JPH088483Y2 - カッタ付きスポットライト - Google Patents

カッタ付きスポットライト

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JPH088483Y2
JPH088483Y2 JP9023491U JP9023491U JPH088483Y2 JP H088483 Y2 JPH088483 Y2 JP H088483Y2 JP 9023491 U JP9023491 U JP 9023491U JP 9023491 U JP9023491 U JP 9023491U JP H088483 Y2 JPH088483 Y2 JP H088483Y2
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JP9023491U
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JPH0541006U (ja
Inventor
忠厚 百々
Original Assignee
株式会社松村電機製作所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、舞台照明などに用い
るカッタ付きスポットライトに係り、とくにスライドフ
ィルムの投影を可能にしたカッタ付きスポットライトに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、カッタ付きスポットライトとし
て、実公昭62−36168号公報に示すものがあっ
た。このスポットライトは、フレームホルダ,レンズ機
構,パターン保持部およびカッタ機構を有する前部筒
と、光源および反射鏡を有する後部筒とを、これらの軸
回りの回動調整可能に連結したものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、前述した従来
のカッタ付きスポットライトは、ハロゲン電球からなる
光源が発する熱が反射鏡によって光と共に前方に反射
し、カッタ機構およびパターン保持部が加熱されるた
め、パターン保持部にスライドフィルムなどの熱に弱い
パターンを保持させることができないという問題点があ
った。
【0004】この考案は、前述した問題点を解決して、
スライドフィルムなどをカッタ機構のカッタ部後側に設
けたパターン受け部に保持して投影でき、プロジェクタ
スポットライト,スライドキャリアと同様な機構をカッ
タ付きスポットライト本来の機能に加え具備させたスポ
ットライトを提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案は、角筒状のケ
ーシングに、フレームホルダ,レンズ機構,カッタ機
構,光源および反射鏡を前部から後部に向かって配設し
たカッタ付きスポットライトにおいて、前記カッタ機構
のカッタ部後側に接してパターンを着脱可能に保持する
パターン受け部を配設し、前記ケーシング内のパターン
受け部と反射面に熱吸収材がコーティングしてある前記
反射鏡との間を、前側の熱吸収ガラス板と後側の熱反射
ガラス板とによって仕切り、ケーシング内のパターン受
け部と熱吸収ガラス板との間に冷却風を送る前部ファ
ン、およびケーシング内の熱反射ガラス板の後方部分に
冷却風を送る後部ファンをケーシングに設けたものであ
る。
【0006】
【作用】この考案によるカッタ付きスポットライトは、
ケーシング内のカッタ機構のカッタ部後側に設けたパタ
ーン受け部と反射鏡との間を、前側の熱吸収ガラス板と
後側の熱反射ガラス板とによって仕切り、また前記反射
鏡の反射面に熱吸収材をコーティングしたので、光源か
ら発する熱を、反射鏡の熱吸収材および熱吸収ガラス板
によって吸収する。
【0007】さらに、ケーシングに設けた前部ファンの
駆動によって、ケーシング内のパターン受け部と前記熱
吸収ガラス板との間に冷却風を送り、主としてパターン
受部のパターンを冷却し、パターン受け部に光源から発
する熱が到達するのを防止する。したがって、パターン
受け部が光源から発する熱で加熱されず、パターン受け
部にスライドフィルムなどの熱に弱い材質のものを保持
させることが可能になる。
【0008】そして、ケーシング内の熱反射ガラス板の
後方部分が光源から発生する熱で高温になることも、後
部ファンの駆動によって前記熱反射ガラス板の後方部分
に冷却風を送り、反射鏡などを冷却することによって防
止できるので、後部ファンのモータなどの電気部品に熱
による悪影響を与えることもない。
【0009】
【実施例】以下、この考案の一実施例につき図を参照し
て説明する。図1,図2において、1は角筒状のケーシ
ングであり、ケーシング1は、上面が開放されたケーシ
ング本体2に倒立溝状の上部カバー3および後ぶた4が
着脱可能に固定されている。
【0010】ケーシング1の前端部にはカラーフレーム
(図示省略)を着脱可能に保持するフレームホルダ5が
設けられ、ケーシング1内のフレームホルダ5後方には
レンズ機構6が設けられている。レンズ機構6は、先玉
レンズ7と元玉レンズ8とがガイドレール9に、ケーシ
ング1外から前後方向に位置調整可能に取付けたズーム
式に構成されている。
【0011】ケーシング1内のレンズ機構6後方にはカ
ッタ機構10が配置され、カッタ機構10は、カッタ部
11の後側に接してパターン受け部12が設けられてい
る。
【0012】図3,図4に詳細を示すように、前記カッ
タ部11は、ケーシング本体2に前枠板13が固定さ
れ、前枠板13に固定部材41によって後枠板14が固
定されている。前,後枠板13,14間に回動板15が
配設され、回動板15は、軸回りに回動可能に、また前
後移動を拘束して固定部材41に保持されている。回動
板15の前側に押え板16が前後方向移動のみ可能に連
結され、回動板15と押え板16との間には4枚のカッ
タ板17が所定範囲内で可動に弾性挟持されている。
【0013】そして、各カッタ板17の外側に突出させ
た把手18を、ケーシング1の各面に形成した4つの窓
孔19とそれぞれ対応させ、窓孔19外から操作し、カ
ッタ板17を移動し、回動板15,押え板16にそれぞ
れ設けた角孔15a,16aをカットすることにより、
所要の大きさの正方形孔などの投光が得られるように構
成されている。
【0014】なお、前述したレンズ機構6およびカッタ
機構10のカッタ部11は実公昭62−36168号公
報に示すものとほぼ同じである。前記パターン受け部1
2は、回動板15の後面に角孔15aの両側辺および下
辺に沿って横断面ほぼZ字状の長受け片20および横断
面L字状の短受け片21が固着され、枠付きのフィルム
からなるパターン22をケーシング1の上方から窓孔1
9を介して回動板15と長,短受け片20,21との間
に挿入することにより、着脱可能に保持できるように構
成されている。
【0015】ケーシング1内のカッタ機構10の後方に
は、ケーシング本体2に固定した取付枠23が配設さ
れ、取付枠23に前側の熱吸収ガラス板24と後側の熱
反射ガラス板25とが前後方向に隙間Aを設けて保持さ
れて、仕切り部26が構成されている。そして、仕切り
部26は、ケーシング1内をカッタ機構10とカッタ機
構10の後方に設けた反射鏡27との間で仕切ってい
る。
【0016】反射鏡27は、アルミウム板の加工品から
なり、反射面28にダイクロイックコーティングなど、
熱吸収材のコーティングが施されている。また、反射鏡
27は、ケーシング本体1に固定した後部取付枠29に
固定され、後部取付枠29は連結板30によって仕切り
部26の取付枠23と連結されている。反射鏡27の反
射面28内中心部には、ハロゲン電球からなる光源31
が配設され、光源31は前記後ふた4内面側に設けたソ
ケット32に着脱可能に取付けられている。
【0017】ケーシング本体2の外周面両側には、ケー
シング1の吊下げおよびスタンドへの装着が可能なアー
ム33の両端部が所定位置での締付けねじ34の締付け
による固定可能に枢着されている。ケーシング本体2に
は、前部冷却ファン37と後部ファン44とが設けられ
ている。前部冷却ファン37には、羽根車37aとこれ
を回転させるモータ37bとを有するクロスフローファ
ンが用いられ、前記パターン受け部12から仕切り部2
6までのケーシング1内下部に設けられている。また、
前部ファン37は、吸収口38がケーシング本体2下面
に開口され、吹出口39がファンケース40上面に開口
され、このケース40上には前,後送風ガイド42,4
3が設けられている。
【0018】後部ファン44には、羽根車37aとこれ
を回転させるモータ37bとを有するプロペラファンが
用いられ、前記光源31およびソケット32下方のケー
シング1内下部に設けられている。また、後部ファン4
4は吸収口45がケーシング本体2下面に開口され、吹
出口46がファンケース47上面に開口されている。ケ
ーシング1の上部カバー3には、前部,後部ファン3
7,44のほぼ上方に、前後,後部排気口48,49が
複数の前後方向に長い孔を上部カバー3幅方向に並べて
形成され、排気口48,49の下方に近接させて前部,
後部塵受け板50,51がスペーサ52を介して固定さ
れ、前部塵受け板50の前縁部53が下方に屈曲されて
いる。
【0019】なお、図3中、35はケーシング本体2の
後部内に固着した端子台であり、外部電源から光源3
1、前部,後部ファン37,44のモータなどに電力を
供給するためのものである。また、36はケーシング1
の後ふた4外面に設けた操作用把持部である。
【0020】前述のように構成された実施例のスポット
ライトは、カッタ機構10のカッタ部11によって得た
正方形の投光面を、回動板15の所要角度の回動操作に
よるカッタ機構10の位置調整によって得ることがで
き、前記の操作によって投光面の多様化を図ることがで
きる。また、カッタ機構10のカッタ部11後側に接し
て設けたパターン受け部12にスライドフィルムなどの
フィルムからなるパターン22を保持することにより、
レンズ機構6を通して前記フィルム画像などを投影でき
る。
【0021】この場合に、パターン受け部12と反射鏡
27との間を、仕切り部26の熱吸収ガラス板24と熱
反射ガラス板25とで仕切り、前記反射鏡27の反射面
28には熱吸収材をコーティングしたので、光源31か
ら光と共に発する熱を、反射鏡27の熱吸収材および熱
吸収ガラス板25によって吸収することにより、パター
ン受け部12が加熱されにくくなる。
【0022】さらに、前部ファン37の駆動によって、
外気を吸込口38から吸込み、冷却風として吹出口39
からケーシング1内に吹出し、図3の矢印に示すよう
に、前上方と後上方とに分けてケーシング1内のパター
ン受け部12と、熱吸収ガラス板24との間に冷却風を
送り、主としてパターン受け部12のパターン22を冷
却し、冷却後の冷却風を前部排気口48からケーシング
1外に排出することにより、パターン受け部12に光源
31から発する熱が到達するのを防止し、パターン受け
部12に保持したフィルムの過熱や、これによる劣化な
どをなくす。
【0023】また、後部ファン44の駆動によって、外
気を吸込口45から吸込み、冷却風として吹出口46か
らケーシング1内に吹出し、ケーシング1内の熱反射ガ
ラス板25と後ふた4との間に冷却風を送り、主として
光源31と反射鏡27とを冷却し、冷却後の冷却風を後
部排気口49からケーシング1外に排出することによ
り、後部ファン44のモータ(図示省略)や端子台35
などの電気部品の熱による損傷,劣化を防止する。
【0024】なお、前述したフィルムの使用時には、フ
ィルムの形状、大きさに合った正方形,長方形の角孔
を、把手18の操作によるカッタ板17の移動によって
形成すると共に、レンズ機構6の先玉,元玉レンズ7,
8をケーシング1外からの操作によって適切な前後方向
位置に調整する。
【0025】また、前述した説明では、フィルムを上方
からパターン受け部に装着するようにしたが、フィルム
を側方からパターン受け部に着脱してもよく、パターン
受け部を構成する受け片は、短受け片を省略して2つの
長受け片を対向させ、これらの受け片にフィルムを枠を
弾持保持し、受け片に対し一側から差込み、他側から抜
出すなど、パターン受け部の構成およびこの受け部に対
するフィルムなどのパターンの着脱操作は、実施例に限
られることなく適宜変更できる。
【0026】
【考案の効果】以上説明したように、この考案によるカ
ッタ付きスポットライトは、ケーシング内のカッタ機構
のカッタ部後側に設けたパターン受け部と反射鏡との間
を、前側の熱吸収ガラス板と後側の熱反射ガラス板とに
よって仕切り、また前記反射鏡の反射面に熱吸収材をコ
ーティングしたので、光源から発する熱を、反射鏡の熱
吸収材および熱吸収ガラス板によって吸収する。
【0027】さらに、ケーシングに設けた前部ファンの
駆動によって、ケーシング内のパターン受け部と前記熱
吸収ガラス板との間に冷却風を送り、主としてパターン
受け部のパターンを冷却し、パターン受け部に光源から
発する熱が到達するのを防止する。したがって、パター
ン受け部が光源から発する熱で加熱されず、パターン受
け部にスライドフィルムなどの熱に弱い材質のものを保
持させることが可能になり、プロジェクタ・スポットラ
イト,スライドキャリアと、同様な機能をカッタ付きス
ポットライト本来の機能に加えて具備させることができ
る。
【0028】そして、ケーシング内の熱反射ガラス板の
後方部分が光源から発生する熱で高温になることも、後
部ファンの駆動によって前記熱反射ガラス板の後方部分
に冷却風を送り、反射鏡などを冷却することによって防
止できるので、後部ファンのモータなどの電気部品に熱
による悪影響を与えることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例によるカッタ付きスポット
ライトを示した概略側面図である。
【図2】図1のカッタ付きスポットライトの概略正面図
である。
【図3】図1のカッタ付きスポットライトの後部を示し
た拡大側面図である。
【図4】図1のカッタ付きスポットライトのカッタ機構
を上部カバー3を除いて示した拡大平面図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 5 フレームホルダ 6 レンズ機構 10 カッタ機構 11 カッタ部 12 パターン受け部 19 窓孔 22 パターン 24 熱吸収ガラス板 25 熱反射ガラス板 26 仕切り部 27 反射鏡 28 反射面 31 光源 37 前部ファン 44 後部ファン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 角筒状のケーシングに、フレームホル
    ダ,レンズ機構,カッタ機構,光源および反射鏡を前部
    から後部に向かって配設したカッタ付きスポットライト
    において、前記カッタ機構のカッタ部後側に接してパタ
    ーンを着脱可能に保持するパターン受け部を配設し、前
    記ケーシング内のパターン受け部と反射面に熱吸収材が
    コーティングしてある前記反射鏡との間を、前側の熱吸
    収ガラス板と後側の熱反射ガラス板とによって仕切り、
    ケーシング内のパターン受け部と熱吸収ガラス板との間
    に冷却風を送る前部ファン、およびケーシング内の熱反
    射ガラス板の後方部分に冷却風を送る後部ファンをケー
    シングに設けたことを特徴とするカッタ付きスポットラ
    イト。
JP9023491U 1991-11-01 1991-11-01 カッタ付きスポットライト Expired - Lifetime JPH088483Y2 (ja)

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JPH0541006U JPH0541006U (ja) 1993-06-01
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JP2001188174A (ja) * 2000-01-04 2001-07-10 Masatoshi Kitahara 集光照明装置

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