JPH087995A - コネクタの結線部構造 - Google Patents
コネクタの結線部構造Info
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- JPH087995A JPH087995A JP6140250A JP14025094A JPH087995A JP H087995 A JPH087995 A JP H087995A JP 6140250 A JP6140250 A JP 6140250A JP 14025094 A JP14025094 A JP 14025094A JP H087995 A JPH087995 A JP H087995A
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- signal
- contact
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- line
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 信号線路とコネクタとの結線部におけるイン
ピーダンス整合性を改善して、インピーダンス不整合に
よる高速デジタル信号の反射や乱れを防ぐことができ
る、コネクタの結線部構造を提供する。 【構成】 細線同軸FRC6のシグナル線7が結線され
るシグナルコンタクト2と、同じくグランド線8が結線
されるグランドコンタクト3とを有したコネクタにおい
て、シグナルコンタクト2とシグナル線との結線部に高
誘電体4を充填する。
ピーダンス整合性を改善して、インピーダンス不整合に
よる高速デジタル信号の反射や乱れを防ぐことができ
る、コネクタの結線部構造を提供する。 【構成】 細線同軸FRC6のシグナル線7が結線され
るシグナルコンタクト2と、同じくグランド線8が結線
されるグランドコンタクト3とを有したコネクタにおい
て、シグナルコンタクト2とシグナル線との結線部に高
誘電体4を充填する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コネクタの結線部構造
に関し、特に、高速デジタル信号を使用する線路におけ
るコネクタと同軸線路との結線部構造に関するものであ
る。ここで本発明において、結線部とは、線路とコネク
タとの圧接、圧着、あるいは半田付けなどによる結線部
分を指すものとする。
に関し、特に、高速デジタル信号を使用する線路におけ
るコネクタと同軸線路との結線部構造に関するものであ
る。ここで本発明において、結線部とは、線路とコネク
タとの圧接、圧着、あるいは半田付けなどによる結線部
分を指すものとする。
【0002】
【従来の技術】上記のようなコネクタと同軸線路との結
線部の従来構造の一例として、細線同軸FRC用コネク
タによる細線同軸FRC15のの圧接構造を図8〜図1
1に示した。この例では、細線同軸FRC15は、同軸
のシグナル線16と細線のグランド線17から構成され
ている。また細線同軸FRC用コネクタは、シグナル線
圧接部12aとインシュレータ圧入部12bとピンヘッ
ダー接触部12cを有するシグナルコンタクト12、グ
ランド線圧接部13aとインシュレータ圧入部13bと
ピンヘッダー接触部13cを有するグランドコンタクト
13、これらシグナルコンタクト12とグランドコンタ
クト13を保持するためのベースインシュレータ19、
並びに細線同軸FRC15のシグナル線16とグランド
線17を対応するコンタクトに押し付けるためのカバー
インシュレータ14、等から構成される。
線部の従来構造の一例として、細線同軸FRC用コネク
タによる細線同軸FRC15のの圧接構造を図8〜図1
1に示した。この例では、細線同軸FRC15は、同軸
のシグナル線16と細線のグランド線17から構成され
ている。また細線同軸FRC用コネクタは、シグナル線
圧接部12aとインシュレータ圧入部12bとピンヘッ
ダー接触部12cを有するシグナルコンタクト12、グ
ランド線圧接部13aとインシュレータ圧入部13bと
ピンヘッダー接触部13cを有するグランドコンタクト
13、これらシグナルコンタクト12とグランドコンタ
クト13を保持するためのベースインシュレータ19、
並びに細線同軸FRC15のシグナル線16とグランド
線17を対応するコンタクトに押し付けるためのカバー
インシュレータ14、等から構成される。
【0003】上記の細線同軸FRC用コネクタにおい
て、細線同軸FRC15を接続する場合は、例えば次の
手順が採られる。まず、細線同軸FRC15からより分
けたシグナル線16とグランド線17を対応するコンタ
クトの圧接部であるシグナル線圧接部12aとグランド
線圧接部13a上に位置させる。次いで、図10のよう
に、細線同軸FRC15の両側から圧接治具18により
シグナル線16とグランド線17をシグナル線圧接部1
2aとグランド線圧接部13aにそれぞれ押し込んで圧
接する。圧接後は、図11のように、カバーインシュレ
ータ14を取り付けて圧接状態を保持する。なお、図1
1は、シグナルコンタクト12とグランドコンタクト1
3を、基板上のピンヘッダー10に接続することで、細
線同軸FRC15を細線同軸FRCコネクタを通してこ
のピンヘッダー10につなげる場合の例を示したもので
ある。
て、細線同軸FRC15を接続する場合は、例えば次の
手順が採られる。まず、細線同軸FRC15からより分
けたシグナル線16とグランド線17を対応するコンタ
クトの圧接部であるシグナル線圧接部12aとグランド
線圧接部13a上に位置させる。次いで、図10のよう
に、細線同軸FRC15の両側から圧接治具18により
シグナル線16とグランド線17をシグナル線圧接部1
2aとグランド線圧接部13aにそれぞれ押し込んで圧
接する。圧接後は、図11のように、カバーインシュレ
ータ14を取り付けて圧接状態を保持する。なお、図1
1は、シグナルコンタクト12とグランドコンタクト1
3を、基板上のピンヘッダー10に接続することで、細
線同軸FRC15を細線同軸FRCコネクタを通してこ
のピンヘッダー10につなげる場合の例を示したもので
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な構造の場合、上記のようにシグナル線とグランド線を
対応するコンタクト圧接部にそれらの両側からそれぞれ
圧接治具により押し込む必要があり、圧接治具が入る隙
間を各圧接部の両側に設けなければならない。このた
め、シグナル線圧接部とグランド線圧接部との間隔が広
く開いてしまう。
な構造の場合、上記のようにシグナル線とグランド線を
対応するコンタクト圧接部にそれらの両側からそれぞれ
圧接治具により押し込む必要があり、圧接治具が入る隙
間を各圧接部の両側に設けなければならない。このた
め、シグナル線圧接部とグランド線圧接部との間隔が広
く開いてしまう。
【0005】ところが、上記のようにシグナル側とグラ
ンド側の間隔が広がる結線構造である場合、結線部の特
性インピーダンスが大幅に変化してしまう。そして、一
般の同軸線路、例えば同軸FRCなどの特性インピーダ
ンスが50Ωあるいは75Ωであるのに対して、上記の
ように結線部の特性インピーダンスが大きく変化した場
合には、結線部と同軸線路とのインピーダンスの不整合
が生じ、不整合による高速デジタル信号の反射や乱れが
起こってしまう。そしてこれが、より早い高速信号を流
す場合の弊害となるという問題があった。
ンド側の間隔が広がる結線構造である場合、結線部の特
性インピーダンスが大幅に変化してしまう。そして、一
般の同軸線路、例えば同軸FRCなどの特性インピーダ
ンスが50Ωあるいは75Ωであるのに対して、上記の
ように結線部の特性インピーダンスが大きく変化した場
合には、結線部と同軸線路とのインピーダンスの不整合
が生じ、不整合による高速デジタル信号の反射や乱れが
起こってしまう。そしてこれが、より早い高速信号を流
す場合の弊害となるという問題があった。
【0006】本発明の目的は、上記した従来の欠点を除
去し、インピーダンス整合性を改善して、線路とコネク
タとのインピーダンス不整合による高速デジタル信号の
反射や乱れを防ぐことができる、コネクタの結線構造を
提供することにある。
去し、インピーダンス整合性を改善して、線路とコネク
タとのインピーダンス不整合による高速デジタル信号の
反射や乱れを防ぐことができる、コネクタの結線構造を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、信号線
路とコネクタとの結線部の構造であって、前記コネクタ
を収容するインシュレータの内部に、前記結合部を覆う
ように高誘電体を詰め込んだことを特徴とするコネクタ
の結線部構造が得られる。
路とコネクタとの結線部の構造であって、前記コネクタ
を収容するインシュレータの内部に、前記結合部を覆う
ように高誘電体を詰め込んだことを特徴とするコネクタ
の結線部構造が得られる。
【0008】又、本発明によれば、信号線路のシグナル
線に結線されるシグナルコンタクトと、信号線路のグラ
ンド線に結線されるグランドコンタクトとを含んだコネ
クタを有し、前記シグナルコンタクトの結線部と前記グ
ランドコンタクトの結線部との距離が前記信号線路にお
ける前記シグナル線と前記グランド線との距離に比べて
大きい信号線路とコネクタとの結線部の構造であって、
前記コネクタを収容するインシュレータの内部に、前記
結合部を覆うように高誘電体を充填したことを特徴とす
るコネクタの結線部構造が得られる。
線に結線されるシグナルコンタクトと、信号線路のグラ
ンド線に結線されるグランドコンタクトとを含んだコネ
クタを有し、前記シグナルコンタクトの結線部と前記グ
ランドコンタクトの結線部との距離が前記信号線路にお
ける前記シグナル線と前記グランド線との距離に比べて
大きい信号線路とコネクタとの結線部の構造であって、
前記コネクタを収容するインシュレータの内部に、前記
結合部を覆うように高誘電体を充填したことを特徴とす
るコネクタの結線部構造が得られる。
【0009】
【作用】高誘電体をコネクタと信号線路との結線部に介
在させることで、この結線部におけるインピーダンスを
低減、あるいは補正を行うことができる。この結果、上
記のように結線部の特性インピーダンスが大きい場合で
も、結線部と信号線路とのインピーダンス整合を良くす
ることができ、このため、高速伝送(立上がりの鋭い高
速デジタル信号)に対応したコネクタの結線構造を得る
ことができる。
在させることで、この結線部におけるインピーダンスを
低減、あるいは補正を行うことができる。この結果、上
記のように結線部の特性インピーダンスが大きい場合で
も、結線部と信号線路とのインピーダンス整合を良くす
ることができ、このため、高速伝送(立上がりの鋭い高
速デジタル信号)に対応したコネクタの結線構造を得る
ことができる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。図1は本発明の一実施例に係る細線同軸FRC
用コネクタを用いた結線構造を示した図である。この細
線同軸FRC用コネクタは、合成樹脂製のベースインシ
ュレータ1と合成樹脂製のカバーインシュレータ5とを
組み合わせて構成されるものである。そして、この細線
同軸FRC用コネクタを介して、細線同軸FRC6が基
板9に接続されている。
明する。図1は本発明の一実施例に係る細線同軸FRC
用コネクタを用いた結線構造を示した図である。この細
線同軸FRC用コネクタは、合成樹脂製のベースインシ
ュレータ1と合成樹脂製のカバーインシュレータ5とを
組み合わせて構成されるものである。そして、この細線
同軸FRC用コネクタを介して、細線同軸FRC6が基
板9に接続されている。
【0011】図2において、ベースインシュレータ1の
内側には、シグナル線圧接部2aとインシュレータ圧入
部2bと板ばね状のピンヘッダー接触部2cとを有する
導電性のシグナルコンタクト2、グランド線圧接部3a
とインシュレータ圧入部3bとピンヘッダー接触部3c
とを有する導電性のグランドコンタクト3が設けられて
いる。これらシグナル線圧接部2aには、細線同軸FR
C6から分けたシグナル線7が圧接される。グランド線
圧接部3aには、同じくグランド線8が圧接される。
内側には、シグナル線圧接部2aとインシュレータ圧入
部2bと板ばね状のピンヘッダー接触部2cとを有する
導電性のシグナルコンタクト2、グランド線圧接部3a
とインシュレータ圧入部3bとピンヘッダー接触部3c
とを有する導電性のグランドコンタクト3が設けられて
いる。これらシグナル線圧接部2aには、細線同軸FR
C6から分けたシグナル線7が圧接される。グランド線
圧接部3aには、同じくグランド線8が圧接される。
【0012】上記のシグナル線圧接部2aやグランド線
圧接部3aは、ベースインシュレータ1の上部に形成さ
れた凹部1a内に位置する。またこの凹部1a内には、
粒状の高誘電体4が充填され、また凹部1aは充填後に
合成樹脂製のカバーインシュレータ5により蓋がされ
る。高誘電体4としては、セラミックスやプラスチック
などが用いられる。また、高誘電体4は、図2に示すよ
うな粒状のものに限定されず、粉状、ブロック状、ある
いは液状のものでも良い。そして、以上の構成により、
細線同軸FRC6のシグナル線7とグランド線8からの
信号は、シグナルコンタクト2、グランドコンタクト3
を介して、基板9上のピンヘッダー10に通じる。
圧接部3aは、ベースインシュレータ1の上部に形成さ
れた凹部1a内に位置する。またこの凹部1a内には、
粒状の高誘電体4が充填され、また凹部1aは充填後に
合成樹脂製のカバーインシュレータ5により蓋がされ
る。高誘電体4としては、セラミックスやプラスチック
などが用いられる。また、高誘電体4は、図2に示すよ
うな粒状のものに限定されず、粉状、ブロック状、ある
いは液状のものでも良い。そして、以上の構成により、
細線同軸FRC6のシグナル線7とグランド線8からの
信号は、シグナルコンタクト2、グランドコンタクト3
を介して、基板9上のピンヘッダー10に通じる。
【0013】次に、図3〜図6を用いて、本実施例の結
線構造の作製手順を説明する。図3は、ベースインシュ
レータ1に、シグナルコンタクト2やグランドコンタク
ト3を圧接する前の状態を示した図であり、ベースイン
シュレータ1には、シグナルコンタクト2の装着穴1b
やグランドコンタクト3の装着穴1cがそれぞれ形成さ
れている。これらの一対の装着穴1b,1cは、図示し
た例では、複数並設されている。そして、この状態か
ら、図4のように、ベースインシュレータ1にシグナル
コンタクト2とグランドコンタクト3を圧入した後、細
線同軸FRC6をカバーインシュレータの内側に嵌め込
み、また細線同軸FRC6のシグナル線7とグランド線
8を分ける。
線構造の作製手順を説明する。図3は、ベースインシュ
レータ1に、シグナルコンタクト2やグランドコンタク
ト3を圧接する前の状態を示した図であり、ベースイン
シュレータ1には、シグナルコンタクト2の装着穴1b
やグランドコンタクト3の装着穴1cがそれぞれ形成さ
れている。これらの一対の装着穴1b,1cは、図示し
た例では、複数並設されている。そして、この状態か
ら、図4のように、ベースインシュレータ1にシグナル
コンタクト2とグランドコンタクト3を圧入した後、細
線同軸FRC6をカバーインシュレータの内側に嵌め込
み、また細線同軸FRC6のシグナル線7とグランド線
8を分ける。
【0014】その後、図5のように、上記のシグナル線
7とグランド線8をそれぞれシグナルコンタクト2のシ
グナル線圧接部2aとグランドコンタクト3のグランド
線圧接部3aに圧接する。この場合、圧接は、上記した
従来例のように圧接治具などを用いて行う。次いで、ベ
ースインシュレータ1の凹部1a内に粒状の高誘電体4
を充填し、カバーインシュレータ5をベースインシュレ
ータ1の凹部1aの上部開口に被せて蓋をする。これに
より、図6のように、カバーインシュレータ5とベース
インシュレータ1の間に高誘電体4が詰め込まれた状態
となり、細線同軸FRC用コネクタのインピーダンスを
低減した、実施例の結線部構造(圧接構造)が完成す
る。
7とグランド線8をそれぞれシグナルコンタクト2のシ
グナル線圧接部2aとグランドコンタクト3のグランド
線圧接部3aに圧接する。この場合、圧接は、上記した
従来例のように圧接治具などを用いて行う。次いで、ベ
ースインシュレータ1の凹部1a内に粒状の高誘電体4
を充填し、カバーインシュレータ5をベースインシュレ
ータ1の凹部1aの上部開口に被せて蓋をする。これに
より、図6のように、カバーインシュレータ5とベース
インシュレータ1の間に高誘電体4が詰め込まれた状態
となり、細線同軸FRC用コネクタのインピーダンスを
低減した、実施例の結線部構造(圧接構造)が完成す
る。
【0015】図7は、本発明の他の実施例を示した斜視
図である。この実施例では、ベースインシュレータ11
の凹部11aに隣接する一対の凸部11b,11cの間
に誘電率の低い材料からなる壁部11dを形成して、各
シグナルコンタクト2及びグランドコンタクト3を仕切
るように構成されている。尚、このような壁部11d
は、図示した例ではベースインシュレータ11と一体成
形されているが、別体ものを嵌め込みや接着などにより
取付けたものでも良い。この実施例のその他の構成にお
いては、上記した実施例と同様であるので、その説明は
省略する。
図である。この実施例では、ベースインシュレータ11
の凹部11aに隣接する一対の凸部11b,11cの間
に誘電率の低い材料からなる壁部11dを形成して、各
シグナルコンタクト2及びグランドコンタクト3を仕切
るように構成されている。尚、このような壁部11d
は、図示した例ではベースインシュレータ11と一体成
形されているが、別体ものを嵌め込みや接着などにより
取付けたものでも良い。この実施例のその他の構成にお
いては、上記した実施例と同様であるので、その説明は
省略する。
【0016】ここで、上記のように隣接したシグナルコ
ンタクト2の間に高誘電体4を入れた構成とした場合、
一方のシグナルコンタクト2と他方のシグナルコンタク
ト2が電磁気的につながりやすくなる。つまり、高誘電
体4を入れることで、これら隣接するシグナルコンタク
ト2の間でクロストークが発生しやすい状態になる。一
方、図7の実施例のように、シグナルコンタクト2の間
に低誘電率の壁部11dを設けることで、シグナルコン
タクト2の間における誘電率が低減し、この結果、これ
らシグナルコンタクト2の間のクロストークが防止でき
る。
ンタクト2の間に高誘電体4を入れた構成とした場合、
一方のシグナルコンタクト2と他方のシグナルコンタク
ト2が電磁気的につながりやすくなる。つまり、高誘電
体4を入れることで、これら隣接するシグナルコンタク
ト2の間でクロストークが発生しやすい状態になる。一
方、図7の実施例のように、シグナルコンタクト2の間
に低誘電率の壁部11dを設けることで、シグナルコン
タクト2の間における誘電率が低減し、この結果、これ
らシグナルコンタクト2の間のクロストークが防止でき
る。
【0017】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、高
誘電体を設けることで結線部における特性インピーダン
スの低減や補正が図れる。このため、結線部におけるイ
ンピーダンス整合が良くなり、高速伝送、すなわち立上
がりの鋭い高速デジタル信号に対応したコネクタの結線
部構造を得ることができる。
誘電体を設けることで結線部における特性インピーダン
スの低減や補正が図れる。このため、結線部におけるイ
ンピーダンス整合が良くなり、高速伝送、すなわち立上
がりの鋭い高速デジタル信号に対応したコネクタの結線
部構造を得ることができる。
【図1】本発明の実施例の結線部構造を有した細線同軸
FRC用コネクタの斜視図である。
FRC用コネクタの斜視図である。
【図2】図1の細線同軸FRC用コネクタの断面図であ
る。
る。
【図3】図1の細線同軸FRC用コネクタに細線同軸F
RCを接続する手順の説明図である。
RCを接続する手順の説明図である。
【図4】図1の細線同軸FRC用コネクタに細線同軸F
RCを接続する手順の説明図である。
RCを接続する手順の説明図である。
【図5】図1の細線同軸FRC用コネクタに細線同軸F
RCを接続する手順の説明図である。
RCを接続する手順の説明図である。
【図6】図1の細線同軸FRC用コネクタに細線同軸F
RCを接続する手順の説明図である。
RCを接続する手順の説明図である。
【図7】本発明の他の実施例の結線部構造を有した細線
同軸FRC用コネクタの説明図である。
同軸FRC用コネクタの説明図である。
【図8】従来の結線部構造を有した細線同軸FRC用コ
ネクタの説明図である。
ネクタの説明図である。
【図9】従来の結線部構造を有した細線同軸FRC用コ
ネクタの説明図である。
ネクタの説明図である。
【図10】従来の結線部構造を有した細線同軸FRC用
コネクタの断面図である。
コネクタの断面図である。
【図11】従来の結線部構造を有した細線同軸FRC用
コネクタの断面図である。
コネクタの断面図である。
1、11 ベースインシュレータ 1a、11a 凹部 2、12 シグナルコンタクト 2a、12a シグナル線圧接部 2b、12b インシュレータ圧入部 2c、12c ピンヘッダー接触部 3、13 グランドコンタクト 3a、13a グランド線圧接部 3b、13b インシュレータ圧入部 3c、13c ピンヘッダー接触部 4 高誘電体 5、14 カバーインシュレータ 6、15、 細線同軸FRC 7、16 シグナル線 8、17 グランド線 9 基板 10 ピンヘッダー 18 圧接治具
Claims (5)
- 【請求項1】 信号線路とコネクタとの結線部の構造で
あって、前記コネクタを収容するインシュレータの内部
に、前記結合部を覆うように高誘電体を詰め込んだこと
を特徴とするコネクタの結線部構造。 - 【請求項2】 信号線路のシグナル線に結線されるシグ
ナルコンタクトと、信号線路のグランド線に結線される
グランドコンタクトとを含んだコネクタを有し、前記シ
グナルコンタクトの結線部と前記グランドコンタクトの
結線部との距離が前記信号線路における前記シグナル線
と前記グランド線との距離に比べて大きい信号線路とコ
ネクタとの結線部の構造であって、前記コネクタを収容
するインシュレータの内部に、前記結合部を覆うように
高誘電体を充填したことを特徴とするコネクタの結線部
構造。 - 【請求項3】 請求項2記載のコネクタの結線部構造に
おいて、前記信号線路が複数設けられ、前記シグナルコ
ンタクト及び前記グランドコンタクトを有する複数のコ
ネクタが互いに間隔をおいて隣接して配置され、前記各
コネクタ間に低誘電率の壁部を設けたことを特徴とする
コネクタの結線部構造。 - 【請求項4】 請求項1乃至3記載のコネクタの結線部
構造において、前記信号線路が同軸のシグナル線を用い
た信号線路であることを特徴とするコネクタの結線部構
造。 - 【請求項5】 請求項1乃至4記載のコネクタの結線部
構造において、前記高誘電体が、高誘電率の粉状、粒
状、ブロック状または液状物質からなることを特徴とす
るコネクタの結線部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6140250A JP2987676B2 (ja) | 1994-06-22 | 1994-06-22 | コネクタの結線部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6140250A JP2987676B2 (ja) | 1994-06-22 | 1994-06-22 | コネクタの結線部構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH087995A true JPH087995A (ja) | 1996-01-12 |
JP2987676B2 JP2987676B2 (ja) | 1999-12-06 |
Family
ID=15264411
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6140250A Expired - Fee Related JP2987676B2 (ja) | 1994-06-22 | 1994-06-22 | コネクタの結線部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2987676B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0935788A (ja) * | 1995-07-17 | 1997-02-07 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 電気接続器 |
WO2019124035A1 (ja) * | 2017-12-21 | 2019-06-27 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | シールド端子 |
JP2019216109A (ja) * | 2017-12-21 | 2019-12-19 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | シールド端子 |
-
1994
- 1994-06-22 JP JP6140250A patent/JP2987676B2/ja not_active Expired - Fee Related
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