JPH0879191A - 多重伝搬特性測定装置 - Google Patents

多重伝搬特性測定装置

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JPH0879191A
JPH0879191A JP6206857A JP20685794A JPH0879191A JP H0879191 A JPH0879191 A JP H0879191A JP 6206857 A JP6206857 A JP 6206857A JP 20685794 A JP20685794 A JP 20685794A JP H0879191 A JPH0879191 A JP H0879191A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の異なる伝搬路を経由するとともに各伝
搬路でマルチパスフェージングを受けた複数の送信波を
受信し、これらを基に多重伝搬特性を測定するようにし
た多重伝搬特性測定装置に関し、複数の伝搬路の多重伝
搬特性を同じ周波数帯を用いて同時に測定できるように
することを目的とする。 【構成】 互いに異なる空間位置に配置された複数の送
信装置1a〜1nと、これらから送信される複数の送信
波を移動しながら受信する受信装置2とから成る。複数
の送信装置1a〜1nは、複数の離散的なスペクトラム
成分から構成される送信波をそれぞれが発生するととも
に、各送信波を構成するスペクトラム構成成分が同一周
波数帯の周波数軸上で互いに重ならないように配置され
た送信波をそれぞれが発生する。受信装置2は、各送信
装置から送信され、複数の異なる伝搬路を経由するとと
もに各伝搬路でマルチパスフェージングを受けた各送信
波を同時に受信し、これらを基に多重伝搬特性を測定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多重伝搬特性測定装置
に関し、特に、複数の異なる伝搬路を経由するとともに
各伝搬路でマルチパスフェージングを受けた複数の送信
波を受信し、これらを基に多重伝搬特性を測定するよう
にした多重伝搬特性測定装置に関する。
【0002】近年、移動体通信の発展が目覚ましく、そ
れに伴い高速データ伝送の可能な移動体通信システムが
求められるようになっている。そうしたシステム開発に
は多重伝搬特性が予め分かっている必要があり、本発明
はこの多重伝搬特性を測定する装置に係わる。
【0003】
【従来の技術】一般に、例えば市街地の道路上を移動局
を移動させた場合、移動局が道路上に分布する電界強度
の定在波の中を横切るので、受信電圧は時間的に激しく
変動し、所謂マルチパスフェージングが発生する。同一
の送信波が複数の経路を通って受信点に至る多重波伝搬
路においては、電界強度に周波数依存特性があるため、
マルチパスフェージングにも周波数依存特性が現れてく
る。このような伝搬路で広帯域信号を伝送すると、広帯
域信号のスペクトラムが変形し、伝送信号の品質が劣化
することになる。
【0004】したがって、移動体通信システムにおいて
高品質の高速データ伝送を行うためには、多重伝搬特性
を事前に測定して、それをシステム設計に反映させる必
要がある。
【0005】従来、こうした多重伝搬特性を測定する方
法として、多重伝搬の遅延時間を測定する方法があっ
た。この方法では、多重波伝搬の遅延量と受信電力とか
ら遅延プロファイルを計測していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この従来の多重伝搬の
遅延時間を測定する方法は、1つの基地局から多重波伝
搬路を経て1つの移動局に至るような1つの伝搬路に関
する多重伝搬特性を測定することを前提としている。
【0007】一方、互いに異なった位置に配置され、同
一帯域の送信信号を送出する複数の基地局から、各多重
波伝搬路を経て1つの移動局に至るような複数の伝搬路
に対して、同時に測定された多重伝搬特性が求められて
いる。すなわち、こうした測定結果が、基地局の適正配
置、同一周波数帯域で発生する干渉の防止、送信ダイバ
ーシチ、受信ダイバーシチ等に利用可能であり、また、
複数の伝搬路に対して個別に測定を行う場合に比べ、同
時に測定することにより、測定に費やす時間の節約が期
待できる。こうしたことから、複数の伝搬路の多重伝搬
特性を同時に測定する装置の提供が求められている。
【0008】こうした要請にも拘らず、従来の多重伝搬
特性の測定方法は、1つの伝搬路の多重伝搬特性を測定
するものであり、複数の伝搬路の多重伝搬特性を同時に
測定することはできなかった。
【0009】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、複数の伝搬路の多重伝搬特性を同じ周波数帯
を用いて同時に測定することを可能とした多重伝搬特性
測定装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明では上記目的を達
成するために、図1に示すように、互いに異なる空間位
置に配置された複数の送信装置1a〜1nと、これらか
ら送信される複数の送信波を移動しながら受信する受信
装置2とから成る多重伝搬特性測定装置が提供される。
【0011】複数の送信装置1a〜1nは、複数の離散
的なスペクトラム成分から構成される送信波をそれぞれ
が発生するとともに、各送信波を構成するスペクトラム
構成成分が同一周波数帯の周波数軸上で互いに重ならな
いように配置された送信波をそれぞれが発生する。受信
装置2は、各送信装置から送信され、複数の異なる伝搬
路を経由するとともに各伝搬路でマルチパスフェージン
グを受けた各送信波を同時に受信し、これらを基に多重
伝搬特性を測定する。
【0012】
【作用】以上のような構成において、送信装置1aから
送出された送信波を構成する離散的なスペクトラム構成
成分をf1(1)〜f1(k)とし、同様に、送信装置1bから
送出された送信波を構成する離散的なスペクトラム構成
成分をf2(1)〜f2(k)とし、送信装置1nから送出され
た送信波を構成する離散的なスペクトラム構成成分をf
n(1)〜fn(k)とした場合に、受信装置2によって、複数
の送信装置1a〜1nからの各送信波を受信し、周波数
軸上のスペクトラムに変換すると、スペクトラム構成成
分が、例えば図5に示すように配置されたスペクトラム
が得られる。得られたスペクトラムではスペクトラム構
成成分が互いに充分分離されているので、各送信波の解
析を一遍に行うことが可能である。
【0013】なお、これらのスペクトラム構成成分は、
異なる伝搬路をそれぞれ経由し、それらの各伝搬路でマ
ルチパスフェージングを受けており、したがって、これ
らのスペクトラム構成成分を解析することにより、多重
伝搬特性を得ることができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の多重伝搬特性測定装置の実施
例を図面に基づいて説明する。図2,図3は、第1の実
施例の構成を示すブロック図であり、図2は送信装置の
内部構成を示し、図3は受信装置の内部構成を示す。
【0015】図1における送信装置1a〜1nはそれぞ
れ略同じ構成を備えており、図2は、そのうちの送信装
置1aの内部構成を示す。以下、図2における送信装置
1aの内部構成を説明するに際し、この送信装置1aの
各部での信号形態を示す図4を適宜参照する。
【0016】図2において、クロック信号発生部3は基
準となるクロック信号fckl1〔図4(A)〕を拡散信号
発生部4およびフレーム信号発生部5へ送る。フレーム
信号発生部5は、クロック信号fckl1を基に、所定数の
クロック信号が入力される毎にフレーム信号fFLT1を発
生し〔図4(A)〕、拡散信号発生部4へ送る。拡散信
号発生部4は、クロック信号fckl1およびフレーム信号
FLT1を基に、クロック周期を1ビットとし、多数ビッ
トからなる拡散パターンをフレーム信号周期で繰り返し
発生し〔図4(A)〕、変調部6へ送る。変調部6に
は、搬送波信号発生部7から搬送波fTLO1が送られてお
り、変調部6は、搬送波fTLO1を拡散信号発生部4から
送られた拡散信号で変調して送信波fTX1 としてアンテ
ナから送出する〔図4(B)〕。この送信波fTX1 のス
ペクトラムは、中心周波数をfTLO1とし、周波数間隔f
FLT1で離散的に拡散されたスペクトラム構成成分
1(1),f 1(2),・・f1(k)から構成される。なお、例
えば「搬送波fTLO1」と表記したときに、搬送波fTLO1
の周波数がfTLO1であることを示していることとする。
したがって、同様に、フレーム信号fFLT1の周波数はf
FLT1であり、スペクトラム構成成分f1(1)の周波数はf
1(1)である。
【0017】送信装置1bの内部構成も送信装置1aの
内部構成と基本的には同じであるが、送信装置1bの搬
送波信号発生部で発生される搬送波fTLO2の周波数f
TLO2が、搬送波fTLO1の周波数fTLO1よりもΔf=f
FLT1/n(nは送信装置の数)だけオフセットされてい
る。そして、送信装置1bのフレーム信号発生部が発生
するフレーム信号fFLT2の周波数fFLT2はフレーム信号
FLT1の周波数fFLT1と同じである。これにより、中心
周波数をfTLO2(=fTLO1+Δf)とし、周波数間隔f
FLT2(=fFLT1)で離散的に拡散されたスペクトラム構
成成分f2(1),f2( 2),・・f2(k)から構成される送信
波fTX2 が送出される。
【0018】同様にして、送信装置1nの内部構成も送
信装置1aの内部構成と基本的には同じであるが、送信
装置1nの搬送波信号発生部で発生される搬送波fTLOn
の周波数fTLOnが、隣接の搬送波fTLO(n-1)の周波数f
TLO(n-1)よりもΔfだけオフセットされている。そし
て、送信装置1nのフレーム信号発生部が発生するフレ
ーム信号fFLTnの周波数fFLTnはフレーム信号fFLT1
周波数fFLT1と同じである。すなわち、fFLT1=fFLT2
=・・=fFLTnである。これにより、中心周波数をf
TLOn〔=fTLO1+(n−1)Δf〕とし、周波数間隔f
FLTn(=fFLT1)で離散的に拡散されたスペクトラム構
成成分fn(1),fn(2),・・fn(k)から構成される送信
波fTXn が送出される。
【0019】したがって、こうした送信装置1a〜1n
から送信された送信波fTX1 〜fTX n を、後述のように
受信装置において同時に受信して周波数軸上のスペクト
ラムに展開した場合には、図5に示すようなスペクトラ
ム構成成分の配置になる。
【0020】つぎに、図3を参照して受信装置を説明す
る。図中、受信部8は送信波fTX1〜fTXn を同時に受
信し、IF信号に変換して時間軸/周波数軸変換部9へ
送る。時間軸/周波数軸変換部9は、本願出願人による
特願平5−315203号に記載の複素フーリエ変換回
路と同じ回路であり、時間軸上のIF信号を周波数軸上
のスペクトラムに変換し、受信波測定部10へ送る回路
である。時間軸/周波数軸変換部9で得られるスペクト
ラムが、図5に示すスペクトラムである。受信波測定部
10は、得られたスペクトラムを基に、送信波fTX1
TXn のそれぞれに対し電力値を算出し、つぎの解析部
11において、それらを基に多重伝搬特性の各種の解析
を行う。
【0021】以上のように送受信装置を構成し、送信装
置1a〜1nを、空間的に離れた各基地局の設置予定位
置にそれぞれ置いて送信を行わせ、これらから送出され
る電波を、移動する受信装置2によって受信する。各送
信波は、異なる伝搬路をそれぞれ経由し、それらの各伝
搬路でマルチパスフェージングを受け、受信装置2に到
達する。受信装置2で同時に受信された各受信波を構成
するスペクトラム構成成分は互いに明確に分離されてい
るので、複数の伝搬路に関する多重伝搬特性の解析を一
遍に行うことが可能となる。この解析結果は、例えば、
基地局の適正配置等に利用可能である。
【0022】なお、上記の実施例では、各送信波を構成
するスペクトラム構成成分が周波数軸上で互いに重なら
ないように配置するために、図5に示すようなスペクト
ラム構成成分の配置を行なっているが、この際に重要な
ことは、スペクトラム構成成分が周波数軸上で互いに重
ならないように配置されていることであり、必ずしも、
送信装置1bの搬送波fTLO2の周波数fTLO2が、隣接の
搬送波fTLO1の周波数fTLO1よりも正確にΔf=fFLT1
/nだけオフセットされている必要もないし、また、送
信装置1bのフレーム信号fFLT2の周波数fFLT2がフレ
ーム信号fFLT1の周波数fFLT1に正確に一致している必
要はない。
【0023】さらに、スペクトラム構成成分が周波数軸
上で互いに重ならないという条件さえ満たせば、図6に
示すように、送信波fTX1 のスペクトラム構成成分f
1(4)からΔfだけ離れた位置に送信波fTX2 のスペクト
ラム構成成分f2(1)が配置される程までも、搬送波f
TLO1の周波数fTLO1と搬送波fTLO2の中心周波数fTLO2
とを離してもよい。
【0024】つぎに、第2の実施例を説明する。第2の
実施例は、第1の実施例の構成と基本的に同じである
が、受信装置の受信波測定部が異なる。第2の実施例の
受信波測定部には、周波数軸上で互いに重ならないはず
のスペクトラム構成成分が、送信側の周波数の不安定性
などのために重なった場合にその重なった部分だけをス
ペクトラムから取り除く機能が別に含まれる。その部分
だけを図7に示す。
【0025】すなわち、図7において、分配部13に、
スペクトラム構成成分f1(1)〜f1( k), 2(1)
2(k),・・fn(1)〜fn(k)が入力され、分配部13
は、それらを窓推定部14a〜14nにそれぞれ分配す
る。窓推定部14a〜14nは、送信波fTX1 〜fTXn
にそれぞれ対応して設けられるものであり、窓推定部1
4aは、送信波fTX1 のスペクトラム構成成分f1(1)
1(k)がそれぞれ発生されるべき位置に所定の周波数幅
を持った窓をそれぞれ設定する。同様に、窓推定部14
bは、送信波fTX2 のスペクトラム構成成分f2(1)〜f
2(k)がそれぞれ発生されるべき位置に所定の周波数幅を
持った窓をそれぞれ設定し、窓推定部14nは、送信波
TXn のスペクトラム構成成分fn(1)〜fn(k)がそれぞ
れ発生されるべき位置に所定の周波数幅を持った窓をそ
れぞれ設定する。スペクトラム構成成分f 1(1)〜fn(k)
は周波数軸上で重ならないように配置されているので、
これらの窓の中には、本来ならば1つのスペクトラム構
成成分しか入らない筈である。
【0026】つぎの除去部15a〜15nでは、対応の
窓推定部で設定された各窓の中に複数のスペクトラム構
成成分が入っていないかどうかを調べ、1つだけ入って
いれば問題はないと判断してその1つのスペクトラム構
成成分を出力する。一方、複数のスペクトラム構成成分
が入っていれば、これらのスペクトラム構成成分を解析
対象にすることには無理があると判断してこれらの複数
のスペクトラム構成成分をスペクトラムから除去する。
なお、この際、この除去が行われるべき複数のスペクト
ラム構成成分は、他の窓においても除去対象となってい
る筈であるので、除去部どうしの間で照合を行い、確認
を行う。
【0027】以上の構成において、窓の所定の周波数幅
を、受信波測定部や解析部の分解能を考慮して設定す
る。これにより、どの受信波に所属するスペクトラム構
成成分であるかを特定できないスペクトラム構成成分を
予め除去することができ、解析の信頼性を高めることが
可能となる。
【0028】つぎに、第3の実施例を説明する。図8は
第3の実施例の構成図である。第3の実施例の構成は第
1の実施例の構成と基本的には同じであるので、同じ構
成部分には同じ符号を付してその説明を省略し、異なる
部分だけを説明する。
【0029】第3の実施例では、各送信装置1a〜1n
と対応のアンテナとの間に切替スイッチ17a〜17n
がそれぞれ挿入されるとともに、切替スイッチ17a〜
17nが切替部18に接続される。また、受信部8とア
ンテナとの間にも切替スイッチ19が挿入されるととも
に、切替スイッチ19が切替部18に接続される。さら
に、受信波測定部10と解析部とに記憶部20が接続さ
れる。
【0030】こうした構成において、まず測定開始前
に、切替スイッチ17a〜17nおよび切替スイッチ1
9が図に示す側と反対の側にそれぞれ切替えられ、各送
信装置1a〜1nが切替部18を経由して受信装置に接
続される。すなわち、まず測定開始前に、送信信号が空
中の伝搬路を経ずに直接受信装置に送られる。これは、
各送信装置1a〜1nを、各基地局が設置されるべき位
置にそれぞれ配置する前に各送信装置1a〜1nに対し
て実施されることが望ましい。そして、切替部18が、
送信装置1a〜1nのうちの1つを順次選択して受信装
置に接続するようにする。受信装置では、その選択され
た送信装置からの送信信号を、受信部8、時間軸/周波
数軸変換部9を介してスペクトラムに変換し、受信波測
定部10で周波数軸上の電力値を算出し、これを記憶部
20へ送って記憶する。したがって、送信装置1a〜1
nの全てに対する選択が終了すると、記憶部20には、
伝搬系の影響を受けない各送信信号の電力値が記憶され
る。
【0031】つぎに切替スイッチ17a〜17nおよび
切替スイッチ19を、図に示す側にそれぞれ切替え、各
送信装置1a〜1nが対応のアンテナから送信を行う。
各伝搬路を経由した各送信波がアンテナを経て受信装置
に受信され、第1の実施例と同じ通常の受信処理が行わ
れる。解析部11では、通常の受信処理で得られたデー
タを、記憶部20に記憶されたデータにより補正して、
測定系の影響を除去した上で、多重伝搬特性の解析を行
う。
【0032】すなわち、記憶部20に記憶された送信装
置1aからの送信信号のスペクトラム構成成分の電力値
をPR1(1),R1(2),・・PR1(k) とし、同様に、送信装
置1bからの送信信号のスペクトラム構成成分の電力値
をPR2(1),R2(2),・・PR2 (k) とし、送信装置1nか
らの送信信号のスペクトラム構成成分の電力値をPRn
(1),Rn(2),・・PRn(k) とする。そして、通常の受信
処理で得られた送信装置1aからの送信波のスペクトラ
ム構成成分の電力値をP1(1), 1(2), ・・P1( k)
し、同様に、送信装置1bからの送信波のスペクトラム
構成成分の電力値をP2(1), 2(2), ・・P2(k)とし、
送信装置1nからの送信波のスペクトラム構成成分の電
力値をPn(1), n(2), ・・Pn(k)とする。この場合
に、補正されたP1(1)はP1(1)/PR1(1) となり、同様
に、補正されたP1(2)はP1(2)/PR1(2 ),・・補正され
たP1(k)はP1(k)/PR1(k) 、補正されたP2(1)はP
2(1)/PR2 (1),・・補正されたP2(k)はP2(k)/P
R2(k) 、補正されたPn(1)はPn(1)/P Rn(1),・・補正
されたPn(k)はPn(k)/PRn(k) となる。
【0033】これにより、精度の高い多重伝搬特性の測
定が可能となる。なお、第3の実施例では、測定開始前
に、切替部18が送信装置1a〜1nのうちの1つを順
次選択して受信装置に接続するようにしているが、これ
に代わって、切替部18の回路位置に合成部を置き、こ
の合成部によって、測定開始前に、各送信装置1a〜1
nからの送信信号を合成して受信装置へ、空中の伝搬路
を経ずに直接送るようにしてもよい。
【0034】また、第3の実施例の送信装置において、
クロック信号発生部および搬送波信号発生部を高安定発
振器を用いて各送信信号の周波数の安定性を高めるよう
にしてもよい。
【0035】つぎに、第4の実施例を説明する。図9は
第4の実施例の受信装置の内部構成図である。第4の実
施例の各送信装置は第1の実施例の各送信装置と同じ構
成である。また第4の実施例の受信装置の構成は第1の
実施例の受信装置の構成と基本的には同じであるので、
同じ構成部分には同じ符号を付して説明を省略し、相違
する部分だけを説明する。
【0036】第4の実施例では、受信部22を、周波数
コンバータ22a、複数の異なる周波数の局部発振を行
う局部発振器22b等で構成する。局部発振器22bの
発振すべき周波数は解析部11によって制御される。周
波数コンバータ22aは、受信部22の他の構成要素が
受信した各送信波に、局部発振器22bからの局部発振
信号を混合してIF信号に変換する。各送信装置から送
られる送信波の帯域に比べ、受信部22の受信帯域を比
較的狭く設定するとともに、局部発振器22bの発振す
る局部発振信号の周波数を順次シフトすることにより、
送信波の全ての帯域を受信できるようにする。
【0037】これにより、広帯域な測定が可能となる。
つぎに、第5の実施例を説明する。図10は第5の実施
例の受信装置の内部構成図である。第5の実施例の各送
信装置は第1の実施例の各送信装置と同じ構成である。
第5の実施例の受信装置の構成は第1の実施例の受信装
置の構成と基本的には同じであるので、同じ構成部分に
は同じ符号を付して説明を省略し、相違する部分だけを
説明する。
【0038】第5の実施例では、時間軸/周波数軸変換
部9の後に電力値・位相計算部24を設ける。電力値・
位相計算部24には、時間軸/周波数軸変換部9からI
チャネル信号とQチャネル信号とが入力され、これらを
基に電力値Pおよび位相θが算出され、受信波測定部1
0へ送られる。解析部11では、電力値のみならず位相
をも基に多重伝搬特性の解析を行う。
【0039】つぎに、第6の実施例を説明する。図11
は第6の実施例の受信装置の構成部分である解析部の内
部構成図である。第6の実施例の各送信装置は第1の実
施例の各送信装置と同じ構成である。第6の実施例の受
信装置の構成は第5の実施例の受信装置の構成と基本的
には同じである。ただし、解析部が、XY軸変換部2
6、ベクトル合成部27等から構成されている。
【0040】XY軸変換部26には受信波測定部10か
ら、送信装置1aからの送信波のスペクトラム構成成分
の電力値P1(1)〜P1(k)および位相θ1(1)〜θ1(k)、送
信装置1bからの送信波のスペクトラム構成成分の電力
値P2(1)〜P2(k)および位相θ2(1)〜θ2(k)、・・送信
装置1nからの送信波のスペクトラム構成成分の電力値
n(1)〜Pn(k)および位相θn(1)〜θn(k)が送られる。
これらをXY軸変換部26はX軸およびY軸にそれぞれ
変換してX1(1)〜Xn(k)およびY1(1)〜Yn(k)を求め、
ベクトル合成部27へ送る。
【0041】ベクトル合成部27は、図12に示すよう
に、送信波毎のスペクトラム構成成分のベクトル合成を
行う。すなわち、送信装置1aからの送信波の合成ベク
トルのX軸の値X1 は(X1(1)+X1(2)+・・+
1(k))、Y軸の値Y1 は(Y1(1)+Y1(2)+・・+Y
1(k))であり、同様に、送信装置1nからの送信波の合
成ベクトルのX軸の値Xn は(Xn(1)+Xn(2)+・・+
n(k))、Y軸の値Yn は(Yn(1)+Yn(2)+・・+Y
n(k))である。
【0042】こうして得られた送信波毎の合成ベクトル
のX軸の値およびY軸の値を基に、解析部では各受信波
の搬送波位相回転特性を求める。なお、第6の実施例に
おいて、時間軸/周波数軸変換部で変換されたスペクト
ラムに対して、この時間軸/周波数軸変換部で要した処
理時間分の補正を行うようにしてもよい。すなわち、該
当の信号の周波数をf、測定インターバルをΔtとする
ときに、次式(1)で表される補正値Δθを求め、周波
数変換の時間差を補正するようにしてもよい。
【0043】
【数1】 Δθ=Δt×f ・・・(1) また、ベクトル合成部27でのベクトル合成を複数回に
亘って行うようにしてもよい。複数回のベクトル合成に
より、雑音による影響を低減できるとともに、スペクト
ラムの平滑化ができる。
【0044】つぎに、第7の実施例を説明する。第7の
実施例の構成は第5の実施例の構成と基本的に同じであ
る。ただし、解析部に記憶部が接続され、この記憶部に
は、各送信波の周波数軸上の電力値と位相の補正値とが
予め記憶される。
【0045】位相の補正値の算出方法を以下に示す。各
送信波のスペクトルの電力値と位相とを、(P
R1, θR1),(PR2, θR2 , ・・(PRn, θRn)とす
ると、位相差は下記式で表される。
【0046】
【数2】 ΔθR1,2=θR1−θR2 ・・・(2a) ΔθR2,3=θR2−θR3 ・・・(2b) ・・・ ΔθR(n-1),n=θR(n-1)−θRn ・・・(2n) したがって、これらの位相差の平均値Δθm は次のよう
になる。
【0047】
【数3】 Δθm =〔Σ(ΔθR(i-1),i)/n〕,(i=2〜n) ・・・(3) これらを用いて、位相の補正値δθr を、下記式(4)
に基づき算出する。
【0048】
【数4】 δθr =(ΔθR(r-1),r+ΔθRr,(r+1))/2−Δθm ・・・(4) このように算出された位相の補正値が記憶部に予め記憶
される。
【0049】なお、Δθm は定数部分であるので、0に
してもよい。受信装置では、第5の実施例と同様にして
各送信波のスペクトルの電力値と位相とを測定する。そ
の結果、各送信波のスペクトルの電力値と位相との実測
値(P1,θ1 ),(P2,θ2 , ・・(Pn,θn )が得
られたとする。そこで、解析部が、記憶部に記憶された
位相の補正値とを用いて実測値を補正する。すなわち、
測定された位相の位相差に対して下記式(5)のような
補正を加え、補正された位相差Δθj,(j+1) を得る。
【0050】
【数5】 Δθj,(j+1) =θj −θ(j+1) −(δθj +δθ(j+1) )/2 ・・(5) このような補正が行われることにより、測定系の影響が
除去され、スペクトラムの測定時間差が補正される。解
析部では、こうしたデータを用いて多重伝搬特性を求め
るようにする。
【0051】つぎに、第8の実施例を説明する。第8の
実施例の構成は第1の実施例の構成と基本的に同じであ
る。ただし、第8の実施例では、解析部において、各受
信波のスペクトラムに対応した電力値を基に自己周波数
相関を求める。
【0052】すなわち、各送信波i(i=1〜n)の受
信スペクトラムの電力値を、Pi(1) , i(2), ・・P
i(k)とすると、自己周波数相関η(Δd)は下記式
(6)から求められる。
【0053】
【数6】
【0054】ただし、Δdは、相関をとる周波数間隔を
表す。これにより、多数の伝搬路の自己周波数相関を同
じ周波数帯で同時に求めることが可能となる。
【0055】つぎに、第9の実施例を説明する。第9の
実施例の構成は第5の実施例の構成と基本的に同じであ
る。ただし、第9の実施例では、解析部において、各受
信波のスペクトラムに対応した電力値および位相を基に
伝達関数を求める。
【0056】すなわち、振幅周波数特性を、ラグランジ
ェの公式を用いて下記式(7)から求める。
【0057】
【数7】 Gh (f) =g1(f)Ph(1)(f)+g2(f)Ph(2)(f)+・・+ gk (f) Ph(k)(f) (ただしh=1〜n) ・・・(7) ここで、fは伝送帯域内の周波数である。また、g1(f)
〜gk (f) は下記式(8)で表される。
【0058】
【数8】 gi (f) = (f-f1) ・・(f-fi-1)(f-fi+1)・・(f-fk ) / (fi -f1)・・(fi -fi-1)(fi -fi+1)・・(fi -fk ) ・・・(8) また、位相特性を、隣接間の位相差で表現して下記式
(9a),(9b)から求める。
【0059】
【数9】 Δθi = (θi-1i )+( θi - θi+1) /2 ・・・(9a) Dh (f) =d1(f)Δθh(1)+ d2(f)Δθh(2)+ ・・+ dk (f) Δθh(k) (ただしh=1〜n) ・・・(9b) ここで、d1(f)〜dk (f) は下記式(10)で表され
る。
【0060】
【数10】 di (f) = (f-f1) ・・(f-fi-1)(f-fi+1)・・(f-fk ) / (fi -f1)・・(fi -fi-1)(fi -fi+1)・・(fi -fk ) ・・・(10) これにより、多数の伝搬路の伝達関数を同じ伝送帯域で
同時に求めることができる。
【0061】つぎに、第10の実施例を説明する。図1
3は、第10の実施例の受信装置を構成する解析部の内
部構成図である。第10の実施例の構成は第1の実施例
の構成と基本的に同じであるが、第10の実施例では、
解析部が平均値・パワー極小値検出部29、ノッチ検出
部30等を備える。
【0062】平均値・パワー極小値検出部29には、各
受信波の電力値Ph(1)〜Ph(k)が入力する。hは1〜n
の値を取る。したがって、実際には、送信波に対応して
1( 1), 1(2), ・・P1(k)、P2(1), 2(2), ・・P
2(k)、・・Pn(1), n(2),・・Pn(k)が入力される。
これらを基に、平均値・パワー極小値検出部29は下記
式(11)に基づき平均値Pmhを算出する。以下におい
ても、hは1〜nの値を取る。
【0063】
【数11】 Pmh=〔ΣPh(k)〕/k, (k=1〜k) ・・・(11) また、平均値・パワー極小値検出部29は下記式(1
2)に基づきパワー極小値Bh (h=1〜n)を算出す
る。
【0064】
【数12】 Bh =Min(Ph(i), (i=1〜k) ・・・(12) ここで、Min(Ph(i))は、i=1〜kにおいて、P
h(i)<Ph(i-1)およびPh(i)<Ph(i+1)を満足するP
h(i)の値を意味する。
【0065】以上のように算出された平均値Pmhおよび
パワー極小値Bh を基に、ノッチ検出部30がノッチN
h (h=1〜n)を検出する。すなわち、パワー極小値
h が平均値Pmhよりも小さく、しかもその差が規定値
以上あることという条件と、パワー極小値Bh と両サイ
ドの極大値との間に規定値以上の差があることという条
件とを満たすパワー極小値Bh を検出し、これをノッチ
h として出力する。
【0066】かくして、第10の実施例では、多数の伝
搬路の伝送帯域内振幅ノッチ分布を同じ伝送帯域で同時
に求めることができる。つぎに、第11の実施例を説明
する。
【0067】図14は、第11の実施例の受信装置を構
成する解析部の内部構成図である。第11の実施例の構
成は第1の実施例の構成と基本的に同じであるが、第1
1の実施例では、解析部が平均値検出部32、D/U検
出部33等を備える。
【0068】平均値検出部32には、各受信波の電力値
h(1)〜Ph(k)(h=1〜n)が入力される。これらを
基に、平均値検出部32は、第10の実施例と同様に、
平均値Pmhを算出し、D/U検出部33へ送る。
【0069】D/U検出部33では、複数の受信波のう
ちの1つを、受信を希望する受信波としたときの信号電
力対妨害電力比D/Uを、送られた平均値Pmhを使用し
て算出する。
【0070】例えば、送信装置1bから送信された送信
波を希望受信波とした場合には、他の送信装置から送信
された送信波は全て妨害波となり、D/Uは下記式(1
3)に基づき算出される。
【0071】
【数13】 D/U=Pm2/(Pm1+Pm3+Pm4+・・+Pmn) ・・・(13) なお、ここで、受信側で発生する雑音電力をNとする
と、信号電力対雑音電力比C/NはPm2/Nとなる。こ
うしたC/Nを使用して、D/(N+U)が下記式(1
4)から算出できる。
【0072】
【数14】 D/(N+U)=1/〔1/(D/U)+1/(C/N)〕・・・(14) つぎに、第12の実施例を説明する。
【0073】第12の実施例は、第9の実施例および第
11の実施例を応用したものであり、構成は第1の実施
例の構成と基本的に同じである。第12の実施例の受信
装置の解析部では、第9の実施例と同じようにして振幅
周波数特性Gi (f) を求める。
【0074】これを級数展開で表示すると下記式(1
5)のようになる。
【0075】
【数15】
【0076】ここで、D/(N+U)と、a1,2,3
から符号誤り率BERを表すと下記式(16)のように
なる。
【0077】
【数16】 BER=E(D/U,C/N,a1,2,3 ) ・・・(16) これを、シミュレーション、実験等から求めておき、測
定値から符号誤り率BERを推定する。
【0078】つぎに、第13の実施例を説明する。第1
3の実施例は、第10の実施例および第11の実施例を
応用したものであり、構成は第1の実施例の構成と基本
的に同じである。
【0079】第13の実施例の受信装置の解析部では、
第10の実施例と同じようにしてノッチNh を検出し、
これを基にノッチの周波数Nf およびノッチの深さND
を求める。また、第11の実施例と同じようにD/U,
C/Nを求める。
【0080】符号誤り率BERは下記式(17)のよう
に表される。
【0081】
【数17】 BER=E(D/U,C/N,Nf ,ND ) ・・・(17) この関係をシミュレーション、実験等により求めてお
き、測定値から符号誤り率BERを推定する。
【0082】つぎに、第14の実施例を説明する。第1
4の実施例の各送信装置は第1の実施例と同じであり、
受信装置は第1の実施例を基本にしている。図15は第
14の実施例の受信装置の内部構成図である。図中、第
1の実施例と同じ部分には同じ符号を付し、その説明を
省略する。
【0083】第14の実施例では、複数の指向性アンテ
ナ34a〜34mを設置する。これらのアンテナ34a
〜34mの設置に際しては、各指向性を合成したときに
得られる指向性が広角度になるように立体的に配置す
る。各アンテナ34a〜34mには受信部35a〜35
mをそれぞれ接続する。受信部35a〜35mは第1の
実施例の受信部8と同じ構成とする。そして、受信部3
5b〜35mに周波数シフト部36b〜36mをそれぞ
れ接続する。周波数シフト部36b〜36mは、受信部
35b〜35mでそれぞれ受信された受信波を互いに異
なる所定量だけ周波数シフトする。受信部35aおよび
周波数シフト部36b〜36mの出力は合成部37に入
力され、合成される。
【0084】周波数シフト部36b〜36mの動作を図
16を参照して説明する。受信部35a〜35mは第1
の実施例の受信部8と同じ動作をしており、受信部35
a〜35mの受信波のスペクトラムはそれぞれがSaの
ようになっている。すなわち、第1の実施例の図5に示
すスペクトラムと同じように、スペクトラムSaはスペ
クトラム構成成分f1(1)〜fn(k)から成っている。これ
に対して、周波数シフト部36bは、スペクトラムSa
を有した受信波を周波数fsだけシフトしてスペクトラ
ムSbを有した受信波を作成し、合成部37へ出力す
る。つぎの周波数シフト部ではスペクトラムSaを有し
た受信波を周波数2fsだけシフトして合成部37へ出
力する。このように順次周波数シフトを行い、その結
果、合成部37に入力された各受信波を合成すると、各
スペクトラム構成成分が互いに重ならず、かつ各スペク
トラムSa,Sb,・・Smが接近した合成スペクトラ
ムを有した合成信号が得られる。この合成信号を、第1
の実施例のように時間軸/周波数軸変換部9で周波数軸
上のスペクトラムに変換すると、図16の最下段に示す
スペクトラムが得られる。
【0085】このスペクトラムを基に、送信スペースダ
イバーシチ、受信ダイバーシチ等の特性を得ることがで
きる。つぎに、第15の実施例を説明する。
【0086】図17は、第15の実施例の各送信装置の
構成図である。第15の実施例では、各送信装置40〜
42に同一のフレーム同期信号を供給するフレーム同期
信号発生部39を設ける。各送信装置40〜42の内部
構成は同じであり、送信装置40は、拡散信号発生部4
0a、基準信号発生部40b、変調部40c、搬送波信
号発生部40dからなる。基準信号発生部40bは、フ
レーム同期信号発生部39から送られたフレーム同期信
号に基づきクロック信号を発生して拡散信号発生部40
aへ送る。拡散信号発生部40aは、送られたフレーム
同期信号に基づきフレーム同期をとった上で、クロック
信号に基づき拡散信号を発生する。変調部40cおよび
搬送波信号発生部40dの動作は、第1の実施例の変調
部6および搬送波信号発生部7と同じである。したがっ
て、第15の実施例では、各送信装置から出力される送
信波のフレームは完全に同期がとれている。
【0087】一方、第15の実施例の受信装置の構成
は、図18に示すようになっており、受信部43、フレ
ームタイミング検出部44、解析部45から成る。受信
部43は、第1の実施例の受信部8と同じであり、各送
信装置40〜42からの送信波を同時に受信し、IF信
号にそれぞれ変換する。フレームタイミング検出部44
は、各受信波のフレームタイミングを検出し、解析部4
5へ送る。解析部45では、送られた各受信波のフレー
ムタイミングを基に、各送信装置からの絶対遅延時間お
よび各送信装置間の相対遅延時間を算出する。
【0088】すなわち、拡散信号を周波数展開で表現す
ると、下記式(18)のようになる。
【0089】
【数18】
【0090】搬送波角周波数をω0 とし、搬送波を拡散
信号でBPSK変調すれば、被変調波Cは下記式(1
9)のようになる。
【0091】
【数19】
【0092】これがΔt時間後に到来すれば、その受信
波Cr は下記式(20)のようになる。
【0093】
【数20】
【0094】ここで、ω(t−Δt)は不定とし、角周
波数ω0 を基準に考えると、t0 での各スペクトラムの
位相θn (t0)は下記式(21)のようになる。
【0095】
【数21】 θn (t0)=Δω・n(t0 −Δt) ・・・(21) 高安定な発振器を使用することにより、δωのズレがΔ
ωに比べ充分小さければ、絶対遅延時間Δtが下記式
(22)に基づき算出できる。
【0096】
【数22】 Δt=〔θn (t0)−Δω・nt0 〕/Δω・n ・・・(22) また、相対遅延時間δtnmは下記式(23)に基づき算
出できる。
【0097】
【数23】 δtnm=Δtn −Δtm ・・・(23)
【0098】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、互いに
異なる空間位置に配置された複数の送信装置と、これら
から送信される複数の送信波を移動しながら受信する受
信装置とから構成する。複数の送信装置は、複数の離散
的なスペクトラム成分から構成される送信波をそれぞれ
が発生するとともに、各送信波を構成するスペクトラム
構成成分が同一周波数帯の周波数軸上で互いに重ならな
いように配置された送信波をそれぞれが発生する。受信
装置は、各送信装置から送信され、複数の異なる伝搬路
を経由するとともに各伝搬路でマルチパスフェージング
を受けた各送信波を同時に受信し、これらを基に多重伝
搬特性を測定する。
【0099】こうした構成により、受信装置で得られた
スペクトラムではスペクトラム構成成分が互いに充分分
離されているので、各送信波の解析を一遍に行うことが
可能である。なお、これらのスペクトラム構成成分は、
異なる伝搬路をそれぞれ経由し、それらの各伝搬路でマ
ルチパスフェージングを受けており、したがって、これ
らのスペクトラム構成成分を解析することにより、多重
伝搬特性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】第1の実施例の送信装置の内部構成図である。
【図3】第1の実施例の受信装置の内部構成図である。
【図4】(A)は送信装置の各部で発生する信号の時間
軸上の形態を示す図であり、(B)は送信装置の出力信
号の周波数軸上の形態を示す図である。
【図5】受信装置で受信した信号のスペクトラムを示す
図である。
【図6】被変調波の他の例を示す図である。
【図7】第2の実施例の受信装置の部分構成図である。
【図8】第3の実施例の構成図である。
【図9】第4の実施例の受信装置の内部構成図である。
【図10】第5の実施例の受信装置の内部構成図であ
る。
【図11】第6の実施例の受信装置を構成する解析部の
内部構成図である。
【図12】ベクトル合成を示す図である。
【図13】第10の実施例の受信装置を構成する解析部
の内部構成図である。
【図14】第11の実施例の受信装置を構成する解析部
の内部構成図である。
【図15】第14の実施例の受信装置の内部構成図であ
る。
【図16】周波数の配置を示す図である。
【図17】第15の実施例の各送信装置の構成図であ
る。
【図18】第15の実施例の受信装置の内部構成図であ
る。
【符号の説明】
1a 送信装置 1b 送信装置 1n 送信装置 2 受信装置

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の異なる伝搬路を経由するとともに
    各伝搬路でマルチパスフェージングを受けた複数の送信
    波を受信し、これらを基に多重伝搬特性を測定するよう
    にした多重伝搬特性測定装置において、 複数の離散的なスペクトラム成分から構成される送信波
    をそれぞれが発生するとともに、各送信波を構成するス
    ペクトラム構成成分が同一周波数帯の周波数軸上で互い
    に重ならないように配置された送信波をそれぞれが発生
    する、互いに異なる空間位置に配置された複数の送信装
    置と、 前記各送信装置から送信され、複数の異なる伝搬路を経
    由するとともに各伝搬路でマルチパスフェージングを受
    けた各送信波を同時に受信し、これらを基に多重伝搬特
    性を測定する、移動可能である受信装置と、 を有することを特徴とする多重伝搬特性測定装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の送信装置は、拡散信号をそれ
    ぞれ発生する各拡散信号発生手段と、対応の拡散信号発
    生手段が発生する拡散信号に基づき搬送波をそれぞれ変
    調する各変調手段と、対応の変調手段で変調された被変
    調波を空間にそれぞれ送出する各送出手段とを、含むこ
    とを特徴とする請求項1記載の多重伝搬特性測定装置。
  3. 【請求項3】 前記受信装置は、前記複数の送信装置か
    ら送られた各送信波を同時に受信する受信手段と、前記
    受信された各受信波を周波数軸上のスペクトラムに変換
    する変換手段と、前記スペクトラムを基に多重伝搬特性
    を解析する解析手段とを、含むことを特徴とする請求項
    1記載の多重伝搬特性測定装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の送信装置は、拡散信号をそれ
    ぞれ発生する各拡散信号発生手段と、周波数が互いに異
    なる搬送波をそれぞれ備え、対応の拡散信号発生手段が
    発生する拡散信号に基づき自己の搬送波をそれぞれ変調
    する各変調手段と、対応の変調手段で変調された被変調
    波を空間にそれぞれ送出する各送出手段とを、含むこと
    を特徴とする請求項1記載の多重伝搬特性測定装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の送信装置は、前記各送信波を
    構成する全スペクトラム構成成分が周波数軸上で離散的
    に配置され、互いに重ならないようにされた各送信波を
    それぞれ送出することを特徴とする請求項1記載の多重
    伝搬特性測定装置。
  6. 【請求項6】 前記受信装置は、前記複数の送信装置か
    ら送られた各送信波を同時に受信する受信手段と、前記
    受信された各受信波を周波数軸上のスペクトラムに変換
    する変換手段と、前記スペクトラムにおいてスペクトラ
    ムを構成する複数の成分の互いの間隔が所定の周波数間
    隔よりも狭い場合に、これらの複数の成分を前記スペク
    トラムから除いた上で出力する除去手段と、前記除去手
    段の出力を基に多重伝搬特性を解析する解析手段とを、
    含むことを特徴とする請求項1記載の多重伝搬特性測定
    装置。
  7. 【請求項7】 前記複数の送信装置は、拡散信号を他の
    送信装置と同一の時間間隔でそれぞれ発生する各拡散信
    号発生手段と、周波数が互いに異なる搬送波をそれぞれ
    備え、対応の拡散信号発生手段が発生する拡散信号に基
    づき自己の搬送波をそれぞれ変調する各変調手段と、対
    応の変調手段で変調された被変調波を空間にそれぞれ送
    出する各送出手段とを、含むことを特徴とする請求項1
    記載の多重伝搬特性測定装置。
  8. 【請求項8】 前記受信装置は、前記複数の送信装置か
    らの各送信波を各搬送路を経由せずに直接受信する直接
    受信手段と、前記直接受信された各受信波を周波数軸上
    のスペクトラムに変換する第1の変換手段と、前記第1
    の変換手段で変換されたスペクトラムを記憶する記憶手
    段と、前記複数の送信装置から各搬送路を経由して送ら
    れた各送信波を同時に受信する受信手段と、前記受信手
    段で受信された各受信波を周波数軸上のスペクトラムに
    変換する第2の変換手段と、前記第2の変換手段で変換
    されたスペクトラムを前記記憶手段に記憶されたスペク
    トラムで補正した上で、この補正値に基づき多重伝搬特
    性を解析する解析手段とを、含むことを特徴とする請求
    項1記載の多重伝搬特性測定装置。
  9. 【請求項9】 前記受信装置は、複数の受信帯域のうち
    のいずれかの1つに順次切り替える切替制御を行う切替
    制御手段と、受信可能な複数の帯域を有し、前記切替制
    御手段の出力に基づいて前記複数の受信帯域のうちのい
    ずれかを選択し、その選択した受信帯域において前記複
    数の送信装置から送られた各送信波を同時に受信する受
    信手段と、前記受信された各受信波を周波数軸上のスペ
    クトラムに変換する変換手段と、前記スペクトラムを基
    に多重伝搬特性を解析する解析手段とを、含むことを特
    徴とする請求項1記載の多重伝搬特性測定装置。
  10. 【請求項10】 前記受信装置は、前記複数の送信装置
    から送られた各送信波を同時に受信する受信手段と、前
    記受信された各受信波を周波数軸上のスペクトラムに変
    換する変換手段と、前記スペクトラムを基にスペクトラ
    ム構成成分毎の電力値および位相を算出して多重伝搬特
    性を解析する解析手段とを、含むことを特徴とする請求
    項1記載の多重伝搬特性測定装置。
  11. 【請求項11】 前記受信装置は、前記複数の送信装置
    から送られた各送信波を同時に受信する受信手段と、前
    記受信された各受信波を周波数軸上のスペクトラムに変
    換する変換手段と、前記変換されたスペクトラムを基に
    スペクトラム構成成分毎の電力値および位相を算出して
    受信波毎のベクトル合成を行うベクトル合成手段と、前
    記ベクトル合成手段で合成された各合成ベクトルを基に
    各受信波の搬送波位相回転特性を求める解析手段とを、
    含むことを特徴とする請求項1記載の多重伝搬特性測定
    装置。
  12. 【請求項12】 前記受信装置は、前記複数の送信装置
    から送られた各送信波を同時に受信する受信手段と、前
    記受信された各受信波を周波数軸上のスペクトラムに変
    換する変換手段と、前記変換されたスペクトラムに対し
    て前記変換手段で要した処理時間分の補正を行う補正手
    段と、前記補正手段で補正されたスペクトラムを基にス
    ペクトラム構成成分毎の電力値および位相を算出して受
    信波毎のベクトル合成を行うベクトル合成手段と、前記
    ベクトル合成手段により複数回合成された合成ベクトル
    を基に多重伝搬特性を解析する解析手段とを、含むこと
    を特徴とする請求項1記載の多重伝搬特性測定装置。
  13. 【請求項13】 前記受信装置は、前記複数の送信装置
    からの各送信波の周波数軸上の電力値と位相の補正値と
    を予め記憶する記憶手段と、前記複数の送信装置から各
    搬送路を経由して送られた各送信波を同時に受信する受
    信手段と、前記受信手段で受信された各受信波を周波数
    軸上のスペクトラムに変換する変換手段と、前記変換さ
    れたスペクトラムを前記記憶手段に記憶された電力値と
    位相の補正値とで補正し、この補正されたスペクトラム
    を基に多重伝搬特性を解析する解析手段とを、含むこと
    を特徴とする請求項1記載の多重伝搬特性測定装置。
  14. 【請求項14】 前記受信装置は、前記複数の送信装置
    から送られた各送信波を同時に受信する受信手段と、前
    記受信された各受信波を周波数軸上のスペクトラムに変
    換する変換手段と、前記変換されたスペクトラムを基に
    各受信波の自己周波数相関を解析する解析手段とを、含
    むことを特徴とする請求項1記載の多重伝搬特性測定装
    置。
  15. 【請求項15】 前記受信装置は、前記複数の送信装置
    から送られた各送信波を同時に受信する受信手段と、前
    記受信された各受信波を周波数軸上のスペクトラムに変
    換する変換手段と、前記変換されたスペクトラムを基
    に、信号電力対妨害電力比D/U、信号電力対雑音電力
    比C/N、および伝達関数または伝送帯域内の振幅ノッ
    チを求め、前記求められた各値を基に各受信信号の伝送
    品質を推定する解析手段とを、含むことを特徴とする請
    求項1記載の多重伝搬特性測定装置。
  16. 【請求項16】 前記受信装置は、指向性をそれぞれ備
    え、各指向性を合成して得られる全指向性が広角度にな
    るように立体的に配置された複数のアンテナと、前記複
    数のアンテナにそれぞれ接続され、前記複数の送信装置
    から送られた各送信波を同時に受信する複数の受信手段
    と、前記複数の受信手段にそれぞれ接続され、前記受信
    された受信波を互いに異なる所定量だけそれぞれ周波数
    シフトする複数の周波数シフト手段と、前記複数の周波
    数シフト手段でそれぞれ周波数シフトされた各受信波を
    合成する合成手段と、前記合成手段の出力を周波数軸上
    のスペクトラムに変換する変換手段と、前記変換された
    スペクトラムを基に多重伝搬特性を解析する解析手段と
    を、含むことを特徴とする請求項1記載の多重伝搬特性
    測定装置。
  17. 【請求項17】 前記複数の送信装置は、拡散信号をそ
    れぞれ発生する各拡散信号発生手段と、対応の拡散信号
    発生手段が発生する拡散信号に基づき搬送波をそれぞれ
    変調する各変調手段と、対応の変調手段で変調された被
    変調波を空間にそれぞれ送出する各送出手段と、前記各
    拡散信号発生手段で発生される各拡散信号のフレームの
    同期をとるフレーム同期手段とを含み、前記受信装置
    は、前記複数の送信装置から送られた各送信波を受信す
    る受信手段と、前記受信された各受信波のフレームタイ
    ミングをそれぞれ検出するフレームタイミング検出手段
    と、前記検出された各フレームタイミングを基に前記各
    送信装置からの絶対遅延時間および各送信装置間の相対
    遅延時間を解析する解析手段とを含むことを特徴とする
    請求項1記載の多重伝搬特性測定装置。
  18. 【請求項18】 前記フレーム同期手段は、各送信装置
    へフレーム同期信号を送るフレーム同期信号送出手段を
    含み、前記各拡散信号発生手段は前記フレーム同期信号
    に基づきフレーム同期をとった拡散信号をそれぞれ発生
    することを特徴とする請求項17記載の多重伝搬特性測
    定装置。
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