JPH0888946A - エネルギ変換装置 - Google Patents

エネルギ変換装置

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Publication number
JPH0888946A
JPH0888946A JP6218615A JP21861594A JPH0888946A JP H0888946 A JPH0888946 A JP H0888946A JP 6218615 A JP6218615 A JP 6218615A JP 21861594 A JP21861594 A JP 21861594A JP H0888946 A JPH0888946 A JP H0888946A
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JP
Japan
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switch
superconducting magnet
voltage
capacitor
superconducting
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Pending
Application number
JP6218615A
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English (en)
Inventor
Ryoichi Sugawara
良市 菅原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Publication of JPH0888946A publication Critical patent/JPH0888946A/ja
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E40/00Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
    • Y02E40/60Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment

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  • Containers, Films, And Cooling For Superconductive Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 超電導マグネットの電磁エネルギを効率よく
静電エネルギに変換して利用でき、定電圧を要する負荷
に対しては安定した電力の供給が行えるエネルギ変換装
置を提供する。 【構成】 永久電流を蓄電する超電導マグネット7と蓄
積コンデンサ14a,14bとを、ホールドオフダイオ
ード12a,12b及び充電スイッチ13a,13bを
介して並列に接続し、制御部11で超電導スイッチ8と
充電スイッチ13aを開閉制御して蓄積コンデンサ14
aに充電された静電エネルギを放電させることによって
直流負荷1に加えられ、また制御部11で超電導スイッ
チ8と充電スイッチ13bを開閉制御して蓄積コンデン
サ14bに充電された静電エネルギを放電させることに
よって制御部11が動作するための制御電源としてい
る。これにより外部エネルギに依存することなく安定的
に動作させられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超電導マグネットを用
いて所望の電圧を得ることができるエネルギ変換装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】周知の通り、コンピュータ関連機器やそ
の他の電子機器及び電力機器等は、配電系統から分岐さ
れた配電線を入力電源として電力が供給されている。そ
して各機器は、配電線の停電や瞬時停電が発生した時
に、これに対応して配電線に並列に接続された蓄電池や
自家発電装置等の予備電源装置、いわゆる無停電電源装
置から電力が継続して供給されるようになっている。
【0003】また、これらの蓄電池や自家発電装置等の
予備電源装置から複数の電圧を取り出そうとする場合に
は変圧器等の電磁回路部品が必要で、これら電磁回路部
品を用いることから必然的に予備電源装置は大型になり
やすい。
【0004】一方、超電導マグネットは、強力な磁場が
形成されることから専ら磁石としての利用が主となって
おり、交通面や医療面等で数多くの装置が開発され使用
されている。また、最近ではエネルギ貯蔵の要素として
の利用点で着目され、この点での開発検討が進められて
いる。
【0005】しかし、エネルギ貯蔵の要素としての利用
も定電流源として用いるもので、負荷の状態によって発
生電圧が変動し、定電圧を要する負荷には使用すること
ができない。このため超電導マグネットのエネルギ貯蔵
の要素としての利用の面から、超電導マグネットの電磁
エネルギを効率よく静電エネルギに変換して利用でき、
定電圧を要する負荷に対しても安定して電力の供給が行
なえる装置、あるいは複数の負荷にそれぞれ違った電圧
を安定して供給できる小型の装置の開発が嘱望されてい
る。
【0006】また、この装置には、例えば配電線に接続
された各機器の停電等の緊急時の予備電源装置として接
続されている場合は、停電が発生すると速やかに切り換
えられ、各機器への電力の供給が継続して行なえるよう
にすることが求められており、さらに超電導マグネット
からのエネルギのみで、外部からのエネルギ(電源)を
得ることなく動作することが求められている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような超電導マ
グネットのエネルギ貯蔵の要素としての利用開発が望ま
れている状況に鑑みて本発明はなされたもので、その目
的とするところは超電導マグネットを用い、その電磁エ
ネルギを効率よく静電エネルギに変換して利用でき、定
電圧を要する負荷に対して安定した電力の供給が行え、
あるいは複数の電圧を必要とする負荷に対しそれぞれ必
要な電圧を安定して供給することができるようにしたエ
ネルギ変換装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のエネルギ変換装
置は、永久電流を蓄電する超電導マグネットと、この超
電導マグネットに並列に接続され永久電流を断続する開
閉手段と、超電導マグネットに第1の整流素子及び第1
の開閉器を介して並列に接続され開閉手段と該第1の開
閉器の開閉によって第1の所定電圧を出力する第1のコ
ンデンサと、開閉手段及び第1の開閉器を第1のコンデ
ンサが所定電圧となるよう制御する制御手段と、超電導
マグネットに第2の整流素子及び第2の開閉器を介して
並列に接続され且つ制御手段を動作させる制御電源に並
列に接続された第2のコンデンサと、この第2のコンデ
ンサの端子電圧を検出する検出器とを備え、検出器の検
出値に基づき第2のコンデンサの端子電圧が第2の所定
電圧となるよう開閉手段及び第2の開閉器の開閉を制御
することを特徴とするものであり、また、永久電流を蓄
電する超電導マグネットと、この超電導マグネットに並
列に接続され永久電流を断続する開閉手段と、超電導マ
グネットに並列に接続された複数組の直列接続された整
流素子と開閉器及びコンデンサと、これらコンデンサの
各端子電圧を検知する検出器と、この検出器の検出値に
基づき開閉手段及び開閉器をコンデンサ端子電圧が各々
所定値となるよう制御する制御手段とを具備することを
特徴とするものである。
【0009】
【作用】上記のように構成されたエネルギ変換装置は、
第1の発明では、永久電流を蓄電する超電導マグネット
と第1のコンデンサとを第1の整流素子及び第1の開閉
器を介して並列に接続し、制御手段で永久電流を断続す
る開閉手段と共に第1の開閉器を開閉制御して第1のコ
ンデンサへの充電を断続するようにしており、第1のコ
ンデンサに充電された静電エネルギは、第1のコンデン
サを放電させることによって直流負荷に加えられる。ま
た超電導マグネットと第2のコンデンサとを第2の整流
素子及び第2の開閉器を介して並列に接続し、同じく制
御手段で開閉手段と共に第2の開閉器を開閉制御して第
2のコンデンサへの充電を断続しており、第2のコンデ
ンサに充電された静電エネルギは、第2のコンデンサを
放電させることによって制御手段が動作するための制御
電源としている。これにより超電導マグネットからの電
磁エネルギを効率良く静電エネルギに変換し、これを電
源とすることで外部からのエネルギに依存することなく
安定的に単独で動作させることができる。
【0010】第2の発明では、永久電流を蓄電し開閉手
段が並列に接続された超電導マグネットと複数のコンデ
ンサとをこれと同数の整流素子及び開閉器を介して並列
に接続し、制御手段で永久電流を断続する開閉手段と共
に各開閉器を開閉制御して各コンデンサへの充電を断続
するようにしており、超電導マグネットに蓄えられた電
磁エネルギは、開閉手段及び開閉器によって断続されな
がら、それぞれの端子電圧が所定値を維持するように各
コンデンサに充電がなされ、さらに各コンデンサに充電
された静電エネルギは、コンデンサを放電させることに
よって対応する直流負荷に加えられる。このようにして
超電導マグネットの電磁エネルギは効率よく静電エネル
ギに変換して利用することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。先ず第1の実施例の予備電源装置について図1に
より説明する。図1は負荷に予備電源装置から電力を供
給している状態を示す回路図である。
【0012】図1において、直流負荷1は配電線2に接
続された主電源装置3の出力側に逆流防止ダイオード4
を介在して接続され、この主電源装置3から通常の状態
では電力が供給され、所定の動作をするようになってい
る。また、同時に直流負荷1は、配電線2の停電や瞬時
停電が発生した時等の緊急時に電力を供給する予備電源
装置5の出力側に接続されている。
【0013】そして予備電源装置5は次のように構成さ
れている。すなわち、予備電源装置5に設けられたクラ
イオスタット6内には超電導マグネット7と、この超電
導マグネット7の両端に並列に接続された超電導スイッ
チ8が収納されている。この超電導マグネット7は配電
線2に接続された励磁電源部9に励磁スイッチ10を介
して接続されており、超電導スイッチ8を開放した状態
で励磁スイッチ10を閉成することによって励磁される
ようになっている。
【0014】このため、超電導マグネット7には励磁さ
れた後に超電導スイッチ8を閉成することによって、励
磁スイッチ10を開放して励磁電源部9を切り離した状
態でも永久電流が流れるようになっている。なお、超電
導スイッチ8及び励磁スイッチ10の開閉動作は制御部
11によって制御される。
【0015】また超電導マグネット7には、ホールドオ
フダイオード12a,12bと充電スイッチ13a,1
3bを各々直列に接続した直列回路を介し、超電導スイ
ッチ8を開放した際に超電導マグネット7から一方向に
電流が流れて充電されるように蓄積コンデンサ14a,
14bが接続されている。
【0016】そして、充電スイッチ13aが接続された
蓄積コンデンサ14aの片方の端子には、逆流阻止ダイ
オード15のアノード側が接続されており、逆流阻止ダ
イオード15のカソード側と蓄積コンデンサ14aの他
方の端子とを予備電源装置5の出力端子とすることによ
って、出力端子に接続された直流負荷1に蓄積コンデン
サ14aから放電電流が流れるようになっている。
【0017】さらに、蓄積コンデンサ14aの両端子間
には分圧器16aが接続されており、これにより蓄積コ
ンデンサ14aの端子間電圧が分圧され、端子間電圧に
比例した信号が制御部11に入力されている。また制御
部11には、配電線2の電圧を検出して監視する電圧検
出器17の出力信号が入力されるようになっている。な
お、18は制御部11に接続された論理回路で、これに
より超電導スイッチ8の開閉が制御される。
【0018】一方、通常時には配電線2より整流回路1
9を介して蓄積コンデンサ14bが充電されると共に、
整流回路19からDC/DCコンバータ20への電圧供
給がなされ、DC/DCコンバータ20の出力電圧が制
御部11に供給されるようになっている。また充電スイ
ッチ13bが接続された蓄積コンデンサ14bの両端子
間には分圧器16bが接続されており、これによって蓄
積コンデンサ14bの端子間電圧が分圧され、端子間電
圧に比例した信号が制御部11に入力されている。
【0019】そして制御部11においては次のような制
御が行われる。すなわち、配電線2の電圧が正常で、か
つ直流負荷1に配電線2から主電源装置3を介し電圧が
供給されている通常の状態においては、制御部11で超
電導スイッチ8を開放し励磁スイッチ10を閉成するよ
うに制御し、励磁電源部9によって超電導マグネット7
を励磁する。続いて超電導スイッチ8を閉成し、励磁ス
イッチ10を開放するように制御して励磁電源部9を切
り離し超電導マグネット7に永久電流を流すように制御
する。
【0020】そこで、電圧検出器17から配電線2の停
電あるいは瞬時停電等による電圧降下の検出信号が制御
部11に入力されると、制御部11では超電導スイッチ
8を開放するように制御し、充電スイッチ13aを閉成
するように制御する。これによって超電導マグネット7
からホールドオフダイオード12aと充電スイッチ13
aを介して電流が流れ、蓄積コンデンサ14aが充電さ
れる。
【0021】この時、蓄積コンデンサ14aの端子間電
圧は超電導マグネット7のコイルのインダクタンスL
[H]と超電導マグネット7に流れるコイル電流I
[A]、蓄積コンデンサ14aの静電容量C[F]、直
流負荷1のインピーダンスZ[Ω]で決定される傾きで
上昇する。蓄積コンデンサ14aの充電電圧は端子間に
接続された分圧器16aを介して制御部11に入力さ
れ、充電電圧すなわち端子間電圧が、設定上限電圧に達
すると超電導スイッチ8を閉成し、また充電スイッチ1
3aを開放し充電を停止する。
【0022】蓄積コンデンサ14aへの充電が行われる
と、蓄積コンデンサ14aから直流負荷1に放電による
電流が流れる。この直流負荷1への放電によって蓄積コ
ンデンサ14aの端子間電圧は、蓄積コンデンサ14a
の静電容量C[F]、直流負荷1のインピーダンスZ
[Ω]で決定される時定数で下降する。
【0023】そして蓄積コンデンサ14aの端子間電圧
が設定下限電圧になると再び制御部11によって超電導
スイッチ8が開放され、充電スイッチ13aが閉成する
ように制御されて蓄積コンデンサ14aへの充電が行わ
れる。このような蓄積コンデンサ14aの超電導スイッ
チ8と充電スイッチ13aによる充電の断続と、直流負
荷1への放電を繰り返すことで、直流負荷1には継続し
て設定された電圧範囲内で電力が供給される。すなわち
超電導マグネット7に蓄えられた電磁エネルギが静電エ
ネルギに変換されて直流負荷1に供給される。
【0024】このように制御部11においては、停電あ
るいは瞬時停電等を検出する電圧検出器17からの信号
を常時見張っていて、停電あるいは瞬時停電等の検出信
号が入力され次第、直流負荷1への継続した電力供給動
作を実行する。
【0025】また一方、制御部11の電源も、配電線2
から整流回路19及びDC/DCコンバータ20を介し
電力供給を得ているために、停電もしくは瞬時停電が発
生すると電力供給がなされなくなり、次のようにして電
力供給が継続される。
【0026】配電線2が停電もしくは瞬時停電が起った
時、蓄積コンデンサ14bが負荷であるDC/DCコン
バータ20及び制御部11を介して放電し始める。蓄積
コンデンサ14bの端子電圧は、端子間に接続された分
圧器16bを介して制御部11に入力されて継続して監
視されている。
【0027】そして蓄積コンデンサ14bの端子電圧が
下限電圧設定値に達した時に超電導スイッチ8を開放す
るように制御すると共に充電スイッチ13bを閉成し、
蓄積コンデンサ14bを充電する。蓄積コンデンサ14
bの端子電圧が上限設定電圧に達した時、充電スイッチ
13bを開放して充電をストップする。以後この動作を
繰り返すことで超電導マグネット7からDC/DCコン
バータ20を介し制御部11へ電力が供給される。
【0028】上記の配電線2が停電もしくは瞬時停電が
起った時の蓄積コンデンサ14a,14bへの充電等の
動作は、それぞれ並行して実行され、これにより超電導
マグネット7が設けられた予備電源装置のみで停電時等
に、外部からのエネルギ供給をうけずに、単独に動作し
安定的に電力供給が出来る。
【0029】そして、配電線2の電圧が正常に復帰し、
配電線2から直流負荷1に電力が供給されると、電圧検
出器17から配電線2の正常電圧の検出信号が制御部1
1に入力されて超電導スイッチ8が閉成され、超電導マ
グネット7は永久電流が流れ続ける状態に戻る。
【0030】このように本実施例は構成されているの
で、予備電源装置5においては、制御部11によって超
電導マグネット7に並列に接続された超電導スイッチ8
の開閉動作が制御され、蓄積コンデンサ14a,14b
の端子間電圧が設定された電圧値となるように制御され
制御部11への電力供給が行われながら、直流負荷1へ
の放電を繰り返して行なうことができ、超電導マグネッ
ト7に蓄えられた電磁エネルギが効率よく静電エネルギ
に変換され、負荷1に供給されて利用される。
【0031】また、主電源装置3から負荷1への電力供
給が停電等で一時中断した場合でも、自動的に予備電源
装置5に切り換えられ、予備電源装置5では制御部11
により蓄積コンデンサ14aの端子間電圧が制御されて
出力され、直流負荷1への定電圧での電力供給が継続で
きる。
【0032】次に第2の実施例の予備電源装置について
図2により説明する。図2は負荷に予備電源装置から電
力を供給している状態を示す回路図である。
【0033】図2において、直流負荷1a,1b,1c
は、配電線2に接続され出力電圧がそれぞれ異なる主電
源装置3a,3b,3cの出力側に逆流防止ダイオード
4a,4b,4cを介在させて接続され、主電源装置3
a,3b,3cから通常の状態では電力が供給され、所
定の動作をするようになっている。また、同時に直流負
荷1a,1b,1cは、配電線2の停電や瞬時停電が発
生した時等の緊急時に電力を供給する予備電源装置21
の出力側に接続されている。
【0034】そして、予備電源装置21は次のように構
成されている。すなわち、予備電源装置21のクライオ
スタット6内には超電導マグネット7、超電導スイッチ
8が収納されており、超電導スイッチ8は超電導マグネ
ット7の励磁スイッチ10と共に制御部22によって開
閉動作が制御される。
【0035】また超電導マグネット7には、ホールドオ
フダイオード23a,23b,23cと充電スイッチ2
4a,24b,24c、さらに蓄積コンデンサ25a,
25b,25cとを各対応するもの同志を直列に接続し
た複数の直列回路が並列に接続されており、超電導スイ
ッチ8を開放した際に超電導マグネット7から一方向に
電流が流れて蓄積コンデンサ25a,25b,25cが
充電されるように接続されている。
【0036】そして、充電スイッチ24a,24b,2
4cが接続された蓄積コンデンサ25a,25b,25
cの片方の端子には、逆流阻止ダイオード15a,15
b,15cのアノード側が接続されている。これにより
逆流阻止ダイオード15a,15b,15cの各カソー
ド側と蓄積コンデンサ25a,25b,25cの各他方
の端子とを予備電源装置21の出力端子とすることによ
って、出力端子に接続された直流負荷1a,1b,1c
に蓄積コンデンサ25a,25b,25cから放電電流
が流れるようになっている。
【0037】さらに、各蓄積コンデンサ25a,25
b,25cの両端子間にはそれぞれ分圧器26a,26
b,26cが接続されており、これにより蓄積コンデン
サ25a,25b,25cの端子間電圧が分圧され、端
子間電圧に比例した信号が制御部22にそれぞれ入力さ
れる。また制御部22には、配電線2の電圧を検出して
監視する電圧検出器17の出力信号が入力されるように
なっている。なお、27は制御部22に接続された論理
回路で、これにより超電導スイッチ8の開閉が制御され
る。
【0038】そして制御部22においては次のような制
御が行われる。すなわち、配電線2の電圧が正常で、か
つ直流負荷1a,1b,1cに配電線2から主電源装置
3a,3b,3cを介し電圧が供給されている通常の状
態においては、制御部22で超電導スイッチ8を開放し
励磁スイッチ10を閉成するように制御し、励磁電源部
9によって超電導マグネット7を励磁する。続いて超電
導スイッチ8を閉成し、励磁スイッチ10を開放するよ
うに制御して励磁電源部9を切り離し超電導マグネット
7に永久電流を流すように制御する。
【0039】そこで、電圧検出器17から配電線2の停
電あるいは瞬時停電等による電圧降下の検出信号が制御
部22に入力されると、制御部22では超電導スイッチ
8を開放するように制御し、充電スイッチ24a,24
b,24cを閉成するように制御する。これによって超
電導マグネット7からホールドオフダイオード23a,
23b,23cと充電スイッチ24a,24b,24c
を介して電流が流れ、蓄積コンデンサ25a,25b,
25cが充電される。
【0040】この時、蓄積コンデンサ25a,25b,
25cの端子間電圧は、蓄積コンデンサ25a,25
b,25cの静電容量Ca,Cb,Cc[F]、直流負
荷1a,1b,1cのインピーダンスZa,Zb,Zc
[Ω]で決定される傾きで上昇する。蓄積コンデンサ2
5a,25b,25cの充電電圧は端子間に接続された
分圧器26a,26b,26cを介して制御部22に入
力され、各充電電圧すなわち端子間電圧が、それぞれの
設定上限電圧に達すると充電スイッチ24a,24b,
24cを開放し充電を停止する。
【0041】蓄積コンデンサ25a,25b,25cへ
の充電が行われると、蓄積コンデンサ25a,25b,
25cから直流負荷1a,1b,1cに放電による電流
が流れる。この直流負荷1a,1b,1cへの放電によ
って蓄積コンデンサ25a,25b,25cの端子間電
圧は、蓄積コンデンサ25a,25b,25cの静電容
量Ca,Cb,Cc[F]、直流負荷1a,1b,1c
のインピーダンスZa,Zb,Zc[Ω]で決定される
時定数で下降する。
【0042】そして蓄積コンデンサ25a,25b,2
5cの各端子間電圧がそれぞれの設定下限電圧になると
再び制御部22によって超電導スイッチ8が開放され、
充電スイッチ24a,24b,24cの対応するものが
閉成するように制御され、蓄積コンデンサ25a,25
b,25cへの充電が行われる。このような蓄積コンデ
ンサ25a,25b,25cの超電導スイッチ8と充電
スイッチ24a,24b,24cによる充電の断続と、
直流負荷1a,1b,1cへの放電を繰り返すことで、
直流負荷1a,1b,1cには継続して設定された電圧
範囲内で電力が供給される。すなわち超電導マグネット
7に蓄えられた電磁エネルギが静電エネルギに変換され
て直流負荷1a,1b,1cに供給される。
【0043】このように制御部22においては、停電あ
るいは瞬時停電等を検出する電圧検出器17からの信号
を常時見張っていて、停電あるいは瞬時停電等の検出信
号が入力され次第、各直流負荷1a,1b,1cへの継
続した電力供給動作を実行する。
【0044】このように本実施例は構成されているの
で、予備電源装置21においては、制御部22によって
超電導マグネット7に並列に接続された超電導スイッチ
8の開閉動作が制御され、蓄積コンデンサ25a,25
b,25cの端子間電圧がそれぞれ個々に設定された電
圧値となるように制御されながら、各直流負荷1a,1
b,1cへの放電を繰り返して行なうことができ、超電
導マグネット7に蓄えられた電磁エネルギが効率よく静
電エネルギに変換され、各直流負荷1a,1b,1cに
供給されて利用される。
【0045】また、主電源装置3a,3b,3cから各
直流負荷1a,1b,1cへの電力供給が停電等で一時
中断した場合でも、自動的に予備電源装置21に切り換
えられ、予備電源装置21では制御部22により各直流
負荷1a,1b,1cに対応して設けられた蓄積コンデ
ンサ25a,25b,25cのそれぞれの端子間電圧が
制御されて出力され、各直流負荷1a,1b,1cへの
個々に設定された定電圧での電力供給が継続できる。
【0046】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、永久電流を蓄電する超電導マグネットの有する
電磁エネルギを効率よく静電エネルギに変換して利用す
ることができ、定電圧を要する負荷に対しては安定した
電力の供給が行え、あるいは複数の電圧を必要とする負
荷に対してはそれぞれ必要な電圧を安定して供給するこ
とができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る予備電源装置を接
続する回路図である。
【図2】本発明の第2の実施例に係る予備電源装置を接
続する回路図である。
【符号の説明】
1…直流負荷 7…超電導マグネット 8…超電導スイッチ 11…制御部 12a,12b…ホールドオフダイオード 13a,13b…充電スイッチ 14a,14b…蓄積コンデンサ 16a,16b…分圧器 19…整流回路 20…DC/DCコンバータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 永久電流を蓄電する超電導マグネット
    と、この超電導マグネットに並列に接続され前記永久電
    流を断続する開閉手段と、前記超電導マグネットに第1
    の整流素子及び第1の開閉器を介して並列に接続され前
    記開閉手段と該第1の開閉器の開閉によって第1の所定
    電圧を出力する第1のコンデンサと、前記開閉手段及び
    第1の開閉器を前記第1のコンデンサが所定電圧となる
    よう制御する制御手段と、前記超電導マグネットに第2
    の整流素子及び第2の開閉器を介して並列に接続され且
    つ前記制御手段を動作させる制御電源に並列に接続され
    た第2のコンデンサと、この第2のコンデンサの端子電
    圧を検出する検出器とを備え、前記検出器の検出値に基
    づき前記第2のコンデンサの端子電圧が第2の所定電圧
    となるよう前記開閉手段及び第2の開閉器の開閉を制御
    することを特徴とするエネルギ変換装置。
  2. 【請求項2】 永久電流を蓄電する超電導マグネット
    と、この超電導マグネットに並列に接続され前記永久電
    流を断続する開閉手段と、前記超電導マグネットに並列
    に接続された複数組の直列接続された整流素子と開閉器
    及びコンデンサと、これらコンデンサの各端子電圧を検
    知する検出器と、この検出器の検出値に基づき前記開閉
    手段及び開閉器を前記コンデンサ端子電圧が各々所定値
    となるよう制御する制御手段とを具備することを特徴と
    するエネルギ変換装置。
JP6218615A 1994-09-13 1994-09-13 エネルギ変換装置 Pending JPH0888946A (ja)

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