JPH0884429A - 三相一括l型コネクタの位置決め装置 - Google Patents

三相一括l型コネクタの位置決め装置

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JPH0884429A
JPH0884429A JP6242324A JP24232494A JPH0884429A JP H0884429 A JPH0884429 A JP H0884429A JP 6242324 A JP6242324 A JP 6242324A JP 24232494 A JP24232494 A JP 24232494A JP H0884429 A JPH0884429 A JP H0884429A
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Yuichi Fujimori
雄一 藤森
Masataka Okada
昌孝 岡田
Mikio Makino
美紀夫 牧野
Seiichiro Hayashi
誠一郎 林
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Chubu Electric Power Co Inc
Chubu Plant Service Co Ltd
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
Chubu Electric Power Co Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 三相のプラグ部材を設けたL型コネクタに対
し、受電側にも3個のフィンガー導体を配置した受電端
子部材を設けた接続装置において、L型コネクタを受電
側の受電端子部材に接続する際の位置決めを容易に行い
得るようにする。 【構成】 3本のケーブルを一括してL型コネクタに取
り付け、三相のケーブルに対応するプラグ部材を設けた
コネクタに対して、その絶縁筒の外周部を保護するため
のハウジングを配置する。前記L型コネクタのハウジン
グには、受電端子部材に装着する部分の端部に3つの突
部材15……を配置し、受電側の係止部材に設けた凹溝
部に係合させることにより、L型コネクタの位置決めを
行う。前記3つの突部材は、相互の配置間隔を等角度に
設定せずに、1箇所のみで正確な位置決め可能な状態に
構成し、三相のケーブルの位相を容易に一致させ得るよ
うにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、低圧モータ等の受電側
機器に対して、三相交流を給電するために使用するL型
コネクタに関し、特に、三相の端子を1つのコネクタに
設けて、受電端子部材に対してL型コネクタを取り付け
可能に構成するとともに、L型コネクタを受電側に取り
付ける際に、L型コネクタの装着位置を規定する手段を
設けた三相一括L型コネクタの位置決め装置に関する。
【0002】
【従来の技術および解決を要する課題】低圧モータ等の
受電側機器に対して、L型コネクタを用いて給電する装
置では、例えば、実開平4−25428号公報等に示さ
れるように、一相ずつの給電端子に対してL型コネクタ
を1個ずつ対応させる状態で取り付ける手段が用いられ
ている。ところが、前記従来例に示されるL型コネクタ
では、一相に対応するL型コネクタを3本のケーブルの
端部に対してそれぞれ取り付ける方式を用いているため
に、受電側には3つの受電端子部材をそれぞれ所定の間
隔を介して設ける必要がある。したがって、L型コネク
タを受電装置に対して接続する際には、各位相のL型コ
ネクタの取り付け順序にしたがって装着することが必要
とされる。
【0003】しかしながら、前述したような3つのL型
コネクタをそれぞれ取り付けることは、受電側の機器に
対して、多くのL型コネクタを取り付けるための余分な
スペースを準備することが必要であり、コネクタの装着
等の作業を行う際には、作業員に対する負担が多くなる
という問題がある。そこで、前述したような問題を解消
するために、1つのL型コネクタを用いて三相のケーブ
ルの接続を行うことが要望されており、三相の給電端子
を1つのL型コネクタに配置し、受電端子部材側にも3
つの受電端子を設けることが考えられている。前述した
ように、1つのL型コネクタを用いて三相の給電を行う
ためには、低圧コネクタの場合のように、三相のプラグ
部材をL型コネクタの先端部から所定の間隔(例えば1
20°位相をずらせる状態)で配置し、受電側にもその
プラグ部材に対応するフィンガー導体を配置することに
より解決が可能である。
【0004】ところが、L型コネクタに対して三相のケ
ーブル導体に対応させて、3本のプラグ部材を中心部に
対して等角度で配置すると、いずれのプラグ部材でも、
受電側のフィンガー導体に一致することになる。したが
って、コネクタを受電側の端子に接続する際に、120
°位相を異ならせて装着すると、受電側の機器の動作に
支障が生じる等の問題が発生する。そこで、例えば、コ
ネクタに配置する3本のプラグ部材の取り付け位置を等
角度に設定せずに、異なる角度に配置することも考えら
れるが、そのような配置間隔を設定する場合には、プラ
グ部材を支持する絶縁筒や、その他の部材の構造を厳密
に設定する必要がある。また、受電側のフィンガー導体
等に対しても、プラグ部材の配置間隔に対応させて厳格
な条件を設定する必要が生じるために、製作上でも多く
の問題が発生する。
【0005】
【発明の目的】本発明は、従来の一相毎のL型コネクタ
を用いて、受電機器側に対する給電を行うことに代え
て、三相のケーブルを1個のL型コネクタにまとめて、
受電側の受電端子部材に対して容易に接続できるような
装置を提供することを目的とし、さらに、L型コネクタ
を受電側に取り付ける際に、位置合わせのための凹凸部
を組み合わせることにより、容易に取り付けが可能な装
置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、三相の低圧ケ
ーブルを一括してL型コネクタに接続し、受電側の受電
端子部材に対して三相の受電端子を配置し、L型コネク
タを受電端子部材に装着することによりモータ等の受電
機器に対して給電可能に構成してなる装置に関する。本
発明においては、前記受電側の受電端子部材に設けるフ
ィンガー導体を同じ長さに突出させて配置し、L型コネ
クタの絶縁筒に配置するプラグ部材をフィンガー導体に
対応させて配置し、前記受電端子部材を受け金具部材を
介して受電装置のフレームに取り付けるとともに、前記
受け金具部材にはL型コネクタのハウジングに設けた複
数の突部に係合する複数の溝部材を配置し、前記L型コ
ネクタのハウジングに設ける突部と受け金具部材に設け
る溝部材の各々は、中心部に対して異なる角度で配置
し、L型コネクタの受電端子部材に対する取り付け位置
を規定する手段を構成している。
【0007】
【作用】本発明の受電機器に配置する受電端子部材で
は、三相の受電が可能な3つのフィンガー導体を1つの
受電部にまとめて設けるので、受電端子部材の構成を簡
素化できるとともに、受電端子部材とモータの間での給
電経路の接続を容易に行うことができる。また、本発明
のL型コネクタを受電側に装着する際には、L型コネク
タのハウジングに設けた突部材を、受け金具部材に設け
た凹溝部に合わせて位置決めすることにより、3本のケ
ーブルに対応させるプラグ部材とフィンガー導体の間の
位相が一致する状態となるので、L型コネクタの装着を
容易に行うことができる。さらに、本発明のL型コネク
タでは、3本のケーブルを一括して挿入し、ケーブル導
体を各々のプラグ部材に対応する接続端子棒部材を介し
て接続するので、L型コネクタをコンパクトに構成する
ことが可能になる。
【0008】
【実施例】図示される例にしたがって、本発明の三相一
括L型コネクタの位置決め装置を説明する。図1に示さ
れる例において、モータ等の受電機器本体を収容する接
続部フレーム5には、受電端子部材50を配置してお
り、前記受電端子部材50は受け金具部材60とともに
接続部フレーム5に固定ボルト70、70aにより固定
される。また、前記受電端子部材50には3つのフィン
ガー導体57、57a……を配置しており、L型コネク
タ10には3本のケーブル1、1a……の導体2、2a
……に接続する接続端子棒部材40、40a……と、前
記接続端子棒部材の先端部に取り付けるプラグ部材4
7、47a……を前記フィンガー導体に対応させて設け
ている。さらに、ハウジング11にはハンドル16を設
けておき、ハンドルを手で持ってL型コネクタの着脱を
行い得るようにすることにより、L型コネクタの取り扱
い性を向上させる得るようにする。
【0009】前記L型コネクタ10は、接続端子棒部材
40……とプラグ部材47……を内部に固定保持する絶
縁筒20を、L型のハウジング11の内部に収容してお
り、前記ハウジング11のケーブル側の端部には、ケー
ブル保護金具18を接続部17を介して取り付けてい
る。そして、前記保護金具18の端部には取り付け金具
19を配置して、前記取り付け金具19によりケーブル
の基部を締め付けて固定するとともに、絶縁筒20の端
部とケーブル1、1a……の接続部分を保護させるよう
にする。また、接続端子棒部材40、40a……に対し
てケーブル導体を接続する部分に対して、その周囲の絶
縁状態を保持するとともに、接続部を保護するために、
防水筒30、30a……を配置しており、それ等の防水
筒は後述するように、絶縁性を有する材料を用いた筒状
の部材として構成される。
【0010】前記ハウジング11は、図2、3に示され
るような構成を有するもので、アルミ等の鋳物で構成し
た本体を長さ方向に2つに分割したものを、ネジ等の部
材を用いて円筒状に組み合わせて構成している。前記ハ
ウジングの本体12の一方の部材をケーブル側部材13
とし、その端部にケーブル保護金具を取り付ける接続部
17を配置しており、本体の他の側に設ける受電側筒部
14には、その端部の周囲に突部材15、15a、15
bを配置している。前記受電側筒部14に配置する突部
材15……は、突部材15、15aの角度θ1を、筒の
中心に対して140°に設定し、突部材15bと他の突
部材とのなす角度θ2を、110°に設定している。そ
して、前記3つの突部材の間の角度θ1とθ2とを前述
したように設定することにより、L型コネクタを受け金
具部材に対して取り付ける際に、取り付け位置を間違っ
たりすることがないようにされる。
【0011】したがって、本発明のL型コネクタにおい
ては、給電側に配置するプラグ部材と、受電側に配置す
るフィンガー導体の位置を特に厳密に確認する必要がな
く、装着の動作を容易に行うことができる。また、前記
L型コネクタのハウジング11では、本体12に対して
ハンドル16を設けており、前記ハンドルを用いてコネ
クタの取り扱いを容易に行い得るように構成している。
前記構成に加えて、ハウジング11の受電端子部材側の
端部には、締め付け金具に係合するネジ部を構成し、受
電側の受電端子部材に絶縁筒20の接続端部を係止させ
た状態で、締め付け金具により締め付けて固定保持させ
るようにする。
【0012】図4、5に示される受け金具部材60は、
受電端子部材とともに接続部フレームに固定保持される
もので、L型コネクタのハウジングの受電側筒部を装着
して、固定するために用いる。前記受け金具部材60で
は、リング部63の基部に四角形状のフランジ61を一
体に設けており、リング部63の内部に受電端子部材の
筒状部材を挿入する状態で位置決めを行うようにする。
また、前記受け金具部材60はステンレス等の金属によ
り構成されるもので、フランジの角の部分にはネジ孔6
2……をそれぞれ配置し、前記ネジ孔62……は、受電
端子部材のフランジに設けたネジ孔に一致するものとし
て構成される。
【0013】さらに、前記受け金具部材のリング部63
の周囲には外ネジ部64を形成しており、L型コネクタ
を取り付けた状態で、前記外ネジ部64に締め付け金具
を係合させて、L型コネクタを受け金具部材に対して固
定保持させるようにする。なお、前記受け金具部材60
のリング部63の内面には、3つの凹溝部69、69
a、69bをそれぞれ配置しており、前記凹溝部に対し
てL型コネクタのハウジングに設けた突部(図示を省
略)を係合させる状態で、L型コネクタを受け金具部材
に対して位置決めすることにより、L型コネクタを受電
端子部材に対して係合させる際に、プラグ部材とフィン
ガー導体とを接続させることができるように構成してい
る。前記凹溝部のうち、凹溝部69と69aのなす角度
θ1と、凹溝部69と69b、および凹溝部69と69
bのなす角度θ2とは、前記L型コネクタのハウジング
11に設けた3つの突部材のそれぞれの角度と同一に設
定されている。
【0014】したがって、受け金具部材60に対して、
L型コネクタのハウジングを取り付ける際に、ハウジン
グの周囲に設けた突部材を、受け金具部材60の内面に
設けた凹溝部69……に対して相互に位置決めすること
によって、両部材の係合状態を容易に設定することが可
能になる。そして、L型コネクタを受け金具部材に対し
て装着することにより、L型コネクタに設けた3つのプ
ラグ部材が、受け金具部材により固定される受電端子部
材のフィンガー導体に対して、相互の位相を違えたりす
ることなしに、容易に接続することができるようにされ
る。
【0015】次に、本発明のL型コネクタ10と、受電
側に配置する各構成部材について説明すると、ケーブル
導体2とプラグ部材47との間に配置する接続端子棒部
材40は、図6、7に示されるように構成するもので、
銅合金製の棒状部材の上下を平行な平面に構成した本体
41に対して、その本体の一端部にプラグ部材を装着す
るネジ孔45を設けている。また、前記本体41の他端
部には段部42を介して圧着端子部43を設け、前記圧
着端子部43の内部にはケーブル導体を挿入する挿入孔
44を設けている。そして、前記接続端子棒部材40の
挿入孔に対してケーブル導体を挿入して、外側から押圧
して締め付けることにより、接続端子棒部材40とケー
ブル導体を一体に取り付けることができるようにする。
【0016】前記図6、7に示される接続端子棒部材4
0に対して、ケーブル導体を固定した状態で絶縁筒に挿
入した後で、前記接続部の外周部を保護し、接続部の防
水性を維持させるために、防水筒30を取り付けてい
る。前記防水筒30は、図8に示されるように構成され
るもので、ゴム等の絶縁性を有する材料を用いて、略円
筒状の部材を構成している。前記防水筒30は、長さ方
向の中心部に貫通孔31を設けて、前記貫通孔31の小
径部側の径をケーブルの外径に一致させて構成し、貫通
孔の内部に接続端子棒部材の圧着端子部を収容すること
ができるように構成している。また、大径部側の端部側
には、絶縁筒の本体から突出させて設けた突部材に対応
する内径の大きな部分を設け、後述する絶縁筒の本体か
ら突出する突部材の段部に対応させたフランジ33を設
けている。そして、前記防水筒30を絶縁筒の端部に装
着することにより、ケーブル導体を接続端子棒部材に接
続する部分での防水を行うことができるようにする。
【0017】図9ないし図11に示す絶縁筒20は、L
型コネクタのハウジングの内部に収容されるもので、E
Pゴム等により一体に構成されており、本体の内部接続
端子棒部材を挿入する端子挿入孔23、23a、23b
を平行に配置し、前記端子挿入孔に対して直角にプラグ
挿入孔27、27a、27bをそれぞれ設けている。前
記絶縁筒20の本体のケーブル側端部21には、図10
に示すように3つの突部材22、22a、22bを配置
し、それ等の突部材のうち、突部材22は突出長さの短
いものとして構成し、他の2つの突部材22a、22b
は側部に大きく突出させて配置している。また、前記各
突部材22……の中心部には、端子挿入孔23、23
a、23bをそれぞれ配置して、接続端子棒部材をそれ
ぞれ挿入して固定保持させるようにする。
【0018】前記絶縁筒20の受電端子部材側端部25
は、図11に示すように、レセップ挿入孔26を設けた
円筒状の部材として構成しており、レセップ挿入孔26
の奥の側には、プラグ挿入孔27、27a、27bをそ
れぞれ所定の角度で配置し、プラグ部材を装着させるよ
うにする。前述したように構成した絶縁筒20では、図
9に示されるように、端子挿入孔23…に対してプラグ
挿入孔27……がそれぞれ直角に配置されており、端子
挿入孔に対して接続端子棒部材を挿入して位置決めを行
った状態で、プラグ挿入孔からプラグ部材を挿入して、
接続端子棒部材のネジ孔にプラグ部材のネジ部を係合さ
せることにより両部材を固定できるようにする。そし
て、前記レセップ挿入孔26の内部にプラグ部材の先端
部を所定の長さだけ突出させる状態にして、受電端子部
材のフィンガー導体に対応させることができるようにす
る。
【0019】本発明の受電側の機器の接続部フレームに
は、図12、13に示すような受電端子部材50と、図
4、5に示すような受け金具部材60とを配置してい
る。図12、13に示す受電端子部材50は、エポキシ
樹脂等の絶縁性と強度を有する材料により略円筒状に構
成した筒状部材51に対して、その内部に3つのフィン
ガー導体57、57a、57bを埋め込む状態で設けて
いる。なお、前記フィンガー導体57……は、従来の単
心型の受電端子部材に設けているものと同様に構成され
るもので、受電端子部材の長さ方向に配置する導体55
……の端部に接続される。さらに、前記導体55……の
基部からは、接続部フレームの内側に向けて露出する部
分を設けて、前記導体の露出部にネジ孔56……を配置
して、モータ等の受電装置に対する給電線を接続させる
ようにする。また、筒状部材51の基部には四角形状の
フランジ52を突出させて設けており、前記フランジ5
2の角の部分にはネジ孔53……をそれぞれ配置し、接
続部フレームに対して固定保持させる手段を構成してい
る。そして、前記図4、5に示される受け金具部材60
は、前記受電端子部材50とともに接続部フレームに固
定保持されるもので、リング部63の基部に設けた四角
形状のフランジ61を介してフレームに固定ボルト70
により固定保持させるようにする。
【0020】前述したような構成部材を設けたことによ
り、図1に示される給電装置では、接続部フレーム5に
固定保持させる受電端子部材50に対して、L型コネク
タ10を装着することにより、三相の給電を1つのL型
コネクタ10を用いて行うことができる。また、本発明
のL型コネクタ10では、3本のケーブル1……の導体
2……を、それぞれのケーブルに対応する接続端子棒部
材40……に固定し、前記接続端子棒部材を絶縁筒20
に設けた端子挿入孔23……に挿入してから、各々の接
続端子棒部材に対してプラグ部材47……を装着するこ
とにより、絶縁筒20を介して接続端子棒部材とプラグ
部材の接続を行うことができる。そして、前記ケーブル
導体と接続端子棒部材との接続部を防水筒30……によ
りカバーすることにより、接続部の絶縁状態を維持する
とともに、接続部に湿気が侵入することを防止できるよ
うにする。
【0021】さらに、絶縁筒の外周部には半割り状のハ
ウジング11を取り付けて、ネジ止め等により固定する
ことにより、L型コネクタの取り扱い性を良好に発揮さ
せ、機械的な強度を付与できるようにしている。前記L
型コネクタ10では、ハウジングのケーブル側の端部に
対してケーブル保護金具18を配置し、ハウジング11
とケーブル保護金具18の間に係合部を介して一体の筒
状の部材を構成しているので、L型コネクタに対する機
械的な強度を良好に維持させることができる。したがっ
て、絶縁筒のケーブル側の端部に配置する接続端子棒部
材とケーブル導体の接続部に対しても、ケーブル保護金
具による保護が行われるので、L型コネクタを接続部フ
レームに対して着脱する作業を従来の単心のL型コネク
タに対するものと同様に行うことができる。
【0022】また、L型コネクタを接続部フレームに配
置する受電端子部材に対して取り付ける際には、受け金
具部材に設けた凹溝部にハウジングに設けた突部を係合
させることによって、L型コネクタの取り付けとフィン
ガー導体に対するプラグ部材の位置決めを自動的に行う
ことができるものとなる。さらに、接続部フレーム側に
配置する受電端子部材50と受け金具部材60とは、両
部材のフランジを重ねた状態で、固定ボルト70を用い
て接続部フレームに対して固定する方式を用いており、
プラスチック製の受電端子部材に対して、ステンレス製
の受け金具部材により外周面を保護し、L型コネクタの
ハウジングの端部を受け金具部材に対して固定保持させ
ることにより、L型コネクタの取り付け状態を正確に維
持させることができる。
【0023】
【発明の効果】本発明の三相一括L型コネクタの位置決
め装置は、前述したように構成したものであるから、受
電機器に配置する受電端子部材では、三相の受電が可能
な3つのフィンガー導体を1つの受電部にまとめて設け
るので、受電端子部材の構成を簡素化できるとともに、
受電端子部材とモータの間での給電経路の接続を容易に
行うことができる。また、本発明のL型コネクタを受電
側に装着する際には、L型コネクタのハウジングに設け
た突部材を、受け金具部材に設けた凹溝部に合わせて位
置決めすることにより、3本のケーブルに対応させるプ
ラグ部材とフィンガー導体の間の位相が一致する状態と
なるので、L型コネクタの装着を容易に行うことができ
る。さらに、本発明のL型コネクタでは、3本のケーブ
ルを一括して挿入し、ケーブル導体を各々のプラグ部材
に対応する接続端子棒部材を介して接続するので、L型
コネクタをコンパクトに構成することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のL型コネクタを接続部フレームの受
電端子部材に対して取り付けた状態の説明図である。
【図2】 本発明のL型コネクタに配置するハウジング
の構成を示す側面図である。
【図3】 図2のハウジングの底面図である。
【図4】 本発明の受け金具部材の側面図である。
【図5】 受け金具部材のL型コネクタ側の正面図であ
る。
【図6】 本発明の接続端子棒部材の側面図である。
【図7】 接続端子棒部材の平面図である。
【図8】 防水筒の構成を示す説明図である。
【図9】 本発明の絶縁筒の側面図である。
【図10】 絶縁筒のケーブル側の正面図である。
【図11】 絶縁筒の底面図である。
【図12】 本発明に用いる受電端子部材の側面図であ
る。
【図13】 受電端子部材のL型コネクタ側の正面図で
ある。
【符号の説明】
1 ケーブル、 2 導体、 5 接続部フレー
ム、10 L型コネクタ、 11 ハウジング、1
4 受電側筒部、15 突部材、 18 ケーブ
ル保護金具、 19 取り付け金具、20 絶縁
筒、 22 突部材、 23 端子挿入孔、26
レセップ挿入孔、 27 プラグ挿入孔、30
防水筒、 33 フランジ、 40 接続端子棒部
材、43 圧着端子部、 45 ネジ孔、 47
プラグ部材、50 受電端子部材、 51 筒状
部材、 55 導体、57 フィンガー導体、 6
0 受け金具部材、61 フランジ、 63 リ
ング部、 65 締め付け金具、69 凹溝部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡田 昌孝 愛知県名古屋市熱田区五本松町11番22号 株式会社中部プラントサービス内 (72)発明者 牧野 美紀夫 埼玉県熊谷市新堀1008番地 三菱電線工業 株式会社熊谷製作所内 (72)発明者 林 誠一郎 埼玉県熊谷市新堀1008番地 三菱電線工業 株式会社熊谷製作所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 三相の低圧ケーブルを一括してL型コネ
    クタに接続し、受電側の受電端子部材に対して三相の受
    電端子を配置し、L型コネクタを受電端子部材に装着す
    ることによりモータ等の受電機器に対して給電可能に構
    成してなる装置において、 前記受電側の受電端子部材に設けるフィンガー導体を同
    じ長さに突出させて配置し、L型コネクタの絶縁筒に配
    置するプラグ部材をフィンガー導体に対応させて配置
    し、 前記受電端子部材を受け金具部材を介して受電装置のフ
    レームに取り付けるとともに、前記受け金具部材にはL
    型コネクタのハウジングに設けた複数の突部に係合する
    複数の溝部材を配置し、 前記L型コネクタのハウジングに設ける突部と受け金具
    部材に設ける溝部材各々は、中心部に対して異なる角度
    で配置し、L型コネクタの受電端子部材に対する取り付
    け位置を規定することを特徴とする三相一括L型コネク
    タの位置決め装置。
JP6242324A 1994-09-09 1994-09-09 低圧モータ給電用三相一括型コネクタ Expired - Fee Related JP3056955B2 (ja)

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