JPH0874744A - 往復動ポンプにおける弁装置 - Google Patents

往復動ポンプにおける弁装置

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JPH0874744A
JPH0874744A JP6216362A JP21636294A JPH0874744A JP H0874744 A JPH0874744 A JP H0874744A JP 6216362 A JP6216362 A JP 6216362A JP 21636294 A JP21636294 A JP 21636294A JP H0874744 A JPH0874744 A JP H0874744A
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ring
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valve
elastic tightening
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Yukiro Arimitsu
幸郎 有光
Shigeaki Namekata
従晃 行方
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ARIMITSU KOGYO KK
Arimitsu Industry Co Ltd
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ARIMITSU KOGYO KK
Arimitsu Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 弁シートを挾着することなく取付けることが
できて、しかも、この弁シートを取付けるためのリング
を利用して弁シート取付部からの洩れを防止できるよう
にする点にある。 【構成】ポンプハウジング3の弁シート取付部位に、係
止面36をもった弁シート嵌合部37を設け、この嵌合
部37の径方向外側に、リング嵌合部38を設けて、そ
の嵌合内面38aと前記嵌合部37に嵌合する弁シート
5の外周面との間に弾性締付リング8を係止し、前記リ
ング嵌合部38にリング受止面39を設けると共に、弾
性締付リング8の前記リング受止面側外周部を大気開放
通路30に連通させ、弾性締付リング8の反リング受止
面側を高圧側に連通させ、この弾性締付リング8の径方
向への弾性変形により弁シート5を取付け、洩れを防止
するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は往復動ポンプにおける弁
装置、詳しくは、往復動ポンプにおけるポンプ要素の往
復駆動により開閉動作する吸込・吐出用の弁装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、此種弁装置としては、図6に示す
ように、ポンプ要素Aの往復駆動により開閉動作する吸
込弁体B1及び吐出弁体B2と、これら弁体B1・B2
が着座するシート面F3及びフランジ4をもつ吸込側弁
シートC1と吐出側弁シートC2とを備え、これら弁シ
ートC1・C2を、シリンダDをもったハウジング本体
H1と前記シリンダDに連通路D1を介して連通する吸
込側通路E及び吐出側通路Fをもったハウジングヘッド
H2とから成るポンプハウジングHと別個に形成してい
る。そして、前記吸込弁体B1と吸込側弁シートC1と
を、前記連通路D1と前記吸込側通路Eとの連通部分に
配置し、また、吐出弁体B2と吐出側弁シートC2と
を、前記連通路D1と前記吐出側通路Fとの連通部分に
配置して、各弁シートC1・C2のフランジF4を、前
記ハウジング本体H1とハウジングヘッドH2との対向
端面に設けられた凹入段部h間に介在させて、前記ハウ
ジングヘッドH2をハウジング本体H1に複数本の取付
ボルトGの締込みで結合するとき、前記各弁シートC1
・C2のフランジF4を前記凹入段部h間で挾着固定す
るようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】所が、従来では前記し
たように弁シートC1・C2のフランジF4を、取付ボ
ルトGの締込みによりハウジングヘッドH2とハウジン
グ本体H1との対向端面間に挾着して固定するようにし
ているため、この弁シートC1・C2におけるフランジ
F4の厚さと、前記ハウジング本体H1及びハウジング
ヘッドH2における凹入段部hの深さとの間に寸法誤差
があると、この寸法誤差により、前記ハウジング本体H
1とハウジングヘッドH2との対向端面間に隙間ができ
て、前記対向端面間にシール材を介在させても洩れを防
止できなくなったり、或は前記弁シートC1・C2を挾
着するまでの間に前記対向端面が当接して、前記凹入段
部hの底面と弁シートC1・C2のフランジF4との間
に隙間ができ、弁シートC1・C2を固定することがで
きなくて、該弁シートC1・C2が凹入段部h間でガタ
付くことになる不具合がある。
【0004】本発明の目的は、弁シートを挾着すること
なく取付けることができて、しかも、この弁シートを取
付けるためのリングを利用して弁シート取付部からの洩
れを防止できるようにする点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の目的を
達成するために、請求項1記載の発明は、ポンプ要素2
の往復駆動により開閉動作する弁体4と、この弁体4が
着座するシート面51をもつ弁シート5とを備え、この
弁シート5をポンプハウジング3とは別に設けて、該ポ
ンプハウジング3における通路に取付けている往復動ポ
ンプにおける弁装置において、記弁シート5の移動を係
止する係止面36をもった弁シート嵌合部37に弁シー
ト5を取付け、この弁シート5の径方向外側に、リング
嵌合部38を設けて、このリング嵌合部38の嵌合内面
38aと前記弁シート5の外周面との間に、弾性締付リ
ング8を係止する一方、前記リング嵌合部38に、弾性
締付リング8の押圧力による移動を受止めるリング受止
面39を設けると共に、リング嵌合部38に嵌合する弾
性締付リング8の前記リング受止面側外周部を、大気に
開口する大気開放通路30に連通させ、弾性締付リング
8の反リング受止面側を高圧側に連通させたのである。
【0006】また、請求項2記載の発明は、弾性締付リ
ング8の両端側に、中間部外面に対し径方向外方に向か
って膨出し、リング嵌合部38との面圧が大きくなる環
状膨出部83,84を設けて、これら環状膨出部83,
84間を大気開放通路30に連通させたのである。
【0007】また、請求項3記載の発明は、弾性締付リ
ング8を、二つのリング部材8A,8Bにより形成し、
リング嵌合部38におけるリング部材間を大気開放通路
30に連通させると共に、各リング部材8A,8B間に
スペーサ15を介装したのである。
【0008】
【作用】請求項1記載の発明では、弁シート嵌合部37
に弁シート5を取付け、この弁シート5の径方向外側に
リング嵌合部38を設けて、このリング嵌合部38の嵌
合内面38aと前記弁シート5の外周面との間に弾性締
付リング8を係止し、この弾性締付リング8の押圧力に
よる一方向への移動をリング受止面39で受止めると共
に、前記弾性締付リング8のリング受止面側外周部を大
気開放通路30に連通させ、弾性締付リング8の反リン
グ受止面側を高圧側に連通させたから、弾性締付リング
8の反リング受止面側と大気開放通路30に連通するリ
ング受止面側との間の圧力差により、弾性締付リング8
の反リング受止面側外周部分を前記大気開放通路30に
向かって弾性変形させて、この大気開放通路30に連通
する嵌合内面38aに密着状に圧接させてシールするこ
とができるのである。この結果、弾性締付リング8に作
用する前記押圧力により、該弾性締付リング8を前記リ
ング受止面39方向に押圧して、前記反リング受止面側
部分を径方向に弾性変形させることができ、この径方向
の弾性変形により、前記弁シート5を、その外周側から
強く締付けることができるのである。従って、弁シート
5の寸法誤差などに影響されることなく弁シート5を、
ガタ付きなく強く取付けることができるのであり、しか
も、弁シート5を取付けるために該弁シートなどを高精
度に加工しなくともよいから、加工性を高めることがで
き、コストを低減できるのであり、その上、弾性締付リ
ング8の前記リング受止面39への押圧と、径方向への
弾性変形とにより、弁シート取付部を良好にシールする
ことができ、大気への洩れを防止できるのである。
【0009】また、弁シート5は、弾性締付リング8の
弾性変形による締付力で取付けるから、換言すると従来
例のように取付ボルトの締込みで挾着固定するものでな
いから、弁シート5が過剰に締込まれるようなことがな
いのであり、この結果、前記弁シート5をセラミックス
で形成したとしても、該弁シート5が取付時の力で割れ
たりするのを防止できるのである。
【0010】また、請求項2記載の発明では、弾性締付
リング8の両端側に環状膨出部83,84を設けて、こ
れら環状膨出部83,84間を大気開放通路30に連通
させたから、一方の反リング受止面側膨出部83を、前
記したように大気開放通路30の内周面に密接状に圧接
させてシールすることができる上、リング嵌合部38の
リング受止面39側は、前記係止面36と弁シート5と
の間を経て高圧側通路に連通し、大気圧よりも高い圧力
になるから、他方のリング受止面側膨出部84を、前記
リング受止面39側と大気開放通路30側との間の圧力
差により大気開放通路30に向かって弾性変形させて、
この大気開放通路30に連通する嵌合内面38aに密着
状に圧接させてシールすることができ、更に、弾性締付
リング8を、各膨出部83,84部分で弾性変形させ易
くできて、径方向に弾性変形させた場合の面圧を、前記
膨出部83,84を設けない場合に比べて大きくできる
のであり、この結果、大気開放通路30を挾んで両側か
ら大気に漏れるのをより一層有効に防止できると共に、
弾性締付リング8による弁シート5の保持力を増大でき
るのである。
【0011】また、請求項3記載の発明では、弾性締付
リング8を、二つのリング部材8A,8Bにより形成
し、リング嵌合部38におけるリング部材間を大気開放
通路30に連通させると共に、各リング部材8A,8B
間にスペーサ15を介装したから、前記二つのリング部
材8A,8Bを、外周側だけでなく、内周側をも大気開
放通路30に向かって弾性変形させて、大気開放通路3
0に連通する嵌合内面38aと、弁シート5の外周面と
に密接状に圧接させることができ、この結果、大気に漏
れるのを防止できるだけでなく、弁シート5外周面を伝
ってポンプハウジング3の通路内に洩れるのを有効に防
止できるのである。
【0012】
【実施例】図2に示した往復動ポンプは、三つのシリン
ダ31を備えた三連式往復動ポンプであって、三つのポ
ンプ要素2を往復駆動するクランク軸などの駆動部を内
装した駆動部ハウジング1と、この駆動部ハウジング1
の一側に、該駆動部ハウジングと一体に突設された四つ
の突出片1aを介して支持されるポンプハウジング3
と、このポンプハウジング3のシリンダ31内で往復動
するプランジャなどの前記ポンプ要素2と、これらポン
プ要素2の往復駆動により開閉動作する弁体4と、該弁
体4が着座するシート面51をもった弁シート5とを備
えている。
【0013】図1に示した実施例の弁装置は、前記ポン
プハウジング3と、円板状の吸込弁体4A及び吐出弁体
4Bと、円筒状の吸込側弁シート5A及び吐出側弁シー
ト5Bと、前記弁体4を前記弁シート5のシート面51
に付勢する弁ばね6と、該弁ばね6を支持するばね受体
7とを備え、前記弁シート5を前記ポンプハウジング3
と別に形成している。
【0014】また、図1,図2に示した前記ポンプハウ
ジング3は、同一平面に沿って並列する三つのシリンダ
31をもったハウジング本体3Aと、前記各シリンダ3
1の長さ方向一端部から径方向外方に延びる連通路32
を介して前記各シリンダ31内と連通する吸込側通路3
3をもったハウジングヘッド3Bと、前記各シリンダ3
1の長さ方向一端から外方に延びる連通路34を介して
前記各シリンダ31内と連通する吐出側通路35をもっ
たハウジングヘッド3Cとから成り、前記ハウジング本
体3Aとハウジングヘッド3Cとを、該ハウジングヘッ
ド3Cの一側から前記駆動部ハウジング1の突出片1a
へと複数本の取付ボルト10を螺締することにより結合
すると同時に前記ハウジング本体3Aを駆動部ハウジン
グ1の突出片1aに固定しており、また、前記ハウジン
グヘッド3Bを、該ハウジングヘッド3Bの下方側から
前記ハウジング本体3Aへと複数本の取付ボルト11を
螺締することにより前記ハウジング本体3Aに結合して
いる。
【0015】次に前記吐出側弁シート5Bのポンプハウ
ジング3への取付けについて説明する。
【0016】図1に示した第1実施例では、ポンプハウ
ジング3における前記連通路34の液体出口側に、径方
向外方に延びる係止面36と、該係止面36の外縁から
前記吐出側通路35に向かって延びる環状段部37aを
もつた空間から成る弁シート嵌合部37とを設け、この
弁シート嵌合部37の環状段部37aに前記吐出側弁シ
ート3Bを嵌合して取付け、該弁シート3Bの反シート
面側端面52を前記係止面36に当接させて、弁シート
5Bが、シート面51側端面に作用する押圧力により前
記連通路34方向に移動するのを係止する一方、前記弁
シート3Bの径方向外側に、前記吐出側通路35の連通
路34との連通部分に亘って延びるリング嵌合部38を
設けて、このリング嵌合部38の嵌合内面38aと前記
弁シート5Bの外周面との間に、ゴム製の弾性締付リン
グ8を、前記嵌合内面38a及び弁シート5B外周面と
密接するように挿嵌して係止し、更に、前記リング嵌合
部38の前記係止面36側に、前記弁シート嵌合部37
の端縁から径方向外方に延びるリング受止面39を設け
て、前記弾性締付リング8が、反リング受止面側端面8
1に作用する押圧力により前記連通路34方向に移動す
るのを係止すると共に、前記リング嵌合部38における
嵌合内面38aの長さ方向中間に、前記ハウジング本体
3Aとハウジングヘッド3Bとの対向端面12を経て大
気に開口する大気開放通路30を設け、前記リング嵌合
部38に嵌合する弾性締付リング8の前記リング受止面
39側外周部を前記大気開放通路30に連通させ、弾性
締付リング8の反リング受止面側端面81を、前記ポン
プ要素2の複動時においても高圧側となる吐出側通路3
5に連通させたのである。
【0017】また、吸込側弁シート5Aのポンプハウジ
ング3における通路への取付は、吐出側弁シート5Bの
取付と基本的に同じであって、相違点は、前記係止面3
6と、前記弁シート嵌合部37と、リング受止面39と
を、吸込側通路33をもった前記ハウジングヘッド3B
に形成して、弾性締付リング8の反リング受止面側端面
81を、前記ポンプ要素2の往動時に高圧となる前記連
通路32に連通させただけであるから、その詳細な説明
を省略する。尚、この吸込側シート5Aの場合、前記ポ
ンプ要素2の複動時、弁シート5Aには前記係止面36
方向への押圧力が生じないから、前記弾性締付リング8
を前記リング嵌合部38に嵌合するとき、該弾性締付リ
ング8を径方向に弾性変形させて、その弾性復元力によ
り前記吸込側弁シート5Aを締付け、該弁シート5Aの
シリンダ31内方向への移動を防止するのである。
【0018】また、図1〜図3に示した大気開放通路3
0は、前記ハウジング本体3Aとハウジングヘッド3B
・3Cとの対向端面で、前記嵌合内面38aとの連続部
を環状に面取りして形成している。
【0019】また、前記弁シート5と、弁体4とはステ
ンレスなどの金属材料或はセラミックスで形成するので
あるが、その材料は特に制限されない。また、前記弾性
締付リング8は、主として硬度70(HST)程度の合
成ゴムで形成するのであるが、その材料は特に制限され
ない。
【0020】尚、図1に示した実施例では、前記弁シー
ト5のシート面51側外周に小径部53を設けて、この
小径部53に、前記弾性締付リング8のリング受止面3
9と反対方向への移動を規制するストッパリング13
と、前記ばね受体7とを嵌合している。また、このばね
受体7は、一端に内向き鍔部をもち、外周部に複数個の
窓孔をもった円筒状に形成して、その他端部を前記小径
部53に嵌合し、中間円筒部で前記弁体4をガイドする
と共に、前記鍔部と弁体4との間に前記弁ばね6を介在
している。
【0021】また、図2において、14は前記各シリン
ダ31内面と各ポンプ要素2外面との間をシールする断
面V形パッキングをもったシール装置である。
【0022】次に以上のごとく構成した実施例における
弁装置の作動を説明する。
【0023】図1,図2に示した弁装置は、前記駆動部
の駆動によりポンプ要素2が往復駆動すると、先ずその
復動時に吐出弁体4Bが閉じると共に、吸入弁体4Aが
開いて、水源の液体が、吸入管(図示せず)を介して吸
込側通路33から弁シート5A内及び連通路32を経て
各シリンダ31内に吸入され、また、前記ポンプ要素2
の往動時に前記吸込弁体4Aが閉じると共に吐出弁体5
Bが開いて、前記シリンダ31内の加圧された液体が各
連通路34から弁シート5B内を経て吐出側通路35に
吐出され、この吐出側通路35に開口する一つの送液口
35aから送液管などに圧送されるのである。
【0024】しかして、前記吐出側弁シート5Bは、反
シート面側端面52を係止面36に当接させているた
め、前記ポンプ要素2の複動時、シリンダ31内が、吐
出側通路35の圧力よりも低圧となり、弁シート5Bの
シート面51側端面に押圧力が作用しても、前記弁シー
ト5Bの移動を防止できるのである。
【0025】また、前記リング嵌合部38における嵌合
内面38aの長さ方向中間に、大気開放通路30を設
け、前記弾性締付リング8のリング受止面39側外周部
を前記大気開放通路30に連通させ、弾性締付リング8
の反リング受止面側を吐出側通路35に連通させたか
ら、ポンプ要素2の複動時、吐出側通路35と弾性締付
リング8の大気開放通路30に連通するリング受止面側
との間の圧力差により、弾性締付リング8の反リング受
止面側外周部分を前記大気開放通路30に向かって弾性
変形させて、この大気開放通路30に連通する嵌合内面
38aに密着状に圧接させてシールすることができ、こ
の反リング受止面側部分のシール状態で、前記押圧力に
より、弾性締付リング8を前記リング受止面39方向に
押圧して、前記反リング受止面側部分を径方向に弾性変
形させることができるのであり、そして、この径方向の
弾性変形により、前記弁シート5Bを、その外周側から
強く締付けることができるのである。また、弾性締付リ
ング8の前記押圧力によるリング受止面39への押圧
と、前記反リング受止面側部分の径方向への弾性変形と
により弾性締付リング8の両端側で良好にシールするこ
とができるのである。
【0026】また、ポンプ要素2の往動時には、前記弾
性締付リング8の反リング受止面側端面81に作用する
高圧圧力による押圧力により、弾性締付リング8の反リ
ング受止面側部分を、前記したように大気開放通路30
に連通する嵌合内面38aに圧接させてシールすること
ができると共に、シリンダ31内側の高圧圧力が前記係
止面36及び弁シート嵌合部37と弁シート5Bとの間
の僅少隙間を経て弾性締付リング8のリング受止面側端
面82に作用して、このリング受止面側端面82側と大
気開放通路30側との間の圧力差により、弾性締付リン
グ8のリング受止面側外周部分を前記大気開放通路30
に向かって弾性変形させて、この大気開放通路30に連
通する嵌合内面38aに密着状に圧接させてシールする
ことができ、このリング受止面側部分を、反リング受止
面側部分と同様に径方向に弾性変形させることができる
のである。この結果、大気開放通路30を挾んで両側か
ら大気に漏れるのを有効に防止できるのである。
【0027】尚、前記弾性締付リング8による締付力
は、前記ポンプ要素2が往動して弁体4Aが弁ばね6に
抗して開き始めるとき、弁シート5Bの反シート面側端
面52に作用する押圧力が、シート面51側端面に作用
する押圧力よりも大きくなって、弁シート5Bが前記係
止面36と反対方向に移動するのを防止することができ
る大きさの締付力となるようにするのである。詳しく
は、前記弁ばね6のばね力が、0.1Kg/cm2に設定され
ている場合、前記弁体4Aに対しシリンダ31内側圧力
P1が、吐出側通路35の圧力P2よりも前記ばね力
0.1Kg/cm2に見合う圧力だけ高くなり、前記弁シート
5Bを前記係止面36と反対方向に移動させる押圧力が
作用することになるため、前記弾性締付リング8の押圧
力を、前記(P1−P2)×弁シート5Bの反シート面
側端面52の受圧面積(A)の押圧力よりも大きくなる
ようにするのである。
【0028】又一方、前記吸込側弁シート5Aは、反シ
ート面側端面52を係止面36に当接させているため、
前記ポンプ要素2の往動時、シリンダ31内が、吸込側
通路33の圧力よりも高圧となり、弁シート5Aのシー
ト面51側端面に押圧力が作用しても、前記弁シート5
Aの移動を防止できるのであり、また、シリンダ31内
と弾性締付リング8の大気開放通路30に連通するリン
グ受止面側との間の圧力差により、弾性締付リング8の
反リング受止面側外周部分を前記大気開放通路30に向
かって弾性変形させて、この大気開放通路30に連通す
る嵌合内面38aに密着状に圧接させてシールすること
ができると共に、この反リング受止面側部分のシール状
態で、前記押圧力により、弾性締付リング8を前記リン
グ受止面39に押圧して、このリング受止面39部分を
シールすることができるから、ポンプ要素2の往動時に
おける弁シート取付部分からの洩れを防止できるのであ
る。また、前記ポンプ要素2の複動時には、弁シート5
Aを前記係止面36方向に押圧する押圧力は生じない
が、弾性締付リング8の前記リング嵌合部38への嵌合
時における弾性変形の弾性復元力により弁シート5Aを
締付けることができるので、該弁シート5Aのシリンダ
31内方向への移動を防止できると共に、洩れを防止で
きるのである。
【0029】以上のように弾性締付リング8を、高圧圧
力による押圧力により径方向に弾性変形させて弁シート
5を、その外周側から締付けて取付けるから、弁シート
5の寸法誤差などに影響されることなく弁シート5を、
ガタ付きなく強く取付けることができるのであり、しか
も、弁シート5を取付けるために該弁シートなどを高精
度に加工しなくともよいから、加工性を高めることがで
き、コストを低減できると共に、弁シート取付部からの
洩れを防止できるのであり、また、この弁シート5は、
取付ボルトの締込みで挾着固定することなく、弾性締付
リング8の弾性変形による締付力で取付けるから、弁シ
ート5が過剰に締込まれるようなことがないのである。
このため、前記弁シート5をセラミックスで形成したと
しても、該弁シート5が取付時の力で割れたりすること
がないのである。
【0030】次に図3に示した第2実施例について説明
する。
【0031】図3に示したものは、前記弾性締付リング
8の両端側に、中間部外面に対し径方向外方に向かって
膨出し、前記リング嵌合部38との面圧が大きくなる環
状膨出部83,84を設けて、これら環状膨出部83,
84間を前記大気開放通路30に連通させたものであっ
て、基本的には図1,図2に示したものと同じであるた
め、共通点についての説明は省略する。
【0032】斯く構成することにより、弾性締付リング
8を、各膨出部83,84部分で弾性変形させ易くでき
るから、前記したように弾性締付リング8の両端側外周
部を大気開放通路30に連通する嵌合内面38aに圧接
する場合、各膨出部83,84を嵌合内面38aに密着
させ易い上、前記押圧力により一方側膨出部83を径方
向に弾性変形させることができるだけでなく、他方側膨
出部84をも径方向に弾性変形させることができて、こ
れら膨出部83,84の面圧を、前記膨出部83,84
を設けない場合に比べて大きくできるのであり、この結
果、大気開放通路30を挾んで両側から大気に漏れるの
をより一層有効に防止できると共に、弾性締付リング8
による弁シート5の保持力を増大できるのである。
【0033】また、図4に示した第3実施例では、前記
弾性締付リング8を、二つのリング部材8A,8Bによ
り形成し、前記リング嵌合部38におけるリング部材8
A,8B間を前記大気開放通路30に連通させると共
に、前記各リング部材8A,8B間に環状のスペーサ1
5を介装したものであって、基本的には図1,図2に示
したものと同じであるため、共通点についての説明は省
略する。尚、前記リング部材8A,8Bは、断面O形に
形成しているが、その他例えば断面四角形に形成しても
よい。また、前記スペーサ15には、外周面と内周面と
に環状溝を設けると共に、これら環状溝部分から径方向
に貫通する複数個の孔を周方向に所定間隔を置いて設け
ている。
【0034】この第3実施例によると、前記二つのリン
グ部材8A,8Bを、外周側だけでなく、内周側をも大
気開放通路30に向かって弾性変形させて、大気開放通
路30に連通する嵌合内面38aと、弁シート5の外周
面とに密接状に圧接させることができ、この結果、リン
グ嵌合部38から大気に漏れるのを防止できるだけでな
く、弁シート5の外周面を伝って例えば吐出側通路35
からシリンダ31内に洩れたり、シリンダ31内から吸
込側通路33に洩れたりするのを有効に防止できるので
ある。
【0035】また、以上説明した実施例では、前記リン
グ嵌合部38における嵌合内面38aの長さ方向中間
に、前記ハウジング本体3Aとハウジングヘッド3B・
3Cとの対向端面を経て大気に開口する大気開放通路3
0を設けたが、その他、この大気開放通路30は、図5
に示すようにポンプハウジング3を、前記リング嵌合部
38から径方向外方に貫通する貫通孔に連通させてもよ
い。この場合、前記ハウジング本体3Aとハウジングヘ
ッド3B・3Cとは、前記弁シート取付部位でない位置
で結合する構造に形成するのである。また、大気開放通
路30は、図1〜図3に示すように前記ハウジング本体
3Aとハウジングヘッド3B・3Cとの対向端面で、前
記嵌合内面38aとの連続部を環状に面取りして形成す
る他、面取りすることなく前記対向端面の前記嵌合内面
38aとの連通部を大気開放通路としてもよいし、又、
図4のように前記した面取りをすることなく弾性締付リ
ング8の膨出部83,84間の環状凹入部を大気開放通
路としてもよい。
【0036】また、以上説明した実施例では、環状段部
37aをもった弁シート嵌合部37を形成したが、前記
環状段部37aは必ずしも必要でない。
【0037】また、図3〜図5に示した実施例は、吸込
側弁シートの取付けに適用してもよい。
【0038】
【発明の効果】以上のごとく請求項1記載の発明によれ
ば、弁シート嵌合部37に弁シート5を取付け、この弁
シート5の径方向外側にリング嵌合部38を設けて、こ
のリング嵌合部38の嵌合内面38aと前記弁シート5
の外周面との間に弾性締付リング8を係止し、この弾性
締付リング8の押圧力による一方向への移動をリング受
止面39で受止めると共に、前記弾性締付リング8のリ
ング受止面側外周部を、大気に開口する大気開放通路3
0に連通させ、弾性締付リング8の反リング受止面側を
高圧側に連通させたから、弾性締付リング8の反リング
受止面側と大気開放通路30に連通するリング受止面側
との間の圧力差により、弾性締付リング8の反リング受
止面側外周部分を前記大気開放通路30に向かって弾性
変形させて、この大気開放通路30に連通する嵌合内面
38aに密着状に圧接させてシールすることができるの
である。この結果、弾性締付リング8に作用する前記押
圧力により、該弾性締付リング8を前記リング受止面3
9方向に押圧して、前記反リング受止面側部分を径方向
に弾性変形させることができ、この径方向の弾性変形に
より、前記弁シート5を、その外周側から強く締付ける
ことができるのである。従って、弁シート5の寸法誤差
などに影響されることなく弁シート5を、ガタ付きなく
強く取付けることができるのであり、しかも、弁シート
5を取付けるために該弁シートなどを高精度に加工しな
くともよいから、加工性を高めることができ、コストを
低減できるのであり、その上、弾性締付リング8の前記
リング受止面39への押圧と、径方向への弾性変形とに
より、弁シート取付部を良好にシールすることができ、
大気への洩れを防止できるのである。
【0039】また、弁シート5は、弾性締付リング8の
弾性変形による締付力で取付けるから、換言すると従来
例のように取付ボルトの締込みで挾着固定するものでな
いから、弁シート5が過剰に締込まれるようなことがな
いのであり、この結果、前記弁シート5をセラミックス
で形成したとしても、該弁シート5が取付時の力で割れ
たりするのを防止できるのである。
【0040】また、請求項2記載の発明によれば、弾性
締付リング8の両端側に環状膨出部83,84を設け
て、これら環状膨出部83,84間を大気開放通路30
に連通させたから、一方の反リング受止面側膨出部83
を、前記したように大気開放通路30の内周面に密接状
に圧接させてシールすることができる上、リング嵌合部
38のリング受止面39側は、前記係止面36と弁シー
ト5との間を経て高圧側通路に連通し、大気圧よりも高
い圧力になるから、他方のリング受止面側膨出部84
を、前記リング受止面39側と大気開放通路30側との
間の圧力差により大気開放通路30に向かって弾性変形
させて、この大気開放通路30に連通する嵌合内面38
aに密着状に圧接させてシールすることができ、更に、
弾性締付リング8を、各膨出部83,84部分で弾性変
形させ易くできて、径方向に弾性変形させた場合の面圧
を、前記膨出部83,84を設けない場合に比べて大き
くできるのであり、この結果、大気開放通路30を挾ん
で両側から大気に漏れるのをより一層有効に防止できる
と共に、弾性締付リング8による弁シート5の保持力を
増大できるのである。
【0041】また、請求項3記載の発明によれば、弾性
締付リング8を、二つのリング部材8A,8Bにより形
成し、リング嵌合部38におけるリング部材間を大気開
放通路30に連通させると共に、各リング部材8A,8
B間にスペーサ15を介装したから、前記二つのリング
部材8A,8Bを、外周側だけでなく、内周側をも大気
開放通路30に向かって弾性変形させて、大気開放通路
30に連通する嵌合内面38aと、弁シート5の外周面
とに密接状に圧接させることができ、この結果、大気に
漏れるのを防止できるだけでなく、弁シート5外周面を
伝ってポンプハウジング3の通路内に洩れるのを有効に
防止できるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明弁装置における要部のみの拡大断面図。
【図2】同弁装置を備えたポンプの一部を省略した部分
縦断側面図。
【図3】同弁装置の別の実施例を示す拡大断面図。
【図4】同弁装置の別の実施例を示す拡大断面図。
【図5】同弁装置の更に別の実施例を示す拡大断面図。
【図6】従来例を示す部分断面図。
【符号の説明】
2 ポンプ要素 3 ポンプハウジング 30 大気開放通路 36 係止面 37 弁シート嵌合部 38 リング嵌合部 38a 嵌合内面 39 リング受止面 4 弁体 5 弁シート 51 シート面 8 弾性締付リング 83,84 環状膨出部 8A,8B リング部材 15 スペーサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポンプ要素(2)の往復駆動により開閉動
    作する弁体(4)と、この弁体(4)が着座するシート
    面(51)をもつ弁シート(5)とを備え、この弁シー
    ト(5)をポンプハウジング(3)とは別に設けて、該
    ポンプハウジング(3)における通路に取付けている往
    復動ポンプにおける弁装置において、弁シート(5)の
    移動を係止する係止面(36)をもった弁シート嵌合部
    (37)に弁シート(5)を取付け、この弁シート
    (5)の径方向外側にリング嵌合部(38)を設けて、
    このリング嵌合部(38)の嵌合内面と弁シート(5)
    の外周面との間に、弾性締付リング(8)を係止する一
    方、リング嵌合部(38)に、弾性締付リング(8)の
    押圧力による移動を受止めるリング受止面(39)を設
    けると共に、リング嵌合部(38)に嵌合する弾性締付
    リング(8)の前記リング受止面側外周部を、大気に開
    口する大気開放通路(30)に連通させ、弾性締付リン
    グ(8)の反リング受止面側を高圧側に連通させている
    ことを特徴とする往復動ポンプにおける弁装置。
  2. 【請求項2】弾性締付リング(8)の両端側に、中間部
    外面に対し径方向外方に向かって膨出し、リング嵌合部
    (38)との面圧が大きくなる環状膨出部(83,8
    4)を設けて、これら環状膨出部(83,84)間を大
    気開放通路(30)に連通させている請求項1記載の往
    復動ポンプにおける弁装置。
  3. 【請求項3】弾性締付リング(8)は、二つのリング部
    材(8A,8B)から成り、リング嵌合部(38)にお
    けるリング部材間を大気開放通路(30)に連通させる
    と共に、各リング部材(8A,8B)間にスペーサ(1
    5)を介装している請求項1記載の往復動ポンプにおけ
    る弁装置。
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