域フィルタ 335 ISM帯域阻止フィルタ 336 高周波数スイッチ 340、341 シンセサイザ回路 351 送信機部 354 分割器回路 355、356、357 高周波電力増幅器 358 セルラー送信用帯域フィルタ 361 周波数3倍増器 363、365 ISM帯域フィルタ 364 電力増幅器 366 直列LC共振フィルタ 382 アンテナ 1201 制御器 1210〜1217 スイッチ 1221 アンテナ 1222、1223、1228 セルラーフィルタ 1224、1254、1276 増幅器 1226、1237、1291 導線 1230、1283 混合器回路 1233 局部発振器 1235、1236 中間周波回路 1250 導線入力部 1252 発振器(セルラー用) 1262 発振器(ISM(コードレス)用) 1280 ノード 1272、1273、1275、1277、1281、
1287 ISMフィルタ 1286 周波数倍増器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェッセ ユーゲン ラッセル アメリカ合衆国、08854 ニュージャージ ー、ピスカタウェイ、タムス アベニュー 2 (72)発明者 ロバート エドワード シュローダー アメリカ合衆国、07045 ニュージャージ ー、モントビル、レノックス コート 18 (72)発明者 ロバート レイモンド ミラー サード アメリカ合衆国、07960 ニュージャージ ー、コンベント ステーション、ブラッド レー ロード 12

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1及び第2の電波伝送媒体インタフェ
    ースにおいて作動する汎用無線電話移動通信装置であっ
    て、この第1の電波伝送媒体インタフェースがアップリ
    ンク及びダウンリンク周波数帯域を有する第1の周波数
    範囲内で作動し、この第2の電波伝送媒体インタフェー
    スがアップリンク及びダウンリンク周波数帯域を有する
    第2の周波数範囲内で作動するようにした汎用無線電話
    移動通信装置、において、 1個の周波数帯域が前記第1の周波数範囲内の周波数よ
    りも整数倍大きく、 前記無線電話移動通信装置が、 前記両周波数範囲内で作動するために波長で定義される
    長さを有するアンテナ(382)を有する高周波処理回
    路と、 高周波/中間周波変換回路と、 前記アンテナを前記高周波/中間周波変換回路に相互接
    続する受信部であって、前記第1及び第2の周波数範囲
    においてダウンリンク信号を搬送するための第1のフィ
    ルタ(333、327、328)付き通信路と、前記第
    2の周波数範囲において信号を阻止するための回路(3
    35)とを有し、この阻止するための回路を前記第1の
    フィルタ付き通信路へ制御可能に切り換えられるように
    した受信部(301)と、 前記第1の周波数範囲内でアップリンク信号を搬送する
    ために前記アンテナを前記高周波/中間周波変換回路に
    相互接続し且つ信号分割回路を有する第1の送信部(3
    02)と、 前記アンテナに接続され前記信号分割回路からアップリ
    ンク信号を受信するように接続され且つ前記信号分割回
    路から受信された周波数を前記第2の周波数範囲のアッ
    プリンク帯域へ増大させるための信号増倍回路(36
    1)を有する第2の送信部であって、前記受信部と前記
    第1の送信部とこの第2の送信部とが共通の混合装置と
    中間周波処理装置とを共用するようにした第2の送信部
    (303)と、 からなることを特徴とする、汎用無線電話移動通信装
    置。
  2. 【請求項2】 前記受信部と前記第1の送信部とを前記
    アンテナに結合する二重フィルタ(333、358)を
    さらに有することを特徴とする請求項1の装置。
  3. 【請求項3】 前記信号増倍回路が乗数3で増倍する信
    号増倍回路であることを特徴とする請求項1の装置。
  4. 【請求項4】 前記第1及び第2の送信部における電力
    増幅を制御するための電力制御回路(332、383)
    をさらに有することを特徴とする請求項1の装置。
  5. 【請求項5】 前記アンテナが、前記第1及び第2の周
    波数範囲のうちの低い方の周波数の波長の4分の1の長
    さを有することを特徴とする請求項1の装置。
  6. 【請求項6】 移動電話加入者のハンドセットを広域地
    域サービスシステムとローカル地域サービスシステムと
    において選択的に操作する、汎用無線電話移動通信方法
    であって、電源がオンにされた後、ローカル地域サービ
    スが使用可能化されているかどうかを調査することによ
    って初期化を行うステップからなる汎用無線電話移動通
    信方法において、 もしローカル地域サービスが使用可能化されていない場
    合に、広域地域サービスが使用可能化されているかどう
    かを調査するステップと、 どのサービスが使用可能化されているかを判断し且つ無
    線電話通信用の有効なチャネルを取得するステップと、 ローカル地域/広域地域サービスのうち使用可能化され
    ているサービスについて有効なシステム識別子を点検す
    るステップと、 ローカル地域/広域地域サービスのうち使用可能化され
    ているサービスについて活動呼状態を設立するステップ
    と、 からなることを特徴とする汎用無線電話移動通信方法。
  7. 【請求項7】 チャネル切換操作によってサービスをロ
    ーカル地域サービスから広域地域サービスに移転するス
    テップをさらに有し、 このチャネル切換操作が、 進行中の呼の信号強度の減少を検出するステップと、 間もなく行われるチャネル切り換えについての通告をハ
    ンドセットユーザに与えるステップと、 ローカル地域サービスの地域局との通信を継続しなが
    ら、広域地域サービスセットアップチャネルを取得する
    ために前記ハンドセットを再同調させるステップと、 広域地域サービスの地域局からの呼び出し信号を検出し
    て、前記ハンドセットから呼び出し応答信号を発信する
    ステップと、 広域地域サービスシステムにおける音声チャネルを割り
    当てて、前記ハンドセットをこのチャネルに同調させる
    ステップと、からなることを特徴とする請求項6の方
    法。
  8. 【請求項8】 チャネル切換操作によってサービスを広
    域地域サービスからローカル地域サービスに移転するス
    テップをさらに有し、 このチャネル切換操作が、 ハンドセットをローカル地域サービスセットアップチャ
    ネルに同調させるステップと、 ハンドセットが有効なシステム識別子を有するかどうか
    について判断するステップと、 チャネル切り換えについての通告を発信するステップ
    と、 ローカル地域サービスの地域局からの呼び出し信号を検
    出して、前記ハンドセットから呼び出し応答信号を発信
    するステップと、 ローカル地域サービスシステムにおける音声チャネルを
    割り当てて、前記ハンドセットをこのチャネルに同調さ
    せるステップと、からなることを特徴とする請求項6の
    方法。
  9. 【請求項9】 ローカル地域サービスから広域地域サー
    ビスへのサービスの移転を可能化するステップをさらに
    有し、 サービスの移転を可能化するこのステップが、 前記ハンドセットがローカル地域サービスの基地局のサ
    ービス範囲を離れつつあることを、前記ハンドセット上
    の表示機構によって表示するステップと、 前記ハンドセットをローカル地域サービスの基地局から
    広域地域サービスの基地局へ移転するためのチャネル切
    り換えプロセスを前記ハンドセットが開始することを可
    能化するユーザの入力に応答するステップとからなるこ
    とを特徴とする請求項6の方法。
  10. 【請求項10】 指定された加入者のハンドセットへの
    基地局からの呼を完了するための通信接続が得られない
    ことを通報するために用いられるメッセージを記録する
    ステップをさらに有することを特徴とする請求項6の方
    法。
  11. 【請求項11】 次に起動されたときに前記ハンドセッ
    トにより前記加入者に読み上げるために、通信接続が得
    られないことの通報に続いて発呼者のメッセージを記録
    するステップをさらに有することを特徴とする請求項1
    0の方法。
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