JPH088621Y2 - 鮎の友釣用仕掛け - Google Patents
鮎の友釣用仕掛けInfo
- Publication number
- JPH088621Y2 JPH088621Y2 JP7205793U JP7205793U JPH088621Y2 JP H088621 Y2 JPH088621 Y2 JP H088621Y2 JP 7205793 U JP7205793 U JP 7205793U JP 7205793 U JP7205793 U JP 7205793U JP H088621 Y2 JPH088621 Y2 JP H088621Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ayu
- diving
- fishing
- pipe
- sweetfish
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、オトリ鮎の鼻の部分に
簡単に取付け取外しできると共に、該オトリ鮎が川底に
良く沈むことができる鮎の友釣用仕掛けに関する。
簡単に取付け取外しできると共に、該オトリ鮎が川底に
良く沈むことができる鮎の友釣用仕掛けに関する。
【0002】
【従来の技術】従来における前記したような鮎の友釣用
鼻環としては、例えば、実公昭58−23246号公報
に開示されたものがある。これは、切れ目を有するリン
グ状の鼻環と、該鼻環より延長された部分に曲加工を施
して形成した操縦軸の中程に形成された三角形状水平方
向直線部とを一体的に針金で形成し、この直線部に潜水
板を取付けたものである。
鼻環としては、例えば、実公昭58−23246号公報
に開示されたものがある。これは、切れ目を有するリン
グ状の鼻環と、該鼻環より延長された部分に曲加工を施
して形成した操縦軸の中程に形成された三角形状水平方
向直線部とを一体的に針金で形成し、この直線部に潜水
板を取付けたものである。
【0003】そして、この鼻環の使用方法は、鼻環の操
縦軸側を固定した状態で切れ目の他方を捩じって切れ目
を開き、この開いた先端部分を鮎の鼻の部分に挿通して
鼻環に対して鮎を取付けるものである。
縦軸側を固定した状態で切れ目の他方を捩じって切れ目
を開き、この開いた先端部分を鮎の鼻の部分に挿通して
鼻環に対して鮎を取付けるものである。
【0004】このように、鼻環を取付けたオトリ鮎を川
に入れると、川面に道糸が平行に近くなるほど、潜水板
が立って水流に押さえられて川底に沈むので、川底にい
る野鮎が近づいてきて素人であっても良く釣れると共
に、オトリ鮎の川底への移動が容易となることから、オ
トリ鮎を長時間元気に放流させることができる。
に入れると、川面に道糸が平行に近くなるほど、潜水板
が立って水流に押さえられて川底に沈むので、川底にい
る野鮎が近づいてきて素人であっても良く釣れると共
に、オトリ鮎の川底への移動が容易となることから、オ
トリ鮎を長時間元気に放流させることができる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、前記した従
来の鼻環にあっては、切れ目を有するリング状の鼻環を
捩じって切れ目を開いき、この開いた切れ目の先端部分
にオトリ鮎の鼻部分に挿通する方式であるため、オトリ
鮎を交換する毎に前記捩じりを行わなければならず、従
って、繰り返し行っていると捩じり部分が切断されてし
まい寿命が短くなるといった問題があった。
来の鼻環にあっては、切れ目を有するリング状の鼻環を
捩じって切れ目を開いき、この開いた切れ目の先端部分
にオトリ鮎の鼻部分に挿通する方式であるため、オトリ
鮎を交換する毎に前記捩じりを行わなければならず、従
って、繰り返し行っていると捩じり部分が切断されてし
まい寿命が短くなるといった問題があった。
【0006】また、潜水板は鼻環と離れた位置にあるた
め、水の抵抗によって潜水板が沈む方向に移動したとし
ても、オトリ鮎には直接的に潜水力が作用せず、オトリ
鮎はほとんど自分の力で川底に向かって潜ることにな
り、従って、オトリ鮎の寿命が短くなるといった問題が
あった。
め、水の抵抗によって潜水板が沈む方向に移動したとし
ても、オトリ鮎には直接的に潜水力が作用せず、オトリ
鮎はほとんど自分の力で川底に向かって潜ることにな
り、従って、オトリ鮎の寿命が短くなるといった問題が
あった。
【0007】本考案は前記した問題点を解決せんとする
もので、その目的とするところは、鼻環のロック部を係
止具から外してパイプを軸として回転することにより、
鮎の鼻の部分への挿入が行えると共に、潜水板に前記鼻
環は取付けられているので、水流によって潜水板に作用
する潜水方向の力が鮎へ直接加わって鮎の潜水が楽にな
り、しかも、前記潜水板に着色を施すことによりオトリ
鮎の居所の目印となる鮎の友釣用仕掛けを提供せんとす
るにある。
もので、その目的とするところは、鼻環のロック部を係
止具から外してパイプを軸として回転することにより、
鮎の鼻の部分への挿入が行えると共に、潜水板に前記鼻
環は取付けられているので、水流によって潜水板に作用
する潜水方向の力が鮎へ直接加わって鮎の潜水が楽にな
り、しかも、前記潜水板に着色を施すことによりオトリ
鮎の居所の目印となる鮎の友釣用仕掛けを提供せんとす
るにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案の鮎の友釣用仕掛
けは、前記した目的を達成せんとするもので、合成樹脂
等の材料によって構成した潜水板と、該潜水板の裏面一
側に固定されたパイプと、該パイプと対向する前記潜水
板の裏面に固定された係止具と、前記パイプ内に挿入さ
れる支持部、該支持部の一方から略V字状に折曲延長さ
れ前記係止具にロックされるロック部、前記支持部の他
方から略直角的に延長されオトリ鮎の鼻部分に挿入され
る略U字状に折曲された鮎取付部を一本の金属線で形成
した鼻環とで構成したものであり、また、前記潜水板を
水中において見分けが行える色に着色してもよい。
けは、前記した目的を達成せんとするもので、合成樹脂
等の材料によって構成した潜水板と、該潜水板の裏面一
側に固定されたパイプと、該パイプと対向する前記潜水
板の裏面に固定された係止具と、前記パイプ内に挿入さ
れる支持部、該支持部の一方から略V字状に折曲延長さ
れ前記係止具にロックされるロック部、前記支持部の他
方から略直角的に延長されオトリ鮎の鼻部分に挿入され
る略U字状に折曲された鮎取付部を一本の金属線で形成
した鼻環とで構成したものであり、また、前記潜水板を
水中において見分けが行える色に着色してもよい。
【0009】
【実施例】以下、本考案に係る鮎の友釣用仕掛けについ
て実施例を図1〜図5と共に説明する。1は合成樹脂あ
るいは金属(銅等の如く錆びにくい金属)の薄板を五角
形状に形成した潜水板、2は該潜水板1の斜辺部1aに
接着固定された前記したと同様な材料によるパイプであ
る。
て実施例を図1〜図5と共に説明する。1は合成樹脂あ
るいは金属(銅等の如く錆びにくい金属)の薄板を五角
形状に形成した潜水板、2は該潜水板1の斜辺部1aに
接着固定された前記したと同様な材料によるパイプであ
る。
【0010】また、3は前記潜水板1の他の斜辺部1b
に接着固定された潜水板1と同様な材料による係止具に
して、円筒状の一部を長手方向に中心線より上方で切断
したものである。すなわち、長手方向の開口部の幅W1
は内部の幅W2より狭くなっている。
に接着固定された潜水板1と同様な材料による係止具に
して、円筒状の一部を長手方向に中心線より上方で切断
したものである。すなわち、長手方向の開口部の幅W1
は内部の幅W2より狭くなっている。
【0011】4は1本の銅線等の錆びにくい金属線を折
曲して前記パイプ2内に挿入される支持部4a、該支持
部4aの一方から略V字状に折曲延長され前記係止具3
にロックされるロック部4b、前記支持部4aの他方か
ら略直角的に延長されオトリ鮎の鼻部分に挿入される略
U字状に折曲された鮎取付部4cで形成した鼻環であ
る。
曲して前記パイプ2内に挿入される支持部4a、該支持
部4aの一方から略V字状に折曲延長され前記係止具3
にロックされるロック部4b、前記支持部4aの他方か
ら略直角的に延長されオトリ鮎の鼻部分に挿入される略
U字状に折曲された鮎取付部4cで形成した鼻環であ
る。
【0012】このように構成した仕掛けを利用して鮎の
友釣を行うには、鼻環4における支持部4aからロック
部4bに至る略V字状の部分に道糸を接続し、ロック部
4bを係止具3より離脱してパイプ2を軸として鼻環4
を略180度回転する(図2における仮想線)。
友釣を行うには、鼻環4における支持部4aからロック
部4bに至る略V字状の部分に道糸を接続し、ロック部
4bを係止具3より離脱してパイプ2を軸として鼻環4
を略180度回転する(図2における仮想線)。
【0013】そして、鮎取付部4cの先端からオトリ鮎
の鼻部分に挿入して、該取付部4cの略U字状の部分が
鮎の鼻内部中央に位置した時に、鼻環4を180度反転
してロック部4bを係止具3に嵌め込む。この時、係止
具3の開口部の幅W1 が鼻環4の径より小さいので、ロ
ック部4bは係止具3内においてロックされて妄りに外
れたりすることがない。
の鼻部分に挿入して、該取付部4cの略U字状の部分が
鮎の鼻内部中央に位置した時に、鼻環4を180度反転
してロック部4bを係止具3に嵌め込む。この時、係止
具3の開口部の幅W1 が鼻環4の径より小さいので、ロ
ック部4bは係止具3内においてロックされて妄りに外
れたりすることがない。
【0014】このように、仕掛けにオトリ鮎を取付けて
友釣を行うと、道糸が水面に平行に近くなるほど潜水板
1は水流に対して角度が急になるので、水の抵抗が大き
くなり、しかも、当該潜水板の重量がオトリ鮎の鼻先に
作用することから、オトリ鮎は鮎自身の潜水力より弱い
力で潜水できることとなる。しかも、潜水板1はオトリ
鮎の鼻先に位置するので、水流による潜水力の減少がな
くオトリ鮎の潜水力の50%位の力で潜水が可能とな
り、従って、弱い力で潜水できることから、オトリ鮎の
寿命は長くなり釣りの成果が期待できる。
友釣を行うと、道糸が水面に平行に近くなるほど潜水板
1は水流に対して角度が急になるので、水の抵抗が大き
くなり、しかも、当該潜水板の重量がオトリ鮎の鼻先に
作用することから、オトリ鮎は鮎自身の潜水力より弱い
力で潜水できることとなる。しかも、潜水板1はオトリ
鮎の鼻先に位置するので、水流による潜水力の減少がな
くオトリ鮎の潜水力の50%位の力で潜水が可能とな
り、従って、弱い力で潜水できることから、オトリ鮎の
寿命は長くなり釣りの成果が期待できる。
【0015】さらに、前記した潜水板1に水中において
見分けが行える色に着色することにより、オトリ鮎をポ
イントに送り込むために水面すれすれに移動させる場合
とか、野鮎が掛かった時において手元に引き寄せる場合
とかに目印となって、使い易いものとなる。
見分けが行える色に着色することにより、オトリ鮎をポ
イントに送り込むために水面すれすれに移動させる場合
とか、野鮎が掛かった時において手元に引き寄せる場合
とかに目印となって、使い易いものとなる。
【0016】なお、図6は潜水板1の他の実施例を示
し、前記した実施例における潜水板1が平板状であるの
に対して、本実施例のものは、後部1cが上方に向かっ
て傾斜されている。この実施例の場合には、水流による
水の抵抗が後部1cでより強くなるので、オトリ鮎の潜
水に対して補助する作用が強力となる。
し、前記した実施例における潜水板1が平板状であるの
に対して、本実施例のものは、後部1cが上方に向かっ
て傾斜されている。この実施例の場合には、水流による
水の抵抗が後部1cでより強くなるので、オトリ鮎の潜
水に対して補助する作用が強力となる。
【0017】
【考案の効果】本考案は前記したように、鼻環のロック
部を係止具から外してパイプを軸として回転することに
より、鼻環の前記一端は自由端となるので、鮎の鼻の部
分への挿入が簡単に行えると共に、鼻環に対して捩じり
力等が作用しないので、仕掛けとしての耐用年数が大き
くなるものである。
部を係止具から外してパイプを軸として回転することに
より、鼻環の前記一端は自由端となるので、鮎の鼻の部
分への挿入が簡単に行えると共に、鼻環に対して捩じり
力等が作用しないので、仕掛けとしての耐用年数が大き
くなるものである。
【0018】また、潜水板に前記鼻環は取付けられてい
るので、水流によって潜水板に作用する潜水方向の力が
鮎へ直接加わって鮎の潜水が楽になり、しかも、前記潜
水板に着色を施すことによりオトリ鮎の居所の目印とな
り、扱い易くなる等の効果を有するものである。
るので、水流によって潜水板に作用する潜水方向の力が
鮎へ直接加わって鮎の潜水が楽になり、しかも、前記潜
水板に着色を施すことによりオトリ鮎の居所の目印とな
り、扱い易くなる等の効果を有するものである。
【図1】本考案に係る鮎友釣用仕掛けの使用状態を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図2】本考案に係る鮎友釣用仕掛けの裏面斜視図であ
る。
る。
【図3】本考案に係る鮎友釣用仕掛けの裏面図である。
【図4】本考案に係る鮎友釣用仕掛けの側面図である。
【図5】図4におけるA−A線断面図である。
【図6】他の実施例に係る鮎友釣用仕掛けの側面図であ
る。
る。
1 潜水板 2 パイプ 3 係止具 4 鼻環 4a 支持部 4b ロック部 4c 鮎取付部
Claims (2)
- 【請求項1】 合成樹脂等の材料によって構成した潜水
板と、 該潜水板の裏面一側に固定されたパイプと、 該パイプと対向する前記潜水板の裏面に固定された係止
具と、 前記パイプ内に挿入される支持部、該支持部の一方から
略V字状に折曲延長され前記係止具にロックされるロッ
ク部、前記支持部の他方から略直角的に延長されオトリ
鮎の鼻部分に挿入される略U字状に折曲された鮎取付部
を一本の金属線で形成した鼻環とで構成した、 ことを特徴とする鮎の友釣用仕掛け。 - 【請求項2】 請求項1に記載の鮎の友釣用仕掛けにお
いて、 前記潜水板を水中において見分けが行える色に着色し
た、 ことを特徴とする鮎の友釣用仕掛け。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7205793U JPH088621Y2 (ja) | 1993-12-14 | 1993-12-14 | 鮎の友釣用仕掛け |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7205793U JPH088621Y2 (ja) | 1993-12-14 | 1993-12-14 | 鮎の友釣用仕掛け |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0736659U JPH0736659U (ja) | 1995-07-11 |
JPH088621Y2 true JPH088621Y2 (ja) | 1996-03-13 |
Family
ID=13478383
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7205793U Expired - Lifetime JPH088621Y2 (ja) | 1993-12-14 | 1993-12-14 | 鮎の友釣用仕掛け |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH088621Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-12-14 JP JP7205793U patent/JPH088621Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0736659U (ja) | 1995-07-11 |
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