JPH0881004A - ごみ捨て室の気密保持構造 - Google Patents
ごみ捨て室の気密保持構造Info
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- JPH0881004A JPH0881004A JP21570894A JP21570894A JPH0881004A JP H0881004 A JPH0881004 A JP H0881004A JP 21570894 A JP21570894 A JP 21570894A JP 21570894 A JP21570894 A JP 21570894A JP H0881004 A JPH0881004 A JP H0881004A
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Abstract
気密性を向上し、自己消火性能を向上する。 【構成】 航空機に搭載されるごみ捨て部屋70内には
ごみ容器が格納され、ユーザはごみ投入扉を押し開けて
ごみを投入する。ごみ容器の出し入れ用ドア100は、
ドア本体102と内張プレート110を有し、内張プレ
ート110は複数のピン105により、ドアの厚さW方
向に摺動自在に支持される。ドア本体102と内張プレ
ート110の間にはスプリング120が介在され、内張
プレート110をドア本体102から離れる方向に付勢
する。ドア100を閉じると、内張プレート110はド
ア開口部の縁部76に押圧され、気密性が確保される。
Description
エストコンパートメント(ごみ捨て部屋)の気密保持構
造の改良に関する。
収納するための部屋の総称で、特に航空機内装品で使用
されている名前である(以下ごみ捨て部屋)と呼ぶ)。
旅客機では、乗客の食事を供給するための設備である厨
房設備があり、そこには使用済みの物品を破棄するため
のごみ捨て部屋が装備されている。又化粧室にも紙や布
制のタオルを捨てるごみ捨て部屋がある。このような状
況下で使用されるごみ捨て部屋には可燃性のものも多く
捨てられる。化粧室は禁煙になっているが、喫煙され吸
い殻がこの部屋に捨てられることがある。厨房設備では
乗客の使用後の食器に吸い殻があり、それが他のごみと
一緒に捨てられることがあって、ごみ捨て部屋の内容物
が燃えだすことがある。
求に合致する材料で作られているが、内容物が紙や布ア
ルコール類である場合などは炎が部屋の外に出、類焼の
危険性も出てくる。そこでごみ捨て部屋として指定され
た場所は、内部で出火が起こった場合でも火が自然に鎮
火しなければならない。したがって、ごみ捨て部屋自体
を気密構造とし、新たな酸素の供給を絶ち、自然鎮火機
能をもたせている。
えた航空機用のラバトリーユニットの正面図、図2は側
面図、図3は平面図である。全体を符号1で示すラバト
リーユニットは、パネル材で構成されるハウジング10
を有し、ハウジング10内にトイレットユニット20が
とりつけられる。トイレットユニット20の側部には衛
生バッグの供給器具30やトイレットロールのホルダー
32等が設けられる。
ー50が設けられ、このカウンター50に洗面器40と
吸水用の金具42等がとりつけられる。洗面器40の上
部には鏡45をとりつけたキャビネット46が装備され
る。カウンター50の一部には、ごみの投入扉60が設
けてあり、このごみ投入扉60の下方にごみ捨て部屋7
0が形成される。ごみ捨て部屋70は、その上部がごみ
の投入通路を形成し、下部にごみ容器78が格納され
る。カウンター50の壁面には、ごみ容器78をとり出
すためのドア80が開閉自在に装備される。
構造を有し、図11,図12は従来のごみ容器の出し入
れ用ドア80の構造を示す。すなわち従来のドア80
は、その裏面の周囲にパイプ状のシール部材82をとり
つけたものである。このシール82をごみ捨て部屋70
の開口縁部76に押圧することによって、ドア80とご
み捨て部屋70との間の気密を保持する構造としてい
た。シール部材82は、柔軟性の高いゴム等でつくられ
るが、曲率半径が小さい隅部は図13に示すように、つ
き当て構造とせざるを得ず、シール性の劣化の原因とな
る。
を示し、扉60はヒンジ62で支持され、ヒンジ62に
設けた図示しないスプリングにより常に矢印H方向に付
勢されている。扉60の先端部64はカウンター50の
縁部52の下面に当接する。
器の出し入れ用のドア80のシール82にあっては、シ
ール材としてゴムのパイプを用いるが、折曲部の突き合
せが完全にできず、気密性が問題となる。また、ごみ投
入扉60にあっては、カウンターの縁部52と扉60の
先端部64の接触部C1は互いに細かい凹凸を有し、気
密性が悪いという問題があった。そこで本発明は、上述
した従来の問題を解消するごみ捨て部屋の気密保持構造
を提供するものである。
み容器の出し入れ用ドアは、ドア本体とドア本体の内側
に配設される内張パネルとを備え、内張パネルはドア本
体に対してドアの厚さ方向に摺動可能に支持されるとと
もに、スプリングによりドア本体から離れる方向に付勢
され、ドアの閉鎖時に内張プレートはドア開口部の縁部
に圧接されてシールを形成することを基本的な手段とし
て有する。また、ごみの投入用扉は、閉鎖方向に常時付
勢するスプリングを備え、開口部の縁部に投入用扉に接
する平板のリング部材を備えることを同時に備える。
されるが、ドアを二重構造とすることで気密性が向上す
る。又ユーザが使用するごみ投入用扉は、スプリングに
より非使用時には閉鎖されるが、扉が当接する開口縁に
平板のリングを設けたので、密着性が改善され、気密性
が向上する。
ごみ容器の出し入れ用ドアの構造を示す説明図、図5は
要部の断面図である。本発明のドア100は、ドア本体
102と、ドア本体102に対してスプリングにより支
持される内張プレート110を有し、この内張プレート
110がごみ捨て部屋70の開口部の縁部76に圧接す
ることで気密を保持するものである。
は、内張プレート110が配設される。内張プレート1
10は、案内スリーブ105を嵌装したボルト106に
よってドア100に対して支持される。ボルト106の
配設個数と配設位置は適宜に選択される。ドア本体10
2と内張プレート110の間にはスプリング120が設
けられ、内張プレート110をドア本体102から離れ
る方向に付勢していて、ドア本体102の外側から内張
プレート110の外側までの最大の厚さ寸法はWで示さ
れ、この状態から内張プレート110はスプリングに抗
して寸法Dまでドア本体102側に近づくことが可能で
ある。
8を格納し、ドア100を閉じると、ドア100は図示
しないラッチにより閉鎖位置に保持される。このドア1
00の閉鎖状態にあっては、内張プレート110は、ご
み捨て部屋70の開口部の縁部76に押圧され、スプリ
ング120の作用により、接触面C2に押圧力が作用す
る。したがって、接触面C2はシール性が向上し、気密
性が完全に保持される。
気密保持構造を示す。図6は、カウンター50に形成し
たごみ捨て部屋の開口部54の周囲を示す断面図、図7
は図6のB−B矢視図、図8は図6のA−A矢視図であ
って、カウンター50の縁部52は、プレス加工により
折り曲げ成形されている。投入扉はこの開口部54の縁
部52の下面52aに対して下側から押し上げられて当
接する。この部分はカウンター52を構成する板材をプ
レス加工したもので、表面に凹凸が生じ、特に隅部52
bは平坦になり難しい。この凹凸により投入扉との間の
シール性は劣化する。
うに、カウンター50の縁部52の下面にシーラント又
は接着剤200を塗布し、開口部の形状に合わせたガス
ケット状のリング部材210を設けたものである。リン
グ部材210は平板で形成されるので表面の平滑度は高
い。ごみ投入扉60の縁部64は、このリング部材21
0に押圧されてシールを形成するので、気密の保持性は
向上する。
れるごみの投入扉とごみ容器の出し入れ用ドアを有する
ごみ捨て部屋にあって、ごみ容器の出し入れ用ドアを2
重構造として、内張パネルをスプリングによりドア開口
部に押圧する構造としたものである。したがって、ドア
と開口部との間のシール性は向上し、確実な気密保持が
達成される。また、ごみ投入扉の開口部側には、接着剤
によりプレート部材をとりつけて、扉との接触面の平滑
度を向上したので、この部分での気密保持性能も向上す
る。
の正面図。
の側面図。
の平面図。
す説明図。
す断面図。
図。
Claims (2)
- 【請求項1】 ごみ容器の出し入れ用ドアと、ごみの投
入用扉を備えたごみ捨て室において、 ごみ容器の出し入れ用ドアは、ドア本体とドア本体の内
側に配設される内張パネルとを備え、内張パネルはドア
本体に対してドアの厚さ方向に摺動可能に支持されると
ともに、スプリングによりドア本体から離れる方向に付
勢され、ドアの閉鎖時に内張プレートはドア開口部の縁
部に圧接されてシールを形成することを特徴とするごみ
捨て室の気密保持構造。 - 【請求項2】 ごみの投入用扉は、閉鎖方向に常時付勢
するスプリングを備え、開口部の縁部に投入用扉に接す
る平板のリング部材を備えることを特徴とする請求項1
記載のごみ捨て室の気密保持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21570894A JP3421143B2 (ja) | 1994-09-09 | 1994-09-09 | 航空機に装備されるごみ捨て部屋の気密保持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21570894A JP3421143B2 (ja) | 1994-09-09 | 1994-09-09 | 航空機に装備されるごみ捨て部屋の気密保持構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0881004A true JPH0881004A (ja) | 1996-03-26 |
JP3421143B2 JP3421143B2 (ja) | 2003-06-30 |
Family
ID=16676851
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21570894A Expired - Lifetime JP3421143B2 (ja) | 1994-09-09 | 1994-09-09 | 航空機に装備されるごみ捨て部屋の気密保持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3421143B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1994
- 1994-09-09 JP JP21570894A patent/JP3421143B2/ja not_active Expired - Lifetime
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CN108025813A (zh) * | 2015-09-10 | 2018-05-11 | 横滨橡胶株式会社 | 航空器的盥洗室单元的垃圾箱装置 |
JPWO2017043177A1 (ja) * | 2015-09-10 | 2018-06-28 | 横浜ゴム株式会社 | 航空機の化粧室ユニットのごみ箱装置 |
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US10822089B2 (en) | 2015-09-10 | 2020-11-03 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | Waste bin device of aircraft lavatory unit |
CN108025813B (zh) * | 2015-09-10 | 2021-01-08 | 横滨橡胶株式会社 | 航空器的盥洗室单元的垃圾箱装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3421143B2 (ja) | 2003-06-30 |
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