JPH087787B2 - カラ−画像の領域抽出方法 - Google Patents

カラ−画像の領域抽出方法

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JPH087787B2
JPH087787B2 JP62156460A JP15646087A JPH087787B2 JP H087787 B2 JPH087787 B2 JP H087787B2 JP 62156460 A JP62156460 A JP 62156460A JP 15646087 A JP15646087 A JP 15646087A JP H087787 B2 JPH087787 B2 JP H087787B2
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Japan
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color image
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英輔 中須
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、カラー画像の特定対象領域を色情報によ
り抽出する画像処理方法に関するものである。
(従来の技術) 従来、カラー画像の特定対象領域の抽出方法として
は、例えばR,G,Bの3原色について夫々の分布頻度を計
算し、各値の上下限のしきい値を求めて特定の色の領域
を抜き出す方法があった。
(発明が解決しようとする問題点) 従来例でカラー画像の例えば、R,G,Bの3原色につい
て夫々のヒストグラムを計算してそれぞれの上下限のし
きい値を定める方法では、色空間上で重なり合った分布
を有する領域の分離が難しかった。
第4図にRおよびG軸の2つの色に対する画像の分布
の一例を示す。第4図でR−G面での作図の下側の図は
これをG軸上に投影した頻度分布であり、左側の図はR
軸上に投影した頻度分布である。第4図の場合Rおよび
G軸に投影した頻度分布でしきい値を定め、画像の特定
対象領域を分離することは不可能であり、投影する軸を
変更したり、順次RあるいはG軸の範囲を限定して分布
を調べ、しきい値を定める方法を用いても、自然画像の
ように多くの対象物を含み、色の分布が複雑な画像に対
しては、特定の領域の抽出が的確に行なわれるに至って
いない。
そこで本発明の目的は、上述の如き従来技術の欠点に
鑑み、複数の2次元ヒストグラムの分布状態より、対話
的に抽出対象領域の分布する範囲を指定することによ
り、複雑な情景のカラー画像についても容易に対象領域
の抽出できるカラー画像の領域抽出方法を提供せんとす
るものである。
(問題点を解決するための手段) この目的を達成するため本発明カラー画像の領域抽出
方法は、カラー画像から特定の対象領域を抽出するにあ
たり、前記カラー画像と前記カラー画像の少なくとも3
つの色成分に関する複数の2次元ヒストグラムを表示
し、該表示されたカラー画像の抽出対象領域内の1個ま
たは複数個の代表点の2次元色平面上に対応する位置
と、前記表示された複数の2次元ヒストグラムを参照し
て平面上のしきい値を指示し、複雑な情景の画像から前
記特定の対象領域を対話的に抽出することを特徴とする
ものである。
(実施例) 以下添付図面を参考し実施例により本発明方法を詳細
に説明する。
第1図に本発明領域抽出方法を具現するに好適なハー
ド構成実施例のブロック線図を示す。
画像入力装置1はカラー画像を装置に入力してR成
分、G成分、B成分を画像メモリ2に書込む。2次元ヒ
ストグラム作成手段3は画像メモリ2から画素データを
1画素ずゝ読出し、画素の2つの色の組合わせの分布頻
度を計算し、2次元ヒストグラムメモリ4に書込む。表
示装置5は画像メモリ2および2次元ヒストグラムメモ
リ4の内容を表示する。
2次元ヒストグラム表示の1例を第2図に示す。第2
図において各チャートにおける頻度は、こゝでは斜線の
密度で示したが、実際の表示装置上では明るさで表示さ
れる。ポインティング装置6は表示装置5で表示された
カラー画像および2次元ヒストグラムを参照して、画像
の代表点および2次元しきい値の指定を行なう。第2図
でこのしきい値の指定は例えば破線領域11,12,13でそれ
ぞれ示される。2次元しきい値メモリ7はポインティン
グ装置6で指定した2次元しきい値を記憶する。カラー
座標検出手段8はポインティング装置6で指定した画像
の代表点に対応する2次元色平面上の位置の計算、およ
び2次元しきい値メモリ7の内容に従って画像領域の抽
出を行なう。CPU9はプログラム・ワーキングメモリ10に
格納されている制御プログラムに従って各種装置の制御
を行なう。
次に第3図を用いて本発明方法に関わる領域抽出方法
のフローチャートを説明する。
ステップ21で画像メモリ2に格納されているカラー画
像からカラー画面全体について2次元ヒストグラムを計
算する。次にステップ22において表示装置5に表示され
ている画像を参照し、ポインティング装置6を用いて抽
出対象領域の1個乃至複数個の画素の代表点の位置座標
を指示する。ステップ23では代表点のR,G,Bの値から表
示装置5に表示されている2次元ヒストグラム上の対応
する位置について表示する色を変えて例示する観視者に
わかるように別の色で表示する。次に2次元ヒストグラ
ムおよび例示した代表点の色平面上の位置を参照し、ス
テップ24においてポインティング装置6により2次元し
きい値(例えばB−G平面における第2図の12)を指示
し、ステップ25でカラー座標検出手段8により上記指示
範囲に含まれる画素を画像から抽出する。
抽出結果が不十分な場合、すなわち意図した画面上の
色画素以外の色画素も抽出された場合は、他の色平面
(例えばR−G,R−B平面)で前述の代表点について上
述の操作を繰り返し、2次元しきい値(第2図の11,1
3)を追加指定し、これらを繰り返し行って再帰的に収
斂的に精度を高めていく(第3図のフィードバックライ
ン参照)。
上述の操作で抽出された領域がなお不満足な場合、あ
るいは既に抽出された領域以外に特定する対象領域があ
る場合には、ステップ22に戻って改めて前記代表点以外
の代表点を指定して抽出をやりなおす。
上述の例では、画像のR,G,Bの3原色を使用したが、
2次元ヒストグラム上でより分離のすぐれた座標系、あ
るいは明度,彩度,色相との対応のよい座標系に変換し
て本操作を実行してもよいし、また3種の2次元ヒスト
グラムを用いる例を示したが、これを2種にしてもよ
い。
(発明の効果) 以上述べてきたように本発明抽出方法を使用すること
により、画像の色情報について2次元のヒストグラムを
作成し、2次元の色平面上の分布と、操作者が指定した
抽出対象領域の代表点に対応する色平面上の位置を表示
して、対話的に2次元のしきい値を指定して領域を抽出
するため、複雑な情景の画像に対しても効果的に正しく
対象物を抽出できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明方法を具現するに好適なハード構成実
施例のブロック線図を示し、 第2図は、本発明に関わる2次元ヒストグラムとそのし
きい値の1例を示し、 第3図は、本発明に関わる処理フローチャートを示し、 第4図は、従来例によるカラー画像の色平面上の分布の
1例を示す。 1……画像入力装置、2……画像メモリ 3……2次元ヒストグラム作成手段 4……2次元ヒストグラムメモリ 5……表示装置、6……ポインティング装置 7……2次元しきい値メモリ 8……カラー座標検出手段 9……CPU 10……ワーキングメモリ・プログラム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カラー画像から特定の対象領域を抽出する
    にあたり、前記カラー画像と前記カラー画像の少なくと
    も3つの色成分に関する複数の2次元ヒストグラムを表
    示し、該表示されたカラー画像の抽出対象領域内の1個
    または複数個の代表点の2次元色平面上に対応する位置
    と、前記表示された複数の2次元ヒストグラムを参照し
    て平面上のしきい値を指示し、複雑な情景の画像から前
    記特定の対象領域を対話的に抽出することを特徴とする
    カラー画像の領域抽出方法。
JP62156460A 1987-06-25 1987-06-25 カラ−画像の領域抽出方法 Expired - Lifetime JPH087787B2 (ja)

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JPS6186064A (ja) * 1984-10-05 1986-05-01 Nippon Light Metal Co Ltd 無機質繊維を配合した金属質複合体の製造方法
JP4830501B2 (ja) * 2005-02-21 2011-12-07 オムロン株式会社 基板検査方法および装置、並びに、その検査ロジック設定方法および装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6074874A (ja) * 1983-09-30 1985-04-27 Fujitsu Ltd 画像色彩分離方式
JPS61213975A (ja) * 1985-03-18 1986-09-22 Fujitsu Ltd 領域検出方式

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