JPH088316A - 電力制御装置のパワートランジスタ劣化判定装置 - Google Patents

電力制御装置のパワートランジスタ劣化判定装置

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JPH088316A
JPH088316A JP14040594A JP14040594A JPH088316A JP H088316 A JPH088316 A JP H088316A JP 14040594 A JP14040594 A JP 14040594A JP 14040594 A JP14040594 A JP 14040594A JP H088316 A JPH088316 A JP H088316A
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JP
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power transistor
power
current
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current amplification
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JP14040594A
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Hideki Ishibashi
秀樹 石橋
Yuji Koizumi
裕司 小泉
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Hitachi Building Systems Engineering and Service Co Ltd
Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd
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Hitachi Building Systems Engineering and Service Co Ltd
Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電力制御装置のパワートランジスタの異常兆
候を検出できる電力制御装置のパワートランジスタ劣化
判定装置を提供すること。 【構成】 負荷が非駆動状態にあるときベース信号切換
器10a〜10fを選択切換えて、パワートランジスタ
7a〜7fの活性領域での電流増幅度を静特性計測用ベ
ース信号発生器11から微小電流を供給することにより
測定し、このデータと正常な電流増幅度を記憶してある
記憶部14のデータとを制御部13で比較し、パワート
ランジスタの劣化を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電力制御装置の主回路
に用いたパワートランジスタの異常兆候を早期に発見す
るための電力制御装置のパワートランジスタ劣化判定装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】三相交流電源の交流電力を整流回路で直
流電力に変換し、これをコンデンサで平滑し、このよう
に平滑された直流をインバータで任意の電圧、周波数の
交流電力に変換し、この交流電力により各種交流電機を
駆動する電力制御装置が種々の分野で用いられている。
このような電力制御装置における上記インバータは複数
のパワートランジスタ(三相の場合は6つのパワートラ
ンジスタ)で構成されており、これらパワートランジス
タに異常が発生すると出力制御装置による駆動が不可能
となる。このため、上記パワートランジスタの異常の有
無をチェックする装置が必要となる。このような装置
が、例えば特開平5−270755号公報で提案されて
いる。この公報記載の装置は、電力制御装置(エレベー
タの駆動モータの制御装置)の休止中、所定の点弧パタ
ーンに従って各パワートランジスタのうちの選択された
2つを導通させ、これにより得られる回路電流の状態を
みて異常の有無を判断する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
では、パワートランジスタに異常有りと判定された時は
既に負荷を稼働させることはできない状態となってい
る。そのため電力制御装置の駆動は不可能となり、特に
これがエレベータの駆動モータの制御装置である場合、
エレベータの乗客に大きな迷惑を及ぼすことになる。そ
して、異常部位の確認、異常部品の手配及び復旧作業が
完了するまでに多大な時間を必要とするという問題があ
った。
【0004】本発明の目的は、上記従来技術における課
題を解決するためになされたもので、パワートランジス
タの異常兆候を検出し、負荷の不稼働時間を部品交換に
必要な時間のみに短縮できる電力制御装置のパワートラ
ンジスタ劣化判定装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、スイッチング素子として自己消弧素子で
あるパワートランジスタを主回路に用いた電力制御装置
において、前記電力制御装置が非駆動状態にある時、前
記パワートランジスタの活性領域での電流増幅度を測定
する測定手段と、前記パワートランジスタの活性領域で
の正常な初期電流増幅度を記憶する記憶部と、前記測定
手段で測定された電流増幅度と前記記憶部に記憶されて
いる電流増幅度とを比較し前記測定された電流増幅度が
前記記憶部に記憶されている電流増幅度を基準に予め設
定した領域を外れた時、前記パワートランジスタの劣化
と判定する判定手段とを備えたものである。
【0006】
【作用】電力制御装置が駆動されない状態のとき、測定
対象のパワートランジスタのベースに、そのパワートラ
ンジスタの活性領域での電流増幅度を測定するための微
小電流が供給される。この状態で、パワートランジスタ
のコレクタに流れる電流に基づいてその電流増幅度を測
定し、これを、当該パワートランジスタが正常であると
きの電流増幅度と比較する。前者の値が後者の値から所
定値以上外れている場合、そのそのパワートランジスタ
は劣化していると判断する。このようにパワートランジ
スタの劣化を判断するので、その異常兆候を見出すこと
ができ、予め異常に備えることができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明のパワートランジスタ劣化判定
装置を図に基づいて説明する。
【0008】図1は本発明の実施例に係る電力制御装置
のパワートランジスタ劣化判定装置の回路概略図であ
り、負荷として三相誘導電動機を制御する電力制御装置
について説明する。図で、1は三相交流電源、2は主回
路開閉器、3は三相交流を直流に変換する整流装置、4
は整流装置3の出力に含まれている脈流成分を平滑する
ためのコンデンサである。5はパワートランジスタ劣化
判定モード時に作動する主回路電流可変装置であり、前
記モード時に接点5bが開き可変抵抗器5aが挿入さ
れ、パワートランジスタを低電圧で動作させてその電流
増幅率を計測することを可能とする。7は直流を任意の
電圧及び周波数の三相交流に変換するためのインバー
タ、7a〜7fはインバータ7を構成するパワートラン
ジスタ、Dは各パワートランジスタ7a〜7fのコレク
タ、エミッタ間に接続されたダイオード、8a〜8bは
インバータ7の出力電流(負荷電流)を計測する電流計
測器、9はインバータ7の出力により稼働する三相交流
負荷で、本実施例では三相誘導電動機が接続されてい
る。10a〜10fはパワートランジスタ7a〜7fに
それぞれ対応しており、制御部13の指令により通常時
はベースドライブタイミング信号発生器12側に接続し
ており、パワートランジスタ劣化判定モード時には点検
対象パワートランジスタに対応した接点が静特性計測用
ベース信号発生器11へ接続するベース信号切換器、1
1はパワートランジスタ劣化判定モード時に作動する静
特性計測用ベース信号発生器である。12はインバータ
7から任意の電圧及び周波数の三相交流を発生させるた
めPWM(パルス幅変調)制御用のベースドライブタイ
ミング信号発生器で、パワートランジスタ7a〜7fを
スイッチング素子として使用するためこの信号の大きさ
は、トランジスタがオン時は飽和領域となりオフ時は遮
断領域となるような値である。13は電流計測器8a、
8bのデータと負荷速度検出器16を基に負荷9の制御
を行うためにベースドライブタイミング信号発生器12
へ負荷補償量に見合った発生電圧及び発生周波数の指令
を与えるとともに、記憶部14にデータを記憶したり所
要の比較を行う制御部、14はパワートランジスタ7a
〜7fの正常時の静特性データを記憶するための記憶部
である。15はパワートランジスタ7a〜7fの少なく
とも1つ以上に異常兆候があればその内容を表示し、警
報を発する警報表示装置、16は負荷である三相誘導電
動機9の速度を検出する速度検出器、17は負荷の温度
を検出する負荷温度検出器、18はパワートランジスタ
7a〜7f等で構成されているインバータ7の温度を検
出する温度検出器である。
【0009】このような構成にした一実施例の基本的な
動作を説明する。先ず、通常運転時の動作は、主回路開
閉器2の接点が形成されており、三相交流電源1を整流
装置3に通すことで直流に変換され、さらにコンデンサ
4により脈流成分を平滑し、純直流電源を作る。通常時
は制御部13の指令により接点5bが形成されているた
め可変抵抗器5aは短絡状態となり回路から切り離され
た状態となる。この接点5bを通過した純直流をインバ
ータ7に入力する。インバータ7内のパワートランジス
タ7a〜7fを、制御部13が電流計測器8a〜8bの
負荷電流と負荷速度検出器16の負荷速度を取り込み基
準指令に通中できるようベースドライブタイミング信号
発生器12へ補償量の指令を出す。この時、接点10a
〜10fは通常時全てベースドライブタイミング信号発
生器12側に形成されているためベースドライブタイミ
ング信号発生器12から発せられるPWMパルスにより
オンオフ制御し、補償量に見合った三相交流の電圧及び
周波数を発生させる。この補償量により負荷を基準指令
通りに運転する。
【0010】このような構成にした負荷運転装置におい
て、パワートランジスタ7a〜7fの何れか1つでも異
常が発生すると、前述のように負荷の運転が不可能とな
り、異常のパワートランジスタの発見に長時間を必要と
し、部品手配や交換作業等に膨大な労力を要している。
このような不具合を無くすため本発明ではパワートラン
ジスタの異常の兆候を捉え、この時点で交換要の警報を
出力し、負荷の不稼働時間を部品交換に必要な時間のみ
にするものである。
【0011】以下その動作を説明する。負荷が待機状態
になると制御部13は周辺装置をパワートランジスタ劣
化判定モードに切換える。インバータ7及び負荷9は温
度による抵抗値の変動があるため予め設定した温度範囲
内であることを負荷温度検出器17とインバータ温度検
出器18のデータより制御部13が判定する。この判定
結果において、予め設定した値より小さい時は温度を上
昇させるため負荷を運転する。逆に予め設定した値より
大きい時は冷却する。この動作によりインバータ及び負
荷が予め設定した温度範囲内になると接点5bが開き、
主回路に可変抵抗器5aが挿入される。初期状態ではこ
の可変抵抗器5aの抵抗値は最大であり数メガオームと
なっている。更に、制御部13は静特性計測用ベース信
号発生器11に対し点検を行うパワートランジスタを指
示するとともに該パワートランジスタのベース信号供給
源を接点10a〜10fにてベースドライブタイミング
信号発生器12から静特性計測用ベース信号発生器11
へ切換える。この静特性計測用ベース信号発生器11は
遮断領域に近い活性領域内の予め設定している一定のベ
ース電流(数mA程度)を流す。例えばパワートランジ
スタ7aを点検する場合は接点10aと接点10dを静
特性計測用ベース信号発生器11に切換える。接点10
dはパワートランジスタ7aを点検するため閉回路を形
成する必要があるのでオンするものでパワートランジス
タ7dのベース電流は飽和領域に達する電流を流してお
く。このとき形成される閉回路は、直流電源出力をコン
デンサ4の両端とすると、コンデンサ4のプラス極−可
変抵抗器5a−パワートランジスタ7a−負荷9(U相
からV相に流れる)−パワートランジスタ7d−コンデ
ンサ4マイナス極となる。次に制御部13は可変抵抗5
aの抵抗値を徐々に低下させそのときのU相の電流を電
流計測器8aにより制御部13に取り込む。制御部13
は、この取り込んだ電流データと既に記憶されている正
常時のパワートランジスタ7aの電流データとを比較し
その差が予め設定した範囲から外れた場合パワートラン
ジスタ7aに異常の兆候が発生しているとして警報表示
装置15にその異常情報を出力する。パワートランジス
タ7aの点検が完了すると可変抵抗器5aの抵抗値を初
期値まで戻し次にパワートランジスタ7dの点検を行う
ためパワートランジスタ7aのベース電流を飽和領域ま
で大きくし、パワートランジスタ7dのベース電流を前
述と同様に数mAの一定電流を流し、可変抵抗器5aの
抵抗値を徐々に低下させて行く。前述のパワートランジ
スタ7aの点検時と同様に処理が行われる。このような
手順で6個のパワートランジスタを点検して行く。パワ
ートランジスタ7aと7dが組、パワートランジスタ7
cと7fが組、パワートランジスタ7eと7bが組とな
り、点検処理がなされる。
【0012】ここで、上記の点検原理を図により説明す
る。図3はパワートランジスタのコレクタ−エミッタ間
電圧に対するコレクタ電流の特性図、図4は図3に符号
Aで示す部分の特性の拡大図である。通常このようなト
ランジスタを用いたPWM(パルス幅変調)制御方式の
トランジスタ駆動方法は、図3に示すハッチングを施し
た領域を使用したスイッチング制御を行っている。(遮
断領域がオフ状態、飽和領域がオン状態)しかし本発明
によるトランジスタ劣化判定装置による確認動作は図4
に示すように図3の破線枠Aで囲んだ活性領域でかつコ
レクタ−エミッタ間電圧が微小な領域でのトランジスタ
の電流増幅率を調べる。図4でB0は正常状態(初期
値)の特性、B1、B2は劣化状態の特性を示す。上記
確認動作は、計測値(コレクタ電流)を初期値と比較し
その値が図4の符号C1、C2の間のハッチングで示す
ような予め設定した範囲を外れた値になれば何らかの原
因により劣化が進行していると判定する。通常の負荷運
転時ではトランジスタを遮断領域と飽和領域でのみ使用
しており、この領域では現れない微小な変化を本実施例
により検出し、トランジスタの異常兆候を劣化として捉
える。劣化の原因としては、三相交流電源1側から雷サ
ージが侵入した場合や熱劣化や過電流によるものがあ
る。
【0013】図2はパワートランジスタ劣化判定装置の
流れ図である。この図を参照して再度本実施例の動作を
説明する。本実施例では負荷が待機状態になった時間を
見計らってインバータ内7のパワートランジスタの点検
指令が発せられるように、制御部13に点検用制御情報
が設定されている。
【0014】まず、ステップS1で負荷が待機状態にあ
るか判断し、その結果がYesならば、インバータ7及
び負荷9の温度を計測する(S2)。インバータ7及び
負荷9の温度が予め設定した値を外れていると電流計測
回路の抵抗値の変化が大きいため計測データの信頼性が
低下するためこのステップS2においてそれぞれの温度
が設定範囲内であることを判定する。その結果がYes
なら主回路電流可変装置5内の接点5bを開放し主回路
電流可変装置5の作動準備に入る(S3)。ステップS
4で被測定パワートランジスタを選択し、ベース電流供
給源をベースドライブタイミング信号発生器12から静
特性計測用ベース信号発生器11へ接点10aにより切
換え、予め設定されている一定の微小電流をパワートラ
ンジスタ7aのベースに流す。図3に示した本実施例の
パワートランジスタの特性グラフのハッチング部の遮断
領域より僅かに大きい10mA程度のベース電流を流
す。更にステップS5で閉回路形成用トランジスタとし
てパワートランジスタ7dが選択され、トランジスタの
ベース電流供給源をベースドライブタイミング信号発生
器12から静特性計測用ベース信号発生器11へ接点1
0dにより切換え、ベースには飽和領域に達する電流を
流す。図3に示した本実施例のパワートランジスタの特
性グラフのハッチング部の飽和領域に達するよう150
mA以上のベース電流を流す(S6)。パワートランジ
スタの点検の順番は図5に示す順に従って行われる。次
に制御部13は、主回路電流可変装置5内の可変抵抗器
の抵抗値を予め設定された範囲内で徐々に低下させてい
き、その抵抗値に対応した負荷電流を電流検出装置8a
により制御部13に取り込む(S7)。この負荷電流は
パワートランジスタ7aのコレクタ電流Icに等しく、
また可変抵抗器5aの変化がコレクタ−エミッタ間電圧
Vceの変化に対応しており、図3の破線で囲んだ部分
の変化を与える。ステップS8で制御部13に取り込ん
だデータと、初期値として新品時に上記と同じ手順で計
測し記憶部14に格納されているパワートランジスタ7
aのデータと比較し、初期値との差が予め設定されてい
る帯域(図4にハッチングで示す帯域)を外れるとパワ
ートランジスタ7aに劣化兆候ありと判定される。ステ
ップS9で該劣化判定されたパワートランジスタが記憶
される。このような手順でインバータ7内のパワートラ
ンジスタ7a〜7fを図5に示す順に点検を行う。1つ
のパワートランジスタの点検終了毎に全トランジスタの
点検が終了したか否か判断し(S10)、終了した場合
はステップS11においてインバータ7内のパワートラ
ンジスタ7a〜7fの内で1つでも劣化兆候が現れてい
るものがあるか否かチェックし、あればステップS12
で警報表示装置15にその情報を送信し、警報表示装置
15に明示するとともに、例えば三相誘導電動機9がエ
レベータに使用されるものであれば、図示しない電話回
線を介し、図示しない監視センタ等へ通報し交換作業に
必要な人手や部品等の事前手配を行う。警報処理が終了
すると通常運転状態へ復帰する(S13)。この場合、
警報対象となったパワートランジスタは異常状態ではな
く単なる劣化であるので、通常運転は充分に可能であ
る。なお、ステップS2でインバータ7及び負荷9の温
度が予め設定した範囲を外れNOと判断された場合は、
規定値以上か判定し(ステップS14)規定値以上なら
ステップS15にて冷却を行い、規定値以下ならステッ
プS16にて温度を上昇させるため負荷を稼働する。
【0015】電力制御装置の非駆動時に、パワートラン
ジスタの活性領域の電流増幅度を測定し、これを正常値
と比較するようにしたので、インバータを構成するパワ
ートランジスタの劣化兆候を検出することができ、これ
により、故障に至る前に、劣化トランジスタを特定し部
品手配や交換作業準備を行うことができる。このため、
電力制御装置の停止は、劣化トランジスタの交換作業に
要する時間のみの停止時間でよいため、故障による負荷
の長時間不稼働を未然に防止できるとともに負荷運転中
のトランジスタの故障に起因する二次的な事故も未然に
防止できる。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように本発明では、電力制御
装置の非駆動時に、パワートランジスタの活性領域の電
流増幅度を測定し、これを正常値と比較するようにした
ので、インバータを構成するパワートランジスタの劣化
兆候を検出することができ、これにより、故障に至る前
に、劣化トランジスタを特定し部品手配や交換作業準備
を行うことができる。このため、電力制御装置の停止
は、劣化トランジスタの交換作業に要する時間のみの停
止時間でよいため、故障による負荷の長時間不稼働を未
然に防止できるとともに負荷運転中のトランジスタの故
障に起因する二次的な事故も未然に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る電力制御装置のパワート
ランジスタ劣化判定装置の回路図である。
【図2】図1に示す装置の動作を説明するフローチャー
トである。
【図3】パワートランジスタの静特性グラフである。
【図4】図3に示す符号Aの領域におけるパワートラン
ジスタの静特性グラフである。
【図5】図1に示す装置のパワートランジスタの点検の
順番表である。
【符号の説明】
1 三相電源 3 整流装置 5 主回路電流可変装置 5a 可変抵抗器 5b 可変抵抗器短絡用接点 7 インバータ 7a〜7f パワートランジスタ 8a〜8b 電流計測器 10a〜10f ベース信号切換器 11 静特性計測用ベース信号発生器 12 ベースドライブタイミング信号発生器 13 制御部 14 記憶部 15 警報表示装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチング素子として自己消弧素子で
    あるパワートランジスタを主回路に用いた電力制御装置
    において、前記電力制御装置が非駆動状態にある時、前
    記パワートランジスタの活性領域での電流増幅度を測定
    する測定手段と、前記パワートランジスタの活性領域で
    の正常な初期電流増幅度を記憶する記憶部と、前記測定
    手段で測定された電流増幅度と前記記憶部に記憶されて
    いる電流増幅度とを比較し前記測定された電流増幅度が
    前記記憶部に記憶されている電流増幅度を基準に予め設
    定した領域を外れた時、前記パワートランジスタの劣化
    と判定する判定手段とを備えたことを特徴とする電力制
    御装置のパワートランジスタ劣化判定装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記測定手段は、測
    定対象のパワートランジスタのベースに前記活性領域の
    微小電流を供給する計測用ベース信号発生器と、測定時
    に前記ベースを当該計測用ベース信号発生器に切換える
    切換手段と測定時に前記パワートランジスタの電流を制
    限、調整する可変抵抗器とで構成されていることを特徴
    とする電力制御装置のパワートランジスタ劣化判定装
    置。
JP14040594A 1994-06-22 1994-06-22 電力制御装置のパワートランジスタ劣化判定装置 Pending JPH088316A (ja)

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