JPH0883044A - シミュレーション装置 - Google Patents

シミュレーション装置

Info

Publication number
JPH0883044A
JPH0883044A JP22020994A JP22020994A JPH0883044A JP H0883044 A JPH0883044 A JP H0883044A JP 22020994 A JP22020994 A JP 22020994A JP 22020994 A JP22020994 A JP 22020994A JP H0883044 A JPH0883044 A JP H0883044A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
passage
simulation
information
map data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP22020994A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3462589B2 (ja
Inventor
Toru Nagai
徹 永井
Kazuhisa Osada
千央 長田
Takayoshi Yokota
孝義 横田
Takashi Yoshizawa
隆司 吉澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP22020994A priority Critical patent/JP3462589B2/ja
Publication of JPH0883044A publication Critical patent/JPH0883044A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3462589B2 publication Critical patent/JP3462589B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】シミュレーションに必要なデータの入力作業を
省力化したシミュレーション装置を提供する。 【構成】シミュレーションデータベース16には、地図
データと、移動体の移動の様子を模擬するためのシミュ
レーション用データと、上記通路の各々に対応するシミ
ュレーション用データの格納領域を示すポインタとが格
納されている。マウス192は、地図データおよび上記
シミュレーション用データを修正する時に、修正の対象
となる上記通路を指定する通路情報と、修正内容を示す
修正情報とを受付ける。地図データ生成手段11は、上
記通路情報に基づいて、修正の対象となる上記通路を決
定し、上記修正情報に基づいて、上記地図データおよび
シミュレーション用データを修正する。シミュレーショ
ン部17は、修正後の上記シミュレーション用データに
基づいて上記移動体の移動の様子を模擬する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車や列車の走行状
態をシミュレーションするシミュレーション装置に関
し、特に、シミュレーション装置へデータを入力する際
の省力化に関する。
【0002】
【従来の技術】交通量をシミュレーションするシミュレ
ーション装置は、道路交通の場合、道路地図データベー
スを利用して、シミュレーションを行う。そして、信号
機の制御方法や運転手への交通情報の提供等による渋滞
緩和の効果を評価するために使われる。また、大規模な
駐車場から出庫する車両が一般道に及ぼす影響を評価す
るためにも使われる。
【0003】従来のシミュレーション装置においては、
道路の位置および他の道路との接続関係を示す地図デー
タと、道路上を移動する車両の移動の様子を模擬するた
めのシミュレーション用データとを用いてシミュレーシ
ョンが行われていた。地図データは、シミュレーション
の対象地域内の道路をリンクとノードで表したものであ
る。ノードが主要な地点、例えば、交差点を表し、リン
クは、このノードを結ぶ道路を表す。また、シミュレー
ション用データとしては、道路ごとに設定される、1時
間当たりに何台の車両を発生させるかを示す発生交通量
を格納した交通量ファイルや、交差点に設けられて、道
路の交通管制を行う信号機の赤信号、青信号、黄信号の
点灯時間を格納した信号機現示ファイル等がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】道路交通のシミュレー
ション、たとえば、大規模な駐車場の計画段階において
行われるシミュレーションでは、駐車場に接続する道路
の車線数や各車線の進路方向等のシミュレーションの条
件の変更が頻繁に行われ、シミュレーションのケースが
膨大になる。
【0005】そして、シミュレーションの条件を変更す
るたびに、シミュレーションに必要となる上記地図デー
タやシミュレーション用データ(交通量ファイル、信号
機現示ファイル等)のうち、変更の対象となるデータを
人手で探して変更しなければならない。道路を追加また
は削除する場合、変更対象の道路に関連するデータやフ
ァイルが多数あるため、修正漏れ等が発生し、シミュレ
ーション装置にシミュレーションの実行を指示しても、
シミュレーション装置がシミュレーションを実行できな
い場合がある。このような場合に、その原因を究明する
には、多大な時間と労力を要していた。こうして、シミ
ュレーション結果を得るまでの作業のうち、特に入力作
業に、多大な時間と労力が従来掛っていた。
【0006】本発明の目的は、シミュレーションに必要
なデータの入力作業を省力化したシミュレーション装置
を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、移動体が通行する複数の通路上におけ
る、上記移動体の移動の様子を模擬するシミュレーショ
ン手段を有するシミュレーション装置において、上記通
路の位置および他の上記通路との接続関係を上記通路ご
とに示すデータを含む地図データと、上記複数の通路ご
とに設けられた、上記通路上を移動する移動体の移動の
様子を模擬するために上記シミュレーション手段が使用
するシミュレーション用データと、上記複数の通路の各
々に対応する上記シミュレーション用データの格納領域
を示すデータを含む領域指示データとを格納するデータ
格納手段と、上記データ格納手段に格納されている地図
データおよび上記シミュレーション用データを修正する
時に、修正の対象となる上記通路を指定する通路情報
と、上記地図データおよび上記シミュレーション用デー
タに対する修正内容を示す修正情報とを受付ける入力手
段と、上記通路情報に基づいて、修正の対象となる上記
通路の地図データおよびシミュレーション用データを選
択し、上記修正情報に基づいて、選択された上記地図デ
ータおよびシミュレーション用データを修正するデータ
修正手段とを有し、上記地図データには、上記通路の位
置および他の上記通路との接続関係を上記通路ごとに示
す通路定義情報と、上記通路ごとの通路定義情報に付さ
れた、上記通路定義情報はどの上記通路に関する通路定
義情報であるかを示す第1の識別情報とが含まれ、上記
領域指示データには、上記複数の通路の各々に対応する
上記シミュレーション用データの格納領域を上記通路ご
とに示す領域データと、上記通路ごとの領域データに付
された、上記領域データはどの上記通路に関する領域デ
ータであるかを示す第2の識別情報とが含まれ、上記デ
ータ修正手段は、上記通路情報に基づいて、修正の対象
となる上記通路に関する上記第1の識別情報を決定し、
上記第1の識別情報により、上記格納手段内の地図デー
タを検索して、修正の対象となる上記通路の通路定義情
報を含む地図データを選択し、上記修正情報に基づい
て、選択された上記地図データを修正する地図データ修
正手段と、上記通路情報に基づいて、修正の対象となる
上記通路に関する上記第2の識別情報を決定し、上記第
2の識別情報により、上記格納手段内の領域データを検
索して、修正の対象となる上記通路の領域データを選択
し、上記領域データに基づいて修正の対象となる上記通
路のシミュレーション用データを選択し、上記修正情報
に基づいて、選択された上記シミュレーション用データ
を修正するシミュレーション用データ修正手段とを有す
ることとしたものである。
【0008】
【作用】本発明は、上記のようの構成されているため
に、地図データ修正手段は、上記通路情報に基づいて、
修正の対象となる上記通路に関する上記第1の識別情報
を決定し、上記第1の識別情報により、修正の対象とな
る上記通路の通路定義情報を含む地図データを選択し、
上記修正情報に基づいて、選択された上記地図データを
修正することができる。また、シミュレーション用デー
タ修正手段は、上記通路情報に基づいて、修正の対象と
なる上記通路に関する上記第2の識別情報を決定し、上
記第2の識別情報により、修正の対象となる上記通路の
領域データを選択し、上記領域データに基づいて修正の
対象となる上記シミュレーション用データを選択し、上
記修正情報に基づいて、選択された上記シミュレーショ
ン用データを修正することができる。
【0009】この結果、修正すべき通路と修正内容(削
除または追加等)を指定すれば、修正ができるため、そ
の通路のデータを修正(削除または追加等)する場合
に、修正漏れがなくなり、入力作業が省力化される。
【0010】
【実施例】以下、駐車場から出庫する車両が一般道に与
える影響について評価を行うシミュレータ(シミュレー
ション装置)の一実施例を説明する。
【0011】ここで対象とするシミュレータは、後述す
る地図データおよびシミュレーション用データをもと
に、車両の移動の様子を評価するものである。シミュレ
ーション用データとしては、後述するように、道路の各
走行路の数に関するデータ(レーンデータ)や交通流デ
ータ(信号機現示データと交通量データ)等がある。本
シミュレータでは、シミュレーション結果として、画面
上に車両の走行状態や信号の点灯状態を時々刻々表示す
ることにより、車両1台毎の挙動をアニメーション的に
表示することができる。
【0012】まず、図1を用いて本シミュレータの構成
について説明する。図1は、本シミュレータの構成を示
すブロック図である。
【0013】本シミュレータは、道路の位置および接続
関係を記述した(財)日本デジタル地図協会発行の全国
デジタル道路地図データベース(DRM−DB)15
と、地図データ、シミュレーション用データ(これは、
双方向リンクデータ、レーンデータ、および交通流デー
タからなる)、および景観データを生成するデータ生成
部100と、上記地図データ、シミュレーション用デー
タ、景観データ、および入力部19から入力されたデー
タを蓄積するシミュレーションデータベース16と、シ
ミュレーションデータベース16内のデータをもとにシ
ミュレーションを行うシミュレーション部17と、シミ
ュレーションの実行結果と地図データと景観データとを
もとに、シミュレーション結果をアニメーション表示す
るために必要な表示データを生成し、さらに、地図デー
タの修正等のための入力データを受付けるために必要な
表示データを生成する表示データ生成部18と、表示デ
ータ生成部18により生成された表示データを受けて、
映像信号を生成する表示制御部20と、その映像信号に
より表示を行うディスプレイ105と、ディスプレイ1
05に表示された画面を見ながら、地図データやシミュ
レーション用データの生成および変更に伴うデータの入
力を、キーボード191またはマウス192を介して受
付ける入力部19とを有する。
【0014】データ生成部100は、DRM−DB15
からシミュレーションの対象となる領域にある道路のう
ち特定の種類の道路の位置および接続関係に関するデー
タを抽出して、後述する地図データを生成し、必要な場
合は、生成された地図データに含まれる道路に対し、必
要な道路や交差点を追加したり、不要な道路や交差点を
削除したりする地図データ生成部11と、地図データ生
成部11により生成された地図データをもとにして、後
述する双方向リンクデータを生成する双方向リンクデー
タ生成部12と、双方向リンクデータ生成部12により
生成された地図データをもとにして、車線(レーン)数
や、車両の走行位置を管理するセルデータを付加した、
後述するレーンデータを生成するレーンデータ生成部1
3と、レーンデータ生成部13により生成されたレーン
データを利用して道路の表示を行い、表示された道路を
目印にして入力された建物や地名等の景観データを受付
ける景観データ生成部14と、入力された発生交通量や
信号機の点灯時間から後述する交通流データを生成する
交通流データ生成部21とを有する。
【0015】本シミュレータのハードウエア構成を図2
に示す。本シミュレータは、データ生成部100および
入力部19の処理プログラムを実行するCPU101
と、CPU101の実行時の処理プログラムおよび実行
時に使用するデータを記憶する主記憶102と、表示デ
ータをCPU101から受けて映像信号を生成する表示
制御部(グラフィックプロセッサ)20と、生成された
映像信号を受けて表示を行うディスプレイ105と、D
RM−DB15、シミュレーションデータベース16、
およびCPU141が実行する時に主記憶102に転送
される上記のデータ生成部100等の処理プログラムを
格納するハードディスク103と、データの入力を行う
キーボード191と、同じくデータの入力を行うマウス
192と、キーボード191およびマウス192からの
信号を受けて、デジタル信号に変換して、CPU10
1、主記憶102およびハードディスク103に転送す
る入出力制御部104とを有する。
【0016】入力部19は、CPU101および入出力
制御部104により実現される。また、入力されたデー
タは、後述するように、地図データ生成部11、双方向
リンクデータ生成部12、レーンデータ生成部13、景
観データ生成部14、シミュレーション部17、表示デ
ータ生成部18、および交通流データ生成部21により
処理される。
【0017】次に、地図データ、シミュレーション用デ
ータ(これは双方向リンクデータ、レーンデータ、交通
流データからなる)、景観データを生成し、得られた地
図データ、シミュレーション用データ、景観データをシ
ミュレーションデータベース16に登録し、次に、シミ
ュレーション用データを用いてシミュレーションを実行
する手順の概略を図3の処理フローを用いて説明する。
各処理の詳細については後述する。
【0018】まず、地図データの生成もしくは、地図デ
ータが既に生成されていて、それを変更(削除、追加
等)して使う場合、地図データの生成/変更を地図デー
タ生成手段11により行う。生成する場合は、地図デー
タ生成手段11によりデジタル道路地図(DRM−D
B)15から、シミュレーションを行いたい対象領域を
カバーするデータを抽出し、道路の位置および道路相互
の接続関係を示す地図データを生成し、シミュレーショ
ンデータベース16に格納する。変更する場合は、既に
生成されて、格納されている地図データを画面に表示
し、マウス191から入力部19を介して入力される、
修正の対象となる道路および修正内容(削除または追加
等)により地図データを変更する(ステップ22)。
【0019】一方通行の道路でないかぎり、道路は、車
両の走行方向が逆である2つの車線からなる。地図デー
タ生成部11により生成された地図データは、車両の走
行方向を考慮していない、道路の位置および道路相互の
接続関係のみを示すデータである。そこで、双方向リン
クデータ生成部12が地図データ中の道路(以下では単
方向リンクと呼ぶ)を車両の走行方向に対応した2つの
リンク(以下では双方向リンクと呼ぶ)に分割し、分割
した各双方向リンクについて、シミュレーションに必要
な種々の後述するデータを生成する。このデータを双方
向リンクデータと呼ぶ(ステップ23)。
【0020】そして、レーンデータ生成部13により、
双方向リンクごとに、双方向リンクの有する車線(レー
ン)数や各車線ごとの進路方向(左折専用車線、右折専
用車線等の情報)のデータを生成する。このデータをレ
ーンデータと呼ぶ(ステップ24)。
【0021】さらに、景観データ生成部は、シミュレー
ション結果等の表示を行うときに、道路の周辺に表示す
る建物の形状や、地名等のデータを入力部19から入力
されて、景観データを生成する(ステップ25)。
【0022】つぎに、双方向リンクごとの発生交通量
や、信号機の現示データ(信号機の点灯時間に関するデ
ータを以下ではこのように呼ぶ)を入力部19から入力
されて、交通流データを生成する(ステップ26)。
【0023】シミュレーションデータベース16に格納
されているシミュレーション用データを用いて、シミュ
レーション部17によりシミュレーションを実行する。
シミュレーションは、模擬する時間、例えば、2時間を
指定して行われる(ステップ27)。
【0024】シミュレーション結果は、表示データ生成
部18に送られる。表示データ生成部18は、シミュレ
ーション結果と地図データと景観データ等を用いて、た
とえば、1秒ごとに、シミュレーション対象領域内の車
両1台ごとの位置を表示するための画像生成用データを
生成する。このデータを受けた表示部20は、映像信号
を生成し、ディスプレイ146に表示する(ステップ2
8)。
【0025】シミュレーションの実行を中断させた後、
または、実行終了後に交通流データを変更するかどうか
を、マウス192から入力部19を介して入力されたユ
ーザの指示に基づき判断する。変更する場合は、ステッ
プ26に進み、変更しない場合は、ステップ30に進む
(ステップ29)。地図データを変更するかどうかを、
マウス192から入力部19を介して入力されたユーザ
の指示に基づき判断する。変更する場合は、ステップ2
2に進み、変更しない場合は、処理を終了する(ステッ
プ30)。
【0026】次に、図1の各部の動作の詳細について述
べる。地図データ生成部11は、図3のステップ22の
地図データの生成および地図データの変更を行う。最初
に、地図データを生成する場合について述べる。地図デ
ータ生成部11は、DRM−DB15に格納されている
デジタル道路地図から地図データを生成する。
【0027】デジタル道路地図のデータ構造について説
明する。デジタル道路地図データベースは、基本リンク
データ(図4)および、基本ノードデータ(図5)によ
り道路および交差点の接続関係を記述している。基本リ
ンクデータには、単方向リンクごとに、単方向リンクを
識別するためのリンク番号34と、その単方向リンクの
両端のノードを識別するためのノード番号31,32
と、単方向リンクが表す道路の種別を示す道路種別コー
ド33が含まれている。各ノードの座標値は、基本ノー
ドデータに格納されている。単方向リンクの位置を知る
ためには、まず基本リンクデータからリンク番号34を
取り出し、ノード番号31,32を知る。ノード番号3
1,32を有する基本ノードデータを見つけ、x座標4
2およびy座標43を得る。x、y座標は、実際の長さ
ではなく、地図の縮尺で縮尺された長さである。例え
ば、縮尺が1/25000の地図の場合、x座標が実際
は、1kmの場合、基本ノードデータのx座標は4cm
である。シミュレーション時には、実際の長さに直して
使用する。また、各基本リンクデータには道路種別コー
ド33が含まれている。道路種別は、図6に示すように
分類されている。例えば、高速自動車国道51は、
「1」というコード52を持ち、このコード52が道路
種別コード33である。
【0028】基本リンクデータおよび基本ノードデータ
は、日本全体を10km四方のメッシュで区切った単位
ごとにまとめられている。従って、特定の地域の基本リ
ンクデータおよび基本ノードデータを選択するときは、
メッシュごとに付されているメッシュを識別するための
インデックスにより、1つのメッシュを指定する。この
インデックスは、英数字から構成されたものであり、メ
ッシュとインデックスの対応表は公表されている。対応
表によりユーザがインデックスを探し、探したインデッ
クスをシミュレータに入力する。基本リンクデータおよ
び基本ノードデータ中のリンク番号、ノード番号は、1
つのメッシュ内では、重複しないようにリンクおよびノ
ードに対して付されているが、異なるメッシュ間では、
同じ番号が利用されている。そのため、後述するよう
に、地図データおよびシミュレーション用データにおい
ては、リンク番号およびノード番号は重複が無いよう
に、番号のつけなおしが行われる。
【0029】なお、複数のメッシュにまたがる地域をシ
ミュレーションの対象とするときは、その地域を含むよ
うに、当該複数のメッシュに対応する複数のインデック
スを指定する。指定された複数のメッシュが選択され
て、1つの画面に表示される。
【0030】以下、地図データ生成部11が地図データ
を生成する場合について、図7の処理フローにより説明
する。シミュレーションの対象となる領域の地図データ
を生成するためには、マウス192から入力部19を介
して、メッシュを指定するインデックスを入力する。こ
のインデックスに基づいて地図データ生成部11は、D
RM−DB15から、指定されたメッシュの基本リンク
データおよび基本ノードデータを選択し、シミュレーシ
ョンデータベース16に格納する。表示データ生成部1
8は、格納された基本リンクデータおよび基本ノードデ
ータに基づき、各道路の位置を求めて、図8(a)のよ
うな地図を表示する。図8(a)において、実線63
は、道路を表す(ステップ271)。
【0031】次に、図8(a)に表示されている道路の
うち、所望の地図領域を囲む矩形(点61と、点62を
対角線の両端とする矩形)を指定するために、点61と
点62をマウス148で指定する。このデータは、入力
部19を介して地図データ生成部11に入力される。地
図データ生成部11は、この2点61,62のデータか
ら上記矩形内にある単方向リンクとノードを選択する。
選択された領域を図8(b)に示す(ステップ27
2)。
【0032】そして、図8(b)に示す領域について、
図9に示す単方向リンクデータおよびノードデータを生
成する。そして、このデータをシミュレーションデータ
ベース16に格納する。
【0033】次に、図9に示すデータの生成について説
明する。図9のデータは、図10に示すように単方向リ
ンクL1,L2,L3,L4,L5,L6,L7および
ノードN1,N2,N3,N4,N5,N6,N7,N
8が配置されている場合の単方向リンクデータおよびノ
ードデータを示す。この2つのデータを合わせて地図デ
ータを呼ぶ。この例では、交差点の数は2つである。な
お、以下では、道路すなわち単方向リンクが直線である
場合について説明する。直線でない場合は、折線近似に
より、曲線の道路を直線の道路で近似して、直線の道路
として処理することができる。
【0034】図10に示す単方向リンクには、図8
(b)に示すリンクのうち、辺上のノード66につなが
る単方向リンク67と、辺上のノード66につながらな
い単方向リンク68とがある。単方向リンク68につい
ては、DRM−DB15から選択された基本リンクデー
タおよび基本ノードデータに示される単方向リンクの接
続関係およびノードの座標をそのまま利用して、図9に
示すノードデータを生成する。
【0035】リンク番号およびノード番号については、
基本リンクデータおよび基本ノードデータで使われてい
る番号をそのまま使うことはせずに、番号のつけなおし
を行う。
【0036】単方向リンク67については、矩形を切出
したことにより新たに生じた矩形の辺上にあるノード6
6の座標値を求める必要がある。この座標値は、基本リ
ンクデータおよび基本ノードデータから求める。求め方
は、ノード66を含むデジタル道路地図内の単方向リン
クの両端にあるノードの座標値から直線補間により求め
る。その後、図9に示すリンク番号151およびノード
番号161を付す。
【0037】地図データおよび、後述する双方向リンク
データ、レーンデータ、交通量データ、信号機現示デー
タの各々は、リンク単位の追加/削除を容易にするため
に、いわゆるリスト構造のデータである。すなわち、地
図データは、1つの単方向リンクに関するデータごとに
1つの要素を構成し、1つの要素は、次の要素を指すポ
インタを有する。双方向リンクデータは、1つの双方向
リンクに関するデータごとに1つの要素を構成し、1つ
の要素は、次の要素を指すポインタを有する。レーンデ
ータ、交通量データ、信号機現示データの各々も、双方
向リンクデータと同様に、1つの双方向リンクに関する
データごとに1つの要素を構成し、1つの要素は、次の
要素を指すポインタを有する。(ステップ273)。
【0038】表示データ生成部18は、地図データを格
納後、格納された単方向リンクデータおよびノードデー
タに基づき、各道路の位置を求めて、図8(b)のよう
な地図を表示する。図8(b)の地図の上部には、メニ
ューバー64が表示される。その中の編集65というメ
ニューをマウス148により選択すると、図11(a)
に示すように、道路種別により、道路を抽出または削除
するためのサブ画面71が表示される。サブ画面71で
は、図6の高速自動車国道と都市高速道路を高速道路と
し、一般国道を国道とし、主要地方道(都道府県道)お
よび一般都道府県道を県道とし、主要地方道(指定市
道)、および指定市の一般市道を一般道として表示して
いる。削除する場合、例えば、一般道と高速道路を削除
する場合は、削除711をマウス148で指定したあ
と、一般道と高速道路をマウス148で指定する。この
ようにして、シミュレーション上不要な道路を省く。マ
ウス148で指定した情報は、入力部19を介して地図
データ生成部11に入力される。地図データ生成部11
は、指定された道路種別を有する単方向リンクデータを
削除する。単方向リンクの削除により、不要となったノ
ードに関するノードデータも削除される。これは、情報
量の節減のためである(ステップ274)。
【0039】単方向リンクデータには、双方向リンクデ
ータへアクセスすることができるように、単方向リンク
ごとに、対応する双方向リンクデータの格納されている
アドレスを示すポインタ152も含まれている。
【0040】ポインタ152は、単方向リンクごとに、
双方向リンクデータの格納領域をシミュレーションデー
タベース16に設ける際に、その領域の先頭アドレスと
して決定されるものである。単方向リンクに対応する双
方向リンクは、2つあるが、ポインタ152は、最初の
双方向リンクの先頭アドレスを表す。例えば、図9
(a)のDLD1は、図12に示す双方向リンクデータ
内のリンク番号N2N3が格納されている領域のアドレ
スを表す。
【0041】先頭アドレスは、例えば、プログラミング
言語であるC言語の格納領域を確保する関数であるma
lloc関数により入手できる。この関数は、確保すべ
き格納領域の大きさを指定して呼びだされると、格納領
域を確保するとともに、確保された格納領域の先頭アド
レスをユーザに返す関数である。
【0042】双方向リンクデータの格納領域の大きさ
は、固定サイズである。単方向リンクが一方通行である
場合は、対応する双方向リンクは、1つであり、一方通
行でない場合は、対応する双方向リンクは、2つである
ため、必要な双方向リンクデータの格納領域の大きさ
は、変わりうるとも考えられる。しかし、一方通行の道
路をシミュレーション対象とすることは少ないので、一
方通行の道路については、後述する図19の双方向リン
クデータにおいて、始点ノードについて「NN」を設定
することとし、格納領域のサイズは固定とする(ステッ
プ275)。
【0043】図9の地図データが生成された後に、地図
データ生成部11は、生成された道路について車線数、
制限速度、車線ごとの進行方向/幅員(車線の幅)を入
力するために、表示データ生成部18に、図9の地図デ
ータを図13のように表示することを指示する。表示デ
ータ生成部18は、図13に示す画面を表す映像信号を
生成し、表示部20に表示させる。図13は、シミュレ
ーション対象領域のうち、一部の単方向リンクとノード
のみを表示している。1411は、地図データを表示す
る画面であり、1413は、後述するリンクの追加/削
除で用いるメニューバーであり、147は、地図データ
が作成された道路について、車線数、制限速度、車線ご
との進行方向を入力するための画面である。単方向リン
ク141が追加する単方向リンクである。本図では、説
明のため単方向リンク141は実線で表示されている
が、実際は、単方向リンク141についての後述する所
定の入力があるまでは、表示されることはない。それ以
外の単方向リンク1461,1462,1463等は、
既に作成されて、シミュレーションデータベース16に
登録されている単方向リンクである。道路の追加/削除
については、後述する。
【0044】最初に、入力の対象となる単方向リンク、
例えば、1461をクリックする。次に、画面1471
により、車線と制限速度と走行方向と幅員の入力が行わ
れる。入力は以下のように行われる。画面1471によ
りノード1464を始点、ノード1465を終点とする
方向に走行する車線について入力し、画面1472によ
りノード1465を始点、ノード1464を終点とする
方向に走行する車線について入力する。なお、後述する
入力方法からわかるように、画面1471によりノード
1465を始点、ノード1464を終点とする方向に走
行する車線について入力し、画面1472によりノード
1464を始点、ノード1465を終点とする方向に走
行する車線について入力することとしてもよい。
【0045】画面1471と画面1472の入力方法は
同じであるので、画面1471について述べる。始点1
472をマウス192でクリックしたあと、マウス19
2でノード1464をクリックし、ノード1464が始
点であることを入力する。次に、終点1473をマウス
192でクリックしたあと、マウス192でノード14
65をクリックし、ノード1465が終点であることを
入力する。次に車線数を入力するには、車線数144の
位置でマウス192をクリックする。1回クリックされ
るごとに表示が1から順次カウントアップしていくの
で、希望する車線数(画面1471では2)になったら
クリックをやめる。幅員1474を入力するときは、幅
員1474の位置でマウス192をクリックする。そし
て、キーボード191から幅員をm単位で入力する。制
限速度を入力するときは、表示されているスライダー1
45をマウス192により、希望する制限速度の位置ま
でドラッグする。画面1471では、制限速度が30k
mの場合を示す。
【0046】ここで入力された走行方向、車線数、制限
速度、幅員は、シミュレーションデータベース16に一
時的に格納され、後述する双方向リンクデータ生成部1
2およびレーンデータ生成部13が、それぞれ、双方向
リンクデータおよびレーンデータを生成する際に使われ
る(ステップ276)。
【0047】次に、地図データを変更する場合について
図14の処理フローにより説明する。地図データを変更
する場合は、前述のステップ30において表示される図
15に示す画面を用いて、地図データを変更することを
シミュレータに指示する。図15は、シミュレーション
が中断または終了したときのシミュレーション結果を表
示する画面135と、後述するサブ画面136と、メニ
ューバー139を表示する画面とを有する。131は、
車両であり、114は、建物であり、A,B,C,D,
Eは、地名である。図15に示す画面は、後述するよう
に、交通流データを変更することをシミュレータに指示
する場合にも使われる。
【0048】地図データに変更があるときは、図15に
示す画面上のメニューバー139ののなかから、地図デ
ータ132をマウス148で選択する。地図データ13
2が選択されると、地図データ生成部11は、追加があ
るとステップ281で判断して、ステップ282に進
む。そして、表示データ生成部18に、図9の地図デー
タを前述の図13のように表示することを指示する。表
示データ生成部18は、図13に示す画面を表す映像信
号を生成し、表示部20に表示させる。図13は、変更
の説明のために、シミュレーション対象領域のうち、一
部の単方向リンクとノードのみを表示している。画面1
47は、追加する道路について、車線数、制限速度、車
線ごとの進行方向を入力するために使われる。
【0049】図13において、既にあるノード143と
新たに設けるノード142とを結ぶ単方向リンク141
を追加する場合は、メニューバーにあるリンク追加14
8をマウス192で選ぶ。次に、マウス192により、
始点143をクリックし、終点142として希望する位
置をマウス192でクリックして指定するステップ28
2)。
【0050】地図データ生成部11は、入力された始点
143と終点142の座標値を求め、図9に示すリンク
データおよびノードデータの最後に、単方向リンク14
1のリンク番号とノード番号を追加する。入力された始
点143と終点142の座標値を求める際には、マウス
192から入力された画面上の座標値を地図データ上の
座標値に変換する。この変換は、地図データ生成部11
が表示している領域に応じて生成し、シミュレーション
データベース内に格納してある変換式を用いる。次に、
変換後の座標値が図9(b)のノードデータに既に登録
してある座標値と所定の許容値内で一致するかどうかを
判断する。一致する場合は、既に登録してあるノードで
あると判断し、一致しない場合は、新たに設けるノード
であると判断する(ステップ283)。
【0051】さらに、前述のmalloc関数により、
単方向リンク141用の双方向リンクデータの記憶領域
を確保するとともに、その先頭領域のアドレスを求め
て、ポインタ152欄に格納する(ステップ284)。
【0052】図13において、道路が上記のように追加
された後、画面147により、車線と制限速度の入力が
行われる。入力は以下のように行われる。画面1471
によりノード143を始点、ノード142を終点とする
方向に走行する車線について入力し、画面1472によ
りノード142を始点、ノード143を終点とする方向
に走行する車線について入力する。
【0053】始点1472をマウス192でクリックし
たあと、マウス192でノード143をクリックし、ノ
ード143が始点であることを入力する。次に、終点1
473をマウス192でクリックしたあと、マウス19
2でノード142をクリックし、ノード142が終点で
あることを入力する。次に車線数を入力するには、車線
数144の位置でマウス192をクリックする。1回ク
リックされるごとに表示が1から順次カウントアップし
ていくので、希望する車線数(画面1471では2)に
なったらクリックをやめる。幅員を入力するときは、幅
員1474をマウス192でクリックし、キーボード1
91で幅員(画面1471では、3m)をm単位で入力
する。制限速度を入力するときは、表示されているスラ
イダー145をマウス192により、希望する制限速度
の位置までドラッグする。画面1471では、制限速度
が30kmの場合を示す。
【0054】ここで入力された走行方向、車線数、制限
速度、幅員は、シミュレーションデータベース16に一
時的に格納され、後述する双方向リンクデータ生成部1
2およびレーンデータ生成部13がそれぞれ、双方向リ
ンクデータおよびレーンデータを生成する際に使われる
(ステップ285)。
【0055】1つのリンクのついての処理が終了後、さ
らにリンクの追加があるかどうかを判断する。図13に
おいて、リンク追加148がマウス192でクリックさ
れたときは、追加があると判断し、ステップ282に進
む(ステップ286)。リンク追加148がクリックさ
れないときは、リンク削除149がクリックされたかど
うかを判断し、リンク削除149がクリックされたとき
は、ステップ288に進む。そうでないときは、処理を
終了する(ステップ287)。
【0056】図13において、既にある単方向リンクを
削除する場合、例えば、単方向リンク1462を削除す
る場合は、メニューバーにあるリンク削除149をマウ
ス192でクリックして選ぶ。次に、マウス192で、
単方向リンク1462上の、ノードの位置を除く任意の
位置をクリックする(ステップ288)。
【0057】地図データ生成部11は、マウス192で
クリックされた位置から対応する単方向リンクが146
2であることを認識する。リンクの認識の仕方は、ま
ず、マウス192により得られた画面上の座標値を地図
データ上の座標値に変換する。この変換は、地図データ
生成部11が表示している領域に応じて生成し、シミュ
レーションデータベース内に格納してある変換式を用い
る。次に、得られた座標値と表示されている全てのリン
クとの距離を求める。平面上の点(マウス192により
指定された点)と線分(リンク)との距離の求め方は、
公知の平面幾何学の方法による。得られた距離のうち一
番小さい値を有するリンクをユーザが削除対象として指
定したリンクであるとする。
【0058】そして、このリンク1462に関する図9
に示す単方向リンクデータ内のポインタ152から双方
向リンクデータの場所を確認する。図12に示す双方向
リンクデータからさらに、レーンデータ、信号機現示デ
ータ、および交通量データへのポインタ99,97,9
8を得る。これらのポインタは、後述するように、レー
ンデータ、信号機現示データ、および交通量データを生
成して、格納する場合に、malloc関数により双方
向リンクごとのレーンデータ、信号機現示データ、およ
び交通量データの記憶領域を確保するときに入手したも
のである(ステップ289)。
【0059】双方向リンクデータ、レーンデータ、信号
機現示データ、および交通量データへのポインタ15
2,99,97,98により、単方向リンク1462に
関する双方向リンクデータ、レーンデータ、信号機現示
データ、および交通量データを削除する。具体的には、
C言語の記憶領域を開放するための関数free関数を
用いる。free関数は、malloc関数で割り当て
た記憶領域を開放するためのものであり、malloc
関数により入手した記憶領域の先頭アドレスを引数とし
てその領域を開放する(ステップ2810)。
【0060】図13のリンク削除149がクリックされ
たかどうかを判断し、クリックされているときは、ステ
ップ288に進む。クリックされていないときは、ステ
ップ2812に進む(ステップ2811)。
【0061】ステップ2812では、リンク追加148
がクリックされているかどうかを判断し、クリックされ
ているときは、ステップ282に進み、そうでないとき
は、終了する。
【0062】次に、双方向リンクデータ生成部12につ
いて説明する。
【0063】地図データは前述のように方向性がないの
で、方向後との車線に分ける必要がある。そこで、図1
2に示すように1つの単方向リンクに関する地図データ
から2つの双方向リンクに関するデータを生成する。例
えば、図10のノードN2,N3からなるリンクL2の
場合、ノード番号の順序(ノード番号N2、N3中の
「2」および「3」)に従って、上り方向(番号が大き
くなる方向)の双方向リンク94と、下り方向(番号が
小さくなる方向)の双方向リンク93の2つのリンクを
生成する。生成された双方向リンク94,93を図16
に示す。それぞれの双方向リンクに対して、図12のリ
ンク番号N2N3(95)、N3N2(96)を生成
し、割り当てる。リンク番号N2N3(95)を有する
双方向リンクの場合、始点ノードは、N2であり、終点
ノードは、N3である。
【0064】この双方向リンクの各々について、図12
に示す双方向リンクデータを生成する。このデータは、
レーンデータを生成する時に使われる。また、ポインタ
99,97,98は、それぞれのデータを削除する時、
およびシミュレーション時に、レーンデータ、信号機現
示データ、交通量データを参照するために使われる。
【0065】レーン長は、地図データ中の、始点ノード
の座標と終点ノードの座標から求める。制限速度につい
ては、図13を利用してシミュレーションデータベース
に格納されている値を用いる。
【0066】また、レーンデータへのポインタ99につ
いては、レーンデータ生成手段13がレーンデータを生
成したときに、そのデータサイズを考慮してmallo
c関数によりレーンデータの格納領域を求めて、双方向
リンクデータ内のレーンデータへのポインタ99内に格
納する。ポインタ99は、対応するレーンデータの格納
領域の先頭のアドレスを示す。
【0067】また、信号機現示データ、交通量データへ
のポインタ97,98については、交通流データ生成手
段21が、後述するように、信号機現示データ、交通量
データを受付けたときに、そのデータサイズを考慮して
malloc関数により求めて、双方向リンクデータ内
のレーンデータへのポインタ98,98内に格納する。
ポインタ97,98は、対応する信号機現示データおよ
び交通量データの格納領域の先頭のアドレスを示す。
【0068】地図データに追加があった場合は、追加さ
れた道路について、双方向リンクデータを、双方向リン
クデータを新規作成する場合と同様に作成し、地図デー
タ生成部11により確保されている格納領域に格納す
る。
【0069】次に、レーンデータ生成部13について説
明する。レーンデータとは、図17のように、1つの双
方向リンクごとに、そのリンクに含まれる車線数(レー
ン数)201、車線ごとの方向属性202、車両の走行
位置を管理するセルデータ203を示すものである。レ
ーン数201については、図13を利用して入力されて
いるものを用いる。
【0070】レーンごとの方向属性の入力方法について
図18により説明する。方向属性とは、そのレーンがど
の方向に曲がれるかを示すものであり、右折専用の車線
の場合は、「右折」、左折専用の車線の場合は、「左
折」、直進と右折が可能な場合は、「直右」というデー
タ等がコード化して記録される。図17では、コード化
する前の状態で示す。
【0071】レーンデータ生成部13は、図18に示す
画面219を表示データ生成部18を介して表示する。
この画面219は、地図データと双方向リンクデータを
用いて生成される。すなわち、地図データにより道路の
位置を決定し、双方向リンクデータにより各道路の車線
数を決定する。
【0072】双方向リンク211について方向属性を入
力する場合について述べる。マウス192により、双方
向リンク211の、ノード2110以外の斜線で示す領
域をクリックする。双方向リンク211の終点ノードに
接続するリンクがサブ画面220に表示される。双方向
リンク211が進むことができるリンクをサブ画面22
0内でクリックすることにより、方向属性を与える。例
えば、直進と左折ができる場合は、双方向リンク21
5,216のハッチングされた部分のどこかをクリック
する。レーンデータ生成部13は、マウス192がどこ
をクリックしたかを示すデータに基づいて、クリックさ
れた双方向リンクを求め、方向属性を決定する。この際
に必要となる、表示されている双方向リンクの画面上の
位置は、シミュレーションデータベース16に格納され
ている。
【0073】なお、双方向リンク211が信号機で交通
管制を受けているときは、信号機があることを入力する
ために、218をクリックする。218がクリックされ
た双方向リンクについては、後述するように信号機現示
データの入力が交通量データ生成部21により行われ
る。
【0074】次に、図19により、リンク番号N2N3
を有する双方向リンクについてのセルデータを生成する
手順を示す。このリンクは、2つのレーン、レーン15
04と、レーン1505からなる。2つのレーン150
4,1505の各々をセル1506に分割する。図19
では、レーン1504についてのみセルを図示するが、
全てのレーンについてセルへの分割が行われる。レーン
1501,1502は、双方向リンクN3N2に含まれ
るレーンである。
【0075】セルを求める際に使用するデータは、図1
2に示すリンク長121と、車両の加減速時の単位速度
である。単位速度が例えば、10km/hであるとは、
10km/h刻みで、シミュレーション時に車両の加減
速を行うということである。すなわち、車両のとりうる
速度は、0,10,20,30,40,50km/h等
であることをいう。このとき、移動時の最低速度は、1
0km/hであり、10km/hは、3m/sであるか
ら、各レーンを3mの長さの桝(セル)で区切る。リン
ク長を3mで割ることによりセル数が決まる。シミュレ
ーション時、車両は、1つのセル内に1台以下が入れる
ものとして車両の位置を管理する。図17のセル番号2
031は、このセルに付された通し番号である。車両存
在フラグ2032は、シミュレーションを実行中に使う
ものであり、車両が存在するセルについては、「有」、
車両が存在しないセルについては、「無」とする。
【0076】車両存在フラグ2032は、シミュレーシ
ョン結果の表示の際にも用いる。また、生成されたレー
ンデータは、シミュレーションデータベース16に登録
する。
【0077】次に、景観データ生成部14について説明
する。景観データ生成部14は、シュミレーション結果
を表示する際に、道路とともに表示される建物、地名等
の表示用データである景観データを生成する。
【0078】景観データ生成部14は、レーンデータ生
成部13により生成されたレーンデータを表示データ生
成部18に表示するように指示する。表示データ生成部
18は、シミュレーションデータベース16から地図デ
ータとレーンデータを読み込んで図20に示す画面を表
示するためのデータを生成する。
【0079】図20において、115は、レーンデータ
の基づいてレーンの数がわかるように表示された道路で
ある。113は入力される地名A,B,C,D,Eであ
る。地名113の入力は以下のように行われる。メニュ
ー116内の文字111をマウス192でクリックし、
次に、地名113を表示する位置をマウス192でクリ
ックする。次に、キーボード191で地名113をキー
入力する。次に、入力する地名113がまだあるとき
は、その地名113を表示する位置をマウス192でク
リックし、キーボード191で地名113をキー入力す
る。これを繰り返す。
【0080】建物114は、メニュー116の直線11
21、折線1122、矩形1123、多角形1124、
塗潰し1125を用いて入力する。例えば、折線112
2を用いる場合は、折線1122をマウス192でクリ
ックしたあと、折線の頂点の位置で順次マウス192を
クリックする。建物114は、このような折線112
2、多角形1124等により指定されたものである。図
20は、入力された地名113や建物114を確認のた
めに表示した状態を示す。
【0081】ここで入力された景観データは、座標値に
変換されシミュレーションデータベース16に記憶され
る。
【0082】次に、交通流データ生成部21について説
明する。交通流データには、図21に示す交通量データ
と信号機現示データがある。交通量データは、どの双方
向リンクに関するデータであるかを識別するためのリン
ク番号1251と、発生交通量データの組の数1252
と、時間帯1255とその時間帯の交通量1256と右
左折率1253,1254とを有する。発生交通量デー
タの組の数1252は、時間帯1255とその時間帯の
交通量1256の組がいくつあるかを表す。時間帯12
56の例としては、例えば、7:00−8:00(7時
から8時)、8:00−9:00(8時から9時)とい
うように入力する。交通量1256は、各双方向リンク
の始点から車両を発生させる場合の単位時間当たりの発
生台数を表す。例えば、500台/hというように与え
る。この値にしたがって、シミュレーション部17は、
1時間に500台を乱数(例えばポアソン分布)によっ
て、確率的に発生させる。右左折率1253,1254
は、乱数によって発生した車両が交差点まで来たとき
に、ノード(交差点)での右折車、左折車、直進車の割
合を確率的に決めるために用いる。右折率+左折率+直
進率=1.0である。
【0083】駐車場から出庫する車両による周辺道路の
影響についてシミュレーションする場合の交通量データ
の例を図22,23に示す。図23の交通量データは、
図22に示す駐車場Pの出口A,Bから出庫する車両の
データである。この駐車場のシミュレーションの場合、
7から21時の間について、1時間ごとの交通量データ
を用いる。
【0084】交通量データの入力方法を図20、図24
により説明する。図20は、景観データの生成が終了し
た時点(ステップ26)で表示されるが、図3のステッ
プ29で表示される図15の画面で交通流データをマウ
ス192でクリックした場合(交通流データに変更があ
ると判断された場合)にも、ステップ26で同様に表示
される。図20において、サブ画面117中の交通量1
171をマウス192でクリックすると、図24の画面
が表示される。図24においては、交通量データ入力用
のサブ画面133が表示される。次に、マウス192
で、車両を発生させるレーン221をクリックする。そ
の後、発生交通量データの組の数1341、時刻134
4、交通量1345、右折率1342、左折率1343
を順次マウス192でクリックし、クリックするごと
に、キーボード191により、発生交通量データの組の
数、時刻、交通量、右折率、左折率を入力する。時刻と
交通量は、発生交通量データの組の数だけ入力する。入
力されたデータは、地図データ生成部11が確保した交
通量データ用の領域に格納される。
【0085】次に、信号機現示データについて説明す
る。信号機現示データは、信号機の各色の点灯時間を示
すデータである。
【0086】信号機現示データの入力方法を図20、図
25により説明する。図20において、サブ画面117
中の信号機現示1172をマウス192でクリックする
と、図25が表示される。交通量データ入力用のサブ画
面163が図25のように表示される。次に、マウス1
92で、入力を行う交差点162をクリックする。次
に、交差点に水平方向から入ってくる車両用の信号機の
データを入力するために、164をマウス192でクリ
ックする。キーボード191で信号機の各色の点灯時間
を入力する。図25の場合、青信号が80秒、黄信号が
10秒、赤信号が30秒であることを示す。垂直方向か
ら入ってくる車両用の信号機のデータも同様にして入力
する。入力されたデータは、地図データ生成部11が確
保した信号機現示データ用の領域に格納される。
【0087】交通流データの変更について説明する。単
方向リンクの追加や削除に伴い、交通流データを追加や
削除をする場合、図12に示す、これらのデータへのポ
インタ97、98により、図21の交通流データの格納
されている領域のアドレスを保持しているため、データ
が容易に参照できる。単方向リンクを追加すれば、信号
機現示データや交通量データを格納する領域を地図デー
タ生成手段11が自動的に確保し、前述のようにして、
交通流データの入力が行われる。単方向リンクを削除す
れば信号機現示データや交通量データの領域を、ポイン
タ97,98により削除する。この結果、地図データの
みを変更するだけで交通流データは変更しなくてもよく
なるため編集効率が上がる。
【0088】交通流データを変更する場合は、図3のス
テップ29において表示される図16において、マウス
192により、交通流データ137をクリックする。そ
のとき、図20の画面が表示される。そして、図20に
おいて、交通量データを変更する場合は、交通量117
1をクリックする。そうすると、前述のように図24の
画面が表示される。信号機現示データを変更する場合
は、信号機現示1172をクリックする。そうすると、
図24の画面が表示される。以下の動作については、図
24,25に関し既述の通りである。
【0089】次に、シミュレーション部17について説
明する。
【0090】シミュレーション部17では、道路を図1
9に示すようにセルに区切り、隣り合ったセル間を車両
が移動することで個々の車両の動きを表現する。セルの
長さは、前述のように3mであり、車両は1セルを占有
することとする。
【0091】車両は、シミュレーション対象領域の周辺
部分にある道路の端から発生し、道路を走り、シミュレ
ーション対象領域の周辺まで来たら消去される。
【0092】また、シミュレーションの刻み時間、すな
わち計算ステップは、道路の制限速度のうち、最小大で
あるものより、以下のように計算して、1.0(se
c)とする。つまり車両が最小の制限速度のときに、1
計算ステップで1セル進むとすると、 制限速度の最小値=(1セルの長さ)/(1計算ステッ
プ)=3[m]/1.0[sec]=60[km/h] となる。
【0093】シミュレーションにおける車両の走行状態
については、シミュレーションの1計算ステップ毎に各
車両について図26に示す処理フローで、速度や位置を
決定する。
【0094】すなわち、ステップ291で、シミュレー
ション対象領域の周辺部分にある道路の始点で車両を発
生させる。ステップ292で、シミュレーション対象領
域の周辺部分にある道路の終点で車両を消滅させる。ス
テップ293で、前方の障害物の認定と停止判断を行
う。ステップ294で、速度の変更を行う。ステップ2
95で、位置の変更を行う。以下、これを順次説明す
る。
【0095】車両の発生のさせ方は、道路上の始点を短
時間中に通過する車両の台数はポアソン分布になるとい
う考え方に基づく。シミュレーションの計算ステップt
(=0.18sec)内に車両が発生(ある地点を通
過)する確率をポアソン分布の式 P=1−exp(−Nt/3600) とした。ここで、Nは図12に示す1時間当りの発生交
通量である。
【0096】本シミュレーションにおいては、各計算ス
テップにおいて上式の確率に基づいて、シミュレーショ
ン対象領域内の周辺部にある、道路の始点に対応したセ
ルの全てについて車両を発生させる。
【0097】車両の削減のさせ方は、以下のように行
う。道路を移動してきてシミュレーション対象領域内の
周辺部にある、道路の終端に対応したセルに到達した車
両は、次の計算ステップで対象領域の外に出てしまう可
能性があるので、車両を消去する。つまり、シミュレー
ション対象領域内の周辺部にある道路の終端にあるセル
に車両が移動してきたら、その車両をメモリ上から消去
する。
【0098】前方の障害物の認定と停止判断は、セル番
号順に、全てのセルについて、以下のように行う。
【0099】車両の走行において障害物となるのは、他
の車両および赤信号である。歩行者については、車道を
歩行したり信号を守らない者はいないものとして、シミ
ュレーション部17では取り扱わない。さらに、右折ま
たは左折時に対向車があって、右折または左折が不可能
な場合には右折または左折は、行わない。このような障
害物が進行方向の、各道路ごとの制限速度に基づき計算
された数分のセルに存在する場合、車両は停止する。
【0100】速度の変更は、以下のようにして行う。車
両の速度は、停止時の0(km/h)と走行時の各道路
の制限速度である10,20,30,40,50,60
(km/h)であり、途中の速度への加速減速は考慮し
ていない。つまり、1計算ステップでは、前方に障害物
があるかどうかにより、各道路ごとの制限速度で計算さ
れた数分のセルを進むか進まないかのどちらかである。
【0101】位置の変更は、以下のようにして行われ
る。車両の位置は、マップ上のどのセルにいるかによっ
て示されている。ある時点において、車両がNO iの
セルにいると、次の計算ステップで車両は、NO i+
jのセルにいる。jは、速度(m/sec)×1.0
(sec)/3(m)で求まるセル数の小数点以下を四
捨五入したものである。
【0102】進行方向の変更は以下のようにして行う。
1つの双方向リンクに含まれるレーンが1つのみの場合
は、各道路の終点において、図21の交通量データの中
の右折率/左折率に応じて、各方向に確率的に車両を振
り分ける。1つの双方向リンクに含まれるレーンが複数
の場合は、各レーンごとに、左折専用/右折専用が決ま
っているので、各レーンの始点において、レーンごとに
図21の右折率/左折率に応じて、各レーンに確率的に
車両を振り分ける。そして、レーンの終点に来た車は、
レーンごとに決められている方向に進行する。なお、1
つのレーンが右折と直進というように2つの方向に進行
することが可能な場合は、レーンの始点において、その
レーンに割り当てる車両は、右折率+直進率で確率的に
決定し、レーンの終点において、右折率に従って、確率
的に右折させる。
【0103】信号機の制御については、以下のように行
う。信号機の点灯時間は、図21の信号機現示データに
よる。また、交差点内の車両が全て交差点から出られる
だけの間、赤信号状態とする。黄信号が点灯していると
きは、道路の制限速度に応じて、交差点の手前の所定の
セル内にある車両は、交差点に進入できるとする。
【0104】シミュレーション部17は、1秒ごとに、
上記のシミュレーションの結果として、車両がどのセル
にあるかを示すデータを表示データ生成部18に送り、
図27に示す画面を表示するためのデータを生成するよ
うに指示する。表示データ生成部18は、送られてきた
データと地図データと図17に示すレーンデータにより
各車両の位置を決定し、表示データを生成する。図27
の画面には、メニューバー139が表示されており、シ
ミュレーションを途中で中止するときは、中止241の
メニューをマウス192で選択する。中止241が選択
されると、シミュレーション部17は、シミュレーショ
ンを中止する。そして、図15に示す画面を表示するた
めのデータを生成するように表示データ生成部18に指
示する。シミュレーションが指定された時間が経過した
ことにより終了したときも図15が表示される。
【0105】シミュレーションが所定時間の経過により
終了した場合および中止後、交通流データに変更がある
ときは、図15において、交通流データ137のメニュ
ーをマウス192により選択する。地図データに変更が
あるときは、地図データ138のメニューをマウス19
2により選択する。交通流データ137が選択されたと
きは、交通流データ生成部21により、交通流データの
変更が行われ、地図データ138が選択されたときは、
地図データ生成部11により、地図データの変更が行わ
れる。
【0106】次に、表示データ生成部18について説明
する。表示データ生成部18は、地図データ生成部11
の指示を受けて、シミュレーションデータベース16内
の地図データにより各道路の位置を求めて、図8,1
1,13の画面を表示するためのデータを生成する。ま
た、レーンデータ生成部13の指示を受けて、シミュレ
ーションデータベース16内の地図データおよびレーン
データ内のレーン数/幅員により図18の画面を表示す
るためのデータを生成する。さらに、景観データ生成部
14の指示を受けて、シミュレーションデータベース1
6内の地図データおよびレーンデータ内のレーン数/幅
員により図20の画面を表示するためのデータを生成す
る。また、交通流データ生成部21の指示を受けて、シ
ミュレーションデータベース16内の地図データ、レー
ンデータ(レーン数/幅員)、景観データにより図2
4,25の画面を表示するためのデータを生成する。シ
ミュレーション部17の指示を受けて、シミュレーショ
ン結果と、シミュレーションデータベース16内の地図
データおよびレーンデータ(レーン数/幅員)および景
観データにより図15,27の画面を表示するためのデ
ータを生成する。
【0107】表示データ生成部18は、地図データ、双
方向リンクデータ、レーンデータ、景観データの各デー
タ毎に分けて表示することも行う。表示したものを図2
8に示す。図28(a)は、地図データを表示したもの
であり、(b)は、双方向リンクデータを表示したもの
であり、(c)は、レーンデータを表示したものであ
り、各レーンがわかるように表示されている。各データ
の表示は、データ作成後の確認の他に、データ作成中の
確認のために行われる。例えば、道路を追加または削除
する場合に、マウス192により、道路を追加または削
除したときに、この結果を即時に表示する。また、道路
の追加の場合に上下方向の各方向毎に車線数および制限
速度等のパラメタを入力したときに、これをもとに即座
にレーンデータを表示する。これにより、入力データを
視覚的に確認することができる。
【0108】上述のように、本発明は、地図データとシ
ミュレーション用データとを関連づけて、データベース
に登録するため、シミュレーション時の入力作業の省力
化をはかる事ができる。
【0109】すなわち、各データを関連づけているた
め、シミュレーションの際に頻繁に行われるデータの修
正が容易になる。
【0110】また、地図データ、シミュレーション用デ
ータが関連つけられているため、シミュレーション時
に、計算機は、容易にデータをアクセスすることができ
るため、シミュレーション時間が短縮されるという効果
がある。
【0111】画面を利用してマウス等により対話形式で
データの修正ができるので、操作が簡易化する。
【0112】また、駐車場の出庫車両の一般道への影響
を評価しようとした場合、駐車場への出入り口の箇所数
や場所の変更、駐車場と接続される道路の構造(車線
数、右折専用レーンの有無等)の変更、信号機の点灯時
間の変更等の駐車場周辺の要因の変更を入力データの容
易な変更で行うことができる。
【0113】なお、上記の実施例では、地図データ、双
方向リンクデータ、レーンデータ、交通量データ、信号
機現示データは、ポインタ152,97,98,99に
より関連つけられており、このポインタ152,97,
98,99により、順次アクセスすることとしている
が、アクセス方法はこれに限られるものではない。すな
わち、双方向リンクデータ、レーンデータ、交通量デー
タ、信号機現示データは、いずれも、リンク番号(N2
N3等)が付されているため、このリンク番号により、
双方向リンクデータ、レーンデータ、交通量データ、信
号機現示データをアクセスすることとしてもよい。
【0114】また、上記の実施例では、シミュレーショ
ン用データの編集とシミュレーションを1つの装置で行
う場合について述べたが、本発明は、これに限られるも
のではなく、シミュレーション用データの編集を行う装
置とシミュレーションを行う装置が別の装置であっても
よい。
【0115】さらに、シミュレーション用データの編集
をシミュレーション用データの編集のみを行うシミュレ
ーション用データ編集装置で行い、編集後のデータを用
いて、シミュレーション装置でシミュレーションを行う
こととしてもよい。
【0116】
【発明の効果】上述のように、本発明は、地図データと
シミュレーション用データとを関連づけて、データベー
スに登録するため、シミュレーション時の入力作業の省
力化をはかる事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例に係るシミュレータの構成を
示すブロック図。
【図2】図1のシミュレータのハードウエアの構成を示
すブロック図。
【図3】図1のシミュレータの処理動作を示すフローチ
ャート。
【図4】デジタル道路地図の基本リンクデータのデータ
構造を示す図。
【図5】デジタル道路地図の基本ノードデータのデータ
構造を示す図。
【図6】デジタル道路地図DBの道路種別データ構造を
示す図。
【図7】地図データ生成部が地図データを新規に生成す
るときの処理動作を示すフローチャート。
【図8】デジタル道路地図からシミュレーション対象領
域を抽出する処理を示す図。
【図9】地図データのデータ構造を示す図。
【図10】単方向リンクの説明図。
【図11】特定の種別の道路を抽出する処理を示す図。
【図12】双方向リンクデータのデータ構造を示す図。
【図13】単方向リンクを追加または削除を指示する際
に使用する画面を示す図。
【図14】単方向リンクを追加または削除を指示する処
理動作を示すフローチャート。
【図15】交通流データまたは地図データの変更を指示
する際に使用する画面を示す図。
【図16】双方向リンクの説明図。
【図17】レーンデータのデータ構造を示す図。
【図18】レーンごとの方向属性を入力する際に使用す
る画面を示す図。
【図19】セルの説明図。
【図20】景観データおよび交通流データを入力する際
に使用する画面を示す図。
【図21】交通流データのデータ構造を示す図。
【図22】駐車場と道路との位置関係を示す図。
【図23】駐車場から出庫する車両の台数をモデル化す
る際に使用するデータを示す図。
【図24】交通量データを入力する際に使用する画面を
示す図。
【図25】信号機現示データを入力する際に使用する画
面を示す図。
【図26】シミュレーション部の処理動作を示すフロー
チャート。
【図27】シミュレーションの実行中に表示される画面
を示す図。
【図28】地図データ、双方向リンクデータ、レーンデ
ータの表示例を示す図。
【符号の説明】
11…地図データ生成部、12…双方向リンクデータ生
成部、13…レーンデータ生成部、14景観データ生成
部、15…DRM−DB、16…シミュレーションデー
タベース、17…シミュレーション部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // G06T 1/00 (72)発明者 吉澤 隆司 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動体が通行する複数の通路上における、
    上記移動体の移動の様子を模擬するシミュレーション手
    段を有するシミュレーション装置において、 上記通路の位置および他の上記通路との接続関係を上記
    通路ごとに示すデータを含む地図データと、上記複数の
    通路ごとに設けられた、上記通路上を移動する移動体の
    移動の様子を模擬するために上記シミュレーション手段
    が使用するシミュレーション用データと、上記複数の通
    路の各々に対応する上記シミュレーション用データの格
    納領域を示すデータを含む領域指示データとを格納する
    データ格納手段と、 上記データ格納手段に格納されている地図データおよび
    上記シミュレーション用データを修正する時に、修正の
    対象となる上記通路を指定する通路情報と、上記地図デ
    ータおよび上記シミュレーション用データに対する修正
    内容を示す修正情報とを受付ける入力手段と、 上記通路情報に基づいて、修正の対象となる上記通路の
    地図データおよびシミュレーション用データを選択し、
    上記修正情報に基づいて、選択された上記地図データお
    よびシミュレーション用データを修正するデータ修正手
    段とを有し、 上記地図データには、上記通路の位置および他の上記通
    路との接続関係を上記通路ごとに示す通路定義情報と、
    上記通路ごとの通路定義情報に付された、上記通路定義
    情報はどの上記通路に関する通路定義情報であるかを示
    す第1の識別情報とが含まれ、 上記領域指示データには、上記複数の通路の各々に対応
    する上記シミュレーション用データの格納領域を上記通
    路ごとに示す領域データと、上記通路ごとの領域データ
    に付された、上記領域データはどの上記通路に関する領
    域データであるかを示す第2の識別情報とが含まれ、 上記データ修正手段は、 上記通路情報に基づいて、修正の対象となる上記通路に
    関する上記第1の識別情報を決定し、上記第1の識別情
    報により、上記格納手段内の地図データを検索して、修
    正の対象となる上記通路の通路定義情報を含む地図デー
    タを選択し、上記修正情報に基づいて、選択された上記
    地図データを修正する地図データ修正手段と、 上記通路情報に基づいて、修正の対象となる上記通路に
    関する上記第2の識別情報を決定し、上記第2の識別情
    報により、上記格納手段内の領域データを検索して、修
    正の対象となる上記通路の領域データを選択し、上記領
    域データに基づいて修正の対象となる上記通路のシミュ
    レーション用データを選択し、上記修正情報に基づい
    て、選択された上記シミュレーション用データを修正す
    るシミュレーション用データ修正手段とを有することを
    特徴とするシミュレーション装置。
  2. 【請求項2】移動体が通行する複数の通路上における、
    上記移動体の移動の様子を模擬するシミュレーション手
    段を有するシミュレーション装置において、 上記通路の位置および他の上記通路との接続関係を上記
    通路ごとに示すデータを含む地図データと、上記複数の
    通路ごとに設けられた、上記通路上を移動する移動体の
    移動の様子を模擬するために上記シミュレーション手段
    が使用するデータを含むシミュレーション用データとを
    格納するデータ格納手段と、 上記データ格納手段に格納されている地図データおよび
    上記シミュレーション用データを修正する時に、修正の
    対象となる上記通路を指定する通路情報と、上記地図デ
    ータおよび上記シミュレーション用データに対する修正
    内容を示す修正情報とを受付ける入力手段と、 上記通路情報に基づいて、修正の対象となる上記通路の
    地図データおよびシミュレーション用データを選択し、
    上記修正情報に基づいて、選択された上記地図データお
    よびシミュレーション用データを修正するデータ修正手
    段とを有し、 上記地図データには、上記通路の位置および他の上記通
    路との接続関係を上記通路ごとに示す通路定義情報と、
    上記通路ごとの通路定義情報に付された、上記通路定義
    情報はどの上記通路に関する通路定義情報であるかを示
    す第1の識別情報とが含まれ、 上記シミュレーション用データには、上記複数の通路ご
    とに設けられた、上記通路上を移動する移動体の移動の
    様子を模擬するために使用するシミュレーション情報
    と、上記通路ごとのシミュレーション情報に付された、
    上記シミュレーション情報はどの上記通路に関するシミ
    ュレーション情報であるかを示す第2の識別情報とが含
    まれ、 上記データ修正手段は、 上記通路情報に基づいて、修正の対象となる上記通路に
    関する上記第1の識別情報を決定し、上記第1の識別情
    報により、上記格納手段内の地図データを検索して、修
    正の対象となる上記通路の通路定義情報を含む地図デー
    タを選択し、上記修正情報に基づいて、選択された上記
    地図データを修正する地図データ修正手段と、 上記通路情報に基づいて、修正の対象となる上記通路に
    関する上記第2の識別情報を決定し、上記第2の識別情
    報により、上記格納手段内のシミュレーション用データ
    を検索して、修正の対象となる上記通路のシミュレーシ
    ョン情報を選択し、上記修正情報に基づいて、選択され
    た上記シミュレーション情報を修正するシミュレーショ
    ン用データ修正手段とを有することを特徴とするシミュ
    レーション装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載のシミュレーション
    装置において、 上記修正情報は、上記通路情報で指定された通路に関す
    る上記地図データおよび上記シミュレーション用データ
    を削除するという情報であることを特徴とするシミュレ
    ーション装置。
  4. 【請求項4】移動体が通行する複数の通路上における、
    上記移動体の移動の様子を模擬するシミュレーション手
    段を有するシミュレーション装置において、 上記通路の位置および他の上記通路との接続関係を上記
    通路ごとに示す地図データと、上記複数の通路ごとに設
    けられた、上記通路上を移動する移動体の移動の様子を
    模擬するために上記シミュレーション手段が使用するシ
    ミュレーション用データとを格納するデータ格納手段
    と、 新たに追加する上記通路に関する地図データおよび上記
    シミュレーション用データを上記データ格納手段に格納
    する時に、追加の対象となる上記通路の位置、他の通路
    との接続関係、および追加される通路に関するシミュレ
    ーション用データを示す追加通路情報を受付ける入力手
    段と、 上記追加通路情報に基づいて、上記通路に関する地図デ
    ータを、上記データ格納手段に格納するための領域を上
    記データ格納手段内に設け、上記領域に地図データを格
    納する地図データ追加手段と、 上記追加通路情報に基づいて、上記通路に関するシミュ
    レーション用データを格納するための領域を上記データ
    格納手段内に設け、上記領域にシミュレーション用デー
    タを格納するシミュレーション用データ追加手段とを有
    することを特徴とするシミュレーション装置。
  5. 【請求項5】請求項1から4までのいずれかに記載のシ
    ミュレーション装置において、 上記データ格納手段に格納されている上記通路のうち、
    シミュレーションの対象となる上記通路を指定する指示
    を受付ける通路指定手段と、 指定された上記通路に関するシミュレーション用データ
    を受付けるシミュレーション用データ入力手段と、 上記データ格納手段に格納されている地図データに基づ
    いて、指定された上記通路に関する地図データを生成す
    る地図データ生成手段とを有することを特徴とするシミ
    ュレーション装置。
  6. 【請求項6】請求項1から5までのいずれかに記載のシ
    ミュレーション装置において、 上記通路は、道路であり、 上記移動体は、道路上を移動する車両であり、 上記シミュレーション用データは、上記道路の車線数、
    制限速度、および上記道路の交通管制を行う信号機の動
    作情報のうち少なくとも1つを含み、 上記シミュレーション手段は、上記地図データおよび上
    記シミュレーション用データに基づいて上記車両の道路
    上での流れを模擬することを特徴とするシミュレーショ
    ン装置。
  7. 【請求項7】請求項1から6までのいずれかに記載のシ
    ミュレーション装置において、 上記地図データに基づいて、上記通路の各々を、上記移
    動体が相互に逆方向に移動することができる少なくとも
    2つの走行路に分割する走行路生成手段と、 生成された走行路の各々について、上記走行路のレーン
    数を受付けるレーン数入力手段と、 上記受付けたレーン数に基づいて、上記レーンごとに、
    シミュレーション時に移動体の位置を格納するレーンデ
    ータ領域を生成するレーンデータ領域生成手段とを有す
    ることを特徴とするシミュレーシヨン装置。
  8. 【請求項8】請求項1から7までのいずれかに記載のシ
    ミュレーション装置において、 上記通路の各々に対応する上記シミュレーション用デー
    タは、複数の異なる領域に格納されており、 上記領域指示データに含まれる領域データは、上記複数
    の通路の各々に対応するシミュレーション用データの複
    数の異なる格納領域の全てを上記通路ごとに示し、 上記シミュレーション用データ修正手段は、上記領域デ
    ータに基づいて修正の対象となる上記通路に関する全て
    のシミュレーション用データを選択し、上記修正情報に
    基づいて、選択された上記シミュレーション用データを
    修正することを特徴とするシミュレーシヨン装置。
  9. 【請求項9】移動体が通行する複数の通路上における、
    上記移動体の移動の様子を模擬するシミュレーションで
    用いるデータを編集するシミュレーション用データ編集
    装置において、 上記通路の位置および他の上記通路との接続関係を上記
    通路ごとに示すデータを含む地図データと、上記複数の
    通路ごとに設けられた、上記通路上を移動する移動体の
    移動の様子を模擬するために使用するシミュレーション
    用データと、上記複数の通路の各々に対応する上記シミ
    ュレーション用データの格納領域を示すデータを含む領
    域指示データとを格納するデータ格納手段と、 上記データ格納手段に格納されている地図データおよび
    上記シミュレーション用データを修正する時に、修正の
    対象となる上記通路を指定する通路情報と、上記地図デ
    ータおよび上記シミュレーション用データに対する修正
    内容を示す修正情報とを受付ける入力手段と、 上記通路情報に基づいて、修正の対象となる上記通路の
    地図データおよびシミュレーション用データを選択し、
    上記修正情報に基づいて、選択された上記地図データお
    よびシミュレーション用データを修正するデータ修正手
    段とを有し、 上記地図データには、上記通路の位置および他の上記通
    路との接続関係を上記通路ごとに示す通路定義情報と、
    上記通路ごとの通路定義情報に付された、上記通路定義
    情報はどの上記通路に関する通路定義情報であるかを示
    す第1の識別情報とが含まれ、 上記領域指示データには、上記複数の通路の各々に対応
    する上記シミュレーション用データの格納領域を上記通
    路ごとに示す領域データと、上記通路ごとの領域データ
    に付された、上記領域データはどの上記通路に関する領
    域データであるかを示す第2の識別情報とが含まれ、 上記データ修正手段は、 上記通路情報に基づいて、修正の対象となる上記通路に
    関する上記第1の識別情報を決定し、上記第1の識別情
    報により、上記格納手段内の地図データを検索して、修
    正の対象となる上記通路の通路定義情報を含む地図デー
    タを選択し、上記修正情報に基づいて、選択された上記
    地図データを修正する地図データ修正手段と、 上記通路情報に基づいて、修正の対象となる上記通路に
    関する上記第2の識別情報を決定し、上記第2の識別情
    報により、上記格納手段内の領域データを検索して、修
    正の対象となる上記通路の領域データを選択し、上記領
    域データに基づいて修正の対象となる上記通路のシミュ
    レーション用データを選択し、上記修正情報に基づい
    て、選択された上記シミュレーション用データを修正す
    るシミュレーション用データ修正手段とを有することを
    特徴とするシミュレーション用データ編集装置。
  10. 【請求項10】移動体が通行する複数の通路上におけ
    る、上記移動体の移動の様子を模擬するシミュレーショ
    ン方法において、 上記通路の位置および他の上記通路との接続関係を上記
    通路ごとに示すデータを含む地図データと、上記複数の
    通路ごとに設けられた、上記通路上を移動する移動体の
    移動の様子を模擬するために使用するシミュレーション
    用データと、上記複数の通路の各々に対応する上記シミ
    ュレーション用データの格納領域を示すデータを含む領
    域指示データとを格納し、 上記格納されている地図データおよび上記シミュレーシ
    ョン用データを修正する時に、修正の対象となる上記通
    路を指定する通路情報と、上記地図データおよび上記シ
    ミュレーション用データに対する修正内容を示す修正情
    報とを受付け、 上記通路情報に基づいて、修正の対象となる上記通路の
    地図データおよびシミュレーション用データを選択し、
    上記修正情報に基づいて、選択された上記地図データお
    よびシミュレーション用データを修正し、 修正後の上記シミュレーション用データに基づいて上記
    移動体の移動の様子を模擬し、 上記地図データには、上記通路の位置および他の上記通
    路との接続関係を上記通路ごとに示す通路定義情報と、
    上記通路ごとの通路定義情報に付された、上記通路定義
    情報はどの上記通路に関する通路定義情報であるかを示
    す第1の識別情報とが含まれ、 上記領域指示データには、上記複数の通路の各々に対応
    する上記シミュレーション用データの格納領域を上記通
    路ごとに示す領域データと、上記通路ごとの領域データ
    に付された、上記領域データはどの上記通路に関する領
    域データであるかを示す第2の識別情報とが含まれ、 上記地図データを修正する際に、上記通路情報に基づい
    て、修正の対象となる上記通路に関する上記第1の識別
    情報を決定し、上記第1の識別情報により、上記格納手
    段内の地図データを検索して、修正の対象となる上記通
    路の通路定義情報を含む地図データを選択し、上記修正
    情報に基づいて、選択された上記地図データを修正し、 上記シミュレーション用データを修正する際に、上記通
    路情報に基づいて、修正の対象となる上記通路に関する
    上記第2の識別情報を決定し、上記第2の識別情報によ
    り、上記格納手段内の領域データを検索して、修正の対
    象となる上記通路の領域データを選択し、上記領域デー
    タに基づいて修正の対象となる上記通路のシミュレーシ
    ョン用データを選択し、上記修正情報に基づいて、選択
    された上記シミュレーション用データを修正することを
    特徴とするシミュレーション方法。
  11. 【請求項11】請求項10記載のシミュレーション方法
    において、 上記格納されている通路のうち、シミュレーションの対
    象となる上記通路を指定する指示を受付け、 指定された上記通路に関するシミュレーション用データ
    を受付け、 上記格納されている地図データに基づいて、指定された
    上記通路に関する地図データを生成することを特徴とす
    るシミュレーション方法。
  12. 【請求項12】移動体が通行する複数の通路上におけ
    る、上記移動体の移動の様子を模擬するシミュレーショ
    ンで用いるデータを編集するシミュレーション用データ
    編集方法において、 上記通路の位置および他の上記通路との接続関係を上記
    通路ごとに示すデータを含む地図データと、上記複数の
    通路ごとに設けられた、上記通路上を移動する移動体の
    移動の様子を模擬するために使用するシミュレーション
    用データと、上記複数の通路の各々に対応する上記シミ
    ュレーション用データの格納領域を示すデータを含む領
    域指示データとを格納し、 上記格納されている地図データおよび上記シミュレーシ
    ョン用データを修正する時に、修正の対象となる上記通
    路を指定する通路情報と、上記地図データおよび上記シ
    ミュレーション用データに対する修正内容を示す修正情
    報とを受付け、 上記通路情報に基づいて、修正の対象となる上記通路の
    地図データおよびシミュレーション用データを選択し、
    上記修正情報に基づいて、選択された上記地図データお
    よびシミュレーション用データを修正し、 上記地図データには、上記通路の位置および他の上記通
    路との接続関係を上記通路ごとに示す通路定義情報と、
    上記通路ごとの通路定義情報に付された、上記通路定義
    情報はどの上記通路に関する通路定義情報であるかを示
    す第1の識別情報とが含まれ、 上記領域指示データには、上記複数の通路の各々に対応
    する上記シミュレーション用データの格納領域を上記通
    路ごとに示す領域データと、上記通路ごとの領域データ
    に付された、上記領域データはどの上記通路に関する領
    域データであるかを示す第2の識別情報とが含まれ、 上記地図データを修正する際に、上記通路情報に基づい
    て、修正の対象となる上記通路に関する上記第1の識別
    情報を決定し、上記第1の識別情報により、上記格納手
    段内の地図データを検索して、修正の対象となる上記通
    路の通路定義情報を含む地図データを選択し、上記修正
    情報に基づいて、選択された上記地図データを修正し、 上記シミュレーション用データを修正する際に、上記通
    路情報に基づいて、修正の対象となる上記通路に関する
    上記第2の識別情報を決定し、上記第2の識別情報によ
    り、上記格納手段内の領域データを検索して、修正の対
    象となる上記通路の領域データを選択し、上記領域デー
    タに基づいて修正の対象となる上記通路のシミュレーシ
    ョン用データを選択し、上記修正情報に基づいて、選択
    された上記シミュレーション用データを修正することを
    特徴とするシミュレーション用データ編集方法。
JP22020994A 1994-09-14 1994-09-14 シミュレーション装置 Expired - Lifetime JP3462589B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22020994A JP3462589B2 (ja) 1994-09-14 1994-09-14 シミュレーション装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22020994A JP3462589B2 (ja) 1994-09-14 1994-09-14 シミュレーション装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0883044A true JPH0883044A (ja) 1996-03-26
JP3462589B2 JP3462589B2 (ja) 2003-11-05

Family

ID=16747603

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22020994A Expired - Lifetime JP3462589B2 (ja) 1994-09-14 1994-09-14 シミュレーション装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3462589B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1078752A (ja) * 1996-09-04 1998-03-24 Hitachi Eng Co Ltd 地図のディジタル化方法及び装置
JP2007041782A (ja) * 2005-08-02 2007-02-15 Toshiba Corp 道路交通状況把握システム
JP2007141242A (ja) * 2005-11-15 2007-06-07 Nec (China) Co Ltd 交通情報照会システム、交通情報照会方法及び交通情報照会装置
JP2007141243A (ja) * 2005-11-15 2007-06-07 Nec (China) Co Ltd 交通情報収集・検索システム、交通情報収集・検索方法、交通情報収集装置、交通情報収集方法
WO2023009546A1 (en) * 2021-07-29 2023-02-02 Zoox, Inc. Systematic fault detection in vehicle control systems

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05313574A (ja) * 1992-05-11 1993-11-26 Alpine Electron Inc 経路誘導方法
JPH07175504A (ja) * 1993-12-20 1995-07-14 Atr Ningen Joho Tsushin Kenkyusho:Kk 配送問題における最適な配車と配送順序の探索装置および探索方法
JPH07325998A (ja) * 1994-05-31 1995-12-12 Katsuji Uosaki 立体駐車場交通流シミュレーション方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05313574A (ja) * 1992-05-11 1993-11-26 Alpine Electron Inc 経路誘導方法
JPH07175504A (ja) * 1993-12-20 1995-07-14 Atr Ningen Joho Tsushin Kenkyusho:Kk 配送問題における最適な配車と配送順序の探索装置および探索方法
JPH07325998A (ja) * 1994-05-31 1995-12-12 Katsuji Uosaki 立体駐車場交通流シミュレーション方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1078752A (ja) * 1996-09-04 1998-03-24 Hitachi Eng Co Ltd 地図のディジタル化方法及び装置
JP2007041782A (ja) * 2005-08-02 2007-02-15 Toshiba Corp 道路交通状況把握システム
JP2007141242A (ja) * 2005-11-15 2007-06-07 Nec (China) Co Ltd 交通情報照会システム、交通情報照会方法及び交通情報照会装置
JP2007141243A (ja) * 2005-11-15 2007-06-07 Nec (China) Co Ltd 交通情報収集・検索システム、交通情報収集・検索方法、交通情報収集装置、交通情報収集方法
WO2023009546A1 (en) * 2021-07-29 2023-02-02 Zoox, Inc. Systematic fault detection in vehicle control systems

Also Published As

Publication number Publication date
JP3462589B2 (ja) 2003-11-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11216355B2 (en) Autonomous vehicle testing systems and methods
US6622085B1 (en) Device and method for creating and using data on road map expressed by polygons
EP1402457B1 (en) Traffic data management and simulation system
CN108931927A (zh) 无人驾驶仿真场景的创建方法及装置
JP2002257578A (ja) 道案内方法及び装置
CN108663059A (zh) 一种导航路径规划方法和装置
JPWO2006092853A1 (ja) 地図表示装置および地図表示方法
JP2003202232A (ja) ナビゲーション装置及び地図表示装置
US7680598B2 (en) Information generating apparatus, recording medium where information generating program is recorded, and information generating method
US20230281357A1 (en) Generating simulation environments for testing av behaviour
CN113076638A (zh) 一种基于bim与vissim微观仿真的双向交通导改模拟方法
JP2023531004A (ja) ダイヤグラムの生成方法、ダイヤグラムの生成装置、電子設備及びコンピュータ読取可能な記憶媒体
JP3462589B2 (ja) シミュレーション装置
JP6692625B2 (ja) 制御装置
JP2008129874A (ja) 交通流シミュレーション装置、交通流シミュレーション方法および交通流シミュレーションプログラム
JP2009015739A (ja) 交通情報配信サーバ、交通情報配信システム、および交通情報配信方法
CN112699535A (zh) 高架地面联动交通信号区域自适应控制方法
CN115371698B (zh) 全场景智能辅助驾驶的导航方法及系统
JPH0528394A (ja) 交通流シミユレータ
JP2005265491A (ja) 道路ネットワークデータのデータ構造
JP3925838B2 (ja) 交通流シミュレーションデータ入力装置
JP2002333829A (ja) 電子地図データ
JP2001229483A (ja) 交通流シミュレータ及びナビゲーション端末
CN111581306A (zh) 一种行车轨迹模拟方法及装置
JP3621286B2 (ja) 道路地図ベクトル化方法および装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070815

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080815

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080815

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090815

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100815

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100815

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110815

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120815

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130815

Year of fee payment: 10

EXPY Cancellation because of completion of term