JPH0872060A - 分割型加硫モールド - Google Patents
分割型加硫モールドInfo
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- JPH0872060A JPH0872060A JP20738294A JP20738294A JPH0872060A JP H0872060 A JPH0872060 A JP H0872060A JP 20738294 A JP20738294 A JP 20738294A JP 20738294 A JP20738294 A JP 20738294A JP H0872060 A JPH0872060 A JP H0872060A
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- mold
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- Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 加硫機への取り付けに際し芯出し調整工数を
削減することが出来ると同時に、タイヤ品質の向上を図
ることの出来る分割型加硫モールドを提供する。 【構成】 分割型加硫モールドの下部モールドリング1
を固定している下部プラテン8の外端部上面に、外部リ
ング5が軸方向下方端付近に下降した際に前記外部リン
グ5が求心移動するように下部モールドリング1と同芯
の円筒状のガイド7を設けると共に、前記外部リング5
の加硫機のボルスタープレート6との取付部13を遊嵌
結合とし、これにより前記円筒状のガイド7の内周面に
前記外部リング5の外周面が接触したときに前記取付部
13で外部リング5が水平方向に移動できるようにす
る。
削減することが出来ると同時に、タイヤ品質の向上を図
ることの出来る分割型加硫モールドを提供する。 【構成】 分割型加硫モールドの下部モールドリング1
を固定している下部プラテン8の外端部上面に、外部リ
ング5が軸方向下方端付近に下降した際に前記外部リン
グ5が求心移動するように下部モールドリング1と同芯
の円筒状のガイド7を設けると共に、前記外部リング5
の加硫機のボルスタープレート6との取付部13を遊嵌
結合とし、これにより前記円筒状のガイド7の内周面に
前記外部リング5の外周面が接触したときに前記取付部
13で外部リング5が水平方向に移動できるようにす
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、軸方向に3分割され
タイヤ等を加硫する分割型加硫モールドの改善に関す
る。
タイヤ等を加硫する分割型加硫モールドの改善に関す
る。
【0002】
【従来の技術】軸方向に3分割されタイヤ等を加硫する
分割型加硫モールドとは、軸方向に上部モールドリン
グ、下部モールドリング及びセグメントモールドリング
の3つに分割されており、なおかつセグメントモールド
リングは円周方向に複数に分割され半径方向に移動可能
となっているような分割型加硫モールドを言い、例えば
特開昭60−78711号公報や特開昭62−4851
5号公報に記載されているようなものがある。これら従
来の技術においては、外部リングが加硫機のボルスター
プレートに固定されており、外部リングがボルスタープ
レートと共に軸方向に下降すると、外部リングの半径方
向内方に設置され外部リングと各セグメントとを結合し
ている傾斜したあり溝継手により各セグメントが半径方
向内方に移動する。そして、互いに接近した上、下部モ
ールドリングの外周に各セグメントが密着しセグメント
モールドリングを形成し、上、下部モールドリングとセ
グメントモールドリングの内部に加硫空間を形成するよ
うになっている。
分割型加硫モールドとは、軸方向に上部モールドリン
グ、下部モールドリング及びセグメントモールドリング
の3つに分割されており、なおかつセグメントモールド
リングは円周方向に複数に分割され半径方向に移動可能
となっているような分割型加硫モールドを言い、例えば
特開昭60−78711号公報や特開昭62−4851
5号公報に記載されているようなものがある。これら従
来の技術においては、外部リングが加硫機のボルスター
プレートに固定されており、外部リングがボルスタープ
レートと共に軸方向に下降すると、外部リングの半径方
向内方に設置され外部リングと各セグメントとを結合し
ている傾斜したあり溝継手により各セグメントが半径方
向内方に移動する。そして、互いに接近した上、下部モ
ールドリングの外周に各セグメントが密着しセグメント
モールドリングを形成し、上、下部モールドリングとセ
グメントモールドリングの内部に加硫空間を形成するよ
うになっている。
【0003】下部モールドリングは下部プラテンと一体
的に加硫機の固定部分に脱着可能に固定されており、タ
イヤ加硫機稼働中に移動するようなことはないので、下
部モールドリングの芯と加硫機の芯とが相対的にずれる
ことは皆無であり、一度芯出し調整をすれば精度を維持
することが出来る。しかし、前述のように従来の技術に
おいては全て、外部リングはタイヤ加硫機稼働中は上昇
・下降する加硫機の可動部分であるボルスタープレート
に固定されている。
的に加硫機の固定部分に脱着可能に固定されており、タ
イヤ加硫機稼働中に移動するようなことはないので、下
部モールドリングの芯と加硫機の芯とが相対的にずれる
ことは皆無であり、一度芯出し調整をすれば精度を維持
することが出来る。しかし、前述のように従来の技術に
おいては全て、外部リングはタイヤ加硫機稼働中は上昇
・下降する加硫機の可動部分であるボルスタープレート
に固定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の技術
では、外部リングが可動部分であるボルスタープレート
に固定されているので、長く使用していると経時変化等
により、ボルスタープレートの芯と加硫機の芯すなわち
下部モールドリングの芯とがずれることにより、外部リ
ングの芯と下部モールドリングの芯とがずれることがあ
る。そうすると、外部リングとあり溝継手で結合されて
いる各セグメントの芯もずれることになる。つまり従来
の技術では、下部モールドリングの芯と各セグメントの
芯とが相対的にずれることがあり、芯がずれているとど
うなるかを以下に説明する。
では、外部リングが可動部分であるボルスタープレート
に固定されているので、長く使用していると経時変化等
により、ボルスタープレートの芯と加硫機の芯すなわち
下部モールドリングの芯とがずれることにより、外部リ
ングの芯と下部モールドリングの芯とがずれることがあ
る。そうすると、外部リングとあり溝継手で結合されて
いる各セグメントの芯もずれることになる。つまり従来
の技術では、下部モールドリングの芯と各セグメントの
芯とが相対的にずれることがあり、芯がずれているとど
うなるかを以下に説明する。
【0005】今、生タイヤを加硫するために該生タイヤ
の芯を下部モールドリングの芯に合わせて下部モールド
リングの上にセットした後、上部モールドリングを下部
モールドリングに接近させる。次に、加硫機のボルスタ
ープレートに固定されている外部リングをボルスタープ
レートと共に軸方向に下降させる。そうすると、まず最
初に全セグメントの下面が下部プラテンの上面に当接す
る。次に、半径方向外方に分割し拡径していた全セグメ
ントが、外部リングの下降につれて半径方向内方に移動
するが、全セグメントの芯がずれた状態で縮径を始め、
芯がずれている方向のセグメントの内周面が生タイヤの
外周面に一番最初に接触し、この一番最初に接触した部
分が生タイヤを半径方向内方に押しながら全セグメント
は縮径する。このため、生タイヤは下部モールドリング
の上で動かされ偏心する。そして最終的には、全セグメ
ントが半径方向内端限まで移動しセグメントモールドリ
ングを形成する。同時に上、下部モールドリングの外周
に密着した状態で停止して、生タイヤの加硫がスタート
する。
の芯を下部モールドリングの芯に合わせて下部モールド
リングの上にセットした後、上部モールドリングを下部
モールドリングに接近させる。次に、加硫機のボルスタ
ープレートに固定されている外部リングをボルスタープ
レートと共に軸方向に下降させる。そうすると、まず最
初に全セグメントの下面が下部プラテンの上面に当接す
る。次に、半径方向外方に分割し拡径していた全セグメ
ントが、外部リングの下降につれて半径方向内方に移動
するが、全セグメントの芯がずれた状態で縮径を始め、
芯がずれている方向のセグメントの内周面が生タイヤの
外周面に一番最初に接触し、この一番最初に接触した部
分が生タイヤを半径方向内方に押しながら全セグメント
は縮径する。このため、生タイヤは下部モールドリング
の上で動かされ偏心する。そして最終的には、全セグメ
ントが半径方向内端限まで移動しセグメントモールドリ
ングを形成する。同時に上、下部モールドリングの外周
に密着した状態で停止して、生タイヤの加硫がスタート
する。
【0006】このように、下部モールドリングの芯と各
セグメントの芯とが相対的にずれていると、全セグメン
トが半径方向内端限まで移動し上、下部モールドリング
の外周に密着する前に、偏心しているセグメントの内面
が生タイヤの外周面に片当たりして、加硫がスタートす
る前に生タイヤを偏心させるので、当然のことながらタ
イヤ品質を低下させる。そこで、定期的にボルスタープ
レートの芯を測定して芯出し再調整し常時高精度に維持
したり、タイヤサイズ変更に伴い加硫モールド全体を取
り替える際に外部リングの芯出し調整を入念に行う必要
がある。しかしこのためには、加硫機の台数の多さとあ
いまって莫大な工数を必要とする。そこで、この発明の
目的は、このような従来の課題を解決することにより、
芯出し調整工数の削減とタイヤ品質の向上を図ることに
ある。
セグメントの芯とが相対的にずれていると、全セグメン
トが半径方向内端限まで移動し上、下部モールドリング
の外周に密着する前に、偏心しているセグメントの内面
が生タイヤの外周面に片当たりして、加硫がスタートす
る前に生タイヤを偏心させるので、当然のことながらタ
イヤ品質を低下させる。そこで、定期的にボルスタープ
レートの芯を測定して芯出し再調整し常時高精度に維持
したり、タイヤサイズ変更に伴い加硫モールド全体を取
り替える際に外部リングの芯出し調整を入念に行う必要
がある。しかしこのためには、加硫機の台数の多さとあ
いまって莫大な工数を必要とする。そこで、この発明の
目的は、このような従来の課題を解決することにより、
芯出し調整工数の削減とタイヤ品質の向上を図ることに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下部
モールドリングと、下部モールドリングに対して接近離
隔可能な上部モールドリングと、半径方向に移動可能な
複数の弧状のセグメントからなり全セグメントが半径方
向内端限まで移動したとき、互いに接近した上、下部モ
ールドリングの外周に密着してこれらの内部に加硫空間
を形成するセグメントモールドリングと、セグメントモ
ールドリングの半径方向外方に軸方向に移動できるよう
設置され内周に截頭円錐面を有する外部リングと、外部
リングと各セグメントとを結合する傾斜したあり溝継手
と、を備えた分割型加硫モールドにおいて、前記下部モ
ールドリングを固定している下部プラテンの外端部上面
に、前記外部リングが軸方向下降端付近に下降した際に
外部リングが求心移動するように下部モールドリングと
同芯の円筒状のガイドを設けると共に、前記外部リング
の加硫機のボルスタープレートとの取付部を遊嵌結合と
し、これにより前記円筒状のガイドの内周面に前記外部
リングの外周面が接触したときに前記取付部で外部リン
グが水平方向に移動出来るようにしたことにより達成す
ることが出来る。
モールドリングと、下部モールドリングに対して接近離
隔可能な上部モールドリングと、半径方向に移動可能な
複数の弧状のセグメントからなり全セグメントが半径方
向内端限まで移動したとき、互いに接近した上、下部モ
ールドリングの外周に密着してこれらの内部に加硫空間
を形成するセグメントモールドリングと、セグメントモ
ールドリングの半径方向外方に軸方向に移動できるよう
設置され内周に截頭円錐面を有する外部リングと、外部
リングと各セグメントとを結合する傾斜したあり溝継手
と、を備えた分割型加硫モールドにおいて、前記下部モ
ールドリングを固定している下部プラテンの外端部上面
に、前記外部リングが軸方向下降端付近に下降した際に
外部リングが求心移動するように下部モールドリングと
同芯の円筒状のガイドを設けると共に、前記外部リング
の加硫機のボルスタープレートとの取付部を遊嵌結合と
し、これにより前記円筒状のガイドの内周面に前記外部
リングの外周面が接触したときに前記取付部で外部リン
グが水平方向に移動出来るようにしたことにより達成す
ることが出来る。
【0008】
【作用】例えば生タイヤを加硫する場合には、該生タイ
ヤの芯を下部モールドリングの芯に合わせて下部モール
ドリングの上にセットした後、上部モールドリングを下
部モールドリングに接近させる。なお、この時にはまだ
全セグメントは分割面で拡張した状態で半径方向外方に
拡径している。次に、外部リングを加硫機のボルスター
プレートと共に軸方向に下降させると、この外部リング
に傾斜したあり溝継手を介して結合された複数の各セグ
メントが楔作用によって半径方向内方に水平移動する。
そして、外部リングが下降端付近に来て、下部プラテン
の外端部上面に設けている円筒状のガイドの内周面に外
部リングの外周面が接触すると、下部モールドリングと
同芯の円筒状のガイドにより外部リングが求心的に下部
モールドリングの芯方向に移動するような力が働くよう
になる。そしてこの際、外部リングが加硫機のボルスタ
ープレートとの取付部で水平方向に移動できるよう前記
取付部は遊嵌結合となっているので、外部リングの芯が
下部モールドリングの芯とずれていても、前記取付部で
水平移動し外部リングは下部モールドリングと同芯とな
る。そこで、外部リングの外周面が前記円筒状のガイド
の内周面と接触し始めた時点から、全セグメントは外部
リングと一緒に求心移動をし下部モールドリングと同芯
となった後、さらに外部リングの下降に伴い全セグメン
トは下部モールドリングと同芯を保ちながら半径方向内
方に水平移動する。そして、全セグメントは下部モール
ドリングと同芯を保ちながら半径方向外方から内方に生
タイヤの外周面と全面で同時に接触して、生タイヤを偏
心させることなく全セグメントが半径方向内端限まで移
動し、全セグメントでセグメントモールドリングを形成
する。同時に、上、下部モールドリングの外周にセグメ
ントモールドリングが密着してこれらの内部に加硫空間
が形成されると生タイヤは加硫される。
ヤの芯を下部モールドリングの芯に合わせて下部モール
ドリングの上にセットした後、上部モールドリングを下
部モールドリングに接近させる。なお、この時にはまだ
全セグメントは分割面で拡張した状態で半径方向外方に
拡径している。次に、外部リングを加硫機のボルスター
プレートと共に軸方向に下降させると、この外部リング
に傾斜したあり溝継手を介して結合された複数の各セグ
メントが楔作用によって半径方向内方に水平移動する。
そして、外部リングが下降端付近に来て、下部プラテン
の外端部上面に設けている円筒状のガイドの内周面に外
部リングの外周面が接触すると、下部モールドリングと
同芯の円筒状のガイドにより外部リングが求心的に下部
モールドリングの芯方向に移動するような力が働くよう
になる。そしてこの際、外部リングが加硫機のボルスタ
ープレートとの取付部で水平方向に移動できるよう前記
取付部は遊嵌結合となっているので、外部リングの芯が
下部モールドリングの芯とずれていても、前記取付部で
水平移動し外部リングは下部モールドリングと同芯とな
る。そこで、外部リングの外周面が前記円筒状のガイド
の内周面と接触し始めた時点から、全セグメントは外部
リングと一緒に求心移動をし下部モールドリングと同芯
となった後、さらに外部リングの下降に伴い全セグメン
トは下部モールドリングと同芯を保ちながら半径方向内
方に水平移動する。そして、全セグメントは下部モール
ドリングと同芯を保ちながら半径方向外方から内方に生
タイヤの外周面と全面で同時に接触して、生タイヤを偏
心させることなく全セグメントが半径方向内端限まで移
動し、全セグメントでセグメントモールドリングを形成
する。同時に、上、下部モールドリングの外周にセグメ
ントモールドリングが密着してこれらの内部に加硫空間
が形成されると生タイヤは加硫される。
【0009】
【実施例】次に、この発明に係る一実施例を図面を参照
しながら説明する。図1において、符号1は下部プラテ
ン8の上に一体的に着脱可能で固定されている下部モー
ルドリングであり、この下部モールドリング1の上面に
は成型凹み1aが形成されている。下部プラテン8の上
方には上部プラテン9が設置され、この上部プラテン9
の下面には上部モールドリング2が複数のボルト2bに
よって取り付けられている。また、この上部モールドリ
ング2の下面には成型凹み2aが形成されている。上部
プラテン9の上方には図示していない垂直なシリンダが
設置され、このシリンダのピストンロッド9aの先端は
前記上部プラテン9に連結されている。そして、このシ
リンダが作動することにより上部モールドリング2は下
降、上昇し、下部モールドリング1に対して接近離隔す
る。符号4は下部モールドリング1、上部モールドリン
グ2の半径方向外方に設けられた全体としてリング状を
呈するセグメントモールドリングであり、このセグメン
トモールドリング4は円周方向に複数、例えば9個に分
割された弧状のセグメント3から構成されている。各セ
グメント3の半径方向外方にはスライダ11を一体的に
設けてあり、また各セグメント3の半径方向内面には成
型凹み3aが形成されている。そして、これらのセグメ
ント3は半径方向に水平移動することが出来、全セグメ
ント3が半径方向内端限まで移動して、下部モールドリ
ング1、上部モールドリング2の外周に密着したとき、
これら下部モールドリング1、上部モールドリング2、
セグメントモールドリング4は内部に生タイヤ10を加
硫するドーナツ状の加硫空間Qを形成すると共に、成型
凹み1a,2a,3aは連続して生タイヤ10の外形形
状を規定する型付け面を構成する。
しながら説明する。図1において、符号1は下部プラテ
ン8の上に一体的に着脱可能で固定されている下部モー
ルドリングであり、この下部モールドリング1の上面に
は成型凹み1aが形成されている。下部プラテン8の上
方には上部プラテン9が設置され、この上部プラテン9
の下面には上部モールドリング2が複数のボルト2bに
よって取り付けられている。また、この上部モールドリ
ング2の下面には成型凹み2aが形成されている。上部
プラテン9の上方には図示していない垂直なシリンダが
設置され、このシリンダのピストンロッド9aの先端は
前記上部プラテン9に連結されている。そして、このシ
リンダが作動することにより上部モールドリング2は下
降、上昇し、下部モールドリング1に対して接近離隔す
る。符号4は下部モールドリング1、上部モールドリン
グ2の半径方向外方に設けられた全体としてリング状を
呈するセグメントモールドリングであり、このセグメン
トモールドリング4は円周方向に複数、例えば9個に分
割された弧状のセグメント3から構成されている。各セ
グメント3の半径方向外方にはスライダ11を一体的に
設けてあり、また各セグメント3の半径方向内面には成
型凹み3aが形成されている。そして、これらのセグメ
ント3は半径方向に水平移動することが出来、全セグメ
ント3が半径方向内端限まで移動して、下部モールドリ
ング1、上部モールドリング2の外周に密着したとき、
これら下部モールドリング1、上部モールドリング2、
セグメントモールドリング4は内部に生タイヤ10を加
硫するドーナツ状の加硫空間Qを形成すると共に、成型
凹み1a,2a,3aは連続して生タイヤ10の外形形
状を規定する型付け面を構成する。
【0010】セグメントモールドリング4の半径方向外
方には外部リング5が設けられ、この外部リング5は加
硫機のボルスタープレート6の外端部下面に、水平方向
に移動可能なように取付部13で遊嵌結合されている。
前記ボルスタープレート6は図示していない昇降機構に
より昇降され、これにより外部リング5は軸方向に移動
する。前記外部リング5はその内周に截頭円錐面5aを
有し、この截頭円錐面5aには断面がT字形の傾斜した
ありブロック5bが設けられている。一方、前記各セグ
メント3の半径方向外方に一体的に設けられている各ス
ライダ11の半径方向外方には、断面がT字形の傾斜し
たあり溝5cが形成され、あり溝5c内には前記ありブ
ロック5bが摺動可能に挿入されている。そして、これ
らありブロック5bとあり溝5cとでいわゆるあり溝継
手12を形成し、各セグメント3はあり溝継手12を介
して外部リング5と結合されている。従って、外部リン
グ5の下降、上昇により各セグメント3は半径方向内方
または外方に移動するようになっている。なお、前記あ
り溝継手12は前述の特開昭62−48515号公報に
記載されており、このあり溝継手12の特定の構造は本
発明には関係してないので、以下において詳細の説明は
しない。
方には外部リング5が設けられ、この外部リング5は加
硫機のボルスタープレート6の外端部下面に、水平方向
に移動可能なように取付部13で遊嵌結合されている。
前記ボルスタープレート6は図示していない昇降機構に
より昇降され、これにより外部リング5は軸方向に移動
する。前記外部リング5はその内周に截頭円錐面5aを
有し、この截頭円錐面5aには断面がT字形の傾斜した
ありブロック5bが設けられている。一方、前記各セグ
メント3の半径方向外方に一体的に設けられている各ス
ライダ11の半径方向外方には、断面がT字形の傾斜し
たあり溝5cが形成され、あり溝5c内には前記ありブ
ロック5bが摺動可能に挿入されている。そして、これ
らありブロック5bとあり溝5cとでいわゆるあり溝継
手12を形成し、各セグメント3はあり溝継手12を介
して外部リング5と結合されている。従って、外部リン
グ5の下降、上昇により各セグメント3は半径方向内方
または外方に移動するようになっている。なお、前記あ
り溝継手12は前述の特開昭62−48515号公報に
記載されており、このあり溝継手12の特定の構造は本
発明には関係してないので、以下において詳細の説明は
しない。
【0011】符号7は、下部プラテン8の外端部上面に
下部モールドリング1と同芯に、脱着可能で一体的に固
着した円筒状のガイドで、このガイド7の内周面の上部
には全周にわたって傾斜面7aを形成している。この傾
斜面7aの傾斜距離Gは例えば5mmとしており、外部
リング5の芯が下部モールドリング1の芯と水平方向の
どの方向に最大5mmまでずれても、外部リング5が下
降中に該外部リング5の外周面下部が傾斜面7aに接触
して、外部リング5が求心移動され、外部リング5の芯
と下部モールドリング1の芯とが同一となる。そして、
前記外部リング5の外周面と前記ガイド7の内周面とが
接触して、外部リング5がさらに下降端間近迄下降した
ときに、全セグメント3が半径方向内端限まで移動して
下部モールドリング1と上部モールドリング2の外周に
密着した状態となる。
下部モールドリング1と同芯に、脱着可能で一体的に固
着した円筒状のガイドで、このガイド7の内周面の上部
には全周にわたって傾斜面7aを形成している。この傾
斜面7aの傾斜距離Gは例えば5mmとしており、外部
リング5の芯が下部モールドリング1の芯と水平方向の
どの方向に最大5mmまでずれても、外部リング5が下
降中に該外部リング5の外周面下部が傾斜面7aに接触
して、外部リング5が求心移動され、外部リング5の芯
と下部モールドリング1の芯とが同一となる。そして、
前記外部リング5の外周面と前記ガイド7の内周面とが
接触して、外部リング5がさらに下降端間近迄下降した
ときに、全セグメント3が半径方向内端限まで移動して
下部モールドリング1と上部モールドリング2の外周に
密着した状態となる。
【0012】次に、外部リング5とボルスタープレート
6との取付部13について詳細を説明する。符号14は
断面が四角形をした環状の上部リングで、ボルスタープ
レート6の外端部下面に複数のボルト15で一体的に固
着されている。この上部リング14の上面側には全周に
わたって、図1のX−X矢視図である図2に示すよう
に、丸穴17を複数個、例えば8個、等ピッチで形成し
てある。更に、この丸穴17の底部には、取付部13の
拡大図である図3に示すように、丸穴17より小径の貫
通穴18を形成している。そして、六角穴付の段付ボル
ト16を前記貫通穴18に通して外部リング5に段付ボ
ルト16自身を締結している。この段付ボルト16の段
付部の長さAは丸穴17の底部の厚さBよりも大きくな
っており、上部リング14の下面14aと外部リング5
の上面5dとの間には、例えば0.5〜1.0mmの隙
間を設けている。また、前記貫通穴18の直径Dと前記
段付ボルト16の直径Cとの差の1/2である隙間E
は、例えば3〜5mmとしている。そして、上部リング
14の内周面と外部リング5の段付部側面5eとの隙間
Fは前記隙間Eと同じく3〜5mmとしている。このよ
うに、外部リング5とボルスタープレート6との取付部
13は、上部リング14を介して段付ボルト16で遊嵌
結合されており、外部リング5の芯はボルスタープレー
ト6の芯に対して水平方向のどの方向にも円滑に±3〜
±5mm移動できるようになっている。なお、本発明の
取付部13の構成及び移動距離については、前述した実
施例に限定されるものではなく、外部リング5とボルス
タープレート6とが水平方向に移動できる構成を有して
いればよく、種々の変更が可能である。
6との取付部13について詳細を説明する。符号14は
断面が四角形をした環状の上部リングで、ボルスタープ
レート6の外端部下面に複数のボルト15で一体的に固
着されている。この上部リング14の上面側には全周に
わたって、図1のX−X矢視図である図2に示すよう
に、丸穴17を複数個、例えば8個、等ピッチで形成し
てある。更に、この丸穴17の底部には、取付部13の
拡大図である図3に示すように、丸穴17より小径の貫
通穴18を形成している。そして、六角穴付の段付ボル
ト16を前記貫通穴18に通して外部リング5に段付ボ
ルト16自身を締結している。この段付ボルト16の段
付部の長さAは丸穴17の底部の厚さBよりも大きくな
っており、上部リング14の下面14aと外部リング5
の上面5dとの間には、例えば0.5〜1.0mmの隙
間を設けている。また、前記貫通穴18の直径Dと前記
段付ボルト16の直径Cとの差の1/2である隙間E
は、例えば3〜5mmとしている。そして、上部リング
14の内周面と外部リング5の段付部側面5eとの隙間
Fは前記隙間Eと同じく3〜5mmとしている。このよ
うに、外部リング5とボルスタープレート6との取付部
13は、上部リング14を介して段付ボルト16で遊嵌
結合されており、外部リング5の芯はボルスタープレー
ト6の芯に対して水平方向のどの方向にも円滑に±3〜
±5mm移動できるようになっている。なお、本発明の
取付部13の構成及び移動距離については、前述した実
施例に限定されるものではなく、外部リング5とボルス
タープレート6とが水平方向に移動できる構成を有して
いればよく、種々の変更が可能である。
【0013】次に、図1とは別位置での上部リング14
の断面図である図4において、符号19は断面が丸い棒
状のスプリングで、上部リング14の下部にこのスプリ
ング19の一端側約半分の長さを垂直に埋め込んで固定
してあり、このスプリング19の他端側は外部リング5
の上面から下方に形成した小孔20に微小なクリアラン
スで挿入している。このスプリング19は上部リング1
4の下面の全周に等ピッチで複数本、例えば8本設けて
おり、直径2mmのバネ鋼で出来ている。そして、上部
リング14側の各スプリング19の回りにはすり鉢状の
穴19aを形成してあり、各小孔20の入口側もすり鉢
状に広がっている。そこで、外部リング5に水平方向の
外力が加わると全スプリング19が湾曲し、外部リング
5は水平方向のどの方向にも移動出来、そして、水平方
向の外力が解除されると全スプリング19の復元力によ
って全スプリング19がまっすぐな位置で外部リング5
とボルスタープレート6の芯は一致している。
の断面図である図4において、符号19は断面が丸い棒
状のスプリングで、上部リング14の下部にこのスプリ
ング19の一端側約半分の長さを垂直に埋め込んで固定
してあり、このスプリング19の他端側は外部リング5
の上面から下方に形成した小孔20に微小なクリアラン
スで挿入している。このスプリング19は上部リング1
4の下面の全周に等ピッチで複数本、例えば8本設けて
おり、直径2mmのバネ鋼で出来ている。そして、上部
リング14側の各スプリング19の回りにはすり鉢状の
穴19aを形成してあり、各小孔20の入口側もすり鉢
状に広がっている。そこで、外部リング5に水平方向の
外力が加わると全スプリング19が湾曲し、外部リング
5は水平方向のどの方向にも移動出来、そして、水平方
向の外力が解除されると全スプリング19の復元力によ
って全スプリング19がまっすぐな位置で外部リング5
とボルスタープレート6の芯は一致している。
【0014】符号21は、コイルスプリング22が鋼鉄
製のボール23を押す構造をしている公知のボールプラ
ンジャで、上部リング14の全周に等ピッチで複数個、
例えば8個、水平方向に、かつ全てのボールプランジャ
21がボルスタープレート6の芯に向かって取り付けら
れている。そして、この全ボールプランジャ21によっ
て外部リング5の段付部側面5eがボルスタープレート
6の芯方向に常時押されている。そこで、外部リング5
に水平方向の外力が加わっていない時には、外部リング
5の芯は常にボルスタープレート6の芯と一致してい
る。しかし、外部リング5にスプリング22の付勢力に
抗して水平方向の外力が加わると、前述のように外部リ
ング5はボルスタープレート6と取付部13で遊嵌結合
されているので、外部リング5は力の方向に水平移動す
る。このように、外部リング5の芯は外力が作用してい
ないときは全スプリング19と全ボールプランジャ21
とによって、ボルスタープレート6の芯と一致してお
り、外力が作用すると力の方向に水平移動するようにな
っている。
製のボール23を押す構造をしている公知のボールプラ
ンジャで、上部リング14の全周に等ピッチで複数個、
例えば8個、水平方向に、かつ全てのボールプランジャ
21がボルスタープレート6の芯に向かって取り付けら
れている。そして、この全ボールプランジャ21によっ
て外部リング5の段付部側面5eがボルスタープレート
6の芯方向に常時押されている。そこで、外部リング5
に水平方向の外力が加わっていない時には、外部リング
5の芯は常にボルスタープレート6の芯と一致してい
る。しかし、外部リング5にスプリング22の付勢力に
抗して水平方向の外力が加わると、前述のように外部リ
ング5はボルスタープレート6と取付部13で遊嵌結合
されているので、外部リング5は力の方向に水平移動す
る。このように、外部リング5の芯は外力が作用してい
ないときは全スプリング19と全ボールプランジャ21
とによって、ボルスタープレート6の芯と一致してお
り、外力が作用すると力の方向に水平移動するようにな
っている。
【0015】次に、一実施例の作用について述べる。
今、ボルスタープレート6の芯が下部モールドリング1
の芯に対して水平方向で3mmずれているとする。生タ
イヤ10を加硫する場合には、まず、下部モールドリン
グ1の芯に生タイヤ10の芯を合わせて下部モールドリ
ング1の上にセットした後、ピストンロッド9aを突出
して、上部プラテン9、上部モールドリング2を下降さ
せ下部モールドリング1に接近させる。
今、ボルスタープレート6の芯が下部モールドリング1
の芯に対して水平方向で3mmずれているとする。生タ
イヤ10を加硫する場合には、まず、下部モールドリン
グ1の芯に生タイヤ10の芯を合わせて下部モールドリ
ング1の上にセットした後、ピストンロッド9aを突出
して、上部プラテン9、上部モールドリング2を下降さ
せ下部モールドリング1に接近させる。
【0016】次に、ボルスタープレート6を外部リング
5とともに軸方向に下降させると、この外部リング5に
傾斜したあり溝継手12を介して結合された複数の各セ
グメント3が、周方向の分割面の間隔が広がっている状
態で外部リング5と一緒に下降する。そうすると最初
に、各セグメント3の下面が下部プラテン8の上面に当
接し、各セグメント3はあり溝継手12の楔作用によっ
て外部リング5の芯に向かって半径方向内方に円滑に水
平移動を始める。そして、外部リング5がさらに下降し
下降端付近に来ると、外部リング5の外周面の下部が下
部モールドリング1と同芯の円筒状のガイド7の内周面
の上部に形成している傾斜面7aに接触する。そうする
と、外部リング5がガイド7の傾斜面7aに沿って案内
され、ガイド7の芯である下部モールドリング1の芯方
向に取付部13で円滑に水平移動しながら下降するよう
になる。これにより、全セグメント3も外部リング5と
一緒に下部モールドリング1の芯方向に水平移動しなが
ら、全セグメント3の分割面の間隔が段々と狭くなり、
全セグメント3は閉じる方向に移動する。そして、外部
リング5の外周面下部が傾斜面7aの下端7bまで下降
すると、外部リング5の芯は下部モールドリング1の芯
と同一になり、3mmのずれは解消される。
5とともに軸方向に下降させると、この外部リング5に
傾斜したあり溝継手12を介して結合された複数の各セ
グメント3が、周方向の分割面の間隔が広がっている状
態で外部リング5と一緒に下降する。そうすると最初
に、各セグメント3の下面が下部プラテン8の上面に当
接し、各セグメント3はあり溝継手12の楔作用によっ
て外部リング5の芯に向かって半径方向内方に円滑に水
平移動を始める。そして、外部リング5がさらに下降し
下降端付近に来ると、外部リング5の外周面の下部が下
部モールドリング1と同芯の円筒状のガイド7の内周面
の上部に形成している傾斜面7aに接触する。そうする
と、外部リング5がガイド7の傾斜面7aに沿って案内
され、ガイド7の芯である下部モールドリング1の芯方
向に取付部13で円滑に水平移動しながら下降するよう
になる。これにより、全セグメント3も外部リング5と
一緒に下部モールドリング1の芯方向に水平移動しなが
ら、全セグメント3の分割面の間隔が段々と狭くなり、
全セグメント3は閉じる方向に移動する。そして、外部
リング5の外周面下部が傾斜面7aの下端7bまで下降
すると、外部リング5の芯は下部モールドリング1の芯
と同一になり、3mmのずれは解消される。
【0017】すなわち、この時点で全セグメント3の芯
と下部モールドリング1の芯とは同一となるが、全セグ
メント3の分割面はまだ開いており、この時点では全セ
グメント3の内面側は生タイヤ10の外周面にはまだ接
触していない。引き続き、外部リング5が下降を続け、
全セグメント3が下部モールドリング1と同芯を保った
状態で半径方向内方にさらに水平移動すると、全セグメ
ント3の内面が生タイヤ10の外周面と全周で同時に接
触を始める。これにより、生タイヤ10の外周面に芯の
ずれたセグメント3の内面が先に接触し、生タイヤ10
の芯を下部モールドリング1の芯からずらせるようなこ
とが防止され、タイヤの品質向上を図ることができる。
そして、全セグメント3が上、下部モールドリング2,
1の外周に密着する半径方向内端限まで移動すると、ボ
ルスタープレート6の下降が停止する。このとき、上、
下部モールドリング2,1、セグメントモールドリング
4により生タイヤ10を収納した加硫空間Qが形成され
る。次に、生タイヤ10に所定の高温高圧を所定時間作
用させ、該生タイヤ10を加硫する。
と下部モールドリング1の芯とは同一となるが、全セグ
メント3の分割面はまだ開いており、この時点では全セ
グメント3の内面側は生タイヤ10の外周面にはまだ接
触していない。引き続き、外部リング5が下降を続け、
全セグメント3が下部モールドリング1と同芯を保った
状態で半径方向内方にさらに水平移動すると、全セグメ
ント3の内面が生タイヤ10の外周面と全周で同時に接
触を始める。これにより、生タイヤ10の外周面に芯の
ずれたセグメント3の内面が先に接触し、生タイヤ10
の芯を下部モールドリング1の芯からずらせるようなこ
とが防止され、タイヤの品質向上を図ることができる。
そして、全セグメント3が上、下部モールドリング2,
1の外周に密着する半径方向内端限まで移動すると、ボ
ルスタープレート6の下降が停止する。このとき、上、
下部モールドリング2,1、セグメントモールドリング
4により生タイヤ10を収納した加硫空間Qが形成され
る。次に、生タイヤ10に所定の高温高圧を所定時間作
用させ、該生タイヤ10を加硫する。
【0018】このようにして加硫が終了すると、ボルス
タープレート6を上昇させ、あり溝継手12により各セ
グメント3を半径方向外方に移動させた後軸方向に上昇
させる、と同時に、上部モールドリング2を上部プラテ
ン9と共に上昇させて、加硫済みタイヤを取り出す。以
後同様にして生タイヤ10を次々と加硫するが、このよ
うな作動を長時間行うと、ボルスタープレート6の芯と
下部モールドリング1との芯が各可動部分の摩耗等によ
りずれてくる。しかし、この発明によると前述のよう
に、ボルスタープレート6の芯と下部モールドリング1
との芯がずれても、加硫済みタイヤの品質を損なうこと
がないので、加硫機に加硫モールドを取り付ける際の芯
出し調整工数を削減することができ、台数が多いので全
体としては非常に大きな効果を奏することができる。
タープレート6を上昇させ、あり溝継手12により各セ
グメント3を半径方向外方に移動させた後軸方向に上昇
させる、と同時に、上部モールドリング2を上部プラテ
ン9と共に上昇させて、加硫済みタイヤを取り出す。以
後同様にして生タイヤ10を次々と加硫するが、このよ
うな作動を長時間行うと、ボルスタープレート6の芯と
下部モールドリング1との芯が各可動部分の摩耗等によ
りずれてくる。しかし、この発明によると前述のよう
に、ボルスタープレート6の芯と下部モールドリング1
との芯がずれても、加硫済みタイヤの品質を損なうこと
がないので、加硫機に加硫モールドを取り付ける際の芯
出し調整工数を削減することができ、台数が多いので全
体としては非常に大きな効果を奏することができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、加硫モールドを取り付ける際の芯出し調整工数を削
減することが出来る、と同時にタイヤの品質向上を図る
ことが出来、非常に大きな効果を奏することができる。
ば、加硫モールドを取り付ける際の芯出し調整工数を削
減することが出来る、と同時にタイヤの品質向上を図る
ことが出来、非常に大きな効果を奏することができる。
【図1】この発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】図1のX−X矢視図である。
【図3】図1の取付部の拡大図である。
【図4】上部リングの図1とは別位置での断面図であ
る。
る。
1:下部モールドリング 1a:成型凹み 2:上部モールドリング 2a:成型凹み 2b:ボルト 3:セグメン
ト 3a:成型凹み 4:セグメン
トモールドリング 5:外部リング 5a:截頭円錐面 5b:ありブロック 5c:あり溝 5d:上面 5e:段付部側
面 6:ボルスタープレート 7:ガイド 7a:傾斜面 7b:下端 8:下部プラテン 9:上部プラテ
ン 9a:ピストンロッド 10:生タイヤ 11:スライダ 12:あり溝継
手 13:取付部 14:上部リン
グ 14a:下面 15:ボルト 16:段付ボルト 17:丸穴 18:貫通穴 19:スプリン
グ 19a:すり鉢状の穴 20:小孔 21:ボールプランジャ 22:スプリング
23:ボール A:長さ B:厚さ C,
D:直径 E,F:隙間 G:距離
Q:加硫空間
ト 3a:成型凹み 4:セグメン
トモールドリング 5:外部リング 5a:截頭円錐面 5b:ありブロック 5c:あり溝 5d:上面 5e:段付部側
面 6:ボルスタープレート 7:ガイド 7a:傾斜面 7b:下端 8:下部プラテン 9:上部プラテ
ン 9a:ピストンロッド 10:生タイヤ 11:スライダ 12:あり溝継
手 13:取付部 14:上部リン
グ 14a:下面 15:ボルト 16:段付ボルト 17:丸穴 18:貫通穴 19:スプリン
グ 19a:すり鉢状の穴 20:小孔 21:ボールプランジャ 22:スプリング
23:ボール A:長さ B:厚さ C,
D:直径 E,F:隙間 G:距離
Q:加硫空間
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 30:00
Claims (1)
- 【請求項1】 下部モールドリングと、下部モールドリ
ングに対して接近離隔可能な上部モールドリングと、半
径方向に移動可能な複数の弧状のセグメントからなり全
セグメントが半径方向内端限まで移動したとき、互いに
接近した上、下部モールドリングの外周に密着してこれ
らの内部に加硫空間を形成するセグメントモールドリン
グと、セグメントモールドリングの半径方向外方に軸方
向に移動できるよう設置され内周に截頭円錐面を有する
外部リングと、外部リングと各セグメントとを結合する
傾斜したあり溝継手と、を備えた分割型加硫モールドに
おいて、 前記下部モールドリングを固定している下部プラテンの
外端部上面に、前記外部リングが軸方向下降端付近に下
降した際に外部リングが求心移動するように下部モール
ドリングと同芯の円筒状のガイドを設けると共に、前記
外部リングの加硫機のボルスタープレートとの取付部を
遊嵌結合とし、これにより前記円筒状のガイドの内周面
に前記外部リングの外周面が接触したときに前記取付部
で外部リングが水平方向に移動できるようにしたことを
特徴とする分割型加硫モールド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20738294A JPH0872060A (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | 分割型加硫モールド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20738294A JPH0872060A (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | 分割型加硫モールド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0872060A true JPH0872060A (ja) | 1996-03-19 |
Family
ID=16538811
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20738294A Pending JPH0872060A (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | 分割型加硫モールド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0872060A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100459660B1 (ko) * | 2002-04-11 | 2004-12-04 | 금호타이어 주식회사 | 액츄에이터와 가류기 사이를 결속하는 결합장치를 구비한타이어 가류금형장치 |
JP2016043490A (ja) * | 2014-08-19 | 2016-04-04 | 住友ゴム工業株式会社 | タイヤ用コンテナモールド |
-
1994
- 1994-08-31 JP JP20738294A patent/JPH0872060A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100459660B1 (ko) * | 2002-04-11 | 2004-12-04 | 금호타이어 주식회사 | 액츄에이터와 가류기 사이를 결속하는 결합장치를 구비한타이어 가류금형장치 |
JP2016043490A (ja) * | 2014-08-19 | 2016-04-04 | 住友ゴム工業株式会社 | タイヤ用コンテナモールド |
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