JPH0882301A - ピストン式アキュムレータ - Google Patents

ピストン式アキュムレータ

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JPH0882301A
JPH0882301A JP6219286A JP21928694A JPH0882301A JP H0882301 A JPH0882301 A JP H0882301A JP 6219286 A JP6219286 A JP 6219286A JP 21928694 A JP21928694 A JP 21928694A JP H0882301 A JPH0882301 A JP H0882301A
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JP
Japan
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gas
piston
liquid
housing
sealing
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JP6219286A
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English (en)
Inventor
Kenji Kamibayashi
賢二 上林
Kanekichi Nagatani
金吉 永谷
Koji Nagai
幸次 永井
Kazunori Mori
和徳 森
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、ハウジング内に封入される気体お
よび液体の双方に対するシール性を確保し、特にガス封
入室からの気体の放散を極力低減し、寿命を延長したア
キュムレータを提供することを目的とする。 【構成】 有底円筒状のハウジングと、ハウジングの開
口を閉塞する有底円筒状のカバーと、ハウジング内に摺
動可能に嵌合されるピストンとを有し、ハウジングの底
と前記ピストン間に形成された気体が高圧充填されるガ
ス封入室と、前記ピストンと前記カバーの底との間に形
成された高圧下に液体を蓄える液室とを備えるピストン
式アキュムレータにおいて、ピストンには、液室に蓄え
られた液体および前記ガス封入室に充填された気体をシ
ールするための複数のシール部材が配設され、シール部
材の内の少なくとも1つは、他のシール部材と比較し
て、気体に対して高シール性を有し、また、シール部材
の1つは液体に対して高シール性を有する材質にて形成
されていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所定の液体を圧力下に
蓄えるアキュムレータに関するものであり、特にピスト
ン式アキュムレータに関する。
【0002】
【従来の技術】油圧を用いる車両等の制動装置、例えば
トラクションコントロール装置等においては、油圧を高
圧力下に蓄えることができるアキュムレータを採用する
ことが多い。例えば、トラクションコントロール装置で
は、トラクション制御用の液圧源としてアキュムレータ
が用いられている。トラクション制御では、車両の加速
時に駆動輪に加えられる駆動トルクが路面の摩擦係数と
の関係において課題である場合に、駆動輪のスリップ率
が適性となるように駆動輪の回転を抑制する制御であ
る。駆動輪の回転の抑制は一般にブレーキによって行う
ため、いつトラクション制御が必要となっても、直ちに
ブレーキを作動させ得るように、常時高圧のブレーキ液
を蓄えておく必要がある。このような要求を満たすため
にアキュムレータが採用される。
【0003】このような目的のもとに使用されるアキュ
ムレータの一例として、図5に示すようなピストン式ア
キュムレータ100を挙げることができる。図5に示す
ように、有底円筒状のハウジング101内にピストン1
03が摺動可能に嵌合されるとともに、ハウジング10
1の開口が有底円筒状のカバー102によって閉塞され
てなるものである。ピストン103の前方(図において
左方)には、ガスが高圧に充填されているガス封入室1
07が形成されている。一方、ピストン103の後方に
は液室108が形成されており、トラクションコントロ
ール装置等を起動するブレーキ液が圧力下に蓄えられ
る。また、ピストン103の後方には、ピストン103
の移動の際には液室108と連絡されるポート106が
形成されている。このポート106は、ブレーキ装置等
における図示しない油圧回路に接続され、ポンプ(図示
しない)からのブレーキ液を受入れたり、また、液室1
08から高圧のブレーキ液を吐出したりする。
【0004】前記ピストン103にはシール性を有する
Oリングが配設されている。すなわち、ピストン103
におけるガス封入室107の近傍には、ガス封入室10
7に封入されているガスをシールするガス側Oリング1
05が配設されている。また、ピストン103における
液室108の近傍には、ブレーキ液をシールする液側O
リング104が配設されている。これらガス側、液側の
各Oリング105、104は、従来では、同一の材質に
て形成されており、例えばエチレンプロピレンゴム等に
よって、双方とも形成されている。
【0005】上述のように構成されるピストン式アキュ
ムレータは、前記ポンプによって吐出されポート106
から受け入れられるブレーキ液を、高圧充填されている
ガス封入室107のガスに押圧されるピストン103に
て高圧状態とされ、常時蓄えられている。しかしなが
ら、前述のようにトラクション制御起動時等において
は、この高圧のブレーキ液が必要となるため、ピストン
103が摺動し、ブレーキ液がポート106から吐出さ
れる。このように移動するピストン103に配設されて
いる前記各Oリング104、105には、摩耗等に対す
る耐久性および高低温下での作動特性も要求される。
【0006】なお、このように構成されるピストン式ア
キュムレータ100は、ブレーキ液中に混入したガスを
排除する構成が前記油圧回路中に構成されている際に採
用される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記ガ
ス側Oリング107と液側Oリング104では、それぞ
れシールする対象が、ガスとブレーキ液である。この
際、ガスは気体であり、ブレーキ液は液体である。ここ
で、各Oリングを形成する際に採用する材質において、
気体、液体の双方に対して共にシール性に優れているも
のは極めて稀であり、さらにピストンに配設した際の前
述のように耐久性、作動特性を同時に満足することは難
しい。
【0008】実際、各Oリング104、105に採用さ
れているエチレンプロピレンゴムは、ブレーキ液に対す
るシール性には優れているが、ガスに対するシール性、
すなわちガスの耐透過性には不安がある材質である。よ
って、従来のピストン式アキュムレータでは、ガス封入
室107のガスが、ガス側Oリング105および液側O
リング104とも透過し、ブレーキ液に混入するという
恐れがあった。このように、ガス封入室107のガスが
各Oリング104、105を透過してブレーキ液に混入
したりして徐々にガス封入室107のガスが減少する
と、このアキュムレータ自身の寿命の低下にも繋がる。
【0009】本発明は、以上の課題を鑑みて成されたも
のであり、ハウジング内に封入される気体および液体の
双方に対するシール性を確保し、特にガス封入室からの
気体の放散を極力低減し、寿命を延長したアキュムレー
タを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明によるピストン式アキュムレータは、有底円
筒状に形成されるハウジングと、前記ハウジングの開口
を閉塞する有底円筒状のカバーと、前記ハウジング内に
摺動可能に嵌合されるピストンとを有し、前記ハウジン
グの底と前記ピストン間に形成された気体が高圧充填さ
れるガス封入室と、前記ピストンと前記カバーの底との
間に形成された高圧下に液体を蓄える液室とを備えるピ
ストン式アキュムレータにおいて、前記ピストンと前記
ハウジングとの間には、前記液室に蓄えられた液体およ
び前記ガス封入室に充填された気体をシールするための
複数のシール部材が配設され、前記シール部材の内の少
なくとも1つは、他のシール部材と比較して、気体に対
して高シール性を有する材質にて形成され、前記他のシ
ール部材の少なくとも1つは、液体に対して高シール性
を有していることを特徴とする。
【0011】また、前記シール部材は、ゴム材にて形成
された前記ピストンの周囲に配設されるOリングである
ことを特徴とする請求項1に記載のピストン式アキュム
レータを採用するようにしてもよい。また、前記気体に
対して高シール性を有する材質にて形成されているシー
ル部材は、水素添加アクリロニトリルブタジエンゴムま
たはブチルゴムまたはアクリロニトリルブタジエンゴム
にて形成されており、前記液体に対して高シール性を有
するシール部材は、エチレンプロピレンゴムまたはスチ
レンゴムにて形成されていることを特徴とする請求項1
もしくは請求項2に記載のピストン式アキュムレータを
採用するようにしてもよい。
【0012】また、有底円筒状に形成されるハウジング
と、前記ハウジングの開口を閉塞する有底円筒状のカバ
ーと、前記ハウジング内に摺動可能に嵌合されるピスト
ンとを有し、前記ハウジングの底と前記ピストン間に形
成された気体が高圧充填されるガス封入室と、前記ピス
トンと前記カバーの底との間に形成された高圧下に液体
を蓄える液室とを備えるピストン式アキュムレータにお
いて、前記ピストンと前記ハウジングとの間には、前記
液室に蓄えられた液体および前記ガス封入室に充填され
た気体をシールするための複数のシール部材が配設さ
れ、前記シール部材の内の少なくとも1つは、他のシー
ル部材が所定の圧力下で透過する前記気体の透過率と比
較して、低い透過率を有する低透過性材質にて形成され
ている低透過性シール部材であり、前記他のシール部材
の少なくとも1つは、所定の圧力下において前記液体に
対して高シール性を有する対液体高シール性部材である
ことを特徴とするピストン式アキュムレータを採用する
ようにしてもよい。
【0013】また、前記低透過性シール部材は、前記ハ
ウジングの底に最も近い位置に配設されることを特徴と
する請求項4に記載のピストン式アキュムレータを採用
するようにしてもよい。また、有底円筒状に形成される
ハウジングと、前記ハウジングの開口を閉塞する有底円
筒状のカバーと、前記ハウジング内に摺動可能に嵌合さ
れるピストンとを有し、前記ハウジングの底と前記ピス
トン間に形成された気体が高圧充填されるガス封入室
と、前記ピストンと前記カバーの底との間に形成された
高圧下に液体を蓄える液室とを備えるピストン式アキュ
ムレータにおいて、前記ピストンと前記ハウジングとの
間には、前記液室に蓄えられた液体をシールするための
液側シール部材と、前記ガス封入室に充填された気体を
シールするためのガス側シール部材とが配設され、前記
ガス側シール部材は、所定の圧力下において前記液側シ
ール部材が有する前記気体の透過率と比較して低い透過
率を有する低透過性部材であり、前記液側シール部材
は、所定の圧力下において前記液体に対して高シール性
を有する対液体高シール性部材であり、前記ガス側シー
ル部材は、前記液側シール部材と比較して、前記ピスト
ンにおける前記ガス封入室近傍に配設されることを特徴
とするピストン式アキュムレータを採用するようにして
もよい。
【0014】また、前記ガス側シール部材および前記液
側シール部材はゴム材にて形成され、前記ピストンの周
囲に配設されるOリングであることを特徴とする請求項
4もしくは請求項5もしくは請求項6に記載のピストン
式アキュムレータを採用するようにしてもよい。また、
有底円筒状に形成されるハウジングと、前記ハウジング
の開口を閉塞する有底円筒状のカバーと、前記ハウジン
グ内に摺動可能に嵌合されるピストンとを有し、前記ハ
ウジングの底と前記ピストン間に形成された気体が高圧
充填されるガス封入室と、前記ピストンと前記カバーの
底との間に形成された高圧下に液体を蓄える液室とを備
え、前記ピストンとハウジングとの間には、前記液室に
蓄えられた液体および前記ガス封入室に充填された気体
をシールするための複数のシール部材が配設され、前記
ハウジングには、前記複数のシール部材の内の所定のシ
ール部材を透過した前記ガスを該ハウジング外に排除す
る孔が形成され、さらに、前記シール部材の少なくとも
1つは、前記ピストンが前記ハウジングの底に最も近づ
いた際に、前記孔よりも前記液室側に位置する前記ピス
トンの部位に配置され、前記ピストンが前記カバーの底
に最も近づいた際に、前記孔よりも前記ガス封入室側に
位置する前記シール部材の少なくとも1つは、所定の圧
力下において他のシール部材が有する前記気体の透過率
と比較して低い透過率を有する低透過性材質にて形成さ
れている低透過性シール部材であり、前記ピストンが前
記ハウジングの底に最も近づいた際に、前記孔よりも前
記液室側に位置するシール部材の少なくとも1つは、所
定の圧力下において前記液体に対して高シール性を有す
る対液体高シール性部材であることを特徴とするピスト
ン式アキュムレータを採用するようにしてもよい。
【0015】また、前記低透過性シール部材は、前記ピ
ストンと前記ハウジングとの間における最も前記ガス封
入室側に配設されていることを特徴とする請求項8に記
載のピストン式アキュムレータを採用するようにしても
よい。また、前記低透過性シール部材は、ゴム材にて形
成され、前記ピストンの周囲に配設されるOリングであ
ることを特徴とする請求項8もしくは請求項9に記載の
ピストン式アキュムレータを採用するようにしてもよ
い。
【0016】また、前記低透過性シール部材は、水素添
加アクリロニトリルブタジエンゴムまたはブチルゴムま
たはアクリロニトリルブタジエンゴムにて形成され、前
記対液体高シール性部材は、エチレンプロピレンゴムま
たはスチレンゴムにて形成されることを特徴とする請求
項4乃至請求項10のいずれかに記載のピストン式アキ
ュムレータを採用するようにしてもよい。
【0017】また、前記低透過性シール部材は水素添加
アクリロニトリルブタジエンゴムまたはブチルゴムまた
はアクリロニトリルブタジエンゴムにて形成され、他の
シール部材はエチレンプロピレンゴムまたはスチレンゴ
ムにて形成されることを特徴とする請求項4乃至請求項
10のいずれかに記載のピストン式アキュムレータを採
用するようにしてもよい。
【0018】
【作用】以上のように構成される本発明によるピストン
式アキュムレータの作用について、以下に説明する。ハ
ウジングに摺動可能に嵌合されているピストンがハウジ
ング内を移動する際に、ピストンとハウジングとの間に
配設されている複数のシール部材には、ガス封入室側か
らの気体と液室側からの液体とによって高圧が加えられ
る。この際、各シール部材は、気体あるいは液体をシー
ルするが、少なくともシール部材の1つが、気体に対し
て高シール性を有しているため、気体が液室側に混入す
ることを極力抑制することが可能である。また、他のシ
ール部材の少なくとも1つが液体に対して高シール性を
有しているため、液体がガス封入室に浸入することがな
い。すなわち、気体、液体の双方に対して、優れたシー
ル性を発揮し、気体の液体への放散を抑制することがで
きる。また、請求項2に記載のように、シール部材に、
軟性を有するゴム材にて形成したOリングを採用する
と、ハウジング内周およびピストン外周とのシール性を
充分確保することができる。なお、請求項3に記載のよ
うに、気体に対するシール部材に水素添加アクリロニト
リルブタジエンゴムまたはブチルゴムまたはアクリロニ
トリルブタジエンゴム、液体に対するシール部材にエチ
レンプロピレンゴムまたはスチレンゴムを採用すると、
より一層、シール性を向上することができる。
【0019】また、請求項4に記載のように、シール部
材の少なくとも1つに、気体の透過率が低い材質にて形
成されている低透過性シール部材を採用することによ
り、封入室内の気体が、低透過性シール部材を透過し
て、液室側に混入することを抑制することができる。こ
の際、残るシール部材の少なくとも1つが対液体シール
性を有する材質にて形成されているため、液体に対して
も充分なシール性を確保することができる。なお、請求
項5に記載のように、低透過性シール部材をハウジング
の底に最も近い部位に形成した場合には、シール性をよ
り一層向上することができる。
【0020】また、請求項6に記載のように、ピストン
とハウジングとの間に配設されるシール部材において、
各シール部材を、ガス封入室側の気体をシールするガス
側シール部材と、液室の液体をシールする液室側シール
部材とのように目的を分けて配設することもできる。こ
の際、ガス側シール部材を気体の透過率が低い低透過性
部材にて形成すると、封入室内の気体が、液室側に混入
することを抑制することができ、液側シール部材に液体
に対して対液体高シール部材を採用することによって、
液体に対するシール性を確保することができる。また、
請求項7に記載のように、ガス側シール部材を液側シー
ル部材と比較してガス封入室近傍に配設すると、ガス側
シール部材が気体に対するシール性は高いが、液質に対
して脆く劣化する材質である場合には、気体、液体のシ
ール性を向上することができ、且つ高シール性能を長く
保つことができる。
【0021】また、請求項8に記載のように、ハウジン
グにシール部材を透過した気体をハウジング外に放出す
る孔を有するピストン式アキュムレータにおいても、上
述のように構成することによって、上述と同等の作用を
得ることができる。
【0022】
【実施例】以下、図に基づいて、本発明によるピストン
式アキュムレータについて説明する。図1は本発明によ
るピストン式アキュムレータの一例を示す断面図であ
る。アキュムレータ1は、ガス封入型ピストン式であっ
て、図1に示すように、有底円筒状のハウジング2にピ
ストン3が摺動可能に嵌合されるとともに、ハウジング
2の開口が有底円筒状のカバー4によって閉塞されてな
るものである。ピストン3の前方(図において左方)に
はガス封入室5が形成され、この封入室5には窒素ガス
等のガスが高圧で封入されている。一方、ピストン3の
後方には液室6が形成され、この液室6にはブレーキ液
が圧力下に蓄えられる。液室6は、ポート7において図
示しない油圧回路の電磁開閉弁等に接続されており、ポ
ート7からの圧力下ブレーキ液は、車両の制動装置の駆
動等に用いられる。また、液室6から軸方向に延びる貫
通管9は、ポンプ側ポート10に接続されている。な
お、ポンプ側ポート10は、前記油圧回路に配設されて
いる図示しない油圧ポンプの吐出側と接続されている。
また、貫通管9には逆止弁8が設けられている。逆止弁
8は、ポンプ側ポート10側から液室6に向かうブレー
キ液の流れは許容するが、その逆向きの流れは阻止す
る、ブレーキ液の逆流防止弁である。
【0023】カバー4には、大気ポート20が形成さ
れ、この大気ポート20はカバー4とハウジング2との
間に形成された空間22とつながっている。また、ハウ
ジング4には、前記空間22とつながる孔21が形成さ
れている。この孔は、ピストン3が最前方に移動した際
の後述する液側Oリング14の移動位置と、ピストン3
が最後方に移動した際の後述するガス側Oリング13の
移動位置との間に形成されている。この大気ポート2
0、空間22および孔21は、ガス封入室5のガスが、
後述の各ガス側Oリング12、13を透過した場合にハ
ウジング2外に透過ガスを放出するためのものである。
【0024】前記ピストン3んの外周で周方向に設けら
れた溝内には、第1のガス側Oリング12と第2のガス
側Oリング13、および液側Oリング14が配設されて
いる。ガス側Oリング12、13は、液側Oリング14
と比較して、ピストン3におけるガス封入室5に近い部
位に配設されている。前記各ガス側Oリング12および
13は、ガス封入室5に高圧充填されているガスの液室
6側への遮断を行うシール部材としての役割を果たす。
また、液側Oリング14は、液室6に圧力下にて蓄えら
れるブレーキ液のガス封入室5への遮断を行うシール部
材としての役割を果たしている。
【0025】前記各ガス側Oリング12、13の内で、
よりガス封入室5に近い第1のガス側Oリング12は、
ガス封入室5に充填されている高圧ガスが極力透過する
ことの無い、高シール性を有す、ガス透過率が低い材質
が採用されている低透過性シール部材である。この低透
過性シール部材として、例えば、水素添加アクリロニト
リルブタジエンゴム(以下H−NBRと表す)またはブ
チルゴムまたはアクリロニトリルブタジエンゴム等が採
用される。このシール部材は、高低温下でのピストン3
に対する作動特性、ピストン3の移動による摩耗等に対
する作動耐久性、およびガスの気質に対する耐久性も満
足するものであるが、ブレーキ液に対するシール性には
多少不安があるものである。
【0026】また、前記液側Oリング14は、液室6に
蓄えられているブレーキ液の遮断性能に優れた対液体シ
ール部材が採用される。また、このシール部材にも、高
低温下でのピストン3に対する作動特性、作動耐久性、
およびブレーキ液の液質に対する耐久性等が要求され、
これらを満足するものとして、例えばエチレンプロピレ
ンゴム(以下EPDMと表す)またはスチレンゴム等が
採用される。しかしながら、これらEPDM等のように
上述の要求を満足するものは、耐ガス透過性には多少不
安のある材質である。
【0027】また、第1のガス側Oリング12と液側O
リングとの間に位置する第2のガス側Oリング13は、
前記液側Oリング14と同様の材質を採用する。この
際、第2のガス側Oリング13は、ガスの前記第1のガ
ス側Oリング12透過の際、およびブレーキ液の前記液
側Oリング通過の際において、この各ガスおよびブレー
キ液の反対側の室への浸入をそれぞれ防止している。す
なわち、第2のガス側Oリング13は、第1のガス側O
リング12、液側Oリング14の双方に対するバックア
ップOリングとしての役割を果たしている。
【0028】以上のように構成されるアキュムレータ1
における一般的な作動を以下に説明する。前記油圧回路
中の図示しないポンプが起動されれば、ポンプ側ポート
10から貫通管9、逆止弁8を通り、液室6内にブレー
キ液が供給される。この際、高圧封入されているガス封
入室5の中のガスは、ピストン3に押圧されることによ
り、一層高圧となる。逆止弁8が開かれている状態で前
記ポンプが停止された場合には、ポンプ側ポート10お
よび貫通管9内の液圧が低下するために逆止弁8が閉じ
られ、液室6内にブレーキ液が圧力下に蓄えられる。こ
のように蓄えられた高圧ブレーキ液は、例えばトラクシ
ョン制御起動時等にポート7から吐出され活用される。
【0029】次に、本発明の特徴である、ピストン3に
配設されている第1のガス側Oリング12および第2の
ガス側Oリング13の作用について、図2、図3および
図4に基づいて以下に述べる。図2は、下側に第1およ
び第2のガス側Oリングの配設されている図1における
A部における模式図と、上側に各第1、第2のガス側O
リング12、13に作用するガス圧の関係を示す説明図
とを示している。
【0030】図3は、図1、および図2の下側の模式図
において、抵透過性の材質を採用したOリングを、第1
および第2のガス側Oリング12、13の双方ともに用
いていない場合の従来例におけるガス圧の説明図であ
る。すなわち、図3における各Oリングは、双方ともE
PDMで形成されている。なお、云うまでもなく図2お
よび図3においても、液側Oリング14は、EPDM等
対液体シール部材で形成されている。
【0031】また、図4は、図2および図3において、
各Oリング12、13に加わるガス圧に対するガスの透
過量の特性を示す説明図である。ここで、曲線q1は、
EPDMによって形成されたOリングが、所定の圧力下
にて気体を透過する透過量を表す特性曲線である。ま
た、曲線q2は、H−NBRにて形成されたOリング
が、所定の圧力下にて気体を透過する透過量を表す特性
曲線である。
【0032】まず図3における低透過性のOリングを採
用していない際、すなわちここでは、Oリング12、1
3の双方ともEPDMにて形成されている際のガス圧を
説明する。例えば、ガス封入室5のガスの圧力が100
kgf/cm2 であり、孔21まで到達したガスの圧力が0kg
f/cm2 であるとする。この時、第1のガス側Oリング1
2を透過したガス量をQ1とすると、第2のガス側Oリ
ング13を透過するガス量もほぼ同じくQ1である。ま
た、この図3の場合では、第1および第2のガス側Oリ
ング12、13は同一の材質であるため、第1および第
2のガス側Oリング12、13に作用するガス圧は、双
方とも50kgf/cm2 となる。また、図4に示す特性曲線
から読み取れるように、低透過性の材質でないEPDM
の50kgf/cm2 の圧力下のガスの透過量はQ1である。
【0033】これに対して、低透過性能を有するH−N
BRを第1のガス側Oリング12に採用すると、図2に
示すように、この第1のガス側Oリング12には、80
kgf/cm2 までガスの圧力が加わることができる。よっ
て、第2のガス側Oリング13に加わるガス圧は20kg
f/cm2 となる。また、第1のガス側Oリングに80kgf/
cm2 の圧力が加わった際のガスの透過量は、図4の特性
曲線q2から透過量Q2となる。図4の特性図から明ら
かなように、この透過量Q2は、前述の図3の構成にお
ける透過量Q1と比較して、非常に小さい値である。す
なわち、低透過性材料であるH−NBRを採用した第1
のガス側Oリング12のガス透過特性は、所定ガス圧に
対して曲線q1と曲線q2とを比較すると、曲線q2の
方が低レベルであるため、ガスの透過量が低レベルにな
っている。なお、図2においても、第1のガス側Oリン
グ12と第2のガス側Oリング13とを透過する透過量
はほぼ同一である。なお、第1のガス側Oリング12に
ブチルゴムまたはアクリロニトリルブタジエンゴムを採
用しても、また、第2のガス側Oリング13にスチレン
ゴムを採用しても、ほぼ同様の作用を得ることができ
る。
【0034】このように、本発明の特徴である低透過性
のH−NBRを第1のガス側Oリングに採用すると、ガ
ス封入室5のガスの各第1、第2のガス側Oリング1
2、13を透過する透過量をQ1からQ2に低減するこ
とができる。また、低透過性のH−NBRを採用した場
合には、この第1のガス側Oリング12においてほとん
どのガス圧を許容でき、耐ガス透過性に不安の有るEP
DMにて形成された第2のガス側Oリング13の負担を
軽減することができる。
【0035】よって、ガス封入室5に充填されている高
圧ガスが、第1および第2のガス側Oリング12、13
を透過し、孔21から大気ポート20を通じて排出され
る量が低下し、アキュムレータ1の寿命を延長すること
が可能である。本発明は上記実施例に限定されるもので
はなく、以下のように種々変形可能である。
【0036】すなわち、上記実施例では、第1のガス側
Oリング12に低透過性部材、すなわちH−NBR等で
形成されたOリングを採用したが、これに限らず、第2
のガス側Oリング13も第1のガス側Oリング12と同
様、抵透過性部材であるH−NBR等で形成されたOリ
ングを採用するようにしてもよい。また、第1のガス側
Oリング12を、従来用いていたEPDM等で形成され
た透過性に不安のある部材を採用し、第2のガス側Oリ
ング13に低透過性のH−NBR等で形成されたOリン
グを採用するようにしてもよい。
【0037】ピストン3に以上のように各Oリングを配
設しても、上述の実施例と同等の効果を挙げることが可
能である。また、図1において、第2のガス側Oリング
13を形成せず、低透過性部材であるH−NBRにて形
成される第1のガス側Oリング12のみを配設するよう
にしても、ガス封入室5のガスを充分シールすることが
可能である。
【0038】また、図5にて前述したピストン式アキュ
ムレータ100において、ガス側Oリング105に、低
透過性の材質を用いたOリングを採用することもでき
る。この際、云うまでもなく、液側Oリング104は、
ブレーキ液に対してシール性が良い、前述のEPDM等
が採用される。また逆に、ピストン式アキュムレータ1
00において、ガス側Oリング105に、EPDMによ
って形成されたOリングを採用し、液側Oリング104
に、気体に対して低透過性を有するH−NBRにて形成
されたOリングを採用するようにしてもよい。
【0039】このように、図5にて示したピストン式ア
キュムレータ100において、気体に対して低透過性を
有するOリングを採用するようにしても、ガス側、液側
の各Oリング105、104を透過するガス量を低減す
ることができ、ブレーキ液に混合して放散するガス量を
抑制することができる。よって、このようなピストン式
アキュムレータ100においても、寿命を延長すること
ができるという効果を挙げることができる。
【0040】また、上述まででは、各Oリングをピスト
ン3に配設していたが、これに限らず、ハウジング2の
内径に溝等を形成し、そこに配設するようにしても同様
の作用効果を得ることができる。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、ハウジング内に封入さ
れる気体および液体の双方に対するシール性を確保し、
特にガス封入室からの気体の放散を極力低減し、寿命を
延長したアキュムレータを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるピストン式アキュムレータの断面
図である。
【図2】図1のA部の模式図およびその作用を示す説明
図である。
【図3】図1のA部において第1および第2のガス側O
リングの双方に低ガス透過性の部材を採用していない際
の従来例によるA部の作用を示す説明図である。
【図4】本発明と従来例とにおけるOリングのガスの透
過量を示す特性曲線図である。
【図5】他の実施例および従来技術を説明する上でのピ
ストン式アキュムレータの断面図である。
【符号の説明】
1 ピストン式アキュムレータ 2 ハウジング 3 ピストン 4 カバー 5 ガス封入室 6 液室 7 ポート 12 第1のガス側Oリング 13 第2のガス側Oリング 14 液側Oリング 21 孔 100 ピストン式アキュムレータ 101 ハウジング 102 カバー 103 ピストン 104 液側Oリング 105 ガス側Oリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 和徳 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有底円筒状に形成されるハウジングと、
    前記ハウジングの開口を閉塞する有底円筒状のカバー
    と、前記ハウジング内に摺動可能に嵌合されるピストン
    とを有し、前記ハウジングの底と前記ピストン間に形成
    された気体が高圧充填されるガス封入室と、前記ピスト
    ンと前記カバーの底との間に形成された高圧下に液体を
    蓄える液室とを備えるピストン式アキュムレータにおい
    て、 前記ピストンと前記ハウジングとの間には、 前記液室に蓄えられた液体および前記ガス封入室に充填
    された気体をシールするための複数のシール部材が配設
    され、 前記シール部材の内の少なくとも1つは、他のシール部
    材と比較して、気体に対して高シール性を有する材質に
    て形成され、前記他のシール部材の少なくとも1つは、
    液体に対して高シール性を有していることを特徴とする
    ピストン式アキュムレータ。
  2. 【請求項2】 前記シール部材は、ゴム材にて形成され
    た前記ピストンの周囲に配設されるOリングであること
    を特徴とする請求項1に記載のピストン式アキュムレー
    タ。
  3. 【請求項3】 前記気体に対して高シール性を有する材
    質にて形成されているシール部材は、水素添加アクリロ
    ニトリルブタジエンゴムまたはブチルゴムまたはアクリ
    ロニトリルブタジエンゴムにて形成されており、前記液
    体に対して高シール性を有するシール部材は、エチレン
    プロピレンゴムまたはスチレンゴムにて形成されている
    ことを特徴とする請求項1もしくは請求項2に記載のピ
    ストン式アキュムレータ。
  4. 【請求項4】 有底円筒状に形成されるハウジングと、
    前記ハウジングの開口を閉塞する有底円筒状のカバー
    と、前記ハウジング内に摺動可能に嵌合されるピストン
    とを有し、前記ハウジングの底と前記ピストン間に形成
    された気体が高圧充填されるガス封入室と、前記ピスト
    ンと前記カバーの底との間に形成された高圧下に液体を
    蓄える液室とを備えるピストン式アキュムレータにおい
    て、 前記ピストンと前記ハウジングとの間には、 前記液室に蓄えられた液体および前記ガス封入室に充填
    された気体をシールするための複数のシール部材が配設
    され、 前記シール部材の内の少なくとも1つは、他のシール部
    材が所定の圧力下で透過する前記気体の透過率と比較し
    て、低い透過率を有する低透過性材質にて形成されてい
    る低透過性シール部材であり、前記他のシール部材の少
    なくとも1つは、所定の圧力下において前記液体に対し
    て高シール性を有する対液体高シール性部材であること
    を特徴とするピストン式アキュムレータ。
  5. 【請求項5】 前記低透過性シール部材は、前記ハウジ
    ングの底に最も近い位置に配設されることを特徴とする
    請求項4に記載のピストン式アキュムレータ。
  6. 【請求項6】 有底円筒状に形成されるハウジングと、
    前記ハウジングの開口を閉塞する有底円筒状のカバー
    と、前記ハウジング内に摺動可能に嵌合されるピストン
    とを有し、前記ハウジングの底と前記ピストン間に形成
    された気体が高圧充填されるガス封入室と、前記ピスト
    ンと前記カバーの底との間に形成された高圧下に液体を
    蓄える液室とを備えるピストン式アキュムレータにおい
    て、 前記ピストンと前記ハウジングとの間には、 前記液室に蓄えられた液体をシールするための液側シー
    ル部材と、 前記ガス封入室に充填された気体をシールするためのガ
    ス側シール部材とが配設され、 前記ガス側シール部材は、所定の圧力下において前記液
    側シール部材が有する前記気体の透過率と比較して低い
    透過率を有する低透過性部材であり、前記液側シール部
    材は、所定の圧力下において前記液体に対して高シール
    性を有する対液体高シール性部材であり、前記ガス側シ
    ール部材は、前記液側シール部材と比較して、前記ピス
    トンにおける前記ガス封入室近傍に配設されることを特
    徴とするピストン式アキュムレータ。
  7. 【請求項7】 前記ガス側シール部材および前記液側シ
    ール部材はゴム材にて形成され、前記ピストンの周囲に
    配設されるOリングであることを特徴とする請求項4も
    しくは請求項5もしくは請求項6に記載のピストン式ア
    キュムレータ。
  8. 【請求項8】 有底円筒状に形成されるハウジングと、 前記ハウジングの開口を閉塞する有底円筒状のカバー
    と、 前記ハウジング内に摺動可能に嵌合されるピストンとを
    有し、 前記ハウジングの底と前記ピストン間に形成された気体
    が高圧充填されるガス封入室と、 前記ピストンと前記カバーの底との間に形成された高圧
    下に液体を蓄える液室とを備え、 前記ピストンとハウジングとの間には、前記液室に蓄え
    られた液体および前記ガス封入室に充填された気体をシ
    ールするための複数のシール部材が配設され、 前記ハウジングには、前記複数のシール部材の内の所定
    のシール部材を透過した前記ガスを該ハウジング外に排
    除する孔が形成され、 さらに、前記シール部材の少なくとも1つは、前記ピス
    トンが前記ハウジングの底に最も近づいた際に、前記孔
    よりも前記液室側に位置する前記ピストンの部位に配置
    され、前記ピストンが前記カバーの底に最も近づいた際
    に、前記孔よりも前記ガス封入室側に位置する前記シー
    ル部材の少なくとも1つは、所定の圧力下において他の
    シール部材が有する前記気体の透過率と比較して低い透
    過率を有する低透過性材質にて形成されている低透過性
    シール部材であり、前記ピストンが前記ハウジングの底
    に最も近づいた際に、前記孔よりも前記液室側に位置す
    るシール部材の少なくとも1つは、所定の圧力下におい
    て前記液体に対して高シール性を有する対液体高シール
    性部材であることを特徴とするピストン式アキュムレー
    タ。
  9. 【請求項9】 前記低透過性シール部材は、前記ピスト
    ンと前記ハウジングとの間における最も前記ガス封入室
    側に配設されていることを特徴とする請求項8に記載の
    ピストン式アキュムレータ。
  10. 【請求項10】 前記低透過性シール部材は、ゴム材に
    て形成され、前記ピストンの周囲に配設されるOリング
    であることを特徴とする請求項8もしくは請求項9に記
    載のピストン式アキュムレータ。
  11. 【請求項11】 前記低透過性シール部材は、水素添加
    アクリロニトリルブタジエンゴムまたはブチルゴムまた
    はアクリロニトリルブタジエンゴムにて形成され、前記
    対液体高シール性部材は、エチレンプロピレンゴムまた
    はスチレンゴムにて形成されることを特徴とする請求項
    4乃至請求項10のいずれかに記載のピストン式アキュ
    ムレータ。
  12. 【請求項12】 前記低透過性シール部材は水素添加ア
    クリロニトリルブタジエンゴムまたはブチルゴムまたは
    アクリロニトリルブタジエンゴムにて形成され、他のシ
    ール部材はエチレンプロピレンゴムまたはスチレンゴム
    にて形成されることを特徴とする請求項4乃至請求項1
    0のいずれかに記載のピストン式アキュムレータ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103244474A (zh) * 2012-02-08 2013-08-14 通用汽车环球科技运作有限责任公司 复合蓄能器
CN103775397A (zh) * 2014-01-20 2014-05-07 南通国盛机电集团有限公司 一种旋转式储气缸
CN108278226A (zh) * 2018-01-19 2018-07-13 西南石油大学 一种活塞式深海用水下蓄能器

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CN103244474A (zh) * 2012-02-08 2013-08-14 通用汽车环球科技运作有限责任公司 复合蓄能器
CN103244474B (zh) * 2012-02-08 2016-05-18 通用汽车环球科技运作有限责任公司 复合蓄能器
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