JPH0877312A - Icカードを用いる携帯端末 - Google Patents

Icカードを用いる携帯端末

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JPH0877312A
JPH0877312A JP6214821A JP21482194A JPH0877312A JP H0877312 A JPH0877312 A JP H0877312A JP 6214821 A JP6214821 A JP 6214821A JP 21482194 A JP21482194 A JP 21482194A JP H0877312 A JPH0877312 A JP H0877312A
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card
lid
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portable terminal
accommodating
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JP6214821A
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Yuhei Abe
雄平 阿部
Takashi Azumi
隆史 安積
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ICカードを用いる携帯端末において、極め
てシンプルなICカードの装着メカニズムをとりなが
ら、ICカードの装着部に防水機能を持たせ、雨天時等
の屋外で携帯端末を使用することを可能とし、また、万
一ICカードの装着部に水滴等が付着しても容易に除去
可能とすること。 【構成】 ICカードを収納し、このICカードと電子
情報の授受を行なう携帯端末1において、ICカードを
単に上から嵌め込むだけのICカードの外形形状に見合
った収納部3と、この収納部を開放する位置と閉塞する
位置とを選択的にとる回動可能な蓋8と、収納部の外周
を囲むように蓋もしくは携帯端末のケースの少なくとも
一方に設けたシール部材7とを設け、蓋を閉じた状態で
は、シール部材が蓋とケースとの間に密着するようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ICカードの電子情報
をアクセスする、ICカードを用いる携帯端末に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ICカードを使用したシステムは、通常
屋内で使用する場合が多いので、ICカードを用いる情
報処理装置のカード挿入口は、雨滴等の浸入を防ぐため
の防水構造はとられていないが、この種のICカードを
使用したシステムで、雨滴等の浸入を防ぐための防水対
策を施したものには、実開平1−144957号公報に
開示された技術がある。この先願公報に示されたICカ
ードのリーダー/ライターは、ICカードの挿入口に手
指等で持ち上げ可能な扉(自動販売機の紙幣挿入口等で
よく見られるような扉)を配設し、これによって、雨,
粉塵にさらされている自動販売機等の、屋外でのICカ
ード及びリーダー/ライターの動作エラーや劣化を防止
するようにしている。
【0003】上記した先願公報に示されるような、自動
販売機等に付設するICカードのリーダー/ライターの
ように、ICカードの自動スライド搬送機構をもつ比較
的大型のリーダー/ライターでは、ICカードの挿入口
に扉を設けることも可能であり、また、場合によって
は、システム内に浸入した雨滴等を排除する手段を付設
することも可能である。
【0004】ところで、近時普及しつつある携帯端末に
おいても、持ち運びや取り扱いが容易なICカードを用
いることが多くなると想定され、小型・軽量化が要求さ
れる携帯端末においては、ICカードの装着機構もコン
パクトで簡易なことが要求される。したがって、携帯端
末においては、ICカードの装着部に大かがりな防水機
構を設けることは困難であり、前記先願公報の構成を採
用することは実質上不可能である。
【0005】このようなカードを用いる携帯端末におい
て、防水・防塵対策を施した従来技術としては、米国特
許第5265951号明細書に開示された技術が挙げら
れる。この米国特許明細書では、カードリーダー機能を
具備した携帯型の小型情報処理装置において、カードを
スライド挿入するための挿入口に、フレキシブルなシー
ルド部材を配して、これによって防水・防塵機能を持た
せるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した米
国特許第5265951号明細書に開示された従来技術
では、カードをスライド挿入させる構成をとっており、
カード装着機構の大幅な簡素化には不向きであり、ま
た、挿入口から水滴等が内部に一旦浸入してしまった場
合には、浸入した水滴等を排除するのが困難である。
【0007】また、従来のICカードを使用するシステ
ムは、ICカードの保有者自身がICカードをアクセス
する機器を保有していない場合が大半であり、汎用の第
3者の機器にICカードを挿入した後は、第3者のシス
テムまかせでICカードのアクセスが行なわれるので、
悪意の第3者のシステムがICカードに対して不正なア
クセスを行なっても、これをチェックできないので、I
Cカードの管理上で問題があるという指摘があった。
【0008】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
その目的とするところは、ICカードを用いる携帯端末
において、極めてシンプルなICカードの装着メカニズ
ムをとりながら、ICカードの装着部に防水機能を持た
せ、雨天時等の屋外で携帯端末を使用することを可能と
し、また、万一ICカードの装着部に水滴等が付着して
も容易に除去可能とすることにある。
【0009】また、本発明の目的とするところは、IC
カードを携帯端末に収納する際、ICカードを押さえる
だけで、ICカードが仮止めされる構造とし、落下を防
げるようにすることにある。
【0010】また、本発明の目的とするところは、IC
カードを収納する携帯端末に無線や光通信等の送受信機
能を組み込み、ICカードの内容を他の電子装置に転送
する場合等には、携帯端末の保有者自身が転送内容をチ
ェックし、または転送することを判断出来るようにする
ことで、不正なICカードのアクセスを防止することに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、ICカードを収納し、このICカードと
電子情報の授受を行なう携帯端末において、ICカード
を単に上から嵌め込むだけのICカードの外形形状に見
合った収納部と、この収納部を開放する位置と閉塞する
位置とを選択的にとる回動可能な蓋と、収納部の外周を
囲むように蓋もしくは携帯端末のケースの少なくとも一
方に設けたシール部材とを設け、蓋を閉じた状態では、
シール部材が蓋とケースとの間に密着するように、構成
される。
【0012】また、上記収納部の周りを弾性部材で形成
し、ICカードを収納部に収納した状態では、ICカー
ドの端面を軽い弾性力で保持するように、構成される。
【0013】また、携帯端末には、非接触で他の電子機
器と電子情報の通信を行う通信機能と、通信内容のチェ
ック及びその他の処理動作を確認するため、情報の表示
手段やキー入力手段等を具備させる。
【0014】
【作用】収納部の外周を囲むように、シリコンゴム等の
弾性ある部材からなるシール部材を、蓋の裏面もしくは
携帯端末のケース上面の少なくとも一方に設け、蓋を閉
じてロックした状態では、シール部材が弾性変形して蓋
とケースとの間に密着する。したがって、ICカードの
収納部が外気に対して気密状態となり、雨天時等の屋外
で、ICカードを装着した状態で携帯端末を使用して
も、ICカードの装着部に雨滴が浸入することを確実に
防止できる。そして、ICカードまたは携帯端末の電子
情報を他の電子機器と通信する際、携帯端末に密閉され
た例えば光学通信手段を介して通信を行うようにされ
る。その結果、屋外で使用する際、上記のようにICカ
ードを収納した状態で操作が可能のため、雨滴等による
電気端子のリークに起因する通信の障害は生じない。さ
らにまた、万一ICカードの収納部に水滴等が付着して
も、蓋を開けると容易にこれを除去することができる。
【0015】また、ICカードを単に上から嵌め込むだ
けのICカードの外形形状に見合った収納部は、ICカ
ードを収納部に収納した状態では、ICカードの端面を
軽い弾性力で保持するので、蓋を開けた状態で携帯端末
を誤って逆さまにしても、ICカードが落下する虞がな
くなる。さらに、ICカードを単に上から嵌め込むだけ
とした収納部は、極めてシンプルな構成となり、上記の
シール部材も簡易なもので済むので、携帯端末に設ける
ICカードの装着メカニズムを極めてシンプルに、且
つ、薄型化できる。
【0016】また、ICカードを他の電子機器に挿入し
なくても、使用者自身が管理する携帯端末を介して、I
Cカードと他の電子機器とが電子情報の送受信を行なう
ことができるため、ICカードを第3者の機器に委ねる
必要がなくなり、ICカードの内容を第3者に改竄され
る虞の無い信頼性の高いICカードシステムを構築でき
る。
【0017】
【実施例】以下、本発明を図示した実施例によって説明
する。図1は、本発明の第1実施例に係る携帯端末を示
す斜視図である。図1において、1は携帯端末、3は、
携帯端末1のケース2の上面に設けたICカードの収納
部である。この収納部3は、ICカードを単に上から嵌
め込むだけで、ICカードを位置決め・収納できるよう
になっており、ICカードの外形形状に見合った形状の
浅い凹部となっている。
【0018】図2は、上記収納部3の周辺を示す図で、
収納部3の周りのケース2部分は、一部または全部をシ
リコンゴム等の弾性部材で形成してある。また、収納部
3の寸法は、ICカードの外形と略同等か、やや小さく
設定してある。したがって、収納部3へICカード4を
単に上から嵌め込むだけで、図2に示したICカード4
の収納状態では、ICカード4の端面は軽い弾性力で保
持されるようになっている。すなわち、ICカード4を
収納部3に嵌めると、弾性部材で構成される収納部3の
周囲の一部または全部が弾性変形し、その結果、ICカ
ード4には弱い側圧がかかるため、容易には外れなくな
るように構成されている。
【0019】よって、携帯端末1にICカード4を装着
して、後述する蓋を閉じるまでの間に、携帯端末1を不
注意で逆さまにするようなことが起きても、ICカード
4が地面に落下して損傷することを防止することが可能
なようになっている。なお、ICカード4にかける側圧
は微小なもので、収納部3を下に向けても落下しない程
度であれば充分で、ICカード4の機能が障害を受けな
いレベルに設定されている。
【0020】ICカード4を収納部3から外すには、I
Cカード4を外的な力で抜き取る必要が生じる。このた
め、図1,2に示すように、収納部3の側部の一部に
は、手指等が挿入可能な収納部3よりも深い切欠き5が
設けてあり、ICカード4を抜き取る際、指の腹をIC
カード4の側端に当てて、ICカード4を収納部3より
容易に起こして取り出せるようにしてある。このよう
に、指の腹をICカード4の側端に当てて取り出せる構
造とすると、他の指をICカード4の表面に添えること
が出来、ICカード4をつまんで取り出すことが出来る
ため、取外し時もICカード4が落下して損傷すること
を防止できる。
【0021】なお、図1に示すように、収納部3の一部
には、ICカード4の図示せぬ接触電極端子と接続する
ための接触電極端子6が設けられているが、携帯端末1
とICカード4とが非接触式に電子情報の授受を行なう
場合には、接触電極端子6は割愛される。
【0022】図1,2に示すように、収納部3の外周
(4囲)を囲むように、ケース2の上面には、シリコン
ゴム等の弾性ある防水材で構成されたシール部材7が接
合されている。このシール部材7は、後述する蓋を閉じ
てロックした際には、弾性変形して蓋の裏面にも密着
し、収納部3を外気に対して気密状態に保つようになっ
ている。なお、シール部材7は、ケース2の上面に替え
て蓋の裏面側に設けても、あるいは、ケース2の上面と
蓋の裏面の両者に設けても差し支えない。
【0023】図1に示すように、ケース2には回動可能
な蓋8が取り付けてあり、この蓋8は支軸9を回動中心
として回動し、収納部3を開放する位置と閉塞する位置
とを選択的にとり得るようになっている。本実施例で
は、蓋8は開放方向への偏倚力を図示せぬバネによって
付与されているが、このバネは割愛してもよい。また、
本実施例では、蓋8は閉塞位置をとった際には、ロック
機構によって閉塞状態を維持されるようになっている。
【0024】図3は、上記のロック機構を示す要部断面
図である。図3において、10は回動可能な係止部材
で、一方端に鈎部10aが形成されており、蓋8に支持
部材11を介して取り付けられた支軸12を回転中心と
して、回動可能なようになっている。上記係止部材10
は、図示の都合上破線でシンボル的に示すバネ13によ
って、ロック方向(図3で反時計回り方向)への回動偏
倚力を付与されており、このバネ13の力によって、ケ
ース2の前端面部に設けたロック用凹部14に係合する
ようになっている。なお、15は、蓋8にスライド可能
なように取り付けたロック解除ボタンで、このロック解
除ボタン15の後端は、バネ13で偏倚された係止部材
10に常時当接している。
【0025】いま、蓋8の開放状態において、収納部3
にICカード4を前記したように装着した後、蓋8を閉
じて蓋8が閉塞完了位置の直前までくると、ケース2と
係止部材10の鈎部10aとの当接により、係止部材1
0が反ロック方向へ回動する。そして、なおも蓋8を閉
じて、係止部材10の鈎部10aがロック用凹部14と
対向する位置までくると、バネ13の力で係止部材10
はロック方向へ回動・復帰し、係止部材10の鈎部10
aがロック用凹部14と係合し、これによって蓋8は閉
塞状態を維持される。
【0026】この蓋8の閉塞・ロック状態では、前記し
たようにシール部材7が弾性変形して蓋8とケース2と
の間に密着する。したがって、収納部3が外気に対して
気密状態となり、雨天時等の屋外で、ICカード4を装
着した状態で携帯端末1を使用しても、ICカード4の
装着部に雨滴が浸入することを確実に防止できる。
【0027】また、蓋8の閉塞状態から蓋8を開ける際
には、ロック解除ボタン15を押し込むことにより、係
止部材10をバネ13の力に抗して反ロック方向へ回動
させ、これによって係止部材10の鈎部10aをロック
用凹部14から離脱させると、前記したように蓋8は開
放方向への偏倚力を付勢されているので、蓋8は自動的
に開放位置へ移動する。
【0028】なお、図1において、16は後記する携帯
端末1内の光通信手段用の光学窓であり、ケース2に埋
め込まれて密閉構造となっている。したがって、携帯端
末1が光通信手段によって他の電子機器と赤外線を用い
た光通信を行なう際に、前記したようにICカード4の
収納部3が気密構造をとり得ることと相俟って、携帯端
末1にICカード4を装着した状態で、支障なく光通信
を行なるようになっている。
【0029】なおまた、本実施例では、ICカード4の
装着/取外しは、蓋8の開閉と、収納部3への上からの
嵌め込み/切欠き5利用の離脱とによって行うため、仮
りに蓋8を開けた状態で収納部3へ雨滴の侵入があって
も、雨滴を容易に拭き取ることが出来、保守も容易とな
る。
【0030】図4は、本実施例の携帯端末1の制御系の
構成を示すブロック図である。図4において、1は前記
した携帯端末、26は携帯端末と通信を行なう他の電子
機器である。20は携帯端末1内の各部の制御を司る信
号処理回路で、ICカード4と情報の授受も行なう。2
1は光通信手段で、他の電子機器と例えば赤外線を用い
た光通信を行なう。また、22は指示・入力手段として
のキー入力手段、23は液晶ディスプレイよりなる表示
手段、24はメモリ、25は音声あるいは振動等によっ
て警報を発するアラーム手段である。なお、携帯端末1
内には、この他に必要に応じて音声入出力手段などを設
けてもよい。
【0031】ICカード4の電子情報は、携帯端末1の
信号処理回路20によって読み出され、その結果は、必
要に応じ光通信手段21によって、他の電子機器26と
赤外線で送受信する。そのため、雨天の屋外等であって
も、携帯端末1は密閉されているため、信号の送受信動
作に支障は無い。また、ICカード4の情報を携帯端末
1を介して他の電子機器26に送信、あるいは、他の電
子機器26からの情報を携帯端末1を介してICカード
4に書き込めるので、ICカード4を第3者の管理する
他の電子機器26に挿入しなくても、データの送受信が
出来る。そのため、ICカードのアクセス管理を第3者
の機器に委ねる必要がなくなり、また、表示手段23に
よって通信内容のチェックや、送信すべきデータか、あ
るいはICカード4に書き込むべき正しいデータかを判
断でき、第3者が無断でICカード4の余分・勝手なア
クセスを行なう行為を排除できる。したがって、不正な
ICカード4の読み出しアクセスや内容の改竄をを防止
でき、信頼性の高いシステムを構築することができる。
【0032】また、本実施例では、信号処理回路20
は、表示手段23やアラーム手段25によって、表示,
音声,振動等や、あるいはこれらの組合せでICカード
4の装填状況を、携帯端末1の保持者に伝え、ICカー
ド4の未装填や正規の装着状態でない場合の警告を行な
うようにもなっている。さらにまた、表示手段23やア
ラーム手段25等は、携帯端末1の時計機能,他の警報
機能,及び処理内容に基づく結果の通知手段としても用
いられる。
【0033】以上、本実施例では、ICカード4と携帯
端末1間の情報の伝送は、接触式の電極を用いた場合に
ついて述べたが、本発明はこれに限定されるものではな
い。すなわち、ICカード4と携帯端末1間の情報の伝
送手段として、電磁波,光,音波を用いて情報を伝達す
るシステムも本発明は適用可能である。さらに、ICカ
ード4の情報処理のための電源は、内蔵電池のほか、情
報を伝達する電磁波,光,音波のエネルギーを電気信号
に変換して電源として使用することも可能である。さら
にまた、携帯端末1と他の電子機器26との間の電子情
報の通信は、電磁波による無線方式であっても、公衆回
線,専用回線,ISDN,光ファイバー通信回線等の有
線による通信方式であっても差し支えない。
【0034】図5は、本発明の第2実施例に係る携帯端
末を示す斜視図であり、前記第1実施例と均等なものに
は同一符号を付してある。本実施例が第1実施例と異な
るのは、蓋8の開閉方向のみであり、本実施例では蓋8
の開閉方向を図1に対して直角方向にしてあり、手帳の
ような開閉機構としてある。
【0035】図6は、本発明の第3実施例に係る携帯端
末の要部断面図であり、前記第1実施例と均等なものに
は同一符号を付してある。本実施例は、防水構造が第1
実施例と異なる。
【0036】本実施例では、前記収納部3の外周(4
囲)を囲むように、ケース2の上面には凸部30が設け
てあり、また、蓋8の裏面の凸部30と対応する位置に
は凹部31が設けてある。そして、蓋8を閉じてロック
した状態では、ケース2に設けた凸部30と蓋8に設け
た凹部31とが嵌合し、この嵌合部分で収納部3の外周
を囲むように構成されている。斯様な構成によっても、
雨滴は、携帯端末1の収納部3に浸入しがたくなるた
め、簡易防滴構造とすることができる。さらに、上記凸
部30と凹部31の一方または両者を、ゴム等の弾性材
料で構成することにより、防滴効果をより高めることが
可能となる。なお、ケース2と蓋8との凹凸の関係は、
図6と逆であってもよい。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、極めてシ
ンプルなICカードの装着メカニズムをとりながら、I
Cカードの装着部に防水機能を持たせ得、雨滴の浸入等
によるICカードや携帯端末の故障を防止することが出
来、雨天時等の屋外で携帯端末を安心して使用すること
ができる。また、万一ICカードの装着部に水滴等が付
着しても、容易にこれを除去可能となる。
【0038】また、ICカードを携帯端末に収納する
際、ICカードを押さえるだけで、ICカードがその側
端面を軽く押圧・保持されるので、携帯端末を逆さまに
してもICカードが落下することがなく、ICカードの
破損を防止することができる。
【0039】また、ICカードを他の電子機器に挿入し
なくても、使用者自身が管理する携帯端末を介して、I
Cカードと他の電子機器とが電子情報の送受信をできる
ため、ICカードを第3者の管理に委ねる必要がなくな
り、ICカードが不正にアクセスされる虞の無い信頼性
の高いICカードシステムを構築できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る携帯端末の蓋を開け
た状態の斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る携帯端末における、
収納部周辺の構成を示す要部平面図である。
【図3】本発明の第1実施例に係る携帯端末における、
蓋のロック機構を示す要部断面図である。
【図4】本発明の第1実施例に係る携帯端末における、
制御系の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第2実施例に係る携帯端末の蓋を開け
た状態の斜視図である。
【図6】本発明の第3実施例に係る携帯端末の要部断面
図である。
【符号の説明】
1 携帯端末 2 ケース 3 収納部 4 ICカード 5 切欠き 6 接触電極端子 7 シール部材 8 蓋 9 支軸 10 係止部材 10a 鈎部 12 支軸 13 バネ 14 ロック用凹部 15 ロック解除ボタン 16 光通信手段の光学窓 20 信号処理回路 21 光通信手段 22 キー入力手段 23 表示手段 24 メモリ 25 アラーム手段 26 他の電子機器 30 凸部 31 凹部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子回路を搭載したICカードを収納
    し、このICカードと電子情報の送信または受信の少な
    くとも何れか一方を行なう携帯端末において、 上記ICカードを収納するための収納部と、この収納部
    を開放する位置と閉塞する位置とを選択的にとる回動可
    能な蓋と、上記収納部の外周を囲むように上記蓋もしく
    は上記携帯端末のケースの少なくとも一方に設けたシー
    ル部材とを有し、上記蓋を閉じた状態では、上記シール
    部材が上記蓋と上記ケースとの間に密着するようにした
    ことを特徴とするICカードを用いる携帯端末。
  2. 【請求項2】 電子回路を搭載したICカードを収納
    し、このICカードと電子情報の送信または受信の少な
    くとも何れか一方を行なう携帯端末において、 上記ICカードを収納するための収納部と、この収納部
    を開放する位置と閉塞する位置とを選択的にとる回動可
    能な蓋とを有し、上記蓋を閉じた状態では、上記蓋に設
    けた凸部または凹部が、上記携帯端末のケースに設けた
    凹部または凸部と嵌合し、この嵌合部分で上記収納部の
    外周を囲むようにしたことを特徴とするICカードを用
    いる携帯端末。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載において、 前記蓋を閉じるとロックするロック機構を有することを
    特徴とするICカードを用いる携帯端末。
  4. 【請求項4】 請求項3記載において、 前記ロック機構は、ロック方向へバネ力で偏倚された係
    止部材を有し、前記蓋を閉じる際、前記ケースと上記係
    止部材との当接により係止部材が反ロック方向へ移動
    し、係止部材がロック用凹部と対向するとバネ力でロッ
    ク用凹部と嵌合することを特徴とするICカードを用い
    る携帯端末。
  5. 【請求項5】 電子回路を搭載したICカードを収納
    し、このICカードと電子情報の送信または受信の少な
    くとも何れか一方を行なう携帯端末において、 上記携帯端末は、上記ICカードを収納した状態または
    収納しない状態で、他の電子装置と電子情報の送信また
    は受信の少なくとも何れか一方を行なう通信手段を有す
    ることを特徴とするICカードを用いる携帯端末。
  6. 【請求項6】 請求項5記載において、 前記通信手段は、赤外線を変調して通信を行なうことを
    特徴とするICカードを用いる携帯端末。
  7. 【請求項7】 電子回路を搭載したICカードを収納
    し、このICカードと電子情報の送信または受信の少な
    くとも何れか一方を行なう携帯端末において、 上記ICカードを収納するための収納部は、上記ICカ
    ードを収納した状態ではICカードの端面を軽い弾性力
    で保持することを特徴とするICカードを用いる携帯端
    末。
  8. 【請求項8】 請求項7記載において、 前記収納部の側部の一部に操作者の指先等を挿入する切
    欠きを設け、操作者の指先等を前記ICカードの側端面
    に当てて、前記ICカードを前記収納部より取り外し得
    るようにしたことを特徴とするICカードを用いる携帯
    端末。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8の何れか1つに記載にお
    いて、 前記携帯端末に、ICカードが収納されていない場合、
    または、正規の状態で収納されていない場合、警告を発
    生する警告手段を有することを特徴とするICカードを
    用いる携帯端末。
  10. 【請求項10】 請求項9記載において、 前記警告手段は、音声信号または光学信号または振動ま
    たはその組合せによる警告を発生することを特徴とする
    ICカードを用いる携帯端末。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至10の何れか1つに記載
    において、 前記携帯端末の処理する情報を表示する表示手段と、前
    記携帯端末に指令を与えるキー入力手段を備えたことを
    特徴とするICカードを用いる携帯端末。
  12. 【請求項12】 請求項1乃至10の何れか1つに記載
    において、 前記携帯端末の処理する情報の入出力を行なう、音声入
    出力装置を備えたことを特徴とするICカードを用いる
    携帯端末。
  13. 【請求項13】 請求項1乃至10の何れか1つに記載
    において、 前記携帯端末と前記ICカードには、信号授受のための
    接触式電極を備えたことを特徴とするICカードを用い
    る携帯端末。
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