JPH0876157A - 雑音フィルタ - Google Patents

雑音フィルタ

Info

Publication number
JPH0876157A
JPH0876157A JP6211189A JP21118994A JPH0876157A JP H0876157 A JPH0876157 A JP H0876157A JP 6211189 A JP6211189 A JP 6211189A JP 21118994 A JP21118994 A JP 21118994A JP H0876157 A JPH0876157 A JP H0876157A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
optical
saturable absorber
incident
noise filter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6211189A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Takahashi
亮 高橋
Hidetoshi Iwamura
英俊 岩村
Yuichi Kawamura
裕一 河村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP6211189A priority Critical patent/JPH0876157A/ja
Publication of JPH0876157A publication Critical patent/JPH0876157A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lasers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高ビットレートの光パルス列の雑音を濾過す
ることができ、信号光の損失を大幅に低減することが可
能であり、信号光に対し偏光無依存な雑音フィルタを提
供する。 【構成】 半導体基板上に可飽和吸収特性を有する多重
量子井戸層が形成されてなる可飽和吸収体と、光信号を
第1の光と第2の光に分岐する光分岐手段と、該第2の
光を増幅する光増幅手段と、増幅された前記第2の光を
2つの直交する偏波に分離し、その後一方の偏波を90
度回転し再び他方と合波する分離・合波手段と、該合波
した第2の光を前記可飽和吸収体に入射する第1の入射
手段と、前記第1の光を前記可飽和吸収体における前記
第2の光の入射位置に入射する第2の入射手段と、前記
可飽和吸収体から反射または透過された前記第1の光を
取り出す出射手段とを具備することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、将来の高速・大容量光
通信システムにおいて、光増幅器から発生する自発放出
光(ASE;Amplified Spontaneo
us Emission)雑音を除去する雑音フィルタ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光通信において、光信号を電気信号に変
換することなく、光の状態のまま増幅するために、エル
ビウムドープファイバ増幅器(EDFA;Erbium
Doped Fiber Amplifier)が用
いられる。このとき、図1に示すように、自然放出光
(ASE)雑音が信号光パルス列に重畳される。そのた
め、信号のSN比が劣化する問題が生じる。図1(a)
に示すように、このエルビウムドープファイバ増幅器1
では、図1(b)に示すような入力光パルスが入力され
ると、図1(c)に示すような出力パルスが得られる
が、このとき、自然放出光(ASE)雑音2が信号光パ
ルス列3に重畳される。そのため、信号のSN比(Si
gnal−to−Noise Ratio)が劣化する
問題が生じる。この問題を解決する方法として、多重量
子井戸(MQW;Multiple Quantum
Well)層が有する可飽和吸収特性を利用することが
容易に考えられる。1.55μm帯の可飽和吸収体の一
例を図2に示す。この図のような従来の雑音フィルタに
おけるMQW層4は、InP基板5上に500℃でIn
GaAs/InAlAsをノンドープで成長させたもの
である。この可飽和吸収体の表面でのフレネル反射を抑
えるため、両面には低反射膜(ARコート;Anti−
Reflection coating)6が施されて
いる。入力光信号Iは、光強度を上げるため、集光レン
ズ7によりMQW層4中に絞りこまれる。このとき、M
QW層4は光信号Iの一部を吸収し、内部にキャリアを
蓄積する。励起されたキャリアは、クーロン遮蔽効果や
位相空間充満効果により励起子吸収に関与する状態密度
を減少させる。その結果、図3に示すように、光が弱い
ときは、大きな吸収を受け、光が強くなると、吸収が小
さくなる。光強度と透過率の関係を図4に示す。すなわ
ち、光強度の高い光パルスは大きく透過し、光強度の弱
い雑音は吸収をされ、余り透過しなくなる。その結果、
雑音である自然放出光は低減される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の問題点を、
図5に示すような従来の雑音フィルタの構成図を用い
て、説明する。図5に示すように、増幅器1から出力光
信号(A)が集光レンズ7を介して雑音フィルタ(B)
に入射され、雑音フィルタ(B)からの出力光信号
(C)が光ファイバ8を通過する構成で、通過した後の
光信号を(D)で示される場合を考える。
【0004】第一の課題は、従来のMQW層においては
励起されたキャリア寿命が数ナノ秒と極めて長いことで
ある。図6に示すように、出力光信号(A)のパルス間
隔が10ナノ秒と長い場合は、次のパルスが来たとき、
寿命が数ナノ秒のキャリア密度は初期状態に回復してい
る。そのため、透過率は、図7に示すように、大きく変
化する。その結果、雑音フィルタ(B)を通過した後の
光信号(C)は、図8に示すように、時間的分布がある
ものの、雑音は低減される。ここで、この光信号(C)
の光パルスが、光ソリトンパルス(ファイバの非線形効
果と分散が釣り合い、光パルスの形が伝搬に伴い変化し
ないパルス)である場合、光ファイバ8中の伝搬に伴
い、図9に示すように、光信号(D)中の雑音光2a
は、光分散により時間軸上に広がり、ほぼ一様となる。
このとき、すなわち、光信号(A)から光信号(D)へ
の雑音除去比が、光増幅器(EDFA)1での雑音増加
率を上回れば、SN比の劣化が起きないことになる。
【0005】ところが、図10(a)に示すように、パ
ルス間隔が100ピコ秒程度の高ビットレートの信号列
になると、MQW層中のキャリアは寿命が数ナノ秒であ
るので、次のパルスが来るまでに枯死することができず
残存する。そのため、図10(b)に示すように、大き
な透過率変化が得られなくなり、雑音の除去が不可能に
なる。
【0006】第二の課題は、光信号の吸収損失が大きい
ことである。従来の単一パルスによる自己透過率変調で
は、光パルスの前半部分を吸収させ、キャリアを励起
し、それによりブリーチングを引き起こし、後半部分を
透過させるため、どうしても吸収損失が大きくなってし
まう。吸収損失を低減するには、光信号強度を大きくす
ればよいが、そのためには、利得の大きな光増幅器が必
要となり、その分、自然放出光雑音も大きくなる。
【0007】第三の課題は、入射する光信号の偏光状態
に対し、可飽和吸収特性が大きく変化することである。
電子および正孔は、一つのエネルギー状態に対し、アッ
プスピンとダウンスピンの二つの状態が縮退して存在す
る。今、電子と重い正孔との励起子遷移を考えると、図
11に示すように、円偏光の信号光が入射した場合に
は、一方のスピンのみを励起することになり、図12に
示すように、直線偏光の場合には、両方のスピンを励起
することになる。これは、一つのエネルギー準位を埋め
るのに、円偏光の場合に対し直線偏光の場合では、2倍
の光パワーが必要なことを意味する。したがって、図1
3に示すように、可飽和吸収体の透過率は、大きな偏光
依存性を有することになる。しかし、この問題が大きく
クローズアップするのは、第一の課題である高速性が解
決し、高速な信号を扱う場合においてである。スピンは
60〜100ピコ秒程度の緩和時間で一様になるため、
2ナノ秒のキャリア寿命を有する従来の半導体材料を用
い、同程度の光信号を扱うかぎり、このスピンによる偏
光依存性はあまり問題にならない。したがって、本発明
のねらいは、特にパルス間隔がピコ秒程度またはそれ以
下の信号光における雑音を除去することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第一の課題であるキャリ
ア寿命の低減を実現するために、多重量子井戸層とし
て、従来の成長温度である500℃より低温の150℃
〜400℃で、ドーパントとしてp型元素、特にBeを
添加して、成長させた多重量子井戸層を用いる。さら
に、第二の課題である吸収損失の低減には、光信号を二
つに分け、一方を励起光として大きく増幅し、それによ
り可飽和吸収を引き起こし、透明になったそのときに信
号光を通す、自己ポンプ−プローブ方式を採用する。さ
らに、第三の課題である偏光依存性の問題は、励起光を
常に直線偏光とすることによって解決可能である。
【0009】すなわち、本発明の雑音フィルタは、半導
体基板上に可飽和吸収特性を有する多重量子井戸層が形
成されてなる可飽和吸収体と、光信号を第1の光と第2
の光に分岐する光分岐手段と、該第2の光を増幅する光
増幅手段と、増幅された前記第2の光を2つの直交する
偏波に分離し、その後一方の偏波を90度回転し再び他
方と合波させる分離・合波手段と、該合波した第2の光
を前記可飽和吸収体に入射させる第1の入射手段と、前
記第1の光を前記可飽和吸収体における前記第2の光の
入射位置に入射させる第2の入射手段と、前記可飽和吸
収体から反射または透過された前記第1の光を取り出す
出射手段と、を具備することを特徴としている。
【0010】また、前記多重量子井戸層は、150℃か
ら400℃の低温成長層であり、かつドーパントとして
p型元素またはBeが1017cm-3以上添加されてお
り、キャリア寿命が100ピコ秒以上であることが、好
ましい。
【0011】
【作用】成長温度に対するキャリア寿命の変化を図14
に示し、従来の500℃で成長させたノンドープ多重量
子井戸層と、それより低温である200℃で成長させた
InGaAs/InAlAs多重量子井戸層にBeをド
ープしたものとについて、キャリア寿命を測定した結果
を図15に示す。従来、ガスソース分子線エピタキシー
装置では、500℃で量子井戸層の成長を行う。このと
き、励起されたキャリア発光再結合過程が支配的となる
ため、得られた多重量子井戸層は、図15中に実線のカ
ーブで示すように、キャリア寿命が103 ピコ秒(数ナ
ノ秒)程度であり、レーザ等の発光デバイスへの応用に
は極めて有用である。しかし、その反面、発光再結合過
程に伴うキャリア寿命は極めて長く、数〜数十ナノ秒で
あるため、前記したパルス間隔が100ピコ秒程度の高
ビットレート信号列の雑音フィルタとして用いることは
困難である。
【0012】これに対し、本発明でのように、温度を下
げて、150℃〜400℃で、さらにBeをドープして
成長を行うと、深い準位に再結合中心が形成されると考
えられ、そのためキャリアの寿命は100ピコ秒程度ま
で高速化される。この量子井戸層の成長を150℃未満
で行うと、励起子による吸収の波長変化が生じないと思
われる。そのため、成長温度として利用しがたい。ま
た、成長温度が400℃を越えると、キャリア寿命が長
くなり始めるため、400℃を越える成長温度も利用で
きない。また、成長中にp型元素またはBeを導入する
と、キャリア寿命は1ピコ秒程度まで低減することが可
能になる。この高速なキャリア寿命を実現するためのド
ープ元素としては、Be以外にp型元素が適当であり、
その添加量は1017cm-3以上とすれば、キャリア寿命
を100ピコ秒以下とすることができる。
【0013】次に、自己ポンプ−プローブ法による吸収
損失の違いの実験結果を図16に示す。この図に示す励
起光の吸収損失が、従来の信号光だけの自己透過率変調
法によるものと等価で有る。前述したように、従来法で
損失を低減するには、光増幅器の利得を大きくする必要
が有り、自然放出光雑音の増大を招いてしまう。それに
対し、本方法では、励起光の光増幅器の利得をいくら大
きくしても、信号光の自然放出光雑音に影響を与えな
い。さらに、励起光が透明にしてくれた後に、信号光が
入射されるため、図16に示すように、信号光の損失は
大きく低減される。
【0014】信号光に対する偏光依存性に関しては、励
起光を常に直線偏光とすることによって、両スピンが均
等に励起されるため、完全に除去される。
【0015】
【実施例】本発明の雑音フィルタに好適に用いることの
できる可飽和吸収体を得るために、基板上に多重量子井
戸層を分子線エピタキシー法により成長させた。用いた
装置は、周知のガスソース分子線エピタキシー装置であ
り、下記の成長条件にて行った。また、ドープ材料はB
eを用いた。
【0016】 (i) III 族ソース : In、Ga、Al(メタ
ル) (ii) V族ソース : AsH3 ガス(流量2cc
m) (iii ) 成長中の真空度 : 1.3×10-5Tor
r (iv) 基板回転速度 : 20rpm (v) 成長速度 : 2.6μm/h (vi) 成長温度 : 150,200,300,40
0,600(℃) 上記の各温度により成長させた多重量子井戸層のキャリ
ア寿命を測定したところ、前記した図14の結果となっ
た。図から明らかなように、成長温度が400℃を越え
ると、キャリア寿命が長くなり始めるので、成長温度は
400℃以下が好ましい。また、150℃近傍ではキャ
リア寿命の値に問題はないが、150℃未満になると、
励起子による吸収の波長変化が生じなくなる可能性が大
きいので、150℃未満での成長は避けるべきである。
【0017】次に、Beドープ量の変化が、キャリア寿
命に及ぼす影響について調べるために、成長温度を20
0℃のみとした以外は前記と同様の条件で、Beドープ
量を0cm-3から約8cm-3まで4通りに変化させて量
子井戸層を成長させ、それぞれのキャリア寿命を測定し
た。その結果は前記した図15のようになった。ここ
で、比較のために、成長温度500℃において成長させ
た量子井戸層のドープ量変化に対するキャリア寿命の変
化も図15に合わせて示した。図から明らかなように、
200℃での成長では、Beを1017cm-3以上の量を
ドープすることによって、キャリア寿命が急激に短くな
ることがわかる。
【0018】次に、前記のようにして作製した可飽和吸
収体を用いた本発明の雑音フィルタの構成を図17を参
照して説明する。
【0019】図に示すように、光ファイバ10を伝送し
てきた信号光の10%程度を光カプラ(光分岐手段)1
1により一方の光ファイバ12に励起光として取り出
し、光増幅器(光増幅手段)13により大きく増幅させ
る。増幅された励起光は、ウオラストンプリズム14で
二つの直交した直線偏光に空間的に分離される。これら
をそのままレンズで集光して励起したのでは、光電界が
合成され、再び円偏光になる危険性が有るため、一方を
λ/2波長板15により直線偏光のまま90度回転さ
せ、平行な直線偏光とする。ここで、ウオラストンプリ
ズム14とλ/2波長板15は、分離・合波手段を構成
している。ファイバ10を伝搬してくる信号光は、環境
の変化によりその偏光状態が変化するため、プリズム1
4により分離した二つの直線偏光の強度は、ランダムに
変化する。しかし、再びレンズ16、17(第1の入射
手段)により一点に集光し、前記構成の可飽和吸収体1
8に照射したとき、励起されるキャリアは一定となる。
光カプラ11で分離した残り90%の信号光は、前記励
起光とタイミングを合わせる遅延ファイバ19を通った
後、ミラー20、レンズ17を介して可飽和吸収体18
の励起された点に照射される。ここで、遅延ファイバ1
9、ミラー20、およびレンズ17は、第2の入射手段
を構成している。この後、信号光は可飽和吸収体18を
透過した後に反射し、レンズ17、ミラー21を介して
光ファイバに取り出される。ここで、レンズ17および
ミラー21は、出射手段を構成している。なお、この場
合の出射信号光は、可飽和吸収体18の多重量子井戸層
を透過した後、反射膜により反射された信号光であった
が、透過したままの信号光をファイバに取り出すように
しても良い。
【0020】前述したように、直線偏光で励起する限
り、この信号光に対し偏光依存性は無く、また励起光に
より透明になった後に信号光が照射されるため、吸収損
失は極めて小さくなる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、高速な
可飽和吸収体として、Beをドープした低温成長量子井
戸層を用いることにより、高ビットレートの光パルス列
の雑音フィルタとしての動作を可能とするものである。
さらに、自己ポンプ−プローブ法を採用することによ
り、信号光の損失を大幅に低減することが可能である。
また、励起光の偏光を常に直線に保つことによって、信
号光に対し偏光無依存な雑音フィルタを可能とするもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】エビウムドープファイバー増幅器(EDFA)
により自然放出光(ASE)雑音が増加する説明図であ
り、(a)はエビウムドープファイバ増幅器の概略構成
図、(b)は同増幅器への入力光パルスを示すグラフ、
(c)は同増幅器からの出力光パルスを示すグラフであ
る。
【図2】半導体可飽和吸収体を用いた従来の雑音フィル
タの概略構成図である。
【図3】従来の雑音フィルタにおける励起光強度による
吸収スペクトルの変化を示すグラフである。
【図4】従来の雑音フィルタにおける光強度と透過率の
関係を示すグラフである。
【図5】従来の雑音フィルタの原理を説明するための光
学系の構成図である。
【図6】前記光学系における光増幅器からの出力光信号
のパルスを示すグラフである。
【図7】前記光学系における雑音フィルタの過飽和吸収
体での透過率の変化を示すグラフである。
【図8】前記光学系における雑音フィルタからの出力光
信号のパルスを示すグラフである。
【図9】前記光学系における雑音フィルタからの出力光
信号が光ファイバ中を通過した状態でのパルスを示すグ
ラフである。
【図10】従来の雑音フィルタにおいてその過飽和吸収
体のキャリア寿命が長いことにより生じる問題点の説明
するもので、(a)はパルス間隔が短い入力光信号のパ
ルス列を示すグラフ、(b)はこの入力光信号を受けた
場合の従来の雑音フィルタにおける透過率の変化を示す
グラフである。
【図11】円偏光励起の場合のスピンに基づく偏光依存
性の説明図である。
【図12】直線偏光励起の場合のスピンに基づく偏光依
存性の説明図である。
【図13】円偏光と直線偏光の可飽和吸収特性の違いを
示すもので、入射光強度と吸収損失との関係を示すグラ
フである。
【図14】本発明の一実施例を説明するためのもので、
多重量子井戸層の成長温度とキャリア寿命の関係を示す
グラフである。
【図15】従来の雑音フィルタを構成していた多重量子
井戸層を比較例として、本発明に用いる低温成長させB
eをドープしたInGaAs/InAlAs多重量子井
戸層におけるBeドープ量とキャリア寿命との関係を示
したグラフである。
【図16】本発明を説明するためのもので、励起光と信
号光の吸収損失の違いを示すグラフである。
【図17】本発明の雑音フィルタの一実施例の概略構成
図である。
【符号の説明】
10 光ファイバ 11 光カプラ 12 光ファイバ 13 光増幅器 14 ウオラストンプリズム 15 λ/2波長板 16,17 レンズ 18 可飽和吸収体 19 遅延ファイバ 20,21 ミラー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に可飽和吸収特性を有する
    多重量子井戸層が形成されてなる可飽和吸収体と、 光信号を第1の光と第2の光に分岐する光分岐手段と、 前記第2の光を増幅する光増幅手段と、 前記増幅された第2の光を2つの直交する偏波に分離
    し、その後一方の偏波を90度回転し再び他方と合波さ
    せる分離・合波手段と、 該合波した第2の光を前記可飽和吸収体に入射させる第
    1の入射手段と、 前記第1の光を前記可飽和吸収体における前記第2の光
    の入射位置に入射させる第2の入射手段と、 前記可飽和吸収体から反射または透過された前記第1の
    光を取り出す出射手段と、を具備することを特徴とする
    雑音フィルタ。
  2. 【請求項2】 前記多重量子井戸層が150℃から40
    0℃の低温成長層であり、かつドーパントとしてp型元
    素またはBeが1017cm-3以上添加されており、キャ
    リア寿命が100ピコ秒以上であることを特徴とする請
    求項1に記載の雑音フィルタ。
JP6211189A 1994-09-05 1994-09-05 雑音フィルタ Pending JPH0876157A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6211189A JPH0876157A (ja) 1994-09-05 1994-09-05 雑音フィルタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6211189A JPH0876157A (ja) 1994-09-05 1994-09-05 雑音フィルタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0876157A true JPH0876157A (ja) 1996-03-22

Family

ID=16601879

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6211189A Pending JPH0876157A (ja) 1994-09-05 1994-09-05 雑音フィルタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0876157A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008085292A (ja) * 2006-08-29 2008-04-10 Komatsu Ltd 極端紫外光源装置用ドライバーレーザ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008085292A (ja) * 2006-08-29 2008-04-10 Komatsu Ltd 極端紫外光源装置用ドライバーレーザ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Wang et al. Novel light source integration approaches for silicon photonics
Craiciu et al. Nanophotonic quantum storage at telecommunication wavelength
Willner et al. Optimal spectral and power parameters for all-optical wavelength shifting: single stage, fanout, and cascadability
Jewell et al. Lasing characteristics of GaAs microresonators
Pavesi Silicon-Based Light Sources for Silicon Integrated Circuits.
FR2724778A1 (fr) Dispositif a guide d'ondes optique a semiconducteurs, commutateur optique du type a commande optique et dispositif de converstion de longueur d'onde
JPH1065244A (ja) 可飽和ブラッグ反射器構造とその製造方法
US20020024706A1 (en) Multiple-wavelength amplified telecommunications system with gain compensation
Agarwal et al. Characterization and optimization of semiconductor optical amplifier for ultra high speed applications: a review
Marsh et al. Quantum well intermixing in material systems for 1.5 μm
US10135215B2 (en) Graphene optic fiber amplifiers
JPH0943646A (ja) 短光パルス波形整形装置
JP2870235B2 (ja) 光ファイバ増幅装置
JPH0876157A (ja) 雑音フィルタ
EP0992842B1 (fr) Dispositif de régénération d'un signal multiplexé en longueurs d'onde comprenant un absorbant saturable
JP3268560B2 (ja) 光半導体装置の製造方法
Alexander et al. 1 Gbit/s coherent optical communication system using a 1 W optical power amplifier
JP3830858B2 (ja) 超高速・広い波長帯域の光可飽和吸収半導体、それを用いた半導体装置及び導波路型光−光スイッチ
Isomaki et al. Semiconductor mirror for optical noise suppression and dynamic dispersion compensation
EP1299766B1 (fr) Structure d'absorbant saturable pour composant optique de regeneration de signal optique
JPH07270729A (ja) 雑音フィルターおよびその製造方法
JPH0882813A (ja) 光識別再生器
JP2002031824A (ja) 光雑音抑制素子
JP2856209B1 (ja) 光パルス圧縮装置およびそれを用いた光パルス伝送装置とレーザ光発生装置
Gay et al. Regeneration and cascadability assessment of a new passive 2R regenerator based on a dual-stage saturable absorber gate

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080227

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090227

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090227

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100227

Year of fee payment: 13

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100227

Year of fee payment: 13