JPH0872798A - 航空機の駐機誘導システム - Google Patents

航空機の駐機誘導システム

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JPH0872798A
JPH0872798A JP21488794A JP21488794A JPH0872798A JP H0872798 A JPH0872798 A JP H0872798A JP 21488794 A JP21488794 A JP 21488794A JP 21488794 A JP21488794 A JP 21488794A JP H0872798 A JPH0872798 A JP H0872798A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、地上係員が誤った機種を入力して
も、その誤りを修正して航空機を駐機位置まで安全に誘
導する航空機の駐機誘導システムを提供する。 【構成】 複数機種の航空機の画像情報を保存する画像
情報データベース8と、当該データベースから画像情報
を呼び出すデータ呼出手段11と、カメラ6により撮像
される航空機の画像情報から、必要な画像情報を抽出す
る画像処理手段7と、これらの画像情報を比較して、カ
メラに撮像された航空機の機種とデータ呼出手段におけ
る指定機種とが一致しているか否かを判定する特徴比較
手段13と、機種が一致していないとき、指定機種を変
更する機種指定手段10と、機種が一致するとき、撮像
される画像情報とデータ呼出手段に呼び出された画像情
報との比較に基づいて、基準位置から航空機までの距離
を算出する算出手段14と、機種名と距離とを出力する
手段1とを具備した航空機の駐機誘導システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空港において航空機を
所定の駐機位置に誘導するための航空機の駐機誘導シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から航空機を滑走路からエプロン区
域の駐機位置まで誘導するのに航空機の駐機誘導システ
ムが用いられている。従来の駐機誘導システムとして、
例えば特開平4−31200が開示されている。
【0003】図5は、駐機位置に誘導された航空機の様
子を示す図である。航空機31は、滑走路に着陸後、駐
機位置,例えば搭乗橋32の接続位置に誘導される。こ
のとき、地上係員は、接近する航空機31を視覚で確認
して、その機種名を係員の確認場所に設置された操作部
33に入力する。
【0004】一方、航空機31のパイロットは、視界に
入る位置,例えば駐機位置正面の壁面等に設置された表
示部34の表示を参照して航空機31を駐機位置,例え
ば搭乗橋32の接続位置に移動させる。
【0005】図6は、このような従来の航空機の駐機誘
導システムの構成を示す図である。この航空機の駐機誘
導システムは、前記操作部33,表示部34と画像部3
5とによって構成されている。
【0006】航空機31のパイロットに視認される表示
部34は、パイロットが自機種を確認するための情報と
なる機種名を機種名表示部36に、駐機位置までの距離
を距離表示部37に表示する。
【0007】また、地上係員に操作部33から入力され
た機種名は、表示部34の機種名表示部36と画像部3
5の駐機距離算出部36に送出される。機種名表示部3
6は受信した機種名をそのまま表示する。
【0008】一方、駐機距離算出部38は、受信した機
種名に相当する画像特徴情報をデータベース部39より
取り出す。なお、前記画像情報データベース部39に
は、機種毎に1つの特徴、例えばタイヤ、翼、或いは衝
突防止灯(ACL)など航空機31を駐機位置まで誘導
する際に最も有力となる特徴に対する駐機位置に至るま
での画像情報があらかじめ保存されている。
【0009】例えばその特徴データはタイヤであるとし
た場合について考えてみる。図7は、画像情報データベ
ース部にタイヤの情報が保存されている様子を示す図で
ある。
【0010】図7には、各機種B1、B2、B3...
等に対して各々の機種に対するタイヤの画像がa、b、
c、...と保存されている。このとき、例えば操作部
33にB1と入力された場合には、aの画像情報が画像
情報データベース部39より取り出される。次に実際に
駐機位置に近づきつつある航空機31の画像情報は、カ
メラ部40において航空機31の全画像がとらえられた
のち、画像処理部41においてタイヤに対する画像情報
が抽出される。
【0011】駐機距離算出部38は、この画像処理部4
1にて抽出された画像情報と前記画像情報データベース
部39より取り出された画像情報aとの比較をすること
で、航空機31が駐機位置に対してどのような距離にあ
るかを算出し、この結果である駐機位置までの距離を、
距離表示部37へ送出する。
【0012】距離表示部37は、航空機31のパイロッ
トが容易に認識できる形、例えば数値あるいはバー等の
形で駐機位置に対する距離を表示する。以上は、操作部
33に入力された機種に相当する画像情報を画像情報デ
ータベース部41より取り出し、この画像情報と実際に
カメラ部40でとらえられ、画像処理部41で抽出され
た画像情報とから駐機位置までの距離を算出して航空機
31を駐機位置まで適確に誘導するシステムである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した従来
の駐機誘導システムでは、地上係員が操作部33への機
種入力を誤った場合には、画像情報データベース部39
より、誤った機種に対する画像情報が取り出されて、実
際の画像情報との比較が行われることになるため、駐機
位置の算出結果が不確かなものになり、航空機31の誘
導を誤るという問題点があった。
【0014】本発明は、このような実情を考慮してなさ
れたもので、その第1の目的は、地上係員が誤った機種
を入力した場合でも、その誤りを修正して航空機を駐機
位置まで安全に誘導する航空機の駐機誘導システムを提
供し、第2の目的は、地上係員が誤った機種を入力した
場合、その誤りに対して警報を発し、必要な修正を促す
航空機の駐機誘導システムを提供しすることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に対応する発明は、複数機種の航空機にお
ける各機種毎に、機種名と複数種類の画像情報を保存す
る画像情報データベースと、この画像情報データベース
から、入力操作又は予め設定された条件に従って指定さ
れる指定機種に対応する種類の画像情報を呼び出すデー
タ呼出手段と、カメラにより撮像される航空機の画像情
報から、画像情報データベースに保存された種類の画像
情報に対応する画像情報を抽出する画像抽出手段と、こ
の画像抽出手段により抽出された各種類の画像情報とデ
ータ呼出手段に呼び出された画像情報とを比較して、カ
メラにて撮像された航空機の機種とデータ呼出手段にお
ける指定機種とが一致しているか否かを判定する特徴比
較手段と、特徴比較手段によってカメラに撮像された航
空機の機種とデータ呼出手段における指定機種とが一致
していないと判定されたとき、データ呼出手段における
指定機種を別の指定機種に変更する機種変更手段と、特
徴比較手段によってカメラに撮像された航空機の機種と
データ呼出手段における指定機種とが一致すると判定さ
れたとき、カメラにより撮像される航空機の画像情報と
データ呼出手段に呼び出された画像情報との比較に基づ
いて、基準位置から航空機までの距離を算出する距離算
出手段と、この距離算出手段に算出された距離と一致す
るとされた機種の機種名とを出力する出力手段とを具備
した航空機の駐機誘導システムである。
【0016】また、請求項2に対応する発明は、請求項
1に対応する発明において、特徴比較手段によって一致
すると判定された機種と、距離算出手段に算出された距
離とを出力する出力手段を設けた航空機の駐機誘導シス
テムである。
【0017】さらに、請求項3に対応する発明は、請求
項1又は2に対応する発明において、特徴比較手段によ
ってカメラに撮像された航空機の機種とデータ呼出手段
における指定機種とが一致していないと判定されたと
き、警報を出力する警報出力手段を設けた航空機の駐機
誘導システムである。
【0018】
【作用】したがって、まず、請求項1に対応する発明の
航空機の駐機誘導システムにおいては、画像情報データ
ベースによって複数機種の航空機の画像情報が保存さ
れ、さらにこれらの画像情報は各機種毎の機種名と複数
種類の画像情報とを有している。
【0019】そして、データ呼出手段によって、機種指
定入力により又は予め設定された条件に従って指定され
る指定機種に対応する種類の画像情報が画像情報データ
ベースから呼び出される。
【0020】このとき指定される指定機種は、機種指定
入力であれば例えば地上係員による操作部等からの入力
であってもよいし、予め設定された条件に従った指定に
ついては、例えば後述する機種指定手段による変更され
た指定機種でもよい。さらに、機種指定入力がない場合
には、当初機種指定として画像情報データベース内のメ
モリ番地に相当するようなものでもよい。
【0021】次に、画像処理手段によって、誘導対象の
航空機のカメラに撮像された画像情報から画像情報デー
タベースに保存された複数の画像情報に対応する各画像
情報が抽出される。
【0022】そして、特徴比較手段によって、この抽出
された航空機の画像情報と画像情報データベースから呼
び出された指定機種の画像情報が比較され、機種の一致
不一致が判定される。
【0023】このとき、画像情報の比較は、各種類の画
像情報,例えばタイヤ,ACL,翼,窓等の特徴的なも
のについて行われるので、確実な機種判定がなされる。
また、カメラに撮像された航空機の機種とデータ呼出手
段における指定機種とが一致していないと判定されたと
き、機種指定手段によって指定機種が別の指定機種に変
更される。したがって、データ呼出手段は、別の機種に
ついての画像情報を画像情報データベースから呼び出す
ことができ、さらに、特徴判定部は、別の指定機種と撮
像された航空機を比較することができる。このため、誘
導すべき航空機が画像情報データベースに保存されてい
る機種であれば、一致する機種が見つかるまで検索され
ることになる。
【0024】一方、カメラに撮像された航空機の機種と
データ呼出手段における指定機種とが一致すると判定さ
れたとき、距離算出手段によって、カメラにより撮像さ
れる航空機の画像情報とデータ呼出手段に呼び出された
画像情報との比較に基づいて、基準位置から航空機まで
の距離が算出される。
【0025】そして、出力手段によって、一致するされ
た機種名と算出された上記距離が出力される。したがっ
て、航空機のパイロットは、この出力された機種名を自
機の機種と比較して確認をし、また、出力された基準位
置からの距離を見て、航空機を基準位置,例えば駐機位
置まで誘導することができる。
【0026】また、請求項2に対応する発明の航空機の
駐機誘導システムにおいては、請求項1に対応する発明
と同様に作用する他、出力手段によって距離算出手段に
算出された距離の他、特徴比較手段によって一致すると
判定された機種も出力される。
【0027】さらに、請求項3に対応する発明の航空機
の駐機誘導システムにおいて、画像情報データベースと
データ呼出手段と画像処理手段と特徴比較手段と出力手
段とについては、請求項1又は2に対応する発明と同様
に作用するので、その説明を省略する。
【0028】ここで、特徴比較手段によりカメラに撮像
された航空機の機種とデータ呼出手段における指定機種
とが一致しないと判定されたとき、警報出力手段によっ
て警報が出力される。したがって、航空機のパイロット
あるいは地上係員は、指定機種が誤りであることを知る
ことができ、その後、必要な対応,例えば指定機種を入
力し直す等を取ることができる。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1は本発明に係る航空機の駐機誘導システムの一実施例
を示す構成図である。
【0030】この航空機の駐機誘導システムは、誘導さ
れる航空機のパイロットの視界に入る位置,例えば駐機
位置正面の壁面等に設置され、必要な情報を表示する出
力手段である表示部1と、地上係員の操作可能な場所に
設置され、スケジュールに従ってあるいは視認により機
種名が入力される操作部2と、機種を確認し駐機位置ま
での距離を算出するデータ処理部3と、駐機しようとす
る航空機を撮象するカメラ部6とによって構成されてい
る。
【0031】表示部1は、パイロットの確認のために、
データ処理部3から送出された確定した機種名を、又
は、送出された情報が機種名を確定できない旨の情報で
あれば例えば全面赤色フリッカ表示等で警報を表示する
機種名表示部4と、同じくデータ処理部3から送出され
ている航空機から駐機位置までの距離を例えば数値ある
いはバーグラフにて表示する距離表示部5とを備えてい
る。
【0032】データ処理部3は、撮象され、リアルタイ
ムで送出されている航空機の生画像を処理し、タイヤ,
衝突防止灯(ACL),翼,窓等の必要な部分を抽出す
る画像抽出手段である画像処理部7と、各種航空機の各
種画像情報が保存された画像情報データベース部8と、
駐機距離算出部9とによって構成されている。
【0033】また、画像情報データベース部8は、駐機
する機種毎の画像情報をあらかじめ保存している。図2
に、画像情報データベース部が各種の画像情報を保存し
ている様子を示す。
【0034】この画像情報は、例えばある一定の位置か
ら駐機位置に至るまでの画像情報であり、とくに航空機
を画像処理にて認識する際に有効となる特徴,例えばタ
イヤ,衝突防止灯(ACL),翼,窓等の複数の特徴に
対する画像情報が、例えば機種B1に対してはa1,a
2,a3,a4、機種B2に対してはb1,b2,b
3,b4、機種B3に対してはc1,c2,c3,c4
等と機種毎に保存されている。
【0035】駐機距離算出部9は、機種指定異常判定部
10とデータ呼出部11と呼出データ取込部12と特徴
比較部13と距離算出部14と機種名出力部15と警報
出力部16とを備えている。
【0036】データ呼出部11は、操作部2又は後述す
る機種指定・異常判定部10から機種指定を受けると、
画像情報データベース部8から指定された機種の画像情
報を呼び出す。
【0037】呼出データ取込部12は、データ呼出部1
1に呼び出された画像情報を取り込む。特徴比較部13
は、呼出データ取込部12に取り込まれた各特徴画像情
報と画像処理部7で抽出された各特徴部分の生画像とを
すべてについて比較し、指定されている機種とカメラ部
6で撮像している航空機とが同一機種であるか否かを判
定する。
【0038】距離算出部14は、指定機種と撮像機種と
が同一のとき、改めて特徴画像情報と生画像とを比較す
ることによって当該航空機から駐機位置までの距離算出
を行い、その結果を距離表示部5に送出する。
【0039】機種名出力部15は、指定機種と撮像機種
とが同一のとき、確定された機種名を機種名表示部4に
送出する。機種指定異常判定部10は、指定機種と撮像
機種とが異なっているとき、画像情報データベース部8
から画像情報を取り出すべき次の機種を指定し、また、
予め設定された条件に基づいて異常であると判定する。
【0040】警報出力部16は、機種指定異常判定部1
0が異常と判定すると、機種名が確定できない旨の情報
を機種名表示部4に送出する。なお、警報出力手段は、
例えば警報出力部16と機種名表示部4とによって構成
されている。また、出力手段は、例えば距離算出部14
と距離表示部5と機種名出力部15と機種名表示部4と
によって構成されている。
【0041】次に、以上のように構成された本実施例の
航空機の駐機誘導システムの動作について説明する。ま
ず、航空機を駐機位置に誘導するまでの動作を図3のフ
ロー図に従って説明する。
【0042】操作部2への機種名の入力があると(ST
1)、駐機距離算出部9のデータ呼出部11はこの入力
された機種に相当する画像情報を画像情報データベース
部8より呼び出し、当該画像情報は呼出データ取込部1
2に一旦取り込まれる(ST2)。例えば操作部2へ機
種“B1”が入力されたとすると。画像情報データベー
ス部8より画像情報a1,a2,a3,a4が呼出デー
タ取込部12へ取り込まれる。
【0043】同時に、実際に駐機位置に近づきつつある
航空機のリアルタイムの画像より抽出された画像情報が
画像処理部7より呼び込まれ(ST3)、呼出データ取
込部12に取り込まれた画像情報と、特徴比較部13に
おいて特徴部分のすべてについての比較が行われる(S
T4)。比較を行った結果、入力された機種と実際に駐
機位置に近づきつつある航空機の機種が同一機種である
と判断されたならば、その時点での航空機の駐機位置に
対する距離を距離算出部14にて算出する(ST5)。
【0044】一方、同一機種であるとの判断結果は機種
名出力部15にも出力され、この確定された機種名が機
種名出力部15から表示部の機種名表示部4に表示され
る。また、同時に、前記算出された距離は距離算出部1
4から距離表示部5に送出され、表示される(ST
6)。
【0045】ST3からST6までの生画像呼込,比
較,距離算出,表示の動作は、当該航空機が駐機位置に
至まで継続的に行われ、表示部1には誘導が終了するま
で正しい機種名と駐機位置までの距離がリアルタイムで
表示され続ける(ST7)。パイロットは、この表示に
従い航空機を駐機位置まで誘導することができる。
【0046】また、ST4における比較で各特徴が一致
しなかった場合、機種指定異常判定部10は、設定され
た条件に従って操作部2への機種入力に誤りがあったと
みなして、警報出力部16を介して例えば機種名表示部
4を全面赤色フリッカ表示するなどして外部へ警報す
る。
【0047】あるいは、ST4における比較で各特徴が
一致しなかった場合、機種指定異常判定部10は設定さ
れた条件に従って画像情報データベース部8より他機種
の画像情報を呼込むようにデータ呼出部11に指示を与
え、データ呼出部11は、ST2の場合と同様に指示さ
れた機種についてのデータ呼び出しを行う。呼び出され
たデータは、呼出データ取込部12に取り込まれる(S
T8)。このとき、設定された条件によっては前記警報
と共に、他機種の画像情報の呼込みが行われる。
【0048】さらに、画像処理部7から再び生画像情報
が呼び出され(ST9)、この生画像情報とST8で呼
び出された他機種の画像情報、例えばb1,b2,b
3,b4とについて、ST4の場合と同様な比較が行わ
れ、同一機種であるか否かが判定される(ST10)。
【0049】同一機種でないと判定されると、ST8に
戻り、機種指定異常判定部10は設定された条件に従っ
てさらに他の機種についての画像情報、例えばc1,c
2,c3,c4を呼び出し、以下、再び比較、判定が行
われる。そして、ST8〜ST10は、比較により生画
像情報と呼込み画像情報が一致し、機種が確定するまで
繰り返される。
【0050】ここで、生画像情報がいづれの呼込み画像
情報とも一致しなかったとき、前述と同様に機種名表示
部4から警報を発するように条件設定してもよい。ま
た、ST10により同一機種であると判定されると、S
T5に進み、以下、前述の通りに誘導が行われる。この
とき、当初入力された機種名は誤りであるとして、新た
に判定された機種名,画像情報に基づいて、距離算出,
機種名出力が行われる。
【0051】例えば画像情報b1,b2,b3,b4に
対して生画像の航空機と同一機種であると判定されたな
らば、操作部2への機種名入力“B1”に誤りがあった
とみなし、機種名出力部15は機種名表示部4へ新たな
機種名“B2”を送出して表示内容の修正を行うと共
に、距離算出部14は駐機位置までの距離算出を“B
2”の画像情報に従って行う。
【0052】このように本実施例によれば、画像情報デ
ータベース部8からデータ呼出部11により指定された
複数の画像情報を呼び出し、画像処理部7で抽出された
画像情報と特徴比較部13で特徴の比較をすることによ
り、機種の一致不一致を判定し、不一致の場合には機種
指定異常判定部10により別の機種の画像情報を呼び出
しさらに比較できるようにし、一致の場合には当該機種
と算出された距離を表示するようにしたので、当初デー
タ呼出部11に与えられた機種、例えば操作部2から地
上係員に入力された機種名が誤りであっても、画像情報
の呼出、比較の繰り返しにより、正しい機種の画像情報
を呼び出すことができる。
【0053】また、この正しい機種の画像情報に従っ
て、機種名の表示、駐機位置までの距離を表示するの
で、パイロットは確実安全に、航空機を駐機位置まで移
動させることができる。
【0054】さらに、比較に用いられる特徴的な画像情
報は複数であるので、機種判定を確実に行うことができ
る。また、このように実施例によれば、特徴比較部13
で特徴の比較をすることにより、機種の一致不一致を判
定し、不一致の場合には、機種名表示部4を用いて警報
を発することができるようにしたので、航空機のパイロ
ットあるいは地上係員は、指定機種が誤りであることを
知ることができ、その後、例えば機種を入力し直す等の
必要な対応を取ることができる。
【0055】なお、本実施例では、警報の外部への出力
は、機種名表示部4を用いて行うようにしたが、警報表
示用の部材を機種名表示部4と別に設けてもよい。図4
は本発明に係る航空機の駐機誘導システムの他の実施例
を示す構成図である。図1と同一部分には同一符号を付
してその説明を省略し、ここでは異なる部分についての
み説明する。
【0056】図4において、操作部2は省略されてい
る。データ呼出部11bは、外部からのデータ呼出起動
命令、あるいはデータ処理部3内の予め定められた条件
で発生するデータ呼出起動命令により、予め設定された
一番始めの機種についての画像情報を呼び出す。その後
のデータ呼出は、先の実施例と同様に機種指定異常判定
部10からの指示に従う。
【0057】また、呼び出された画像情報は、先の実施
例と同様に呼出データ取込部12に取り込まれる。この
ように構成された航空機の駐機誘導システムの動作は、
図3において、機種名入力(ST1)が、データ呼出起
動命令発生および予め定められた一番始めに呼び出す機
種名入力(ST1´)に置き変わるのみであり、その後
の動作は先の実施例と同様であるので以下の説明を省略
する。
【0058】このように本実施例によれば、先の実施例
の構成から操作部2を省略し、さらに、データ呼出部1
1bにデータ呼出起動命令を与えることにより自動的に
機種検索を開始するようにしたので、データ呼出部11
bに与えられる機種、画像情報の呼出、比較の繰り返し
により、正しい機種の画像情報を呼び出すことができ、
先の実施例と同様な効果を得ることができる。
【0059】さらに、本実施例の航空機の駐機誘導シス
テムは、地上係員による機種名入力の必要がないので、
自動的な航空機誘導システムを実現することができる。
なお、本実施例においては、先の実施例と同様に、すべ
ての特徴に対する画像情報、例えばa1,a2,a3,
a4を生画像情報と一度に比較している。しかしなが
ら、本実施例の場合は、まず、a1,a2,a3,a4
等のうち、最も有効な情報、例えばタイヤa1について
のみ比較し、一致の程度により必要に応じて他の特徴部
分をさらに比較していくような段階的な比較処理にして
もよい。このようにすれば、機種が一致していないとき
は不必要な比較を行う必要がないので、機種判定処理を
高速に行うことができる。
【0060】さらに、上記の場合の変形例として、例え
ば画像情報データベース部8からの呼ぶ出しを各機種一
つづつa1,b1,c1,...と、まずは特徴的な画
像情報のセットにして、これらと生画像情報を比較し、
一致するもののみについて順次その機種についての画像
情報の残りの部分、例えばa1とc1が一致した場合に
はa2,a3,a4を呼び出し、さらに必要であればc
2,c3,c4を呼び出すようにしてもよい。このよう
にすれば高速の機種判定処理が可能となる。
【0061】画像情報の呼び出し及び比較の方法につい
ては、その他、種々の変形が可能である。さらに、本発
明は、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能であ
る。
【0062】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、ま
ず、地上係員が誤った機種を入力した場合でも、その誤
りを修正して航空機を駐機位置まで安全に誘導する航空
機の駐機誘導システムを提供することができ、さらに、
地上係員が誤った機種を入力した場合、その誤りに対し
て警報を発し、必要な修正を促す航空機の駐機誘導シス
テムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る航空機の駐機誘導システムの一実
施例を示す構成図。
【図2】同実施例における画像情報データベース部に各
種の画像情報が保存されている様子を示す図。
【図3】同実施例における航空機の駐機誘導システムの
動作を示すフロー図。
【図4】本発明に係る航空機の駐機誘導システムの他の
実施例を示す構成図。
【図5】駐機位置に誘導された航空機の様子を示す図。
【図6】従来の航空機の駐機誘導システムの構成を示す
図。
【図7】従来の航空機の駐機誘導システムの画像情報デ
ータベース部にタイヤの情報が保存されている様子を示
す図。
【符号の説明】
1…表示部、2…操作部、3…データ処理部、4…機種
名表示部、5…距離表示部、6…カメラ部、8…画像情
報データベース部、9…駐機距離算出部、11,11b
…データ呼出部、13…特徴比較部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数機種の航空機における各機種毎に、
    機種名と複数種類の画像情報を保存する画像情報データ
    ベースと、 この画像情報データベースから、入力操作又は予め設定
    された条件に従って指定される指定機種に対応する種類
    の画像情報を呼び出すデータ呼出手段と、 カメラにより撮像される航空機の画像情報から、前記画
    像情報データベースに保存された前記種類の画像情報に
    対応する画像情報を抽出する画像抽出手段と、 この画像抽出手段により抽出された各種類の画像情報と
    前記データ呼出手段に呼び出された画像情報とを比較し
    て、カメラにて撮像された航空機の機種と前記データ呼
    出手段における指定機種とが一致しているか否かを判定
    する特徴比較手段と、 前記特徴比較手段によってカメラに撮像された航空機の
    機種と前記データ呼出手段における指定機種とが一致し
    ていないと判定されたとき、前記データ呼出手段におけ
    る指定機種を別の指定機種に変更する機種変更手段と、 前記特徴比較手段によってカメラに撮像された航空機の
    機種と前記データ呼出手段における指定機種とが一致す
    ると判定されたとき、前記カメラにより撮像される航空
    機の画像情報と前記データ呼出手段に呼び出された画像
    情報との比較に基づいて、基準位置から前記航空機まで
    の距離を算出する距離算出手段と、 この距離算出手段に算出された距離と一致するとされた
    機種の機種名とを出力する出力手段とを具備したことを
    特徴とする航空機の駐機誘導システム。
  2. 【請求項2】 特徴比較手段によって一致すると判定さ
    れた機種と、距離算出手段に算出された距離とを出力す
    る出力手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の
    航空機の駐機誘導システム。
  3. 【請求項3】 特徴比較手段によってカメラに撮像され
    た航空機の機種と前記データ呼出手段における指定機種
    とが一致していないと判定されたとき、警報を出力する
    警報出力手段を設けたことを特徴とする請求項1又は2
    に記載の航空機の駐機誘導システム。
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