JPH0893982A - 流路接続装置 - Google Patents

流路接続装置

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Publication number
JPH0893982A
JPH0893982A JP6232922A JP23292294A JPH0893982A JP H0893982 A JPH0893982 A JP H0893982A JP 6232922 A JP6232922 A JP 6232922A JP 23292294 A JP23292294 A JP 23292294A JP H0893982 A JPH0893982 A JP H0893982A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flow path
joint
seal
hole
port
Prior art date
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Pending
Application number
JP6232922A
Other languages
English (en)
Inventor
Jun Nishioka
潤 西岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Keiki Inc
Original Assignee
Tokimec Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokimec Inc filed Critical Tokimec Inc
Priority to JP6232922A priority Critical patent/JPH0893982A/ja
Publication of JPH0893982A publication Critical patent/JPH0893982A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 機器の大きさ及び質量が軽減できると共に、
信頼性の高い流路接続装置を得る。 【構成】 マニホールド1の流路開口部に設けられた該
流路よりも大径のポート孔3と、ポート孔3内に装着さ
れ、先端側に後端側受圧部よりも小面積に設定されたシ
ール面9aを有する筒状の継手部9と、継手部9とポー
ト孔3の底部との間に設置されて該流路継手を相手機器
側に付勢するコイルバネ7と、流体機器17の流路開口
部に設けられてシール面9aと共にメタルシール面を形
成するポートシール部19とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】ポンプ、モータ、シリンダ、バル
ブ等の流体機器とマニホールドとを接続する流路接続装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の流路接続装置の側面図であ
る。この図に示すものはMIL規格(米国国防省規格)
に定められた接続機構であり、規格MS33656に定
められた継手端51と規格MS33649に定められた
ボス53により構成されている。継手端51の先端部に
は雄ねじが、ボス53には雌ねじがそれぞれ形成されて
いる。そして、継手端51をボス53に捩じ込んで両者
を接続し、流路のシールは継手端51とボス53との間
に設置されたOリング55により保つように構成されて
いる。
【0003】図8は他の従来例の側面図である。この例
は、バルブ等の流体機器のボディ57及びマニホールド
59に深孔57a及び59aをそれぞれ設け、この深孔
57a、59aにトランスファチューブ61を嵌挿した
ものである。接続部のシールはトランスファチューブ6
1の両端近くに設置された2個のOリング63、65及
びそれぞれのOリング63、65を挟んで配置された4
個のバックアップリング67、69、71、73により
保たれている。
【0004】図9は他の従来例の側面図である。マニホ
ールド75の端面と流体機器77の端面とを直接接合
し、このの接合面にOリング79及びバックアップリン
グ81、83を設置してシールを保つようにしたもので
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の流路接続装置には、それぞ以下に記すような問
題点があった。まず、図7に示した流路接続装置におい
ては、ねじ機構を有しており、流体機器53を取り付け
るに際して、外部からレンチ等の工具を使用して継手端
51に一体に形成されたナット部51aを回す必要があ
る。そのため、流路接続装置をマニホールドの内面また
は流体機器の内面に設けることができない。
【0006】また、図8の流路接続装置においては、流
体機器57及びマニホールド59双方にトランスファチ
ューブ61を装着する深孔57a、59aを設ける必要
があり、流体機器57及びマニホールド59が大きくか
つ重くなる。さらに、流体機器57及びマニホールド5
9双方に設けた2個の深孔57a、59aの深さの和は
装着されるトランスファチューブ61の長さよりわずか
ではあっても長くする必要があるので、トランスファチ
ューブ61を装着した状態でトランスファチューブ61
の端面と深孔57aまたは59aの底部との間に隙間が
生ずることになる。そのため、トランスファチューブ6
1を流れる流体の流速または方向が変化するとトランス
ファチューブ61が深孔内を移動することになる。そし
て、この移動の繰り返しによりシール用Oリング63、
65が摩擦損傷することがある。
【0007】さらに、図9の流路接続装置においては、
Oリング79が正常にシール効果を発揮している場合の
流体受圧面積はOリング79と流路の側壁で囲まれる一
定の範囲に限定されている。しかし、Oリング79が損
傷した場合には流体受圧面積がOリング79の外側に急
激に拡大するため、流体機器77をマニホールド75に
固定している機構、例えば数本のボルト(図示なし。)
が破壊する可能性が高い。そのため、図9の流路接続装
置は、高圧機器あるいは高信頼性を必要とする機器には
適さない。
【0008】本発明はかかる問題点を解決するためにな
されたものであり、機器の大きさ及び質量が軽減できる
と共に、信頼性の高い流路接続装置を得ることを目的と
している。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の流路接続装置
は、連結されて互いに流体系路を形成する一対の機器の
該連結部の一方の流路開口部に設けられた該流路よりも
大径の孔と、該孔内に装着され、先端側に後端側受圧部
よりも小面積に設定されたシール面を有する筒状の流路
継手と、該流路継手と前記孔の底部との間に設置されて
該流路継手を相手機器側に付勢する付勢手段と、他方の
流路開口部に設けられて前記シール面と共にメタルシー
ル面を形成するポートシール部とを備えたものである。
【0010】また、連結されて互いに流体系路を形成す
る一対の機器の該連結部の一方の流路開口部に設けられ
た該流路よりも大径の孔と、該孔内に装着され、先端側
にテーパ状の第1シール面が凹陥して形成された筒状の
流路継手と、該流路継手と前記孔の底部との間に設置さ
れて該流路継手を相手機器側に付勢する付勢手段と、他
方の流路開口部に凹陥させて形成されたテーパ状の第2
シール面からなるポートシール部と、両端面に前記第1
及び第2シール面に当接可能な球面状のシール面を有
し、前記流路継手と前記ポートシール部との間に介在設
置されたリング状のシール体を備えたものである。
【0011】
【作用】上記のように構成された流路接続装置において
は、孔内に設置された付勢手段が流路継手を相手機器側
に付勢し、この付勢力によって流路継手のシール面が相
手機器のポートシール部に押し付けられてゼロ圧力時の
シール機能が発揮される。また、高圧流体が流れると流
路継手の後端側受圧部と流路継手のシール面との受圧面
積の差により、流路継手が相手機器側に押し付けられ、
流路継手のシール面と相手機器のポートシール部とのシ
ール性がより向上する。
【0012】また、シール体の両端シール面が球面に形
成されているので、シール体は傾動可能となり、これに
よって流路継手のシール面の中心線とポートシール部の
中心線の一致の誤差を吸収することができる。
【0013】
【実施例】
実施例1.図1は本発明の一実施例の側面図である。図
において、1はマニホールド(本明細書においては、マ
ニホールド及び後述する流体機器は説明に必要な部分の
みを示すものとする。)、3はマニホールド1に設けた
ポート孔、5はポート孔3の底部に設置されたバネシー
トであり、バネシート5の中心部には流路を形成する孔
が設けられている。7はバネシート5の上方に設置され
たコイルバネ、9はコイルバネ7の上方に設置された継
手部である。継手部9は、その上端側に円錐台形状に形
成された継手シール部9aと、継手シール部9aの下側
に設けられてポート孔3とのシールを行うポート孔シー
ル部9bと、ポート孔シール部9bの下側に設けられて
コイルバネ7のガイドを行うバネガイド部9cとから構
成されている。バネガイド部9cの軸方向中央部には4
個の丸孔が、またバネガイド部9cの下端部には4個の
半円切り欠きが設けられている。これらの丸孔及び半円
切り欠きの目的は流路の補償(後述の図2のように組立
てられるとバネガイド部9cの下端とポート孔底との隙
間が小さくなる)と、軽量化(航空機用の場合)であ
る。
【0014】13はポート孔シール部9bに設置されて
ポート孔3とのシールを行うOリング、15、16はO
リング13の両側に設置されたバックアップリングであ
る。継手部9は、ポート孔3に設置した状態では、図1
に示すように、継手シール部9aがマニホールド1の接
合面11よりも上方に突出するように配置されている。
なお、このときコイルバネ7はほぼ無負荷の状態であ
る。17はバルブ等の流体機器、19は流体機器17の
接合面18から凹陥して設けられたポートシール部であ
り、継手シール部9aと接合可能な円錐台形状に形成さ
れている。
【0015】流体機器17をマニホールド1に接続する
には、図1の状態から、継手シール部9aの中心線とポ
ートシール部19の中心線とが一致するようにしながら
流体機器17をマニホールド1に組み込む。このときの
状態を図2に示す。図2のように組み込まれた流体機器
17は、流体機器17にあけられたボルト用孔、マニホ
ールド1にあけられたねじ孔及びこれらを結合するボル
ト(いずれも図示を省略した。)により、接合面11及
び接合面18が圧接するように、マニホールド6に固定
される。
【0016】図2の状態においては、コイルバネ7が圧
縮され、このバネ力によって継手シール部9aがポート
シール部19に押し付けられてメタルシール面を形成
し、ゼロ圧力時のシール機能を発揮する。また、形成さ
れた流路に圧力が加わると(高圧流体が流れると)、こ
の流体の圧力はポート孔シール部9bの下側端面に作用
して継手部9を流体機器17側へ押し付ける力となり、
また継手シール部9aに作用して継手部9と流体機器1
7を分離する力となる。そして、継手シール部9aより
もポート孔シール部9bの下側端面の受圧面積を大きく
設定されているので、継手部9を流体機器17側へ押し
付ける力が大きくなり、メタルシール面のシール性がよ
り向上する。
【0017】また、継手シール部9aとポートシール部
19との接触面に損傷が生じて流体の漏れが発生して
も、シール面はメタルシールであり、Oリングシールの
場合のように損傷が拡大することはなく、漏れた流体の
圧力は当該部で急激な圧力低下をもたらす。したがっ
て、漏れにより高圧流体の受圧面積が増大することはな
く、二次損傷が発生することもない。
【0018】また、継手部9とポート孔3との間のシー
ルはOリング13および2個のバックアップリング1
5、16によって行っており、この方式は図8に示した
従来のトランスファチューブのシール方式と一見同様で
あるが、本実施例の場合は、コイルバネ7のバネ力及び
流体の圧力により継手部9が流体機器17側に押し付け
られているので、流体の流速または方向が変化した場合
であっても継手部9が移動または振動することがない。
したがって、Oリング13が摩擦損傷する可能性はトラ
ンスファチューブのOリングに比較して著しく低いこと
になる。さらに、本実施例では、流体機器17側には、
ポートシール部19を設けるだけでよいから、図8の方
式に比して、流体機器17の大きさ及び質量を軽減でき
る。
【0019】実施例2.図3、図4は本発明の他の実施
例の説明図である。図において、実施例1と同一部分に
は同一符号を付して説明を省略する。本実施例は、実施
例1のコイルバネ7に代えてスプリングワッシャ25を
設置したものである。本実施例によれば、実施例1に比
較して継手部9の長さを短くできるので、マニホールド
1に設けるポート孔3の深さを浅くすることができる。
これによって、マニホールド1の小型、軽量化が可能に
なる。
【0020】実施例3.図5は本発明の他の実施例の説
明図である。図において、実施例1と同一部分には同一
符号を付して説明を省略する。本実施例においては、実
施例1の継手シール部9aに代えて、流体機器17に設
けられたポート孔シール部9bとほぼ同形の凹形テーパ
形状を有する継手シール部21を設け、ポート孔シール
部9bと継手シール部21をシール体23を介して接合
するようにしたものである。シール体23には、下端側
に継手シール部21と接してメタルシールを形成する凸
形球面形状のシール面23aが、上端側にポートシール
部19と接してメタルシールを形成する凸形球面形状の
シール面23bがそれぞれ設けられると共に、軸方向中
心部には流路用の孔が設けられている。
【0021】流体機器17をマニホールド1に接続する
には、シール体23を継手シール部21上に載置し、そ
の後は実施例1と同様に継手シール部21の中心線とポ
ートシール部19の中心線とが一致するようにしながら
流体機器17をマニホールド1に組み込む。このときの
状態を図6に示す。なお、流体機器17をマニホールド
1に固定する方法は実施例1と同じである。図6の状態
においては、コイルバネ7が圧縮され、このバネ力によ
って継手シール部21とシール面23aとが押し付けら
れてメタルシールを形成し、同様に、ポートシール部1
9とシール面23bとが押し付けられてメタルシールを
形成する。
【0022】本実施例においては、シール体23のシー
ル面23a,23bが球面に形成されているので、継手
シール部21の中心線とポートシール部19の中心線と
が微小距離ずれていた場合であっても、シール体23の
設置角度をずらせることによってこの誤差を吸収するこ
とができる。したがって、継手シール面の中心線とポー
トシール面の中心線との一致の誤差は実施例1の同誤差
より大きくてもよいことになる。すなわち、流体機器1
7とマニホールド1との間に2個以上のポートが存在す
る場合に、ポート間隔寸法の誤差は実施例1の同誤差よ
り大きくてもよいことになり、機器の製作が容易にな
る。
【0023】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に示すような効果を奏する。
【0024】一方の流路開口部には流路継手のシール面
と共にメタルシール面を形成するポートシール部を設け
るのみでよいので、機器の大きさ及び質量を軽減でき
る。
【0025】また、付勢手段によってゼロ圧力時のシー
ル機能を確保すると共に、加圧時においては受圧面積の
差によりシール性が向上するようにしたので、シールの
信頼性を高めることができる。
【0026】さらに、シール体によって流路継手のシー
ル面の中心線とポートシール部の中心線の一致の誤差を
吸収することができるようにしたので、ポート間隔寸法
の誤差を大きく取ることができ、機器の製作が容易にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の説明図である。
【図2】図1の組み立て状態を説明する説明図である。
【図3】本発明の実施例2の説明図である。
【図4】図3の組み立て状態を説明する説明図である。
【図5】本発明の実施例3の説明図である。
【図6】図5の組み立て状態を説明する説明図である。
【図7】第1の従来例の説明図である。
【図8】第2の従来例の説明図である。
【図9】第3の従来例の説明図である。
【符号の説明】
1 マニホールド 3 ポート孔 7 コイルバネ 9 継手部 17 流体機器 19 ポートシール部 23 シール体 25 スプリングワッシャ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連結されて互いに流体系路を形成する一
    対の機器の該連結部の一方の流路開口部に設けられた該
    流路よりも大径の孔と、 該孔内に装着され、先端側に後端側受圧部よりも小面積
    に設定されたシール面を有する筒状の流路継手と、 該流路継手と前記孔の底部との間に設置されて該流路継
    手を相手機器側に付勢する付勢手段と、 他方の流路開口部に設けられて前記シール面と共にメタ
    ルシール面を形成するポートシール部とを備えたことを
    特徴とする流路接続装置。
  2. 【請求項2】 連結されて互いに流体系路を形成する一
    対の機器の該連結部の一方の流路開口部に設けられた該
    流路よりも大径の孔と、 該孔内に装着され、先端側にテーパ状の第1シール面が
    凹陥して形成された筒状の流路継手と、 該流路継手と前記孔の底部との間に設置されて該流路継
    手を相手機器側に付勢する付勢手段と、 他方の流路開口部に凹陥させて形成されたテーパ状の第
    2シール面からなるポートシール部と、 両端面に前記第1及び第2シール面に当接可能な球面状
    のシール面を有し、前記流路継手と前記ポートシール部
    との間に介在設置されたリング状のシール体を備えたこ
    とを特徴とする流路接続装置。
JP6232922A 1994-09-28 1994-09-28 流路接続装置 Pending JPH0893982A (ja)

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JP6232922A JPH0893982A (ja) 1994-09-28 1994-09-28 流路接続装置

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JP6232922A JPH0893982A (ja) 1994-09-28 1994-09-28 流路接続装置

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JPH0893982A true JPH0893982A (ja) 1996-04-12

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JP6232922A Pending JPH0893982A (ja) 1994-09-28 1994-09-28 流路接続装置

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