JPH089570B2 - 2−ヒドロキシ−3−プロピル−4−置換アセトフエノン - Google Patents

2−ヒドロキシ−3−プロピル−4−置換アセトフエノン

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JPH089570B2
JPH089570B2 JP4968287A JP4968287A JPH089570B2 JP H089570 B2 JPH089570 B2 JP H089570B2 JP 4968287 A JP4968287 A JP 4968287A JP 4968287 A JP4968287 A JP 4968287A JP H089570 B2 JPH089570 B2 JP H089570B2
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年康 間瀬
竜二 都築
弘 原
清志 村瀬
健一 富岡
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は,医薬,殊にSRS−A(Slow reacting subst
ancl of anaphylaxis)拮抗剤として有用な下記一般式
で示される新規2−ヒドロキシ−3−プロピル−4−置
換アセトフェノンまたはその塩に関する。
[式中,X1は酸素原子または単結合を, nは、1,2または3を, X2は酸素原子または硫黄原子を, は1,3,4−チアジアゾール−2,5−ジイル基,フェニ
レン基または低級アルキレン基を, X3は酸素原子または硫黄原子を, は単結合,フェニレン基, 式 で示される基,または硫黄原子で中断された低級アルキ
レン基を, Rは水素原子または低級アルキル基を 夫々意味する。ただし,が単結合であるときは,は
低級アルキレン基を意味し,また,X1が単結合で且つn
が1のときは,X2は酸素原子を意味する。] (従来の技術) 本発明の化合物は,2−ヒドロキシ−3−プロピル ア
セトフェノンの4位に式−X1−(CH2)n−X2−−X3−CH
2−COORで示される基を有する点に構造上の特徴を有
する新規化合物である。かかる化合物を報告した文献は
見当らない。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明の目的化合物はSRS−Aに対し協力な拮抗作用
を有する。
ヒトのアレルギー性喘息やその他のアトピー性疾患,
あるいは動物のアナフィラキシーショックにおいて,種
々の化学伝達物質が肺やその他の組織から遊離され,気
管支筋,肺血管などの平滑筋を収縮したり,皮膚血管の
透過性を亢進するなどして生体に障害をひきおこすと考
えられている。このような化学伝達物質としてヒスタミ
ンおよびSRS−Aがあげられる。ヒスタミンはモルモッ
トのアナフィラキシーショックにおいては重要な役割を
はたしているが,ヒトアレルギー性喘息においてはあま
り重要な化学伝達物質ではない(Eiser,Pharmac.Ther.,
17,239-250(1982))。一方,SRS−Aがヒトのアレルギ
ー性喘息において最も重要な化学伝達物質であることを
示唆する多くの証拠がある(Brocklehurst,J.Physiol.,
151,416-435(1960);AustinおよびOrange,Am.Rev.Res
p.Dis.,112,423-436(1975);AdamsおよびLichtenstei
n,Immunol.,122,555-562(1979))。
アレルギー性反応の症状を予防ないし除去または軽減
するための薬剤の開発はかかる化学伝達物質の産生,放
出を抑制することまたはそれらの効果に拮抗することを
目標として行われていた。ヒスタミンの放出を抑制する
薬剤としてはジソジウムクロモグリケート(disodium c
romoglycate)が著名であり,ヒスタミンに拮抗する薬
剤としては,多数の抗ヒスタミン剤が市販されている。
一方,SRS−Aは,ヒスタミンが速効性で持続時間が短い
化学伝達体であるのに対し,遅効性で持続時間が長い化
学伝達体として知られていたが,最近Samuelssonが構造
決定したロイコトリエンC4,D4およびE4の混合物である
ことが明らかにされた。SRS−A即ちロイコトリエン(L
eukotriens)は多価不飽和脂肪酸(特にアラキドン酸)
のリポキシゲナーゼによる代謝物であり,前記アレルギ
ー性反応における化学伝達体としての作用以外に粘液分
泌亢進作用,繊毛運動低下作用,冠血管収縮作用,心収
縮力低下作用等の作用があることが明らかにされてい
る。従って,このようなSRS−Aの産生,放出を抑制ま
たはそれらの効果に拮抗する薬物の開発が望まれてい
る。
本発明者等はRAS−Aの産生,放出を抑制する薬剤ま
たはこれらの効果に拮抗する薬剤の探索を進めて来た。
その結果,本発明化合物(I)がSRS−Aに協力に拮抗
することを見出し,本発明を完成した。
(問題点を解決するための手段) 上記一般式(I)または後述する一般式の化合物につ
いてさらに説明すると,つぎの通りである。
一般式の説明中,「低級」の語は,炭素数が1〜6個
の直鎖または分枝状の炭素鎖を意味する。したがって,
『低級カルキレン基』としては,具体的にはメチレン
基,エチレン基,メチルメチレン基 トリメチレン基,1−メチルエチレン基 2−メチルエチレン基 テトラメチレン基,1−メチルトリメチレン基,2−メチル
トリメチレン基,3−メチルトリメチレン基,1−エチルエ
チレン基,2−エチルエチレン基,ペンタメチレン基,1−
メチルテトラメチレン基,2−メチルテトラメチレン基,3
−メチルテトラメチレン基,4−メチルテトラメチレン
基,ヘキサメチレン基等が,また,『低級アルキル基』
としては,たとえばメチル基,エチル基,プロピル基,
イソプロピル基,ブチル基,sec−ブチル基,tert−ブチ
ル基,ペンチル基等が挙げられる。
また,『フェレニン基』としては,m−フェニレン基,p
−フェニレン基,o−フェニレン基を,『硫黄原子で中断
された低級アルキル基』としては,たとえば式−CH2SCH
2−,−(CH2)2SCH2−,−(CH2)3S(CH2)2−, で示される基を挙げることができる。
また,一般式(I)で示される化合物の中,Rが水素原
子である化合物は塩を形成するものが存在する。本発明
は上記一般式(I)の化合物の塩をも包含するものであ
り,そのような塩としては,ナトリウム,カリウムなど
の無機塩基との塩,エチルアミン,プロピルアミン,ジ
エチルアミン,トリエチルアミン,モルホリン,ピペリ
ジン,N−エチルピペリジン,ジエタノールアミン,シク
ロヘキシルアミンなどの有機塩基との塩,リジン,オル
ニチン等の塩基性アミノ酸との塩,アンモニウム塩や,
塩酸,硫酸,リン酸,臭化水素酸などの鉱酸塩,酢酸,
シュウ酸,コハク酸,クエン酸,マレイン酸,リンゴ
酸,フマール酸,酒石酸,メタンスルホン酸などの有機
酸との塩,グルタミン酸、アスパラギン酸などの酸性ア
ミノ酸との塩が挙げられる。
(発明の効果) 本発明化合物(I)は前述のとおり,SRS−Aに強力に
拮抗する。次に,本発明化合物のSRS−A拮抗作用を,
試験方法と共に示す。
モルモット回腸における抗SRS−A作用 方法:体重500-700gのHartley系モルモットを頭部打撲
により殺した。回腸標本を,95%酸素+5%二酸化炭素
を通気させた37℃のタイロード液の入ったマグヌス槽内
に1gの張力で懸垂した。組織を60分間平衡化させた。こ
の間にタイロード液を15分ごとに取替え,その都度張力
を1gに調整した。等尺性の収縮をストレンゲージ トラ
ンデューサーを介してレクチコーダーに記録した。サブ
マキシマル濃度のSRS−A(モルモット肺より調製し
た)に対する回腸の収縮反応を,薬物非存在下で,続い
て種々濃度の薬物存在下で測定した。薬物のインキュベ
ーション時間は20分とした。
結果:表1に示したように,本発明化合物(実施例6,7,
8,9,10,11)はモルモット回腸において,強い抗SRS−A
作用を示し,そのIC50値(50%抑制濃度)は5.2×10-8
〜2.5×10-7Mであった。
以上のとおり本発明化合物は,SRS−Aに拮抗するので
SRS−Aに起因する種々のアレルギー性疾患(例えば気
管支喘息,アレルギー性鼻炎,じん麻疹)やSRS−Aに
起因する種々虚血性心疾患,炎症などの予防,治療に有
用である。
また,本発明化合物中にはSRS−A拮抗作用の他に,SR
S−A産生,放出抑制作用や気管支拡張作用を併用する
化合物も含まれている。
更に本発明化合物は抗潰瘍剤としても有用である。
本発明化合物(I)は,そのままもしくは自体公知の
薬学的に許容されうる担体,賦形剤などと混合した医薬
組成物[例,錠剤,カプセル剤,散剤,顆粒剤,丸剤,
軟膏剤,シロップ剤,注射剤,吸入剤,坐剤]として経
口的もしくは非経口的に安全に投与することができる。
投与量は投与対象,投与ルート,症状などによっても異
なるが,通常成人1日当り0.1〜500mg好ましくは1〜20
0mgであり,これを1日2〜3回に分けて経口または非
経口投与する。
(製造方法) 本発明の化合物はたとえばつぎの反応式で示される方
法により製造される。
(上記式中,X1,n,X2,,X3,およびRは前記と同
じ意味を表わす。その他の記号は以下の意味を示す。
Hal:ハロゲン原子 M:水素原子またはアルカリ金属原子 R′:低級アルキル基) 第1製法 本発明の化合物は,一般式(II)で示される置換アル
キルハライドと,一般式(III)で示されるヒドロキシ
−またはメルカプト−置換化合物またはそのアルカリ金
属置換体とを反応させることによって製造される。
反応は,化合物(II)と化合物(III)とをほぼ等モ
ルあるいは一方をやや過剰モルとして,ジメチルホルム
アミド,ジメチルスルホキシド,メタノール,エタノー
ル,プロパノール,アセトン,メチルエチルケトン,テ
トラヒドロフラン,クロロホルム,ジオキサン等の有機
溶媒中で行なわれる。
化合物(III)として,ヒドロキシ−またはメルカプ
ト−置換化合物を用いるときは,通常塩基の存在下に反
応が行われ,その際使用される塩基としては炭酸カリウ
ム,トリトンB,水酸化カリウム,水素化ナトリウムなど
が好適である。また,反応を促進するために,触媒量の
ヨウ化カリウム,臭化テトラn−ブチルアンモニウムな
どを添加してもよい。反応温度は特に現定はないが,通
常室温または加温下に設定される。
第2製法 この方法は,一般式(IV)で示されるヒドロキシ−ま
たはメルカプト−置換化合物またはそのアルカリ金属置
換体と一般式(IV)で示されるアルキルハライドとを反
応させるものであり,第1製法と同様に行うことができ
る。
第3製法 この製造法は,目的化合物(I)のうち,Rが低級アル
キル基である化合物(Ia)を脱エステル化して対応する
遊離カルボキシ基を有する目的化合物(Ib)を得るもの
である。脱エステル化反応においては,炭酸ナトリウ
ム,水酸化ナトリウム等の塩基又はトリフルオロ酢酸,
塩酸等の存在下に加水分解する方法が採用できる。
以上の方法によって製造された本発明の化合物は,抽
出,再結晶,カラムクロマトグラフィー等この分野にお
いて通常用いられる化学操作を適用して単離精製され
る。
(実施例) つぎに実施例を記載し,本発明をさらに説明する。な
お,実施例で使用する原料化合物の製造例を参考例とし
て示す。
参考例1. レゾルシノール0.5g,エチルp−クロロメチルフェノ
キシアセテート0.45g,N,N−ジメチルホルムアミド,無
水炭酸カリウム0.28gの混液を50〜60℃で6時間攪拌す
る。反応液を氷水中に注ぎ,希塩酸で酸性とし,酢酸エ
チルで抽出する。抽出液を水洗し,無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥し,減圧濃縮し,残留物をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーに付し,トルエン−酢酸エチル(9:
1)の混液で溶出しエチル[p−(m−ヒドロキシフェ
ノキシ)メチル]フェノキシアセテート0.3gを得た。
(i) 融点123〜124℃ (ii) 元素分析値(C17H18O5として) C(%) H(%) 理論値 67.54 6.00 実験値 67.82 6.13 実施例1. 2−ヒドロキシ−4−[3−[(5−メルカプト−1,
3,4−チアジアゾール−2−イル)チオ]プロポキシ]
−3−プロピルアセトフェノン400mg,エチル −クロロ
メチルフェノキシアセテート200mg,無水炭酸カリウム15
0mg,N,N−ジメチルホルムアミド5mlの混液を室温で2時
間攪拌する。反応液にトルエン30mlを加え,希水酸化ナ
トリウム水溶液で洗い,次いで水洗し,無水硫酸マグネ
シウムで乾燥し減圧濃縮して,エチル p−[[[5−
[[3−(4−アセチル−3−ヒドロキシ−2−プロピ
ルフェノキシ)プロピル]チオ]−1,3,4−チアジアゾ
ール−2−イル]チオ]メチル]フェノキシアセテート
500mgを得た。
(i) 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS内部標準) ppm:0.92(t,3H),1.28(t,3H),1.2〜1.8(m,2H),2.2
〜2.6(m,2H),2.54(s,3H),2.64(t,2H),3.48(t,2
H),4.16(t,2H),4.26(q,2H),4.44(s,2H),4.58
(s,2H),6.42(d,1H),6.84(d,1H),7.34(d,1H),7.
58(d,1H),1.27(s,1H) (ii) マススペクトル m/z=576(M+) 以下同様にして次の化合物を合成した。
実施例2. エチル[[3−[[5−[[3−(4−アセチル−3−
ヒドロキシ−2−プロピルフェノキシ)プロピル]チ
オ]−1,3,4−チアジアゾール−2−イル]チオ]プロ
ピル]チオ]アセテート 理化学的性状 (i) 油状物 (ii) 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS内部標準) ppm:0.94(t,3H),1.28(t,3H),1.3〜1.7(m,2H),2.0
〜2.5(m,4H),2.56(s,3H),2.5〜2.9(m,4H),3.21
(s,2H),3.2〜3.6(m,4H),4.0〜4.4(m,4H),6.42
(d,1H),7.58(d,1H),12.72(s,1H) 実施例3. エチル p−[[m−[3−(4−アセチル−3−ヒド
ロキシ−2−プロピルフェノキシ)プロポキシ]フェノ
キシ]メチル]フェノキシアセテート 理化学的性状 (i) 油状物 (ii) 核磁気共鳴スペクトル(DMSO-d6,TMS内部標
準) ppm:0.84(t,3H),1.20(t,3H),1.2〜1.7(m,2H),2.0
〜2.4(m,2H),2.52(s,3H),4.0〜4.4(m,4H),2.4〜
2.7(m,2H),4.16(q,2H),4.76(s,2H),4.96(s,2
H),6.4〜8.0(m,10H),12.80(s,1H) 実施例4. エチル p−[[m−[(4−アセチル−3−ヒドロキ
シ−2−プロピルベンジル)オキシ]フェノキシ]メチ
ル]フェノキシアセテート 理化学的性状 (i) 油状物 (ii) 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS内部標準) ppm:1.00(t,3H),1.30(t,3H),1.4〜1.8(m,2H),2.6
2(s,3H),2.5〜2.8(m,2H),4.28(q,2H),4.62(s,2
H),4.96(s,2H),5.06(s,2H),6.5〜7.7(m,10H),1
2.64(s,1H) 実施例5. エチル [[3−[[3−(4−アセチル−3−ヒドロ
キシ−2−プロピルフェノキシ)プロピル]チオ]プロ
ピル]チオ]アセテート 理化学的性状 (i) 油状物 (ii) 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS内部標準) ppm:0.93(t,3H),1.27(t,3H),1.3〜1.8(m,2H),1.8
〜2.3(m,4H),2.54(s,3H),2.5〜2.9(m,8H),3.19
(s,2H),4.0〜4.3(m,4H),6.42(d,1H),7.57(d,1
H),12.6(s,1H) 実施例6. 実施例4で得られた,エチル p−[[m−[(4−
アセチル−3−ヒドロキシ−2−プロピルベンジル)オ
キシ]フェノキシ]メチル]フェノキシアセテート100m
g,メタノール3ml,水0.5ml水酸化カリウム100mgの混液を
50〜60℃で1時間攪拌する。反応液を約1mlに減圧濃縮
し,希塩酸で酸性とし,酢酸エチルで抽出する。抽出液
を水洗し,無水硫酸マグネシウムで乾燥し減圧濃縮す
る。残留物を2−プロパノールにより再結晶して,p−
[[m−[(4−アセチル−3−ヒドロキシ−2−プロ
ピルレンジル)オキシ]フェノキシ]メチル]フェノキ
シ酢酸60mgを得た。
理化学的性状 (i) 融点142〜145℃ (ii) 核磁気共鳴スペクトル(DMSO-d6,TMS内部標
準) ppm:0.92(t,3H),1.2〜1.8(m,2H),2.4〜2.8(m,2
H),2.64(s,3H),4.64(s,2H),4.98(s,2H),5.12
(s,2H),6.5〜8.0(m,10H),12.68(s,1H) 以下同様にして次の化合物を得た。
実施例7. p−[[[5−[[3−(4−アセチル−3−ヒドロキ
シ−2−プロピルフェノキシ)プロピル]チオ]−1,3,
4−チアジアゾール−2−イル]チオ]メチル]フェノ
キシ酢酸 理化学的性状 (i) 油状物 (ii) 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,TMS内部標準) ppm:0.96(t,3H),1.2〜1.8(m,2H),2.2〜2.5(m,2
H),2.6(s,3H),2.5〜2.8(m,2H),3.50(t,2H),4.18
(t,2H),4.46(s,2H),4.68(s,2H),6,3〜7,8(m,10
H),12.7(s,1H) 原料化合物 実施例1の化合物 実施例8. [[3−[[5−[[3−(4−アセチル−3−ヒドロ
キシ−2−プロピルフェノキシ)プロピル]チオ]−1,
3,4−チアジアゾール−2−イル]チオ]プロピル]チ
オ]酢酸 理化学的性状 (i) 油状物 (ii) 元素分析値(C21H8N2O5S4として) C(%) H(%) N(%) S(%) 計算値 48.81 5.46 5.42 24.82 実験値 48.59 5.64 5.18 24.74 原料化合物 実施例2の化合物 実施例9. p−[[m−[3−(4−アセチル−3−ヒドロキシ−
2−プロピルフェノキシ)プルポキシ]フェノキシ]メ
チル]フェノキシ酢酸 理化学的性状 (i) 融点61〜63℃ (ii) 核磁気共鳴スペクトル(DMSO-d6,TMS内部標
準) ppm:0.84(t,3H),1.2〜1.6(m,2H),2.0〜2.3(m,2
H),2.4〜2.8(m,2H),2.56(s,3H),4.0〜4.4(m,4
H),4.64(s,2H),4.96(s,2H),6.4〜7.9(m,10H),1
2.80(s,1H) 原料化合物 実施例3の化合物 実施例10. [[3−[[3−(4−アセチル−3−ヒドロキシ−2
−プロピルフェノキシ)プロピル]チオ]プロピル]チ
オ]酢酸 理化学的性状 (i) 油状物 (ii) 元素分析値(C19H28O5S2として) C(%) H(%) S(%) 計算値 56.97 7.05 16.01 実験値 56.70 7.22 16.00 原料化合物 実施例5の化合物 実施例11. 2−ヒドロキシ−4−[3−[(5−メルカプト−1,
3,4−チアジアゾール−2−イル]チオ]プロポキシ]
−3−プロピルアセトフェノン400mg,p−ブロモメチル
安息香酸250mg,無水炭酸カリウム150mg,N,N−ジメチル
ホルムアミド5mlの混液を50〜60℃で2時間攪拌する。
水30mlを加え、酢酸エチルで洗ったのち、希塩酸で酸性
とし酢酸エチルで抽出する。抽出液を水洗し,無水硫酸
マグネシウムで乾燥し減圧濃縮する。残留物をn−ヘキ
サンで洗い,次いで酢酸エチルより再結晶して,p−
[[[5−[[3−(4−アセチル−3−ヒドロキシ−
2−プロピルフェノキシ)プロピル]チオ]−1,3,4−
チアジアゾール−2−イル]チオ]メチル]安息香酸11
0mgを得た。
理化学的性状 (i) 融点 122℃ (ii) 元素分析値(C24H26N2O5S3として) C(%) H(%) N(%) S(%) 計算値 55.58 5.05 5.40 18.55 実験値 55.85 5.05 5.17 18.49
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 69/712 Z 9546−4H 323/12 323/16 323/19 323/20 323/22 323/52 323/56 C07D 285/125 285/13 // A61K 31/19 ABF 31/215 AED 31/22 ABM 31/41 ACD

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 [式中、X1は酸素原子または単結合を nは、1,2または3を X2は酸素原子または硫黄原子を, は1,3,4−チアジアゾール−2,5−ジイル基,フェニレ
    ン基または低級アルキレン基を, X3は酸素原子または硫黄原子を, は単結合,フェニレン基, 式 で示される基または硫黄原子で中断された低級アルキレ
    ン基を Rは水素原子または低級アルキル基を 夫々意味する。ただし,が単結合であるときは,は
    低級アルキレン基を意味し,また,X1が単結合で且つn
    が1のときは,X2は酸素原子を意味する。] で示される2−ヒドロキシ−3−プロピル−4−置換ア
    セトフェノン。
JP4968287A 1986-03-24 1987-03-03 2−ヒドロキシ−3−プロピル−4−置換アセトフエノン Expired - Lifetime JPH089570B2 (ja)

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JP4968287A Expired - Lifetime JPH089570B2 (ja) 1986-03-24 1987-03-03 2−ヒドロキシ−3−プロピル−4−置換アセトフエノン

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