JPH0884800A - スケートボード - Google Patents

スケートボード

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JPH0884800A
JPH0884800A JP22347894A JP22347894A JPH0884800A JP H0884800 A JPH0884800 A JP H0884800A JP 22347894 A JP22347894 A JP 22347894A JP 22347894 A JP22347894 A JP 22347894A JP H0884800 A JPH0884800 A JP H0884800A
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JP
Japan
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skateboard
board
board body
player
foot
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JP22347894A
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English (en)
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Sotaro Inoue
壯太郎 井上
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INOUE BORING KK
Original Assignee
INOUE BORING KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、スケートボードに関し、ジャンプ
した際にスケートボードを安定してコントロールするこ
とができ、然も、バランスを崩した場合でも足から外れ
て飛んで行くことのないスケートボードを提供すること
を目的とする。又、本発明は、長い坂道を滑走する際の
安全性に優れたスケートボードを提供することを目的と
し、更に本発明は、より積極的に高くジャンプしたいと
いう要望に応えることのできるスケートボードを提供す
ることを目的とする。 【構成】 請求項1に係る発明は、ボード本体の裏面前
後部に、一対のウィールをトラックを介して回転可能に
支持したスケートボードに於て、上記ボード本体の表面
に、プレーヤーの軸足のトウ側及びヒール側を固定して
軸足とボード本体を一体的に連結する連結具を装着した
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スケートボードの改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、若者を中心に高い人気を得ている
スケートボードは、陸上のサーフィンという発想から生
まれたもので、長尺な木製のボード本体の裏面前後部に
一対のウィールがトラックを介して回転可能に支持され
た構造となっており、ボード本体の上にプレーヤーが足
を乗せて滑走し、体重を左右に移動することによって舵
をきるようになっている。
【0003】そして、熟練した上級者になると、単なる
滑走に止まらず、片方の足をボード本体の縁に引っ掛け
てジャンプしたり、又、競技会に於て内面が湾曲した凹
面を持つ専用リンクで空中に浮遊する際には、足がボー
ド本体から外れないように片手でボード本体の端部を支
える等の難しいテクニックが駆使されている。
【0004】ところで、従来広く普及しているスケート
ボードは、プレーヤーとボード本体とが何ら係止されて
おらず、単にプレーヤーがボード本体の上に立っている
だけであるため、上述したように専用リンクで空中に浮
遊する際には、ボード本体から足が外れないように片手
でボード本体の端部を支える等の難しいテクニックが要
求されている。
【0005】そして、一般のプレーヤー、特に初心者の
場合には、通常の滑走にあっても足がボード本体から外
れて転倒してしまうことが多く、又、僅かな段差を利用
して一般のプレーヤーがジャンプを楽しむ場合にも、ス
ケートボードが追従しないためにプレーヤーの足がボー
ド本体から外れてスケートボードのコントロールが失わ
れてしまう等の不具合が指摘されていた。
【0006】そこで、昨今、斯かる不具合を解決するも
のとして、図13及び図14に示すようにボード本体1
の表面に、ボード本体1に固定される基部3と、当該基
部3上に立設された支柱部5と、当該支柱部5の上端部
から略斜め上方に延長する環状部7とからなるフック9
を前後に設けて、プレーヤーとボード本体1との一体性
を高めたスケートボード11が実開平3−21363号
公報や米国特許第4159121号公報等に開示されて
いる。
【0007】尚、図13中、13,15はトラックを介
してボード本体1の裏面前後部に回転可能に支持された
ウィールである。而して、斯かるスケートボード11に
よれば、図15に示すようにプレーヤー17がフック9
に両足を係止することでボード本体1との一体感が得ら
れ、又、ジャンプの際にもスケートボード11とプレー
ヤー17が一体化できるため、ボード本体1を手で支持
する必要がなく、初心者であってもジャンプを楽しむこ
とができる利点を有する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、上記フック
9は単にプレーヤー17の足先に係止するだけのもので
あるため、ジャンプした際にスケートボード11を安定
してコントロールすることが難しく、又、バランスを崩
してスケートボード11から飛び下りると、スケートボ
ード11がプレーヤー17の足から離れて周囲の人へ向
かって飛んでいってしまう虞もあった。
【0009】又、従来、この種のスケートボードには、
滑走を停止したり減速させるためのブレーキ手段がな
い。そのため、例えば軸足をスケートボードに乗せて後
方の足の靴底を地面に押し付けて停止や減速を行おうと
しても、スケートボードと軸足との一体性がないためボ
ード本体が軸足から外れてしまい、又、図13に示すス
ケートボード11のフック9に軸足を係止して他方の足
の靴底を地面に押し付けてブレーキを掛けても、フック
9は単にプレーヤー17の足先に係止するだけのもので
あるため、同様にボード本体が足から外れてしまう不具
合が指摘されている。
【0010】このように、従来のスケートボードにはブ
レーキ手段がないので、滑走中に停止したり減速するこ
とができず、そのため、プレーヤーは長い坂道等をスケ
ートボードに乗って下りていくことができなかった。
【0011】そして、プレーヤーが坂道を利用して滑走
する場合には、従来、スピードの乗らない短い距離でし
か滑走することができないのが実情であり、長い坂道を
滑走する際の安全性に問題があった。
【0012】又、従来のスケートボードの多くは、ボー
ド本体が硬質の木材で成形されているため、ランプ(ジ
ャンプ台)のような設備のないただの空き地でスケート
ボードを楽しむ場合に高いジャンプをすることができ
ず、より積極的に高くジャンプをしたいという要望もあ
った。
【0013】本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもの
で、ジャンプした際にスケートボードを安定してコント
ロールすることができ、然も、バランスを崩した場合で
も足から外れて飛んで行くことのないスケートボードを
提供することを目的とする。
【0014】又、本発明は、長い坂道を滑走する際の安
全性に優れたスケートボードを提供することを目的と
し、更に又、本発明は、ランプのような設備のないただ
の空き地でスケートボードを行う場合に、より積極的に
高くジャンプしたいという要望に応えることのできるス
ケートボードを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、ボード本体の裏面前後部
に、一対のウィールをトラックを介して回転可能に支持
したスケートボードに於て、上記ボード本体の表面に、
プレーヤーの軸足のトウ側及びヒール側を固定して軸足
とボード本体を一体的に連結する連結具を装着したもの
である。
【0016】そして、請求項2に係る発明は、請求項1
記載のスケートボードに於て、後部側のウィールをボー
ド本体の側方に突出させて、当該ウィールにプレーヤー
の靴底を押圧可能としたことを特徴とする。
【0017】又、請求項3に係る発明は、請求項1又は
請求項2記載のスケートボードに於て、ボード本体を弾
性材で成形したものであり、請求項4に係る発明は、ボ
ード本体を、前後部のウィール間で分割された複数枚の
分割デッキで構成し、各分割デッキを弾性材を介して連
結したことを特徴とする。
【0018】
【作用】請求項1に係るスケートボードによれば、滑走
中にプレーヤーがジャンプすると、連結具がプレーヤー
の軸足とボード本体を一体的に連結する。
【0019】そして、プレーヤーがバランスを崩して
も、後方の足を着くことによってスケートボードは止ま
るし、連結具が軸足からスケートボードが外れることを
防止する。
【0020】又、請求項2に係るスケートボードによれ
ば、長い坂道を滑走する際に、プレーヤーが後ろの足の
靴底をリヤ側のウィールに押し付けてウィールの回転に
抵抗を与えれば、ウィールの回転が止まってスケートボ
ードが停止し、又はスケートボードが減速し乍ら坂道を
下っていくこととなる。
【0021】そして、請求項3及び請求項4に係るスケ
ートボードによれば、滑走中にプレーヤーが体重をボー
ド本体に強く掛けて、ボード本体や各分割デッキを連結
する弾性材が反発する瞬間に飛び上がれば、ボード本体
や当該弾性材の反発力がプレーヤーを高くジャンプさせ
ることとなる。そして、プレーヤーが着地する際には、
ボード本体がしなって着地のショックを吸収する。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。図1は請求項1乃至請求項3に係るスケート
ボードの一実施例を示し、図に於て、19は厚さ2mm
のSUS301(ばね用ステンレス)を用いて長さ50
cm,幅22cmに成形された楕円形状のボード本体
で、その外周縁部にはガード用のラバー21が取り付け
られている。
【0023】又、図2に示すようにその裏面の中央部に
は、ボード本体19のばね効果を補強するため、同じく
幅8cmのSUS301で成形された1枚の補強板23
が、後述するウィール取付用のトラック25,27を介
してボード本体19の前後方向にボルト締めされてい
る。そして、従来のスケートボードと同様、ボード本体
19の裏面前後部に、夫々、一対のウィール29,31
がトラック25,27を介して回転可能に支持されてい
るが、図2及び図3に示すようにリヤ側のウィール31
はボード本体19の側方に突出した構造となっており、
斯様に突出するウィール31にプレーヤーの片足の靴底
を押圧することによって、滑走時にブレーキを掛けるこ
とができるようになっている。
【0024】図4は上記ウィール31を支持するトラッ
ク27の全体斜視図、図5はその分解斜視図を示すが、
本実施例に於けるトラック27は従来のトラックと基本
的に同一構造である。
【0025】即ち、図4及び図5中、33はボード本体
19にボルト締めするトラックベースで、略中央に設け
たゴムブッシュ挿着孔35にゴムブッシュ37が挿着さ
れている。又、39は前方に傾斜してトラックベース3
3に突設されたシャフトで、当該シャフト39がトラッ
クアクスル41側に設けたシャフト挿入孔43に遊嵌し
ている。そして、トラックアクスル41のブラケット4
5に設けたゴムブッシュ挿通孔47にゴムブッシュ37
が圧入されており、当該ゴムブッシュ37を止め金49
を介してボルト51で締め込むことで、ゴムブッシュ3
7による弾性力が調整でき、又、ゴムブッシュ37の捩
じれを利用してボード本体19を傾けることができるよ
うになっている。
【0026】そして、トラックアクスル41の両端には
ウィール取付軸51が一体的に形成されており、両ウィ
ール取付軸51にベアリングを内蔵したウィール31を
挿着して、これらをナット53で締め付けることでウィ
ール取付軸51にウィール31が回転可能に取り付けら
れている。そして、上記トラックアクスル41は、従来
のトラックアクスルに比しボード本体19の横方向へ長
尺に成形されており、斯様にトラックアクスル41を長
尺にすることで、ウィール取付軸51に回転可能に取り
付くウィール31をボード本体19の側方に突出させて
いる。
【0027】尚、フロント側のウィール29を回転可能
に支持するトラック25も上記トラック27と略同一の
構成となっているが、図2に示すようにそのトラックア
クスル55は従来のトラックアクスルと略同一の寸法に
成形されて、ウィール29全体がボード本体19の側方
に突出することがないようになっている。
【0028】又、従来のスケートボードに装着されるト
ラックは高さの低いタイプが多いが、後述するように本
実施例に係るスケートボード56は、ボード本体19を
しならせその弾性力を利用して高くジャンプするもので
あるため、上記トラック25,27はある程度の高さに
設定されている。
【0029】一方、図1及び図3に示すようにボード本
体19の表面側には、プレーヤーの軸足のトウ側及びヒ
ール側を固定して軸足とボード本体19を一体的に連結
する連結具57が装着されている。
【0030】即ち、図1中、59,61は耐久性のある
合成繊維で成形された帯状のトウストラップで、その表
裏にマジックテープ(図示せず)が貼着されている。そ
して、図3に示すようにマジックテープを介して両トウ
ストラップ59,61を重合することで、プレーヤーの
軸足のトウ部を保持するようになっている。
【0031】又、63は細いホース状のパイプ65の両
端に金属或いは樹脂で成形された止め金67が取り付く
ヒールストラップで、パイプ65の外周はスポンジや軟
質ゴム等で成形した柔らかな円筒状の保護部材69で覆
われた構造となっている。そして、上記トウストラップ
59,61の一端は、ヒールストラップ63の止め金6
7と共に、ボード本体19の中央よりやや前側の両側部
に設けた位置決め孔にボルト69と蝶ナット71で着脱
自在に取り付けられており、ヒールストラップ63は、
プレーヤーの軸足を前に引きつけて、軸足がトウストラ
ップ59,61から外れることを防ぐようになってい
る。
【0032】尚、上記トウストラップ59,61は、プ
レーヤーが大きくバランスを崩した際には容易に外れる
ようになっている。又、図1に示すようにボード本体1
9の先端側には、位置決め孔73,75がボード本体1
9の中心軸に対して左右対称に設けられており、各位置
決め孔73,75にトウストラップ59,61とヒール
側ストラップ63の一端をボルト69と蝶ナット71で
締め付けることで、連結具57がボード本体19に対し
斜め方向に装着できるようになっている。
【0033】その他、図1中、77はボード本体19の
表面に貼着された滑り止め用のシート、そして、79は
トラック25,27をボード本体19にボルト締めする
ボルトを示す。
【0034】本実施例に係るスケートボード56はこの
ように構成されているから、図6(a)に示すようにプ
レーヤー81が軸足83を連結具57でボード本体19
に固定して、後方の足85をトラック27上のボード本
体19に乗せると、ボード本体19は図7の実線で示す
状態から一点鎖線で示す状態にしなり、この状態でスケ
ートボード56は滑走する。
【0035】そして、滑走中にプレーヤー81が図6
(b)の如く軸足83と足85を揃えて体重をボード本
体19に強く掛けると、図7の二点鎖線で示すようにボ
ード本体19全体が補強板23と共に大きくしなるの
で、ボード本体19と補強板23が反発する瞬間にプレ
ーヤー81が飛び上がれば、図6(c)に示すようにボ
ード本体19と補強板23の反発力を利用してプレーヤ
ー81は高くジャンプできることとなる。そして、プレ
ーヤー81の軸足83は連結具57を介してボード本体
19と一体的に連結しているから、図6(d)の如きジ
ャンプの間にプレーヤー81はスケートボード56を自
在にコントロールできる。
【0036】そして、図6(e)に示すようにプレーヤ
ー81が着地する際には、ボード本体19がしなって着
地のショックを吸収し、又、プレーヤー81がバランス
を崩しても、後方の足85を着くことによってスケート
ボード56は止まるし、連結具57がスケートボード5
6が軸足83から外れることを防止する。そして、プレ
ーヤー81が完全に転倒したり、軸足83に大きな力が
掛かれば、トウストラップ59,61が外れてプレーヤ
ー81が怪我をする虞もない。
【0037】更に、図6(a)の如き状態で長い坂道を
滑走する際には、プレーヤー81が後ろの足85の靴底
をリヤ側のウィール31に押し付けてウィール31の回
転に抵抗を与えれば、ウィール31の回転が止まってス
ケートボード56が停止し、又はスケートボード56が
減速し乍ら坂道を下っていくこととなる。
【0038】このように、本実施例に係るスケートボー
ド56によれば、ジャンプした際にスケートボード56
を安定してコントロールすることができ、然も、バラン
スを崩しても軸足83からスケートボード56が外れて
飛んで行くことがなくなる。
【0039】又、上記スケートボード56は、弾性体で
成形したボード本体19をしならせてその弾性力を利用
してトランポリンのように高くジャンプするものである
ため、ランプのような設備のないただの空き地でもジャ
ンプ技が可能となって、スケートボード56の楽しさが
向上する利点を有する。
【0040】更に又、上記スケートボード56は、上述
したようにプレーヤー81が後方の足85の靴底をリヤ
側のウィール31に押し付けてブレーキを掛けることが
できるので、長い坂道を下っていくことが可能となり坂
道を滑走する際の安全性に優れ、然も、瞬間的に強いブ
レーキが必要なときは、ジャンプしてスケートボード5
6を真横に向けることによってその場で停止することが
可能となる等、従来のスケートボードより安全で軽量,
持ち運び可能な乗り物としての利点を有する。
【0041】図8は請求項1,請求項2及び請求項4に
係るスケートボードの一実施例を示し、上記実施例と同
一のものは同一符号を付してそれらの説明は省略する。
図に於て、87はスケートボード89のボード本体で、
当該ボード本体87は、ウィール29,31間で分割さ
れた3枚の分割デッキ91,93,95からなり、各分
割デッキ91,93,95は木材で成形されてそれらの
外周縁部にガード用のラバー21が取り付けられてい
る。又、各分割デッキ91,93,95の表面には、ボ
ード本体87の前後方向に滑り止め用のシート77が貼
着されている。
【0042】そして、フロント側の分割デッキ91の裏
面にトラック25を介してウィール29が回転可能に支
持され、リヤ側の分割デッキ95の裏面には、トラック
27を介してウィール31が分割デッキ95の側方に突
出して回転可能に支持されている。又、中央に位置する
分割デッキ93の表面には、トウストラップ59,61
とヒールストラップ63からなる連結具57が、ボルト
69と蝶ナット71を介して着脱自在に装着されてい
る。
【0043】そして、分割デッキ91,93,95は、
SUS301からなる2枚の板ばね97を介して順次連
結されており、図9に示すようにプレーヤー81が分割
デッキ93上で体重を強く掛けると、板ばね97がしな
ってボード本体87全体が大きく変形し、そして、板ば
ね97が反発する瞬間にプレーヤー81が飛び上がる
と、図10に示すように板ばね97の反発力を利用して
プレーヤー81が高くジャンプできるようになってい
る。
【0044】本実施例に係るスケートボード89はこの
ように構成されているから、上述したスケートボード5
6と同様、プレーヤー81が軸足83を連結具57を介
してボード本体87に固定すれば、板ばね97が小さく
しなって分割デッキ93が若干沈み、この状態でスケー
トボード89は滑走することとなる。
【0045】そして、滑走中にプレーヤー81が体重を
分割デッキ93に強く掛けると、図9に示すように板ば
ね97がしなってボード本体87全体が大きく変形し、
板ばね97が反発する瞬間にプレーヤー81が飛び上が
ることによって、図10に示すように板ばね97の反発
力を利用してプレーヤー81が高くジャンプできること
となる。そして、プレーヤー81の軸足83は連結具5
7を介してボード本体87と一体的に連結しているか
ら、ジャンプの間にプレーヤー81はスケートボード8
9を自在にコントロールできる。
【0046】そして、プレーヤー81が着地する際に
は、ボード本体87がしなって着地のショックを吸収
し、又、プレーヤー81がバランスを崩しても、後方の
足85を着くことによってスケートボード89は止まる
し、連結具57がスケートボード89が軸足83から外
れることを防止する。そして、プレーヤー81が完全に
転倒したり、軸足83の足首に大きな力が掛かれば、ト
ウストラップ59,61が外れてプレーヤー81が怪我
をする虞もない。
【0047】更に、長い坂道を滑走する際には、プレー
ヤー81が後ろの足85の靴底をリヤ側のウィール31
に押し付けてウィール31の回転に抵抗を与えれば、ウ
ィール31の回転が止まってスケートボード89が停止
し、又はスケートボード89が減速し乍ら坂道を下って
いくこととなる。
【0048】このように、本実施例に係るスケートボー
ド56によっても、ジャンプした際にスケートボード8
9を安定してコントロールすることができ、然も、バラ
ンスを崩しても軸足83からスケートボード56が外れ
て飛んで行くことがない。
【0049】又、本実施例に係るスケートボード89
は、各分割デッキ91,93,95を連結する板ばね9
7の弾性力を利用してトランポリンのように高くジャン
プするものであるため、ランプのような設備のないただ
の空き地でもジャンプ技が可能となって、スケートボー
ド56の楽しさが向上する。
【0050】更に又、上記スケートボード89も、プレ
ーヤー81が後方の足85の靴底をリヤ側のウィール3
1に押し付けてブレーキを掛けることができるので、長
い坂道を下っていくことが可能となり坂道を滑走する際
の安全性に優れ、然も、瞬間的に強いブレーキが必要な
ときは、ジャンプしてスケートボード89を真横に向け
ることによってその場で停止することが可能となる等、
従来のスケートボードより安全で軽量,持ち運び可能な
乗り物としての利点を有する。
【0051】尚、上記スケートボード89は、ボード本
体87を3枚の分割デッキ91,93,95で構成した
が、ボード本体を2分割してこれらを板ばねで連結して
もよく、斯かる構造によっても所期の目的を達成するこ
とが可能である。
【0052】図11はプレーヤーの軸足とボード本体を
一体的に連結する連結具の変形例を示し、図中、99は
プレーヤー81の軸足83を保持するトウストラップ1
01とヒールストラップ103が、夫々、軸足83の左
右方向に亘って一体的に成形された硬質ゴム製の連結具
で、トウストラップ101とヒールストラップ103間
に軸足83の挿脱孔105が開口している。
【0053】そして、連結具99は、その左右に延設さ
れた固定片107を硬質な押さえプレート109を介し
てボルト締めしてボード本体19に取り付けられてい
る。而して、斯かる連結具57によっても、ジャンプし
た際にボード本体19を安定してコントロールすること
ができるし、バランスを崩した場合でも軸足83から外
れて飛んで行くことがない。但し、上記連結具99は、
上述した連結具57に比し容易にトウストラップ101
やヒールストラップ103が軸足83から外れないため
上級者向きである。
【0054】又、図12はリヤ側のウィール31を支持
するトラックの変形例を示し、図4に示すトラック27
は、トラックアクスル41の両端に一体成形したウィー
ル取付軸51にウィール31を回転可能に取り付けた
が、本実施例に係るトラック111は、トラックアクス
ル113にベアリング115を介して一本のシャフト1
17を貫通し、当該シャフト117の両端にベアリング
を内蔵しないウィール31を固定したものである。
【0055】而して、上記トラック111によれば、左
右一方のウィール31をブレーキングすることで両輪を
減速,停止できるため、ブレーキング時の安定性が向上
する利点を有する。
【0056】尚、図1に示すスケートボード56や図8
に示すスケートボード89は、そのボード本体19や板
ばね97をSUS301で成形したが、KFRP材やS
K材等の鉄に熱処理をしたもの、或いはFRP材に弾性
力を付与したもの等を使用してもよいことは勿論であ
り、その材質は上記各実施例のものに限定されるもので
はない。
【0057】又、図示しないが、請求項1及び請求項3
に係るスケートボードの如く、弾性材で成形したボード
本体の表面に上述した連結具を装着しても、ボード本体
の弾性力を利用してトランポリンのように高くジャンプ
することができるため、ランプのような設備のないただ
の空き地でもジャンプ技が可能となるし、スケートボー
ドを安定してコントロールすることができる。
【0058】然も、バランスを崩した場合でもスケート
ボードが軸足から外れて飛んで行く虞もないし、瞬間的
に強いブレーキが必要なときは、ジャンプしてスケート
ボードを真横に向けることによってその場で停止するこ
とが可能である。
【0059】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1に係るスケ
ートボードによれば、ジャンプした際にスケートボード
を安定してコントロールすることができるし、バランス
を崩してもプレーヤーの軸足からスケートボードが外れ
て飛んで行くことがない。
【0060】然も、瞬間的に強いブレーキが必要なとき
は、ジャンプしてスケートボードを真横に向けることに
よってその場で停止することが可能となる等、従来のス
ケートボードより安全で軽量,持ち運び可能な乗り物と
しての利点を有する。
【0061】そして、請求項2に係るスケートボードに
あっては、上述した効果に加え、プレーヤーが後方の足
の靴底をリヤ側のウィールに押し付けてブレーキを掛け
ることができるので、長い坂道を下っていくことが可能
となり坂道を滑走する際の安全性に優れたものとなる。
【0062】更に、請求項3及び請求項4に係るスケー
トボードは、弾性体で成形したボード本体や各分割デッ
キを連結する弾性材をしならせ、その弾性力を利用して
トランポリンのように高くジャンプするものであるた
め、ランプのような設備のないただの空き地でもジャン
プ技が可能となって、スケートボードの楽しさが向上す
る効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1乃至請求項3に係るスケートボードの
一実施例の斜視図である。
【図2】図1に示すスケートボードの底面図である。
【図3】図1に示すスケートボードの平面図である。
【図4】リヤ側のウィールを支持するトラックの斜視図
である。
【図5】図4に示すトラックの分解斜視図である。
【図6】図1に示すスケートボードの使用方法を示す説
明図である。
【図7】ボード本体のしなりの状態を示す説明図であ
る。
【図8】請求項1,請求項2及び請求項4に係るスケー
トボードの一実施例の斜視図である。
【図9】図8に示すスケートボードの使用方法を示す説
明図である。
【図10】図8に示すスケートボードの使用方法を示す
説明図である。
【図11】連結具の変形例の側面図である。
【図12】リヤ側のウィールを支持するトラックの変形
例の斜視図である。
【図13】従来のスケートボードの平面図である。
【図14】フックの斜視図である。
【図15】図13に示すスケートボードの使用方法を示
す説明図である。
【符号の説明】
19,87 ボード本体 23 補強板 25,27,111 トラック 29,31 ウィール 56,89 スケートボード 57,99 連結具 59,61,101 トウストラップ 63,103 ヒールストラップ 91,93,95 分割デッキ 97 板ばね

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボード本体の裏面前後部に、一対のウィ
    ールをトラックを介して回転可能に支持したスケートボ
    ードに於て、上記ボード本体の表面に、プレーヤーの軸
    足のトウ側及びヒール側を固定して、軸足とボード本体
    を一体的に連結する連結具を装着したことを特徴とする
    スケートボード。
  2. 【請求項2】 後部側のウィールをボード本体の側方に
    突出させて、当該ウィールにプレーヤーの靴底を押圧可
    能としたことを特徴とする請求項1記載のスケートボー
    ド。
  3. 【請求項3】 ボード本体は、弾性材で成形されている
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のスケート
    ボード。
  4. 【請求項4】 ボード本体は、前後部のウィール間で分
    割された複数枚の分割デッキからなり、各分割デッキ
    は、弾性材を介して連結されていることを特徴とする請
    求項1又は請求項2記載のスケートボード。
JP22347894A 1994-09-19 1994-09-19 スケートボード Pending JPH0884800A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017502796A (ja) * 2013-12-05 2017-01-26 アーロン ベンジャミン アダース 輸送のための技術
US10843062B2 (en) 2013-12-05 2020-11-24 Aaron Benjamin Aders Technologies for transportation

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JP2017502796A (ja) * 2013-12-05 2017-01-26 アーロン ベンジャミン アダース 輸送のための技術
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