JPH0874686A - 合成油の製造方法及びその装置 - Google Patents

合成油の製造方法及びその装置

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JPH0874686A
JPH0874686A JP6240775A JP24077594A JPH0874686A JP H0874686 A JPH0874686 A JP H0874686A JP 6240775 A JP6240775 A JP 6240775A JP 24077594 A JP24077594 A JP 24077594A JP H0874686 A JPH0874686 A JP H0874686A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低周波・低電圧の低電流を付与する装置を複
数に分割したり、合成槽,曝気槽を設けることによっ
て、所望の合成油を確実に得る方法及びその装置を提供
する。 【構成】 水タンク1からの水の供給管系3に複数回に
わたって低周波・低電圧の低電流が付与され、油タンク
2からの油の供給管系4に低周波・低電圧の低電流が付
与され、該水と油が合流点5において合流され、混合さ
れた水と油に更に複数回にわたって低周波・低電圧の低
電流が付与され、ヒ―タ付き合成槽7において空気の供
給のもとで両者の合成が促進され、更に低周波・低電圧
の低電流が付与された後、曝気槽8で十分な空気が付与
され、更に低周波・低電圧の低電流が付与されてから貯
溜槽9に貯溜されるようにした合成油の製造方法及びそ
の装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車等のエンジン
またはボイラ等に使用されるガソリン,軽油或は重油等
に水を加えて合成油を製造する方法及びその装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】本発明者は、先にそれぞれ別設した油タ
ンクと水タンクから油及び水を供給管を介して供給し両
者を混合合成した後、該合成油をエンジン等の燃焼に用
いるものを発明し特開平6ー213079号公報として
公知にした。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】ところで、該公知の技術においては、水,
油及びその混合物にそれぞれ低周波・低電圧の低電流を
付与して合成油の質の向上を図るという基本的な技術の
開示はなされているが、低周波・低電圧の低電流の付与
手段,合成手段或は曝気等に深く追求されることがなか
った。そのため、最上の合成油を得るのには満足できな
いことがあった。
【0004】この発明は、従来の技術の有するこのよう
な問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とする
ところは、低周波・低電圧の低電流を付与する装置を複
数に分割したり、合成槽,曝気槽を設けることによっ
て、所望の合成油を確実に得る方法及びその装置を提供
しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明における合成油の製造方法は、水タンクか
らの水の供給管系に複数回にわたって低周波・低電圧の
低電流を付与して水分子の親和力を除々に崩し且つ水中
の溶存酸素を増加させ、前記油タンクからの油の供給管
系に低周波・低電圧の低電流を付与して油分子の親和力
を崩し且つ油中の溶存酸素を増加させ、前記親和力が弱
めら且つ溶存酸素が増加された水と油を混合管において
合流させ、該混合された水と油に更に複数回にわたって
低周波・低電圧の低電流を付与して両者を更に良く混合
すると共に溶存酸素を更に増加させ、ヒ―タ付き合成槽
において空気の供給のもとで両者の合成を促進させ、更
に低周波・低電圧の低電流を付与して溶存酸素を更に増
加させた後曝気槽で十分な空気を付与し、更に低周波・
低電圧の低電流を付与して前記空気を均等に浸透させる
と共に不純物を遊離させてから貯溜槽に貯溜するように
したことを特徴とするものである。
【0006】また、前記油タンクからの油の供給量と水
タンクからの水の供給量の割合を5対5から8対2の範
囲内にしたことを特徴とするものである。
【0007】また、前記低周波・低電圧の低電流とし
て、周波数を40〜320Hz,電圧を0.5〜2V,
電流を1〜3mAの範囲にしたことを特徴とするもので
ある。
【0008】また、前記周波数を、油の供給管系におい
ては水供給管系におけるものよりも高くし、合流後の最
初のものと油の供給管におけるものとを略同一とし、そ
の後順次高くし、合成槽以降は油の供給管系におけるも
のと略同一とし、また、前記電圧を、曝気槽に至るまで
を略同一とし、曝気槽以降は高くし、更に前記電流を、
合流直前の水供給管においては油の供給管におけるもの
よりも高くし、合流後の最初のものは前記両者の中間と
し、その後順次高くし、合成槽以降は合流後の最初のも
のと略同一にしたことを特徴とするものである。
【0009】また、油として各種重油を使用する場合、
軽油に比して、周波数及び電流を高くし電圧は同一とし
たことを特徴とするものである。
【0010】更に、上記目的を達成するために、この発
明における合成油の製造装置は、水の供給管系に供給ポ
ンプ,流量制御弁,複数の低周波・低電圧の低電流を付
与する装置及びチェック弁を配置し、油の供給管系に供
給ポンプ,流量制御弁,低周波・低電圧の低電流を付与
する装置及びチェック弁を配置し、両管系を合流させて
その混合管系に供給ポンプ,複数の低周波・低電圧の低
電流を付与する装置及びチェック弁を配置し、その下流
にヒ―タ付き合成槽を接続し、更に低周波・低電圧の低
電流を付与する装置を介して曝気槽を接続し、該曝気槽
と貯溜槽との間に更に複数の低周波・低電圧の低電流を
付与する装置を配置したことを特徴とするものである。
【0011】
【作用】水の供給系に複数回にわたって低周波・低電圧
の低電流による静電誘導電界を作用させることにより、
振動によって水分子の親和力が弱められと共に水中に共
存する空気から酸素を水の分子間に混入・溶存させて水
中の溶存酸素を増加させ、同様に油に低周波・低電圧の
低電流による静電誘導電界を作用させることにより、油
分子の親和力を弱めると共に油中の溶存酸素を増加さ
せ、更に合流後に複数回にわたって低周波・低電圧の低
電流による静電誘導電界を作用させることにより、水及
び油の分子変動を与えて更に混合を良くし且つ混合液と
共存する空気から酸素を混入・溶存させてそれぞれの溶
存酸素を増加させ、これをヒ―タ付き合成槽において高
温雰囲気で空気の供給のもとで合成させ、合成後に更に
低周波・低電圧の低電流による静電誘導電界を作用させ
ることにより、合成油の溶存酸素を増加させた後、曝気
槽において空気の供給により十分な酸素を付加し、しか
る後低周波・低電圧の低電流による静電誘導電界を作用
させることにより該酸素が均一に合成油中に浸透され且
つ合成油中の不純物を遊離させてから貯溜槽に貯溜され
るものである。このようにして合成された油は、エンジ
ンまたはボイラの燃焼部等において十分に燃焼に供され
得るので、燃料の消費節約が大いになされると共に、使
用後の排気に含まれるNOxあるいはCOを著しく減少
させることができる。
【0012】
【実施例】図1及び図2を参照してこの発明の実施例に
ついて説明をする。図において、1は水タンクであり、
2は油タンクであり、該油タンク2には目的に応じてガ
ソリン,軽油または重油等の油が充填されているが、こ
の実施例では重油が充填されたものについて以下説明を
する。
【0013】そして、水タンク1からの水は供給管3を
介して、また油タンク2からの油は供給管4を介してそ
れぞれ供給され、合流点5において両者は合流され、供
給管6を介してヒ―タ付き合成槽7で合成され、曝気槽
8で十分な酸素が付加されてから貯溜槽9に貯えられ
る。
【0014】水タンク1にはフィルタ―10及び戻し管
11が配置され、該水タンク1内の水はフィルタ―10
を経てポンプ12により供給管3に送られる。該供給管
3には圧力計13,流量制御弁14,流量計15,チェ
ック弁16,17及び低周波・低電圧の低電流を付与す
る装置18,19が設けられ、該装置18,19は例え
ば供給管3の外周にコイル状に巻かれた導電線からなる
ものである。
【0015】そして、供給管3内を流れる水量は前記流
量計15により計測され、該流量が所望の流量になるよ
う流量コントロ―ルユニット20によって流量制御弁1
4が制御される。そして、余剰の水はリリ―フ弁21を
介して戻し管11により水タンク1内に戻される。
【0016】油タンク2にもフィルタ―23及び戻し管
24が配置され、該油タンク2内の油はフィルタ―23
を経てポンプ25により供給管4に送られる。該供給管
4には圧力計26,流量制御弁27,流量計28,チェ
ック弁29,30及び低周波・低電圧の低電流を付与す
る装置31が設けられ、該装置31も例えば供給管4の
外周にコイル状に巻かれた導電線からなるものである。
【0017】そして、供給管4内を流れる油量は前記流
量計28により計測され、該流量が所望の流量になるよ
う流量コントロ―ルユニット32によって流量制御弁2
7が制御される。そして、余剰の油はリリ―フ弁33を
介して戻し管24により油タンク2内に戻される。
【0018】各チェック弁17,30を通過した水と油
は前記合流点において合流され、供給管6を流下すると
きに低周波・低電圧の低電流を付与する装置35,3
6,37,38を経てヒ―タ付き合成槽7に至り、その
間にポンプ39及びチェック弁40も経由する。合成槽
7で合成された合成油は低周波・低電圧の低電流を付与
する装置41から曝気槽8に至り、更に低周波・低電圧
の低電流を付与する装置42,43を経て合成油の貯溜
槽9内に貯溜される。
【0019】図2は交流信号発生機の概略説明図であ
り、商業電源或はバッテリ―45からの電流は交流信号
発生機46内の電流制御回路47において、1〜3mA
の範囲で油の種類に応じて選択制御され、また、周波数
発生回路48で40〜320Hzの低周波が発生され得
るようになっている。また、変圧回路49にあっては前
記それぞれの低周波・低電圧の低電流を付与する装置の
導電コイル50に電圧を0.5〜2Vの範囲として選択
的に供給し得るようになっている。
【0020】ポンプ12,25及び39を駆動すると、
水タンク1から水が、油タンク2から油が、それぞれ供
給管3と4に送られる。そして、供給管3及び4では、
それぞれの流量コントロ―ルユニット20,32によっ
て、油と水の流量割合が例えば油70%に対して水30
%のような、5対5から8対2の範囲内で所定量に制御
される。
【0021】前記供給管3に配置された低周波・低電圧
の低電流を付与する装置18のコイルには例えば低周波
F=45Hz,低電圧E=0.5V,低電流I=1.2
mAが前記交流信号発生機46から送られ、装置19の
コイルにはF=90Hz,E=0.5V,I=1.8m
Aが送られることによって、水分子間の親和力が除々に
崩され且つ水と共存する空気から酸素が水の分子間に混
入・溶存させられて水の溶存酸素を増加させる。
【0022】一方、供給管4に配置された低周波・低電
圧の低電流を付与する装置31のコイルには例えばF=
106Hz,E=0.5V,I=1.4mAが送られる
ことによって、水と同様に油の分子が細かくされると共
に溶存酸素を増加させる。
【0023】親和力が弱められ溶存酸素が増加した水と
油は合流点5で合流し、その混合液は、装置35のコイ
ルに例えばF=106Hz,E=0.5V,I=1.6
mAが、装置36のコイルに例えばF=106Hz,E
=0.5V,I=1.8mAが、装置37のコイルに例
えばF=220Hz,E=0.5V,I=1.8mA
が、装置38のコイルに例えばF=320Hz,E=
0.5V,I=2.1mAが送られることによって、水
と油の混合が更に促進され且つ溶存酸素を更に増加させ
る。なお、ポンプ39は下流のヒ―タ付き合成槽7への
混合液の送給を容易にするためのものである。
【0024】このようにして、かなりの混合がなされた
水と油はヒ―タ付き合成槽7内へ送られる。この合成槽
7にはヒ―タ52が配置され、該ヒ―タ52はヒ―タコ
ントロ―ルユニット53によって合成油を例えば摂氏8
0度ないし120度の雰囲気にするよう制御されるよう
になっている。また、54はエアコンプレッサであり、
例えば約20気圧の圧力を発生できる能力を有し、該エ
アコンプレッサ54からは約5気圧の空気が合成槽7内
に供給されて水と油を攪はんし、前記温度雰囲気で合成
油を作る。
【0025】この合成槽7を出た合成油は、十分な酸素
が混入された状態には至っていないので、まず、装置4
1のコイルに、例えばF=160Hz,E=0.5V,
I=1.8mAを送って溶存酸素を更に増加させた後,
曝気槽8内へ送られる。この曝気槽8には前記エアコン
プレッサ54から10ないし15気圧の空気が供給され
て合成油に多量の酸素を付加すると共に合成油の均等化
を図る。
【0026】この曝気槽8を出た合成油は、装置42の
コイルに例えばF=70Hz,E=1V,I=1.6m
Aを送って合成油の更なる均等化を図り、装置43のコ
イルに例えばF=106Hz,E=1V,I=2.2m
Aを送って合成油から不純物を遊離させてから貯溜槽9
に貯溜れるようになる。
【0027】このように、水は複数の静電誘導電界を作
用させることにより、徐々に水分子間の親和力が除々に
崩され且つ溶存酸素が増加されるので、これを同じく親
和力が崩され且つ溶存酸素が増加された油と合流させる
ことにより、両者の混合が可能となり、しかも強制的に
合成,曝気を行うことにより所望の合成油が得られるの
である。
【0028】そして、前記合成される油と水の割合は5
対5の程度であれば多少油質は落ちるが燃料等に使用が
可能であり経済的であり、これを8対2の割合にすると
油質は著しく向上するが経済的なメリットが減少するの
で、必要に応じて合成割合を決定するとよい。
【0029】また、前記低周波・低電圧の低電流の付与
については、上記それぞれの数値は実験によるものであ
るが、周波数を40〜320Hz,電圧を0.5〜2
V,電流を1〜3mAの範囲内にすると各種の油に適用
することができ、その付与傾向は、周波数を、油の供給
管4系においては水供給管3系におけるものよりも高く
し、合流後の最初のもの(装置35)と油の供給管にお
けるもの(装置31)とを略同一とし、その後順次高く
し、合成槽7以降は油の供給管系におけるもの(装置3
1)と略同一とし、また、前記電圧を、曝気槽8に至る
までを略同一とし、曝気槽8以降は高くし、更に前記電
流を、合流直前の水供給管のもの(装置19)において
は油の供給管のもの(装置31)におけるものよりも高
くし、合流後の最初のもの(装置35)は前記両者の中
間とし、その後順次高くし、合成槽7以降は合流後の最
初のもの(装置35)と略同一にすると実用的である。
また、各種重油を使用する場合には、軽油に比して、周
波数及び電流を高くし電圧は略同一としてもよいもので
ある。
【0030】以上の実施例では、低周波・低電圧の低電
流を付与する装置として供給管の外周にコイル状に巻か
れた導電線からなるものについて説明をしたが、該装置
としては供給管の外周に沿って設けた弧状の導電板を使
用してもよい。
【0031】
【発明の効果】この発明によると、水の供給系に複数回
にわたって低周波・低電圧の低電流による静電誘導電界
を作用させ、油の供給系にも静電誘導電界を作用させた
ため、水及び油のそれぞれの分子間の親和力が崩され溶
存酸素が増加された両者は、合流点で容易に混合され、
更に合流後に複数回にわたって低周波・低電圧の低電流
による静電誘導電界を作用させることにより、水及び油
の更なる分子変動を与えることにより更に水と油の混合
を良くすると共にそれぞれの溶存酸素を増加させること
ができ、更に良好な雰囲気のヒ―タ付き合成槽内で合成
油とし、且つ曝気槽で追加酸素の付与と合成油の均等化
が図られ、その途中にも静電誘導電界を作用させたの
で、所望に合成油が容易に得られる。そして該合成油は
エンジンまたはボイラの燃焼部等における燃焼に使用で
き、燃料の消費節約が大いになされると共に、使用後の
排気に含まれるNOxあるいはCOを著しく減少させる
ことができ、公害対策上非常に有利なものである。ま
た、低電圧を利用するので安全であると共にコスト安で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明に係る合成油の製造方法を実施
するのに適した装置の概略説明図である。
【図2】図2はこの発明に係る交流信号発生機の概略説
明図である。
【符号の説明】
1 水タンク 2 油タンク 3,4,6 供給管 7 ヒ―タ付き合成槽 8 曝気槽 9 貯溜槽 12,25,39 供給ポンプ 14,27 流量制御弁 16,17,29,30,40 チェック弁 18,19,31,35,36 低周波・低電圧の低
電流付与装置 37,38,41,42,43 低周波・低電圧の低
電流付与装置 52 ヒ―タ 54 エアコンプレッサ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ別設した油タンクと水タンクか
    ら油及び水を供給管を介して供給し両者を混合合成した
    後、貯溜槽に貯溜するようにした合成油の製造方法にお
    いて、前記水タンクからの水の供給管系に複数回にわた
    って低周波・低電圧の低電流を付与して水分子の親和力
    を除々に崩し且つ水中の溶存酸素を増加させ、前記油タ
    ンクからの油の供給管系に低周波・低電圧の低電流を付
    与して油分子の親和力を崩し且つ油中の溶存酸素を増加
    させ、前記親和力が弱めら且つ溶存酸素が増加された水
    と油を混合管において合流させ、該混合された水と油に
    更に複数回にわたって低周波・低電圧の低電流を付与し
    て両者を更に良く混合すると共に溶存酸素を更に増加さ
    せ、ヒ―タ付き合成槽において空気の供給のもとで両者
    の合成を促進させ、更に低周波・低電圧の低電流を付与
    して溶存酸素を更に増加させた後曝気槽で十分な空気を
    付与し、更に低周波・低電圧の低電流を付与して前記空
    気を均等に浸透させると共に不純物を遊離させてから貯
    溜槽に貯溜するようにしたことを特徴とする合成油の製
    造方法。
  2. 【請求項2】 前記油タンクからの油の供給量と水タン
    クからの水の供給量の割合を5対5から8対2の範囲内
    にしたことを特徴とする請求項1記載の合成油の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 前記低周波・低電圧の低電流として、周
    波数を40〜320Hz,電圧を0.5〜2V,電流を
    1〜3mAの範囲にしたことを特徴とする請求項1又は
    2記載の合成油の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記周波数を、油の供給管系においては
    水供給管系におけるものよりも高くし、合流後の最初の
    ものと油の供給管におけるものとを略同一とし、その後
    順次高くし、合成槽以降は油の供給管系におけるものと
    略同一とし、また、前記電圧を、曝気槽に至るまでを略
    同一とし、曝気槽以降は高くし、更に前記電流を、合流
    直前の水供給管においては油の供給管におけるものより
    も高くし、合流後の最初のものは前記両者の中間とし、
    その後順次高くし、合成槽以降は合流後の最初のものと
    略同一にしたことを特徴とする請求項3記載の合成油の
    製造方法。
  5. 【請求項5】 油として各種重油を使用する場合、軽油
    に比して、周波数及び電流を高くし電圧は同一としたこ
    とを特徴とする請求項3又は4記載の合成油の製造方
    法。
  6. 【請求項6】 それぞれ別設した油タンクと水タンクか
    ら油及び水を供給管を介して供給し両者を混合合成した
    後、貯溜槽に貯溜するようにした合成油の製造装置にお
    いて、水の供給管系に供給ポンプ,流量制御弁,複数の
    低周波・低電圧の低電流を付与する装置及びチェック弁
    を配置し、油の供給管系に供給ポンプ,流量制御弁,低
    周波・低電圧の低電流を付与する装置及びチェック弁を
    配置し、両管系を合流させてその混合管系に供給ポン
    プ,複数の低周波・低電圧の低電流を付与する装置及び
    チェック弁を配置し、その下流にヒ―タ付き合成槽を接
    続し、更に低周波・低電圧の低電流を付与する装置を介
    して曝気槽を接続し、該曝気槽と貯溜槽との間に更に複
    数の低周波・低電圧の低電流を付与する装置を配置した
    ことを特徴とする合成油の製造装置。
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