JPH087210A - 磁気ストライプ読み取り方法及び装置 - Google Patents

磁気ストライプ読み取り方法及び装置

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JPH087210A
JPH087210A JP6137172A JP13717294A JPH087210A JP H087210 A JPH087210 A JP H087210A JP 6137172 A JP6137172 A JP 6137172A JP 13717294 A JP13717294 A JP 13717294A JP H087210 A JPH087210 A JP H087210A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2トラック方式の磁気ストライプを精度よく
読み取ること。 【構成】 0のビットのトラックをヘッド11により再
生し、アンプ12、波形整形回路13を通じて得られる
出力パルスのみを用いてCPU10により、1のビット
のトラックの情報を計算して求め、ビット並びを再生す
る。 【効果】 読み取り時の磁気ストライプの挿入不良、ス
キャンの傾きによる誤差が軽減され、読み取り精度が向
上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は0のビットデータと1の
ビットデータとが2つのトラックに分けて記録された磁
気ストライプを読み取るための磁気ストライプ読み取り
方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりハンディターミナル等の携帯型
データ端末装置に接続されて用いられ、銀行通帳等に貼
付されている磁気ストライプを手動でスキャンしながら
読み取る磁気ストライプ読み取り装置が知られている。
その場合、磁気ストライプが2つのトラックに分けて記
録されているものがあり、一方のトラックには0のビッ
トデータのみが記録され、他方のトラックには1のビッ
トデータのみが記録されている。2つのトラックの各デ
ータは時間軸方向に互いに排反的に記録されていて、全
体として文字データ等のデータを構成している。
【0003】図8は上記従来の2トラック方式の磁気ス
トライプ読み取り装置を示すブロック図である。図8に
おいて、17は0のビットデータが書き込まれている第
1のトラックを読み取るトラック0ヘッド、18はトラ
ック0ヘッド17の出力を増幅するアンプ、19は増幅
したトラック0ヘッド17の出力波形をパルス波形に整
形する波形整形回路、21は1のビットデータが書き込
まれている第2のトラックを読み取るトラック1ヘッ
ド、22はトラック1ヘッド21の出力を増幅するアン
プ、23は増幅したトラック1ヘッド21の出力波形を
パルス波形に整形する波形整形回路、20はトラック0
ヘッド17とトラック1ヘッド21の出力のORをとる
ORゲート、24はトラック0ヘッド17とトラック1
ヘッド21からの出力を合成するフリップフロップ回路
である。
【0004】図9は磁気ストライプをスキャンして各ヘ
ッド17,21で読み取り、波形整形された信号の一例
を示す。aは0のビットのトラックのデータを読み込
み、波形整形回路19の出力として現れる信号、bは1
のビットのトラックのデータを読み込み、波形整形回路
23の出力として現れる信号である。cはaとbの信号
をORゲート20に通した後の信号でクロック信号とし
てソフトウェアが読み取る。dはaとbの信号をフリッ
プフロップ回路24に通した後の信号でデータとしてソ
フトウェアが読み取る。従来の読み取り方法では、この
クロック信号とデータ信号とを図11に示すフローでソ
フトウェアが読み込みデコードしていた。
【0005】図11において、ステップS111でビッ
ト読み込みバッファを示すポインタを初期化し、ステッ
プS112でクロック信号の立ち下がりを検出する。ス
テップS113では、上記立ち下がりに同期してデータ
信号を読みだし、結果をビット読み込みバッファに格納
する。この時ビット読み込みバッファに格納されるビッ
ト並びは図9eに示すようになる。ステップS114で
はクロック信号の立ち下がりが一定時間現れないことを
検出して、読み取りの終了を判断している。
【0006】ステップS115では、ビット読み込みバ
ッファに格納したビット並びを文字にデコードする。ス
テップS116ではデコード時にエラーが無かったかを
判断する。エラーを検出した場合は、ステップS117
でエラー終了とする。エラーが無いと判断した場合はス
テップS118へ進む。ここでは磁気ストライプ書き込
み時にデータの中にあらかじめ付加されているチェック
デジットを確認する。ステップS119ではチェックデ
ジットにエラーが無かったかを判断し、エラーを検出し
た場合はステップS117でエラー終了とする。エラー
が無いと判断した場合はステップ120へ進み、デコー
ドした結果をアプリケーションプログラムのバッファへ
転送し、ステップS121で読み取り処理を正常終了す
る。
【0007】以上のように、従来はソフトウェアの動作
速度が充分に得られなかったので、図8に示すようなハ
ード回路構成でソフトウェアの負荷を少なくする読み取
り方法を採用していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ハンディターミナル等
に接続される磁気ストライプ読み取り装置では、銀行通
帳等の磁気ストライプを操作者が手でスキャンする。こ
のため、通帳が読み取り装置に正しく挿入されないまま
スキャンされたり、ある長さをスキャンする途中で通帳
が傾いたりする事態が多発する。
【0009】図10は読み取りヘッドに対して磁気スト
ライプがだんだん傾いてスキャンされた場合の各出力波
形の例である。記録されている0のビットのトラックと
1のビットのトラックとの読み取りヘッドに対する傾き
がだんだん大きくなり、本来図9a、bのように0のト
ラックのパルスと1のトラックのパルスとが重ならない
位置関係で波形が現れるはずが、図10a,bに示すよ
うに、後半は0のパルスと1のトラックのパルスとが重
なってしまう。さらに傾きがひどくなると、2つのパル
スの位置関係がずれてしまう事態が発生する。図10
a,bに示すように重なったパルスが、ORゲート20
とフリップフロップ24を通ったクロックとデータの波
形は図10c、dのようになる。
【0010】本来ならば重なるはずの無い0のトラック
のパルスaと1のトラックのパルスbとが、の時点
で重なり、図10cに示すように、クロック信号の間隔
が乱れ、データもdのように乱れる。このデータを図1
1のフローで読み込むと、読み込みバッファには図10
eに示すビット並びが格納される。このビット並びを前
記ステップS115でデコードすると、の部分で0の
ビットが1ビット抜けており、デコードエラーが発生す
る。また、の部分でクロック信号の間隔が短くなって
いるので、クロックの立ち下がりをソフトウェアが正し
く検出できずテータを読み落とす可能性もある。
【0011】本発明は上記のような問題を解決するため
になされたもので、2トラック方式の磁気ストライプを
正確に読み取ることのできる磁気ストライプ読み取り方
法及びその装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1、3の発明にお
いては、第1のトラックには0のビットが記録され、第
2のトラックには1のビットが記録され、第1及び第2
のトラックの記録区間が互いに排反的に配列されて成る
磁気ストライプを読み取る際に、一方のトラックの情報
のみを読み取りこの読み取った情報に基づいて他方のト
ラックの情報を演算により補完し、ビット並びを再生す
るようにしている。
【0013】請求項2、4の発明においては、上記第
1、第2のトラックの情報を互いの位置関係に依存せず
に読み取り、この読み取った2つの情報を合成してビッ
ト並びを再生するようにしている。
【0014】
【作用】請求項1、3の発明によれば、第1のトラック
の情報に基づいて補完により他方のトラックの情報を求
めることができる。
【0015】請求項2、4の発明によれば、第2のトラ
ックの情報を独立して読み取り、合成することにより、
ビット並びを再生することができる。
【0016】
【実施例】図2は本発明による磁気ストライプ読み取り
装置を接続して銀行通帳等の磁気ストライプデータを読
み込み利用する装置であるハンディターミナルの構成の
一例を示す。図2において1はハンディターミナル全体
の制御を行うCPU、2はアプリケーションプログラム
や収拾したデータ、磁気ストライプを読み込むためのド
ライバプログラム等が格納される記憶装置であるRA
M、3はハンディターミナルのシステムプログラムを格
納し、実行するシステムROM、4はデータを入力する
ためのキーボード、5は処理した結果を表示する表示器
であるLCD、6は処理した結果を印字するプリンタ、
7は収拾したデータをホストコンピュータに転送するた
めの通信ポート、8はハンディターミナルの電源を制御
する電源制御回路、9はハンディターミナルの電源であ
る電池、10は本発明による読み取り方法が行われる磁
気ストライプ読み取り装置である。
【0017】次に動作について説明する。RAM2に格
納されて実行されるアプリケーションプログラムが銀行
の集金業務プログラムの場合、集金処理において口座番
号を入力する場合に、オペレータに口座番号を入力させ
るより、客先の通帳の磁気ストライプに記録されている
口座番号を読み込んで入力した方が入力ミスもなく正確
で迅速である。オペレータに磁気ストライプを入力させ
る旨のメッセージをLCD5に表示し、RAM2に格納
されている磁気ストライプ読み取りドライバプログラム
を起動する。
【0018】磁気ストライプ読み取りドライバプログラ
ムはオペレータが磁気ストライプを手でスキャンするこ
とにより発生する磁気ストライプ読み取り装置からの信
号を待ち、その磁気ストライプデータを読み取ってデコ
ードし、アプリケーションプログラムに読み取った結果
を渡す。アプリケーションプログラムは結果を受け取
り、集金額をオペレータにキーボード4から入力させ、
口座番号と集金額を記録した受け取りの控えをプリンタ
6で印刷し、口座番号と集金額の対応したデータをRA
M2に記憶する。
【0019】オペレータは集金業務が終了し、事務所に
帰ると、RAM2上のアプリケーションの中から送信業
務を選択し、その日に集金した口座番号と集金額の対応
データとを通信ポート7を通してホストコンピュタに送
信し一日の業務を終了する。
【0020】図1は本発明の第1の実施例による磁気ス
トライプ読み取り方法を実現するための磁気ストライプ
読み取り装置の実施例を示す。図1において、11は0
のビットのトラックを読み取るトラック0ヘッド、12
はトラック0ヘッド11の出力を増幅するアンプ、13
はアンプ12の出力波形を整形し、パルス波形を作る波
形整形回路、14は1のビットのトラックを読み取るト
ラック1ヘッド、15はトラック1ヘッド14の出力を
増幅するアンプ、16はアンプ15の出力波形を整形
し、パルス波形を作る波形整形回路、10は演算手段と
してのCPUで波形整形回路13,16の出力をトラッ
ク1、0データとしてソフトウェアで直接読み込む。
【0021】波形整形回路13及び16の出力波形a,
bは前述した図9a,bに示す各トラックから読み出さ
れたデータであり、これがそのまま出力される。この出
力a,bを図2のRAM2に格納された本発明方法を実
行するためのドライバプログラムで読み込む。図3はド
ライバプログラムの処理フローの一例である。
【0022】図3において、ステップS301では0の
ビットのトラックの先頭パルスを待つ、先頭パルスを検
出したらステップS302に進み0のビットのトラック
のパルスの立上りから次のパルスの立上りまでのパルス
間隔を計測し、その値を計測バッファに格納する。ステ
ップS303では0のビットのトラックのパルス間隔の
カウントからパルス列の終了を判断する。パルス列が終
了していないと判断したらステップS302へ戻り次の
パルスの間隔を計測する。
【0023】ステップS303で0のトラックのパルス
列が終了したと判断したらステップS304へ進み、上
記ステップS302で計測バッファに格納したパルス間
隔の値からビット並びを計算して再生する。ステップS
305ではステップS304で再生したビット並びから
文字コードにデコードする。ステップS306で文字コ
ードに当たらないビット並びを検出した場合はエラーと
判断してステップS307のエラー終了とする。
【0024】エラーがない場合はステップS308で予
め磁気ストライプデータの中に書き込まれているチェッ
クデジットを確認する。ステップS309ではチェック
デジットがエラーとなった場合はステップS307のエ
ラー終了とする。チェックデジットが正しければステッ
プS310でデコード結果をアプリケーションプログラ
ムの読み取りバッファへ格納し、ステップS311で正
常終了とする。
【0025】本実施例では2つのトラックの情報のうち
0のトラックの情報しか使っていない。図9a、bの波
形からわかるように2トラック方式といっても0のビッ
トと1のビットのデータとは排反する関係があり、0の
ビットのトラックにデータが無い時は必ず1のビットの
トラックにデータが現われる。本実施例ではこの性質を
用い、0のビットのトラックのパルス間隔だけを計測
し、その計測値の変化から0のビットの間に記録されて
いるであろう1のビットの数を計算し、予測して本来の
ビット並びを再生するようにしている。
【0026】図4はこの本来のビット並びを再生する処
理のフローの一例である。ステップS401ではパルス
間隔の計測値から排反する1のビットが存在するか否か
を判断するスレッシュホールド値を初期化し、0のビッ
トカウンタも初期化する。磁気ストライプのデータの先
頭には、ストライプの読み込みを助ける目的で0のビッ
トが数ビット連続して書き込まれている。この連続した
0のビットのパルス間隔の計測値を使ってスレッシュホ
ールド値を初期化する。
【0027】ステップS402では図3のステップS3
02でバッファリングした計測値をロードする。ステッ
プS403ではロードした計測値と上記スレッシュホー
ルド値とを比較し、0のパルスの間に1のビットのパル
スが入っているか否かを判断する。1のビットが入って
いないと判断したらステップS404へ進み、0のビッ
トカウンタを+1とする。1のビットパルスが入ってい
ると判断したらステップS405へ進み、ステップS4
04で+1した0のビットカウンタの数だけビット並び
バッファに0のビットを格納し、0のビットカウンタを
クリアする。
【0028】ステップS406ではステップS402で
ロードした計測値をスレッシュホールド値で除算する。
ステップS407では除算の商を1のビットの数として
ビット並びバッファに1のビットを格納する。ステップ
S408では計測値をバッファリングしているポインタ
を進める。ステップS409では計測バッファ内の計測
値が終了したか否かを判断する。終了していなければス
テップS402へ戻り次の計測値をロードする。計測バ
ッファ内の計測値が終了していれば、ビット並びを再生
する処理を終了する。
【0029】次に本発明の第2の実施例について説明す
る。上記実施例では0のビットのトラックのデータしか
使っていない。本発明は磁気ストライプを人間の手でス
キャンすることを前提にしている。人間がスキャンする
のであるから常に一定のスピードでスキャンすることは
少ない。通常はスキャン速度が急激に変化することは無
く、図5の例に示すように、スキャンの速度がだんだん
速くなるのが一般的である。図5で0のビットのトラッ
クの出力だけに注目していると、先頭の連続する0のビ
ットのパルス間隔より、パルス列の最後でパルス間に
1のビットが入っているパルス間隔の方が短くなって
いる。このため上記実施例の図4のフローではステップ
S403での判断を誤る可能性がある。
【0030】図6に示す処理フローによる第2の実施例
では0のビットのトラック信号と1のビットのトラック
の信号の両方の信号を使っている。ステップS601で
は0のビットの先頭パルスが来るのを待つ。ステップS
602では0のビットのトラックのパルス間隔を測定
し、ステップS603で1のビットのトラックのパルス
間隔を測定し、それぞれ独立した計測値バッファに格納
する。ステップS604では0のビットのトラックのパ
ルス間隔の計測値からパルス列の終了を判断する。
【0031】パルス列が終了していないと判断したらス
テップS602へ戻り、計測を続ける。ステップS60
4で0のビットのパルス列が終了したと判断したら、ス
テップS605へ進み、0のビットのトラックのパルス
間隔と1のビットのトラックのパルス間隔とからビット
並びを再生する。ステップS606では再生したビット
並びから文字コードにデコードする。ステップS607
では文字コードに当たらないビット並びを検出したらエ
ラーと判断し、ステップS608のエラー終了とする。
【0032】ステップS609では予め磁気ストライプ
データの中に書き込まれているチェックデジットを確認
する。ステップS610でチェックデジットがエラーと
なったらステップS608のエラー終了とする。チェッ
クデジットが正しければステップS611でデコード結
果をアプリケーションプログラムの読み取りパッファへ
格納し、ステップS612で正常終了する。
【0033】図7は本実施例における計測データからビ
ット並びを再生する処理フローの一例である。まず0の
ビットのトラックのパルス間隔の測定結果を処理する。
このためステップS701で0のビットの連続数をカウ
ントするカウンタを1で初期化し、前記ステップS40
1と同じ様に磁気ストライプの先頭に書き込まれている
連続した0のビットのパルス間隔の計測値を使ってスレ
ッシュホールド値を初期化する。ステップS702では
ステップS602でバッファリングした計測値をロード
する。ステップS703でスレッシュホールド値と比較
し、ビットが連続しているか否かを判断する。スレッシ
ュホールド値より小さくビットが連続していると判断し
たらステップS704へ進み、ビットの連続をカウント
するカウンタを+1する。
【0034】ステップS705では速度変化に対応する
目的で今回ロードされている計測値を補正する。図5の
例に示されるように、人間の手で磁気ストライプをスキ
ャンするので、その速度変化は急激ではなく徐々に変化
していく。従って、スレッシュホールド値の補正も今回
ロードされている値で次の計測値を補正すれば充分な結
果が得られる。
【0035】ステップS703でスレッシュホールド値
よりも計測値が大きく、0のビットが連続していないと
判断したらステップS706へ進む。ここではステップ
S704で+1した連続数のカウンタをバッファにセー
ブする。ステップS707では連続数をカウントするカ
ウンタを1に初期化する。ステップS708では計測バ
ッファのポインタを進める。ステップS709ではバッ
ファリングされている計測値が終了したか否かを判断す
る。終了していないと判断したらステップS702へ戻
り、次の計測値をロードする。ステップS709で計測
値が終ったと判断したならステップS710へ進む。ス
テップS710からの処理は前記ステップS603でバ
ッファリングした1のビットのトラックのパルス間隔の
計測値に対してステップS701〜S709までの処理
と全く同じ処理を行う。
【0036】0のビットのトラックの連続パルスの計算
処理と1のビットのトラックの連続パルスの計算処理と
が終了したなら、ステップS711で0の連続数だけビ
ット並びバッファへ0のビットを格納する。磁気ストラ
イプの先頭には必ず0のビットが書き込まれており、0
のビットの連続性が無くなった時には1のビットが必ず
現れる性質を利用し、0のビットの連続数の処理から始
め、0のビットの連続数と1のビットの連続数との処理
を交互に進めていく。
【0037】ステップS712では1のビットの連続数
だけビット並びバッファへ1のビットを格納する。ステ
ップS713では0のビットの連続数のバッファが終了
したか否かを判断する。終了していなければステップS
711へ戻り、次の連続数の処理を続ける。ステップS
713で0のビットの連続数のバッファが終了したと判
断したら、このビット並びの再生処理を終わる。
【0038】以上説明した前記第1の実施例によれば、
0のビットのトラックの出力パルスだけから1のビット
を計算し、予測してビット並びを再生することにより、
読み取り操作時の挿入不足や、スキャンの傾きによるト
ラック間の誤差を無視することができ、読み取り精度を
向上させることができる。
【0039】また第2の実施例によれば、0のビットの
トラックの出力パルスと1のビットのトラックの出力パ
ルスの間隔とを独立して別々に計測し、処理することに
より2つのトラックに記録された情報を用いているがト
ラック間の誤差を無視することができる。更に、連続し
たビットのパルス間隔から適時連続性を判断するスレッ
シュホールドを補正することにより、操作時の速度変化
による影響を最小限に抑えた読み取り方法を実現でき
る。
【0040】また、本発明による図1の構成と、従来の
図8の構成とを比べて明かなように回路構成も簡単にな
り、読み取り装置のコストを下げられるとともに、信頼
性も向上できる。特に第1の実施例の場合は、0のビッ
トのトラック側の回路だけで実施できるので、その効果
は著しい。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1、3の発
明によれば、一方のトラックのビットのトラックの情報
だけから他方のトラックのビットを計算し、予測してビ
ット並びを再生することにより、読み取り操作時の挿入
不足や、スキャンの傾きによるトラック間の誤差を無視
することができ、読み取り精度を向上させることができ
ると共に回路構成が簡単になる効果がある。
【0042】請求項2、4の発明によれば、一方のトラ
ックのパルス間隔と、他方のトラックのパルス間隔とを
独立して別々に計測し、処理することにより2つのトラ
ックに記録された情報を用いているが、トラック間の誤
差を無視することができ、連続したビットのパルス間隔
から適時連続性を判断するスレッシュホールドを補正す
ることにより、操作時の速度変化による影響を最少限に
抑え、さらに回路構成も簡単になる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明を適用し得るハンディターミナルを示す
ブロック図である。
【図3】第1の実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【図4】第1の実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【図5】第2の実施例を説明するためのタイミングチャ
ートである。
【図6】第2の実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【図7】第2の実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【図8】従来の磁気ストライプ読み取り装置を示すブロ
ック図である。
【図9】従来の動作を示すタイミングチャートである。
【図10】従来の動作を示すタイミングチャートであ
る。
【図11】従来の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 CPU 11 トラック0ヘッド 14 トラック1ヘッド

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のトラックには0のビットが記録さ
    れ、第2のトラックには1のビットが記録され、第1及
    び第2のトラックの記録区間が互いに排反的に配列され
    て成る磁気ストライプを読み取る磁気ストライプ読み取
    り方法において、 一方のトラックの情報のみを読み取る第1のステップ
    と、 上記読み取った情報に基づいて他方のトラックの情報を
    演算により補完し、ビット並びを再生する第2のステッ
    プとを備えた磁気ストライプ読み取り方法。
  2. 【請求項2】 第1のトラックには0のビットが記録さ
    れ、第2のトラックには1のビットが記録され、第1及
    び第2のトラックの記録区間が互いに排反的に配列され
    て成る磁気ストライプを読み取る磁気ストライプ読み取
    り方法において、 上記第1,第2のトラックの情報を互いの位置関係に依
    存せずに読み取る第1のステップと、 上記読み取った2つの情報を合成してビット並びを再生
    する第2のステップとを備えた磁気ストライプ読み取り
    方法。
  3. 【請求項3】 第1のトラックには0のビットが記録さ
    れ、第2のトラックには1のビットが記録され、第1及
    び第2のトラックの記録区間が互いに排反的に配列され
    て成る磁気ストライプを読み取る磁気ストライプ読み取
    り装置において、 一方のトラックの情報のみを読み取る読み取り手段と、 上記読み取った情報に基づいて他方のトラックの情報を
    演算により補完し、ビット並びを再生する演算手段とを
    備えた磁気ストライプ装置。
  4. 【請求項4】 第1のトラックには0のビットが記録さ
    れ、第2のトラックには1のビットが記録され、第1及
    び第2のトラックの記録区間が互いに排反的に配列され
    て成る磁気ストライプを読み取る磁気ストライプ読み取
    り装置において、 第1,第2のトラックの情報を互いの位置関係に依存せ
    ずに読み取る第1,第2の読み取り手段と、 上記読み取った2つの情報を合成してビット並びを再生
    する演算手段とを備えた磁気ストライプ読み取り装置。
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