JPH0879455A - 走査装置 - Google Patents

走査装置

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JPH0879455A
JPH0879455A JP6261919A JP26191994A JPH0879455A JP H0879455 A JPH0879455 A JP H0879455A JP 6261919 A JP6261919 A JP 6261919A JP 26191994 A JP26191994 A JP 26191994A JP H0879455 A JPH0879455 A JP H0879455A
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JP
Japan
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signal
light emitting
emitting element
element array
circuit
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JP6261919A
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English (en)
Inventor
Ichiro Negishi
一郎 根岸
Tetsuji Suzuki
鉄二 鈴木
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安価で直線性のよい走査装置を提供する。 【構成】 LEDアレイ14とLED駆動専用IC32
と揺動反射鏡16aとアクチュエータ16bとスキャナ
駆動回路24と制御回路23とコマンド信号発生回路2
2とセンサ25と演算回路28と補正信号発生回路29
とクロック発生回路30とからなる走査装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光書き込み型の空間光
変調素子等への書き込み光学系に用いられる走査装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、光書き込み型の空間光変調素子
10(以下、単に「空間光変調素子10」という。)
と、この空間光変調素子10に画像情報の書き込みを行
う書き込み光学系11と、この空間光変調素子10から
画像情報を読み出してスクリーンに投影する読み出し光
学系12とを用いて構成したプロジェクタ装置の概略構
成を示す平面図であり、図6は、書き込み光学系11及
び空間光変調素子10を示す斜視図である。図7に、空
間光変調素子10の構成を示す。同図において、変調材
料として液晶が用いられた光変調層6の書き込み光入射
側には、誘電体ミラー5、不導体の遮光膜4が各々順に
積層して形成されている。そして、この遮光膜4の更に
書き込み光側には、光導電体層3が積層されており、更
にその外側には、透明電極2、ガラス基板1が各々積層
されている。他方、光変調層6の読み出し光入射側に
は、透明電極7、ガラス基板8が各々積層されている。
そして、透明電極2、7間には、適宜の駆動用電源9が
接続されている。
【0003】以上のような空間光変調素子の概略の作用
を説明すると、所望される情報を含んだ書き込み光は、
矢印F1で示すように素子の光導電体層3に入射する。
光導電体層3では、書き込み光の強度に応じてその導電
性が変化し、書き込み光の強度分布に対応した導電性分
布となる。このため、駆動用電源9の電圧がその導電性
分布、すなわち書き込み光の強度分布に対応して光変調
層6に印加されるようになる。他方、光変調層6には、
矢印F2で示すように読み出し光が入射する。ところ
が、この光変調層6には、書き込み光の強度分布に対応
した電界が影響しており、この電界分布に対応して読み
出し光の光変調が行われることになる。変調を受けた読
み出し光は、誘電体ミラー5によって反射され矢印F3
で示すように出力される。なお、遮光膜4は、誘電体ミ
ラー5を突き抜けた読み出し光が光導電体層3に達して
電荷像を乱し、読み出し画像のコントラストの低下が起
こらないようにするためのもので、必要に応じて設けら
れるものである。
【0004】図5又は図6において、書き込み光学系1
1は多数のLED素子13が直線状に配列されたLED
アレイ14と、このLEDアレイ14から放射された光
束を平行光束に変換する第1の書き込みレンズ15と、
第1の書き込みレンズ15を透過した平行光束をLED
アレイ14におけるLED素子13の配列方向と直交す
る方向に偏向する揺動反射鏡16a及びアクチュエータ
16bを備えたガルバノミラー装置16と、このガルバ
ノミラー装置16の揺動反射鏡16aで反射された光束
を空間光変調素子10の光導電体層13(図7参照)に
結像する第2の書き込みレンズ17とから大略構成され
ている。また、読み出し光学系12は、読み出し光源1
8と、この読み出し光源18から入射した光束のうち特
定の偏光面を有する光のみを分離して空間光変調素子1
0に照射する偏光ビームスプリッタ19と、空間光変調
素子10で変調を受けて反射された光束をスクリーン2
1に投影結像する投影レンズ20とから大略構成されて
いる。
【0005】ここで、書き込み光学系11によって空間
光変調素子10の光導電体層3に形成される2次元の画
像情報の直線性ついて考えてみる。空間光変調素子10
の水平方向(図6中のH方向)の直線性は、第1の書き
込みレンズ15や第2の書き込みレンズ17の歪曲収差
等を無視すれば、LEDアレイ14におけるLED素子
13の配列のピッチ精度により決まり変動する余地は殆
どない。他方、空間光変調素子10の垂直方向(図6中
のV方向)の直線性は、ガルバノミラー装置16の揺動
反射鏡16aの偏向角度の精度に直接依存する。従っ
て、このガルバノミラー装置16による揺動反射鏡16
aの駆動精度は垂直方向の直線性を維持する上で極めて
重要である。
【0006】従来、この垂直方向の直線性は、図8に示
すように、ガルバノミラー装置16そのものを対象にフ
ィードバックループを用いて制御することにより補償し
ていた。すなわち、コマンド信号発生回路22は、原画
像信号に含まれる水平同期信号(HD)や垂直同期信号
(VD)等の同期信号から、揺動反射鏡16aが位置す
べき角度位置を指示するコマンド信号Kを発生する。制
御回路23は、このコマンド信号Kを処理してスキャナ
駆動回路24に制御信号を送り、スキャナ駆動回路24
はこの制御信号に基づいてガルバノミラー装置16のア
クチュエータ16bを駆動する。また、アクチュエータ
16bの図示しない揺動軸には該揺動軸、即ち揺動反射
鏡16aの回動角度位置を検出するセンサ25が設けら
れており、このセンサ25の出力(以下「ポジション信
号 P1」という。)は制御回路23にフィードバックさ
れる構成になっている。そして、制御回路23はフィー
ドバックされたポジション信号P1 とコマンド信号Kと
を比較して、両者が一致するように制御する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、揺動反
射鏡16aは、それ自体が質量やスティフネス、機械抵
抗等からなるメカニカルインピーダンスを有するととも
に、この揺動反射鏡16aを駆動するアクチュエータ1
6bも同様にそれ自体が質量やスティフネス、機械抵抗
等からなるメカニカルインピーダンスを有しており、こ
れらの要因によってガルバノミラー装置16は振動系を
構成する。図4(a)は、斯かるガルバノミラー装置1
6を駆動するコマンド信号Kの信号波形とセンサ25に
よって検出されるポジション信号P1 の一例を、縦軸に
揺動角度θ、横軸に時間tをとって示す図である。同図
において、T0 は帰線期間を含めた一偏向周期、T1 は
実走査期間、Θ0 は実偏向振幅である。同図に示すよう
に、コマンド信号Kは直線で構成された鋸歯状の信号で
あるが、上述した従来技術におけるフィードバックルー
プ制御のみでは、実際の揺動反射鏡16aの揺動角度Θ
はコマンド信号Kに一致したものとすることができな
い。
【0008】すなわち、ポジション信号P1 は、コマン
ド信号Kに対して、位相遅れ、揺動方向の反転時におけ
るオーバーシュート、振動系であるガルバノミラー装置
16の固有振動等を伴ったものとならざるを得ず、その
充分な直線性を維持することは困難である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願発明は、上記問題点
に鑑みなされたものであり、請求項1に係る発明は、
「多数の発光素子を直線状に配列して構成した発光素子
アレイと、画像情報信号によりパルス幅変調された信号
を個々の該発光素子に供給して該発光素子アレイを駆動
する発光素子アレイ駆動回路と、該発光素子が配列され
た直線と直交する方向に該発光素子アレイが放射する光
束を偏向する揺動反射鏡と、該揺動反射鏡を所定角度の
範囲で揺動せしめるアクチュエータと、該アクチュエー
タを駆動するアクチュエータ駆動回路と、該アクチュエ
ータ駆動回路を制御する制御回路と、該揺動反射鏡が位
置すべき角度位置を指示するコマンド信号を該制御回路
に与えるコマンド信号発生回路と、該揺動反射鏡の揺動
角度位置を検出して位置信号を出力する検出手段と、該
コマンド信号と該位置信号とを比較して差信号を出力す
る比較手段と、該差信号と略逆特性の補正信号を発生す
る補正信号発生手段と、該補正信号に基づいて該発光素
子アレイ駆動回路に該パルス幅変調された信号を供給す
るタイミングを制御するタイミング制御手段とを具備し
てなる走査装置。」を提供するものであり、
【0010】請求項2に係る発明は、「多数の発光素子
を直線状に配列して構成した発光素子アレイと、画像情
報信号によりパルス幅変調された信号を個々の該発光素
子に供給して該発光素子アレイを駆動する発光素子アレ
イ駆動回路と、該発光素子が配列された直線と直交する
方向に該発光素子アレイが放射する光束を偏向する揺動
反射鏡と、該揺動反射鏡を所定角度の範囲で揺動せしめ
るアクチュエータと、該アクチュエータを駆動するアク
チュエータ駆動回路と、該アクチュエータ駆動回路を制
御する制御回路と、該揺動反射鏡の揺動角度位置を検出
して位置信号を出力する検出手段とを複数組有してなる
走査装置において、該揺動反射鏡が位置すべき角度位置
を指示する共通のコマンド信号を個々の該制御回路に与
えるコマンド信号発生回路と、該コマンド信号と個々の
該検出手段にとって検出された個々の該位置信号とを比
較してそれぞれの差信号を出力する比較手段と、該それ
ぞれの差信号と略逆特性の補正信号をそれぞれ発生する
補正信号発生手段と、該それぞれの補正信号に基づいて
個々の該発光素子アレイ駆動回路に該パルス幅変調され
た信号を供給するタイミングを制御するタイミング制御
手段とを具備してなる走査装置。」を提供するものであ
る。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1は本発明の第1実施例の基本構成を示
すブロック図であり、図3は、図1におけるクロック発
生回路30の構成を示すブロック図である。図1におい
て、コマンド信号発生回路22、制御回路23、スキャ
ナ駆動回路24及びガルバノミラー装置16は先に図8
を参照して説明した構成と同様であり、制御回路23は
フィードバックされたポジション信号P1 とコマンド信
号Kとを比較して、両者が一致するように制御する。本
実施例では更に、コマンド信号Kとポジション信号P1
はそれぞれA/D変換器26,27でA/D変換されて
演算回路28に導かれる。この演算回路28は、コマン
ド信号Kとポジション信号P1 とを比較して図4(b)
に示す如き差信号D1 を発生する。なお同図において、
差信号D1 は、コマンド信号Kとポジション信号P1 と
の差を揺動反射鏡16aの実偏向振幅Θ0 に対する百分
率で表したものである。
【0012】次に、差信号D1 は補正信号発生回路29
に導かれる。補正信号発生回路29は、図4(c)に示
す如く、差信号Dとは略逆特性の補正信号C1 を発生す
る。次に、この補正信号C1 は、クロック発生回路30
に導かれる。そして、このクロック発生回路30は、L
ED駆動専用IC32へ2種類のパルス信号を供給す
る。その一つは、図3に示すように、補正信号C1 に基
づいて水平同期信号HDに対して必要な時間Δt1 遅延
したパルス信号PL1 であり、他の一つは、各LED素
子13の発光時間を規定して階調を決定するためのパル
ス信号PL2 である。図9にこれらのパルス信号の関係
を示す。同図(a)は、水平同期信号であり、同図
(b)はパルス信号PL1 であり、同図(c)はパルス
信号PL2 である。パルス信号PL1 は、LEDアレイ
14の発光開始のタイミングを決定するものであり、補
正信号発生回路29から供給された補正信号C1 に基づ
いてその遅延量Δt1 が決定される。すなわち、補正信
号C1 に基づいて遅延時間Δt1 が決定されると水平同
期信号HDに対してΔt1 遅延したパルス信号PL1 が
クロック発生回路30からLED駆動専用IC32に送
られるとともに該パルス信号PL1 の立ち上がりから所
定時間t1 経過後にパルス信号PL2 がLED駆動専用
IC32に送られる。
【0013】また、パルス信号PL2 は、例えば、25
6個のパルス列で構成されており、256個分のパルス
の時間t2 は有効水平走査期間H1 に対して若干短めに
設定されている。これは、画面の垂直方向の直線性を補
正するためにパルス信号PL2 を水平同期信号HDに対
して必要な時間Δt1 遅延させた場合にこの遅延時間Δ
t1 を吸収ためである。なお、H0 は一水平走査周期で
ある。LED駆動専用IC32中に各LED素子13毎
に設けられた図示しないカウンタは、該パルスをカウン
トし、そのカウント値が映像信号処理回路31から供給
される各画素(各LED素子13)の階調に対応した値
となった時に各LED素子13の発光を停止させる。す
なわち、本実施例においては、各画素の階調は有効水平
走査期間H1 内における各LED素子13の発光時間に
よって表すものである。
【0014】次に、図2を参照して本発明の第2実施例
について説明する。本実施例は、第1実施例で説明した
制御回路、スキャナ駆動回路、ガルバノミラー装置、映
像信号処理回路、LED駆動専用IC及びLEDアレイ
をR,G,Bの3色の映像信号に対応してそれぞれ3組
用いてカラー画像を表示する際に使用する走査装置の基
本構成を示すブロック図である。なお、同図において
は、説明の簡単のために、R,G,Bの3色の内の適宜
の2色分(R,G)のみついて示す。すなわち、ここで
は、制御回路23、スキャナ駆動回路24、ガルバノミ
ラー装置16は、R(赤色)の映像信号により変調され
たLEDアレイ14が放射する光束を偏向し、制御回路
123、スキャナ駆動回路124、ガルバノミラー装置
116は、G(緑色)の映像信号により変調されたLE
Dアレイ114が放射する光束を偏向するものとし、B
(青色)については省略する。
【0015】制御回路23,123はガルバノミラー装
置16,116のセンサ25,125からフィードバッ
クされたポジション信号P1 ,P2 とコマンド信号Kと
をそれぞれ比較して、両者が一致するようにスキャナ駆
動回路24,124を制御する。コマンド信号Kとポジ
ション信号P1 ,P2 はそれぞれA/D変換器27,2
6,126でA/D変換されて演算回路28に導かれ
る。この演算回路28は、コマンド信号Kとポジション
信号P1 、コマンド信号Kとポジション信号P2 とをそ
れぞれ比較して図4(b)に示す如き差信号D1(D2)
を発生する。なお、図4(b)においては、簡単のため
に、差信号D1と差信号D2とは同一形状の波形であるか
の如く示してあるが、一般的には異なる形状の波形とな
ることは言うまでもない。即ち、ガルバノミラー装置1
6とガルバノミラー装置116とは、全く同一ではな
く、異なる特性を有した振動系を構成するからである。
【0016】次に、差信号D1 ,D2 は補正信号発生回
路29に導かれる。補正信号発生回路29は、図4
(c)に示す如く、差信号D1,D2とは略逆特性の補正
信号C1,C2 をそれぞれ発生する。なお、図4(c)
においては、簡単のために、補正信号C1と補正信号C2
とは同一形状の波形であるかの如く示してあるが、一般
的には異なる形状の波形となることは、上に説明した差
信号D1,D2の場合と同様である。次に、これらの補正
信号C1 ,C2 は、クロック発生回路30に導かれる。
そして、このクロック発生回路30は、LED駆動専用
IC32,132へそれぞれ2種類のパルス信号を供給
する。その一つは、図3に示すように、補正信号C1 ,
C2 に基づいて水平同期信号HDに対して必要な時間Δ
t1 ,Δt2 遅延したパルス信号PL1 ,PL3 であ
り、他の一つは、LEDアレイ14,114の各LED
素子13の発光時間を規定して階調を決定するためのパ
ルス信号PL2,PL4 である。図9にこれらのパルス
信号の関係を示す。同図(a)は、水平同期信号であ
り、同図(b)はパルス信号PL1 ,PL3 であり、同
図(c)はパルス信号PL2 ,PL4 である。なお、図
9(b)、(c)においては、簡単のために、水平同期
信号HDに対するパルス信号PL1 の遅延量Δt1 とパ
ルス信号PL3 の遅延量Δt2 とは同じであるかの如く
示してあるが、一般的には異なるものであることは言う
までもない。
【0017】パルス信号PL1 ,PL3 は、LEDアレ
イ14,114の発光開始のタイミングをそれぞれ決定
するものであり、補正信号発生回路29から供給された
補正信号C1 ,C2 に基づいてその遅延量Δt1 ,Δt
2 が決定される。すなわち、補正信号C1 ,C2 に基づ
いて遅延時間Δt1 ,Δt2 が決定されると水平同期信
号HDに対して、それぞれΔt1 ,Δt2 だけ遅延した
パルス信号PL1 ,PL3 がクロック発生回路30から
LED駆動専用IC32,132に送られるとともに、
これらのパルス信号PL1 ,PL3 の立ち上がりから所
定時間t1 経過後にパルス信号PL2 ,PL4 がLED
駆動専用IC32,132にそれぞれ送られる。また、
パルス信号PL2 ,PL4 は、例えば、それぞれ256
個のパルス列で構成されており、256個分のパルスの
時間t2 は有効水平走査期間H1 に対して若干短めに設
定されている点、LED駆動専用IC32,132中に
は各LED素子13毎に図示しないカウンタが設けられ
ており、該カウンタは該パルス列をカウントし、そのカ
ウント値が映像信号処理回路31,131から供給され
る各画素(各LED素子13)の階調に対応した値とな
った時に各LED素子13の発光を停止させる構成とな
っており、各画素の階調は有効水平走査期間H1 内にお
ける各LED素子13の発光時間によって表すものであ
る点は、先に説明した第1実施例の場合と同様である。
【0018】このように、本実施例の走査装置は、制御
回路、スキャナ駆動回路、ガルバノミラー装置、映像信
号処理回路、LED駆動専用IC及びLEDアレイを
R,G,Bの3色の映像信号に対応してそれぞれ3組用
いてカラー画像を表示するものであるが、各ガルバノミ
ラー装置は、共通のコマンド信号を基準として、その偏
向の直線性が補償される構成であるため、この走査装置
をカラー画像を表示するプロジェクタに用いた場合には
R,G,Bのレジストレーションが一致した良好なカラ
ー画像を得ることができるものである。
【0019】なお、以上に説明した走査装置をハイビジ
ョン対応のプロジェクタで用いる場合を例にとると、ハ
イビジョンの垂直の有効走査線本数は1035本である
から、仮に2%のリニアリティー補正を考えれば20.
7本分に相当する。これを0.025%の1/4本以内
に補正するためには、80段階以上の補正タイミングを
必要とする。2%程度の補正量であれば、1水平走査期
間内の階調用のパルス幅に影響を与えることなく、帰線
期間を含めた未使用期間を変化させて処理できるため、
書き込み光量等に影響がなくシェーディングも発生しな
い補正が可能である。
【0020】
【発明の効果】以上、説明したことから明かなように、
本発明の走査装置は、多数の発光素子を直線状に配列し
て構成した発光素子アレイと、画像情報信号によりパル
ス幅変調された信号を個々の該発光素子に供給して該発
光素子アレイを駆動する発光素子アレイ駆動回路と、該
発光素子が配列された直線と直交する方向に該発光素子
アレイが放射する光束を偏向する揺動反射鏡と、該揺動
反射鏡を所定角度の範囲で揺動せしめるアクチュエータ
と、該アクチュエータを駆動するアクチュエータ駆動回
路と、該アクチュエータ駆動回路を制御する制御回路
と、該揺動反射鏡が位置すべき角度位置を指示するコマ
ンド信号を該制御回路に与えるコマンド信号発生回路
と、該揺動反射鏡の揺動角度位置を検出して位置信号を
出力する検出手段と、該コマンド信号と該位置信号とを
比較して差信号を出力する比較手段と、該差信号と略逆
特性の補正信号を発生する補正信号発生手段と、該補正
信号に基づいて該発光素子アレイ駆動回路に該パルス幅
変調された信号を供給するタイミングを制御するタイミ
ング制御手段とからなるため揺動反射鏡の揺動動作自体
に偏向の非直線性が残存する場合であっても、発光素子
アレイの発光開始時刻を変化させて直線性を補正するこ
とにより良好な直線性を得ることができる。
【0021】また、本発明の走査装置は、多数の発光素
子を直線状に配列して構成した発光素子アレイと、画像
情報信号によりパルス幅変調された信号を個々の該発光
素子に供給して該発光素子アレイを駆動する発光素子ア
レイ駆動回路と、該発光素子が配列された直線と直交す
る方向に該発光素子アレイが放射する光束を偏向する揺
動反射鏡と、該揺動反射鏡を所定角度の範囲で揺動せし
めるアクチュエータと、該アクチュエータを駆動するア
クチュエータ駆動回路と、該アクチュエータ駆動回路を
制御する制御回路と、該揺動反射鏡の揺動角度位置を検
出して位置信号を出力する検出手段とを複数組有してな
る走査装置において、該揺動反射鏡が位置すべき角度位
置を指示する共通のコマンド信号を個々の該制御回路に
与えるコマンド信号発生回路と、該コマンド信号と個々
の該検出手段にとって検出された個々の該位置信号とを
比較してそれぞれの差信号を出力する比較手段と、該そ
れぞれの差信号と略逆特性の補正信号をそれぞれ発生す
る補正信号発生手段と、該それぞれの補正信号に基づい
て個々の該発光素子アレイ駆動回路に該パルス幅変調さ
れた信号を供給するタイミングを制御するタイミング制
御手段とからなるため良好な偏向の直線性が得られるば
かりか、各揺動反射鏡によって偏向される光束はこれら
の光束が集光されるべき面上において良好に一致したも
のとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の基本構成を示すブロック図で
ある。
【図2】本発明の他の実施例の基本構成を示すブロック
図である。
【図3】図1又は図2におけるクロック発生回路の構成
を示すブロック図である。
【図4】本発明のコマンド信号、ポジション信号、補正
信号の関係を示す図である。
【図5】空間光変調素子を用いたプロジェクタ装置の概
略構成を示す平面図である。
【図6】図5の書き込み光学系及び空間光変調素子を示
す斜視図である。
【図7】空間光変調素子の積層構造およびその動作原理
を示す斜視図である。
【図8】従来の走査装置の基本構成を示すブロック図で
ある。
【図9】本発明の実施例における発光素子アレイの発光
タイミングを説明するためのタイミングチャートであ
る。
【符号の説明】
1 ガラス基板 2 透明電極 3 光導電体層 4 遮光膜 5 誘電体ミラー 6 光変調層 7 透明電極 8 ガラス基板 9 駆動用電源 10 空間光変調素子 11 書き込み光学系 12 読み出し光学系 13 LED素子 14 LEDアレイ 15 第1の書き込みレンズ 16 ガルバノミラー装置 17 第2の書き込みレンズ 18 読み出し光源 19 偏光ビームスプリッタ 20 投影レンズ 21 スクリーン 22 コマンド信号発生回路 23 制御回路 24 スキャナ駆動回路 25 センサ 26 A/D変換器 27 A/D変換器 28 演算回路 29 補正信号発生回路 30 クロック発生回路 31 映像信号処理回路 32 LED駆動専用IC 33 遅延量設定回路 34 遅延回路 35 クロック発生ROM 114 LEDアレイ 116 ガルバノミラー装置 123 制御回路 124 スキャナ駆動回路 125 センサ 126 A/D変換器 131 映像信号処理回路 132 LED駆動専用IC

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数の発光素子を直線状に配列して構成し
    た発光素子アレイと、 画像情報信号によりパルス幅変調された信号を個々の該
    発光素子に供給して該発光素子アレイを駆動する発光素
    子アレイ駆動回路と、 該発光素子が配列された直線と直交する方向に該発光素
    子アレイが放射する光束を偏向する揺動反射鏡と、 該揺動反射鏡を所定角度の範囲で揺動せしめるアクチュ
    エータと、 該アクチュエータを駆動するアクチュエータ駆動回路
    と、 該アクチュエータ駆動回路を制御する制御回路と、 該揺動反射鏡が位置すべき角度位置を指示するコマンド
    信号を該制御回路に与えるコマンド信号発生回路と、 該揺動反射鏡の揺動角度位置を検出して位置信号を出力
    する検出手段と、 該コマンド信号と該位置信号とを比較して差信号を出力
    する比較手段と、 該差信号と略逆特性の補正信号を発生する補正信号発生
    手段と、 該補正信号に基づいて該発光素子アレイ駆動回路に該パ
    ルス幅変調された信号を供給するタイミングを制御する
    タイミング制御手段とを具備してなる走査装置。
  2. 【請求項2】多数の発光素子を直線状に配列して構成し
    た発光素子アレイと、 画像情報信号によりパルス幅変調された信号を個々の該
    発光素子に供給して該発光素子アレイを駆動する発光素
    子アレイ駆動回路と、 該発光素子が配列された直線と直交する方向に該発光素
    子アレイが放射する光束を偏向する揺動反射鏡と、 該揺動反射鏡を所定角度の範囲で揺動せしめるアクチュ
    エータと、 該アクチュエータを駆動するアクチュエータ駆動回路
    と、 該アクチュエータ駆動回路を制御する制御回路と、 該揺動反射鏡の揺動角度位置を検出して位置信号を出力
    する検出手段とを複数組有してなる走査装置において、 該揺動反射鏡が位置すべき角度位置を指示する共通のコ
    マンド信号を個々の該制御回路に与えるコマンド信号発
    生回路と、 該コマンド信号と個々の該検出手段にとって検出された
    個々の該位置信号とを比較してそれぞれの差信号を出力
    する比較手段と、 該それぞれの差信号と略逆特性の補正信号をそれぞれ発
    生する補正信号発生手段と、 該それぞれの補正信号に基づいて個々の該発光素子アレ
    イ駆動回路に該パルス幅変調された信号を供給するタイ
    ミングを制御するタイミング制御手段とを具備してなる
    走査装置。
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