JPH0893715A - 操作器 - Google Patents

操作器

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Publication number
JPH0893715A
JPH0893715A JP22310594A JP22310594A JPH0893715A JP H0893715 A JPH0893715 A JP H0893715A JP 22310594 A JP22310594 A JP 22310594A JP 22310594 A JP22310594 A JP 22310594A JP H0893715 A JPH0893715 A JP H0893715A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air pressure
chamber
pressure
elastic body
air
Prior art date
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Pending
Application number
JP22310594A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigehiro Kawai
茂弘 川合
Takamitsu Kobayashi
孝光 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Azbil Corp
Original Assignee
Azbil Corp
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Publication date
Application filed by Azbil Corp filed Critical Azbil Corp
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Publication of JPH0893715A publication Critical patent/JPH0893715A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 空気圧室内のデッドスペースに特殊な弾性体
を配置することにより、空気の排出が早く、弁の操作ス
ピードを上げることができるようにする。 【構成】 ダイヤフラム5によって圧力容器2の内部を
空気圧室6とスプリング室7とに画成する。空気圧室6
のデッドスペース40内に表面全体が気密に覆われた軟
弾性体41を配設する。軟弾性体41は、空気圧室6の
圧力上昇に伴い圧縮変形し、圧力低下に伴い膨張復元す
る。この膨張復元時の圧力によって空気圧室6内の空気
の抜けを早くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流体圧の変化に応じて
弁を開閉制御する操作器に関する。
【0002】
【従来の技術】流体制御弁の操作器は、スプリングの反
発力を利用して空気圧室にかかる空気圧力に応じて所定
の駆動ストロークを得るように駆動軸を作動させるもの
で、駆動軸の駆動形式によって大別するとダイヤフラム
を用いたものと、ピストンおよびシリンダを用いたもの
の2種類が知られている。
【0003】図7はダイヤフラム型操作器の従来例を示
す断面図である。このダイヤフラム型操作器1は、上下
に2分割形成された鍋型の下ケース2Aと上ケース2B
とで構成される圧力容器2を備え、この容器2を流体制
御弁(図示せず)に一体的に設けられたヨーク3上に複
数個のボルト4によって設置固定し、内部をダイヤフラ
ム5によって上下2室6,7に画成し、上方の室6を例
えば空気圧室として制御信号となる圧力Pを上ケース2
Bに設けた空気圧供給口8より供給する一方、下方の室
7をスプリング室としてダイヤフラム5を空気圧室6方
向に付勢する複数個の弾性部材としての圧縮コイルばね
9と駆動軸10を配設したものである。ダイヤフラム5
は外周縁部が下ケース2Aと上ケース2Bとの接合面に
よって挾持され、上面中央部には駆動軸10の上昇限を
規制するコ字状の上限ストッパ11が配設され、下面中
央部には皿状に形成され、前記圧縮コイルばね9の上端
部を収納するダイヤフラムプレート12と、駆動軸10
の下降限を規制するコ字状の下限ストッパ13が配設さ
れている。駆動軸10の上端部は、下限ストッパ13、
ダイヤフラムプレート12、ダイヤフラム5および上限
ストッパ11を貫通して上限ストッパ11内に突出し、
その突出端にナット14が螺合されることにより、上限
ストッパ11、ダイヤフラムプレート12および下限ス
トッパ13を共締めしダイヤフラム5に固定している。
一方、駆動軸10の下端は下ケース2Aに設けられたガ
イド15を摺動自在に貫通して圧力容器2の下方に突出
し、弁の弁軸16の上端にカップリング17を介して連
結されている。なお、18は指針、19は弁の弁開度を
表示する目盛板、20は下ケース2Aと上ケース2Bを
一体的に結合するボルトである。また、下ケース2Aは
通気孔21によって大気開放されている。
【0004】図に示すように上限ストッパ11が上ケー
ス2Bの内面に当接した状態において、弁は全開状態に
保持されている。この状態から空気圧室6に所要の空気
圧P(1.4〜2.8Kg/cm2 )を空気圧供給口8
より導入すると、空気圧室6内の圧力が上昇するため、
ダイヤフラム5は圧縮コイルばね9に抗して下方に変位
し、これにより弁軸16が駆動軸10と一体に下降して
弁を供給空気圧Pに応じて閉止する。そして、下限スト
ッパ13が下ケース2Aの内面に近接した位置で、弁は
完全に閉止される。空気圧室6内の圧力が低下すると、
ダイヤフラム5は圧縮コイルばね9の弾撥力によって上
昇復帰して弁を開き、空気圧室6内の空気を空気圧供給
口8から排出する。なお、このような空気圧Pの供給に
よって弁を閉じる型式のものを正作動型操作器、反対に
空気圧Pの供給によって弁を開く型式のものを逆作動型
操作器と言う。
【0005】図8はピストン・シリンダ型操作器の従来
例を示す断面図である。このピストン・シリンダ型操作
器は、圧力容器2内にシリンダ30を隔壁部材31を介
して配設すると共に、シリンダ30内にピストン32を
Oリング33を介して摺動自在に嵌挿し、これらによっ
て圧力容器2の内部を空気圧室6とスプリング室7とに
画成したものである。この場合、図においてはシリンダ
30を圧力容器2内に配設したが、圧力容器2自体の内
周壁をピストン32の摺動面とすることにより圧力容器
2にシリンダを兼用させたものも知られている。その他
の構成は上記したダイヤフラム型操作器と同様である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図7および
図8に示したような従来の操作器において、弁の操作ス
ピードを上げるためには空気圧室6の容積を極力小さく
し、空気圧室6内の空気の排出を速やかに行なう必要が
ある。しかしながら、圧力容器2を形成する下ケース2
Aと上ケース2Bは、高圧に耐え得るよう通常鍋型に形
成されているため、容積が必然的に大きくなる傾向にあ
り、弁の作動スピードが遅いという問題があった。そこ
で、従来はこのような問題を解決する方法として、ボリ
ュームブースタを用いて弁の操作スピードを上げるよう
にしていた。しかしながら、ボリュームブースタは配管
が複雑になり、コストが高くなるという問題があった。
また、ポジショナ付きの場合は、ハンチングを生じ易い
という欠点もあった。
【0007】したがって、本発明は上記したような従来
の問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするとこ
ろは、空気圧室内のデッドスペースに特殊な弾性体を配
置することにより、空気の排出が早く、弁の操作スピー
ドを上げることができるようにした操作器を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、内部がダイヤフラムまたはシリンダとピ
ストンによって空気圧室とスプリング室に画成された圧
力容器と、前記スプリング室内に配設され前記空気圧室
内の圧力に対向する弾性部材とを備えた操作器におい
て、前記空気圧室内で前記圧力容器とダイヤフラムまた
はピストンとの間に形成されるデッドスペースに表面を
気密に形成した軟弾性体を配設したことを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明において、空気圧室内のデッドスペース
に配置される軟弾性体は、空気圧室の容積を実質的に小
さくする。また、軟弾性体は、空気圧室内の圧力が上昇
すると圧縮され、下降すると、膨張復元する。この膨張
復元による圧力によって空気圧室内の空気の抜けを早く
する。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。図1は本発明をダイヤフラム型操作器
に適用した場合の一実施例を示す断面図である。なお、
図中図7および図8と同一構成部材のものに対しては同
一符号をもって示し、その説明を省略する。同図におい
て、本実施例は下ケース2Aを深底鍋型に形成し、上ケ
ース2Bを浅底鍋型に形成すると共に、スプリング室7
に径が異なり同軸に配置された大小2つの弾性部材とし
ての圧縮コイルばね9(9A,9B)を駆動軸10の周
りに複数組配設し、かつ弁の全開状態において上限スト
ッパ11のためデッドスペースとなる上ケース2Bの内
面とダイヤフラム5との間の空間40内に複数個の軟弾
性体41を配設して構成したものである。
【0011】軟弾性体41は、スポンジ、発泡樹脂等に
よって適宜な大きさに形成され、その表面全体が気密に
形成され、前記上ケース2Bの内面に接着、ビス止め等
の適宜手段によって固定されている。軟弾性体41の形
状としては、本実施例の場合ボール状に形成したが、多
角形、板状等適宜形状とすることができる。軟弾性体4
1の表面全体を気密に形成する理由は、膨張復元時に空
気を内部に取り込まないようにするためである。表面処
理は、通気性のない軟質樹脂によって覆うようにすれば
よい。なお、その他の構成は図7に示した従来構造と同
様である。
【0012】かくしてこのような構成からなるダイヤフ
ラム型操作器にあっては、軟弾性体41によって空気圧
室6内の容積を実質的に小さくすることができる。ま
た、軟弾性体41の作用によって空気圧室6内の空気の
排出時間を早くすることができ、弁の作動スピードを上
げることができる。すなわち、図に示す状態において、
空気圧室6内に空気圧Pを供給すると、空気圧室6内の
圧力が上昇するため、軟弾性体41はその圧力により圧
縮変形して小さくなる一方(図2参照)、空気圧室6内
の圧力が低下すると膨張して元の形状に復元する(図3
参照)。この時、空気圧室6内の空気の一部は、軟弾性
体41の膨張復元による圧力と圧縮コイルばね9による
ダイヤフラム5の上昇による圧力によって空気圧供給口
8から早く排出される。また、軟弾性体41は空気圧室
6のデッドスペース40内に位置して配置されているの
で、ダイヤフラム5の圧力変位に何等影響を与えること
はなく、弁の正常な開閉制御を保証する。さらに、軟弾
性体41は、従来のボリュームブースタと異なり、配管
を必要としないので、構成が簡単で、ポジショナ付き操
作器の場合でもハンチングを生じる虞れがない。
【0013】図4は本発明の他の実施例を示す断面図で
ある。この実施例はダイヤフラム5を用いた逆作動型操
作器に適用した例を示すものである。このため、空気圧
室6とスプリング室7は上記実施例で示した正作動型操
作器とは反対に上下逆になっており、下限ストッパ13
が下ケース2Aの内面に近接した図に示す状態におい
て、弁を全閉状態に保持している。この状態において、
下ケース2Aの内面とダイヤフラム5の下面との間にデ
ッドスペースを形成する空間44が設定され、この空間
44内に軟弾性体41が配設されている。この場合、軟
弾性体41は、上記実施例とは異なり落下する虞れがな
いので、必ずしも下ケース2Aの内面に固着されるもの
に限らず、単に下ケース2A内に収納配置されるもので
あってもよい。
【0014】このような構成においても上記実施例とは
逆作動型である点が異なるだけで、軟弾性体41によっ
て空気圧室6の容積を実質的に小さくすることができ、
また空気圧室6の圧力低下に伴い軟弾性体41が膨張復
元することで空気圧室6内の空気を早く排出するため、
上記実施例と同様、弁の操作スピードを早くすることが
できる。
【0015】図5は本発明の更に他の実施例を示す断面
図である。この実施例は軟弾性体41をリング状に形成
して空気圧室6のデッドスペース40内に位置するよう
上ケース2Bの内面に密接固定した例を示す。このよう
な構成においても上記した実施例と同様に弁の作動スピ
ードを早くすることができる。また、このような軟弾性
体41においては1枚の円板からなるため、空気圧室6
内への配設が容易である。
【0016】図6は本発明をピストン・シリンダ型操作
器に適用した場合の実施例を示す断面図である。この実
施例においては、上ケース2Bとピストン32との間に
デッドスペース50が形成されており、このデッドスペ
ース50に複数個の軟弾性体41が図1に示した実施例
と同様に配設されている。このようなピストン・シリン
ダ型操作器においても、空気圧室6内の圧力低下時に空
気圧室6内の空気が軟弾性体41の復元作用により早く
排出されるため、上記したダイヤフラム型操作器と同様
に弁の操作スピードを上げることができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る操作器
においては、内部がダイヤフラムまたはシリンダとピス
トンによって空気圧室とスプリング室に画成された圧力
容器と、前記スプリング室内に配設され前記空気圧室内
の圧力に対向する弾性部材とを備えた操作器において、
前記空気圧室内で前記圧力容器とダイヤフラムまたはピ
ストンとの間に形成されるデッドスペースに表面を気密
に形成した軟弾性体を配設したので、空気圧室内の圧力
低下に伴う軟弾性体の膨張復元により空気圧室内の空気
の排出時間を早くすることができる。また、表面が気密
な軟弾性体を空気圧室のデッドスペース内に配置するだ
けでよいので、構造がきわめて簡単で、既存製品に対し
ても簡単に改造することができる。さらに、従来のボリ
ュームブースタと異なり、配管を一切必要としないた
め、安価に提供することができ、その上ポジショナ付き
操作器の場合でもハンチングを生じる虞れがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明をダイヤフラム型操作器に適用した場
合の一実施例を示す断面図である。
【図2】 信号圧力の上昇に伴う軟弾性体の圧縮を示す
図である。
【図3】 信号圧力の低下に伴う軟弾性体の膨張復元を
示す図である。
【図4】 本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図5】 本発明の更に他の実施例を示す断面図であ
る。
【図6】 本発明をピストン・シリンダ型操作器に適用
した場合の実施例を示す断面図である。
【図7】 ダイヤフラム型操作器の従来例を示す断面図
である。
【図8】 ピストン・シリンダ型操作器の従来例を示す
断面図である。
【符号の説明】
1…操作器、2…圧力容器、3…ヨーク、5…ダイヤフ
ラム、6…空気圧室、7…スプリング室、8…空気圧供
給口、9…圧縮コイルばね(弾性部材)、10…駆動
軸、16…弁軸、30…シリンダ、32…ピストン、4
0…デッドスペース、41…軟弾性体、50…デッドス
ペース。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部がダイヤフラムまたはシリンダとピ
    ストンによって空気圧室とスプリング室に画成された圧
    力容器と、前記スプリング室内に配設され前記空気圧室
    内の圧力に対向する弾性部材とを備えた操作器におい
    て、前記空気圧室内で前記圧力容器とダイヤフラムまた
    はピストンとの間に形成されるデッドスペースに表面を
    気密に形成した軟弾性体を配設したことを特徴とする操
    作器。
JP22310594A 1994-09-19 1994-09-19 操作器 Pending JPH0893715A (ja)

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JP22310594A JPH0893715A (ja) 1994-09-19 1994-09-19 操作器

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JP22310594A JPH0893715A (ja) 1994-09-19 1994-09-19 操作器

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