JPH0876707A - 電子ビームによる表示装置と表示画面の消去方法 - Google Patents

電子ビームによる表示装置と表示画面の消去方法

Info

Publication number
JPH0876707A
JPH0876707A JP7037756A JP3775695A JPH0876707A JP H0876707 A JPH0876707 A JP H0876707A JP 7037756 A JP7037756 A JP 7037756A JP 3775695 A JP3775695 A JP 3775695A JP H0876707 A JPH0876707 A JP H0876707A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display device
electron beam
screen
picture tube
display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7037756A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriyuki Hitachidani
典幸 常陸谷
Kunio Hakamata
邦夫 袴田
Sumio Baba
澄夫 馬場
Yoshiyuki Idenawa
嘉之 出縄
Hirokatsu Kubota
洋克 久保田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP7037756A priority Critical patent/JPH0876707A/ja
Priority to IN1269DE1995 priority patent/IN191426B/en
Priority to MYPI95001909A priority patent/MY116359A/en
Priority to US08/499,581 priority patent/US5883669A/en
Publication of JPH0876707A publication Critical patent/JPH0876707A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N3/00Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages
    • H04N3/10Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages by means not exclusively optical-mechanical
    • H04N3/16Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages by means not exclusively optical-mechanical by deflecting electron beam in cathode-ray tube, e.g. scanning corrections
    • H04N3/20Prevention of damage to cathode-ray tubes in the event of failure of scanning
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/14Picture signal circuitry for video frequency region
    • H04N5/21Circuitry for suppressing or minimising disturbance, e.g. moiré or halo
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/44Receiver circuitry for the reception of television signals according to analogue transmission standards
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/63Generation or supply of power specially adapted for television receivers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
  • Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電源のオフ操作時に電子ビームによる表示装
置内に残留する高電圧を除去する。 【構成】 テレビジョン受像機などの電子ビームによる
表示装置を備えている機器において、全白の画面を出力
するデータを記憶している管面表示メモリと、その管面
表示メモリに記憶された全白の画面データを電子ビーム
による表示装置に出力する手段を備え、電源のオフ操作
(F10)に伴って全白の信号を出力(F20)するこ
とにより,電子ビームによる表示装置内に残留している
高電圧を除去して表示内容を消去するようにしたもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばテレビジョン受
像機やモニター装置等に用いられる受像管のスポット残
りを消去する電子ビームに表示装置、及びその表示画面
の消去方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン受像機などの受像管は、そ
の動作状態において映像信号であるRGB信号で受像管
内のカソードである電子銃より、高電圧が印加されてい
る蛍光面のアノードに照射される電子ビームを変調して
ブラウン管にカラー画像を映し出すようになされてい
る。
【0003】このため、テレビジョン受像機の動作状態
において、受像管内の蛍光面のアノードに印加されてい
た高電圧(以下、アノード電圧という)は、電源をオフ
にした際にもある時間、残留した状態となっており、偏
向走査が止まるとブラウン管上のほぼ中心部に電子ビー
ムが集中してスポット光が残る現象が発生し、ブラウン
管の焼き付きの原因となる。
【0004】しかしながら、以下に述べるように例えば
1電子銃方式のトリニトロン形の受像管では、受像管内
の静電偏向板にアノード電圧より4%〜8%程度低いコ
ンバーゼンス電圧を印加するために、内蔵抵抗IBR
(Inner Breeder Resistor)を設けるようになされてい
るものがあり、この場合、電源がオフになった際、蛍光
面に残留するアノード電圧は内蔵抵抗IBRを介して速
やかに放電されるようになり、ブラウン管上にスポット
光が残ることがある程度防止されている。
【0005】図5は内蔵抵抗IBRを備えた1電子銃方
式の受像管の構造の一部を示した図である。アノードボ
タン51はキャビティーキャップ型の形状とされ、図示
されていない例えばテレビジョン受像機に設けられてい
る高電圧発生回路からアノード電圧が印加される。内装
カーボン52は受像管の内面に設けられており、アノー
ドボタン51から印加されたアノード電圧を図示されて
いない受像管内の蛍光面に供給すると共に、電子銃53
の内蔵抵抗(以下、IBRという)54にも印加するよ
うになされている。
【0006】そして、このIBR54でアノード電圧が
分割されてコンバーゼンス電圧が静電偏向板55に印加
されることになる。なお、コンバーゼンスの調整は受像
管の外部に設けられている可変抵抗56を可変すること
で調整が行えるようになされている。
【0007】図6は内蔵抵抗であるIBR54の構造の
一例を示した図である。セラミック基板61上には、パ
ターンで形成された抵抗体62が配されており、この抵
抗体62はアノード電圧が印加される電極63、静電偏
向板55にコンバーゼンス電圧を印加する電極64、可
変抵抗を介してグランドラインに接続される電極65が
それぞれ設けられている。オーバーコートガラス66は
絶縁物質であり、電極63、64、65を除いたセラミ
ック基板61上を抵抗体62を覆うように形成されてい
る。
【0008】このように、受像管の内部にIBR54を
備えている表示装置では、電源オフ時に受像管内の蛍光
面に残留するアノード電圧は、内装カーボン52、IB
R54、可変抵抗56を介して速やかに放電されること
になり、ブラウン管上のスポット残りが防止されてい
た。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、3電子銃方
式のトリニトロン形の受像管や、3電子銃方式のシャド
ウマスク形の受像管の場合、スポット残りを防止するた
めに電子銃の内部に上述したIBRを設けようとする
と、電子銃の数(3個)だけIBRが必要になるため、
受像管の構造が大型になると共に、コストが増大すると
いう欠点がある。
【0010】また、3電子銃方式の受像管においては、
狭い空間に3本の内蔵抵抗IBRを設けることはきわめ
て困難であり、例えば電源をオフした際にもある時間、
アノード面に高電圧が残留することになり、特に開口率
の高い受像管であるアパーチャグリル方式の3電子銃の
場合は、この残留電圧によって受像管のブラウン管上に
スポット残りが発生し、蛍光面を損傷するという問題が
あった。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点を解決するためになされたもので、テレビジョン受像
機などの電子ビームによる表示装置を備えている機器に
おいて、全白の画面を出力するデータを記憶している管
面表示メモリと、その管面表示メモリに記憶された全白
の画面データを前記電子ビームによる表示装置に供給す
る手段とを備え、電源のオフ操作に伴って管面表示メモ
リより全白の信号を出力することにより電子ビームによ
る表示装置内に残留している高電圧を除去して画面に残
るスポットを短時間に消去するようにしたものである。
【0012】
【作用】本発明によれば、電源オフ時に白画面となるよ
うに制御すると、電源オフ時に表示装置内の電子銃より
放出されている電子ビームが蛍光面のアノードに照射さ
れる量が増加する。これによりアノードからカソード側
に流れている全白画面に対応した電流が表示装置内のア
ノードに残留している高電圧を速やかに低下させ、スポ
ット残りの発生を防止できる。
【0013】
【実施例】図1に本発明の一実施例である電子ビームに
よる表示装置を搭載したテレビジョン受像機のブロック
図を示す。この図において、1は放送電波を受信するア
ンテナを示し、2はアンテナ1で受信されたUHF/V
HF放送の受信電波を選択するチューナー部を示す。3
はチューナー部2から出力された中間周波数(IF)信
号の増幅/検波を行うIF増幅/検波部であり、ここで
音声信号、及び映像信号がそれぞれ検波される。4はI
F増幅/検波部3で検波されて出力される音声信号を増
幅するアンプであり後述するマイクロコンピュータ6か
らの制御信号でその増幅量は調整される。5はアンプ4
で増幅された音声信号を音声として出力するスピーカー
である。
【0014】6は各部の動作の制御を行うマイクロコン
ピュータを示し、7は例えば各種の調整項目と調整量な
どを視覚的に表示する図形等のキャラクタ信号、及び本
発明の表示画面消去方法に使用される全白の信号が記憶
されている管面表示メモリ(オンスクリーンディスプレ
イ)である。8はIF増幅/検波部3で検波されて出力
される映像信号の各種処理、及び管面表示メモリ7から
のキャラクタ信号の処理を行うビデオプロセッサーであ
り、9はビデオプロセッサー8から供給されるRGB信
号によって画像を表示する受像管(CRT)である。
【0015】10は映像信号から垂直同期信号、及び水
平同期信号を検出する同期分離回路(S/S)であり、
11は垂直同期信号、及び水平同期信号より垂直偏向電
流、及び水平偏向電流を得て、受像管9に装備されてい
る垂直偏向コイル、及び水平偏向コイルに、偏向電流を
供給する偏向系回路部11である。12は各部の制御に
必要な情報が記憶されているメモリを示し、13は機器
本体に設けられているキー操作部を示している。14は
図示していないリモコンからのコマンド信号を受信して
マイクロコンピュータ6に供給するリモコン受信部であ
る。
【0016】15は機器の各部に電圧を供給する電源回
路を示し、16はキー操作部13に設けられている電源
操作ボタン、又は図示されていないリモコンに設けられ
ている電源の操作ボタンによって、マイクロコンピュー
タ6を制御し、装置の電源を開閉制御するスイッチを示
している。
【0017】また、マイクロコンピュータ6とメモリ1
2、ビデオプロセッサ8及び偏向系回路部11は例えば
シリアルインターフェイス(SIO)や、フィリップス
バスインターフェイス(I2 C)などで接続されてい
る。
【0018】なお、偏向系回路部11からは、受像管9
の大きさによって20〜30KVの高電圧が受像管9の
アノードに供給されており、後で述べる受像管に設けら
れている電子銃から放出される電子ビームを加速して蛍
光体に照射するようにしている。
【0019】次に、本発明の実施例のテレビジョン受像
機の動作を簡単に説明する。まず、通常テレビジョン受
像機が動作している場合、アンテナ1で受信されたUH
F/VHFの放送電波はチューナー部2で所定の受信電
波が選択され、中間周波数(IF)にダウンコンバート
されて出力される。チューナー部2から出力される信号
はIF増幅/検波部3で増幅され、音声信号と映像信号
がそれぞれ検波される。
【0020】IF増幅/検波部3で検波された音声信号
はアンプ4でマイクロコンピュータ6からの制御信号に
より所定の大きさに増幅されてスピーカー5に印加さ
れ、スピーカー5から音声として出力されるようになさ
れている。
【0021】一方、IF増幅/検波部3で検波された映
像信号はビデオプロセッサー8で所定の処理が行われR
GB信号として受像管9に出力されると共に、同期分離
回路10で垂直、及び水平の同期信号が検出されて偏向
系回路部11に出力される。受像管9に出力されるRG
B信号は受像管9に設けられているR、G、Bそれぞれ
の電子銃から高電圧であるアノードに電子ビームとして
放出される。そして、この電子ビームは偏向系回路部1
1から受像管9に出力される垂直、及び水平偏向電流に
よって偏向されてブラウン管上にカラー画像が表示され
ることになる。
【0022】図2のフローチャートに示されているよう
に、マイクロコンピュータ6に例えば、機器本体に設け
られているキー操作部13より電源をオフにする信号が
入力されたり、図示されていないリモコンから電源をオ
フにするコマンドが送信され、リモコン受信部14より
電源をオフにする信号が入力されたとする(F10)。
【0023】これにより、マイクロコンピュータ6はス
イッチ16をオフにして商用電源(AC100V)から
電源回路15への電圧の供給を停止するようになされて
いる。よって、偏向系回路部11より出力されていた走
査電流は直ちにゼロとなるように収束されるが、受像管
9に印加されている高電圧回路に流入している電流は極
めて少ないため、アノード電圧は除々に低下することに
なる。このため、電子銃より放出されている電子ビーム
は受像管9のブラウン管上の中央部に集中して強いスポ
ット光を残すことになる。
【0024】そこで、本発明の場合は電源オフの後に、
管面表示メモリ7に記憶されている例えば全白画面の制
御信号をビデオプロセッサー8に出力して(F20)、
本発明の制御動作を終了するようになされている(F3
0)。
【0025】この場合、オンスクリーンディスプレイ7
及びビデオプロセッサー8に入力された全白画面を表示
する制御信号は、受像管9に対して全白表示をするため
の最大レベルのRGB信号を例えば約100ms〜20
0ms程度の時間出力する。したがって、ビデオプロセ
ッサー8から出力されたこのRGB信号により、受像管
9に設けられている電子銃から通常の画面表示の場合と
比較して強い電子ビームが蛍光面の高電圧であるアノー
ドに対して放出される。
【0026】これによって、電源オフ時にアノードに残
留している高電圧はビーム電流としてアノードからカソ
ード側に流れ、アノードに残留していた高電圧は急速に
低下する。なお、オンスクリーンディスプレイ7、ビデ
オプロセッサー8は電源オフ操作の後でも電源回路15
の出力電圧が放電されるまで動作しているため、少なく
ともアノードに残留している高電圧をほぼ放電するまで
は受像管9に全白のRGB信号を出力することが可能で
ある。
【0027】図3は本実施例であるテレビジョン受像機
のブラウン管に出力される画面を示した図である。この
図(a)は、通常動作時に出力されている出力画面の一
例である。そして電源をオフにした直後、上述したよう
に受像管9の電子銃から画面が全白となるような電子ビ
ームが放出され、同図(b)に示す全白の画面が例えば
100ms〜200msの間出力され、この全白画面の
ラスタが縮小した後の画面は同図(c)に示すようなス
ポットの残らない画面となる。
【0028】よって、上述した受像管9に3電子銃方式
の受像管を適用すれば、蛍光面に残留するアノード電圧
は各電子銃に内蔵抵抗IBRを設けることなく放電させ
ることが可能になるため、ブラウン管上にスポット光が
残らなくなり、ブラウン管の焼き付きを防ぐことができ
るようになる。
【0029】ここで、3電子銃方式の受像管について簡
単に説明する。3電子銃方式の受像管は、赤色(R)、
緑色(G)、青色(B)の3本の電子銃が設けられてお
り、この3本の電子銃の配置としては、3本の電子銃を
一列に配列するインライン配置と、正三角形の各頂点に
配列するデルタ配置とがある。
【0030】図4は、3電子銃方式の受像管のシャドウ
マスクと蛍光面の構造を模式的に示した図であり、この
図(a)は3本の電子銃の配列がデルタ配置とされる場
合のシャドウマスクと蛍光面の構造を示した図である。
パネルガラス21上にはドット状の赤色の蛍光体22、
緑色の蛍光体23、青色の蛍光体24が多数設けられた
蛍光体面が形成されている。
【0031】シャドウマスク25は、例えば厚さが約
0.15mmの薄い鉄板で形成されており、パネルガラ
ス21上の蛍光体面の手前約10mmのところに設けら
れている。このシャドウマスク25には、直径が約0.
20〜0.25mm程度の開口部26が規則正しく形成
され、この開口部26は1画素を構成する赤色の蛍光体
22、緑色の蛍光体23、青色の蛍光体24と、それぞ
れ対応するようになされている。
【0032】この場合、デルタ型に配列されたRGBの
3本の電子銃から放出された電子ビームはシャドウマス
ク25で一点に交わると共に、パネルガラス21上の蛍
光体面の全面を走査するようになされているが、RGB
の各電子銃から放出される電子ビームはシャドウマスク
25によって遮られるため、開口部26を通過したとき
のみ蛍光体面に到達するようになされている、
【0033】そして、赤色の電子銃から放出された電子
ビームは赤色の蛍光体22、緑色の電子銃から放出され
た電子ビームは緑色の蛍光体23、青色の電子銃から放
出された電子ビームは青色の蛍光体24をそれぞれたた
くようになされている。
【0034】図4(b)は3本の電子銃の配列がインラ
イン型とされる場合のシャドウマスクと蛍光面の構造を
示した図である。この場合、パネルガラス31上には短
冊状の赤色の蛍光体32、緑色の蛍光体33、青色の蛍
光体34が所定の配列で多数配されて蛍光体面を形成す
るようになされている。
【0035】シャドウマスク35は例えば厚さが約0.
15mmの薄い鉄板で形成されており、パネルガラス上
の蛍光体面の手前約10mmのところに設けられてい
る。そして、このシャドウマスク35には短冊状の開口
部36が規則正しく設けられており、この開口部36は
1画素を形成する赤色蛍光体32、緑色蛍光体33、青
色蛍光体34とそれぞれ対応するようになされている。
【0036】そして、インライン型に配列された3本の
電子銃から照射された電子ビームはシャドウマスク35
で一点に交わると共に、蛍光体面の全面を走査するよう
になされているが、RGB各色の電子銃から放出される
電子ビームはシャドウマスク35によって遮られること
になり、開口部36を通過したときのみ蛍光体面に到達
して、それぞれ対応したする色の蛍光体をたたくように
なされている。
【0037】このような、3本の電子銃を横一列に配す
るようにしたインライン型のビーム配列は、電子銃をデ
ルタ形に配するようにしたデルタ型のビーム配列より
も、3本の電子ビームを集中させる、いわゆるダイナミ
ックコンバーゼンスを容易に行うことができるという利
点がある。
【0038】次に、図4(C)はトリニトロン形受像機
に設けられているアパーチャグリルと蛍光面の構造を示
した図である。パネルガラス41上には、縞状の赤色の
蛍光体42、緑色の蛍光体43、青色の蛍光体44が所
定の配列で多数設けられ蛍光体面が形成されている。
【0039】アパーチャグリル45は、すだれ格子形の
シャドウマスクであり、例えば薄軟鋼板にエッチングを
行って縦じま状のスリット46を多数形成して、パネル
ガラス41の前面に設けられている。そして、このアパ
ーチャグリル45に設けられているスリット46は1画
素を構成する赤色の蛍光体42、緑色の蛍光体43、青
色の蛍光体44とそれぞれ対応するようになされてい
る。
【0040】この場合、インライン型に配列された3本
の電子銃から放出された電子ビームはアパーチャグリル
45で一点に交わると共に、蛍光体面の全面を走査する
ようになされているが、各RGBの電子銃から放出され
る電子ビームはアパーチャグリル45によって遮られる
ことになり、スリット46を通過したときのみ蛍光体面
に到達して、それぞれ対応した色の蛍光体をたたくよう
になされている。
【0041】すなわち、本発明はこのような受像管の構
造が3電子銃方式とされる全ての受像管に適用すること
が可能であり、これによりブラウン管上のスポット残り
を容易に防止することができるようになる。
【0042】特に、受像管の構造がトリニトロン形受像
管の場合に用いられるアパーチャグリル方式は、シャド
ウマスク方式と比較してアパーチャグリル上の開口率が
高く電子ビームの当たる面積率が大きいため、残留電圧
の影響が深刻となる。従って、本発明をアパーチャグリ
ル方式の受像管に適用すると、より一層効果的である。
【0043】なお、本実施例では電子ビームによる表示
装置をテレビジョン受像機の受像管とした場合について
説明したが、これに限定されず一般的に電子ビームを使
用して表示するモニター装置等の受像管にも適用するこ
とができる。また、全白画面を出力するために管面表示
メモリを使用したが、直接RGB信号のドライブ回路を
操作して全白画面となるようにしてもよい。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は電源オフ
操作に伴って全白信号を出力し、蛍光面のアノードの高
電圧を急速に除去するようにしているから、画面上のス
ポット残りを防止して、ブラウン管の焼き付きを防ぐこ
とができる。特に、3電子銃方式の電子ビームによる表
示装置に適用すれば、表示装置の構造を変更することな
くブラウン管上のスポット残りを容易に防止することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である電子ビームによる表示
装置を搭載したテレビジョン受像機のブロック図であ
る。
【図2】本実施例の動作を説明したフローチャート図で
ある。
【図3】本実施例におけるブラウン管上の出力画面を示
す図である。
【図4】3電子銃方式の受像管のシャドウマスクと蛍光
面の構造を模式的に示した図である。
【図5】内蔵抵抗IBRを備えた1電子銃方式の受像管
の構造の一部を示した図である。
【図6】内蔵抵抗IBRの構造を示した図である。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 チューナー部 3 IF増幅/検波部 4 アンプ 5 スピーカー 6 マイクロコンピューター 7 管面表示メモリ(オンスクリーンディスプレイ) 8 ビデオプロセッサー 9 受像管(CRT) 10 同期分離回路(S/S) 11 偏向系回路部 12 メモリ 13 キー操作部 14 リモコン受信部 15 電源回路 16 スイッチ 21、31、41 パネルガラス 22、32、42 赤色蛍光体 23、33、43 緑色蛍光体 24、34、44 青色蛍光体 25、35 シャドウマスク 45 アパーチャグリル 26、36、46 スリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 5/68 A (72)発明者 出縄 嘉之 神奈川県藤沢市辻堂新町3丁目3番1号 ソニー電子株式会社内 (72)発明者 久保田 洋克 神奈川県藤沢市辻堂新町3丁目3番1号 ソニー電子株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陰極線管を使用した電子ビームによる表
    示装置を備えている機器において、 電源のオフ操作により、全白の信号を前記電子ビームに
    よる表示装置に出力し、前記電子ビームによる表示装置
    内に残留している高電圧を除去して表示内容を消去する
    ようにしたことを特徴とする電子ビームによる表示画面
    の消去方法。
  2. 【請求項2】 陰極線管を使用した電子ビームによる表
    示装置を備えている機器において、 全白の画面を出力するデータを記憶している管面表示メ
    モリと、 前記管面表示メモリに記憶された全白の画面データを前
    記電子ビームによる表示装置に供給する手段とを備え、 電源のオフ操作に伴って前記管面表示メモリより前記全
    白の信号を出力する制御手段を設けたことを特徴とする
    電子ビームによる表示装置。
  3. 【請求項3】 前記電子ビームによる表示装置は3電子
    銃方式の陰極線管によって構成されていることを特徴と
    する請求項2に記載の電子ビームによる表示装置。
JP7037756A 1994-07-08 1995-02-03 電子ビームによる表示装置と表示画面の消去方法 Pending JPH0876707A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7037756A JPH0876707A (ja) 1994-07-08 1995-02-03 電子ビームによる表示装置と表示画面の消去方法
IN1269DE1995 IN191426B (ja) 1995-02-03 1995-07-07
MYPI95001909A MY116359A (en) 1994-07-08 1995-07-07 Display device using electron beam and method of erasing display screen
US08/499,581 US5883669A (en) 1994-07-08 1995-07-07 Display device using electron beam and method of erasing display screen

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6-179697 1994-07-08
JP17969794 1994-07-08
JP7037756A JPH0876707A (ja) 1994-07-08 1995-02-03 電子ビームによる表示装置と表示画面の消去方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0876707A true JPH0876707A (ja) 1996-03-22

Family

ID=26376900

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7037756A Pending JPH0876707A (ja) 1994-07-08 1995-02-03 電子ビームによる表示装置と表示画面の消去方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5883669A (ja)
JP (1) JPH0876707A (ja)
MY (1) MY116359A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100835921B1 (ko) * 2001-10-10 2008-06-09 엘지디스플레이 주식회사 액정표시모듈의 구동 방법 및 장치

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7865922B2 (en) * 2000-10-03 2011-01-04 Sony Corporation Low-power broadcast receiver
JP2004514253A (ja) * 2000-11-20 2004-05-13 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 表示装置及び陰極線管
US20040051813A1 (en) * 2002-09-17 2004-03-18 Koninlijke Philips Electronics N.V. Television power saving system

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4723167A (en) * 1987-02-24 1988-02-02 Zenith Electronics Corporation Turn-off circuit for projection television CRT
US5059961A (en) * 1989-08-21 1991-10-22 Cheng Te J Screen blanker for a monitor of a computer system
JPH0771193B2 (ja) * 1990-04-20 1995-07-31 松下電器産業株式会社 スポットキラー回路
KR940005166B1 (ko) * 1991-04-22 1994-06-11 삼성전자 주식회사 전자복사기의 이상상태 진단방법
US5184225A (en) * 1991-07-03 1993-02-02 Thomson Consumer Electronics, S.A. Television receiver with spot burn protection and after-glow suppression
JPH06217158A (ja) * 1993-01-13 1994-08-05 Sony Corp Crt保護回路

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100835921B1 (ko) * 2001-10-10 2008-06-09 엘지디스플레이 주식회사 액정표시모듈의 구동 방법 및 장치

Also Published As

Publication number Publication date
US5883669A (en) 1999-03-16
MY116359A (en) 2004-01-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5872432A (en) Cathode ray tube display apparatus
JPH0876707A (ja) 電子ビームによる表示装置と表示画面の消去方法
KR100529265B1 (ko) 다중 주파수 스캐닝 모니터에 대해적합한 샤프니스증강을 제공하기 위한 장치 및 방법
US4697120A (en) Color display system with electrostatic convergence means
US5805211A (en) Electrostatic probe device for signal detection of cathode ray tube displays
JP3019102B1 (ja) 陰極線管における信号取出し電極の取り付け方法および陰極線管における信号取り出し方法並びに陰極線管
US5933197A (en) Display device having a video bandwidth controller
US5644197A (en) Cathode ray tube display apparatus with rotatable raster
US6686925B1 (en) System and method for generating high-luminance windows on a computer display device
US6570625B1 (en) Display apparatus and display method
KR0179606B1 (ko) 텔레비젼 수상기 전원 오프시 rgb 증폭에 의한 음극선관의 아킹 현상 방지방법
KR200157299Y1 (ko) 휘도신호를 이용한 스포트 제거장치
US6661186B2 (en) Color cathode ray tube, driving circuit therefor, color image reproducing device employing the driving circuit, and color image reproducing system including the color image reproducing device
US6268705B1 (en) Raster demodulation apparatus and method
JPH0851577A (ja) テレビジョン受像機
KR100320196B1 (ko) 씨피티의 헐레이션 방지 회로 및 방법
JPH0795436A (ja) テレビジョン受像機
KR0162367B1 (ko) 홀로그램 티브이
GB2291771A (en) Cathode ray tube display apparatus with rotatable raster
JP3834990B2 (ja) 陰極線管表示装置
JP2001006572A (ja) 陰極線管および陰極線管装置
KR20000013600U (ko) 윤곽 보정장치
JPH11329249A (ja) 陰極線管の調整装置及び調整方法
JPH0430704B2 (ja)
JPH06196106A (ja) 陰極線管を具える装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20031125