JPH0871842A - ソーの片持ブレード保持装置 - Google Patents

ソーの片持ブレード保持装置

Info

Publication number
JPH0871842A
JPH0871842A JP21569294A JP21569294A JPH0871842A JP H0871842 A JPH0871842 A JP H0871842A JP 21569294 A JP21569294 A JP 21569294A JP 21569294 A JP21569294 A JP 21569294A JP H0871842 A JPH0871842 A JP H0871842A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plunger
cantilever blade
cantilever
blade
pair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21569294A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Wada
達也 和田
Koichi Miyamoto
功一 宮本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ryobi Ltd
Original Assignee
Ryobi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ryobi Ltd filed Critical Ryobi Ltd
Priority to JP21569294A priority Critical patent/JPH0871842A/ja
Publication of JPH0871842A publication Critical patent/JPH0871842A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23DPLANING; SLOTTING; SHEARING; BROACHING; SAWING; FILING; SCRAPING; LIKE OPERATIONS FOR WORKING METAL BY REMOVING MATERIAL, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23D51/00Sawing machines or sawing devices working with straight blades, characterised only by constructional features of particular parts; Carrying or attaching means for tools, covered by this subclass, which are connected to a carrier at both ends
    • B23D51/08Sawing machines or sawing devices working with straight blades, characterised only by constructional features of particular parts; Carrying or attaching means for tools, covered by this subclass, which are connected to a carrier at both ends of devices for mounting straight saw blades or other tools
    • B23D51/10Sawing machines or sawing devices working with straight blades, characterised only by constructional features of particular parts; Carrying or attaching means for tools, covered by this subclass, which are connected to a carrier at both ends of devices for mounting straight saw blades or other tools for hand-held or hand-operated devices

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Sawing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ソーの工具レス片持ブレード保持装置におけ
る片持ブレードの保持力を高める。 【構成】 ソーの往復動するプランジャー6の先端部の
空洞内に、片持ブレードの板状端部を平面8a,9aを
介して挟持する一対の挟持片8,9を挿入する。プラン
ジャーの先端部には、該プランジャーの先端部及び一対
の挟持片を囲む筒状操作部材10をプランジャー上を進
退しうるよう装着する。一対の挟持片とプランジャーと
に、筒状操作部材の進退に伴い相互に滑って一対の挟持
片を片持ブレードの板状端部に接離せしめる斜面11,
12,13,14を夫々形成する。片持ブレードは斜面
同士の滑りによるくさび効果により平面8a,9a間に
強固に保持されることになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スパナ、ドライバー等
の工具を用いなくともブレードを着脱することができる
ソーの片持ブレード保持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ジグソー、レシプロソー等のブレードは
切削するものの材質、厚さ等によって頻繁に交換する必
要があるが、その際スパナ、ドライバー等の工具を用い
ずとも交換作業ができれば便宜である。
【0003】従来、工具を用いなくともブレードを着脱
することができるソーのブレード保持装置として特開平
5−253738号公報に開示されるようなものが提案
されている。これは、図31に示されるように、ソーの
往復動するプランジャー1の先端部の空洞内に、ブレー
ド2の板状端部2aを挟持する一対のローラ3a,3b
が挿入され、プランジャー1の先端部には、該プランジ
ャー1の先端部及び一対のローラ3a,3bを囲む筒状
操作部材4がプランジャー1上を進退しうるように装着
され、筒状操作部材4には一対のローラ3a,3bの両
端と係合する長穴5が横向きに設けられ、プランジャー
1の空洞内には筒状操作部材4の進退に伴い一対のロー
ラ3a,3bをブレード2の板状端部2aに接離せしめ
る斜面1a,1bが形成された構成である。
【0004】しかして、ブレード2を保持する場合は、
筒状操作部材4をプランジャー1上で移動させローラ3
a,3bと斜面1a,1bとの接触を解いたうえで、ブ
レード2の板状端部2aをプランジャー1の空洞内のロ
ーラ3a,3b間に挿入する。そして、筒状操作部材4
を逆向きに移動させれば、一対のローラ3a,3bが斜
面1a,1bに沿ってブレード2の方へと移動し、ブレ
ード2の板状端部2aがローラ3a,3b間に挟持され
ることとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平5−2
53738号のブレード保持装置は、ブレード2の両端
が保持される糸鋸盤用のブレード保持装置であるから、
ジグソーやレシプロソーのようにブレードを片持で保持
する切削工具に適用することはできない。仮に片持ブレ
ードに適用したとすればブレードに下から上へ力が加わ
ることによりブレードがプランジャーから外れてしまう
ことになる。
【0006】従って、本発明は、ジグソー、レシプロソ
ー等のようなブレードを片持で支持する切削工具におい
てもブレードの着脱を工具なしで行うことができ、しか
もブレードの締め付けを確実に行うことができるブレー
ド保持装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、往復動するプランジャー6の先端部の空
洞内に、片持ブレード7の板状端部7aを挟持する一対
の挟持片8,9が挿入され、上記プランジャー6の先端
部には、該プランジャー6の先端部及び上記一対の挟持
片8,9を囲む筒状操作部材10がプランジャー6上を
進退しうるよう装着され、上記一対の挟持片8,9と上
記筒状操作部材10又は上記プランジャー6とには、上
記筒状操作部材10の進退に伴い相互に滑って上記一対
の挟持片8,9を上記片持ブレード7の板状端部7aに
接離せしめる斜面11,12,13,14,37が夫々
形成されたソーの片持ブレード保持装置の構成を採用
し、また、上記片持ブレード7の板状端部7aには凸部
20,25又は凹部21,24が形成され、該凸部2
0,25又は凹部21,24と係合する凹部21,24
又は凸部20,25が上記挟持片8,9の溝8b,9b
内又は平面8a,9a内に形成されたソーの片持ブレー
ド保持装置の構成を採用し、また、上記筒状操作部材1
0が上記プランジャー6に螺合するナットであり、該ナ
ットを回動させるつまみ42がソーのフレーム43に回
動可能に取り付けられ、該つまみ42と上記ナットとが
セレーション状の溝10a,46aを介して繋がれたソ
ーの片持ブレード保持装置の構成を採用している。
【0008】
【作用】筒状操作部材がプランジャー上で所定の向きに
移動せしめられると、一対の挟持片と筒状操作部材又は
プランジャーとがそれらの斜面間で滑り、一対の挟持片
が開く。開いた挟持片間に片持ブレードの板状端部が挿
入され、筒状操作部材が逆向きに移動せしめられると、
挟持片と筒状操作部材又はプランジャーとがそれらの斜
面間で逆向きに滑り、挟持片が閉じる。片持ブレードの
板状端部は一対の挟持片に挟持されることとなる。従っ
て、片持ブレードの保持が確実となり、切削作業中に片
持ブレードがプランジャーの軸に対して捩じれたり、プ
ランジャーから抜け出たりするおそれがなくなる。
【0009】本発明において、片持ブレードの板状端部
に凸部又は凹部が形成され、該凸部又は凹部と係合する
凹部又は凸部が挟持片の溝内又は平面内に形成される場
合は、片持ブレードのプランジャーに対する固定がより
強固になされ、位置決めもより正確になされ、片持ブレ
ードのプランジャーに対するぐらつきや抜け出しも防止
される。
【0010】本発明において、筒状操作部材がプランジ
ャーに螺合するナットであり、該ナットを回動させるつ
まみがソーのフレームに回動可能に取り付けられ、該つ
まみとナットとがセレーション状溝を介して繋がれた場
合は、片持ブレードの着脱をつまみの操作で行うことに
なるので、片持ブレードの着脱操作をより簡易になし
え、かつより安全になしうる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。実施例1 図1乃至図6に示されるように、このソーの片持ブレー
ド保持装置は、ジグソー又はレシプロソーの往復動する
プランジャー6の先端部の空洞内に、片持ブレード7の
板状端部7aを平面8a,9aを介して挟持する一対の
挟持片8,9が挿入され、プランジャー6の先端部に
は、該プランジャー6の先端部及び一対の挟持片8,9
を囲む筒状操作部材10がプランジャー6上を進退しう
るよう装着され、一対の挟持片8,9とプランジャー6
とには、筒状操作部材10の進退に伴い相互に滑って一
対の挟持片8,9を片持ブレード7の板状端部7aに接
離せしめる斜面11,12が夫々形成された構成となっ
ている。
【0012】プランジャー6は、細長い円筒であり、図
示しないソー本体に対して上下動可能に取り付けられて
いる。片持ブレード7の装着されるべきプランジャー6
の先端部には、雄ネジ15が形成され、かつ二つの略逆
V字形の切欠が相対向するように形成されている。雄ネ
ジ15には、筒状操作部材10であるナットが切欠を覆
うように螺合している。二つの切欠に対しては一対の挟
持片8,9が掛け渡され、切欠の斜面13,14に各挟
持片8,9の斜面11,12が摺接している。
【0013】挟持片8,9は概ね円錐台を縦に二分割し
た形状であり、各分割部分に上記プランジャー6側の斜
面13,14に摺接する斜面11,12が夫々形成され
ている。一対の挟持片8,9の相対向する部分は平面8
a,9aであり、片持ブレード7の板状端部7aに面接
触するようになっている。このように、片持ブレード7
の板状端部7aに挟持片8,9の平面8a,9aが面接
触することから、片持ブレード7の保持が確実となり、
切削作業中に片持ブレード7がプランジャー6の軸線に
対して捩じれたり、プランジャー6から抜け出たりする
おそれがなくなる。
【0014】挟持片8,9の平面8a,9aの両側に
は、片持ブレード7の板状端部7aの上下へのブレを防
止し、抜け止めの機能を果たすべく上突起16と下突起
17とが設けられている。挟持片8,9の下端には外向
突起18が設けられ、該外向突起18が筒状操作部材1
0の下端内周に形成された内向突起19上に載置される
ことにより、挟持片8,9が筒状操作部材10に支持さ
れている。
【0015】片持ブレード7の板状端部7aには必要に
応じて凸部20が形成され、該凸部20が挟持片8,9
の上突起16と下突起17との間の凹部21に係合して
いる。このように凸部20と凹部21とが係合すること
により、片持ブレード7はプランジャー6にさらに強固
に取り付けられ、片持ブレード7の上下へのブレが防止
され、抜け止めがなされる。
【0016】なお、上記上突起16及び下突起17に代
え、平面8a,9aの中央に凸部を設け、一方片持ブレ
ード7の板状端部7aに凹部である穴を設け、該穴に凸
部を挿入するようにしても上記と同様な効果を得ること
ができる。
【0017】次に、上記片持ブレード保持装置による片
持ブレード7の着脱操作について説明する。片持ブレー
ド保持装置を図2の状態にしておき、片持ブレード7を
プランジャー6の先端部に挿入する。具体的には、片持
ブレード7の板状端部7aで挟持片8,9を左右に動か
せて挿入し、その際片持ブレード7に設けられた凸部2
0を挟持片8,9の凹部21と係合させる。
【0018】次いで、筒状操作部材10であるナットを
プランジャー6の雄ネジ15に沿って上向きに螺進させ
る。筒状操作部材10の螺進に伴い、挟持片8,9はそ
の斜面11,12の箇所でプランジャー6の斜面13,
14に沿って滑りつつ切欠の奥の方に移動し、くさび効
果によって大きな締付力で片持ブレード7の板状端部7
aを挟持する。
【0019】片持ブレード7を外す場合は、筒状操作部
材10を逆向きに回動操作し、挟持片8,9を下向きに
移動させることにより、挟持片8,9の締付力を解除す
る。これにより、片持ブレード保持装置は再び図2の状
態になり、挟持片8,9間の隙間を広げて片持ブレード
7をプランジャー6外に取り出すことができる。
【0020】実施例2 この実施例の片持ブレード保持装置は、実施例1と異な
り、筒状操作部材10を下方向に螺進させると片持ブレ
ード7を締め付けることができ、上方向に螺進させると
片持ブレード7を緩めることができるようになってい
る。
【0021】すなわち、図7乃至図11に示されるよう
に、プランジャー6の先端部に穴が相対峙して設けら
れ、両穴間に一対の挟持片8,9が掛け渡されている。
各穴には実施例1における斜面とは逆向きに斜面13,
14が形成され、該斜面13,14に摺接する斜面1
1,12が挟持片8,9に形成されている。挟持片8,
9の両側には上記穴からプランジャー6外に突出する外
向突起22が設けられ、該突起22が筒状操作部材10
の上端に形成された内向突起23に当接している。
【0022】また、必要に応じて片持ブレード7の板状
端部7aには円形の穴からなる凹部24が形成され、該
凹部24と係合する凸部25が挟持片8,9の平面8
a,9a内に形成されている。
【0023】しかして、筒状操作部材10であるナット
をプランジャー6の雄ネジ15に沿って下向きに螺進さ
せると、挟持片8,9はその斜面11,12の箇所でプ
ランジャー6の斜面13,14に沿って下方に移動し、
くさび効果によって大きな締付力で片持ブレード7の板
状端部7aを挟持する。片持ブレード7を外す場合は、
筒状操作部材10を上向きに回動操作することにより、
挟持片8,9の締付力を解除する。これにより、挟持片
8,9間の隙間を広げて片持ブレード7を取り出すこと
ができる。片持ブレード7の板状端部7aが挟持片8,
9に凹部24と凸部25との係合により取り付けられる
場合は、片持ブレード7はより強固にプランジャー6に
取り付けられることとなる。
【0024】実施例3 図12乃至図16に示されるように、この実施例の片持
ブレード保持装置は、ジグソー又はレシプロソーの往復
動するプランジャー6の先端部の空洞内に、片持ブレー
ド7の板状端部7aを平面8a,9aを介して挟持する
一対の挟持片8,9が挿入され、プランジャー6の先端
部には、該プランジャー6の先端部及び一対の挟持片
8,9を囲む筒状操作部材10がプランジャー6上を進
退しうるよう装着され、一対の挟持片8,9と筒状操作
部材10とには、筒状操作部材10の進退に伴い相互に
滑って一対の挟持片8,9を片持ブレード7の板状端部
7aに接離せしめる斜面11,12,37が夫々形成さ
れた構成となっている。
【0025】プランジャー6の先端部には、雄ネジ15
が形成され、かつ挟持片8,9を支えるための係合穴2
6,27が二つ相対向するように形成されている。雄ネ
ジ15には、筒状操作部材10であるナットが螺合して
いる。
【0026】挟持片8,9は概ね円柱体を縦に二分割し
た形状であり、分割部分の相対向する箇所は平面8a,
9aであり、片持ブレード7の板状端部7aに面接触す
るようになっている。挟持片8,9の上端の外側には上
記係合穴26,27と係合する突起28,29が設けら
れ、内側には凹み30,31が設けられ凹み30,31
間に介装された圧縮コイルばね32により各挟持片8,
9の突起28,29は係合穴26,27から脱落しない
ようにプランジャー内壁面に向って付勢されている。
【0027】一対の組み合わされた挟持片8,9の下部
には円錐壁状の斜面11,12が形成され、該斜面1
1,12に摺接する斜面37が筒状操作部材10の内周
面に摺鉢状に形成されている。
【0028】挟持片8,9の相対向する箇所は平面8
a,9aになっており、片持ブレード7の板状端部7a
に面接触することから、片持ブレード7の保持が確実と
なる。挟持片8,9の平面8a,9aの両側には、平面
8a,9a同士間に隙間を確保し片持ブレード7の板状
端部7aを挿入しやすくするべく突起33とこれに係合
する陥没部34とが設けられている。すなわち、一方の
挟持片8の両側に突起33と陥没部34が夫々設けら
れ、それらに対応して他方の挟持片9の両側には陥没部
34と突起33が夫々設けられている。
【0029】なお、陥没部34は必要に応じて設けられ
るもので、この場合突起33のみでも片持ブレード7を
十分挟持することができる。また、突起33の突出高さ
はできるだけ小さくした方がブレードを挟持片8,9間
に対し出し入れする上で便宜である。
【0030】片持ブレード7の板状端部7aには必要に
応じて凸部35が形成され、該凸部35が挟持片8,9
の上記突起33に形成された凹部36に係合している。
このように凸部35と凹部36とが係合することによ
り、片持ブレード7はプランジャー6により強固に取り
付けられることとなる。
【0031】次に、上記片持ブレード保持装置による片
持ブレードの着脱操作について説明する。片持ブレード
保持装置の筒状操作部材10をプランジャー6の上方向
に螺進させ、挟持片8,9を解放状態にし、片持ブレー
ド7をプランジャー6の先端部に挿入し、片持ブレード
7の凸部35を挟持片8,9の凹部36と係合させる。
【0032】次いで、筒状操作部材10をプランジャー
6の雄ネジ15に沿って下向きに螺進させる。筒状操作
部材10は螺進しつつその斜面37で挟持片8,9の斜
面11,12に沿って滑り、一対の挟持片8,9はくさ
び効果により大きな締付力で片持ブレード7の板状端部
7aを挟持する。
【0033】片持ブレード7を外す場合は、筒状操作部
材10を逆向きに回動操作し、筒状操作部材10を上向
きに移動させることにより、挟持片8,9の締付力を解
除する。これにより、片持ブレード保持装置は再び解放
状態になり、挟持片8,9間の隙間を広げて片持ブレー
ド7を取り出すことができる。
【0034】実施例4 図17乃至図21に示されるように、この実施例の片持
ブレード保持装置は、ジグソー又はレシプロソーの往復
動するプランジャー6の先端部の空洞内に、片持ブレー
ド7の板状端部7aを溝8b,9bを介して挟持する一
対の挟持片8,9が挿入され、プランジャー6の先端部
には、該プランジャー6の先端部及び一対の挟持片8,
9を囲む筒状操作部材10がプランジャー6上を進退し
うるよう装着され、一対の挟持片8,9と筒状操作部材
10とには、筒状操作部材10の進退に伴い相互に滑っ
て一対の挟持片8,9を片持ブレード7の板状端部7a
に接離せしめる斜面11,12,37が夫々形成された
構成となっている。
【0035】実施例3におけると同様にして、プランジ
ャー6の先端部には、挟持片8,9と筒状操作部材10
であるナットが取り付けられている。挟持片8,9は概
ね実施例3におけると同様な構成であるが、分割部分の
相対向する箇所には片持ブレード7の板状端部7aの約
縦半分が挿入される溝8b,9bが形成されている。溝
8b,9bは単なる凹溝であっても片持ブレードを保持
することができるが、溝8b,9b内にさらに凹部38
が形成されたものであれば、該凹部38内に片持ブレー
ド7の板状端部7aの凸部35が挿入されることにより
さらに強固に保持することができる。
【0036】次に、上記片持ブレード保持装置による片
持ブレードの着脱操作について説明する。片持ブレード
保持装置の筒状操作部材10をプランジャー6の上方向
に螺進させ、挟持片8,9を解放状態にし、片持ブレー
ド7を挟持片8,9の溝8b,9b内に挿入し、片持ブ
レード7の凸部35を溝8b,9b内の凹部38と係合
させる。
【0037】次いで、筒状操作部材をプランジャー6の
雄ネジ15に沿って下向きに螺進させる。筒状操作部材
10は螺進しつつその斜面37で挟持片8,9の斜面1
1,12に沿って滑り、従って一対の挟持片8,9はく
さび効果により大きな締付力で片持ブレード7の板状端
部7aを挟持する。
【0038】片持ブレード7を外す場合は、筒状操作部
材10を逆向きに回動操作し、筒状操作部材10を上向
きに移動させることにより、挟持片8,9の締付力を解
除する。これにより、片持ブレード保持装置は再び解放
状態になり、挟持片8,9間の隙間を広げ溝8b,9b
から片持ブレード7を取り出すことができる。
【0039】実施例5 図22乃至図26に示されるように、この実施例の片持
ブレード保持装置は、ジグソー又はレシプロソーの往復
動するプランジャー6の先端部の空洞内に、片持ブレー
ド7の板状端部7aを平面8aを介して挟持する一対の
挟持片8,9が挿入され、プランジャー6の先端部に
は、該プランジャー6の先端部及び一対の挟持片8,9
を囲む筒状操作部材10がプランジャー6上を進退しう
るよう装着され、一対の挟持片8,9と筒状操作部材1
0とには、筒状操作部材10の進退に伴い相互に滑って
一対の挟持片8,9を片持ブレード7の板状端部7aに
接離せしめる斜面11,12,37が夫々形成された構
成となっている。
【0040】挟持片8,9は、プランジャー6の先端部
の内側にピン39により取り付けられ、筒状操作部材1
0は、プランジャー6の先端部の外側に上下に摺動可能
に取り付けられている。筒状操作部材10がプランジャ
ー6上を下方に摺動すると筒状操作部材10の斜面37
が挟持片8,9の斜面11,12上を滑り、その際のく
さび効果で挟持片8,9は片持ブレード7の板状端部7
aを押圧し、逆に筒状操作部材10がプランジャー6上
を上方に摺動すると筒状操作部材10の斜面37が挟持
片8,9の斜面11,12上を逆方向に滑るので挟持片
8,9は板状端部10を解放することになる。
【0041】また、筒状操作部材10と挟持片8,9と
の間には弾性材である圧縮コイルばね40が挿入され、
該圧縮コイルばね40の上下端がプランジャー6の下端
と筒状操作部材10の内側の突起41とに夫々当接して
いる。そのため、筒状操作部材10は常時下方に付勢さ
れ、挟持片8,9に対し常時閉じるように作用してい
る。
【0042】なお、必要に応じて片持ブレード7の板状
端部7aには凹部24である穴が形成され、該凹部24
と係合する凸部25が挟持片8,9の平面8a,9a上
に形成されており、片持ブレード7は平面8a,9aに
よる押圧に加え、凹部24と凸部25との係合によって
より強固にプランジャー6に保持されるようになってい
る。
【0043】次に、上記片持ブレード保持装置による片
持ブレードの着脱操作について説明する。片持ブレード
保持装置の筒状操作部材10を圧縮コイルばね40の付
勢力に抗してプランジャー6の上方向に押し上げ、挟持
片8,9を解放状態にし、片持ブレード7をプランジャ
ー6の先端部に挿入し、片持ブレード7の凹部24を挟
持片8,9の凸部25と係合させる。
【0044】次いで、筒状操作部材10を離し、プラン
ジャー6上を下向きに移動させる。筒状操作部材10は
下方に移動しつつその斜面37で挟持片8,9の斜面1
1,12に沿って滑り、その際のくさび効果により一対
の挟持片8,9は大きな締付力で片持ブレード7の板状
端部7aを挟持する。
【0045】片持ブレード7を外す場合は、筒状操作部
材10を上方向に押し上げ、挟持片8,9の締付力を解
除する。これにより、片持ブレード保持装置は再び解放
状態になり、挟持片8,9間の隙間を広げて片持ブレー
ド7を取り出すことができる。
【0046】実施例6 図27乃至図30に示されるように、この実施例の片持
ブレード保持装置は、筒状操作部材10がプランジャー
6に螺合するナットであり、該筒状操作部材10を回動
させるつまみ42がジグソーのフレーム43に回動可能
に取り付けられ、該つまみ42と筒状操作部材10とが
セレーション様の溝を介して繋がれた構成となってい
る。
【0047】プランジャー6は、フレーム43を上下に
貫通し、プランジャー6の途中に取り付けられた溝部材
44の横溝内に駆動源の出力軸の偏心ピン45が係合す
ることにより、上下に摺動可能になっている。
【0048】プランジャー6の先端部には、実施例1又
は実施例2におけると同様な切欠と、該切欠に係合する
挟持片8,9と、筒状操作部材10とが設けられてお
り、筒状操作部材10がプランジャー6上を螺進退する
ことにより一対の挟持片8,9が接近したり離反したり
するようになっている。
【0049】筒状操作部材10の外壁にはセレーション
様の溝10aが形成され、つまみ42には該筒状操作部
材10のセレーションの溝10aと摺動可能に係合する
溝46aを内側に有した筒軸46が設けられている。該
つまみ42は、ジグソーのフレーム43と該フレーム4
3に取り付けられた片持ブレードカバー47との間の隙
間内に回動可能に介装されている。片持ブレードカバー
47は、フレーム43と該フレーム43に連結された定
盤48との間にあって、片持ブレード7を作業者側から
遮蔽するために設けられている。
【0050】しかして、片持ブレード7の取り付け、交
換等に際しては、つまみ42を片持ブレードカバー47
外から回してこれにセレーションの溝10a,46aを
介し係合する筒状操作部材10を回し、挟持片8,9の
押圧を解いて挟持片8,9間に隙間を空け、片持ブレー
ド7の板状端部7aを挟持片8,9間に挿入する。次い
で、つまみ42を逆向きに回し、挟持片8,9間に片持
ブレード7を挟み込む。切削作業に際しては、プランジ
ャー6が上下に往復動し、該プランジャー6に螺合する
筒状操作部材10は筒軸46内をプランジャー6と共に
上下に高速で往復動する。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、筒状操作部材がプラン
ジャー上で所定の向きに移動せしめられると、一対の挟
持片と筒状操作部材又はプランジャーとがそれらの斜面
間で滑り、くさび効果によって片持ブレードの板状端部
が一対の挟持片に挟持されることとなる。従って、片持
ブレードの保持が確実となり、ジグソー、レシプロソー
等のようなブレードの一端を保持する切削工具において
切削作業中に片持ブレードがプランジャーの軸に対して
捩じれたり、プランジャーから抜け出たりするおそれが
なくなる。
【0052】本発明において、片持ブレードの板状端部
に凸部又は凹部が形成され、該凸部又は凹部と係合する
凹部又は凸部が挟持片の溝内又は平面内に形成される場
合は、片持ブレードのプランジャーに対する固定がより
強固になされ、位置決めもより正確になされ、片持ブレ
ードのプランジャーに対する上下のぶれや抜け出しもよ
り確実に防止される。
【0053】本発明において、筒状操作部材がプランジ
ャーに螺合するナットであり、該ナットを回動させるつ
まみがジグソー、レシプロソー等のフレームに回動可能
に取り付けられ、該つまみとナットとがセレーション状
溝を介して繋がれた場合は、片持ブレードの着脱をつま
みの操作で行うことになるので、片持ブレードの着脱操
作をより簡易になしえ、かつより安全になしうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るソーの片持ブレード保持装置の締
付け状態における縦断面図である。
【図2】上記片持ブレード保持装置の解放状態における
縦断面図である。
【図3】締付け状態にある片持ブレード保持装置を図1
における断面と直交した断面で示す縦断面図である。
【図4】図1中A−A線断面図である。
【図5】図1中B−B線断面図である。
【図6】図1中C−C線断面図である。
【図7】片持ブレード保持装置の他の実施例の縦断面図
である。
【図8】図7における断面と直交した断面で示す縦断面
図である。
【図9】図7中A−A線断面図である。
【図10】図7中B−B線断面図である。
【図11】図7中C−C線断面図である。
【図12】片持ブレード保持装置の他の実施例の縦断面
図である。
【図13】図12における断面と直交した断面で示す縦
断面図である。
【図14】図12中A−A線断面図である。
【図15】図12中B−B線断面図である。
【図16】図12中C−C線断面図である。
【図17】片持ブレード保持装置の他の実施例の縦断面
図である。
【図18】図17における断面と直交した断面で示す縦
断面図である。
【図19】図17中A−A線断面図である。
【図20】図17中B−B線断面図である。
【図21】図17中C−C線断面図である。
【図22】片持ブレード保持装置の他の実施例の縦断面
図である。
【図23】図22における断面と直交した断面で示す縦
断面図である。
【図24】図22中A−A線断面図である。
【図25】図22中B−B線断面図である。
【図26】図22中C−C線断面図である。
【図27】ソーの片持ブレード駆動部の縦断面図であ
る。
【図28】図27中片持ブレード保持装置の箇所の正面
図である。
【図29】ソーの片持ブレード駆動部の平面図である。
【図30】図27中A−A線断面図である。
【図31】従来の片持ブレード保持装置の部分切欠図で
ある。
【符号の説明】
6…プランジャー 7…片持ブレード 7a…板状端部 8,9…一対の挟持片 8a,9a…平面 8b,9b…溝 10…筒状操作部材 11,12,13,14,37…斜面 20,25…凸部 21,24…凹部 42…つまみ 43…フレーム 10a,46a…セレーション状の溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 往復動するプランジャーの先端部の空洞
    内に、片持ブレードの板状端部を挟持する一対の挟持片
    が挿入され、上記プランジャーの先端部には、該プラン
    ジャーの先端部及び上記一対の挟持片を囲む筒状操作部
    材がプランジャー上を進退しうるよう装着され、上記一
    対の挟持片と上記筒状操作部材又は上記プランジャーと
    には、上記筒状操作部材の進退に伴い相互に滑って上記
    一対の挟持片を上記片持ブレードの板状端部に接離せし
    める斜面が夫々形成されたことを特徴とするソーの片持
    ブレード保持装置。
  2. 【請求項2】 上記片持ブレードの板状端部には凸部又
    は凹部が形成され、該凸部又は凹部と係合する凹部又は
    凸部が上記挟持片の溝内又は平面内に形成されたことを
    特徴とする請求項1のソーの片持ブレード保持装置。
  3. 【請求項3】 上記筒状操作部材が上記プランジャーに
    螺合するナットであり、該ナットを回動させるつまみが
    ソーのフレームに回動可能に取り付けられ、該つまみと
    上記ナットとがセレーション状の溝を介して繋がれてい
    ることを特徴とする請求項1のソーの片持ブレード保持
    装置。
JP21569294A 1994-09-09 1994-09-09 ソーの片持ブレード保持装置 Pending JPH0871842A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21569294A JPH0871842A (ja) 1994-09-09 1994-09-09 ソーの片持ブレード保持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21569294A JPH0871842A (ja) 1994-09-09 1994-09-09 ソーの片持ブレード保持装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0871842A true JPH0871842A (ja) 1996-03-19

Family

ID=16676580

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21569294A Pending JPH0871842A (ja) 1994-09-09 1994-09-09 ソーの片持ブレード保持装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0871842A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2700465A1 (en) * 2012-08-22 2014-02-26 Makita Corporation Reciprocating saw

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2700465A1 (en) * 2012-08-22 2014-02-26 Makita Corporation Reciprocating saw
JP2014039979A (ja) * 2012-08-22 2014-03-06 Makita Corp レシプロソー
CN103624326A (zh) * 2012-08-22 2014-03-12 株式会社牧田 往复锯
US9205502B2 (en) 2012-08-22 2015-12-08 Makita Corporation Reciprocating saw

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4294013A (en) Portable hacksaw
KR100489285B1 (ko) 클램핑장치를구비하는절삭공구
KR102037521B1 (ko) 원터치로 연마패드의 탈부착이 가능한 그라인더 홀더
JPH0355244B2 (ja)
JP4331439B2 (ja) 突切り及び溝削り作業用の切削工具
JP2710565B2 (ja) 切断工具
CA2241166C (en) Self-adjusting clamping device
KR100643216B1 (ko) 클램핑 도구 홀더
JPH0553563B2 (ja)
JPS6099537A (ja) クランプ装置
CN102271850A (zh) 具有锯条座的竖锯
US7520690B2 (en) Part positioner and part pressing member
US6058824A (en) Cutter holder for accommodating wedge-shaped microtome cutters
JPH0871842A (ja) ソーの片持ブレード保持装置
US2920668A (en) Hacksaw
JP2004025332A (ja) 工作機械におけるワークの位置決め装置
US6718849B2 (en) Clamping device for manually guided electric tools
US5992283A (en) Saw blade mounting structure for curve sawing machines that allows buffer play
US20050166405A1 (en) Cutting tool
US2139147A (en) Saw blade supporting and clamping device
KR20210101783A (ko) 단조용 절단기구
EP0587498A1 (fr) Scie sauteuse à moyens de fixation rapide de lame
CN219542413U (zh) 一种钢材切割夹具
JP2003225871A (ja) バイス
CN220698407U (zh) 一种水平可调的压板机构