JPH0891485A - ラグキャップのパッキン自動装着装置 - Google Patents

ラグキャップのパッキン自動装着装置

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JPH0891485A
JPH0891485A JP25886394A JP25886394A JPH0891485A JP H0891485 A JPH0891485 A JP H0891485A JP 25886394 A JP25886394 A JP 25886394A JP 25886394 A JP25886394 A JP 25886394A JP H0891485 A JPH0891485 A JP H0891485A
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JP
Japan
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packing
cap
turret
lug
station
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JP25886394A
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English (en)
Inventor
Harukiyo Yamaguchi
春磨 山口
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DAIWA YOKI KK
Original Assignee
DAIWA YOKI KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 キャップへのパッキン装着作業を自動化す
る。 【構成】 上下方向に同心状に配設されたパッキンホル
ダとキャップ保持部とが、間欠回転駆動されるターレッ
ト14の周縁部に、間欠駆動ピッチに合わせて等間隔に
複数設けられるとともに、前記ターレット14の各間欠
停止位置に、パッキン供給装置22と、キャップ供給装
置35と、パッキン装着装置49と、キャップ取り出し
装置とを設けるとともに、前記キャップ供給装置35
に、シート状の永久磁石を備えた反転キャップ排除コン
ベア37を設けて、キャップ保持部への反転キャップ1
の供給を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ラグキャップ内への
パッキン装着作業を無人で行う装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、広口ビン等の容器の口に当接さ
せた状態で約60度回転させることによって密閉できる
ラグキャップにおいては、シール性を高めるために、そ
のキャップ内にパッキンを装着して使用するのが一般的
である。そして、そのパッキンとしては、キャップの底
板内面に樹脂を環状にコーティングしたものや、シート
材をキャップ内に嵌め込んだものなどが知られている。
後者のシート状パッキンを使用する場合、その装着はキ
ャップ製造工程の最終段階において、可撓性を有する薄
いシート状のパッキンをラグキャップ内に押し込むこと
によって行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ラグキャップ内に装着
するパッキンは、例えば合成樹脂製の薄い低発泡シート
を、ラグキャップの内径寸法に合わせて円形に打ち抜い
て製造されたものを使用する。そして、このパッキン
は、打ち抜き成形された段階で多数重ねられて円柱状に
束ねられるため、ラグキャップに装着する際には、この
円柱状の束からパッキンを1枚ずつ剥離してキャップ内
に押し込んで装着する必要がある。
【0004】しかし、円柱状に束ねられたパッキンは、
薄くて軽量であるとともに、静電気等によって互いに吸
着し易く、機械的な手段によって1枚ずつに分離しかつ
把持する等の取扱いが困難なため、従来においては、1
枚ずつに分離する作業と、この分離したパッキンをラグ
キャップ内に装着する作業とを、手作業によって行って
いる場合が多く、ラグキャップ製造ラインの完全自動化
の障害となっていた。
【0005】この発明は上記の課題に鑑みなされたもの
で、ラグキャップ製造ラインの完全自動化を可能とする
ラグキャップのパッキン自動装着装置を提供することを
目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの手段としてこの発明は、容器の口部外周に形成され
た突条にラグを係合させて密閉するラグキャップの内部
に円形シート状のパッキンを装着するラグキャップのパ
ッキン自動装着装置において、間欠回転駆動されるター
レットの周縁部に、前記パッキンを1枚ずつ保持する複
数のパッキン保持部が、前記ターレットの間欠駆動ピッ
チに合わせて等間隔に設けられるとともに、これら各パ
ッキン保持部の下側に、このパッキン保持部に保持した
パッキンと同心状に前記ラグキャップを保持するキャッ
プ保持部が一体に設けられ、さらに前記ターレットの各
間欠停止位置に、パッキン供給装置と、キャップ供給装
置と、パッキン装着装置およびキャップ取り出し装置と
の少なくとも4つの装置が順に設けられるとともに、前
記パッキン供給装置がバキュームによってパッキンを吸
着保持して前記パッキン保持部へ供給することを特徴と
している。
【0007】また、前記キャップ供給装置は、反転して
裏返ったキャップの底板を磁力で吸着して自動的に排除
する反転キャップ排除機構を備えていることを特徴とし
ている。
【0008】
【作用】上記のように構成することによりこの発明のラ
グキャップのパッキン自動装着装置は、回転方向に間欠
駆動されるターレットが、その周縁部に備えたパッキン
保持部の1つが、先ず1番目の間欠停止位置に停止する
と、この停止している間にパッキン供給装置がパッキン
をパッキン保持部に供給する。そしてパッキンがターレ
ットに供給されると、ターレットは間欠駆動されて次の
間欠停止位置まで回転して停止し、停止している間にラ
グキャップ供給装置によって、ラグキャップを前記パッ
キンと同心状でかつ開口が上側となるようにしてキャッ
プ保持部に供給する。そしてターレットは、ラグキャッ
プを受け取った後、再び間欠駆動されて次の停止位置ま
で回転して停止し、停止している間にパッキン装着装置
によってラグキャップ内へパッキンが押し込まれて装着
される。そして、ラグキャップにパッキンが装着される
と、また間欠駆動されて次の停止位置まで回転して停止
し、停止している間にキャップ取り出し装置によって完
成したラグキャップの取り出しが行われ、取出されたラ
グキャッブは、コンベヤやシュート等によってストック
ヤード等に排出される。
【0009】また、前記キャップ供給装置によって供給
される多数のラグキャップのうちに、裏返しになった反
転キャップが存在した場合には、反転キャップの底板
が、正常な姿勢のキャップの底板の位置と逆になってい
るため、反転キャップ排除機構の磁石によってキャップ
の底板を吸着されて自動的に選別されて装置外へ排除さ
れる。
【0010】
【実施例】以下、この発明のラグキャップのパッキン自
動装着装置の一実施例を図1ないし図13を参照して説
明する。なお図1はこの実施例のパッキン自動装着装置
の正面図、図2は図1の装置の平面図、図3はパッキン
供給装置の正面図(部分断面平面図を含む)、図4はパ
ッキンの剥離供給機構を示す要部拡大説明図、図5はパ
ッキンの位置是正機構を示す要部拡大説明図、図6はキ
ャップ供給装置のス−トッパ機構を示す平面図、図7は
キャップの送り出し機構を示す側面図、図8は反転キャ
ップ排除コンベヤを示す正面図、図9は図8の反転キャ
ップ排除コンベアの側面図、図10はパッキン装着装置
によるラグキャップへのパッキン装着工程を示す説明
図、図11はラグキャップの裏面図、図12は図11の
XII−XII線断面図、図13はラグキャップで広口
ビンの口を密閉した状態を示す断面側面図である。
【0011】先ず、本実施例の装置によってパッキンを
装着するラグキャップについて説明すると、図11およ
び図12に示すように、ラグキャップ1は、薄い鋼板を
浅い有底円筒形に成形したものであり、その口縁部のう
ち円周を4等分するそれぞれの位置に、底部と平行に中
心方向へ突出する爪状の突起(ラグ)1aが形成されて
おり、全体に防錆処理が施されるとともに、その底部内
側には、低発泡ウレタンシートを、このラグキャップ1
の内径寸法に合わせて円形に打ち抜いて形成されたシー
ル用のパッキン2が装着されている。
【0012】そして、このラグキャップ1は、広口ビン
等の封口手段として用いられ、例えば図13に示すよう
に、広口ビン3の口部にこのラグキャップ1を当接させ
て、右巻きに所定量回動すると、口部外周に形成された
ねじ状突条4に係合して4つのラグ1aがそれぞれ案内
され、ラグキャップ1の底部と広口ビン3の開口端との
間でパッキン2が挟圧されて気密に封口される。
【0013】次に、ラグキャップ製造ラインにおけるパ
ッキン自動装着装置について説明すると、先ず、図1に
示すようにこのパッキン自動装着装置11は、機枠12
の上に水平に支持されるとともに垂直な軸13を中心に
回転可能に設けられた円板状のターレット14を備えて
いる。
【0014】このターレット14には、その外周を6等
分する位置に、シール用のパッキン2を水平に保持する
リング状のパッキンホルダ15がそれぞれ設けられてお
り、各パッキンホルダ15の内側は、下方側が小径とな
るテーパ状に形成されるとともに、その底部側は、保持
するパッキン2の直径と同じか、僅かに大径に形成さ
れ、さらに底部には水平方向に張り出したフランジ15
aを備え、このフランジ15aの内周は、前記パッキン
2の直径より若干小径に開口している。したがって、パ
ッキンホルダ15上まで運ばれてきたパッキン2は、自
重により下降する際にすり鉢状の内周面によって中央に
案内され、底部のフランジ15a上に、自動的に芯出し
されて水平に保持されるようになっている。
【0015】また、ターレット14の周縁部に設けられ
た各パッキンホルダ15の下側には、パッキンホルダ1
5に保持したパッキン2と同心状にラグキャップ1を保
持するキャップ保持部16が設けられており、このキャ
ップ保持部16は、ターレット14の外周部に、放射方
向を開口させたU字形に切り込んで形成されている。
【0016】そして、前記機枠12内には、駆動源のス
ピードコントロールモータ17と、このモータ17の回
転を減速伝達されて駆動される水平な入力軸18と、垂
直に設けられ、その頂部に前記ターレット14が水平に
設けられた回転軸13とが設けられている。そして前記
回転軸13の下端にはかさ歯車19を備え、このかさ歯
車19を前記入力軸18に備えられたかさ歯車20に噛
合することによって、入力軸18の回転を、その回転軸
線を90度変換されて伝達されるとともに、ゼネバ歯車
機構21によって、60度回転して一定時間停止する6
分割間欠回転運動するように駆動される。
【0017】一方、間欠回転駆動されるターレット14
の各パッキンホルダ15が間欠停止する位置には、第1
の工程としてパッキン供給工程を行う第1ステーション
I(図2参照)が設けられており、この第1ステーショ
ンIにはパッキン供給装置22が設置されている。
【0018】このパッキン供給装置22は、機枠12上
に支持されており、ターレット14より上方に配設さ
れ、垂直に積み重ねられた多数のパッキン2を、その下
端側から1枚ずつ取り出し可能に保持するパッキンフィ
ーダ23と、機枠12内に配設され、前記パッキンフィ
ーダ23と、ターレット14を挟んで垂直方向に対向配
置され、上端にバキュームカップ24を備え、下端をエ
アシリンダ25に連結して昇降駆動されるとともに、真
空ポンプ(図示せず)に連通したエア通路を備えたパイ
プ状のバキュームピストン25aとを備えている。ま
た、このバキュームピストン25a上の前記バキューム
カップ24の直下にはストッパリング25bが固設され
ている。そして、前記バキュームカップ24を備えたバ
キュームピストン25aの上端は、エアシリンダ25の
ピストンロッドの縮退状態において、機枠12の上方の
ターレット14の下面近傍に位置するようになってい
る。
【0019】また、機枠12上に延出された前記バキュ
ームピストン25aの上端の近傍で、かつターレット1
4より外側となる位置には、パッキンフィーダ23の側
面に上下方向に細く開口するスリット23a(図1参
照)に上部先端を臨ませたパッキン押え棒26aが設け
られており、このパッキン押え棒26aは、その下端を
前記ストッパリング28に係合可能に配設されたリンク
26に駆動され、前記バキュームピストン25aが上昇
すると、板バネ27の弾性力によって回動し、その先端
がスリット23aから進入して内部のパッキン2に当接
し、この当接した位置より上側のパッキン2の荷重が、
それより下側のパッキン2上に加わらないようにして、
下部側面のスリット23aからエアを吹き付けた際に、
重なった状態のパッキン2が容易に剥離するようにして
いる。また、前記バキュームピストン25aが下降する
と、ストッパリング25bによってリンク26の下端が
板バネ27の弾性力に抗して押し下げられることによ
り、パッキン押え棒26aの先端がスリット23aから
退出し、パッキンフィーダ23内のパッキン2の下降が
許容されるようになっている。
【0020】さらに、パッキンフィーダ23の下端に
は、図4に示すように水平方向に張り出したフランジ2
3aを備え、このフランジ23aの内周は、パッキン2
の直径より若干小径に開口している。したがって、パッ
キンフィーダ23内に収容されたパッキン2は、積み重
ねられた多数のパッキン2の重量によって自動的に下降
し、その最も下側のパッキン2の周縁部がフランジ23
aに係合して水平に保持されるようになっている。
【0021】そして、パッキンフィーダ23の下端付近
には、エアノズル29がその吹き出し口をスリット23
aに向けて設けられており、スリット23aから圧搾空
気を吹き付けることによって、前記パッキン押え棒26
aの作用と相俟ってパッキンフィーダ23内の下端付近
に位置するパッキン2を1枚ずつに剥離し易くしてい
る。また、このエアノズル29の下方には別のエアノズ
ル30が、その吹き出し口を、パッキンフィーダ23の
下端とターレット14の上面との間の空間に向けて設け
られており、バキュームカッブ24が吸着したパッキン
2が2枚以上の場合に下端の1枚を残して余分なものを
吹き飛ばして1枚だけ保持させるようになっている。な
お図1および図3において符号28は、バキュームピス
トン25aの昇降をガイドする摺動ガイド部材である。
【0022】また、ターレット14の前記第1ステーシ
ョンIから60度回転した位置には、第1ステーション
Iにおいて供給されたパッキン2を保持しているパッキ
ンホルダ15が次に間欠停止する第2ステーションII
が設けられている。この第2ステーションIIは、前記
第1ステーションIから回転してきて停止する際の慣性
力および振動によって軽量のパッキン2が、仮に、パッ
キンホルダ15内の途中に引っ掛かっていても外れて降
下して底部に落ち着かせるために設けられている。
【0023】そして、第2ステーションIIから60度
回転した位置には、パッキンホルダ15内のパッキン2
の位置および姿勢を修正するパッキン位置是正工程を行
う第3ステーションIIIが設けられている。この第3
ステーションIIIには、図5に示すパッキン位置是正
機構31が設置されている。
【0024】このパッキン位置是正機構31は、この第
3ステーションIIIに間欠停止したターレット31の
前記パッキンホルダ15の真上に同一軸線上に配設され
たエアシリンダ32と、このエアシリンダ32のロッド
32aの下端に連結されるとともに、ターレット14の
周縁部を上下から挟むように配設されたコ字形金具33
と、このコ字形金具33の下端から上方へ突出させて、
前記ロッド32aの下端とパッキンホルダ15を挟んで
対向配置されるとともに、調整ねじ34aによって高さ
調整可能に設けられたリフト板34とから構成されてい
る。そして、間欠停止している間にパッキンホルダ15
内のパッキン2を、リフト板34で一旦押上げた後、再
び下降させることによって、パッキン2がパッキンホル
ダ15の内周に引っ掛かって傾斜していた場合等に、こ
のパッキン2の位置を是正するようになっている。
【0025】そして、第3ステーションIIIからさら
に60度回転した位置には、パッキン2が未装着のラグ
キャップ1を供給するキャップ供給工程を行う第4ステ
ーションIVが設けられており、この第4ステーション
IVには、キャップ供給装置35が設置されている。こ
のキャップ供給装置35は、ターレット14のパッキン
ホルダ15の下側に設けられたキャップ保持部16の下
方から放射方向に直線的に配設された長尺なキャップ供
給コンベヤ36と、このキャップ供給コンベヤ36の上
方を接近して横断するように跨設された短い反転キャッ
プ排除コンベヤ37との2つのコンベヤを備えている。
【0026】さらに、キャップ供給コンベヤ36の前記
反転キャップ排除コンベヤ37の設置位置より下流側
(図2において左側)には、このコンベヤ上を搬送され
るラグキャップ1を、ターレット14の間欠運動に合わ
せてラグキャップ1を1個ずつ送り出すキャップ送り出
し機構38(図7参照)と、パッキンホルダ15にパッ
キン2が保持されていない場合に、そのパッキンホルダ
15の下側のキャップ保持部16へのラグキャップ1の
送り出しを中止させるキャップストッパ機構39(図6
参照)とが設けられている。
【0027】また前記反転キャップ排除コンベヤ37
は、図8および図9に示すように、キャップ供給コンベ
ヤ26と直交するように設けられており、この交差する
部分において、反転キャップ排除コンベヤ37の搬送ベ
ルト37aと、これと対向するキャップ供給コンベヤ2
6の搬送ベルトの上面との間隔が、ラグキャップ1の高
さより若干大きくなるように設定されている。
【0028】そして、反転キャップ排除コンベヤ37の
搬送ベルト37aには、可撓性を有するシート状永久磁
石37bがベルト全長に亘って挟装されており、鋼板製
のラグキャップ1のうち、上下方向に反転した状態(キ
ャップ底板が上側に位置する状態)のラグキャップ1を
ベルト表面に吸着して搬送できるようになっている。ま
た、キャップ搬送コンベヤ36のうち、前記反転キャッ
プ排除コンベヤ37と交差する部分およびその前後の一
定の範囲には、搬送ベルトの下側に永久磁石等の磁力発
生体40が配設されており、搬送ベルト上に載置されて
正常な姿勢(キャップ底板が下側に位置する状態)で搬
送されるラグキャップ1を、その磁力で下方へ吸引する
ことによって、上方の反転キャップ排除コンベヤ37
に、正常な姿勢のラグキャップ1が吸着されるのを防止
している。また、キャップ供給コンベヤ36および反転
キャップ排除コンベヤ37は、入力軸18の回転をベル
トとプーリとを介して伝達されてそれぞれ連続的に駆動
されるようになっている(図1参照)。
【0029】また、前記キャップ送り出し機構38は、
ターレット14の間欠運動に同期して上下方向に揺動す
るストッパレバー41によってキャップ1の1個ずつの
送り出しを許容するもので、前記入力軸18に設けられ
たカム42に一端を係合させたレバー43と、このレバ
ー43の他端にコイルスプリング43aを介して下端を
連結するとともに、前記ストッパレバー41の作用点に
上端を接続した連結棒44とを備えている。
【0030】また、前記キャップストッパ機構39は、
ターレット14の第4ステーションIVへ移動するパッ
キンホルダ15内にパッキン2が無い場合に、このパッ
キンホルダ15の下方のキャップ保持部16へのラグキ
ャップ1の供給を中止させる機構であり、第3ステーシ
ョンIIIと第4ステーションIVとの間に配設された
ノーパッキン感知センサ45と、このノーパッキン感知
センサ45がパッキンホルダ15内にパッキン2が無い
こと(ノーパッキン状態)を検出すると励磁してプラン
ジャ46aを突出させるソレノイド式アクチュエータ4
6と、この突出するプランジャ46aに押動されて前進
し、前記キャップ送り出し機構38のストッパレバー4
1の揺動を規制して、ラグキャップ1の送り出しをスト
ップさせるストッパブロック47と、ピストンロッドの
先端部48aを前記ストッパブロック47の後端に当接
させて、このストッパブロック47の後退を規制して前
記ストッパレバー41によるキャップ送り出しのストッ
プ状態を一定時間維持させるエアシリンダ48とで構成
されている。
【0031】さらに、第4ステーションIVから更に6
0度回転した位置には、パッキンホルダ15に保持した
パッキン2を、その下方のキャップ保持部16に保持し
たラグキャップ1内に装着するパッキン装着工程を行う
第5ステーションVが設けられており、この第5ステー
ションVには、パッキン装着装置49が設置されてい
る。
【0032】このパッキン装着装置49は、ターレット
14の上方に、パッキンホルダ15と同心状に垂直に配
設されたエアシリンダ50を有しており、このエアシリ
ンダ50のピストンロッド50aの下端には、有底円筒
形のスプリング受座51が螺着されており、このスプリ
ング受座51の外側には、これより一回り大径の有底円
筒形のパッキン詰めポンチ52が、スプリング受座51
の外周面に摺接するとともに、このパッキン詰めポンチ
52と入れ子状のスプリング受座51との互いに対向す
る底面間にコイルスプリング53を内装した状態で抜け
止めされ、このコイルスプリング53の圧縮が許容され
るとともに、パッキン詰めポンチ52はコイルスプリン
グ53によって常時下向きに弾性付勢されている。
【0033】またさらに、第5ステーションVから更に
60度回転した位置には、パッキン2が装着されたラグ
キャップ1をターレット14上から取り出すキャップ取
り出し工程を行う第6ステーションVIが設けられてお
り、この第6ステーションVIには、コンベヤ式のキャ
ップ取り出し装置54が設置されている。このキャップ
取り出し装置54は、その搬送方向が、ターレット14
に対してその半径方向で外向きとなるように駆動されて
おり、したがって、ターレット14内のキャップ1は、
コンベヤ式のキャップ取り出し装置54上に来ると、保
持されているキャップ保持部16からコンベヤ上に取り
出されるようになっている。
【0034】なお図10において符号55は、第5ステ
ーションVにおいてパッキンホルダ15から排出された
パッキン2を、装置外へ吹き飛ばすためのエアノズルで
ある。また、図2,図6および図10において符号16
aは、第4ステーションIVと第6ステーションVIと
の間のターレット14の下面に接近させて配設され、タ
ーレット14のキャップ保持部16に保持されたラグキ
ャップ1の落下を防止するキャップ受板、符号16b
は、キャップ受板16aに形成された開口部である。
【0035】次に、上記のように構成されるこの実施例
の作用を説明する。
【0036】先ず、間欠駆動されているターレット14
が60度回転して停止すると、この間欠運動の停止に同
期してパッキン供給装置22のエアシリンダ25に、入
力軸18に設けられたカムによる切換えによって圧搾空
気が供給されてバキュームピストン25aが押上げられ
るとともに、真空ポンプ(図示せず)による吸引が行わ
れる。その結果、バキュームカップ24を備えたバキュ
ームピストン25aの上端が、停止しているターレット
14のパッキンホルダ15の開口部を貫通して上方に延
出し、更に上昇限に達すると、パッキンフィーダ23内
に収容されたパッキン2の最も下側の1枚の下面に前記
バキュームカップ24が吸着する。そして、バキューム
ピストン25aが上昇限に達したことをリミットスイッ
チ(図示せず)が検出すると、前記カムによって圧搾空
気の供給が停止されて前記エアシリンダ25のピストン
が縮退し、バキュームピストン25aが下降し、バキュ
ームカップ24に吸着したパッキン2は、パッキンホル
ダ15内まで引き下ろされ、かつこの状態で真空ポンプ
による吸引が停止してパッキン2はバキュームカップ2
4から離れてパッキンホルダ15内に残留する。そして
バキュームカップ24は更に下降して、ターレット14
より下方の下降限で停止する(図3の状態)。
【0037】また、バキュームピストン25aが上昇す
るのに伴って、ストッパリング25bが上昇すると、パ
ッキン押え棒26aが、これに連結されたリンク26が
板バネ27の弾性力に駆動されて先端をパッキンフィー
ダ23のスリット23aから進入させて内部のパッキン
2に当接するため、このパッキン押え棒26aの先端が
当接している位置より上側に積み重なったパッキン2の
重量が支持されて、パッキンフィーダ23内の下端付近
のパッキン2は、エアノズル29から吹き出すエアによ
って1枚ずつに剥離し易くなる。
【0038】また、バキュームカップ24で吸着したパ
ッキン2が2枚重なっていた場合には、エアノズル30
から吹き出すエアによって上側の1枚を吹き飛ばして、
バキュームカップ24にはパッキン2が1枚だけ保持さ
れる。
【0039】そして、バキュームピストン25aが下降
限まで下がると、ターレット14が間欠駆動されて60
度だけ回転して停止する。このとき、第1ステーション
Iにおいてパッキン2が供給されたパッキンホルダ15
は、第2ステーションIIに停止する。この第2ステー
ションIIに停止する際の慣性力および振動によって、
パッキン2が仮にパッキンホルダ15の内周に引っ掛か
っていたとしても、離れて下降して底部に安定する。そ
して、所定時間経過するとターレット14が再び駆動さ
れて60度だけ回転して第3ステーションIIIに停止
し、ここでパッキン位置是正機構31によってパッキン
ホルダ15内のパッキン2の位置が是正され、周縁部を
フランジ15a上に支持した正しい位置に保持される
(図5参照)。
【0040】更に、ターレット14が再び駆動されて6
0度だけ回転して第4ステーションIVに停止すると、
キャップ供給装置35によって、パッキン2の未装着の
ラグキャプ1が、パッキンホルダ15に保持されたパッ
キン2と同心状となるように、キャップ保持部16内に
供給される。
【0041】また第4ステーションIVに移動する際
に、ノーパッキン感知センサ45によって、ノーパッキ
ン状態が検出された場合には、キャップストッパ機構3
9によってストッパレバー41の揺動が規制されて、パ
ッキン2が保持されていないパッキンホルダ15の下側
のキャップ保持部16へラグキャップ1が供給されない
ようにして、パッキン未装着のラグキャップ1が、パッ
キン2が装着されたラグキャップ1の完成品中に混入す
るのを未然に防いでいる。
【0042】また、キャップストッパ機構39によって
ストッパレバー41の揺動が規制されている間も、入力
軸18は回転しており、この入力軸18に設けられたカ
ム42に駆動されてレバー43が揺動するが、レバー4
3と連結棒44とがコイルスプリング44aを介して連
結されているため、このコイルスプリング44aによっ
てカム42による駆動力が吸収される。
【0043】そして、第4ステーションIVにおいて供
給されたラグキャップ1は、キャップ保持部16内に保
持された状態でキャップ受板16a上を滑走し、ターレ
ット14が60度回転して第5ステーションVに停止す
る。この第5ステーションVにおいては、パッキン装着
装置49のエアシリンダ50のロッド下端に設けられた
パッキン詰めポンチ52がパッキンホルダ15の真上に
位置する(図10(A)の状態)。
【0044】次に、エアシリンダ50が作動してパッキ
ン詰めポンチ52が下降し、パッキンホルダ15に保持
されたパッキン2を押し下げて、下方に保持されたラグ
キャップ1内に挿入する。このとき、パッキン詰めポン
チ52の待機位置から、ラグキャップ1の内底部までの
距離が、エアシリンダ50のストローク量より短くて
も、パッキン詰めポンチ52内にコイルスプリング53
が設けられているため、このコイルスプリング53が圧
縮されることによってエアシリンダ50のストロークを
可能とし、かつストローク誤差を吸収することによって
ラグキャップ1の変形を防止している(図10(B) の状
態)。
【0045】なお、パッキンホルダ15にパッキン2が
保持されているのに拘らず、第4ステーションIVにお
いて供給されるべきラグキャップ1が、キャップ保持部
16に保持されないまま第5ステーションVに移動した
場合には、図10(C) に示すように、パッキン詰めポン
チ52の下降を阻止してコイルスプリング53を圧縮さ
せる強度を備えるラグキャップ1が存在しないため、コ
イルスプリング53が圧縮されず、その結果、パッキン
2はターレット14からキャップ受板16aに形成され
た開口16bから下方へ自動的に押し出され、エアノズ
ル55から吹き出すエアによって装置外へ排除される。
【0046】そして、第5ステーションVにおいてパッ
キン2を装着されて完成したラグキャップ1は、ターレ
ット14が再び駆動されると、キャップ保持部16内に
保持されてキャップ受板16a上を滑走し、ターレット
14が60度回転して第6ステーションVIに停止す
る。このとき、第6ステーションVIの手前で前記キャ
ップ受板16aが終わって、代わりにキャップ取り出し
装置54のコンベヤの一端側が配設されているため、タ
ーレット14のキャップ保持部16a内のラグキャップ
1は、このキャップ保持部16aから抜け落ちて、下側
のキャップ取り出し装置54のコンベヤ上に乗り移り、
図示していないストックヤード等へ搬送される。
【0047】したがって、ターレット14に形成された
6つのパッキンホルダ15およびキャップ保持部16
が、第1〜第6の各作業ステーションに順次停止するこ
とによってラグキャップ1にパッキン2が自動的に装着
されて、最終の第6ステーションVIにおいて完成した
ラグキャップ1が得られる。なお、上記の説明は、特定
の1つのパッキンホルダ15およびキャップ保持部16
についての説明であるが、他のパッキンホルダ15とキ
ャップ保持部16についても同様な効果が得られる。
【0048】以上のように、本実施例のパッキン自動装
着装置11によれば、従来においては手作業で行われて
いたパッキン2の装着作業を自動化できる。また、上記
実施例においては、キャップ供給装置35に、裏返しの
状態で供給されるパッキン未装着のラグキャップ1を、
キャップ供給コンベヤ36上から自動的に排除する反転
キャップ排除コンペヤ37を備えているので、従来、作
業者が目視検査によって行っていた反転キャップの排除
作業をシート状の磁石を利用することによって簡単なコ
ンベヤ装置で自動化することができる。したがって、手
作業で行われていた作業を自動化できるため、ラグキャ
ップ製造ラインの完全自動化が可能となる。
【0049】また、本実施例においては、1台のターレ
ット14上の6箇所にパッキン保持部15を形成して間
欠回転運動させることによって、複数の工程を順次行う
ようにしたので、装置のコンパクト化を図ることができ
る。
【0050】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明のラグキャ
ップのパッキン自動装着装置は、間欠回転駆動されるタ
ーレットの周縁部に、パッキン保持部とキャップ保持部
とが同心状かつ間欠駆動ピッチに合わせて等間隔に設け
られ、さらに前記ターレットの各間欠停止位置に、パッ
キン供給装置と、キャップ供給装置と、パッキン装着装
置およびキャップ取り出し装置との少なくとも4つの装
置が順に設けられているので、ラグキャップ内へのパッ
キンの装着を自動的に、かつ確実的に行うことができ
る。また、前記キャップ供給工程に設けて、裏返ったキ
ャップを排除する排除機構に磁力を利用すれば、この反
転キャップの排除機構を簡素化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例のパッキン自動装着装置を
示す正面図である。
【図2】図1の装置のターレット上面より下側を示した
平面図である。
【図3】パッキン供給装置の側面図である。
【図4】パッキホルダへのパッキンの供給工程を示す説
明図である。
【図5】パッキンの位置是正工程を示す説明図である。
【図6】キャップストッパ機構を示す説明図である。
【図7】キャップ送り出し機構を示す説明図である。
【図8】キャップ供給コンベアおよび反転キャップ排除
コンベアの正面図である。
【図9】キャップ供給コンベアおよび反転キャップ排除
コンベアの側面図である。
【図10】ラグキャップへのパッキン装着工程およびノ
ーキャップ時のパッキン排除工程を示す説明図である。
【図11】ラグキャップの裏面図である。
【図12】図11のXII−XII線断面図である。
【図13】ラグキャップを広口ビンに取り付けた状態を
示す断面正面図である。
【符号の説明】
1 ラグキャップ 1a 突起(ラグ) 2 パッキン 11 パッキン自動装着装置 14 ターレット 15 パッキンホルダ 16 キャップ保持部 21 ゼネバ歯車機構 22 パッキン供給装置 29 エアノズル 31 パッキン位置是正機構 35 パッキン供給装置 36 パッキン供給コンベヤ 37 反転キャップ排除コンベヤ 37b シート状永久磁石 49 パッキン装着装置 52 パッキン詰めポンチ 54 キャップ取り出し装置 I パッキン供給工程を行う第1ステーション IV キャップ供給工程を行う第4ステーション V パッキン装着工程を行う第5ステーション VI キャップ取り出し工程を行う第6ステーション

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器の口部外周に形成された突条にラグ
    を係合させて密閉するラグキャップの内部に円形シート
    状のパッキンを装着するラグキャップのパッキン自動装
    着装置において、 間欠回転駆動されるターレットの周縁部に、前記パッキ
    ンを1枚ずつ保持する複数のパッキン保持部が、前記タ
    ーレットの間欠駆動ピッチに合わせて等間隔に設けられ
    るとともに、これら各パッキン保持部の下側に、このパ
    ッキン保持部に保持したパッキンと同心状に前記ラグキ
    ャップを保持するキャップ保持部が一体に設けられ、さ
    らに前記ターレットの各間欠停止位置に、パッキン供給
    装置と、キャップ供給装置と、パッキン装着装置および
    キャップ取り出し装置との少なくとも4つの装置が順に
    設けられるとともに、前記パッキン供給装置がバキュー
    ムによってパッキンを吸着保持して前記パッキン保持部
    へ供給することを特徴とするラグキャップのパッキン自
    動装着装置。
  2. 【請求項2】 前記キャップ供給装置は、反転して裏返
    ったキャップの底板を磁力で吸着して自動的に排除する
    反転キャップ排除機構を備えていることを特徴とする請
    求項1記載のラグキャップのパッキン自動装着装置。
JP25886394A 1994-09-28 1994-09-28 ラグキャップのパッキン自動装着装置 Pending JPH0891485A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015504672A (ja) * 2012-01-17 2015-02-16 ▲広▼州▲潔▼特生物▲過▼▲濾▼制品有限公司 使い捨て細胞培養フラスコ用通気キャップの組立機
CN108247322A (zh) * 2018-01-08 2018-07-06 广东金弘达自动化科技股份有限公司 装胶钉装置

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